JP3086141B2 - 弾性部材の揺動接着方法 - Google Patents

弾性部材の揺動接着方法

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JP3086141B2
JP3086141B2 JP06276818A JP27681894A JP3086141B2 JP 3086141 B2 JP3086141 B2 JP 3086141B2 JP 06276818 A JP06276818 A JP 06276818A JP 27681894 A JP27681894 A JP 27681894A JP 3086141 B2 JP3086141 B2 JP 3086141B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幼児用、大人用、失禁
者用として用いられる吸収性物品、例えば、使い捨てお
むつの製造に好適な弾性部材の揺動接着方法に関するも
のであり、詳しくは、所望の弾性部材の曲線形状を確実
に得ることができ、弾性部材を伸縮可能な状態でシート
部材に固定する弾性部材の揺動接着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の吸収性物品においては、弾性部材
が曲線状に且つ伸縮可能に固定されたものが市場に出回
っている。かかる吸収性物品は、着用者の体型に合致す
るシャーリング効果が得られ、フィット性及び漏れ防止
性能が向上されたものとなっている。このような吸収性
物品の製造方法としては、特開昭57−77304号公
報における「おしめブリーフおよびその製造方法」、特
開昭57−117602号公報における「おしめブリー
フの製造方法」、特開昭58−174602号公報にお
ける「弾性部材を動いているウエブに固定する方法及び
装置」、特開昭60−45602号公報における「カバ
ー付きおむつ並びにその製造方法及び製造装置」等が知
られており、これらには、弾性部材を曲線状に伸縮可能
な状態で接着する方法(以下、弾性部材の揺動接着方法
と言う)が記載されている。また、特開平3−3320
1号公報における「使い捨てブリーフの製造方法」に
も、弾性部材の揺動接着方法について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開昭57−117602号に示されるような弾性部材
の揺動接着方法においては、揺動するガイドの手前で弾
性部材に接着剤を塗工するために、揺動ガイドに接着剤
が付着成長し、弾性部材に塗工した接着剤を掻き取って
弾性部材の接着強度を低下させるばかりか、接着剤の間
欠塗工が完全に行いにくく、揺動ガイドの掃除やメンテ
ナンスを頻繁に行わなければならないといった欠点があ
る。これに対して接着剤を吐出するノズルを揺動ガイド
として用いることも考えられるが、この場合、揺動部の
重量は供給経路やノズルアッセンブリを合わせるとかな
り重くなってしまい、揺動機構に対する負荷がかかり、
加工速度を低下させる原因となってしまうために現実的
な方法ではなかった。
【0004】また、特開平3−33201号公報におけ
る使い捨てブリーフの製造方法によれば、接着剤はシー
ト部材に塗工するものの、接着剤塗工面に直接ロールが
触れる工程があるので、接着剤の脱落が起こり易く、ロ
ールに接着剤が付着成長し、弾性部材の切れやシート部
材の破れを発生させてしまうという問題がある。
【0005】従って、本発明の目的は、弾性部材を曲線
形状にかつ伸縮可能な状態で連続シートに接合する方法
において、所望の弾性部材の曲線形状を確実に得ること
のできる高速生産に対応した製造方法、特に、使い捨て
吸収性物品の製造に際し、弾性部材を接着剤によって連
続するウエブ上に固定するのに適した弾性部材の揺動接
着方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾性部材を接
着剤によって連続するウエブ上に固定する方法におい
て、連続する第1ウエブ及び連続する第2ウエブの互い
に接合される面の一方又は双方に接着剤を塗工し、接着
