JP3084102U - 葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー - Google Patents

葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー

Info

Publication number
JP3084102U
JP3084102U JP2001004281U JP2001004281U JP3084102U JP 3084102 U JP3084102 U JP 3084102U JP 2001004281 U JP2001004281 U JP 2001004281U JP 2001004281 U JP2001004281 U JP 2001004281U JP 3084102 U JP3084102 U JP 3084102U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basket
freezer
cooling
pack
insulating material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001004281U
Other languages
English (en)
Inventor
澄 佐藤
Original Assignee
第一衛材株式会社
株式会社 蒼空
愛彩物産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 第一衛材株式会社, 株式会社 蒼空, 愛彩物産株式会社 filed Critical 第一衛材株式会社
Priority to JP2001004281U priority Critical patent/JP3084102U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3084102U publication Critical patent/JP3084102U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】保冷不足の保冷材を誤って使用する場合が多々
あり、よって専用のフリーザーの提供と保冷材の保冷時
間の管理が課題となっていた。 【解決手段】保冷材若しくは保冷材パックを複数個積重
ねて収納した複数の籠Bを、上蓋1をあけたフリーザー
A内に、下段に複数個(実施例、5個)、各籠Bに積重ね
て複数個(図示例、5個)、図示例では冷凍機室2上に2個
の合計12個(保冷材パック48個)収納し、上蓋1を閉じ設
定時間冷却したのち、上蓋1をあけて冷却済みの籠Bか
ら順に取り出して、その保冷材5若しくは保冷材パック
を遺体保存用等に使用し、新規の保冷材若しくは保冷材
パックを籠Bに収納してフリーザーA内へ収納冷却する
ように備えた葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザーA
によって課題を解決した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主として葬祭時に遺体保存用の保冷用品として、従来のドライアイス に代えて使用する、保冷材、即ち不透水性プラスチック容器内に保冷用媒体(例 、水溶性有機高分子のゲル状物)を封入した既存、市販の保冷材、若しくは該保 冷材を高分子吸水性樹脂シートで包装した保冷材パックを、複数個籠に収納し、 該籠を複数個収納して保冷するように備えた、葬祭用遺体保存用保冷材等のフリ ーザーを提供する。
【0002】
【従来の課題】
現在、葬祭用遺体保存用保冷用品として長年に亘って大量に使用されてきたド ライアイスが、昇華して二酸化炭素を生じ、それが地球温暖化の原因となるため 、ドライアイスの使用を止めて他の保冷用品に切り換えることが行われつつある 。
【0003】 そして、新規の保冷用品として多く使用されつつあるのは、不透水性プラスチ ック容器内に保冷用媒体を封入した既存、市販の保冷材である。
【0004】 例えば、−40度位に冷却した上記保冷材を、遺体の周囲等に配置して使用す るものであるが、該保冷材を外気中で使用すると、周囲の急激な温度低下によっ て容器の周面に結露を生じ、その結露水によって種々の悪影響を生じる課題があ った。
【0005】 上記、結露水による悪影響は、例えば、保冷効果を妨げると共に保冷材の保冷 時間を短くし、結露水で濡れて遺体の保存に悪く、衣服や周囲のものを濡らし滲 みや染みを生じて汚し、外観的に見苦しくなる。また、結露水中に雑菌が繁殖し 感染や悪臭の原因となる等である。
【0006】 また、上記保冷材の冷却を、従来は通常の冷凍庫等で各々が適当に行っている ため、保冷材のローテーション管理等も無く、極めて非効率的であり保冷材の保 冷有効時間も一定しないため、専用のフリーザーの提供が課題とされてきた。
【0007】
【発明が解決した課題】
そこで、出願人は実願2001−004140号、「葬祭用遺体保存用保冷材 パック」をもって、上記保冷材を高分子吸水性樹脂シートを備えたパックで包装 することによって結露水、体液、臭気性気体、湿気等を有効に吸収、吸着し、ま た、抗菌性を付与することによって雑菌の繁殖、感染を抑えるようにした保冷材 パックを提供して上記従来の課題を解決したが、
【0008】 更に、本考案によって、上記保冷材パック若しくは一般的に使用されている既 存、市販の保冷材を、籠に収納したのち該籠を収納して効率的に冷却でき、また 、設定時間完全冷却済みの籠から順に取出し、また、新規の保冷材パック若しく は保冷材を収納した籠を収納するローテーションを極めて効率的に行えるように した、謂わば専用の葬祭用遺体保存用保冷材のフリーザーを提供して、従来の課 題を解決したものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
即ち、本発明は、冷凍機を内蔵した箱形で上開きの上蓋付のフリーザーを備え る一方、保冷材若しくは保冷材パックを複数個積重ねて収納する籠を備えたもの であり、 保冷材は、不透水性プラスチック容器内に保冷用媒体を封入した、既存、市販 の保冷材、若しくは保冷材を不織布シートと高分子吸水性樹脂シートの積層シー トで形成したパックに詰めて周囲を積層シートで包装した保冷材パックであり、 籠は金属線材若しくは棒材の格子状若しくは網状で上面開口の方形乃至長方形 に形成したものであって、
【0010】 保冷材若しくは保冷材パックを複数個積重ねて収納した複数の籠を、上蓋をあ けたフリーザー内に、下段に複数個、各籠に積重ねて複数個収納し、上蓋を閉じ 設定時間冷却したのち、上蓋をあけて冷却済みの籠から順に取り出して、その保 冷材若しくは保冷材パックを遺体保存用等に使用し、新規の保冷材若しくは保冷 材パックを籠に収納してフリーザー内へ収納冷却するように備えたことを特徴と する、葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザーによって課題を解決したものであ る。
【0011】
【実施例】
図1〜図6 冷凍機(符号2は冷凍機室)を内蔵した箱形で上開きの上蓋付のフリーザーAを 備える一方、保冷材若しくは保冷材パック3を複数個(図示例、4個)積重ねて収 納する籠Bを備えたものであり、 保冷材若しくは保冷材パック3は、不透水性プラスチック容器5a内に保冷用 媒体5bを封入した、既存、市販の保冷材5、若しくは保冷材5を不織布シート と高分子吸水性樹脂シートの積層シートで形成したに詰めて周囲をパック4で包 装した保冷材パック3であり、(図6) 籠Bは金属線材若しくは棒材の格子状(図示例)若しくは網状で上面開口の方形 乃至長方形に形成したものであって、(図3、図4)
