JP3083180B2 - 皮膚疾患の治療のための鎮痛剤及び局所抗炎症剤としての4−置換ジヒドロピリド〔4,3−d〕ピリミジン - Google Patents

皮膚疾患の治療のための鎮痛剤及び局所抗炎症剤としての4−置換ジヒドロピリド〔4,3−d〕ピリミジン

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JP3083180B2 JP03213497A JP21349791A JP3083180B2 JP 3083180 B2 JP3083180 B2 JP 3083180B2 JP 03213497 A JP03213497 A JP 03213497A JP 21349791 A JP21349791 A JP 21349791A JP 3083180 B2 JP3083180 B2 JP 3083180B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、例えば、外因性皮膚炎(例、日
焼け、光アレルギー性皮膚炎、じんま疹、接触皮膚炎、
アレルギー性皮膚炎)、内因性皮膚炎(例、アトピー性
皮膚炎、脂漏性皮膚炎、硬化状の皮膚炎)、病因の知ら
れていない皮膚炎(例、全身性化した剥脱性皮膚炎)及
び炎症性成分を伴った他の皮膚の疾患(例、乾癬)を含
む種々の皮膚疾患の治療のための鎮痛剤及び局所抗炎症
剤として有用な、次の式
【0002】
【化10】 (式中、R1は、水素、低級アルキル、アリール低級ア
ルキル又はアリールであり、R2は、存在するときに、
水素、低級アルキル、アリール低級アルキルであり、そ
してR3は、水素、低級アルキル、シクロアルキル又は
アリールである)の化合物に関する。
【0003】式I中に存在する点線は、任意の結合であ
ることを意味しており、特定的に言えば、式Iは下記の
式II及び式IIIにより示される2つのグループの化合物
を包含する。
【0004】
【化11】 本明細書及び特許請求の範囲を通じて、所定の化学式又
は名称は立体異性体及び互変異性体が存在する場合は、
それらの異性体のすべて含むものとする。
【0005】別段の記述または指示がない限り、下記す
る定義は本明細書および特許請求の範囲全般に適用され
るものである。
【0006】低級アルキルの用語は、炭素原子1〜6個
を有する直鎖又は枝分かれアルキル基を意味するものと
する。前記低級アルキルの例には、メチル、エチル、n
−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−
ブチル、sec−ブチル、t−ブチル並びに直鎖及び枝
分かれペンチル及びヘキシルがある。
【0007】ハロゲンの用語は、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素を意味するものとする。
【0008】アリールの用語は、場合により低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ハロゲン又はトリフルオロメチル
基でモノ置換されたフェニル基を意味するものとする。
【0009】本発明の化合物は、下記する合成工程の1
個又は2個以上を用いて調製される。
【0010】合成工程の記載を通じて、R1、R2及びR
3の表示は、特記しない限りは、それぞれ上記の意味を
有するものとする。
【0011】工程A:式IVの化合物を、R3′が低級ア
ルキル、シクロアルキル又はアリールである式R3′−
Mg−Brのグリニャール試薬と、当技術分野において
知られた常法で反応させて、式Vの化合物を得る。式IV
の出発化合物は、Turner, J. Org. Chem. 48 3401 (198
3)に開示されている。
【0012】
【化12】