剤の塗工された上記第1ウエブ及び/又は上記第2ウエ
ブを、該接着剤の塗工面を他の部材に接触させずにニッ
プロールに供給すると共に、少なくともひとつの連続す
る弾性部材を強制的に延伸させ、延伸させた弾性部材
を、上記ニップロールの手前において上記第1ウエブ及
び上記第2ウエブの進行方向と直交する方向に揺動ガイ
ドで往復運動させることにより揺動させながら、上記第
1ウエブ及び上記第2ウエブ間に供給し、上記ニップロ
ールにより上記弾性部材、上記第1ウエブ及び上記第2
ウエブを加圧し、上記弾性部材を上記第1ウエブ及び上
記第2ウエブ間に接着固定することを特徴とする弾性部
材の揺動接着方法を提供することにより上記目的を達成
したものである。また、請求項7に示される吸収性物品
の製造方法により、上記目的を達成しつつ好適に吸収性
物品を製造することができる。
【0007】ところで、弾性部材の揺動接着方法におけ
る問題点は、如何に伸長状態の弾性部材をシート部材に
対して揺動形状に接着保持させるか、というところにあ
る。シート部材に弾性部材を曲線形状に接着した場合に
は、弾性部材が直線形状に戻ろうとする伸縮応力が働
き、この伸縮応力に逆らって弾性部材を保持する保持力
が、シート部材に必要とされる。弾性部材揺動形状の保
持力を発現する要因としては、素材関係及び製造装置が
あり、素材については、接着剤の素材や塗工量、シート
部材の材質、弾性部材の材質が挙げられ、装置について
は、本出願人による特開平6−70958号公報に弾性
部材の揺動接着に関する記載はあるものの、詳細な技術
(装置)を開示したものではなかった。本発明は、弾性
部材の揺動接着形状におけるシート部材の保持力を効率
的に生み出す方法をも提供するものであり、併せて本発
明方法を好適に行い得る装置についても説明する。
【0008】
【作用】本発明によれば、任意の曲線形状を有する伸縮
可能な弾性部材を確実に連続ウエブに固定でき、塗工す
る接着剤の脱落を生じさせず且つ接着剤の付着成長させ
ないと共に、揺動ガイドの負荷を抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の弾性部材の揺動接着方法の一
実施例を、吸収性物品の製造方法に用いた場合の実施態
様と共に図面を参照して説明する。図1は、本発明方法
の実施例による弾性部材の揺動接着装置の斜視図、図2
は、本実施例のニップロール周辺の拡大側面図、図3
は、本発明方法により製造された使い捨てフラット型お
むつの一部切り欠き平面図、図4は、本発明方法により
製造された別の使い捨てフラット型おむつの一部切り欠
き平面図、図5は、本発明方法により製造された別の使
い捨てパンツ型おむつの一部切り欠き展開平面図であ
る。
【0010】第1ウエブロール1は、図1に示される
ように、繰り出し手段(図示せず)により巻きだされ、
連続する第1ウエブ1’がニップロール19へと供給さ
れる。繰り出し手段としては、軸駆動や表面駆動など、
公知公用ものを利用することができる。また、ニップロ
ール19に到る迄の経路が長い場合には、フィードロー
ル手段を配置することが好ましい。
【0011】第2ウエブロール2は、図1に示される
ように、繰り出し手段(図示せず)により巻きだされ、
連続する第2ウエブ2’がニップロール19へと供給さ
れる。途中の過程においてホットメルト型接着剤塗工装
置20によりホットメルト型接着剤4が、第2ウエブ
2’の第1連続ウエブ1’と向かい合う面に塗工され
る。ホットメルト型接着剤4は、第2ウエブ2’の略全
幅にわたって連続的に塗工されているが、弾性部材の伸
縮物性が必要とされる個所にのみ適切な装置・方法によ
って塗工されることはいうまでもない。また、弾性部材
を導入する際に、特定の箇所を非接着として弾性部材を
弛緩させることによって、弾性部材が固定される特定の
部位の伸長率コントロールを行うこともできる。
【0012】本実施例においては接着剤としてホットメ
ルト型接着剤4を使用しているが、ホットメルト型接着
剤塗工装置20は、ホットメルト型接着剤4の吐出口に
対向してバックアップロール21を備える。バックアッ