【0012】 保冷材5若しくは保冷材パック3を複数個積重ねて収納した複数の籠Bを、上 蓋1をあけたフリーザーA内に、下段に複数個(図示例、5個)、各籠Bに積重ね て複数個(図示例、5個)、図示例では冷凍機室2上に2個の合計12個(保冷材パッ ク48個)収納し、上蓋1を閉じ設定時間冷却したのち、上蓋1をあけて冷却済み の籠Bから順に取り出して、その保冷材5若しくは保冷材パック3を遺体保存用 等に使用し、新規の保冷材5若しくは保冷材パック3を籠Bに収納してフリーザ ーA内へ収納冷却するように備えた葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザーAで ある。
【0013】 また、保冷材5若しくは保冷材パック3の冷却開始月、日、時間を記入するた めの、防水プラスチック袋7入りのタイムカード6を各籠B毎に備え、 保冷時間が設定時間(実施例、24時間)を超えた籠Bを該タイムカード6で確認 して、その籠Bから順に取り出して使用するように備えたものである。
【0014】 なお、本案フリーザーAは、上記の葬祭用遺体保存用保冷材に限らず、他の保 冷材、その他、本考案の籠に収納して冷却するに適した物品であれば、何でも効 率的に冷却できるものである。
【0015】
【作用】
通常の保冷材5若しくは保冷材をパックに詰めた保冷材パック3(図示実施例 )を各籠Bに複数個宛(実施例4個)積重ねて収納し、フリーザーAの上蓋1を あけて各籠BをフリーザーA内で下段に複数個(実施例5個)収納し、その各籠 Bの上に同数の籠B(実施例5個)を積重ね、また冷凍機室2の上に籠Bを2個 載せて、実施例で合計12個の籠B(保冷材パック3を48個)を収納する。
【0016】 また、各籠B内にそれぞれ冷却開始月、日、時間を記入したタイムカード6を 投入しておき、上蓋1を閉じ、−40度位で初回は60時間位、2回目以降はタ イムカード6確認で各籠Bが24時間以上冷却されるようにする。
【0017】 フリーザーA内に、最初に全籠Bを収納して冷却した場合は同時収納、同時冷 却完了となるが、使用を開始して各籠B(の保冷材パック3)の使用が一循した 後は、使用済みの籠Bに新規の保冷材パック3を積重ね収納した新規の籠Bを、 フリーザーA内のタイムカード6の冷却開始月、日、時間等を確認し乍ら、フリ ーザーA内の下段に入れるようにし、また、冷却完了の籠Bを取り出し易い上段 に移すようにするローテーションで収納し、上段の籠Bの保冷材パック3から順 に使用するようにして、冷却不足の保冷材パックを誤って使用しないようにする 。
【0018】
【効果】 フリーザー内に、保冷材若しくは保冷材パックを複数個入れた籠を積重ね収納 して冷却するようにしたので、収納状態において籠相互間及び保冷材若しくは保 冷材パックの周囲に必然的に通気路、空間を形成確保することができ、よって、 冷気がフリーザー内を良好に循環することができて、各保冷材若しくは保冷材パ ックを万遍なく効率的に冷却できる。 従って、籠を積重ね収納することにより、従来のように冷却庫内に保冷材をベ タ積み、ばらばらの状態に多数収納することによる冷却気流の悪循環、それによ る冷却効率の低下、冷却温度の不均等など、冷却効果を激減する諸課題を有効に 解決できる。
【0019】 各籠毎に備えたタイムカードに従って、冷却時間等を確認して、冷却完了、未 完了の籠(即ち、保冷材若しくは保冷材パック)を簡単、明確に区別し、新規の 籠をフリーザー内下段に、冷却完了の籠を上段に入れ替えるようにしたローテー ション式にしたので、冷却不足の保冷材パックを誤って使用する恐れが無く、取 外し使用及び、使用後の補充等を極めて効率的に行うことができる。
【0020】 上記のような特徴を有する本考案フリーザーを葬儀社等に遺体保存用保冷材専 用のフリーザーとして備えることによって、常に適正温度に冷却完了した保冷材 若しくは保冷材パックを必要個数直ちに供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例フリーザーの斜視正面図。
【図2】図1フリーザーの上蓋をあけ、籠を収納した状
態の斜視図。
【図3】籠の正面図。
【図4】籠の平面図。
【図5】防水プラスチック袋入りタイムカードの正面
図。
【図6】保冷材パックの正面図、及び縦断面図。
【符号の説明】
A 実施例フリーザー B 籠 1 上蓋 2 冷凍機室 3 保冷材パック 4 パック 4a 粘着テープ 5 保冷材 5a 不透水性プラスチックフィルム容器 5b 保冷用媒体 6 タイムカード 7 防水プラスチック袋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍機を内蔵した箱形で上開きの上蓋付の
    フリーザーを備える一方、保冷材若しくは保冷材パック
    を複数個積重ねて収納する籠を備えたものであり、 保冷材は、不透水性プラスチック容器内に保冷用媒体を
    封入した、既存、市販の保冷材、若しくは保冷材を不織
    布シートと高分子吸水性樹脂シートの積層シートで形成
    したパックに詰めて周囲を積層シートで包装した保冷材
    パックであり、 籠は金属線材若しくは棒材の格子状若しくは網状で上面
    開口の方形乃至長方形に形成したものであって、 保冷材若しくは保冷材パックを複数個積重ねて収納した
    複数の籠を、上蓋をあけたフリーザー内に、下段に複数
    個、各籠に積重ねて複数個収納し、上蓋を閉じ設定時間
    冷却したのち、上蓋をあけて冷却済みの籠から順に取り
    出して、その保冷材若しくは保冷材パックを遺体保存用
    等に使用し、新規の保冷材若しくは保冷材パックを籠に
    収納してフリーザー内へ収納冷却するように備えたこと
    を特徴とする、 葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー。
  2. 【請求項2】保冷材若しくは保冷材パックの冷却開始
    月、日、時間を記入するための、防水プラスチック製入
    りのタイムカードを各籠毎に備えたものであり、 保冷時間が設定時間を超えた籠を該タイムカードで確認
    して、その籠から順に取り出して使用するように備えた
    ことを特徴とする、 請求項1の葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー。
JP2001004281U 2001-06-29 2001-06-29 葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー Expired - Lifetime JP3084102U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004281U JP3084102U (ja) 2001-06-29 2001-06-29 葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004281U JP3084102U (ja) 2001-06-29 2001-06-29 葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3084102U true JP3084102U (ja) 2002-03-08

