JP3085352B2 - 真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置 - Google Patents
真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置Info
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- JP3085352B2 JP3085352B2 JP07313939A JP31393995A JP3085352B2 JP 3085352 B2 JP3085352 B2 JP 3085352B2 JP 07313939 A JP07313939 A JP 07313939A JP 31393995 A JP31393995 A JP 31393995A JP 3085352 B2 JP3085352 B2 JP 3085352B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真円度測定機の測定
対象自動認識方法及びその装置に係り、特にワークの外
周面、内周面、上面又は底面の測定対象を自動で認識す
る真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置に
関する。
対象自動認識方法及びその装置に係り、特にワークの外
周面、内周面、上面又は底面の測定対象を自動で認識す
る真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】真円度測定機は、ワークの外周面、内周
面、上面又は底面の各種測定対象の真円度、平面度、平
行度等の幾何偏差の測定を行うことができる。これらの
測定を行う場合に、作業者は測定対象に応じて検出器
(測定子)の向きを変更し、それに応じてその測定方向
を設定する必要がある。例えば、ワークの外周面の真円
度を測定する場合には測定子の向きを内向き設定し、内
周面の真円度を測定する場合には測定子の向きを外向き
に設定し、その測定方向を装置に設定入力する。
面、上面又は底面の各種測定対象の真円度、平面度、平
行度等の幾何偏差の測定を行うことができる。これらの
測定を行う場合に、作業者は測定対象に応じて検出器
(測定子)の向きを変更し、それに応じてその測定方向
を設定する必要がある。例えば、ワークの外周面の真円
度を測定する場合には測定子の向きを内向き設定し、内
周面の真円度を測定する場合には測定子の向きを外向き
に設定し、その測定方向を装置に設定入力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、ワークの測定対象を変更する度に測定方向の設定を
作業者が行っていたため、設定に手間がかかり、設定を
間違えることも多々生じていた。測定方向の設定を間違
えると、オートストップ機能(自動ゼロレベル調整機
能)が正常に動作しなかったり、測定データの実測結果
に誤りが発生する(外周と内周を間違えた場合には測定
結果の極性が逆になる)等の問題があった。
は、ワークの測定対象を変更する度に測定方向の設定を
作業者が行っていたため、設定に手間がかかり、設定を
間違えることも多々生じていた。測定方向の設定を間違
えると、オートストップ機能(自動ゼロレベル調整機
能)が正常に動作しなかったり、測定データの実測結果
に誤りが発生する(外周と内周を間違えた場合には測定
結果の極性が逆になる)等の問題があった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、測定子をワークに当接させて真円度等の幾何偏
差を測定する際にワークの測定対象を自動で認識する真
円度測定機の測定方向自動認識方法及びその装置を提供
すること目的とする。
もので、測定子をワークに当接させて真円度等の幾何偏
差を測定する際にワークの測定対象を自動で認識する真
円度測定機の測定方向自動認識方法及びその装置を提供
すること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、ワークの面に測定子を当接して前記ワーク
又は前記測定子を回転させ、前記ワークの真円度等を測
定する真円度測定機において、前記ワークの面に前記測
定子を当接する場合の前記測定子の移動方向を検出し、
検出した前記測定子の移動方向に基づいて測定対象とし
ての前記ワークの面の方向を検出すると共に、前記測定
子によって測定された測定データの極性を前記検出した
ワークの面の方向に基づいて決定することを特徴として
