JP3085084B2 - 回転体の支持装置 - Google Patents
回転体の支持装置Info
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Description
持装置に関するものである。
を両端に有する回転体10は軸線方向に長い形状にな
る。このため、回転体を樹脂成形する場合抜き勾配のた
めに、図4のように軸20に嵌合する孔11が円錐形に
成形される。また図5のように軸20をフレーム21と
一体に樹脂成形する場合も軸20が円錐形に成形され
る。図6のように両者を樹脂成形する場合は、円錐形の
孔11と円錐形の軸20が嵌合することになる。
に長い形状になると、軸20の直線性、その軸に嵌合す
る孔11の直線性を正確に維持して加工することが困難
になり、図3のように、孔11と軸20が一部で締り、
他部で緩むことになり、回転体10が軸に対して傾く、
いわゆるガタを生じやすい。
の一方が円錐形に成形されてしまう場合は、軸線方向の
一端において必ず隙間ができ、同様にガタを生じやす
い。
錐形の場合は、回転体10が軸20から抜ける方向に移
動しようとし、この動きを制止するストッパ部材との間
で常時摩擦し、駆動負荷が大きくなり、異常音を発生し
たり摩耗が激しくなるなどの問題がある。
になされたものであり、軸に対して回転体のガタを少な
くし、回転体が高精度な回転をする支持装置を提供する
ものである。
に本発明は、軸に回転体を回転可能に支持するものにお
いて、前記軸の一端が大径の円筒状に、他端がそれより
も小径の円筒状にそれぞれ形成されるとともに、その両
端の間に段差が形成されており、前記回転体の円筒状孔
の一端が前記軸の大径円筒状部の外周に沿って嵌合する
大径孔部に、他端が前記軸の小径円筒状部の外周に沿っ
て嵌合する小径孔部にそれぞれ形成されるとともに、そ
の両孔部の間に段差が形成されており、前記回転体の両
端の外周にそれぞれ歯車を設け、前記回転体の前記一端
の歯車が前記大径孔部の外周に、前記他端の歯車が前記
小径孔部の外周にそれぞれ対応して形成されていること
を特徴とする。
ましくは、前記軸は前記一端をフレームの一側面に固定
されて複数本相互に平行に配置され、前記各他端を共通
の部材にて前記歯車の圧力が作用する方向に対して相互
に固定されている。
一端の大径孔部が軸の大径円筒状部の外周に沿って嵌合
し、他端の小径孔部が軸の小径円筒状部の外周に沿って
嵌合することにより、軸線方向に長い形状であっても、
両端の各嵌合部分のみの公差を管理すれば、ガタなく支
持され、高精度な回転を達成することができる。また、
回転体の円筒状孔は一端に向かって大径になり、軸は他
端に向かって小径になる形状であるから、その一方また
は両方を樹脂成形することが容易となり、かつ両者を嵌
合するにも軸線方向に相対的に移動させるだけであるか
ら、特別な作業を必要とせず、容易である。
とで、軸線方向に長い形状となる回転体に好適である。
端の歯車が小径孔部の外周にそれぞれ対応して形成され
ていることで、各歯車に作用する圧力が、大径孔部およ
び小径孔部を介して軸に直接作用することになり、回転
体にたわみが発生することが少ない。この結果、高トル
クの動力伝達が可能になる。
なるため、歯車に作用する圧力で軸がたわむのを、複数
の軸に共通に渡した部材で阻止し、正確な動力伝達がで
きなくなるのを防止することができる。
たがって説明する。
2,53が相互に平行に配列され、それらの軸に歯車を
有する回転体71,72,73が回転可能に支持されて
いる。それらの歯車のかみ合いにより、動力を伝達する
ものである。
一体に樹脂成形されてもよいが、別部品にて製作されて
もよい。軸51は、フレーム50に固定される側の一端
51bにおいて大径の円筒状に形成され、他端側51c
においてそれよりも小径の円筒状に形成され、両者の間
に段差51dが形成されている。小径円筒状部51cは
大径円筒状部51bよりも軸線方向の長さにおいて十分
長い。軸52,53も上記軸51と同様な形状であり、
軸52については軸51と対応する符号を付して説明を
省略する。
2重円筒体に構成され、それらの間を連結する放射状の
複数のリブ71kと円板状の壁71mとともに一体に樹
脂成形されている。外筒71gの軸線方向両端の外周に
は歯車711、712が形成されている。
71bが軸の大径円筒状部51bの外周に沿って嵌合す