【0013】工程B:化合物Vをピリジニウムジクロロ
メートと反応させて式IVの化合物を生成させる。この反
応は、典型的にはジメチルホルムアミドのような適当な
溶媒中で、約0から150℃の温度で行われる。
【0014】
【化13】
【0015】工程C:式VIIの化合物(これは、R3が低
級アルキル、シクロアルキル又はアリールであるとき工
程Bから得られ、そして、R3が水素であるときは化合
物IVと同じである)を加水分解して式VIIIの化合物を得
る。この加水分解は典型的には低級アルカノールのよう
な適当な溶媒中に溶解した水性NaOHの存在下に、約
20〜120℃の温度で行なわれる。
【0016】
【化14】
【0017】工程D:化合物VIIIをヒドロキシルアミン
塩酸塩と反応させて、式IXの化合物を得る。この反応
は、典型的には約20から115℃の温度で、ピリジン
のような適当な溶媒の存在下で行われる。
【0018】
【化15】
【0019】工程E:化合物IXを当技術分野で知られて
いる常法によりラネー合金を用いて水素化し、式Xの化
合物を得る。本反応に適当なラネー合金の例としては、
50:50 Al/Ni合金を挙げることができる。
【0020】
【化16】
【0021】工程F:化合物Xを式XIのオルトエステル
と反応させて化合物IIIを得る。この反応は、典型的に
は約20から120℃の温度で、氷酢酸のような適当な
溶媒中で行われる。
【0022】
【化17】
【0023】工程G:化合物VIIを式
【化18】 の第一アミンと反応させて対応するイミンを得、そして
その後、生成したイミンを水素化ホウ素ナトリウムと反
応させて式XIIの化合物を得る。前記イミンの形成は、
典型的には、約80から140℃の温度で、p−トルエ
ンスルホン酸のような適当な酸触媒及びキシレンのよう
な適当な溶媒の助けをかりて行われる。イミンと水素化
ホウ素ナトリウムの反応は、典型的には、約20から8
0℃の温度で、イソプロパノールとメタノールとの混合
物のような適当な媒体中で行われる。
【0024】
【化19】
【0025】工程H:化合物XIIを、実質的に工程C中
と同様の方法で加水分解して、式XIIIの化合物を得る。
【0026】
【化20】
【0027】工程I:化合物XIIIを、実質的に工程Fと
同じ方法で式XIのオルトエステルと反応させて、化合物
IIを得る。 (XIII) + (XI) → (II)
【0028】本発明による式Iの化合物は、最初に述べ
たような種々の皮膚疾患の治療のための局所抗炎症剤と
して有用である。本発明の化合物の皮膚学的活性は、下
記の方法を参照して確かめられた。
【0029】皮膚学的試験方法 ホスホリパーゼA2−誘起性の足浮腫 雄のウィスターラット(100〜125g)のnaja
naja(蛇毒)のホスホリパーゼA2−誘起性の足浮
腫を防除する化合物の能力を測定した。PLA2(3単
位/足)を単独又は0.1Mの試験化合物と一緒に、ラ
ットの左足の足底に注射した。注射の直後及び2時間後
の投与で足を水銀浴に浸し、そして足の変位をトランス
デューサーを介してレコーダーで測定した。(基準:ヒ
ドロコルチゾン ED50=0.46M)Giessler, A.J. e
t al., Agents and Actions, Vol. 10, Trend in Infla
mmation Research (1981), p. 195.を参照。
【0030】インビトロホスホリパーゼA2アッセイ
(PLA2) 本アッセイではPLA2活性を変える化合物の能力(14
C−ジパルミトイルホスファチジルコリンの2位での開
裂による14C−パルミチン酸の生成)を測定した。反応
混合物には、トリスバッファー(25mM)、pH8.0、
塩化カルシウム(2.0mM)、牛の血清アルブミン(0.
