JP3084552B2 - モータコンプレッサアンロード時電力低減装置 - Google Patents

モータコンプレッサアンロード時電力低減装置

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JP3084552B2
JP3084552B2 JP08266199A JP26619996A JP3084552B2 JP 3084552 B2 JP3084552 B2 JP 3084552B2 JP 08266199 A JP08266199 A JP 08266199A JP 26619996 A JP26619996 A JP 26619996A JP 3084552 B2 JP3084552 B2 JP 3084552B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動形のコ
ンプレッサ(以下「モータコンプレッサ」と称する。)
に係り、特にモータコンプレッサのアンロード時(無負
荷運転時)におけるモータ負荷の低減を図り消費電力を
低減する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商用電源が使用できる場所で圧縮空気が
必要とされる場面においては、一般にモータコンプレッ
サが用いられるが、かかるモータコンプレッサの一般的
な構成を図3ないし図5に基づいて説明すると、圧縮機
本体10、圧縮機本体10に直結されるモータ11、圧
縮空気の貯蔵及び油の分離・貯蔵をするオイルチャンバ
12よりなっており、オイルチャンバ12の先には、逆
止弁34を介して負荷40が接続されている。また、オ
イルチャンバ12には、アンロード時に開くように作動
してオイルチャンバ12内の圧縮空気を抜くための電磁
弁41が接続されている。圧縮機本体10への空気の供
給は吸気管18により行われ、その空気の量は、以下に
説明する空気吸入量調節機構で調節される。
【0003】この空気吸入量調節機構は、エアクリーナ
15からの吸気口16を開閉して空気吸入量を調節する
吸気閉鎖弁17、吸気閉鎖弁17に対向する第1のピス
トンたるピストン21a、吸気閉鎖弁17とピストン2
1aを接続しそれぞれを遠ざける方向に付勢力を与える
第1の弾性体たるバネ22a、ピストン21aを支える
ダイヤフラム24、ダイヤフラム24の反吸気閉鎖弁側
の空間たる室23a、ピストン21aに対向する第2の
ピストンたるピストン21b、ピストン21bに左方へ
の付勢力を与える第2の弾性体たるバネ22b、ピスト
ン21bが内挿されるシリンダ室23b、ピストン21
bで二分されるシリンダ室23bのうちピストン21a
側の空間たる室23c及びその反対側の空間たる室23
d、エアクリーナ15と室23dを接続するB1配管2
5、室23dと吸気管18を接続するB2配管26、オ
イルチャンバ12と室23cを接続するC配管27、オ
イルチャンバ12と室23aを接続するD配管28、D
配管28の途中に並列に設けられ圧力が設定値以上にな
ると開く機構を有する圧力調整弁30及びアンロード時
に作動する電磁弁42、により構成される。
【0004】以上に説明した構成を有する従来のモータ
コンプレッサを用いて空気を圧縮する行程を説明する。
なお、左方・右方という用語を用いた場合には、それぞ
れの図面における左側・右側を示すものとする。第1
に、従来のモータコンプレッサの始動前の状態を、図3
に基づいて説明する。モータコンプレッサの始動前にお
いては、シリンダ室23b内の室23c内に圧力がかか
っていないため、ピストン21bは、バネ22bの付勢
力により、シリンダ室23b内の左方に移動した状態に
ある。従って、ピストン21bに対向するピストン21
aも左方に移動した状態にあり、バネ22aは縮められ
てピストン21aとそれに対向する吸気閉鎖弁17が接
触し、吸気閉鎖弁17により、吸気口16が閉鎖されて
いる状態にある。この状態からモータコンプレッサの始
動をする場合には、吸気口16から空気を吸入すること
ができないため、B1配管25及びB2配管26を介し
て徐々に空気を吸入しながら吸気管18内に空気を供給
し、吸気管18を介して供給された空気を圧縮機本体1
0で圧縮することにより、オイルチャンバ12内の圧力
の上昇を図っている。
【0005】第2に、従来のモータコンプレッサの負荷
運転時の状態を、図4に基づいて説明する。オイルチャ