る大径孔部に、他端71cが軸の小径円筒状部51cの
外周に沿って嵌合する小径孔部にそれぞれ形成されると
ともに、その両孔部の間に段差71dが形成されてい
る。大径孔部71bは小径孔部71cよりも軸線方向の
長さにおいて十分長い。一端の歯車711は大径孔部7
1bに嵌合する大径円筒状部51cの外周に、他端の歯
車712hは小径孔部71cの外周にそれぞれ対応して
形成されている。回転体72,73もそれぞれに形成さ
れる歯車の径を除いて上記回転体71とほぼ同様な形状
であり、回転体72については回転体71と対応する符
号を付して説明を省略する。
材、例えば金属性の平坦な板54にて相互に連結固定さ
れる。板54は複数の軸のうちいくつかのものにネジ5
9によって固定されている。各軸の先端は板54の長溝
に嵌合されている。軸51が嵌合する長溝55の形状は
以下のように決定される。すなわち図2に示すように、
回転体72の歯車721がS方向の回転によって、回転
体71の歯車711を押す圧力F1(両歯車の接線に対
して歯車の圧力角例えば20度だけ傾いた方向に作用す
る)と、回転体71の歯車712が回転体73の歯車7
31を押す圧力の反力F2との合成力F3が、軸51を
倒すようにはたらく。このため、軸51が合成力F3の
方向に対しては動かないように、長溝55はその方向の
幅を軸51の先端部の径とほぼ等しくし、それとほぼ直
交する方向の長さを軸51の先端部の径よりも長く形成
されている。
は、その前段の歯車(図示しない)から受ける圧力F4
と後段の歯車711を押す圧力の反力F5との合成力F
6の方向とほぼ直交する方向に長く形成される。軸53
が嵌合する長溝57も、その前段の歯車712から受け
る圧力F7と後段の歯車(図示しない)を押す圧力の反
力F8との合成力F9の方向とほぼ直交する方向に長く
形成される。
端に歯車711,712が形成されているから、回転体
71および軸51は軸線方向に長い形状となるが、従来
のように回転体71は軸51にガタなく支持される。
軸51の大径円筒状部51bに嵌合され、回転体71の
小径孔部71cは軸51の小径円筒状部51cに嵌合さ
れる。そして小径円筒状部51cは大径円筒状部51b
よりも軸線方向の長さにおいて長く、大径孔部71bは
小径孔部51cよりも軸線方向の長さにおいて長いか
ら、上記嵌合状態において軸線方向の中間部分に、軸5
1と内筒71hが接触しない箇所が形成される。したが
って、軸の大径円筒状部51bとそれが接触している大
径孔部71bの開口寄り部分、および回転体の小径孔部
71cとそれが接触している小径円筒状部51cの先端
部分の公差を管理すれば、回転体71を軸51にガタな
く支持することができる。軸および内筒において上記の
接触しない箇所で、加工誤差、変形などがあっても、上
記の支持状態には影響がない。また上記の接触しない箇
所において軸および内筒に成形上の抜き勾配を設けるこ
ともでき、部品の加工や成形を容易にできる。
径となる形状であり、またその軸に嵌合する回転体7
1,72,73の円筒状孔はフレーム50側に向かって
大径となる形状であるから、回転体を各軸に向けて嵌合
するだけで、上記のようにガタなく支持することができ
る。高精度に組み付けるための特別な作業を必要としな
い。
する圧力が、壁71mを介して大径孔部71bに嵌合し
ている軸の大径円筒状部51bに、歯車712に作用す
る圧力が、リブ71kを介して小径孔部71cに嵌合し
ている軸の小径円筒状部51cにそれぞれ作用すること
になり、回転体にたわみが発生することが少ない。この
結果、高トルクの動力伝達が可能になる。また、各軸が
嵌合する長溝55,56,57は、その軸に嵌合した歯
車に受ける合成力の方向とほぼ直交する方向に長く形成
されているから、歯車に受ける合成力によって軸がたわ
むのを、複数の軸に共通に渡した板55で阻止し、正確
な動力伝達ができなくなるのを防止することができる。
各軸51,52,53は長溝55,56,57に嵌合さ
れるから、真円の孔に嵌合するものに比べて、容易に組
み付けられる。
ているが、プーリなどが形成されてもよい。
は、その円筒状孔の一端の大径孔部が軸の大径円筒状部
の外周に沿って嵌合し、他端の小径孔部が軸の小径円筒
状部の外周に沿って嵌合することにより、軸線方向に長
い形状であっても、両端の各嵌合部分のみの公差を管理
すれば、ガタなく支持され、高精度な回転を達成するこ
とができる。また、回転体の円筒状孔は一端に向かって
