JP3083787B2 - ホーニング加工方法およびホーニング装置 - Google Patents
ホーニング加工方法およびホーニング装置Info
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Description
方法およびホーニング装置に関し、さらに詳細には、工
作物の径面を高精度にかつ高効率で仕上げるためホーニ
ング技術に関する。
り、研削などによって仕上げられた工作物(以下ワーク
と称する)の内径面をさらに平滑にするとともに、この
内径面の加工精度も向上させる目的で、角形棒状の細粒
砥石をワーク内径面に面接触させて軽く研削する仕上げ
方法であって、ラップ仕上や超仕上と共に最もすぐれた
ワーク表面を造ることができる精密仕上法の一つであ
る。
と比較して、工作機械の精度に直接頼ることなく高精度
の加工が可能であること、および真円度に加えて真直度
も改善する能力を有することなどのすぐれた長所を有し
ており、特に、内燃機関のシリンダや油圧・空圧シリン
ダ等の内径面の仕上方法として一般に採用されている。
してホーニング盤がある。ホーニング盤は、ワーク別に
個々の専用機があるが、その一般的な基本構造は、数個
の細粒砥石を保持するホーニングヘッドを備えてなり、
このホーニングヘッドとワークとの間に相対的な回転運
動と往復運動とを行わせるとともに、上記砥石に所定の
圧力を加えて、同時に多量の工作液を注ぎながら、ワー
クの表面の工作を行うようにされている。
ング加工は、上述したように、工作機械の精度に直接頼
ることなく高精度の加工を行う方式であることもあっ
て、逆に言えば、上記砥石に与えられる回転運動と往復
運動は比較的遅く、また砥石の切込み量も比較的少な
い。これがため、ホーニング加工に要する時間は、必然
的に長くなる傾向にあるところ、近年の多量生産品の仕
上加工需要とも相まって、ホーニング加工一工程のサイ
クルタイムの短縮による加工効率の向上が強く要望され
ていた。
れたものであって、その目的とするところは、ワークの
径面を高い仕上げ精度を保ちつつ、高効率でホーニング
加工することができるホーニング技術の提供にある。
め、本発明のホーニング加工方法は、ホーニングツール
に回転運動と往復運動を与えて、工作物の径面をホーニ
ング加工する方法であって、少なくとも上記ホーニング
ツールの回転運動に、微小な回転振動を重畳的に付加さ
せながらホーニング加工を行うことを特徴とする。
ールの往復運動に微小な往復振動を重畳的に付加させ
る。
の径面の軸線方向へ往復移動可能とされるとともに、軸
線まわりに回転可能に軸支されてなる回転主軸と、この
回転主軸を軸線回りに回転駆動する主軸回転手段と、上
記回転主軸を上記径面の軸線方向へ往復動作させる主軸
往復手段と、上記回転主軸の動作に微振動を重畳的に付
与する微振動付与手段と、回転主軸先端に装着され、上
記径面に対応したプロフィールのホーニング砥石を有す
るホーニング砥石を備えるホーニングツールとを備えて
なり、上記微振動付与手段として、上記回転主軸の回転
運動に微小な回転振動を重畳的に付与する回転振動発生
手段を備えることを特徴とする。
段は、上記回転主軸の往復運動に微小な往復振動を重畳
的に付与するストローク振動発生手段および/または上
記ホーニングツールの回転運動に微小な回転振動を重畳
的に付与する回転振動発生手段から構成されている。ま
た、これらストローク振動発生手段および/または回転
振動発生手段の駆動源が上記主軸回転手段の駆動源と共
用される。
内径面をホーニング加工するに際して、ホーニングツー
ルに、基本動作としての回転運動と往復運動を与えると
ともに、さらにこれら基本動作に、微小な往復振動また
は回転振動、あるいはこれら両振動を重畳的に付加させ
ながら、ワーク内径面をホーニング加工する。
作によるホーニング加工本来の精密仕上が施されるとと
もに、重畳的に付加される微振動により、ホーニングツ
ールのホーニング砥石の上記ワーク内径面に対する食い
込みが促進されて、高い仕上げ精度が保持されつつ、高
効率(高速度)なホーニング仕上げ加工が実現し得る。
基づいて詳細に説明する。
ング装置は、具体的にはワークWの円筒内径面Waを仕
上げ加工する立形のもので、ホーニングツール1を先端
に備える回転主軸2、主軸回転駆動部3、主軸往復駆動
部4および砥石切込み拡張部5を主要部とする基本構成
部と、ストローク振動発生部6および回転振動発生部7
を主要部とする微振動付与手段と、これら各構成部を自
動制御する制御部8とを主要部として構成されている。
ワークWは、その円筒内径面Waの軸線が上下方向へ向
いた状態で、図示しないワーク保持治具に水平方向へ浮
動状態(前後左右方向へ揺動可能な状態)で取外し交換
可能に支持される。以下、各構成部分毎に、図2ないし
図6に示す詳細図に従って詳細に説明する。
しホーニングヘッド)1は、回転主軸2の先端つまり下
端に交換可能に装着されるもので、図3に示すように、
ツール本体15の先端内部に、径方向へ拡縮可能に配さ
れた複数のホーニング砥石16,16,…と、これを拡
張動作させるコーンロッド17とを備えてなる。18は
ホーニングツール1を回転主軸2の下端取付部2aに固
定する取付アダプタを示している。
内径面Waに対応したプロフィールの砥石面を有する。
コーンロッド17は、上記ツール本体15内において上
下方向へ移動可能に設けられており、その先端部17a
