JP3084849U - マーカー等の筆記具の尾栓の連結機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】２本の異色のマーカー等の筆記具で夫々の尾栓
を連結することにより見掛け上１本の筆記具と成り、そ
の上好みの異色のマーカー等の筆記具を自在に組合わせ
できるマーカー等の筆記具の尾栓の連結機構はなく、更
に、何れの筆記具もユニークさ斬新さに欠けている実情
である。 【解決手段】本考案は、２本のマーカー等の筆記具に装
着された夫々の尾栓を相互に嵌合させて連結可能とする
尾栓の連結機構であって、尾栓の基端側はマーカー等の
筆記具に装着させる開口筒状の装着部を形成し、装着部
の先端側は周方向の断面を放射状に四等分した対向する
扇形のスペースに夫々扇形筒状の接続部を対峙させて長
手方向に延設し、接続部の外周は装着部の外周と同周状
に形成すると共に長手方向の略中央には鍔状に膨出する
ストッパーを突設したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は２本のマーカー等の筆記具を連結するための尾栓の連結機構に関する もので、更に詳細には、夫々のマーカー等の筆記具に装着した尾栓同士を相互に 嵌合させることで連結させるマーカー等の筆記具の尾栓の連結機構に関するもの である。

【０００２】

【従来技術】

従来、これ等のマーカー等の筆記具は多様化しており、多種類のものが開発さ れ市販されており、特に、マーカー等の筆記具においては単体の筆記具の両側に 筆記部を備え、夫々の筆記部にキャップを被嵌した筆記具が氾濫しており、この 種でマーカーでは本体内部に内装したインクを充填した中綿から両側に大芯と細 芯とを突出させて同色で筆記するものであった。

【０００３】 又、近年では多色のマーカー等の筆記具のキャップ同士を連結、又は、両端を 開口させたキャップに両側から筆記具を挿通させて一対の異色のマーカー等の筆 記具としたものは実施されている。

【０００４】

【解決しようとする課題】

然し乍ら、２本の異色のマーカー等の筆記具で夫々の尾栓を連結することによ り見掛け上１本の筆記具と成り、その上好みの異色のマーカー等の筆記具を自在 に組合わせできるマーカー等の筆記具の尾栓の連結機構はなく、更に、何れの筆 記具もユニークさ斬新さに欠けている実情である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、前述の課題に鑑み、鋭意研鑽の結果、２本のマーカー等の筆記具に 装着された夫々の尾栓を相互に嵌合させて連結可能とする尾栓の連結機構であっ て、尾栓の基端側はマーカー等の筆記具に装着させる開口筒状の装着部を形成し 、装着部の先端側は周方向の断面を放射状に四等分した対向する扇形のスペース に夫々扇形筒状の接続部を対峙させて長手方向に延設し、接続部の外周は装着部 の外周と同周状に形成すると共に長手方向の略中央には鍔状に膨出するストッパ ーを突設したものである。

【０００６】

【考案の作用】

本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連結機構は開口筒状とした装着部の周方 向の断面を放射状に四等分した対向する扇形のスペースに一対の接続部を扇形筒 状に対峙させて延設させたことによって、一対の尾栓同士を相互に嵌合させて接 続することを可能とし、多色のマーカー等の筆記具の中から好みの色同士を自由 に選んで、見掛け上１本のマーカー等の筆記具として使用できるものである。

【０００７】 従って、本考案の目的は、多色のマーカー等の筆記具の中から自由に好みの色 を選んで見掛け上１本のマーカー等の筆記具として使用できるマーカー等の筆記 具の尾栓の連結機構を提供するものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連結機構の実施の形態を図面によ って具体的に説明する。

【０００９】 図１は本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連結機構の実施の形態の全体の縦 中心線の断面図であり、図２は本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連結機構の 尾栓の実施の形態の斜視図であり、図３は本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の 連結機構の正面図とその側面図であり、図４は本考案のマーカー等の筆記具の尾 栓の連結機構の実施の形態の平面図とその側面図である。

【００１０】 本考案は２本のマーカー１１等の筆記具を連結するための尾栓１の連結機構に 関するもので、更に詳細には、夫々のマーカー１１等の筆記具に装着した尾栓１ 同士を相互に嵌合させることで連結させるマーカー１１等の筆記具の尾栓１の連 結機構に関するものであり、２本のマーカー１１等の筆記具に装着された夫々の 尾栓１を相互に嵌合させて連結可能とするマーカー１１等の筆記具の尾栓１の連 結機構であって、前記尾栓１の基端側はマーカー１１等の筆記具に装着させる開 口筒状の装着部２を形成し、該装着部２の先端側は周方向の断面を放射状に四等 分した対向する扇形のスペースに夫々扇形筒状の接続部３を対峙させて長手方向 に延設し、夫々の接続部３の外周は前記装着部２の外周と同周状に形成すると共 に長手方向の略中央には鍔状に膨出するストッパー３ａを夫々突設したものであ る。