ンバ12内の圧力が上昇すると、C配管27を介して圧
縮空気がシリンダ室23b内の室23cに送り込まれ、
室23c内の圧力が上昇する。すると、ピストン21b
が、バネ22bの付勢力に抗してシリンダ室23b内を
右方に移動するため、ピストン21bの作用により左方
に移動した状態にあったピストン21a及びそれに対向
する吸気閉鎖弁17が、右方に移動可能な状態となる。
吸気閉鎖弁17が右方に移動して吸気口16が開放され
ると、吸気口16から空気が吸入されて吸気管18内に
大量の空気が供給されるため、圧縮機本体10で空気が
圧縮されてオイルチャンバ12内の圧力はさらに上昇
し、負荷40への圧縮空気の供給が可能な状態となる。
この状態が負荷運転状態である。
【0006】この負荷運転状態では、負荷40により消
費される圧縮空気の量に応じて吸気閉鎖弁17が左右に
移動し、吸気口16からの空気吸入量の調整を行う。ま
た、オイルチャンバ12内の圧力が設定値以上になった
場合には、D配管28の途中に設けられた圧力調整弁3
0が開き、圧縮空気がD配管28を介してダイヤフラム
24の反吸気閉鎖弁側の空間たる室23aに送り込ま
れ、室23a内の圧力が上昇する。なお、このとき電磁
弁42は閉じられている。すると、ダイヤフラム24に
より支えられるピストン21aが左方に移動し、吸気閉
鎖弁17が吸気口16に近づくため、吸気口16からの
空気の吸入が減少して圧縮機本体10の圧力は低下し、
それによりオイルチャンバ12内の圧力も低下し、設定
圧力以下に保たれる構造になっている。
【0007】第3に、従来のモータコンプレッサのアン
ロード時(無負荷運転時)の状態を、図5に基づいて説
明する。アンロード時においては、先に説明した負荷運
転状態においてオイルチャンバ12内の圧力が設定値以
上になった場合と同様の作用によりオイルチャンバ12
内の圧力を低下させ、さらにオイルチャンバ12内の空
気を放出することにより、低圧状態に保たれるようにな
っている。即ち、アンロード時においては、負荷40で
圧縮空気が消費されないため、オイルチャンバ12内の
圧力が上昇し、D配管28の途中に設けられた圧力調整
弁30が開き、圧縮空気がD配管28を介して室23a
に送り込まれ、室23a内の圧力が上昇する。
【0008】すると、ダイヤフラム24により支えられ
るピストン21aが左方に移動し、吸気閉鎖弁17が押
されて吸気口16を閉じるため、空気の吸入はB1配管
25及びB2配管26を介してのみになるので、オイル
チャンバ12内の圧力が低下する。オイルチャンバ12
内の圧力が低下すると、圧力調整弁30が作動せず閉じ
てしまうが、圧力調整弁30と並列に設けられアンロー
ド時に作動する電磁弁42が開いて、オイルチャンバ1
2内の圧縮空気がD配管28を介して室23aに送り込
まれるので、オイルチャンバ12内の圧力低下は維持さ
れる。この状態において、オイルチャンバ12に接続さ
れ、アンロード時に開くように作動する電磁弁41を開
くことにより、オイルチャンバ12内の圧縮空気が大気
中に放出されて、オイルチャンバ12内の圧力をさらに
低下させている。これがアンロード時の状態である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるアン
ロード時においても、圧縮機本体10及びそれに直結さ
れるモータ11は依然として運転を行っており、アンロ
ード時におけるモータ11の消費電力の低減を図るため
に、前記のようにオイルチャンバ12内の圧力、即ち圧
縮機本体10の圧力を低下させているのであり、その圧
力は低いほど効果的である。しかし、この従来の技術で
は、オイルチャンバ12内の圧力が低くなりすぎるとピ
ストン21aを左方に移動させるための室23a内の圧
力も低下するため、吸気閉鎖弁17を押し切れず吸気口
16が開いてしまう。すると、吸気口16からの空気の
供給量が増え、その結果オイルチャンバ12内の圧力が
上がってしまうことになるため、単純にオイルチャンバ
12内の圧力を低下させることはできないという問題が
あった。このアンロード時におけるオイルチャンバ12
内の圧力は約2.4Kgf/cm2であり、負荷運転時と比べ
ると低圧ではあるが、この圧力をさらに低下させること
ができれば、圧縮機本体10の負担がより軽減されるこ
とになる。従って、省エネルギーの観点からもアンロー
ド時におけるオイルチャンバ12内の圧力のさらなる低
減を図り、もってモータ11の消費電力の低減に資する