が各ホーニング砥石16の取付台16aを押圧するテー
パ状拡張コーンとされるとともに、その上部である基部
ロッド17bが、後述する砥石拡張ロッド55に連結さ
れている。また、図示しないが、ホーニング砥石16,
16,…は復帰ばねにより常時縮閉方向へ弾発的に付勢
されている。
グ砥石16,16,…は、コーンロッド17の下動に伴
って拡開動作される一方、コーンロッド17の上動に伴
って上記復帰ばねにより縮閉動作されることとなる。
復運動を付与するもので、主軸回転駆動部3および主軸
往復駆動部4にそれぞれ駆動連結されている。この回転
主軸2は、上述したように、その下端取付部2aにホー
ニングツール1を備えるとともに、図2に示すように、
ストローク振動発生部6の主軸振動クイル20を介し
て、主軸往復駆動部4の主軸台本体21に支持されて、
これにより、ワークWの内径面Waの軸線方向へ往復移
動可能とされるとともに、軸線まわりに回転可能に軸支
されてなる。なお、回転主軸2の具体的な支持構造およ
び連結構造については、後にさらに詳述する。
駆動する主軸回転手段として機能するもので、図2に示
すように、駆動軸体25と駆動モータ26を主要部とし
て構成されている。
する中空軸の形態とされ、固定的に設けられた装置本体
30のヘッド部30aに、軸受31,32,…により、
上記回転主軸2と同軸状にかつ回転可能に軸支されてい
る。また、この駆動軸体25は、回転伝達手段を介して
上記回転主軸2に駆動連結されている。
ランジ33が駆動軸体25の軸線に垂直状態で一体的に
設けられるとともに、この駆動軸体25と装置本体30
のヘッド部30aとの間に、回転振動体34が、軸受3
1,32,…により駆動軸体25と同軸状にかつ相対回
転可能に設けられている。
ク軸35およびコネクティングロッド36を介して、上
記回転伝達フランジ33に駆動連結されるとともに、他
方では、キーまたはスプライン等の嵌合手段37を介し
て上記回転主軸2の連結部2bに駆動連結されている。
図示の実施形態においては、この嵌合手段37としてボ
ールスプラインが用いられており、またこれに関連し
て、駆動軸体25の貫通穴25a内に、回転主軸2の連
結部2bが、軸線方向へ相対的に移動可能に挿通されて
いる。
に対して、上下方向(軸線方向)へ相対的に移動可能と
されるとともに、駆動軸体25の回転力が、回転伝達手
段33〜37により、この回転主軸2に伝達される構成
とされている。
リ40が取り付けられ、この伝動プーリ40は、伝動ベ
ルト41により、駆動モータ26のモータ軸26aに取
り付けられた駆動プーリ42に連結されている。
により、駆動軸体25を介して、回転主軸2つまりはこ
の先端のホーニングツール1が回転駆動されることとな
る。
駆動軸体25の回転速度との関係は、後述する回転振動
発生部7の連結構成により決定される。
方向へ往復動作させる主軸往復手段として機能するもの
で、図2に示すように、上記主軸台本体21と往復シリ
ンダ45を主要部として構成されている。
30bに上下方向へ延びて配設されたボールガイドレー
ル46上に、リニアボールガイド47,47を介して昇
降可能に設けられている。この主軸台本体21上には、
前記主軸振動クイル20が上下方向へ摺動可能に設けら
れるとともに、この主軸振動クイル20に、上記回転主
軸2が軸受48,49,…により、垂直状態で回転可能
に軸支されている。50は、主軸振動クイル20に設け
られた案内キーを示し、この案内キー50が主軸台本体
21の案内溝51に摺動可能に係合されて、主軸振動ク
イル20が主軸台本体21に対して上下方向へ摺動案内
される。
伝達手段としてのクランク軸85およびコネクティング
ロッド86を介して、上記主軸台本体21に駆動連結さ
れている。
垂直下向きに配されており、そのピストンロッド45a
が上記主軸台本体21と平行な状態で接続されている。
図示の実施形態においては、この往復シリンダ45は、
圧油を圧力媒体とする油圧シリンダの形態とされてい
る。
作により、主軸台本体21が上記装置本体30に対して
上下方向へ昇降動作し、さらには往復動伝達手段85,
86および主軸振動クイル20を介して、回転主軸2つ
まりはホーニングツール1も昇降動作し、ホーニングツ
ール1のワークWの内径面Waに対する上下方向(軸線
方向)の位置決め動作および加工時のオシレーションが
行われる。
に所定の切込み動作を与えるもので、図3に示すよう
に、上記ホーニングツール1のコーンロッド17、砥石
拡張ロッド55、切込み駆動機構56および駆動モータ
57を備えてなる。
下半部に設けられた軸穴60内において、その軸線方向
(上下方向)へ移動可能に設けられている。この砥石拡
張ロッド55の下端面55bは、上記コーンロッド17
の基部ロッド17b端面に当接係合されるとともに、そ
の上端部55aは、切込み駆動機構56に連結されてい
る。これに関連して、上記基部ロッド17bは、圧縮ス
プリング58により上方へ弾発的に付勢されて、上記砥
石拡張ロッド55の下端面55bに常時当接係合してい
る。
5を上下方向(軸線方向)へ移動させるもので、切込み
駆動歯車61、駆動ねじ軸部材62および従動ねじ軸部
材63を備えてなる。
が主軸台本体21に回転可能に軸支されてなり、この支
軸部61aは、カップリング65を介して上記駆動モー
タ57のモータ軸57aに連結されている。また、切込
み駆動歯車61は、主軸振動クイル20の開口66を介
