JP3085356B2 - リードフレームのダイパット部への接着テープの貼付方法 - Google Patents

リードフレームのダイパット部への接着テープの貼付方法

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JP3085356B2 JP08101009A JP10100996A JP3085356B2 JP 3085356 B2 JP3085356 B2 JP 3085356B2 JP 08101009 A JP08101009 A JP 08101009A JP 10100996 A JP10100996 A JP 10100996A JP 3085356 B2 JP3085356 B2 JP 3085356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレームの
ダイパット部への接着テープの貼付方法に関し、特に、
リードフレームのダイパット部にチップを固定するため
の接着テープを、精度良く、しかも低コストで貼り付け
ることができるリードフレームのダイパット部への接着
テープの貼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームのダイパット部(アイラ
ンド部)に半導体チップ固定用の接着テープを貼り付け
る方法として、打ち抜き法および切断貼り付け法が知ら
れている。
【0003】打ち抜き法は、接着剤層が単層のテープ
(または接着剤を塗工したテープ)を打ち抜きダイスに
連続的に供給しながら、打ち抜きパンチにより所定の形
状に打ち抜いてリードフレームのダイパット部に貼り付
ける方法であり、LOC(LeadOn Chip)構造のリード
フレームの接着テープ貼り付け方法として用いられてい
る。この方法によれば、複雑な形状の接着テープをダイ
パット部に精度良く貼り付けることができる。
【0004】切断貼り付け法は、スクラップレス法とも
呼ばれ、単層テープを所定の寸法に切断した後、ダイパ
ット部への位置合わせを行いながら貼り付けを行う方法
である。この方法によれば、単層テープを予め所定の寸
法に切断して貼り付けるので接着テープの無駄を少なく
することができる。
【0005】なお、これらの貼り付けに用いられる単層
テープは、図3に示すように、ロール状のベースフィル
ム10の一方の面11に離形剤処理を施し、その離形剤
処理を施した面11に接着剤を均一に塗布して接着剤層
12を形成し、乾燥させた後、ベースフィルム10から
接着剤層12を剥すことによって得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
貼り付け法によれば、以下のような問題がある。 (1)打ち抜き法は、複雑な形状の接着テープをダイパ
ット部に精度良く貼り付けることができる反面、固有の
打ち抜き金型を製作する必要があること、打ち抜くため
に接着テープには所定の厚みを必要とすること、また、
打ち抜かれた接着テープ以外のテープが無駄になるこ
と、等からコスト高となる。 (2)切断貼り付け方法は、接着テープの無駄を少なく
することができる反面、長方形等単純な形状しか使え
ず、所定の形状に精度よく切断することや、貼り付けの
位置の精度を良くすることが困難である。 (3)打ち抜き法,切断貼り付け法ともにテープ層が薄
くなればなる程、打ち抜き・切断・位置合わせが非常に
難しくなる。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、接着剤層が単
層で薄い接着テープをリードフレームのダイパット部に
精度良くしかも低コストで貼り付け、ICパッケージの
信頼性を大幅に向上させることができるリードフレーム
のダイパット部への接着テープの貼付方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
実現するために、片面に離形剤処理を施したベースフィ
ルムの前記片面に接着剤を塗布して接着剤層を形成し、
前記接着剤層を半導体チップ固定用のリードフレームの
ダイパット部に貼り付けるリードフレームのダイパット
部への接着テープの貼付方法において、前記リードフレ
ームを貼付位置に供給し、さらに、加熱されたヒートブ
ロックにリードフレームのダイパット部を載置し、前記
接着剤層を前記ベースフィルムにつけたままで前記貼付
位置に供給し、前記ベースフィルムと前記ダイパット部
の相対位置を調整して、前記接着剤層を前記ダイパット
部に貼り付ける方法であり、前記接着剤層については、
前記ダイパット部への貼り付けの前に予め前記ダイパッ
ト部の貼付形状に合わせた切込みが設けられることを特
徴とするリードフレームのダイパット部への接着テープ
の貼付方法を提供するものである。
【0009】
【0010】また、前記接着剤層は、熱可塑性あるいは
熱硬化性を有することが望ましい。
【0011】更に、前記接着剤層は、金属粉が添加され
ていることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリードフレームの
ダイパット部への接着テープの貼付方法を図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は、本発明で用いられる接
着テープを示す図である。この接着テープ1は、図3と
同様に、ベースフィルム10と、ベースフィルム10上
に均一に塗布された接着剤によって形成される接着剤層
12とから構成される。ベースフィルム10の一方の面
11に接着剤層12の離形剤処理が施される点は図3と
同様であるが、接着剤層12に切込み20が複数設けら
れている点において図3と異なる。なお、この複数の切
込み20は、ダイパット部の貼付形状にあわせて設けら
れたものである。
【0013】図2は、この接着テープの接着剤層をリー