5mg)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(8×1
-5M)、14C−パルミトイルホスファチジルコリン
(6×103cpm)、ブタ脾臓PLA2(3.2単位)及び
試験化合物が含まれる。反応は、振とうインキュベータ
ー中で37℃で行われた。反応を急冷しそして、サンプ
ルの回復率を決定するために内部スタンダードを加え
た。サンプルは18C−カラム上に装填されエタノールで
溶離し放射活性を測定した。(スタンダード:キナクリ
ン IC50=3.5×10-4M)、Feyen, J.H.M., et a
l., Journal of Chromatography 259 (1983), pp. 338
〜340参照。
【0031】アラキドン酸誘起性の耳浮腫(AAEE) 本アッセイの目的は、アラキドン酸を局所的に塗布する
ことにより引き起こされるマウスの耳浮腫を予防するた
めの局所的に塗布した化合物の能力を決定することであ
った。雌のスイスウェブスターマウスの両耳に(耳の外
及び内に10μl)賦形剤又は試験化合物(1.0mg/
耳)を与えた。30分後、すべての群の右耳にアラキド
ン酸(4mg/耳)を与え、そして左耳には賦形剤を単独
で与えた。与えた後1時間してマウスを致死させ耳の各
々から耳のパンチ(4mm)を取り出した。(スタンダー
ド:インドメタシン ED50=1.5mg/耳)J.M. et a
l.,Invest. Dermatol., 80, (1983), pp 48〜52参照。
【0032】TPA−誘起性耳浮腫(TPAEE) 本アッセイの目的は、TPA(ホルボル−12−ミリス
テートアセテート)を局所的に塗布することにより引き
起こされた耳浮腫を予防するための局所塗布した化合物
の能力を測定することである。雌のスイスウェブスター
マウスの右耳にTPA(10μg/耳)、左耳に賦形剤
を局所的に与えた。試験化合物(10μg/耳)を両耳
に塗布した。5時間後、動物を致死させ耳の各々から耳
のパンチ(4mm)を取り出した。(スタンダード:ヒドロ
コルチゾンED50=47μg/耳)Young, J.M. et al.,
J. Invest. Dermatol., 80 (1983), pp. 48〜52参照。
【0033】本発明のいくつかの化合物の皮膚学活性を
表1、2に示した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】本発明の式Iの化合物は、動物の痛みを緩
和する能力により鎮痛剤として有用である。化合物の活
性は、痛覚脱失の標準アッセイ〔Proc. Soc. Exptl. Bi
ol. Med., 95, 729 (1957)〕である、マウスの2−フェ
ニル−1,4−ベンゾキノン−誘起性苦痛試験(Writhin
g test)に示される。表3は、本発明のいくつかの化合
物の試験の結果を参照化合物の結果と一緒に示してい
る。
【0037】
【表3】
【0038】本発明の化合物の効果的な量は様々の方法
のいずれか、例えばカプセル剤又は錠剤のようなもので
経口的に、滅菌した溶液又は懸濁液の形態で非経口的に
そしていくつかの場合は、滅菌した溶液の形態で、静脈
注射により患者に投与されうる。遊離塩基型の最終生成
物はそれ自体で効果的ではあるが、安定化の目的、結晶
化の便利のため、増大した溶解性のため及びその他の目
的でそれらの製薬上許容しうる酸付加塩の形態で調剤さ
れそして処方されうる。
【0039】本発明の製薬上許容しうる酸付加塩の調製
に有用な酸には、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン
酸及び過塩素酸のような無機酸、酒石酸、くえん酸、酢
酸、琥珀酸、マレイン酸、フマル酸及び蓚酸のような有
機酸がある。
【0040】本発明の活性化合物は、例えば不活性希釈
剤もしくは、食用可能な担体と共に経口的に投与されう
るか、それらはまたゼラチンカプセル中に封入され、又
は錠剤に圧縮されうる。経口治療の投与の目的のために
は、本発明の活性化合物には賦形剤を配合してもよく、
そして錠剤、トローチ剤、カプセル剤、エリキシル剤、
懸濁液、シロップ剤、カシェ剤、チューインガムなどの
形態で使用される。これらの製剤には少なくとも0.5