して、駆動ねじ軸部材62の伝達歯車62aに噛合され
ている。
で、軸受67,67により、主軸振動クイル20の内周
部に、回転主軸2と同軸状にかつ回転可能に軸支されて
おり、その外周部に上記伝達歯車62aが一体形成され
るとともに、その内周部が雌ねじ部62bとされてい
る。
連結スリーブ63bとからなる中空筒状のもので、上記
雄ねじ部63aは、上記駆動ねじ軸部材62の雌ねじ部
62bに、上下方向へ螺進退可能に螺合されるととも
に、回り止め68により、上記主軸振動クイル20に対
して回り止めされている。
63aに、軸受69、69を介して回転可能にかつ軸方
向へ一体的に接続されるとともに、回転主軸2の外周部
に摺動可能に装着されてなり、さらに回転主軸2内に配
された前記砥石拡張ロッド55に一体的に連結されてい
る。
55は、回転主軸2の軸穴60内に上下方向へ移動可能
に設けられており、その上端部55aに、連結ピン64
が水平状に取り付けられている。この連結ピン64の両
端部は、回転主軸2に開口された軸線方向の長穴70,
70を介して、回転主軸2の外部へ突出され、上記連結
スリーブ63bと接続固定されている。
と、切込み駆動歯車61が回転して、これと噛合した駆
動ねじ軸部材62も回転され、これにより、従動ねじ軸
部材63が上下方向へ相対的に移動される。
砥石拡張ロッド55も回転主軸2に対して下方向へ移動
し、これにより、コーンロッド17が下方へ押圧移動さ
れて、その先端の拡張コーン17aがホーニング砥石1
6,16,…を拡張させる。これと逆に、従動ねじ軸部
材63が上方へ移動すると、砥石拡張ロッド55も回転
主軸2に対して上方向へ移動し、これにより、コーンロ
ッド17が圧縮スプリング58による弾発付勢力により
上方へ移動復帰して、ホーニング砥石16,16,…
は、復帰ばね(図示省略)により縮閉することとなる。
縮量は、従動ねじ軸部材63の上下方向の変位量、さら
には駆動ねじ軸部材62の正逆回転方向の回動量などに
よって設定される。これに関連して、上記切込み駆動歯
車61は、傘歯車71a,71bを介して切込みダイヤ
ル72に連係されており、この切込みダイヤル72によ
り、駆動モータ57の初期回転角が設定調整される。ま
た、図示の実施形態においては、この駆動モータ57と
してステッピングモータが使用されている。
上記回転主軸2の動作に微振動を重畳的に付与するもの
で、前述したように、ストローク振動発生部6と回転振
動発生部7から構成されている。
小な往復振動を重畳的に付与するもので、図2に示すよ
うに、主軸振動クイル20、微振動機構80、伝達歯車
機構81および前記駆動モータ26を主要部として備え
てなり、その駆動源(駆動手段)が前述した主軸回転駆
動部3と共用する構成とされている。
上記回転主軸2を回転可能に軸支するとともに、主軸台
本体21上に上下方向へ摺動可能に支持されている。
上記主軸台本体21に対して上下方向へ相対的に微振動
させるもので、具体的には、回転運動を直線往復運動に
変換するクランク機構の形態とされている。
機構80は、上記主軸台本体21上に設けられたクラン
ク軸85と、このクランク軸85に主軸振動クイル20
を駆動連結するコネクティングロッド86とを備えてな
る。
より、上記主軸台本体21の支持部21aに水平状態で
回転可能に軸支されるとともに、その先端部にクランク
ピン85aが、クランク軸85の軸心に対して所定の偏
心量αをもって一体的に設けられている。
端部86aが上記クランクピン85aに軸受により回転
可能に接続されるとともに、その他端部86bが上記主
軸振動クイル20の接続ピン89に軸受により揺動可能
に接続されている。
り、上記コネクティングロッド86を介して、主軸振動
クイル20が主軸台本体21に対して微小ストローク幅
をもって微振動することとなる。この場合の微小ストロ
ーク幅は、上記クランクピン85aの偏心量αの2倍に
一致し、例えば1〜5mm程度に設定される。
0のクランク軸85と、上記駆動モータ26とを駆動連
結するものであり、具体的には、図4に示すように、装
置本体30のヘッド部30aに配列された複数の歯車9
0〜94からなる歯車列で構成されている。
設けられた歯車90が、装置本体30に回転可能に軸支
された2段歯車91の歯車91aに噛合し、この歯車9
1aと一体の歯車91bが、軸受100により装置本体
30に垂直にかつ回転可能に軸支された円筒軸101の
歯車92に噛合している。
内には、傘歯車93の連結軸93aが軸線方向へ相対的
に移動可能に挿通されているとともに、これら両者10
1、93aは、キーまたはスプライン等の嵌合手段10
2を介して駆動連結されている。図示の実施形態におい
ては、この嵌合手段102としてボールスプラインが用
いられている。
軸台本体21の支持部21aに垂直状態でかつ上記円筒
軸101と同軸状に軸支されるとともに、上記クランク
軸85に一体形成された傘歯車94と噛合しており、こ
れにより、微振動機構80の回転駆動手段としての駆動
モータ26が、伝達歯車機構81を介して上記クランク
機構80のクランク軸85に駆動連結されている。
り駆動軸体25が回転すると、この駆動軸体25と一体
的に設けられた歯車90も回転する。この歯車90の回
転は、これと噛合する2段歯車91を介して歯車92へ
増速して伝達されて、円筒軸101が回転される。そし
て、この円筒軸101の回転は、ボールスプライン10
2を介して傘歯車93へ伝達され、さらにこの傘歯車9