ドフレームのダイパット部に貼り付ける装置と貼り付け
方法を示す図である。この貼付装置は、リードフレーム
のダイパット部2が載置されるとともにダイパット部2
に通電加熱を行うヒートブロック3と、接着テープ1を
打刻して接着テープ1の接着剤層12をダイパット部2
に貼り付ける貼付パンチ4とから構成される。
【0014】この貼付装置によって、接着テープの接着
剤層をリードフレームのダイパット部に貼り付ける方法
を以下説明する。まず、ベースフィルム10と接着剤層
12をつけたままの状態で、接着剤層12にダイパット
部2の貼付形状に合わせた切込み20を入れた接着テー
プ1を準備する。次に、通電加熱されたヒートブロック
3にリードフレームのダイパット部2を搬送して載置す
る。そして、ベースフィルム10と接着剤層12がつい
たままの接着テープ1を所定の速度で貼付装置に給送
し、切込み20によって切り分けられた1つの単位の接
着剤層12を所定の速度で搬送されるリードフレームの
ダイパット部2上に位置させ、貼付パンチ4を押し下げ
る。貼付パンチ4が押し下げられると、貼付パンチ4の
先端部は接着テープ1をヒートブロック3に載置された
リードフレームのダイパット部2に打ち付ける。
【0015】接着テープ1がダイパット部2に打ち付け
られると、ダイパット部2はヒートブロック3によって
通電加熱されているので、接着テープ1の接着剤層12
はダイパット部2と熱融着する。貼付パンチ4が元の位
置に回復すると、接着剤層12とベースフィルム10は
離形剤処理が施されているので、ベースフィルム10は
接着剤層12から剥がされるとともに、切込み20によ
って切り分けられた次の1つの単位の接着剤層12をダ
イパット部2上に供給する。
【0016】このように、ベースフィルム10と接着剤
層12を分離させず、ベースフィルム10を接着剤層1
2の担体として使用し、かつ、テープ送りの給送速度と
リードフレーム搬送速度の比を所定の値に設定すること
により相対位置を調整し、所定の相対位置になるタイミ
ングと貼付パンチの打ち付けを同期させることにより、
接着剤層12のダイパット部10への貼り付けを適確に
行うことができる。
【0017】なお、接着剤層12に設けられる複数の切
込み20は、テープ製造時あるいは貼付直前に設けるよ
うにしても良い。
【0018】また、接着剤層12は、熱可塑性のもので
も良く、熱硬化性のものでも良い。更に、接着剤層12
の導電性や放熱性をアップさせるために、Ag粉等の金
属を添加しても良い。
【0019】更に、ベースフィルム10の材質は、ポリ
イミドでも金属箔でも良いが、位置精度を保つため所定
の強度が必要である。ポリイミドの場合、位置精度を保
つためには、30μm以上の厚みを必要とする。
【0020】以上の実施の形態においては、接着テープ
は、通常、幅広サイズの接着テープをダイパット部の貼
付幅のサイズに合わせて分断したものを使用している
が、幅広サイズの接着テープを分断せずに、ダイパット
部の貼付幅のサイズに合わせた幅サイズの切込みを接着
剤層に入れることにより、幅広サイズのまま使用するこ
ともできる。
【0021】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明のリードフレー
ムのダイパット部への接着テープの貼付方法によれば、
接着剤層を前記ダイパット部への貼り付けの前に予め前
記ダイパット部の貼付形状に合わせた切込みが設けられ
ることから、接着剤層が単層で薄い接着テープをリード
フレームのダイパット部に精度良く、しかも、低コスト
で貼り付けることができ、ICパッケージの信頼性を大
幅に向上させることができ、さらに接着剤層とダイパッ
ト部との確実な接着を確保し、接着剤層とダイパッド部
の界面の加熱時間を短縮し、製造工程を増やすことなく
接着工程の作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる接着テープの断面図であ
る。
【図2】接着テープのダイパット部への貼付装置および
方法を示す図である。
【図3】従来の接着テープを示す断面図である。
【符号の説明】
1 接着テープ 2 ダイパット部 3 ヒートブロック 4 貼付パンチ 10 ベースフィルム 11 ベースの一方の面 12 接着剤層 20 切込み

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面に離形剤処理を施したベースフィルム
    の前記片面に接着剤を塗布して接着剤層を形成し、前記
    接着剤層を半導体チップ固定用のリードフレームのダイ
    パット部に貼り付けるリードフレームのダイパット部へ
    の接着テープの貼付方法において、 前記リードフレームを貼付位置に供給し、さらに、加熱
    されたヒートブロックにリードフレームのダイパット部
    を載置し、 前記接着剤層を前記ベースフィルムにつけたままで前記
    貼付位置に供給し、 前記ベースフィルムと前記ダイパット部の相対位置を調
    整して、前記接着剤層を前記ダイパット部に貼り付ける
    方法であり、 前記接着剤層については、前記ダイパット部への貼り付
    けの前に予め前記ダイパット部の貼付形状に合わせた切
    込みが設けられることを特徴とするリードフレームのダ
    イパット部への接着テープの貼付方法。
  2. 【請求項2】前記接着剤層は、熱可塑性あるいは熱硬化
    性を有する請求項1のリードフレームのダイパット部へ
    の接着テープの貼付方法。
  3. 【請求項3】前記接着剤層は、金属粉が添加されている
    請求項1または請求項2のリードフレームのダイパット
    部への接着テープの貼付方法。
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