JP3083206B2 - オートテンショナー - Google Patents

オートテンショナー

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JP3083206B2
JP3083206B2 JP04156736A JP15673692A JP3083206B2 JP 3083206 B2 JP3083206 B2 JP 3083206B2 JP 04156736 A JP04156736 A JP 04156736A JP 15673692 A JP15673692 A JP 15673692A JP 3083206 B2 JP3083206 B2 JP 3083206B2
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JP
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housing
arm
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pulley
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一正 鮎川
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ユニッタ株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無端ベルトの伸びに
自動的に追随してこれをほぼ一定の張力で張るためのオ
ートテンショナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】オートテンショナーとしては、図7〜図
9に示す形式のものがある。このものは、図8に示すよ
うに、固定部に取付けられるベースハウジング1と、こ
れに回転自在に同軸上に取付けられるアーム付ハウジン
グ2と、前記ベースハウジング1に対してアーム付ハウ
ジング2に回転力を付与するキックバネ3と、前記ベー
スハウジング1の外面とアーム付ハウジング2の内面と
の間に介装された合成樹脂製の摺動板4、前記アーム付
ハウジング2のアーム部に回転自在に取付けられている
プーリ5とから構成されており、上記ベースハウジング
1の中央平面Hとプーリ5の中央平面hとが同一平面上
となるように設定してある。
【0003】上記したキックバネ3のベースハウジング
1やアーム付ハウジング2への取付けは、縮径及び圧縮
させたキックバネの下方端をベースハウジング1側の突
起15に係止させ、上方端をアーム付ハウジング2側の
突起24に係止させるようにして行われている。したが
って、上記オートテンショナーでは、アーム付ハウジン
グ2のアーム部付近が摺動板4に略均圧で接触するよう
にして回動し、ベルトBの伸び等があったとしても、ベ
ルトBはほぼ一定の張力で張られることとなる。
【0004】ところが、上記構成を図10に示すような
ベースハウジング1の中央平面Hとプーリ5の中央平面
hとが同一平面上にないオートテンショナー(以下、こ
の形式のオートテンショナーを、Z型オートテンショナ
ーという)にそのまま採用したところ、ベースハウジン
グ1におけるキックバネ3の取付け部分に短時間でクラ
ックが入ってしまうという問題が発生した。特に、エン
ジンのような振動が発生するところで使用した場合のベ
ースハウジング1の寿命の減少は著しい(当社におい
て、同一条件で実験した結果、その寿命が1/6程度に
なることが確認されている)。
【0005】これは、プーリ5の中央平面hがベースハ
ウジング1の中央平面Hからずれていることから摺動板
4の下部が集中的に磨耗し、これが原因となってアーム
付ハウジング2にがたつきが発生してしまうからであ
る。即ち、アーム付ハウジング2にがたつきが発生した
場合、縮径及び圧縮された状態でベースハウジング1内
に収容されているキックバネの下端の押し力がベースハ
ウジング1に繰り返し荷重等として作用し、その結果、
短時間でその部分にクラックが入ってしまうのである。
【0006】尚、上記問題を解決する手段としてベース
ハウジング1の肉厚を大きくするということが考えられ
るが、高コストになること、重量が大きくなること等の
理由により採用したくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、ベースハウジングの肉厚を大きくすることなく、長
寿命が確保できるZ型のオートテンショナーを提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、キックバネ
が圧縮された状態で収容されたベースハウジングの中央
平面と、アーム付ハウジングのアーム部に取付けられた
プーリの中央平面とが位置ズレており、ベルトからプー
リへの押圧力によりアーム付ハウジングにモーメントが
作用するオートテンショナーであって、前記モーメント
により生じるアーム付ハウジングの回転方向と反対側に
押圧する押圧手段を具備させ、前記押圧手段とこれと接
触するアーム付ハウジング部分とが摺動自在であるもの
としている。
【0009】
【作用】この発明は次のように作用する。この発明を従
来の技術の欄に記載したオートテンショナーに適用した
場合、押圧手段の存在により摺動板の一部(下端部又は
上端部)が集中的に磨耗するようなことはなくなるか
ら、アーム付ハウジングにがたつきが発生するようなこ
とはない。したがって、圧縮された状態でベースハウジ
ング内に収容されているキックバネの下端の押し力がベ
ースハウジングに繰り返し荷重等として作用するような
こともなくなり、その結果、短時間でその部分にクラッ
クが入ってしまうようなことはない。
【0010】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面に従って説明する。この実施例のオートテンショナ
ーは、図1〜図3に示すように、基本的には、固定部F
に取付けられるベースハウジング1と、これに回転自在
に同軸上に取付けられるアーム付ハウジング2と、前記
ベースハウジング1に対してアーム付ハウジング2に回
転力を付与するキックバネ3と、前記ベースハウジング
1の外面とアーム付ハウジング2の内面との間に介装さ
れた合成樹脂製の摺動板4、前記アーム付ハウジング2
のアーム部に回転自在に取付けられているプーリ5と、
前記ベースハウジング1に対してアーム付ハウジング2
を回転自在に取付ける取付具6とから構成されており、