3と噛合する傘歯車94を介して、クランク軸85が一
体回転されることとなる。
たように、上記コネクティングロッド86を介して直線
往復運動に変換されて、主軸振動クイル20に伝達さ
れ、主軸振動クイル20は、主軸台本体21に対して所
定の微小ストローク幅をもって微振動することとなる。
動部4により所定のオシレーション運動(ストローク運
動)を行っている場合、上記ストローク振動発生部6に
よる微振動は、ホーニングツール1の往復運動に、さら
に軸方向の微振動(往復微振動)を重畳的に与えること
となる。
動は、前記砥石切込み拡張部5における切込み駆動歯車
61と駆動ねじ軸部材62の伝達歯車62aとの噛合部
分の相対的な軸方向移動により吸収されるため、砥石切
込み拡張部5によるホーニング砥石16,16,…の拡
縮動作には何ら影響を与えない。
5の1回転当たりのホーニングツール1のストローク微
振動数NS は、下式で与えられる。一例として、駆動軸
体25の1回転当たり5〜20回程度に設定される。
は、回転主軸2の回転運動に微小な回転振動を重畳的に
付与するもので、図5および図6に示すように、回転振
動体34、微振動機構110、伝達歯車機構111およ
び前記駆動モータ26を主要部として備えてなり、上記
ストローク振動発生部6と同様、その駆動源(駆動手
段)が前述した主軸回転駆動部3と共用する構成とされ
ている。
的に回転させるもので、前述したように、駆動軸体25
と装置本体30のヘッド部30aとの間に、同軸状にか
つ回転可能に設けられるとともに、ボールスプライン3
7を介して回転主軸2の連結部2bに駆動連結されてい
る。
記駆動軸体25に対して上記軸線回りに相対的に微振動
させるもので、具体的には、回転運動を回転往復運動に
変換するクランク機構の形態とされている。
機構110は、上記駆動軸体25上の所定箇所に回転可
能に軸支された前記クランク軸35と、このクランク軸
35に上記回転振動体34を駆動連結するコネクティン
グロッド36とを備えてなる。また、これらクランク軸
35とコネクティングロッド36は、図6に示すよう
に、一直径線上の対称位置に一対で組付けられており、
これにより回転バランスがとられている。
り、上記駆動軸体25の回転伝達フランジ33に垂直状
態で回転可能に軸支されている。このクランク軸35
は、後述するように上記伝達歯車機構111に駆動連結
されるとともに、その先端部にクランクピン35aが、
クランク軸35の軸心に対して所定の偏心量βをもって
一体的に設けられている。
端部36aが上記クランクピン35aに軸受により回転
可能に接続されるとともに、その他端部36bが上記回
転振動体34の接続ピン117に軸受により揺動可能に
接続されている。
り、上記コネクティングロッド36を介して、回転振動
体34が駆動軸体25に対して微小な正逆回転幅をもっ
て微振動することとなる。この場合の微小正逆回転幅
は、上記クランクピン35aの偏心量βの2倍に一致す
る。
110のクランク軸35と、上記駆動モータ26とを駆
動連結するものであり、具体的には、装置本体30のヘ
ッド部30aに配列された複数の歯車90,120〜1
23からなる歯車列で構成されている。
設けられた歯車90が、装置本体30に回転可能に軸支
された歯車120に噛合し、これがさらに装置本体30
に回転可能に軸支された2段歯車121の歯車121a
に噛合し、この歯車121aと一体の歯車121bが、
上記駆動軸体25上に同心状にかつ回転可能に軸支され
た2段歯車122の歯車122aに噛合している。
2bは、クランク機構110の一対のクランク軸35、
35の基端部35b,35bに取付け固定された歯車1
23,123にそれぞれ噛合されている。これら歯車1
23,123は、上述した一対のクランク軸35,35
との関係で、歯車122bに対して同一直径線上位置で
噛合して、その回転バランスがとられている。
り駆動軸体25が回転すると、この駆動軸体25と一体
的に設けられた歯車90も回転する。この歯車90の回
転は、これと噛合する歯車120に伝達され、さらにこ
の歯車120と噛合する2段歯車121を介して、上記
駆動軸体25上の2段歯車122に伝達され、さらに2
段歯車122の歯車122bの回転が、一対の歯車12
3,123に増速して伝達されて、クランク機構110
の一対のクランク軸35、35が一体回転されることと
なる。
は、前述したように、上記コネクティングロッド36,
36を介して回転往復運動に変換されて、回転振動体3
4に伝達され、回転振動体34さらには回転主軸2およ
びホーニングツール1が、駆動軸体25に対して所定の
微小ストローク幅をもって回転方向に微振動することと
なる。
部3により所定の回転運動を行っている場合、上記回転
振動発生部7による微振動は、ホーニングツール1の回
転運動に、さらに回転方向の微振動(回転微振動)を重
畳的に与えることとなる。
5の1回転当たりの正逆の円弧回転振動数NR は、 〔(歯車90の歯数)÷(歯車121aの歯数)〕 ×〔(歯車121bの歯数)÷(歯車122aの歯数)〕 ×〔(歯車122bの歯数)÷(歯車123の歯数)〕 +〔(歯車122bの歯数)÷(歯車123の歯数)〕 により逆転させた駆動軸体25の1回転当たりの振動数
と、(歯車123の歯数)÷(歯車122bの歯数)と
により決定される。一例としては、駆動軸体25の1回
転当たり6〜24回程度に設定される。
部の駆動源を相互に連動して自動制御するものであり、
