JP3083986B2 - 椅子マット - Google Patents

椅子マット

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JP3083986B2
JP3083986B2 JP08051952A JP5195296A JP3083986B2 JP 3083986 B2 JP3083986 B2 JP 3083986B2 JP 08051952 A JP08051952 A JP 08051952A JP 5195296 A JP5195296 A JP 5195296A JP 3083986 B2 JP3083986 B2 JP 3083986B2
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潤 田中
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子の上に敷かれ
る椅子マットに関する。
【0002】
【従来の技術】椅子に着席する場合には、座りごごちの
改善や保温等の目的で種々の椅子マットを敷く場合が多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の椅子マットは、
シート上に敷かれるものがほとんどである。そのため、
着席者の臀部はともかく、脚部についてはほとんど保温
がなされないのが実情である。着席者は、例えば膝掛等
を用いることにより、脚部を保温することもできるが、
この場合の保温効果は、脚部の前面側に限られ、脚部の
後方側(膨ら脛等)ではほとんど効果を発揮していな
い。一般に、人体の保温効果は、前面側よりも後方側を
保温した場合により高くなると考えられることから、改
善の必要は大きい。
【0004】そこで、本発明では、着席者の脚部、特に
その後方側を保温する上で有効な椅子マットの提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明にかかる椅子マットは、椅子のシート上に配置さ
れる着座部と、この着座部から前方に延びる脚密着部
と、脚密着部を着席者の脚部と密着する方向へ弾性的に
付勢して当該脚部に密着させる弾性部材とを具備してい
る。
【0006】着座部の後方に、シートとシートバックと
の間の隙間に挿入される挿入部を設けるとよい。
【0007】着座部のシートとの接触面に滑り止め処理
を施してもよい。
【0008】着座部及び脚密着部を椅子のシートと一体
化させることも可能である。
【0009】シートに着脱可能に係止するための係止手
段を設けてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1及び
図2に基づいて説明する。
【0011】図1(a)(b)及び図2に示すように、
本発明にかかる椅子マット(1)は、薄い板状に形成さ
れる。この椅子マット(1)は、椅子(2)のシート
(2a)上に配置される着座部(3)と、この着座部
(3)よりもやや幅狭に形成され、着座部(3)の前端
から斜め下に向けて延びる脚密着部(4)と、同じく着
座部(3)よりもやや幅狭に形成され、着座部(3)の
後端から斜め下方に延びる挿入部(5)とで構成され
る。着座部(3)と脚密着部(4)との間の角度(α)
は、着席者(7)が自然な姿勢で椅子(2)に着席した
際に、後方に引き戻した脚(7a)によって脚密着部
(4)が僅かに後方に押圧されるよう、その椅子(2)
における着座姿勢を考慮して決定される。
【0012】着座部(3)、脚密着部(4)及び挿入部
(5)は、何れも発泡ポリエチレン等のある程度の剛性
及び定型性を持つ心材(11)で一体成形される。心材
(11)の上には、着座部(3)、脚密着部(4)及び挿
入部(5)にかけて一連に表材(12)が貼着されてい
る。この表材(12)としては、通常の椅子用マットの表
面に用いられる種々の材料、例えばポリエステル布や不
織布等が使用され、座り心地や保温性等を考慮して適宜
の材料を選択する。この表材(12)は、着座部(3)、
脚密着部(4)及び挿入部(5)の全てを同一材料で形
成する他、各構成部分ごとに異種材料を用いてもよい。
なお、挿入部(5)の表材(12)は省略しても構わな
い。
【0013】着座部(3)及び脚密着部(4)の裏面に
は、底材(13)が装着される。この底材(13)の下面に
は、凹凸を形成する等して滑り止め処理が施されてお
り、マット(1)とシート(2a)との密着性を向上さ
せ、マット(1)がシート(2a)から簡単にずれないよ
うにしている。この底材(13)は、心材(11)と別体と
する他、心材(11)と同一材料で一体に形成しても構わ
ない。
【0014】着座部(3)と脚密着部(4)との境界部
の周辺には、一定の弾性を有する材料、例えば薄板ゴム
材等で形成した弾性部材(14)が設けられる。この弾性
部材(14)により、脚密着部(4)には常時その初期位
置に復帰する方向の弾性力が付与される。なお、弾性部
材(14)の幅寸法は、その部分における心材(11)の幅
寸法よりも小さくし、弾性部材(14)の両側に心材(1
1)が露出するようにする。
【0015】図2に示すように、椅子マット(1)は、
挿入部(5)をシート(2a)とシートバック(2b)との
間の隙間に挿入してシート(2a)上に固定される。この
時、挿入部(5)をスムーズに隙間に挿入できるよう、
挿入部(5)は着座部(3)よりも薄肉に形成しておく
のが望ましい。着座部(3)上に着席者が腰掛けると、
着席者(7)の脚(7a)で後方に押圧された脚密着部
(4)が、弾性部材(14)の弾性力により前方に付勢さ
れて当該脚(7a)と密着するので、脚(7a)の背面側を
保温することが可能となる。この脚密着部(4)は、風