いる。また、ワークの面に測定子を当接して前記ワーク
又は前記測定子を回転させ、前記ワークの真円度等を測
定する真円度測定機において、前記ワークの面に前記測
定子を当接する場合の前記測定子の移動方向を検出し、
検出した前記測定子の移動方向に基づいて測定対象とし
ての前記ワークの面の方向を検出すると共に、該検出し
たワークの面の方向が、予め設定された方向と相違する
場合には警告を発生させることを特徴としている。
するために、ワークの面に測定子を当接して前記ワーク
又は前記測定子を回転させ、前記ワークの真円度等を測
定する真円度測定機において、前記ワークの面に前記測
定子を当接する場合の前記測定子の移動方向を検出し、
検出した前記測定子の移動方向に基づいて測定対象とし
ての前記ワークの面の方向を検出すると共に、前記測定
子によって測定された測定データの極性を前記検出した
ワークの面の方向に基づいて決定することを特徴として
いる。また、ワークの面に測定子を当接して前記ワーク
又は前記測定子を回転させ、前記ワークの真円度等を測
定する真円度測定機において、前記ワークの面に前記測
定子を当接する場合の前記測定子の移動方向を検出し、
検出した前記測定子の移動方向に基づいて測定対象とし
ての前記ワークの面の方向を検出すると共に、該検出し
たワークの面の方向が、予め設定された方向と相違する
場合には警告を発生させることを特徴としている。
【0006】本発明によれば、ワークの面に測定子を当
接する際に、測定子の移動方向を検出する。これによっ
て、測定子がワークの面に当接した際に、その測定子の
移動方向によって測定子が当接した面の方向が判別で
き、これに基づいて測定するワークの面種、即ち、ワー
クの外周面、内周面、上面又は底面のうちどの面を測定
対象とするかを自動に認識することができる。
接する際に、測定子の移動方向を検出する。これによっ
て、測定子がワークの面に当接した際に、その測定子の
移動方向によって測定子が当接した面の方向が判別で
き、これに基づいて測定するワークの面種、即ち、ワー
クの外周面、内周面、上面又は底面のうちどの面を測定
対象とするかを自動に認識することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置の
好ましい実施の形態を詳説する。図1は本発明が適用さ
れる真円度測定機の一実施の形態を示す構成図である。
同図に示すようにベース10上にX方向(左右方向)、
Y方向(前後方向)、Z方向(上下方向)、θ方向(回
転方向)に移動可能な測定テーブル12が設置されると
ともに、支柱14が固着される。支柱14にはキャリッ
ジ16がZ方向(上下方向)に移動可能に取り付けられ
る。キャリッジ16のZ方向の位置(Z軸位置)はZス
ケール検出器18によって検出され、キャリッジ16内
部の制御部34に読み込まれる。尚、Z軸位置は上向き
を正方向とする。
る真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置の
好ましい実施の形態を詳説する。図1は本発明が適用さ
れる真円度測定機の一実施の形態を示す構成図である。
同図に示すようにベース10上にX方向(左右方向)、
Y方向(前後方向)、Z方向(上下方向)、θ方向(回
転方向)に移動可能な測定テーブル12が設置されると
ともに、支柱14が固着される。支柱14にはキャリッ
ジ16がZ方向(上下方向)に移動可能に取り付けられ
る。キャリッジ16のZ方向の位置(Z軸位置)はZス
ケール検出器18によって検出され、キャリッジ16内
部の制御部34に読み込まれる。尚、Z軸位置は上向き
を正方向とする。
【0008】キャリッジ16内部には図示しないモータ
が設置され、このモータによって回転するシャフト20
の先端がキャリッジ16下部の回転梁22の中心に連結
される。回転梁22の下部にはR方向(回転軸36に対
して径方向)に移動可能なアーム24が設置され、この
アーム24のR方向の位置(R軸位置)はRスケール検
出器26によって検出される。そしてこの検出されたR
軸位置は上記制御部34に読み込まれる。尚、R軸位置
は回転梁22の中心を原点とし、原点からアーム24の
距離を示す。
が設置され、このモータによって回転するシャフト20
の先端がキャリッジ16下部の回転梁22の中心に連結
される。回転梁22の下部にはR方向(回転軸36に対
して径方向)に移動可能なアーム24が設置され、この
アーム24のR方向の位置(R軸位置)はRスケール検
出器26によって検出される。そしてこの検出されたR