%の活性化合物が含まれるべきであるが、しかし、個々
の形態に応じて変化してもよく、都合よくは単位の重量
の4%から約70%間でありうる。そのような組成物中
の活性化合物の量は適切な投与量が得られるような量で
ある。本発明による好ましい組成物及び製剤は、経口投
与単位形態が1.0〜300mgの活性化合物を含むよう
に調製される。
【0041】錠剤、丸剤、カプセル剤、トローチ剤など
には、また次の成分すなわち:微結晶セルロース、トラ
ガカントガム又はゼラチンのようなバインダー;でん粉
又は乳糖のような賦形剤、アルギン酸、プリモゲル、コ
ーンスターチなどのような崩壊剤;ステアリン酸マグネ
シウム又はステロテックス(Sterotex)のような潤滑
剤;コロイド状二酸化ケイ素のような(滑沢剤);及び
蔗糖又はサッカリンのような甘味剤が加えられうる。ま
たペパーミント、サリチル酸メチルもしくはオレンジ調
味料のような香味剤を加えうる。
【0042】投与単位形態がカプセル剤の時は、上述の
タイプの材料に加えて脂肪油のような液体性の担体を含
めうる。他の投与単位形態では、例えばコーティング材
のような投与単位の物理形態を変化させる、他の様々の
材料を含みうる。従って、錠剤又は丸剤は砂糖、セラッ
ク又は他の腸溶性のコーティング剤で被覆されうる。シ
ロップ剤は活性化合物に加えて、甘味剤としてのスクロ
ーズおよび或る種の防腐剤、染料、色剤並びに香味剤を
含みうる。かかる種々の組成物を調製するのに使用する
物質は製薬上純粋で、使用量範囲内では非毒性でなけれ
ばならない。
【0043】非経口治療投与の目的のためには、本発明
の活性化合物は、溶液又は懸濁液中に配合されうる。こ
れらの製剤は少なくとも0.1%の活性化合物を含むべ
きであるがその重量の0.5と約30%の範囲の間で変
化させうる。そのような組成物中の活性化合物の量は適
当な投与量が得られるような量である。本発明による好
ましい組成物及び製剤は非経口投与単位が活性化合物を
0.5〜100mg含むように調製される。
【0044】本発明の化合物の例としては以下の化合物
が挙げられる。4−シクロヘキシル−1,4−ジヒドロ
ピリド〔4,3−d〕ピリミジン;3,4−ジヒドロ−4
−メチル−3−フェニルメチルピリド〔4,3−d〕ピ
リミジン;3−ブチル−3,4−ジヒドロ〔4,3−d〕
ピリミジン;1,4−ジヒドロ−4−フェニルピリド
〔4,3−d〕ピリミジン;1,4−ジヒドロ−2,4−
ジメチルピリド〔4,3−d〕ピリミジン;1,4−ジヒ
ドロ−4−メチル−2−フェニルメチルピリド〔4,3
−d〕ピリミジン;及び1,4−ジヒドロ−4−メチル
−2−フェニルピリド〔4,3−d〕ピリミジン。
【0045】下記の実施例は本発明を例証するためのも
のである。
【0046】実施例1 N−〔3−〔(ブチルアミノ)メチル〕−4−ピリジニ
ル〕−2,2−ジメチルプロパンアミド二塩酸塩 トルエン150ml中で、N−(3−ホルミル−4−ピリ
ジニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド(Turner,
J. Org. Chem., 48, 3401 (1983)参照)(10g)、n
−ブチルアミン(7.1g)及びp−トルエンスルホン
酸一水和物(0.1g)を水の除去を伴なって還流下に
撹拌した。6時間後、溶液を冷却、濃縮し生成物をフラ
ッシュクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン中
50%エチルアセテート)で精製し、8gの油を得た。
100mlイソプロパノール及び25mlメタノール中イミ
ン(もう1つの縮合反応から得られた3gと合体した)
の溶液を水素化ホウ素ナトリウム(5g)と一緒に80
℃で一時間撹拌した。その後冷却し水で撹拌しそしてエ
ーテルで抽出した。有機抽出物を水及び飽和塩化ナトリ
ウム溶液で洗浄し、乾燥し(無水MgSO4)、濾過
し、そして濃縮して油状物とした。この油をフラッシュ
クロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン中50%
酢酸エチル)により精製して6.5gの油を得た。この
油をカラムクロマトグラフィー(アルミナ、エーテル)