避けとしても機能し、風が脚(7a)に直接あたることを
防止できるので、直接風による人体への悪影響、例えば
エアコンの冷気による冷え性等を防止する上でも有効で
ある。また、着席者が立ち上がる際にも脚密着部(4)
が脚(7a)を前方に押圧するため、立ち上がり動作もス
ムーズに行なえるようになる。さらには、脚密着部
(4)を脚置きとして機能させることもできるので、長
時間着座する際の着座者(7)の疲労軽減を図ることも
できる。
【0016】この椅子マット(1)をより強固にシート
(2a)に固定するため、マット(1)の底面には適当な
係止手段(9)が設けられる。この係止手段(9)は、
マット(1)下面の後方側、例えば挿入部(5)下面の
両側部に一対のゴム等からなるバンド(15)を装着する
と共に、このバンド(15)の他端部にフック等の係止具
(図示省略)を取付け、この係止具と着脱可能に係合す
る被係止具(17)を弾性部材(14)両側に露出した心材
(11)に装着して構成される。2本のバンド(15)は、
破線で示すようにクロスさせる他、二点鎖線で示すよう
に着座部(3)の両側に沿わせるようにほぼ平行に配置
してもよい。但し、クロスさせた方がより強固な固定力
を得られて有利である。
【0017】被係止具(17)の内側の心材(11)には、
前後方向の切り込み(18)を入れて耳部(19)を形成
し、被係止具(17)の周辺の心材(耳部19)がこれより
も内側の心材(11)から独立して上下に揺動できるよう
にしておく。切り込み(18)の終端部の心材(11)に
は、応力集中による切り込み(18)の進行を防止するた
め、ヌスミ穴(20)が穿設される。
【0018】図2に示すように、バンド(15)を、シー
ト(2a)の下部を通して前方に引き回し、バンド(15)
先端部の係止具(図示省略)をシート(2a)の前端で被
係止具(17)に係止させてバンド(15)を引張り状態に
すれば、マット(1)をシート(2a)に固定することが
可能となる(この時、耳部(19)はバンド(15)により
下方に引っ張られて斜め下に傾く)。
【0019】このような係止手段(9)を設ければ、マ
ット(1)をより強固にシート(2a)に固定することが
できるので、マット(1)のずり落ちを確実に回避する
ことができ、さらに十分な固定力が確保されるので、挿
入部(5)を省略してマット形状の簡略化を図ることも
できる。また、シートバック(2b)を具備しない丸椅子
等にもマット(1)を固定することが可能となる。
【0020】被係止具(17)を、耳部(18)ではなくて
弾性部材(14)に取付けることも可能であるが、これで
はシート(2a)の下に引き回したバンド(15)を被係止
具(17)に係合させた際に、バンド(15)の弾性力によ
り、弾性部材(14)が下向きに引っ張られ、弾性部材
(14)の弾性力が減殺されて脚密着部(4)の脚(7a)
への密着力が不足するおそれがある。これに対し、上述
のように被係止具(17)を耳部(18)に装着しておけ
ば、このような弾性力の減殺の問題は生じない。
【0021】なお、以上の説明では、マット(1)を椅
子(2)と別体としているが、椅子と一体化しても構わ
ない。また、心材(11)を可撓性材料で形成し、マット
(1)を折り畳めるようにして携帯に便利なようにして
もよい。
【0022】
【発明の効果】このように本発明にかかる椅子マット
は、着席者が腰掛けた際にその脚と密着する方向へ弾性
的に付勢される脚密着部を有するので、脚の背面側を保
温することが可能となる。この脚密着部は、風避けとし
ても機能し、風が脚に直接あたることを防止できるの
で、直接風よる人体への悪影響、例えばエアコンの冷気
による冷え性等を防止することも可能である。
【0023】着座部の後方に、シートとシートバックと
の間の隙間に挿入される挿入部を設ければ、マットの椅
子への装着が簡単に行なえるようになる。
【0024】着座部のシートとの接触面に滑り止め処理
を施せば、マットの椅子からの脱落をより確実に防止す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は本発明にかかる椅子マットの下面
図、(b)図は、(a)図中のA−A線での断面図であ
る。
【図2】椅子マットを椅子に装着した際の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 椅子マット 2 椅子 2a シート 2b シートバック 3 着座部 4 脚密着部 5 挿入部 9 係止手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子のシート上に配置される着座部と、
    この着座部から前方に延びる脚密着部と、脚密着部を着
    席者の脚部と密着する方向へ弾性的に付勢して当該脚部
    に密着させる弾性部材とを具備することを特徴とする椅
    子マット。
  2. 【請求項2】 着座部の後方に、シートとシートバック
    との間の隙間に挿入される挿入部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の椅子マット。
  3. 【請求項3】 着座部のシートとの接触面に滑り止め処
    理を施したことを特徴とする請求項1記載の椅子マッ
    ト。
  4. 【請求項4】 着座部及び脚密着部を椅子のシートと一
    体化させたことを特徴とする請求項1記載の椅子マッ
    ト。
  5. 【請求項5】 シートに着脱可能に係止するための係止
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の椅子マッ
    ト。
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