Family

ID=43235589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001004281U Expired - Lifetime JP3084102U (ja) 2001-06-29 2001-06-29 葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3084102U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4189868A (en) Package for perishable produce
US20090321451A1 (en) Containment apparatus for controlled rate freezing and long term cryogenic storage
JP3084102U (ja) 葬祭用遺体保存用保冷材等のフリーザー
CN107054886A (zh) 一种便携式冷藏包装盒
JP2013067402A (ja) 保冷輸送方法
JPH04110581A (ja) 庫内のエチレン濃度を制御でき且つ一定湿度を保持できる二重室構造の低温貯蔵庫及び低温貯蔵方法
JPS61134568A (ja) 冷蔵庫
JPH0568451A (ja) 活魚輸送用冷蔵庫
JP2004075188A (ja) 保温、保冷の蓄熱源用断熱二重容器
JP2006240684A (ja) 保冷ボックス
JP4500566B2 (ja) 保冷剤を用いた保冷方法
JP2008528055A (ja) 腐敗しやすい物を扱うための装置及び方法
CN211610088U (zh) 一种具有保温功能的护理用医疗箱
CN214139783U (zh) 适用于软体果蔬的物流保鲜内包装货架
CN215827469U (zh) 一种玫瑰鲜切花的包装盒
JPH04332557A (ja) 血小板輸送システム
CN213110648U (zh) 便携式花卉花粉保存装置
JPH063043A (ja) 冷蔵庫
JP2007222054A (ja) 農産物の保管方法
TWM279184U (en) Transportation box for living marine product
JP3017867U (ja) 保冷箱
JP3075133U (ja) 保冷弁当箱
SU1097873A1 (ru) Контейнер дл хранени и транспортировки пищевых продуктов
JP2011057226A (ja) 保冷剤格納バッグ及びそれを有する保冷バッグ
CN117616237A (zh) 便携式冷却单元和便携式存储单元

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 6