プロール21は、冷却されたロールであって、仮にロー
ル表面にホットメルト型接着剤4が付着しても容易に剥
がして落とせる非粘着処理が施されていることが好まし
い。ロール表面の非粘着処理としては、ロールの地金に
非粘着性のシリコンライニングを施したり、表面をフッ
素加工することが一般的である。バックアップロール2
1の冷却処理によってホットメルト型接着剤4が第2ウ
エブ2’の表面ににじみ出してくるのを抑えることがで
きる。過度の冷却はホットメルト型接着剤4の凝固を促
進させ弾性部材が導入される迄に冷えて固まってしまう
ため、装置設計の際には、冷却時間や冷却速度等を考慮
しなくてはならない。
【0013】ホットメルト型接着剤塗工装置20として
は、スパイラルスプレー、スロットコート、マルチビー
ド、カーテンスプレー、グラビアコート及びスクリーン
コート等公知の種々のものを利用することができ、ま
た、ホットメルト型接着剤4の間欠パターン塗工方法と
しては、スクリーンコート、グラビアコート、メカニカ
ルバルブ等により機械的に制御する方法や、ガンモジュ
ールにソレノイドバルブをつなぎ、塗布位置をコントロ
ーラで制御する方法が一般的である。
【0014】弾性部材原反3,3より繰り出し手段1
0によって一対の第1及び第2弾性部材3’,3’が繰
り出され、第1フィードロール11を通って分線器12
により第1及び第2弾性部材3’,3’がそれぞれ3本
づつの糸状ゴムに分線される。分線された第1及び第2
弾性部材3’,3’は、第2フィードロール13、供給
ロール14を経て、それぞれ第1及び第2揺動ガイド1
7,17へと供給される。
【0015】本実施例においては、分線器12の前後の
第1フィードロール11と第2フィードロール13との
間に速度差が与えられ、第1及び第2弾性部材3’,
3’が、第1フィードロール11と第2フィードロール
13との間で伸長されており、第2フィードロール13
は第1フィードロール11に対し、1.5倍以上の速さ
で回転していることが好ましい。
【0016】弾性部材3’として、いわゆる3エンドと
呼ばれる3本に分線可能な天然ゴムの巻きものを2つ使
用しているが、分線不要なものであっても、箱振り品で
あってもよく、6エンドの巻きもの1つで代用すること
も可能である。ただし、第1弾性部材3’と第2弾性部
材3’の接着される距離が等しく且つそれぞれの伸長率
が異なるものにしたい場合や、第1弾性部材3’と第2
弾性部材3’の接着される距離が異なり且つそれぞれの
伸長率が同一のものにしたい場合などは、2つの原反
(巻きもの)を用意するのが好ましい。弾性部材3’の
素材としては、糸状ゴム、平ゴム、リボン状の弾性体、
熱収縮素材、吸水収縮性繊維など、それぞれ伸縮自在の
弾性を有するものを使用できる。
【0017】繰り出し手段10、第1フィードロール1
1及び第2フィードロール13は、弾性部材3’の安定
した伸長率を確保するために必要であり、また、弾性部
材の揺動接着時における伸長率分布の操作については、
弾性部材の揺動形状に対応して、繰り出し手段10、第
1フィードロール11及び第2フィードロール13の変
速操作により自在に行うことができる。
【0018】第1及び第2弾性部材3’,3’は、揺
動部15における第1及び第2揺動ガイド17,17そ
れぞれのガイド穴18,18・・を通ってニップロール
19へと供給される。第1及び第2揺動ガイド17,1
7は、リニアブッシュ23により円筒シャフト22上で
摺動可能となり、揺動手段16(図には一方のみを示
す)により駆動されて第1及び第2ウエブ1’,2’の
進行方向に対してほぼ垂直の方向に往復運動させられ
る。円筒シャフト22は、揺動ガイド17が回転しない
ように2本並列に設けられる。
【0019】本実施例においては、揺動手段16はクラ
ンクピストン機構であり、クランク機構の駆動には、位
置制御モーターが取り付けられている。カム、リンク、
クランク及びボールネジその他の機構や、位置制御モー
ターによる駆動のアセンブル等公知公用のものを利用す
ることができ、これらの機構を用いた揺動手段に応じた
