JP3086129B2 - 映像信号の記録再生方法および装置 - Google Patents

映像信号の記録再生方法および装置

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JP3086129B2 JP06127802A JP12780294A JP3086129B2 JP 3086129 B2 JP3086129 B2 JP 3086129B2 JP 06127802 A JP06127802 A JP 06127802A JP 12780294 A JP12780294 A JP 12780294A JP 3086129 B2 JP3086129 B2 JP 3086129B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号を記録媒体に
記録し再生するための映像信号の記録再生方法および装
置に関し、特に高品位テレビジョン方式の一種であるハ
イビジョン信号を衛星1チャンネルで放送するために開
発されたMUSE信号を記録媒体に記録し再生するため
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】MUSE(Multiple sub-Nyquist Sampl
ing Encoding)方式はハイビジョンの画質を損なうこと
なく比較的簡易な方法でベースバンド帯域を約8MHz
まで圧縮し、放送衛星1チャンネルでハイビジョン信号
を伝送するための帯域圧縮方式である。
【0003】MUSE方式では、エンコーダおよびデコ
ーダがともにディジタル信号処理回路で構成され、ハイ
ビジョン信号をディジタル信号に変換してサンプル点を
間引き、アナログ信号に変換してサンプル値アナログ伝
送で伝送している。
【0004】このため、デコーダ側では送られて来たア
ナログ信号を正しく再生するために再サンプルクロック
を正確に再生する必要があり、再サンプルクロックの位
相がわずかでもずれると、波形歪みが発生し、画面上に
リンギング妨害となって現れる。
【0005】そこで、MUSE方式では正確な位相を確
保するためにフレームパルスと水平同期信号とを用いて
いる。フレームパルスはフレーム毎に2ラインを用いて
互いに極性が反転して挿入されている垂直同期信号であ
る。映像信号はライン間の相関が高く、フレームパルス
と同一の反転波形が含まれる確率は非常に少なく、しか
も、それが数十フレーム連続することはないので、正確
にフレーム同期を取ることができる。
【0006】一方、水平同期信号は映像信号の50%レ
ベルを有し、ライン毎に反転する正極性の信号である。
負極性同期をとらなかったのは、同期信号レベルの分だ
けSN比を改善するためであり、ライン毎に反転するよ
うにしたのは、フレームパルスと同様に映像信号と区別
するためと、直流成分を打ち消して偶数次高調波歪みの
影響を避けるためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MUSE信
号を記録媒体に記録し、かつ再生する場合、再生のとき
に生じるジッタやスキューによる時間軸の補正をするこ
とが必要となる。これはMUSE信号がサブサンプリン
グによる圧縮を行っているため時間軸の変動に対する要
求が厳しく、それがデコードに支障をきたすためであ
る。
【0008】その役割を果たすのがTBC(Time Base
Colecter)回路で、このTBC回路を働かせるための同
期信号として前述した水平同期信号が用いられている。
基本的には、MUSE信号の正極の水平同期を、検出し
やすい負極の水平同期に置き換えたり、あるいは水平走
査期間を圧縮し、空いた位置に負極の水平同期を挿入す
るなどの方法が提案されている(例えば、特開平61-495
82号参照)。
【0009】しかし、前者の置き換えによる方法は1水
平走査期間の同期部分と映像部分とを切り離すため、両
部分の位置関係が崩れて元に戻らなくなるおそれがあ
る。また、後者の方法は記録するときの処理が複雑にな
り、1水平走査期間に対するジッタ量が増えて好ましく
ない。
【0010】また、一般に映像信号を画像メモリに記録
し再生する場合、映像信号中の水平同期信号に同期を合
わせて記録/再生を行うが、この場合の水平同期信号は
負極性同期信号に限られている。これは圧縮を行わない
ベースバンドの映像信号を前提としているためで、MU
SE方式の映像信号の場合は水平同期信号が正極性であ
るため画像メモリに直接記録することはできない。
【0011】そこで、MUSE信号を画像メモリに記録