で精製し、6gの油を得た。分析試料は2.5gをメタ
ノール/エーテル中で二塩酸塩に変換することにより融
点166〜168℃の結晶2.7gを得た。
【0047】 分析値(C15253・2HClに対する) 計算値:C 53.57% H 8.09% N 12.50% 実測値:C 53.58% H 8.09% N 12.53%
【0048】実施例2 N−〔3−〔(フェニルメチルアミノ)メチル〕−4−
ピリジニル〕−2,2−ジメチルプロパンアミド二塩酸
塩 トルエン125ml中のN−(3−ホルミル−4−ピリジ
ニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド(10g)、
ベンジルアミン(8g)及びp−トルエンスルホン酸一
水和物の溶液を、水を除去しながら還流下に撹拌した。
2時間後、溶液を冷却し、濃縮し、そして生成物をフラ
ッシュクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン中
20%酢酸エチル)で精製し、融点105〜109°の
固体11.3gを得た。100mlイソプロパノール及び
25mlメタノール中のイミンの溶液を水素化ホウ素ナト
リウム(5g)と一緒に、80℃で一時間撹拌し、その
後、冷却し、水で撹拌し、エーテルで抽出した。有機抽
出物を水と飽和塩化ナトリウム溶液で洗い、乾燥し(無
水MgSO4)、濾過し、そして12gの油に濃縮し
た。この油をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、
ジクロロメタン中50%酢酸エチル)により精製し5.
5gの油*を得た。分析試料はエタノール/エーテルか
ら3.2gを再結晶することにより、融点168〜17
0℃の結晶3.0gを得た。
【0049】 分析値(C18233O・2HClに対する) 計算値:C 58.38% H 6.80% N 11.35% 実測値:C 57.95% H 6.83% N 11.21% * この油をメタノール/エーテル中で、二塩酸塩に変
換し、融点168〜170℃の固体5.5gを得た。
【0050】実施例3 α−メチル−α−〔4−(2,2−ジメチルプロピオン
アミド)−3−ピリジニル〕−メタノール テトラヒドロフラン150ml中のN−(3−ホルミル−
4−ピリジニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド(T
urner, J. Org. Chem., 48, 3401〜3408 (1983)参照)
(8g)の氷冷した溶液に、メチルマグネシウムブロマ
イド(エーテル中3.0M,30ml)を加えた。30分
後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液と共に撹拌
し、炭酸ナトリウムで塩基化し、そしてエーテルで抽出
した。有機抽出物を、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で
洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして
濃縮して油とした。この油をフラッシュクロマトグラフ
ィー(シリカ、酢酸エチル)により精製し油7gを得
た。この油をエーテル/ヘキサンから結晶化し融点10
0〜102°の固体4.5gを得た。
【0051】 分析値(C121822に対する) 計算値:C 64.84% H 8.16% N 12.61% 実測値:C 64.82% H 8.23% N 12.58%
【0052】実施例4 N−(3−アセチル−4−ピリジニル)−2,2−ジメ
チルプロパンアミド ジメチルホルムアミド100ml中のα−メチル−α−
〔4−(2,2−ジメチルプロピオンアミド)−3−ピ
リジニル〕メタノール(11g)及びピリジニウムジク
ロメート(26g)の溶液を20時間周囲温度で撹拌
し、その後、水と共に撹拌し、炭酸ナトリウムで塩基化
し、そしてエーテルで抽出した。有機抽出物を、水及び
飽和塩化ナトリウム水溶液で洗い、乾燥し(無水MgS
4)、濾過し、そして、11gのろう状の固体に濃縮
した。この固体をフラッシュクロマトグラフィー(シリ
カ、ジクロロメタン中20%酢酸エチル)で精製し、融
