JP3085828U - 複雑な形状を有する鋳造品の仕上げ加工装置 - Google Patents

複雑な形状を有する鋳造品の仕上げ加工装置

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JP3085828U
JP3085828U JP2001007210U JP2001007210U JP3085828U JP 3085828 U JP3085828 U JP 3085828U JP 2001007210 U JP2001007210 U JP 2001007210U JP 2001007210 U JP2001007210 U JP 2001007210U JP 3085828 U JP3085828 U JP 3085828U
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joint
finishing
joint structure
tool
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JP2001007210U
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貴生 張川
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Shiga Yamashita Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複雑な形状を有する鋳造品に付着される鋳物
砂、湯口、押し湯、鋳物バリ等の不用物を多関節機構の
NC制御機構により除去して仕上げ加工する装置であっ
て、NC制御ユニットを分割することにより、多関節構
造の関節軸強度を高くし、かつコンパクトとする。 【解決手段】 複雑な形状を有する鋳造品Aに付着され
る鋳物砂、湯口、押し湯、鋳物バリ等の不用物を多関節
構造のNC制御機構により除去して仕上げ加工する装置
において、仕上げ加工すべき鋳造品Aを加工しやすい姿
勢に位置決めする治具側NC機構9と、上記位置決めさ
れた鋳造品Aをツール動作により必要な加工を施すツー
ル側NC機構11とを備え、これらをそれぞれ別ユニット
として分割して設置してなり、これにより多関節構造の
関節軸強度を高くし、かつコンパクトとすることから構
成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はアルミや鉄を鋳造加工して複雑な形状の各種鋳造品(ワーク)を製造 する際、ワークに付着される鋳物砂、湯口、押し湯、鋳物バリ等の不用物を多関 節構造のNC制御機構により除去して仕上げ加工する装置に係り、特に多関節構 造の関節軸強度を高くするとともに、コンパクトにした複雑な形状を有する鋳造 品の仕上げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の各種部品、例えば、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、インテ ークマニホールド等はアルミや鉄を鋳造加工して製造される。この製造によって 得られる鋳造品(ワーク)は複雑な形状を有するとともに、鋳物砂、湯口、押し 湯、鋳物バリ等の不用物が付着しているため、この不用物をワークから除去して 仕上を施す必要がある。
【0003】 一般に、鋳造品は複雑な形状を有するものが多く、これらを仕上げ加工する際 、ツールに複雑な動作をさせる必要があり、このためNC制御による加工が要求 される。
【0004】 NC制御による加工として、ロボットを用いることも考えられるが、この場合 、ロボットの関節強度が低いため、実用に供し得ない。
【0005】 また、この種の装置に仕上げ加工に必要な関節強度を持たせると、装置が大型 化されてコスト高になってしまい、実際の生産ラインに採用することはできない 。
【0006】
【考案が解決すべき課題】
通常、NC制御機構として6軸の自由度を持たせて多関節機構とした場合、任 意の動作が可能であり、複雑な形状を有する鋳造品の仕上げ加工に適するが、こ れを1ユニットで構成すると、6軸目の関節は強度を低く抑えなければ大きな機 構構成となり、装置が大型化されてしまう。