する場合、信号自体を圧縮して空き部分を作り、そこに
負極の水平同期を挿入するようにしている。しかし、こ
の方法によると記録のときは時間圧縮を行って負極の水
平同期を挿入し、再生のときは時間伸長を行って負極の
水平同期を取り除く必要があるため、回路規模が大きな
ものになってしまい、回路の性能次第ではジッタを作り
出してしまうという不都合がある。
【0012】そこで、本発明は簡易な方法によって負極
の水平同期の挿入・削除を行い、映像信号の記録/再生
および質の良いデコードが可能な記録再生方法および装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による映像信号の
記録再生方法は、正極性の水平同期信号を有する映像信
号を記録媒体に記録する際は、一定の水平走査期間周期
で正極性の水平同期信号を負極性の信号に置き換えて記
録し、記録媒体に記録した映像信号を再生する際は、負
極性の信号を一定レベルの信号に置き換えるようにす
る。
【0014】また、本発明による映像信号の記録再生装
置は、負極性水平同期に合わせて映像信号の入出力を行
うインターフェースと、書込・読出手段と、画像メモリ
手段とを備え、インターフェースは、正極性の水平同期
を有する映像信号を記録再生する際に、記録時は正極性
水平同期をラインの定倍周期で負極性水平同期に置き換
えて書込・読出手段に入力を行い、再生時は書込・読出
手段の出力映像信号のうち記録時に置き換えた負極性水
平同期を一定レベルに置き換えて外部に出力する。
【0015】この場合、映像信号はハイビジョン信号を
帯域圧縮したMUSE信号であり、一定の水平走査期間
周期は3水平走査期間周期である。
【0016】
【作用】本発明による映像信号の記録再生方法および装
置は、MUSE信号のように正極性の水平同期信号を有
する映像信号を記録媒体に記録するときに、一定の水平
走査期間周期で正極性同期を負極性の信号に置き換えて
記録し、再生するときは置き換えた負極性の信号を一定
レベルの信号に置き換えて出力する。
【0017】これにより、映像信号の記録媒体への記録
再生は検出しやすい負極の水平同期信号によって行い、
再生時のデコードは負極性の信号に置き換えられずに残
っている本来の正極性の同期信号によって行う。
【0018】
【実施例】図1は、本発明による映像信号の記録再生方
法を説明するための信号波形図である。なお、以下の説
明では映像信号としてMUSE信号を例に説明する。同
図(a) に示す信号S1はMUSEベースバンド信号を概
略的に示しており、1水平走査期間(1H)に水平同期
信号HD、色差信号C、輝度信号Yがこれらの順に時分
割多重されている様子を示している。
【0019】水平同期信号HDはライン毎に反転する正
極性の信号であり、色差信号Cは輝度信号Yのブランキ
ング期間に 1/4 に時間圧縮されて多重され、奇数ライ
ンにR−Y信号、偶数ラインにB−Y信号が線順次に多
重された信号である。
【0020】同図(b) はMUSE信号S1を記録媒体に
記録するときに、3水平走査期間周期で正極性の水平同
期を負極性の水平同期に置き換えたMUSE記録信号S
2である。負極性の水平同期に置き換える周期を3水平
走査周期としたのはジッタの補正ができる最小単位は負
極性同期の間隔であり、これ以上間隔を空けると急激な
変動に対する補正ができなくなり、TBC回路が役目を
果たさなくなってしまうからである。
【0021】同図(c) は記録媒体に記録したMUSE記
録信号S2を再生する際に、置換した負極性同期の部分
を一定レベルの信号に置き換えたMUSE再生信号S3
である。これは、MUSEデコーダでは正極性の水平同
期検出でサンプリング位相誤差の補正を行っているため
で、負極性の同期部分を一定レベルにすることでMUS
Eデコーダに障害が生じないようにするためである。な
お、正極性の同期信号が3分の2は残っているので、M
USEデコーダでの同期処理に支障をきたすことはな
い。
【0022】図2は、MUSE信号S1に3水平走査期
間周期で正極性の水平同期を負極性の水平同期に置き換
えてMUSE記録信号S2を得るための変換手段の一例
を示すブロック図である。
【0023】この変換手段は負極性の水平同期信号HD
N を発生する負極性同期信号発生回路1、MUSE信号
S1または負極同期信号HDN のいずれか一方を選択し
て出力するスイッチ回路2、MUSE信号S1から正極
性の水平同期信号を検出する同期信号検出回路3、同期
信号検出回路3の検出結果をカウントする3進カウンタ
回路4からなる。
【0024】スイッチ回路2は常時はMUSE信号S1