点95°の固体7gを得た。6gをヘキサンから再結晶
し融点98〜100°の結晶4.8gを得た。3gをヘ
キサンから再結晶することにより融点98〜100°の
分析試料2.7gを得た。
【0053】 分析値(C121622に対する) 計算値:C 65.43% H 7.32% N 12.72% 実測値:C 65.67% H 7.52% N 12.53%
【0054】実施例5 N−〔3−〔1−(フェニルメチルアミノ)エチル〕−
4−ピリジニル〕−2,2−ジメチルプロピオンアミド
二塩酸塩 キシレン200ml中のN−(3−アセチル−4−ピリジ
ニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド(8g)、ベ
ンジルアミン(12g)及びp−トルエンスルホン酸一
水和物(0.2g)の溶液を、水の除去を伴って還流下
に撹拌した。18時間後、溶液を冷却し、濃縮し、そし
て生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、ジ
クロロメタン中50%酢酸エチル)で精製し、融点11
2〜115°の固体9.4gを得た。100mlイソプロ
パノール及び25mlメタノール中、イミン(9.4g)
の溶液を水素化ホウ素ナトリウム(2.3g)と共に8
0℃で2時間撹拌した後、冷却し、水で撹拌し、そして
酢酸エチルで抽出した。有機の抽出物を水及び飽和塩化
ナトリウム溶液で洗い、乾燥し(無水MgSO4)、濾
過し、そして油9gに濃縮した。この油をフラッシュク
ロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン中30%酢
酸エチル)により精製し、油6.3gを得た。一部2.3
gをメタノール/エーテル中で二塩酸塩に変換し、融点
205°の固体2.3gを得た。これをメタノール/エ
ーテルから再結晶し、融点207〜209°の結晶2.
2gを得た。
【0055】 分析値(C1927Cl23Oに対する) 計算値:C 59.37% H 7.08% N 10.94% 実測値:C 59.20% H 6.92% N 10.89%
【0056】実施例6 3−(ブチルアミノ)メチル−4−ピリジンアミン二塩
酸塩 メタノール150ml及び10%水性水酸化ナトリウム1
5ml中のN−〔3−〔(ブチルアミノ)メチル〕−4−
ピリジニル〕−2,2−ジメチルプロパンアミン(7
g)の溶液を16時間還流撹拌し、その後濃縮し、そし
て生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、ジ
クロロメタン中25%メタノール)により精製し、油
4.5gを得た。この油をメタノール/エーテル中で二
塩酸塩に変換し、融点258〜260°の固体3.7g
を得た。
【0057】 分析値(C10173・2HClに対する) 計算値:C 47.62% H 7.59% N 16.67% 実測値:C 47.53% H 7.50% N 16.44%
【0058】実施例7 4−アミノ−α−メチル−N−(フェニルメチル)−3
−ピリジンメタンアミン n−プロパノール200ml及び10%水性水酸化ナトリ
ウム25ml中のN−〔3−〔1−(フェニルメチルアミ
ノ)エチル〕−4−ピリジニル〕−2,2−ジメチルプ
ロパンアミド(12.2g)の溶液を、16時間還流撹
拌した後、冷却し、水で撹拌し、そして酢酸エチル/エ
ーテルで抽出した。有機抽出物を水及び飽和塩化ナトリ
ウム溶液で洗った後、乾燥し(無水硫酸マグネシウ
ム)、濾過し、そして濃縮して油8.7gにした。この
油をフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して、シ
リカの中をジクロロメタン中20%メタノールを用いて
溶離して油8gを得た。この油をHPLCを介してシリ
カの中をジクロロメタン中10%メタノールで溶離し、
油7gを得た。この油を塩として精製する不成功の試み
に続いて、再変換した遊離塩基を再びHPLCを介し
て、シリカの中をジクロロメタン中20%メタノールで
溶離し、油5.5gを得た。一部の3.5gをメタノール
/エーテル中でジマレイン酸塩に変換しd 78〜80
°の固体4.5gを得た。この塩を遊離塩基に再変換し
50%エーテル/ヘキサンから再結晶し、融点107〜