具体的には、マイクロコンピュータで構成されたNC装
置である。この制御部8は、予めまたは適宜入力設定さ
れた制御プログラムにしたがって、以下のようなホーニ
ングツールの動きを制御する。
ング装置により、ワークWの内径面Waをホーニング加
工するに際しては、まず、主軸往復駆動部4の往復シリ
ンダ45が突出動作して、主軸台本体21が降下し、ホ
ーニングツール1のワークWの内径面Waに対する上下
方向の位置決めが行われ、この後、ホーニングツール1
に、基本動作として、主軸回転駆動部3による回転運動
と主軸往復駆動部4による往復運動が与えられながら、
さらにこれら基本動作に、ストローク振動発生部6によ
る微小な往復振動と回転振動発生部7による微小な回転
振動が重畳的に付加されて、ワークWの内径面Waがホ
ーニング加工される。
より、駆動軸体25および回転伝達手段33〜37を介
して、回転主軸2の先端のホーニングツール1が所定の
回転速度をもって回転駆動されるとともに、往復シリン
ダ45の突出退入動作により、主軸台本体21、往復動
伝達手段85,86および主軸振動クイル20を介し
て、ホーニングツール1が所定の加工ストロークをもっ
てオシレーション動作されて、ホーニング加工における
基本動作が行われる。
駆動モータ26の駆動により、一方では、伝達歯車機構
81(90〜94)、クランク機構80(85,86)
および主軸振動クイル20を介して、ホーニングツール
1の基本往復運動に、所定の微小ストローク幅(2×
α)の軸方向の振動(往復微振動またはストローク振
動)が重畳的に与えられ、また他方では、伝達歯車機構
111(120〜123)、クランク機構110(3
5,36)および回転振動体34を介して、ホーニング
ツール1の基本回転運動に、所定の微小ストローク幅
(2×β)の回転方向の振動(正逆の回転微振動)が重
畳的に与えられる。これにより、ホーニングツール1
は、微振動オシレーション運動と微振動回転運動を同時
に行うこととなる。
切込み拡張部5により、ホーニングツール1のホーニン
グ砥石16,16,…が一定量の切込み動作(拡開動
作)をしながら、ワークWの内径面Waをホーニング加
工する。
拡張部5により、ホーニング砥石16,16,…が縮閉
された後、主軸往復駆動部4により、ホーニングツール
1は再び上昇して、初期位置(加工待機位置)へ復帰さ
れる。
るホーニングツール1のホーニング砥石16,16,…
の加工軌跡(合成軌跡)について考察してみる。
軌跡、つまり、基本動作と微振動とによる合成軌跡の制
御要素ないしは制御因子としては、次の4つの技術的事
項が挙げられ、これらを適宜設定することにより、所望
の加工曲線が得られることとなる。
ーク振動数と、回転振動発生部7による回転振動数の比
率。
回転基点と、クランク機構110のクランク軸35の回
転基点との組合わせ関係位置。
ーク振動:(a) 駆動軸体25の1回転に対するクランク
機構80のクランク軸85の回転比率、(b) コネクティ
ングロッド86を作動させるクランク軸85のクランク
ピン85aの偏心量(偏心ピッチ)α。
(a) 駆動軸体25の1回転に対するクランク機構110
のクランク軸35の回転数(振動発生数)、(b) コネク
ティングロッド36を作動させるクランク軸35のクラ
ンクピン35aの偏心量(偏心ピッチ)β。
り、これら技術的事項を適宜設定することで、上記ホー
ニング砥石16,16,…の合成軌跡(加工軌跡)を制
御して、加工対象であるワークWの内径面Waに最適な
ホーニング砥石16,16,…の加工曲線を得ることが
できる。
においては、ホーニングツール1の基本動作としての大
きな動きに、微振動としてのストローク振動と回転振動
の微小な動きを加えて、これらの合成した動作を行うこ
とにより、高い加工精度を保持しつつ、その加工速度が
さらに増大して、効率的なホーニング加工が実現するこ
ととなる。
ーニングツール1の基本動作(回転運動と往復運動)に
よるホーニング加工本来の精密仕上が施されるととも
に、この基本動作に重畳的に付加される微振動(ストロ
ーク振動と回転振動)により、ホーニングツール1のホ
ーニング砥石16,16,…のワーク内径面Waに対す
る食い込みが促進されて、高い仕上げ精度が保持されつ
つ、高効率(高速度)なホーニング仕上げ加工が実現さ
れることとなる。
振動発生部6と回転振動発生部7の駆動源が、主軸回転
駆動部3の駆動源と共用されており、装置構成の単純化
と小型化が実現される。
振動のみが付加される構成を備えるもので、具体的には
図示しないが、回転主軸2の動作に微振動を重畳的に付
与する微振動付与手段が、回転主軸2の往復運動に微小
な往復振動を重畳的に付与するストローク振動発生手段
のみからなる。
の装置構成において、回転振動発生部7に関係する構造
が省略された構成、つまり、微振動機構110および伝
達歯車機構111が省略されるとともに、回転振動体3
4が駆動軸体25に直接または適宜の接続手段を介して
間接的に一体結合されてなる構成とされる。
ーニングツール1に、基本動作として、主軸回転駆動部
3による回転運動と主軸往復駆動部4による往復運動が
与えられながら、これら基本動作に、さらにストローク
振動発生部6による微小な往復振動が重畳的に付加され
て、ワークWの内径面Waがホーニング加工されること
となる。
振動のみが付加される構成を備えるもので、具体的には
図示しないが、回転主軸2の動作に微振動を重畳的に付