ことが要請される。
【0010】そこで、かかるモータコンプレッサにおい
ては、アンロード時において強制的に吸気閉鎖弁17を
閉じておく手段を別途に設けて、吸気閉鎖弁17が閉鎖
されている状態を保持した上で、電磁弁41によりオイ
ルチャンバ12内の圧縮空気を放出してオイルチャンバ
12内の圧力を低下させ、圧縮機本体10及びモータ1
1の負荷の低減を図り、もってモータ11の消費電力の
低減を図るような構成を得るのが適切である。さらに述
べれば、既存の構成部材を利用しつつ、簡便な方法で上
記構成を得るようにすることが望ましい。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
課題を解決すべくなされたものであり、エアクリーナか
らの吸気口を開閉する吸気閉鎖弁、吸気閉鎖弁に対向す
る第1のピストン、吸気閉鎖弁と第1のピストンを接続
し付勢力を与える第1の弾性体、第1のピストンを支え
るダイヤフラム、第1のピストンに対向する第2のピス
トン、第2のピストンに付勢力を与える第2の弾性体、
第2のピストンが内挿されるシリンダ室、及び、オイル
チャンバとダイヤフラムの反吸気閉鎖弁側の空間たる室
23aを接続する配管の途中に設けられる圧力調整弁よ
りなる空気吸入量調節機構を有するモータコンプレッサ
において、オイルチャンバと第2のピストンで二分され
るシリンダ室のうち第1のピストン側の空間たる室23
cを接続する配管を設け、その途中に空気抜き機構31
を設けたことを特徴とする、モータコンプレッサアンロ
ード時電力低減装置を提供するものである。
【0012】また、他の手段として、前記空気抜き機構
は、電磁ソレノイドにより作動する三方電磁弁であるこ
とを特徴とする、モータコンプレッサアンロード時電力
低減装置を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るモータコンプ
レッサアンロード時電力低減装置の実施の形態につい
て、図1及び図2に基づいて説明する。ここに、図1
は、本発明に係るモータコンプレッサアンロード時電力
低減装置を備えるモータコンプレッサの始動前及びアン
ロード時の状態を示す概念図であり、図2は、本発明に
係るモータコンプレッサアンロード時電力低減装置を備
えるモータコンプレッサの負荷運転時の状態を示す概念
図である。なお、以下の説明において、従来のモータコ
ンプレッサと同様の部分については、同一の符号を用い
るものとする。
【0014】まず、本発明に係るモータコンプレッサア
ンロード時電力低減装置の構成について説明を行う。本
発明に係る基本的な構成は、従来のモータコンプレッサ
の構成と同様であり、圧縮機本体10、圧縮機本体10
に直結されるモータ11、圧縮空気の貯蔵及び油の分離
・貯蔵をするオイルチャンバ12よりなっており、オイ
ルチャンバ12の先には、逆止弁34を介して負荷40
が接続されている。また、オイルチャンバ12には、ア
ンロード時に開くように作動してオイルチャンバ12内
の圧縮空気を抜くための電磁弁41が接続されている。
圧縮機本体10への空気の供給は吸気管18により行わ
れ、その空気の量は、以下に説明する空気吸入量調節機
構で調節される。
【0015】この空気吸入量調節機構は、エアクリーナ
15からの吸気口16を開閉して空気吸入量を調節する
吸気閉鎖弁17、吸気閉鎖弁17に対向する第1のピス
トンたるピストン21a、吸気閉鎖弁17とピストン2
1aを接続しそれぞれを遠ざける方向に付勢力を与える
第1の弾性体たるバネ22a、ピストン21aを支える
ダイヤフラム24、ダイヤフラム24の反吸気閉鎖弁側
の空間たる室23a、ピストン21aに対向する第2の
ピストンたるピストン21b、ピストン21bに左方へ
の付勢力を与える第2の弾性体たるバネ22b、ピスト
ン21bが内挿されるシリンダ室23b、ピストン21
bで二分されるシリンダ室23bのうちピストン21a
側の空間たる室23c及びその反対側の空間たる室23
d、エアクリーナ15と室23dを接続するB1配管2
5、室23dと吸気管18を接続するB2配管26、オ
イルチャンバ12と室23cを接続するC配管27、オ
イルチャンバ12と室23aを接続するD配管28、D
配管28の途中に設けられ圧力が設定値以上になると開
く機構を有する圧力調整弁30、により構成され、以上
までの構成は、従来のモータコンプレッサ(図3ないし