109°の結晶1.9gを得た。
【0059】 分析値(C14173に対する) 計算値:C 73.97% H 7.54% N 18.49% 実測値:C 74.17% H 7.57% N 18.40%
【0060】実施例8 3−〔(フェニルメチルアミノ)メチル−4−ピリジン
アミン二塩酸塩 メタノール200ml及び10%水性水酸化ナトリウム2
0ml中のN−〔3−〔(フェニルメチルアミノ)メチ
ル〕−4−ピリジニル〕−2,2−ジメチルプロパンア
ミド(8g)の溶液を12時間還流撹拌し、その後冷却
し、水で撹拌し、そして酢酸エチルで抽出した。有機の
抽出物を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗い、その後
乾燥(無水MgSO4)し、濾過し、そして濃縮して油
7gとした。この油をフラッシュクロマトグラフィー
(シリカ、ジクロロメタン中25%メタノール)で精製
し、油3.2gを得た。この油をメタノール中で二塩酸
塩に変換し、d 305〜307°の結晶2.5gを得
た。
【0061】 分析値(C1317Cl23に対する) 計算値:C 54.56% H 5.99% N 14.68% 実測値:C 54.56% H 5.88% N 14.60%
【0062】実施例9 α−シクロヘキシル−α−〔4−(2,2−ジメチルプ
ロピオンアミド)−3−ピリジニル〕−メタノール テトラヒドロフラン100ml中のN−(3−ホルミル−
4−ピリジニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド
(10g)の氷冷した溶液に、シクロヘキシル塩化マグ
ネシウム(エーテル中2.0M,35ml)を加えた。3
0分後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で撹拌
し、炭酸ナトリウムで塩基化し、そしてエーテルで抽出
した。有機抽出物を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗
い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして濃
縮して油とした。この油をフラッシュクロマトグラフィ
ー(シリカ、ジクロロメタン中20%酢酸エチルそれか
ら酢酸エチル)により精製し、油6gを得た。この油を
ヘキサンから結晶化させ、融点148〜150°の固体
2.5gを得た。この固体をアセトニトリルから再結晶
し、融点153〜155°の結晶2.1gを得た。
【0063】 分析値(C172622に対する) 計算値:C 70.31% H 9.02% N 9.65% 実測値:C 70.11% H 9.08% N 9.65%
【0064】実施例10 N−〔3−(シクロヘキシルカルボニル)−4−ピリジ
ニル〕−2,2−ジメチル−プロパンアミド塩酸塩 ピリジニウムジクロメート(30g)をα−シクロヘキ
シル−α−〔4−(2,2−ジメチルプロピオンアミ
ド)−3−ピリジニル〕−メタン(16g)に加え、そ
して生成した溶液を周囲温度で16時間撹拌し、その
後、水と共に撹拌し、炭酸ナトリウムで塩基化し、そし
て酢酸エチル/エーテルで抽出した。有機抽出物を水及
び飽和塩化ナトリウム溶液で洗い、乾燥し(無水MgS
4)、濾過し、そしてろう状の固体12gに濃縮し
た。これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、ジ
クロロメタン中10%酢酸エチル)で精製して、融点8
0°の固体9gを得た。3gをエーテル中で塩酸塩に変
換し、融点212〜215°の固体3gを得た。これを
メタノール/エーテル(1:40)から再結晶し、融点
216〜218°の結晶2.2gを得た。
【0065】 分析値(C1725ClN22に対する) 計算値:C 62.85% H 7.76% N 8.63% 実測値:C 63.25% H 7.67% N 8.61%
【0066】実施例11 (4−アミノ−3−ピリジニル)シクロヘキシルメタノ
ン塩酸塩 メタノール100ml及び10%水性水酸化ナトリウム1
0ml中のN−〔3−(シクロヘキシルカルボニル)−4
−ピリジニル〕−2,2−ジメチルプロパンアミド(5.