与する微振動付与手段が、回転主軸2の回転運動に微小
な回転振動を重畳的に付与する回転振動発生手段のみか
らなる。
の装置構成において、ストローク振動発生部6に関係す
る構造が省略された構成、つまり、微振動機構80およ
び伝達歯車機構81が省略されるとともに、主軸振動ク
イル20が主軸台本体21に直接または適宜の接続手段
を介して間接的に一体結合されてなる構成とされる。
ーニングツール1に、基本動作として、主軸回転駆動部
3による回転運動と主軸往復駆動部4による往復運動が
与えられながら、これら基本動作に、さらに回転振動発
生部7による微小な回転振動が重畳的に付加されて、ワ
ークWの内径面Waがホーニング加工されることとな
る。
復振動または微小な回転振動が選択的に付加される構成
を備えるもので、具体的には図示しないが、回転主軸2
の動作に微振動を重畳的に付与する微振動付与手段が、
回転主軸2の往復運動に微小な往復振動を重畳的に付与
するストローク振動発生手段と、回転主軸2の回転運動
に微小な回転振動を重畳的に付与する回転振動発生手段
とからなり、しかも、これら両手段を選択的に駆動・停
止可能な構成とされている。
の装置構成において、ストローク振動発生部6の伝達歯
車機構81と駆動軸体25との駆動連結部、および回転
振動発生部7の伝達歯車機構111と駆動軸体25との
駆動連結部がそれぞれ、動力の伝達を断続可能なクラッ
チ機構(図示省略)からなり、これらのクラッチ機構
が、制御部8を介して選択的に断続制御される構成とさ
れる。なお、これらクラッチ機構の具体的構造として
は、従来周知の構造が採用可能である。
ーニングツール1に、基本動作として、主軸回転駆動部
3による回転運動と主軸往復駆動部4による往復運動が
与えられながら、これら基本動作に、上記ストローク振
動発生部6および/または回転振動発生部7により、微
小な往復振動および/または回転振動が重畳的に付加さ
れて、ワークWの内径面Waがホーニング加工されるこ
ととなる。
ーニング装置の具体的実施例について説明する。
ワークWの内径面Waについて、その加工径を10mm
としてホーニング加工するもので、ホーニング砥石1
6,16,…の基本動作(回転+往復運動)に、往復振
動のみが合成される加工方法である。
ツール1の往復速度が20m/minで、ホーニングツ
ール1の回転数が1600rpmに設定されるととも
に、この基本動作に重畳的に加えられる微振動に関し
て、ストローク振動発生部6におけるクランク軸85の
クランクピン85aの偏心量αが2mmで、クランク軸
85の回転数が12800rpmに設定されてなる。
跡(合成軌跡)を表すストローク波形が図7に示されて
おり、この図において、実線で示した曲線が本実施例の
ストローク波形を、一点鎖線で示した直線が基本動作の
ストローク波形をそれぞれ示している。
ワークWの内径面Waについて、その加工径を10mm
としてホーニング加工するもので、ホーニング砥石1
6,16,…の基本動作(回転+往復運動)に、回転振
動のみが合成される加工方法である。
ツール1の往復速度が20m/minで、ホーニングツ
ール1の回転数が1600rpmに設定されるととも
に、この基本動作に重畳的に加えられる微振動に関し
て、回転振動発生部7におけるクランク軸35回転中心
の駆動軸体25軸心に対する旋回半径が50mm、回転
振動発生部7におけるクランク軸35のクランクピン3
5aの偏心量βが20mm、およびクランク軸35の回
転数が25600rpmに設定されてなる。
跡を表すストローク波形が図8に示されており、この図
において、実線で示した曲線が本実施例のストローク波
形を、一点鎖線で示した直線が基本動作のストローク波
形をそれぞれ示している。
により、ワークWの内径面Waについて、その加工径を
10mmとしてホーニング加工するもので、ホーニング
砥石16,16,…の基本動作(回転+往復運動)に、
往復振動と回転振動の両者を合成させる加工方法であ
る。
ツール1の往復速度が20m/minで、ホーニングツ
ール1の回転数が1600rpmに設定されてなる。ま
た、この基本動作に重畳的に加えられる微振動に関し
て、ストローク振動発生部6におけるクランク軸85の
クランクピン85aの偏心量αが2mmで、クランク軸
85の回転数が12800rpmに設定されてなり、ま
た、回転振動発生部7におけるクランク軸35回転中心
の駆動軸体25軸心に対する旋回半径が50mm、回転
振動発生部7におけるクランク軸35のクランクピン3
5aの偏心量βが20mm、およびクランク軸35の回
転数が25600rpmに設定されてなる。
跡を表すストローク波形が図9に示されており、この図
において、実線で示した曲線が本実施例のストローク波
形を、一点鎖線で示した直線が基本動作のストローク波
形をそれぞれ示している。
により、ワークWの内径面Waについて、その加工径を
10mmとしてホーニング加工するもので、実施例3と
同様、ホーニング砥石16,16,…の基本動作に、往
復振動と回転振動の両者を合成させる加工方法である。
ク振動発生部6におけるクランク軸85の回転数が64
00rpmに設定変更されたものであり、その他の設定
条件は実施例3と同様である。
跡を表すストローク波形が図10に示されており、この
図において、実線で示した曲線が本実施例のストローク
波形を、一点鎖線で示した直線が基本動作のストローク
波形をそれぞれ示している。