軸位置は上記制御部34に読み込まれる。尚、R軸位置
は回転梁22の中心を原点とし、原点からアーム24の
距離を示す。
【0009】アーム24の先端部には検出器28が取り
付けられ、この検出器28の先端には測定子30が設け
られている。この測定子30をワーク32に当接し、モ
ータを回転させて測定子30を回転軸36に対して回転
させると、検出器28はワーク32に当接した測定子3
0の振れ量(変位量)を検出する。この検出器28によ
って検出された測定値は上記制御部34に読み込まれ
る。
付けられ、この検出器28の先端には測定子30が設け
られている。この測定子30をワーク32に当接し、モ
ータを回転させて測定子30を回転軸36に対して回転
させると、検出器28はワーク32に当接した測定子3
0の振れ量(変位量)を検出する。この検出器28によ
って検出された測定値は上記制御部34に読み込まれ
る。
【0010】制御部34は、上記各検出器28から読み
込んだ測定値に基づいてワーク32の真円度や平面度等
を検出する。また、後述するように作業者がキャリッジ
16やアーム24を移動させて測定子30をワーク32
に当接している間に、上記各検出器28から順次測定値
を読み込んで測定子30の移動方向を検出し、これに基
づいて測定対象とするワーク32の面種(外周面、内周
面、上面又は底面のいずれか)を検出する。この測定対
象とするワーク32の面種は測定結果の極性等を決定す
るのに参照される。
込んだ測定値に基づいてワーク32の真円度や平面度等
を検出する。また、後述するように作業者がキャリッジ
16やアーム24を移動させて測定子30をワーク32
に当接している間に、上記各検出器28から順次測定値
を読み込んで測定子30の移動方向を検出し、これに基
づいて測定対象とするワーク32の面種(外周面、内周
面、上面又は底面のいずれか)を検出する。この測定対
象とするワーク32の面種は測定結果の極性等を決定す
るのに参照される。
【0011】このように構成された真円度測定機におけ
る測定対象自動認識方法の手順を説明する。先ず、作業
者は測定テーブル12にワーク32を載置する。そし
て、そのワーク32の測定箇所(測定対象)に応じて測
定子30の向きが当接させるワーク32の面に対向する
ように検出器28の取り付け方向を調節する。この後、
アーム24及びキャリッジ16を移動させて、測定子3
0をワーク32の測定箇所に当接させる。この時、真円
度測定器の制御部は図2のフローチャートに示す処理に
よって測定対象を認識する。以下、この測定対象を認識
する手順を説明する。
る測定対象自動認識方法の手順を説明する。先ず、作業
者は測定テーブル12にワーク32を載置する。そし
て、そのワーク32の測定箇所(測定対象)に応じて測
定子30の向きが当接させるワーク32の面に対向する
ように検出器28の取り付け方向を調節する。この後、
アーム24及びキャリッジ16を移動させて、測定子3
0をワーク32の測定箇所に当接させる。この時、真円
度測定器の制御部は図2のフローチャートに示す処理に
よって測定対象を認識する。以下、この測定対象を認識
する手順を説明する。
【0012】制御部34は、測定子30がワーク32に
当接するまで以下の手順を繰り返し実行する。先ず、検
出器28から測定値を読み込むとともに(ステップS1
0)、Zスケール検出器18及びRスケール検出器26
からそれぞれ測定値(Z軸位置及びR軸位置)を読み込
み(ステップS12)、キャリッジ16及びアーム24
の位置を検出する。即ち、測定子30の位置を検出す
る。
当接するまで以下の手順を繰り返し実行する。先ず、検
出器28から測定値を読み込むとともに(ステップS1
0)、Zスケール検出器18及びRスケール検出器26
からそれぞれ測定値(Z軸位置及びR軸位置)を読み込
み(ステップS12)、キャリッジ16及びアーム24
の位置を検出する。即ち、測定子30の位置を検出す
る。
【0013】そして、ステップS10において読み込ん
だ検出器28の現在の測定値を前回測定時における測定
値と比較し、測定値に変化があるか否かを判断する(ス
テップS14)。測定値に変化がない場合には、測定子
30がワーク32に当接するまで、上記ステップS10
からステップS14の処理を繰り返す。尚、ステップS
10からステップS14の処理を始めて行った場合(前
回の測定値が存在しない場合)にも、測定値に変化がな
い場合と同様の処理を行う。
だ検出器28の現在の測定値を前回測定時における測定
値と比較し、測定値に変化があるか否かを判断する(ス
テップS14)。測定値に変化がない場合には、測定子