方法で弾性部材3’の任意の揺動形状を形成させる。手
順としては、任意の揺動形状の設計→揺動機構の選択・
検討→揺動機構に関する設計計算→揺動軌跡と揺動形状
の修正→装置設計製作といった具合に進められる。揺動
形状の設計と揺動ガイドの重量(負荷)が決定されれ
ば、高速加工のための揺動機構は絞られてくるが、形状
と軌跡の修正検討に関して何回かの試行錯誤が必要とさ
れる。
【0020】一対のニップロール19,19におい
て、第1ウエブ1’、第2ウエブ2’及びそれらの間で
揺動された第1及び第2弾性部材3’,3’が同時に重
ねられ加圧されて、ホットメルト型接着剤4により一体
化されて複合連続ウエブ5が構成される。一対のニップ
ロール19,19は、加圧手段(図示せず)を有し、ど
ちらか一方に駆動がかけられるのが好ましく、一方が固
定ロールで他方が加圧ロールであっても良く、両方が加
圧ロールであっても良く、一方が大径のドラムで他方が
加圧ロールであっても良い。加圧手段としては公知のも
のを利用することができ、油圧その他液圧、空気圧その
他の気圧、発条圧などを利用する。また、加圧手段を用
いない場合には、ロール間の距離を挿入される材料の厚
みの合計分よりも狭くすることにより、加圧効果を得る
こともできる。加圧時の圧力は、ホットメルト型接着剤
の素材や塗工坪量、接着するべきシートの素材、弾性部
材の素材等と並んで、弾性部材の接着保持力を決定する
要因となる。
【0021】ここで重要なことは、揺動ガイド17,1
7のガイド穴18,18・・の大きさや形状によって、
揺動形状が大きく変わってしまうことにある。弾性部材
3’,3’は基本的に伸張状態で揺動ガイド17,17
のガイド穴18,18・・を通過する。弾性部材3’,
3’の断面形状は円形,四角形,六角形等様々なものが
あり、一般に伸張状態にあると弾性部材の断面積は減少
する。弾性部材3’,3’が所望の伸張状態にある時点
での断面形状がガイド穴18,18・・の形状とぴった
り一致すること、即ち、弾性部材3’,3’がガイド穴
18,18・・内で移動してしまうような隙間が最小限
となるようにガイド穴18,18・・が設計されること
が好ましく、この場合、ガイド穴18,18・・内での
いわゆる「あそび」による弾性部材3’,3’の曲線形
状の減衰を防止することができる。
【0022】しかしながら、弾性部材3’,3’を揺動
させる際には、弾性部材3’,3’の伸張率は必ずしも
一定とならない場合が多く、断面形状を一定の大きさに
保つことは困難であり、ガイド穴18,18・・の大き
さや形状の決定にあたっては、ガイド穴18,18・・
部分で過度の抵抗がかからないように、弾性部材3’,
3’の低い伸張状態での断面形状が基本条件となり、ま
た、弾性部材3’,3’を継ぎ足して使用する際の継ぎ
部分がガイド穴18,18・・を通過可能であることも
必要な条件となる。従って、実際には上記の条件を満た
した上で、ガイド穴18,18・・をできる限り小さく
設計するのが好ましい。
【0023】もうひとつ重要なことは、弾性部材3’,
3’の揺動形状は、揺動ガイド17,17上の弾性部材
3’,3’が解放される位置からニップロール19ま
で、厳密には、図2における実線により示されるよう
に、ガイド穴18,18・・の先端(以下、「揺動位
置」と言う)から一方のニップロール19と他方のニッ
プロール19との接点(以下、「ニップ点」と言う)ま
での距離Lによって揺動形状は大きく変わってしまうこ
とである。このニップ点において弾性部材3’,3’
は、第1及び第2ウエブ1’,2’に対して接着保持さ
れる。即ち、複合連続ウエブ5を製造する場合、弾性部
材3’,3’は剛体ではなく伸縮自在の柔軟であるため
に、揺動ガイド17,17の往復運動のストロークに対
して減衰をおこしてしまい、この結果として弾性部材
3’,3’の揺動形状が変化してしまう。
【0024】この減衰は、上述の揺動位置からニップ点
までの距離L(以下、「導入距離」と言う)が大きけれ
ば大きいほど大きくなり、弾性部材3’,3’の揺動形
状は設計した揺動軌跡に一致しなくなる。従って、導入
距離Lは0であることが最も好ましいが、導入距離Lを
