JP3084472U - 多数の選択可能なプリンタを具備する走査コピア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、多数の選択可能なプリンタを有す
る走査コピアを提供することを主な目的とする。 【解決手段】 本考案は、多数の選択可能なプリンタを
有する走査コピアに関わる。走査コピアは、筐体と、文
書を走査し、対応する画像データを生成するために筐体
内に設置される走査モジュールと、走査コピアの動作を
制御するために筐体中に設置される制御ユニットと、第
１のプリンタを接続するために制御ユニットに電気的に
接続される第１の出力ポートと、第２のプリンタを接続
するために制御ユニットに電気的に接続される第２の出
力ポートと、２つのプリンタのうちいずれか一方を出力
装置として選択するために制御ユニットに電気的に接続
されるプリンタ選択装置とを有する。走査モジュールが
文書の走査を終了したとき、制御ユニットは画像データ
を用いて文書を印刷するためにプリンタ選択装置によっ
て選択されるプリンタに文書の画像データを伝送する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、走査コピア、より特定的には、多数の選択可能なプリンタを含む走 査コピアに関わる。

【０００２】

【従来の技術】

図１を参照する。図１は、従来技術の走査コピア１０の機能的ブロック図であ る。走査コピア１０は、文書を走査し対応する画像データを生成する走査モジュ ール１２と、走査コピア１０の動作を制御する制御ユニット１４と、プリンタ１ ８を接続するために制御ユニット１４に電気的に接続される出力ポート１６と、 走査モジュール１２によって生成される画像データを記憶するメモリ２０と、コ ンピュータ２４を接続するために制御ユニット１４に電気的に接続される接続ポ ートと、ユーザインタフェース２１とを有する。制御ユニット１４は、画像デー タを処理する画像処理ユニット１３、及び、走査処理を制御する中央処理ユニッ ト１５を有する。

【０００３】 走査モジュール１２が文書の走査を終了した後、制御ユニット１４は接続ポー ト２２を通じてコンピュータ２４に文書の画像データを伝送する。コンピュータ ２４が画像データを処理した後、画像データは印刷されるために制御ユニット１ ４を通じてプリンタ１８に伝送される。或いは、走査コピア１０はコンピュータ ２４に接続される必要がある。このスキームでは、制御ユニット１４は、メモリ ２０に記憶された文書の画像データを印刷するために出力ポート１６を通じてプ リンタ１８に伝送される。

【０００４】 従来技術の走査コピア１０は、プリンタ１８に接続されるような出力ポートを 一つだけ有する。例えば、走査コピア１０は、白黒レーザプリンタ又はカラーイ ンクジェットプリンタに接続され得る。しかしながら、速度又は色のような印刷 要件はしばしば変更される。白黒レーザプリンタは、高速印刷速度を有するが、 白黒でしか印刷できない。カラーインクジェエットプリンタは、カラーで印刷出 切るが非常に遅い。カラーレーザプリンタは、カラーで適度な速度で印刷するが 、一般ユーザにとっては高価すぎる。幾つかのプリンタ例えば、フォトプリンタ は、特別な印刷機能及び効果を有し、非常に人気が高い。しかしながら、従来技 術の走査コピア１０は、毎回１つのプリンタ１８にだけ接続され得る。印刷要件 が変更された場合、プリンタ１８は相応じて変更されなくてはならない。これは 非常に手間がかかる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従って、本考案は、上記問題を解決するために多数の選択可能なプリンタを有 することができる走査コピアを提供することを主な目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

簡単に、好ましい実施例では、本考案は、筐体と、 文書を走査し、対応する画像データを発生するために筐体内に設置される走査 モジュールと、 走査コピアの動作を制御するために筐体中に設置される制御ユニットと、 第１のプリンタを接続するために制御ユニットに電気的に接続される第１の出 力ポートと、 第２のプリンタを接続するために制御ユニットに電気的に接続される第２の出 力ポートと、 ２つのプリンタのうち一方を出力装置として選択するために制御ユニットに電 気的に接続されるプリンダ選択装置とを有する走査コピアを提供し、走査モジュ ールが文書を走査した後、画像データを用いて文書を印刷するために制御ユニッ トはプリンタ選択装置によって選択されたプリンタに文書の画像データを伝送す る。