大径になり、軸は他端に向かって小径になる形状である
から、両者を嵌合するのに軸線方向に相対的に移動させ
るだけであるから、特別な作業を必要とせず、容易であ
る。
の歯車が小径孔部の外周にそれぞれ対応して形成されて
いることで、各歯車に作用する圧力が、大径孔部および
小径孔部を介して軸に直接作用することになり、回転体
にたわみが発生することが少ない。この結果、高トルク
の動力伝達が可能になる。
なるため、歯車に作用する圧力で軸がたわむのを、複数
の軸に共通に渡した部材で阻止し、正確な動力伝達がで
きなくなるのを防止することができるなどの効果を奏す
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 軸に回転体を回転可能に支持するものに
おいて、 前記軸の一端が大径の円筒状に、他端がそれよりも小径
の円筒状にそれぞれ形成されるとともに、その両端の間
に段差が形成されており、 前記回転体の円筒状孔の一端が前記軸の大径円筒状部の
外周に沿って嵌合する大径孔部に、他端が前記軸の小径
円筒状部の外周に沿って嵌合する小径孔部にそれぞれ形
成されるとともに、その両孔部の間に段差が形成されて
おり、 前記回転体の両端の外周にそれぞれ歯車を設け、 前記回転体の前記一端の歯車が前記大径孔部の外周に、
前記他端の歯車が前記小径孔部の外周にそれぞれ対応し
て形成されている ことを特徴とする回転体の支持装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の回転体の支持装置にお
いて、前記軸は前記一端をフレームの一側面に固定されて複数
本相互に平行に配置され、前記各他端を共通の部材にて
前記歯車の圧力が作用する方向に対して相互に固定され
ている ことを特徴とする回転体の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06082881A JP3085084B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 回転体の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06082881A JP3085084B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 回転体の支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293671A JPH07293671A (ja) | 1995-11-07 |
JP3085084B2 true JP3085084B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=13786624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06082881A Expired - Fee Related JP3085084B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 回転体の支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085084B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007181934A (ja) | 2005-12-29 | 2007-07-19 | Brother Ind Ltd | プーリホルダ支持構造、プーリホルダ |
JP2007182910A (ja) | 2005-12-29 | 2007-07-19 | Brother Ind Ltd | プーリホルダ |
JP5754945B2 (ja) | 2011-01-05 | 2015-07-29 | キヤノン株式会社 | 記録装置および回転体支持装置 |
-
1994
- 1994-04-21 JP JP06082881A patent/JP3085084B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07293671A (ja) | 1995-11-07 |
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