0とした場合には弾性部材3’,3’の切れが頻繁に発
生したり、揺動ガイド17,17が第1及び第2ウエブ
1’,2’に接触し、接着剤が揺動ガイド17,17に
付着してしまったり、第1及び第2ウエブ1’,2’が
破れたりしてしまう。更に、ニップロール19は加圧手
段を有し、その剛性を保つためにニップロール19の径
を数mmとすることはできないため、ある程度の大きさ
の径を有する一対のニップロール19,19間のニップ
点に、揺動ガイド17,17の揺動位置を間隔を空けず
(導入距離L=0)に配置することは極めて困難であ
る。そこで、実際にはガイド穴18,18・・は上述の
問題の起こらない程度に可能な限り接近させた距離関
係、即ち、導入距離Lにおいて50mm以内であること
が好ましい。
【0025】また、図2における破線により示されるよ
うに、第1ウエブ1’又は第2ウエブ2’の表面摩擦力
を利用して(ホットメルト型接着剤4等により表面摩擦
力を向上させることもできる)、第1ウエブ1’又は第
2ウエブ2’上に弾性部材3’,3’を接触させて弾性
部材3’,3’の第1ウエブ1’又は第2ウエブ2’上
での幅方向の転がりを抑えて弾性部材3’,3’の曲線
形状の減衰を抑え、その後に、この仮保持の状態でニッ
プ点まで搬送することは有効である。以上の方法による
減衰の起こりにくい位置、即ち、上記弾性部材が上記ニ
ップロール上の上記第1ウエブ及び/又は上記第2ウエ
ブに到達する位置から揺動位置までの距離L’(これも
「導入距離」と呼ぶ)も導入距離L同様に、好ましくは
50mm以内である。
【0026】このような、弾性部材3’,3’の曲線形
状の減衰に対して、導入距離L,L’から減衰度合いを
計算によって求め、ガイド穴18,18・・形状におけ
る「あそび」の検討を加え、前述の揺動機構・揺動軌跡
の設計にフィードバックすることは、所望の揺動形状を
得る上で、装置の開発期間の短縮化及び経費削減に関し
特に有効である。
【0027】さらに重要なことは、隣り合う弾性部材の
間隔が小さすぎると、シート部材(ウエブ)に対する弾
性部材の接着保持力が低下してしまうことである。本実
施例によれば、第1及び第2弾性部材3’,3’はそれ
ぞれ3本の弾性部材で構成されている。弾性部材3’,
3’の接着保持力は、1本の弾性部材3’の両側でホッ
トメルト型接着剤4により第1ウエブ1’と第2ウエブ
2’が貼り合わされているかどうかに影響されることが
わかった。3本の隣り合う弾性部材3’,3’・・の間
隔が小さいと、弾性部材3’,3’・・の両側を第1ウ
エブ1’と第2ウエブ2’とで固定することができず
に、弾性部材3’,3’・・の接着保持力が低下してし
まう。従って、1本1本の弾性部材3’,3’・・の間
隔をある程度広く保つようにガイド穴18,18・・の
間隔が決定される。
【0028】弾性部材3’,3’の素材としては、揺動
ガイド17,17の往復運動に対して切れを起こさない
ものが用いられるが、揺動ガイド17,17のガイド穴
18,18・・はできるだけ摩擦抵抗を抑えた設計とす
べきであり、滑らかな表面仕上げが施されたものや摩擦
係数の小さな部材が用いられる。第1ウエブ1’として
は、シート状の部材であれば良く、好ましくは、フィル
ム、織布、不織布、多孔性フィルム及びラミネートフィ
ルム等が用いられ、第2ウエブ2’としても、第1ウエ
ブ1’と同様のものが用いられる。接着剤としては、基
本的にベースポリマー、粘着付与剤、軟化剤からなるも
のを使用し、ホットメルト型接着剤に限らず、コールド
クルー、溶剤系及びその他の接着剤を利用することがで
きる。上記ホットメルト型接着剤4としては、公知のも
のを利用することができ、ゴム系及びオレフィン系のベ
ースポリマーを用いたものが一般的である。
【0029】図3に本発明方法を用いた製造された吸収
性物品の一実施例であるフラット型使い捨ておむつ10
1を示す。本実施例のフラット型使い捨ておむつ101
は、吸収体部分103と外層部分102とにより構成さ
れている。吸収体部分103は、液透過性の表面シート
104と排泄物を収容保持し得るいわゆる砂時計型の吸