30がワーク32に当接するまで、上記ステップS10
からステップS14の処理を繰り返す。尚、ステップS
10からステップS14の処理を始めて行った場合(前
回の測定値が存在しない場合)にも、測定値に変化がな
い場合と同様の処理を行う。
【0014】一方、測定値に変化があった場合には、測
定子30がワーク32に当接したことを示しており、こ
の場合にはステップS16の処理に移る。スッテプS1
6ではステップS12において読み込んだ現在のR軸位
置を前回測定時におけるR軸位置と比較する(ステップ
S16)。このとき(現在のR軸位置)>(前回のR軸
位置)の場合には、図3に示すように測定子30がワー
ク32に当接するまで内側から外側に向けて移動したこ
とを意味しており、測定子30はワーク32の内周面に
当接したことになる。従って、この場合には測定対象は
内周面と判断する(ステップS18)。
定子30がワーク32に当接したことを示しており、こ
の場合にはステップS16の処理に移る。スッテプS1
6ではステップS12において読み込んだ現在のR軸位
置を前回測定時におけるR軸位置と比較する(ステップ
S16)。このとき(現在のR軸位置)>(前回のR軸
位置)の場合には、図3に示すように測定子30がワー
ク32に当接するまで内側から外側に向けて移動したこ
とを意味しており、測定子30はワーク32の内周面に
当接したことになる。従って、この場合には測定対象は
内周面と判断する(ステップS18)。
【0015】逆に(現在のR軸位置)<(前回のR軸位
置)の場合には、図4に示すように測定子30がワーク
32に当接するまで外側から内側に向けて移動したこと
を意味しており、測定子30はワーク32の外周面に当
接したことになり、この場合には測定対象を外周面と判
断する(ステップS20)。一方、(現在のR軸位置)
=(前回のR軸位置)の場合には、測定子30はR方向
に移動していないことを意味しており、測定対象は外周
面又は内周面のいずれでもないと判断し、ステップS2
2に移る。
置)の場合には、図4に示すように測定子30がワーク
32に当接するまで外側から内側に向けて移動したこと
を意味しており、測定子30はワーク32の外周面に当
接したことになり、この場合には測定対象を外周面と判
断する(ステップS20)。一方、(現在のR軸位置)
=(前回のR軸位置)の場合には、測定子30はR方向
に移動していないことを意味しており、測定対象は外周
面又は内周面のいずれでもないと判断し、ステップS2
2に移る。
【0016】ステップS22では、ステップ12におい
て読み込んだ現在のZ軸位置を前回測定時におけるZ軸
位置と比較する(ステップS22)。このとき(現在の
Z軸位置)>(前回のZ軸位置)の場合には、図5に示
すように測定子30がワーク32に当接するまで下方か
ら上方に向けて移動したことを意味しており、測定子3
0はワーク32の底面に当接したことになる。従って、
この場合には測定対象を底面と判断する(ステップS2
4)。
て読み込んだ現在のZ軸位置を前回測定時におけるZ軸
位置と比較する(ステップS22)。このとき(現在の
Z軸位置)>(前回のZ軸位置)の場合には、図5に示
すように測定子30がワーク32に当接するまで下方か
ら上方に向けて移動したことを意味しており、測定子3
0はワーク32の底面に当接したことになる。従って、
この場合には測定対象を底面と判断する(ステップS2
4)。
【0017】逆に(現在のZ軸位置)<(前回のZ軸位
置)の場合には、図6に示すように測定子30がワーク
32に当接するまで上方から下方に向けて移動したこと
を意味しており、測定子30はワーク32の上面に当接
したことになり、この場合には測定対象を上面と判断す
る(ステップS26)。一方、(現在のZ軸位置)=
(前回のZ軸位置)の場合には、測定子30はZ方向に
移動していないことを意味しており、測定対象は上面又
は底面のいずれでもなく、この場合には、キャリッジ1
6及びアーム24の位置は固定されているため、測定対
象に変更はないと判断し、ステップ10に戻る。
置)の場合には、図6に示すように測定子30がワーク
32に当接するまで上方から下方に向けて移動したこと
を意味しており、測定子30はワーク32の上面に当接
したことになり、この場合には測定対象を上面と判断す
る(ステップS26)。一方、(現在のZ軸位置)=
(前回のZ軸位置)の場合には、測定子30はZ方向に
移動していないことを意味しており、測定対象は上面又
は底面のいずれでもなく、この場合には、キャリッジ1