【００１１】 即ち、本考案のマーカー１１等の筆記具の尾栓１の連結機構を実施する筆記具 は主としてマーカー１１であり、図１に図示する如く、夫々異色の２本のマーカ ー１１を連結させるものであり、この場合、店舗に１２色又は２４色等の多色の マーカー１１を展示しており、ユーザーは自分の好みの色又は必要とする色を選 んで購入でき、必要に応じて２本のマーカー１１を見掛け上１本のマーカー１１ として連結させるものである。

【００１２】 そして、マーカー１１は周知のもので、円筒状の外筒１２と、該外筒１２に内 装されるインクを含浸させたインク用中綿１３と、該インク用中綿１３を内包す る中綿を充填した封鎖された中筒１４と、該中筒１４の一端に挿通させたフェル ト状の筆記体１５と、該筆記体１５を貫通させ先端側を小径とした先栓１６と、 該先栓１６と筆記体１５を覆うように嵌着させるキャップ１７と、外筒１２の基 端に装着させる尾栓１とから成るものである。

【００１３】 次いで、本考案の尾栓１は図２乃至図４に図示する如く、基端側は前記マーカ ー１１の外筒１２と中筒１４との間の基端に嵌入させるために開口筒状の装着部 ２に形成しており、該装着部２から先端側に装着部天板部２ａを設けると共に一 対の接続部３を対峙させて延設しているものである。

【００１４】 そして、一対の接続部３は装着部２の周方向の断面を放射状に四等分した４つ の扇形のスペースの対向する２つのスペースに扇形筒状に長手方向に延設してい るもので、先端は接続部天板３ｂで封鎖しており、夫々の接続部３の外周は装着 部２の外周と同周状に形成しており、装着部２の外周と接続部３の外周とは面一 と成っているものであるが、夫々の外周にはマーカー１１の外筒１２に装着させ るときに、装着が強固に成るように環状に僅かに膨出する係着部３ｃを設けてい るものである。

【００１５】 更には、夫々の接続部３の外周の長手方向の略中央には鍔状に膨出するストッ パー３ａを夫々突設しているものであり、ストッパー３ａはマーカー１１の基端 に尾栓１を装着させるときマーカー１１の外筒１２に埋没しないように、マーカ ー１１の外筒１２の外周とした同径に設けているものである。

【００１６】 そして、接続部３は装着部２の周方向の断面を放射状に四等分した４つの扇形 のスペースを形成し対向する２つのスペースに延設しており、少なくとも装着部 ２の断面積の半分又はそれ以下と成るために、図３に図示した状態と、図４に図 示した状態とを相互に嵌合を可能としているものである。

【００１７】 つまり、本考案はマーカー１１等の筆記具の尾栓１の連結機構は、図１に図示 する如く、一対のマーカー１１等の筆記具に夫々装着された尾栓１同士の接続部 ３を相互に嵌合させることによて、見掛け上１本のマーカー１１と成り、且つ、 両側から異色の好みの色の筆記を可能とするものである。

【００１８】

【考案の効果】

本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連結機構は前述の構成により、接続部は 装着部の周方向の断面を放射状に四等分した４つの扇形のスペースを形成し対向 する２つのスペースに扇形筒状に対峙させて延設しており、接続部同士を嵌合さ せることによって、２本の異色のマーカーが連結して見掛け上１本のマーカーと 成り、或いは、連結を解除させて２本のマーカーとも成るものであり、多色のマ ーカーを展示してユーザーは好みの色の一対のマーカーを所持することを可能と した実用性の高い考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連
結機構の実施の形態の全体の縦中心線の断面図である。

【図２】図２は本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連
結機構の尾栓の実施の形態の斜視図である。

【図３】図３は本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連
結機構の正面図とその側面図である。

【図４】図４は本考案のマーカー等の筆記具の尾栓の連
結機構の実施の形態の平面図とその側面図である。

【符号の説明】

１ 尾栓 ２ 装着部 ２ａ 装着部天板部 ３ 接続部 ３ａ ストッパー ３ｂ 接続部天板 １１ マーカー １２ 外筒 １３ インク用中綿 １４ 中筒 １５ 筆記体 １６ 先栓 １７ キャップ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】２本のマーカー等の筆記具に装着された夫
   々の尾栓を相互に嵌合させて連結可能とする尾栓の連結
   機構であって、前記尾栓の基端側はマーカー等の筆記具
   に装着させる開口筒状の装着部を形成し、該装着部の先
   端側は周方向の断面を放射状に四等分した対向する扇形
   のスペースに夫々扇形筒状の接続部を対峙させて長手方
   向に延設し、夫々の接続部の外周は前記装着部の外周と
   同周状に形成すると共に長手方向の略中央には鍔状に膨
   出するストッパーを夫々突設したこと特徴とするマーカ
   ー等の筆記具の尾栓の連結機構。