【0007】 そこで、本考案の目的は複雑な形状を有する鋳造品に付着される鋳物砂、湯口 、押し湯、鋳物バリ等の不用物を多関節機構のNC制御機構により除去して仕上 げ加工するに当たり、NC制御ユニットを分割することにより、多関節構造の関 節軸強度を高くし、かつコンパクトとし、上述の公知技術に存する欠点を改良し た複雑な形状を有する鋳造品の仕上げ加工装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案によれば、複雑な形状を有する鋳造品に付 着される鋳物砂、湯口、押し湯、鋳物バリ等の不用物を多関節構造のNC制御機 構により除去して仕上げ加工する装置において、仕上げ加工すべき鋳造品を加工 しやすい姿勢に位置決めする治具側NC機構と、上記位置決めされた鋳造品をツ ール動作により必要な加工を施すツール側NC機構とを備え、これらをそれぞれ 別ユニットとして分割して設置してなり、これにより多関節構造の関節軸強度を 高くし、かつコンパクトとすることを特徴とする。
【0009】 以下、本考案を添付図面を用いてさらに詳述する。図面は本考案にかかる仕上 げ加工装置の一具体例の斜視図である。
【0010】 図1において、Aは仕上げ加工すべき鋳造品(ワーク)であって、具体的には 、一例を示せば、自動車の各種部品、例えば、シリンダーヘッド、シリンダーブ ロック、インテークマニホールド等であり、通常、アルミや鉄を鋳造加工して製 造される。
【0011】 この製造によって得られる鋳造品(ワーク)Aは複雑な形状を有するとともに 、鋳物砂、湯口、押し湯、鋳物バリ等の不用物が付着しているため、この不用物 を多関節構造のNC制御機構によりワークAから取り除き、仕上げ加工を施す。
【0012】 この種の多関節構造は7軸、すなわち、矢視方向に施回する施回軸1、矢視方 向に揺動する揺動軸2、矢視方向に揺動する揺動軸3、矢視方向に揺動する揺動 軸4、矢視方向に揺動する揺動軸5、矢視方向に揺動する揺動軸6、矢視方向に 揺動する揺動軸7を備える。
【0013】 本考案の特徴は仕上げ加工すべき鋳造品(ワーク)Aを施回軸1を施回し、揺 動軸1、2、3、4、5を揺動して加工し易い姿勢にワーククランプ治具8によ りクランプする治具側NC機構9と、位置決めされ、ワーククランプ治具8でク ランプされたワークAを、揺動軸6、7で揺動して、エンドミル、チップソー、 チッパー等の加工ツール10でツール動作により必要な加工を施すツール側NC機 構11とを備え、かつ、これら治具側NC機構9およびツール側NC機構11をそれ ぞれ別ユニットとして分割して設置したことに存する。
【0014】 このような本考案装置は多関節構造の関節軸強度を高くし、かつコンパクトと することができ、複雑な形状を有するワークAの仕上げ加工として適用される。
【0015】
【考案の効果】
上述の構造からなる本考案装置は治具側NC機構と、ツール側NC機構とをそ れぞれ別ユニットとして分割して設置したから、多関節構造の関節軸強度を高く し、かつコンパクトとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる仕上げ加工装置の一具体例の斜
視図である。
【符号の説明】
A ワーク 1 旋回軸 2 揺動軸 3 揺動軸 4 揺動軸 5 揺動軸 6 揺動軸 7 揺動軸 8 ワーククランプ治具 9 治具側NC機構 10 加工ツール 11 ツール側NC機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複雑な形状を有する鋳造品に付着される
    鋳物砂、湯口、押し湯、鋳物バリ等の不用物を多関節構
    造のNC制御機構により除去して仕上げ加工する装置に
    おいて、仕上げ加工すべき鋳造品を加工しやすい姿勢に
    位置決めする治具側NC機構と、上記位置決めされた鋳
    造品をツール動作により必要な加工を施すツール側NC
    機構とを備え、これらをそれぞれ別ユニットとして分割
    して設置してなり、これにより多関節構造の関節軸強度
    を高くし、かつコンパクトとすることを特徴とする複雑
    な形状を有する鋳造品の仕上げ加工装置。
JP2001007210U 2001-11-05 2001-11-05 複雑な形状を有する鋳造品の仕上げ加工装置 Expired - Lifetime JP3085828U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014908A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Star Techno Co Ltd ワーク支持装置
JP2014014921A (ja) * 2013-03-05 2014-01-30 Star Techno Co Ltd ワーク処理装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014908A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Star Techno Co Ltd ワーク支持装置
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