により、ワークWの内径面Waについて、その加工径を
10mmとしてホーニング加工する場合のもので、実施
例3、4と同様、ホーニング砥石16,16,…の基本
動作に、往復振動と回転振動の両者を合成させる加工方
法である。
ク振動発生部6におけるクランク軸85の回転数が80
00rpmに設定変更されたものであり、その他の設定
条件は実施例3と同様である。
跡を表すストローク波形が図11に示されており、この
図において、実線で示した曲線が本実施例のストローク
波形を、一点鎖線で示した直線が基本動作のストローク
波形をそれぞれ示している。
により、ワークWの内径面Waについて加工径を10m
mとしてホーニング加工する場合のもので、実施例3〜
5と同様、ホーニング砥石16,16,…の基本動作
に、往復振動と回転振動の両者を合成させる加工方法で
ある。
発生部7におけるクランク軸35の位相を180°進め
たものであり、その他の設定条件は実施例3と同様であ
る。
跡を表すストローク波形が図12に示されており、この
図において、実線で示した曲線が本実施例のストローク
波形を、一点鎖線で示した直線が基本動作のストローク
波形をそれぞれ示している。
も本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明
はこれに限定されることなく、その範囲内において種々
設計変更可能である。例えば、各構成部の具体的構造は
図示のものに限定されず目的に応じて種々設計変更可能
であり、一例として以下のような改変が可能である。
み拡張部5により、ホーニングツール1のホーニング砥
石16,16,…に強制的な切込み動作を与えながらホ
ーニング加工を行う構成とされているが、本発明は、ホ
ーニング砥石16,16,…に単に切込み方向の所定圧
力を与えながらホーニング加工を行う場合にも適用可能
である。また、ホーニングツール1の具体的構造も図示
の実施形態に限定されず、例えば、単一のホーニング砥
石16を備えたホーニングツール等、ホーニング砥石1
6の配設数も対象となるワークWの形状寸法等に対応し
て適宜増減される。
部6は、駆動軸体25を介して駆動モータ26の駆動力
を得ているが、例えば、円筒軸101が、装置本体30
のヘッド部30aの外部上方へ延長して突出され、上記
駆動モータ26から直接プーリ駆動される構成としても
良い。
ク振動発生部6と回転振動発生部7の駆動源が、主軸回
転駆動部3の駆動源と共用されて、装置の単純化・小型
化が図られているが、目的に応じて、これらの駆動源を
回転駆動部(主軸回転駆動部3)の駆動源と別個独立し
た構造とすることも可能である。このような構成とすれ
ば、クランク軸85,35の回転数を、回転主軸2の回
転数に無関係に独立して制御して、ストローク振動数を
制御することができる。
ホーニングツールに回転運動と往復運動を与えて、ワー
クの径面をホーニング加工するに際して、少なくとも上
記ホーニングツールの回転運動に、微振動を重畳的に付
加させながらホーニング加工を行うようにしたから、ワ
ークの径面を高い仕上げ精度を保ちつつ、高効率でホー
ニング加工することができる。
ての回転運動と往復運動を与えるとともに、さらにこれ
ら基本動作に、微小な回転振動、あるいは回転振動とと
もに往復振動を付加させながら、ワーク内径面をホーニ
ング加工するようにしたから、ワーク内径面には上記基
本動作によるホーニング加工本来の精密仕上が施される
とともに、重畳的に付加される微振動により、ホーニン
グツールのホーニング砥石の上記ワーク内径面に対する
食い込みが促進され、この結果、高い仕上げ精度が保持
されつつ、高効率なホーニング仕上げ加工を実現するこ
とができる。
振動発生手段または回転振動を与える回転振動発生手段
の駆動源が、主軸回転駆動手段の駆動源と共用されるこ
とにより、ホーニング装置の単純化・小型化を図ること
ができる。
の構成を示す断面構成図である。
軸、主軸回転駆動部および主軸往復駆動部を拡大して示
す断面構成図である。
切込み拡張部を拡大して示す断面構成図である。
大して示す断面構成図である。
示す断面構成図である。
して示す図5のVI-VI 線に沿った平面断面図である。
のホーニング加工軌跡の一例を表すストローク波形線図
である。
のホーニング加工軌跡の一例を表すストローク波形線図
である。
ング装置のホーニング加工軌跡の一例を表すストローク
波形線図である。
るホーニング装置のホーニング加工軌跡の他の一例を表
すストローク波形線図である。
るホーニング装置のホーニング加工軌跡のもう一つ他の
例を表すストローク波形線図である。
るホーニング装置のホーニング加工軌跡のもう一つ他の
例を表すストローク波形線図である。
段) 6 ストローク振動発生部(ストローク
振動発生手段) 7 回転振動発生部(回転振動発生手
段) 8 制御部(制御手段) 16 ホーニング砥石 20 主軸振動クイル 21 主軸台本体 25 駆動軸体 26 駆動モータ 30 装置本体 34 回転振動体 35 クランク軸 35a クランク軸のクランクピン 36 コネクティングロッド 45 往復シリンダ 80 クランク機構(微振動機構) 81 伝達歯車機構 85 クランク軸 85a クランク軸のクランクピン 86 コネクティングロッド 90〜94 歯車 101 円筒軸 110 クランク機構(微振動機構) 111 伝達歯車機構 120〜123 歯車
Claims (13)