図5参照)に対してD配管28の途中に設けられる電磁
弁42を除いたものである。
【0016】本発明に係るモータコンプレッサアンロー
ド時電力低減装置は、これらの構成を有するモータコン
プレッサにおいて、オイルチャンバ12と室23cを接
続するC配管27の途中に、空気抜き機構31を設けた
ことを特徴とするものである。この空気抜き機構31
は、アンロード時において室23c内の圧縮空気を抜く
ように構成されるものである。
【0017】この空気抜き機構31としては、図1及び
図2に示すように、電磁ソレノイドにより作動する三方
電磁弁を用いることが考えられる。具体的には、オイル
チャンバ12と室23cを接続するC配管27の途中
に、電磁ソレノイド33により作動する三方電磁弁32
を設け、三方電磁弁32の出口の一方を、先端が外気に
接触するE配管29に接続するように構成する。この三
方電磁弁32は、負荷運転時においては、オイルチャン
バ12と室23cとを連通する方向に開いているが、ア
ンロード時において電磁ソレノイド33がアンロード信
号を受けた場合には、室23cとE配管29とが連通す
る方向に開くように構成される。
【0018】なお、この空気抜き機構に関しては、アン
ロード時において室23c内の圧縮空気を抜くように構
成されるものであれば、本実施の形態に示すような電磁
ソレノイドにより作動する三方電磁弁を用いたものに限
定されないことは当然である。
【0019】次いで、本発明に係るモータコンプレッサ
アンロード時電力低減装置の動作について説明を行う。
第1に、図1に示すモータコンプレッサの始動前の状態
については、従来のモータコンプレッサの始動前の状態
(図3)に準ずるものであり、また、第2に、図2に示
すモータコンプレッサの負荷運転時の状態についても、
従来のモータコンプレッサの負荷運転時の状態(図4)
に準ずるものであるため、ここではその説明を省略す
る。
【0020】第3に、モータコンプレッサのアンロード
時(無負荷運転時)の状態を、図1に基づいて説明す
る。 (1) 負荷40で圧縮空気が消費されないアンロード
時の状態になると、アンロード信号が電磁ソレノイド3
3に送られ、その信号を受けた電磁ソレノイド33は、
それに接続されている三方電磁弁32が室23cと先端
が外気に接触するE配管29とが連通する方向に開くよ
うに作動する。 (2) すると、室23c内に残留していた圧縮空気
が、C配管27・三方電磁弁32・E配管29を通過し
て外気中に放出されるため、室23c内の圧力が低下す
る。 (3) 室23c内の圧力が低下すると、室23c内の
圧力にバネ22bの付勢力が打ち勝って、ピストン21
bが左方に移動を開始する。するとピストン21bとピ
ストン21aが接触し、バネ22aが縮められてピスト
ン21aと吸気閉鎖弁17が接触し、吸気閉鎖弁17が
エアクリーナ15からの吸気口16を閉鎖する。即ち、
モータコンプレッサの始動前の状態と同様になる。
【0021】この状態でアンロード時に開くように作動
する電磁弁41を開いてオイルチャンバ12内の圧縮空
気を放出して、オイルチャンバ12内の圧力をより低下
させても、バネ22b・ピストン21b・ピストン21
aの作用により吸気閉鎖弁17はエアクリーナ15から
の吸気口16を閉鎖したままの状態である。従って、吸
気閉鎖弁17が開いて空気を吸入し圧力が上昇するとい
うことはなく、オイルチャンバ12内の圧力のさらなる
低減が可能となる。具体的には、従来のモータコンプレ
ッサを用いた場合のアンロード時における圧力である約
2.4Kgf/cm2 を、約0.8Kgf/cm2 に低減すること
ができる。このため、それに応じて圧縮機本体10及び
モータ11にかかる負荷が軽減され、アンロード時にお
けるモータ11の消費電力の低減を図ることができる。
具体的には、約3割から4割程度の消費電力の低減が可
能となる。
【0022】なお、本発明を用いたモータコンプレッサ
にあっては、アンロード時において室23c内の圧縮空
気を放出し、バネ22bの付勢力によってピストン21
b及びピストン21aを介して吸気閉鎖弁17を吸気口
16に押し付け、アンロード時の状態を保つ構成として
いるため、従来のモータコンプレッサにおいて、アンロ
ード時に作動してオイルチャンバ12内の圧力低下を維
持するために設けられていた電磁弁42を設ける必要が
なくなり、より簡便な構造となる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るモータコンプレッサアンロ