収体105であり、吸収体105が表面シート104に
包まれた状態で構成されている。吸収体部分103に
は、使い捨ておむつ101の平面に対して立体的に起立
可能な立体ギャザー(図示せず)が、おむつの縦中心線
112の両側に対称形に少なくとも1つづつ取り付けら
れていることが好ましい。表面シート104としては、
織布、不織布及び多孔性フィルム等が用いられる。吸収
体105は、解繊パルプを主材とし、高分子吸水ポリマ
ーを併用したものが好ましい。また、ポリマー漏れを抑
えるために、これらの周りは台紙で覆われている。
【0030】請求項1乃至6に記載された本発明方法に
より製造される外層部分102は、液不透過性のバック
シート106、肌触りの良いトップシート107、レッ
グギャザー108A,108B、ウエストギャザー10
9、締結用テープ110及びウエストシート111を有
する。ウエストシート111は、吸収体の端部を覆い隠
すために設けられている。外層部分102は、トップシ
ート107とバックシート106とレッグギャザー10
8A、108Bとが複合部材として一体化されている。
即ち、この複合部材が本発明方法によるものであり、第
1ウエブ=トップシート107、第2ウエブ=バックシ
ート106、第1弾性部材=レッグギャザー108A、
第2弾性部材=レッグギャザー108Bにそれぞれ相当
する。
【0031】レッグギャザー108A,108Bは、そ
の伸縮物性が必要とされる個所のみにホットメルト型接
着剤により接着されている。複合部材は使い捨ておむつ
の縦中心線112の方向にトップシート107、バック
シート106及びレッグギャザー108A,108B等
の部材が流れることにより加工されている。レッグギャ
ザー108A,108B(弾性部材)は、連続的に供給
されるが、使い捨ておむつ101が連続するウエブの状
態から個々の使い捨ておむつ101に分断される際に、
非接着の領域で分断されて該領域において弛緩し、必要
な領域のみが伸縮可能な状態で接着固定される。レッグ
ギャザー108A,108Bが、使い捨ておむつ101
の縦中心線112に対して対称形に取り付けられるの
は、左右の脚周りに対して密着して、左右均等な締め付
け力を発現させるためである。そして、この複合部材に
対して、不要部分を切断したり追加的にいくつかの要素
を取り付けることにより外層部分102が形成され、該
外層部分102に対し、別工程で形成された吸収体部分
103が接合されて、使い捨ておむつ101が得られ
る。
【0032】レッグギャザー108A,108B及びウ
エストギャザー109としては、前出の第1及び第2弾
性部材3’,3’と同様なものが用いられる。トップシ
ート107、バックシート106及びウエストシート1
11としては、織布、不織布及びフィルム等が用いられ
る。締結用テープ110は、一般に使い捨ておむつの着
用者における背側部分の両側に取り付けられ、着用の際
に腹側に接着することにより着用させるものであって、
基材に紙、セロファン、アセテートフィルム、布、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト及び不織布等の素材を用い、この基材に粘着剤を組み
合わせたものが使われる。
【0033】図4に、同じく本発明方法を用いて製造さ
れた吸収性物品の他の実施例を示す。使用される素材に
ついては、前出のものと同じであるので詳細な説明を省
略する。本実施例のフラット型使い捨ておむつ121
は、液透過性のトップシート122、液不透過性のバッ
クシート123、その間に配置された吸収体124、レ
ッグギャザー125A,125B及びウエストギャザー
126を有しており、レッグギャザー125A,125
Bとしてテープ状の弾性部材を、使い捨ておむつ121
の縦中心線128に対して対称形に配置してある。
【0034】本発明方法によって製造される使い捨てお
むつ121は、第1ウエブ=トップシート122、第2
ウエブ=バックシート123、第1弾性部材=レッグギ
ャザー125A、第2弾性部材=レッグギャザー125
Bにそれぞれ相当し、吸収体124がトップシート12