6及びアーム24の位置は固定されているため、測定対
象に変更はないと判断し、ステップ10に戻る。
【0018】以上の手順により、測定対象を自動に認識
することができる。このようにして認識した測定対象
は、作業者の設定した測定対象の誤りを検出し、警告等
を発して修正を指示したり、又は、作業者が測定対象を
設定する代わりに自動で測定対象を設定するために用い
ることができる。尚、上記真円度測定機の測定対象自動
認識方法は、上記真円度測定機のように測定子を回転さ
せて真円度等を測定するものに限らず、測定子を固定し
てワークを回転させるものにも適用できる。
することができる。このようにして認識した測定対象
は、作業者の設定した測定対象の誤りを検出し、警告等
を発して修正を指示したり、又は、作業者が測定対象を
設定する代わりに自動で測定対象を設定するために用い
ることができる。尚、上記真円度測定機の測定対象自動
認識方法は、上記真円度測定機のように測定子を回転さ
せて真円度等を測定するものに限らず、測定子を固定し
てワークを回転させるものにも適用できる。
【0019】また、上記真円度測定機の測定対象自動認
識方法は、上述した真円度や平面度以外にも、測定子を
ワークに当接して測定する測定項目(例えば、同心度、
同軸度、円筒度、直角度、真直度等)に適用することが
できる。
識方法は、上述した真円度や平面度以外にも、測定子を
ワークに当接して測定する測定項目(例えば、同心度、
同軸度、円筒度、直角度、真直度等)に適用することが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る真円度
測定機の測定対象自動認識方法及びその装置によれば、
作業者が測定子をワークに当接する際に、測定子の移動
方向を検出し、この検出した移動方向に基づいてワーク
の測定対象を検出すると共に、該検出したワークの面の
方向に基づいて前記測定子によって測定された測定デー
タの極性を決定するようにしたため、作業者が測定子の
向きを変更して、測定対象を変更した場合でも自動でそ
の測定対象を認識することができ、測定対象の設定入力
ミスによる測定ミス等の不具合を防止することができ
る。
測定機の測定対象自動認識方法及びその装置によれば、
作業者が測定子をワークに当接する際に、測定子の移動
方向を検出し、この検出した移動方向に基づいてワーク
の測定対象を検出すると共に、該検出したワークの面の
方向に基づいて前記測定子によって測定された測定デー
タの極性を決定するようにしたため、作業者が測定子の
向きを変更して、測定対象を変更した場合でも自動でそ
の測定対象を認識することができ、測定対象の設定入力
ミスによる測定ミス等の不具合を防止することができ
る。
【図1】図1は本発明が適用される真円度測定機の一実
施の形態を示した構成図である。
施の形態を示した構成図である。
【図2】図2は本発明に係る真円度測定機の測定対象自
動認識方法の手順を示したフローチャートである。
動認識方法の手順を示したフローチャートである。
【図3】図3は測定子を内周面に当接する際の測定子の
移動方向を示した図である。
移動方向を示した図である。
【図4】図4は測定子を外周面に当接する際の測定子の
移動方向を示した図である。
移動方向を示した図である。
【図5】図5は測定子を底面に当接する際の測定子の移
動方向を示した図である。
動方向を示した図である。
【図6】図6は測定子を上面に当接する際の測定子の移
動方向を示した図である。
動方向を示した図である。
10…ベース 12…測定テーブル 14…支柱 16…キャリッジ 18…Zスケール検出器 20…シャフト 22…回転梁 24…アーム 26…Rスケール検出器 28…検出器 30…測定子 32…ワーク 34…制御部
Claims (6)
- 【請求項1】 ワークの面に測定子を当接して前記ワー
ク又は前記測定子を回転させ、前記ワークの真円度等を
測定する真円度測定機において、 前記ワークの面に前記測定子を当接する場合の前記測定
子の移動方向を検出し、検出した前記測定子の移動方向
に基づいて測定対象としての前記ワークの面の方向を検
出すると共に、前記測定子によって測定された測定デー
タの極性を前記検出したワークの面の方向に基づいて決
定することを特徴とする真円度測定機の測定対象自動認
識方法。 - 【請求項2】 ワークの面に測定子を当接して前記ワー
ク又は前記測定子を回転させ、前記ワークの真円度等を
測定する真円度測定機において、 前記ワークの面に前記測定子を当接する場合の前記測定
子の移動方向を検出し、検出した前記測定子の移動方向