ード時電力低減装置は、従来のモータコンプレッサに、
シリンダ室23b内の室23c内の圧縮空気を放出する
ための空気抜き機構、例えば電磁ソレノイドにより作動
する三方電磁弁を備えることとしたので、以下の効果を
奏するものである。 (1) アンロード時において、第2の弾性体・第2の
ピストン・第1のピストンの作用により、吸気閉鎖弁が
エアクリーナからの吸気口を閉鎖したままの状態を保つ
ことができるため、オイルチャンバ内の圧力、即ち圧縮
機本体の圧力を大幅に低減することができ、圧縮機本体
及びモータの負荷を低減することができるため、モータ
の消費電力を大幅に低減することができる。具体的に
は、従来のモータコンプレッサと比べて約3割から4割
程度の消費電力の低減が可能となり、その効果は甚大で
ある。 (2) 従来のモータコンプレッサに、空気抜き機構を
追加するだけで良いため、比較的簡単に上記(1)の効
果を得ることができる。 (3) 従来のモータコンプレッサにおいて設けられ
る、アンロード時に作動してオイルチャンバ内の圧力低
下を維持する電磁弁を設ける必要がなくなるため、より
簡便な構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータコンプレッサアンロード時
電力低減装置を備えるモータコンプレッサの始動前及び
アンロード時の状態を示す概念図である。
【図2】本発明に係るモータコンプレッサアンロード時
電力低減装置を備えるモータコンプレッサの負荷運転時
の状態を示す概念図である。
【図3】従来のモータコンプレッサの始動前の状態を示
す概念図である。
【図4】従来のモータコンプレッサの負荷運転時の状態
を示す概念図である。
【図5】従来のモータコンプレッサのアンロード時の状
態を示す概念図である。
【符号の説明】
10 圧縮機本体 11 モータ 12 オイルチャンバ 15 エアクリーナ 16 吸気口 17 吸気閉鎖弁 18 吸気管 21a ピストン(第1のピストン) 21b ピストン(第2のピストン) 22a バネ(第1の弾性体) 22b バネ(第2の弾性体) 23a 室 23b シリンダ室 23c 室 23d 室 24 ダイヤフラム 25 B1配管 26 B2配管 27 C配管 28 D配管 29 E配管 30 圧力調整弁 31 空気抜き機構 32 三方電磁弁 33 電磁ソレノイド 34 逆止弁 40 負荷 41 電磁弁 42 電磁弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−118079(JP,A) 実開 平1−114996(JP,U) 実開 昭60−95188(JP,U) 実開 昭57−69988(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 49/00 361 F04B 41/02 F04B 45/053 F16K 17/04 F16K 31/06 310

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアクリーナからの吸気口を開閉する吸
    気閉鎖弁、吸気閉鎖弁に対向する第1のピストン、吸気
    閉鎖弁と第1のピストンを接続し付勢力を与える第1の
    弾性体、第1のピストンを支えるダイヤフラム、第1の
    ピストンに対向する第2のピストン、第2のピストンに
    付勢力を与える第2の弾性体、第2のピストンが内挿さ
    れるシリンダ室、及び、オイルチャンバとダイヤフラム
    の反吸気閉鎖弁側の空間たる室(23a)を接続する配
    管の途中に設けられる圧力調整弁よりなる空気吸入量調
    節機構を有するモータコンプレッサにおいて、 オイルチャンバと第2のピストンで二分されるシリンダ
    室のうち第1のピストン側の空間たる室(23c)を接
    続する配管を設け、その途中に空気抜き機構(31)を
    設けたことを特徴とする、モータコンプレッサアンロー
    ド時電力低減装置。
  2. 【請求項2】 前記空気抜き機構は、 電磁ソレノイドにより作動する三方電磁弁であることを
    特徴とする、請求項1に記載のモータコンプレッサアン
    ロード時電力低減装置。
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