2とバックシート123が貼り合わされる時点で間欠的
に供給され接着固定される。本実施例においては、トッ
プシート122とバックシート123それぞれにホット
メルト型接着剤を塗工して吸収体124の固定化を図る
ことが好ましい。
【0035】図5に、同じく本発明方法を用いて製造さ
れた吸収性物品の他の実施例であるパンツ型おむつ14
1を示す。図5においてパンツ型おむつ141は、サイ
ドの接合部分を裂いて展開した状態の展開平面図として
示されている。本実施例のパンツ型おむつ141は、背
側部150、股下部151及び腹側部152を有し、二
つ折り仮想線153においてトップシート144が内側
となるように2つ折りに畳まれ、シール部154Aと1
55A,154Bと155Bとが接合されることによっ
て、パンツ型の形状を呈する。胴回りギャザー147,
148はパンツ型おむつ141のズレ落ち防止、フィッ
ト性向上の目的で設けられている。
【0036】パンツ型おむつ141は、吸収体143、
トップシート144、バックシート145、レッグギャ
ザー146A,146B、胴周りギャザー147,14
8及びウエストギャザー149を有する。股下部151
におけるトップシート144とバックシート145は、
凹欠部157,157を形成するように切り取られてい
る。トップシート144は、バックシート145に対し
て縦方向に長く形成されており、ウエストギャザー14
9は、長く形成されたトップシート144の延出部分を
内側に折り返すことにより固定されている。
【0037】パンツ型おむつ141について、請求項1
の記載と照らし合わせてみると、トップシート144=
第1ウエブ、バックシート145=第2ウエブ、レッグ
ギャザー146A=第1弾性部材、レッグギャザー14
6B=第2弾性部材であり、さらに第3弾性部材として
胴回りギャザー147がトップシート144とバックシ
ート145との間に揺動接着され、また、トップシート
144とバックシート145が接合される前に吸収体1
43が介装される。第3弾性部材としての胴回りギャザ
ー147を図示されたように揺動することは、ズレ落ち
防止を図る上で一層効果的である。
【0038】レッグギャザー146Aは腹側部152か
ら股下部151にかけて、レッグギャザー146Bは背
側部150から股下部151にかけて配置されている。
レッグギャザー146A,146Bは、パンツ型おむつ
141の縦中心線156に対して対称形に配置されてお
り、股下部151において一部互いに平行に配置されて
いる。本実施例においては、トップシート144、バッ
クシート145、レッグギャザー146A,146B、
胴周りギャザー147,148及びウエストギャザー1
49が横中心線153方向に連続して流され、吸収体1
43が介装され、横方向中心線153においてトップシ
ート144が内側となるように2つに折り畳まれ、シー
ル部154Aと155A,154Bと155Bがシール
され、該シール部の中央にて個々に切断されて製造され
る。このように、本発明方法により様々な揺動形状を有
する任意の吸収性物品を製造することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明方法による弾性部材の揺動接着方
法によれば、 塗工する接着剤の脱落等による接着ミスを起こさず
に、任意の弾性部材の揺動形状を容易に得ることができ
る。 弾性部材及びウエブは連続するものであるので、連続
生産が可能である。 揺動ガイドの負荷を抑えることによって高速生産に対
応でき、確実な揺動形状を得ることができる。 接着剤の付着成長箇所がないために、弾性部材の揺動
接着装置のメンテナンスの頻度が少ない。このような利
点により、製造設備の高速化、稼働率向上、不良率の低
減に関して極めて有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例による弾性部材の揺動接着
装置の斜視図である。
【図2】本実施例のニップロール周辺の拡大側面図であ
る。
【図3】本発明方法により製造された、一実施例である
使い捨てフラット型おむつの一部切り欠き平面図であ