に基づいて測定対象としての前記ワークの面の方向を検
出すると共に、該検出したワークの面の方向が、予め設
定された方向と相違する場合には警告を発生させること
を特徴とする真円度測定機の測定対象自動認識方法。 - 【請求項3】 前記ワークの面に前記測定子が当接した
時の前記測定子の移動方向が、前記ワーク又は前記測定
子の回転軸に垂直な面内において回転軸に対して外向き
の場合には測定対象を内周面と判断し、回転軸に対して
内向きの場合には測定対象を外周面と判断することを特
徴とする請求項1又は請求項2の真円度測定機の測定対
象自動認識方法。 - 【請求項4】 前記ワークの面に前記測定子が当接した
時の前記測定子の移動方向が、前記ワーク又は前記測定
子の回転軸の上方から下方の場合には測定対象を上面と
判断し、前記移動方向が前記回転軸の下方から上方の場
合には測定対象を底面と判断することを特徴とする請求
項1又は請求項2の真円度測定機の測定対象自動認識方
法。 - 【請求項5】 ワークの面に測定子を当接して前記ワー
ク又は前記測定子を回転させ、前記ワークの真円度等を
測定する真円度測定機において、 前記ワークの面に前記測定子を当接する場合の前記測定
子の移動方向を検出する移動方向検出手段と、 前記移動方向検出手段によって検出された前記測定子の
移動方向に基づいて測定対象としての前記ワークの面の
方向を検出する測定対象検出手段と、前 記測定子によって測定された測定データの極性を前記
測定対象検出手段によって検出された前記ワークの面の
方向に基づいて決定する測定データ極性決定手段と、 から成ることを特徴とする真円度測定機の測定対象自動
認識装置。 - 【請求項6】 ワークの面に測定子を当接して前記ワー
ク又は前記測定子を回転させ、前記ワークの真円度等を
測定する真円度測定機において、 前記ワークの面に前記測定子を当接する場合の前記測定
子の移動方向を検出する移動方向検出手段と、 前記移動方向検出手段によって検出された前記測定子の
移動方向に基づいて測定対象としての前記ワークの面の
方向を検出する測定対象検出手段と、 前記測定対象検出手段によって検出された前記ワークの
面の方向が、予め設定された方向と相違する場合には警
告を発生させる警告発生手段と、 から成ることを特徴とする真円度測定機の測定対象自動
認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07313939A JP3085352B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07313939A JP3085352B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152302A JPH09152302A (ja) | 1997-06-10 |
JP3085352B2 true JP3085352B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=18047338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07313939A Expired - Fee Related JP3085352B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 真円度測定機の測定対象自動認識方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085352B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6137544B2 (ja) * | 2013-09-26 | 2017-05-31 | 株式会社東京精密 | 真円度測定装置 |
JP6316858B2 (ja) * | 2016-03-11 | 2018-04-25 | ファナック株式会社 | モータの軸精度自動測定装置 |
CN111595230B (zh) * | 2020-06-19 | 2021-11-05 | 嘉兴巨腾信息科技有限公司 | 一种金属圆环生产加工抽样检测装置 |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP07313939A patent/JP3085352B2/ja not_active Expired - Fee Related
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