【０００７】 本考案の利点は、本考案による走査コピアが２つ以上の出力ポートを有し、従 って、一回に２つ以上のプリンタに接続され得る点である。現在のプリンタ要件 によると、適当なプリンタがプリンタ選択装置によって容易に選択されてもよい 。プリンタを手動で変える必要はない。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の上記及び他の目的及び利点は、添付の様々な図面に例示する好ましい 実施例の以下の詳細な説明を読んだ後、当業者に明らかとなる。

【０００９】 図２及び図３を参照する。図２は、本考案による走査コピア３０の斜視図であ る。図３は、図２中の走査コピア３０の機能的ブロック図である。走査コピア３ ０は、筐体３２と、文書を走査し、対応する画像データを生成するために筐体３ ２内に設置される走査モジュール３４と、走査コピア３０の動作を制御するため に筐体３２中に設置される制御ユニット３６と、第１のプリンタ４０を接続する ために制御ユニット３６に電気的に接続される第１の出力ポート３８と、第２の プリンタ４４を接続するために制御ユニット３６に電気的に接続される第２の出 力ポート４２と、走査モジュール３４によって生成された画像データを記憶する ために筐体３２内に設置されるメモリ４６と、２つのプリンタ４０、４４のうち いずれか一方を出力装置として選択するために制御ユニット３６に電気的に接続 されるプリンタ選択装置４８と、筐体３２上に設置されコンピュータ５２を接続 するために制御ユニット３６に電気的に接続される接続ポート５０と、ユーザイ ンタフェース５１とを有する。制御ユニット３６は、画像データを処理する画像 処理ユニット３５及び走査処理を制御する中央処理ユニット３７を有する。

【００１０】 走査モジュール３４が文書を走査した後、制御ユニット３６は、画像データを 用いて文書を印刷するために、プリンタ選択装置４８によって選択されたプリン タに文書の画像データを伝送する。文書の画像データは、接続ポート５０を通じ てコンピュータ５２に伝送されてもよい。コンピュータ５２が画像データを処理 した後、画像データを印刷するために制御ユニット３６を通じて第１のプリンタ ４０又は第２のプリンタ４４に伝送される。コンピュータ５２は、プリンタ選択 のためにＩＥＥＥ １２８４．３通信プロトコルを使用する。或いは、走査コピ ア３０は、コンピュータ５２に接続される必要はない。このスキームでは、文書 の走査後、走査モジュール３４によって生成された画像データはメモリ４６に記 憶される。制御ユニット３６は、メモリ４６に記憶された画像データを印刷する ために、第１の出力ポート３８を通じて第１のプリンタ４０に伝送し、又は、第 ２の出力ポート４２を通じて第２のプリンタ４４に伝送する。

【００１１】 第１のプリンタ４０及び第２のプリンタ４４は、白黒レーザプリンタ及びカラ ーインクジェットプリンタでもよい。プリンタ選択装置４８は、現在の要件に従 って出力装置としてのプリンタを選択するために使用される。ユーザが白黒画像 を印刷することを望むとき、出力装置は第１のプリンタ４０に設定される。ユー ザがカラー画像を印刷することを望むとき、出力装置は第２のプリンタ４４に設 定される。

【００１２】 コンピュータ５２は、現在の印刷要件に従って特定の出力装置に自動的に設定 され得、又は、どのプリンタも予め選択されていない場合にコンピュータ５２が 使用するデフォルトプリンタに設定され得る。

【００１３】 図４を参照する。図４は、本考案による別の走査コピア６０の機能的ブロック 図である。走査コピア３０に対して、走査コピア６０では、第１のプリンタ４０ が筐体３３中に設置される。これにより、走査及び印刷の両方に一台の機械だけ が必要であるため場所が節約される。第１のプリンタ４０及び第２のプリンタ４ ４は、両方とも走査コピアの筐体中に設置され得る。