る。
【図4】本発明方法により製造された、別の実施例であ
る使い捨てフラット型おむつの一部切り欠き平面図であ
る。
【図5】本発明方法により製造された、別の実施例であ
る使い捨てパンツ型おむつの一部切り欠き展開平面図で
ある。
【符号の説明】
1’ 第1ウエブ 2’ 第2ウエブ 3’ 弾性部材 4 ホットメルト型接着剤 15 揺動部 16 揺動機構 17 揺動ガイド 18 ガイド穴 19 ニップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 25/10 B32B 31/10 31/08 A41B 13/02 T 31/10 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 A61F 5/44 A61F 13/15

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材を接着剤によって連続するウエ
    ブ上に固定する方法において、 連続する第1ウエブ及び連続する第2ウエブの互いに接
    合される面の一方又は双方に接着剤を塗工し、 接着剤の塗工された上記第1ウエブ及び/又は上記第2
    ウエブを、該接着剤の塗工面を他の部材に接触させずに
    ニップロールに供給すると共に、 少なくともひとつの連続する弾性部材を強制的に延伸さ
    せ、 延伸させた弾性部材を、上記ニップロールの手前におい
    て上記第1ウエブ及び上記第2ウエブの進行方向と直交
    する方向に揺動ガイドで往復運動させることにより揺動
    させながら、上記第1ウエブ及び上記第2ウエブ間に供
    給し、 上記ニップロールにより上記弾性部材、上記第1ウエブ
    及び上記第2ウエブを加圧し、上記弾性部材を上記第1
    ウエブ及び上記第2ウエブ間に接着固定することを特徴
    とする弾性部材の揺動接着方法。
  2. 【請求項2】 上記揺動ガイドにおける上記弾性部材の
    揺動位置から、上記弾性部材が上記ニップロール上の上
    記第1ウエブ及び/又は上記第2ウエブに到達する位置
    までの距離が50mm以内である、請求項1に記載の弾
    性部材の揺動接着方法。
  3. 【請求項3】 上記弾性部材が、一対の第1弾性部材及
    び第2弾性部材により構成されている、請求項1又は2
    に記載の弾性部材の揺動接着方法。
  4. 【請求項4】 上記弾性部材が、複数本の糸状ゴムであ
    る、請求項1乃至3の何れかに記載の弾性部材の揺動接
    着方法。
  5. 【請求項5】 上記第1ウエブ及び上記第2ウエブは、
    不織布及び/又はフィルムである、請求項1乃至4の何
    れかに記載の弾性部材の揺動接着方法。
  6. 【請求項6】 上記ニップロールが、一対のロールであ
    り、一対の該ロール間に加圧手段を有している、請求項
    1乃至5の何れかに記載の弾性部材の揺動接着方法。
  7. 【請求項7】 液透過性のトップシートと、液不透過性
    のバックシートと、該両シート間に介在する吸収体とを
    具備し、弾性部材を配置固定した吸収性物品を製造する
    に際し、請求項1乃至6の何れかに記載の弾性部材の揺
    動接着方法を用いることを特徴とする吸収性物品の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 上記弾性部材が、一対の第1弾性部材及
    び第2弾性部材により構成され、それぞれに対応する第
    1揺動ガイド及び第2揺動ガイドが配置されている、請
    求項7に記載の吸収性物品の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記第1弾性部材と上記第2弾性部材が
    吸収性物品の縦中心線に対して対称形とされることを特
    徴とする、請求項8に記載の吸収性物品の製造方法。
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