を選択しており、3進カウンタ回路4から桁上げ信号が
発生したときのみ負極同期信号HDN を選択してMUS
E記録信号S2として出力する。
【0025】図3は、MUSE記録信号S2の負極性の
水平同期信号HDN を一定レベルの信号に置き換えてM
USE再生信号S3を得るための変換手段の一例を示す
ブロック図である。
【0026】この変換手段は一定レベルの信号SLを発
生する一定レベル発生回路5、MUSE記録信号S2ま
たは一定レベルの信号SLのいずれか一方を選択して出
力するスイッチ回路6、MUSE記録信号S2から負極
同期信号HDN を検出する負極性同期信号検出回路7か
らなる。
【0027】スイッチ回路6は常時はMUSE記録信号
S2を選択しており、負極性同期信号検出回路7で負極
同期信号HDN を検出したときのみ一定レベルの信号S
Lを選択し、MUSE再生信号S3として出力する。
【0028】図4は、本発明による映像信号の記録再生
装置の一実施例を示すブロック図であり、入出力インタ
ーフェース11、書込・読出回路12および画像メモリ
13からなる。
【0029】前述したように、現行の画像メモリ装置は
映像信号中の負極性の水平同期信号に合わせて映像信号
の記録・再生を行うが、MUSE信号は正極性同期であ
るため画像メモリ装置に直接記録することはできない。
【0030】そこで、本実施例は入出力インターフェー
ス11でMUSEベースバンド信号S1の正極性の水平
同期を3水平走査期間周期で負極性の水平同期に置き換
え、MUSE記録信号S2に変換し、書込・読出回路1
2を介して画像メモリ13に書き込む。
【0031】読み出し時は逆に画像メモリ13から書込
・読出回路12を介して入出力インターフェース11に
MUSE記録信号S2を読み出し、負極性の水平同期信
号HDN を一定レベルの信号に置き換え、MUSE再生
信号S3としてMUSEデコーダ(不図示)に出力す
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、映像信号の記録媒体へ
の記録再生は3水平走査期間周期で挿入した負極性の信
号で同期をとって行い、記録媒体から再生した映像信号
のデコード処理は残っている正極性の水平同期信号で同
期をとって行うことができるので、簡易な方法によって
質の高い映像信号の記録/再生およびデコード処理が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像信号の記録再生方法を説明す
る信号波形図である。
【図2】MUSEベースバンド信号をMUSE記録信号
に変換するための変換手段のブロック図である。
【図3】MUSE記録信号をMUSE再生信号に変換す
るための変換手段のブロック図である。
【図4】本発明による映像信号の記録再生装置の一実施
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 負極性同期信号発生回路 2,6 スイッチ回路 3 同期信号検出回路 4 3進カウンタ回路 5 一定レベル発生回路 7 負極性同期信号検出回路 11 入出力インターフェース 12 書込・読出回路 13 画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898 H04N 5/782 - 5/783

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極性の水平同期信号を有するMUSE
    信号の映像信号を記録媒体に記録する際は、水平走査
    期間周期で前記正極性の水平同期信号を負極性の信号に
    置き換えて記録し、前記記録媒体に記録した前記映像信
    号を再生する際は、前記負極性の信号を一定レベルの信
    号に置き換えることを特徴とする映像信号の記録再生方
    法。
  2. 【請求項2】 負極性水平同期に合わせて映像信号の入
    出力を行うインターフェースと、書込・読出手段と、画
    像メモリ手段とを備え、 前記インターフェースは、正極性の水平同期を有する
    USE信号の映像信号を記録再生する際に、記録時は正
    極性水平同期をラインの3倍周期で負極性水平同期に置
    き換えて前記書込・読出手段に入力を行い、再生時は前
    記書込・読出手段の出力映像信号のうち記録時に置き換
    えた負極性水平同期を一定レベルに置き換えて外部に出
    力することを特徴とする映像信号の記録再生装置。
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