図2に示すように、前記プーリ5の中央平面hをベース
ハウジング2の中央平面Hに対して下方に位置ズレさせ
てある。
【0011】そして、ベルトBからプーリ5への押圧力
によりアーム付ハウジング2に作用するモーメントによ
って生じるアーム付ハウジング2の回転方向と反対側に
押圧する押圧手段7を具備させ、前記押圧手段7とこれ
と接触するアーム付ハウジング2部分とが摺動自在であ
るものとしている。上記ベースハウジング1は鋳造によ
り一体成形されたもので、図2及び図3に示すように、
取付け用のボルト孔を有した座板10と、背高部12と
背低部13とを有する筒状のハウジング主体11と、前
記ハウジング主体11の中央部に立設され且つ上部内周
面を雌螺子とした取付用細筒14と、上記したキックバ
ネ3の下端を係止する突起15とから構成されている。
【0012】アーム付ハウジング2は鋳造により一体成
形されたもので、図2に示すように、上面に取付用細筒
14が挿通される円孔25を有し且つハウジング主体1
1に被せられるハウジング主体21と、前記ハウジング
主体21の内周面に形成された縦溝22(図3参照)
と、前記ハウジング主体21の外周面における下端近傍
部分から突出するアーム部20と、前記アーム部20の
先端部に設けられたプーリ取付け部23と、上記したキ
ックバネ3の上端を係止する突起24とから構成されて
いる。
【0013】尚、この実施例のものでは、図2に示す如
く、上記したハウジング主体11の外周面とハウジング
主体21の内周面との間の防塵を確保するためのシール
Sを具備させてある。キックバネ3は、図2や図3に示
すように、断面円形のコイル状のバネにより構成されて
おり、上端及び下端をそれぞれ突起15,24に係止さ
せるために折り曲げてある。尚、このキックバネ3は、
図2に示す如くベースハウジング1にアーム付ハウジン
グ2を適正に取付けた状態において、少し圧縮される長
さに設定してあり、又、前記取付け状態においては、付
勢力に抗して縮径せしめられている。
【0014】摺動板4は、図2や図3に示すように、ハ
ウジング主体21の内周面及びハウジング主体11の外
周面の両方に沿うような断面円弧状に形成されており、
その外周面に、組立状態において上記した縦溝22に嵌
入される縦条40を具備させてある。プーリ5は、中央
部にベアリングを具備した一般的に採用されているもの
を使用しており、図1及び図2に示す如く上記したプー
リ取付け部23に取付けられている。
【0015】取付具6は、図2に示すように、上記した
取付用細筒14の雌螺子に螺入されるボルト60と、こ
のボルト60の頭部下面とアーム付ハウジング2の上壁
相互間に介在せしめられる摺動板61とから構成されて
おり、前記摺動板61の存在により、アーム付ハウジン
グ2のベースハウジング1に対する回転がスムーズにで
きるようにしてある。
【0016】押圧手段7は、図2又は図4に示すよう
に、断面が階段状に形成されており上記座板10にボル
ト止めされる部材70と、前記部材70の上段下面に取
付けられる摺動板71(合成樹脂等の摩擦係数が小さい
部材で構成されている)と、上記アーム付ハウジング2
の外周面における下端部に設けられた舌片72とから成
り、前記摺動板71の舌面が舌片72の上面と接触する
構成としてある。
【0017】このオートテンショナーは上記のような構
成としてあるから、上記作用の欄に記載した如く、摺動
板4の下端部が集中的に磨耗(所謂片べり)するような
ことはなくなるから、アーム付ハウジング2にがたつき
が発生するようなことはない。したがって、圧縮された
状態でベースハウジング1内に収容されているキックバ
ネ5の下端の押し力がベースハウジング1に繰り返し荷
重等として作用するようなこともなくなり、その結果、
短時間でその部分にクラックが入ってしまうようなこと
はない。
【0018】尚、上記押圧手段7を、図5に示すよう
に、アーム部20の基端部の下面と座板10の上面との
間に密に摺動板71を介在させる構成とすることもで
き、また、上記実施例の構成と共に使用することもでき
る。又、図6に示す如く、V字状溝を有した硬質樹脂製
の押圧手段7を座板10に取付け(取付けるための手段
は自由)、アーム付ハウジング2に設けたV字状条を上
記V字条溝に挿入する態様のものを使用することもでき
る。
【0019】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。作用の欄の記載内容から、ベー
スハウジングの肉厚を大きくすることなく、長寿命が確
保できるZ型のオートテンショナーを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のオートテンショナーの斜視
図。
【図2】前記オートテンショナーの縦断面図。
【図3】前記オートテンショナーの横断面図。
【図4】前記オートテンショナーの要部である押圧手段
の断面図。
【図5】押圧手段の他の態様を示す図。
【図6】押圧手段の他の態様を示す図。
【図7】従来のオートテンショナーの斜視図。
【図8】従来のオートテンショナーの縦断面図。
【図9】従来のオートテンショナーの横断面図。
【図10】従来の他のオートテンショナーの縦断面図。
【符号の説明】
H 中央平面 h 中央平面 1 ベースハウジング 2 アーム付ハウジング 3 キックバネ 4 摺動板 5 プーリ 7 押圧手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キックバネが圧縮された状態で収容され
    たベースハウジングの中央平面と、アーム付ハウジング
    のアーム部に取付けられたプーリの中央平面とが位置ズ
    レており、ベルトからプーリへの押圧力によりアーム付
    ハウジングにモーメントが作用するオートテンショナー
    であって、前記モーメントにより生じるアーム付ハウジ
    ングの回転方向と反対側に押圧する押圧手段を具備さ
    せ、前記押圧手段とこれと接触するアーム付ハウジング
    部分とが摺動自在であることを特徴とするオートテンシ
    ョナー。
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DE102006041678A1 (de) * 2006-09-06 2008-03-27 Schaeffler Kg Spannvorrichtung eines Zugmitteltriebs

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