【００１４】 従来技術の走査コピア１０と比較して、本考案による走査コピア３０は、２台 以上のプリンタに接続するための２つ以上の出力ポートを有する。プリンタ選択 装置４８は、現在の要件に基づいてプリンタを選択するために使用されてもよい 。プリンタを手動で変更する必要はない。

【００１５】 当業者は、本考案の教示を維持しつつ本考案の多数の変更態様及び変更が成さ れ得ることを容易に理解する。従って、上記開示は、添付の特許請求の範囲の限 界及び境界によってだけ制限されるとして解釈されるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来技術の走査コピアの機能的ブロック図であ
る。

【図２】本考案による走査コピアの斜視図である。

【図３】図２の走査コピアの機能的ブロック図である。

【図４】本考案による別の走査コピアの機能的ブロック
図である。

【符号の説明】

１０，３０ 走査コピア １２，３４ 走査モジュール １３，３５ 画像処理ユニット １４，３６ 制御ユニット １５，３７ 中央処理ユニット １６ 出力ポート １８ プリンタ ２０，４６ メモリ ２１，５１ ユーザインタフェース ２２，５０ 接続ポート ２４ コンピュータ ３２ 筐体 ３８ 第１の出力ポート ４０ 第１のプリンタ ４２ 第２の出力ポート ４４ 第２のプリンタ ４８ プリンタ選択装置 ５２ コンピュータ

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 筐体と、 文書を走査し、対応する画像データを生成するための上
   記筐体内に設置される走査モジュールと、 走査コピアの動作を制御するための上記筐体中に設置さ
   れる制御ユニットと、 第１のプリンタを接続するために上記制御ユニットに電
   気的に接続される第１の出力ポートと、 第２のプリンタを接続するために上記制御ユニットに電
   気的に接続される第２の出力ポートと、 上記２つのプリンタのうちいずれか一方を出力装置とし
   て選択するために上記制御ユニットに電気的に接続され
   るプリンダ選択装置とを有する電子装置であって、 上記走査モジュールが上記文書の走査を終了したとき、
   上記制御ユニットは、上記画像データを用いて上記文書
   を印刷するために、上記文書の上記画像データを上記プ
   リンタ選択装置によって選択された上記プリンタに伝送
   する電子装置。
2. 【請求項２】 上記走査モジュールによって生成される
   上記画像データを記憶するための上記筐体中に設置され
   るメモリを更に有し、 上記走査モジュールが上記文書の走査を終了した後、上
   記制御ユニットは上記メモリからの上記画像データを上
   記第１のプリンタ又は上記第２のプリンタに伝送する請
   求項１記載の電子装置。
3. 【請求項３】 上記第１のプリンタ及び上記第２のプリ
   ンタのいずれか一方のプリンタが上記筐体内に設置され
   る請求項１記載の電子装置。
4. 【請求項４】 上記第１のプリンタ及び上記第２のプリ
   ンタ夫々が上記筐体中に設置される請求項１記載の電子
   装置。
5. 【請求項５】 上記第１のプリンタ及び上記第２のプリ
   ンタのいずれか一方は白黒レーザプリンタであり、他方
   はカラーインクジェットプリンタである請求項１記載の
   電子装置。
6. 【請求項６】 上記筐体上に設置され、コンピュータを
   接続させるために上記制御ユニットに電気的に接続され
   る接続ポートを更に有し、 上記走査モジュールが上記文書の走査を終了した後、上
   記制御ユニットは上記文書の上記画像データを上記接続
   ポートを通じて上記コンピュータに伝送し、 上記コンピュータは印刷するために上記第１のプリンタ
   又は上記第２のプリンタに上記制御ユニットを通じて上
   記画像データを伝送してもよい、請求項１記載の電子装
   置。