- 【請求項1】 ホーニングツールに回転運動と往復運動
を与えて、工作物の径面をホーニング加工する方法であ
って、 少なくとも前記ホーニングツールの回転運動に、微小な
回転振動を重畳的に付加させながらホーニング加工を行
うことを特徴とするホーニング加工方法。 - 【請求項2】 前記ホーニングツールの往復運動に微小
な往復振動を重畳的に付加させながらホーニング加工を
行うことを特徴とする請求項1に記載のホーニング加工
方法。 - 【請求項3】 前記ホーニングツールのホーニング砥石
に強制的な切込み動作を与えながらホーニング加工を行
うことを特徴とする請求項1または2に記載のホーニン
グ加工方法。 - 【請求項4】 工作物の径面の軸線方向へ往復移動可能
とされるとともに、軸線まわりに回転可能に軸支されて
なる回転主軸と、 この回転主軸を軸線回りに回転駆動する主軸回転手段
と、 前記回転主軸を前記径面の軸線方向へ往復動作させる主
軸往復手段と、 前記回転主軸の動作に微振動を重畳的に付与する微振動
付与手段と、 回転主軸先端に装着され、前記径面に対応したプロフィ
ールのホーニング砥石を有するホーニング砥石を備える
ホーニングツールとを備えてなり、 前記微振動付与手段として、前記回転主軸の回転運動に
微小な回転振動を重畳的に付与する回転振動発生手段を
備えることを特徴とするホーニング装置。 - 【請求項5】 前記微振動付与手段は、前記回転振動発
生手段とともに、前記回転主軸の往復運動に微小な往復
振動を重畳的に付与するストローク振動発生手段を備え
ることを特徴とする請求項4に記載のホーニング装置。 - 【請求項6】 前記主軸回転手段は、前記回転主軸と同
軸状に配されて回転主軸を回転させる駆動軸体と、この
駆動軸体を軸線回りに回転駆動する駆動モータとを備え
てなり、 前記回転振動発生手段は、前記回転主軸を一体的に回転
させる回転振動体と、この回転振動体を前記駆動軸体に
対して前記軸線回りに微振動させる微振動機構と、この
微振動機構を駆動する駆動手段とを備えなり、 前記駆動軸体による前記回転主軸の回転運動に、前記微
振動機構による微小な回転振動が重畳的に与えられるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項4または5
に記載のホーニング装置。 - 【請求項7】 前記微振動機構は、回転運動を回転往復
運動に変換するクランク機構の形態とされるとともに、
前記駆動手段は、このクランク機構を回転駆動する回転
駆動手段とされ、 前記クランク機構は、前記駆動軸体に回転可能に軸支さ
れたクランクピンと、このクランクピンおよび前記回転
振動体を接続するコネクティングロッドとを備えてなる
ことを特徴とする請求項6に記載のホーニング装置。 - 【請求項8】 前記回転主軸を回転駆動する前記主軸回
転手段の駆動モータが、伝達歯車機構を介して前記クラ
ンク機構のクランクピンに駆動連結されて、前記クラン
ク機構の回転駆動手段を構成していることを特徴とする
請求項7に記載のホーニング装置。 - 【請求項9】 前記主軸往復手段は、前記回転主軸を支
持する主軸台本体と、この主軸台本体を前記径面の軸線
方向へ往復動作させる往復シリンダとを備えてなり、 前記ストローク振動発生手段は、前記回転主軸を回転可
能に軸支する主軸振動クイルと、この主軸振動クイルを
前記主軸台本体に対して前記軸線方向へ微振動させる微
振動機構と、この微振動機構を駆動する駆動手段とを備
えなり、 前記主軸台本体による前記回転主軸の往復運動に、前記
微振動機構による微小な往復振動が重畳的に与えられる
ように構成されていることを特徴とする請求項5に記載
のホーニング装置。 - 【請求項10】 前記微振動機構は、回転運動を直線往
復運動に変換するクランク機構の形態とされるととも
に、前記駆動手段は、このクランク機構を回転駆動する
回転駆動手段とされ、 前記クランク機構は、前記主軸台本体に回転可能に軸支
されたクランクピンと、このクランクピンおよび前記主
軸振動クイルを接続するコネクティングロッドとを備え
てなることを特徴とする請求項9に記載のホーニング装
置。 - 【請求項11】 前記回転主軸を回転駆動する前記主軸
回転手段の駆動モータが、伝達歯車機構を介して前記ク
ランク機構のクランクピンに駆動連結されて、前記クラ
ンク機構の回転駆動手段を構成していることを特徴とす
る請求項10に記載のホーニング装置。 - 【請求項12】 前記ホーニング砥石に所定の切込み動
作を与える砥石切込み手段を備えることを特徴とする請
求項4から11のいずれか一つに記載のホーニング装
置。 - 【請求項13】 前記各構成部の駆動源を相互に連動し
て自動制御する制御手段を備えることを特徴とする請求
項4から12のいずれか一つに記載のホーニング装置。
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JP24039797A JP3083787B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | ホーニング加工方法およびホーニング装置 |
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JPH1158216A JPH1158216A (ja) | 1999-03-02 |
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