5g)の溶液を周囲温度で3時間撹拌し、その後濃縮
し、水と共に撹拌し、そして酢酸エチルで抽出した。有
機抽出物を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗い、乾燥
し(無水MgSO4)、濾過し、そして濃縮して油5g
とした。この油をフラッシュクロマトグラフィー(シリ
カ、酢酸エチル)により精製し、粘性油4gを得た。こ
れをメタノール/エーテル中で塩酸塩に変換し分解温度
266〜270°の結晶4.2gを得た。
【0067】 分析値(C1217ClN2Oに対する) 計算値:C 59.87% H 7.12% N 11.64% 実測値:C 59.80% H 7.07% N 11.56%
【0068】実施例12 (4−アミノ−3−ピリジニル)シクロヘキシルメタノ
ンオキシム塩酸塩 ピリジン70ml中の(4−アミノ−3−ピリジニル)シ
クロヘキシルメタノン(5g)及びヒドロキシルアミン
塩酸塩(10g)の溶液を80℃で3時間撹拌した後、
濃縮した。残留物を水と一緒に撹拌し、炭酸ナトリウム
で塩基化し、そしてジクロロメタンで抽出した。有機抽
出物を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗った。乾燥し
た(無水MgSO4)有機相をろう状の固体9gに濃縮
した。この固体をアセトニトリルと共に粉砕し、融点1
55〜158℃の固体4.9gを得た。3gをメタノー
ル/エーテル中で塩酸塩に変換し、融点226〜228
℃の固体2.8gを得た。
【0069】 分析値(C1218ClN3Oに対する) 計算値:C 56.35% H 7.09% N 16.43% 実測値:C 56.30% H 7.17% N 16.07%
【0070】実施例13 (4−アミノ−3−ピリジニル)シクロヘキシルメタン
アミン二塩酸塩 95%エタノール145ml中の(4−アミノ−3−ピリ
ジニル)シクロヘキシルメタノンオキシム(6g)の溶
液を、ラネー合金(10.7g,50:50 Al/Ni
合金)で、そしてそれから水145ml中の水酸化ナトリ
ウム(11.4g)の溶液で素早く処理した。発熱反応
は還流冷却器を用いて制御した。混合物を周囲温度に冷
却し、そして4時間撹拌した。ラネーニッケル触媒(自
然発火性)を濾過により除去し、50%水性エタノール
で洗った。濾液はエタノールを除去することにより濃縮
し水性の残留物をジクロロメタンで抽出した。乾燥した
(無水MgSO4)有機相を濃縮して油5gを得た。こ
れを試験的に還元し、フラッシュカラムクロマトグラフ
ィーを介してシリカの中をジクロロメタン中20%メタ
ノールで溶離して得られた生成物0.6gと合わせて油
5gを得た。この油をメタノール中で二塩酸塩に変換し
た後、メタノールを蒸発により除去した。残留物をアセ
トニトリル中50%メタノールから再結晶し、d 31
4〜316°の結晶4.2gを得た。
【0071】 分析値(C1221Cl23に対する) 計算値:C 51.80% H 7.61% N 15.11% 実測値:C 51.78% H 7.45% N 15.03%
【0072】実施例14 (4−アミノ−3−ピリジニル)フェニルメタノンオキ
シム塩酸塩 ピリジン150ml中の(4−アミノ−3−ピリジニル)
フェニルメタノン(シクロヘキシル塩化マグネシウムの
かわりにフェニル塩化マグネシウムを用いること以外
は、実施例9、10及び11に述べた反応スキームを利
用して、N−(3−ホルミル−4−ピリジニル)−2,
2−ジメチルプロパンアミドから調製した)(17g)
及びヒドロキシルアミン塩酸塩(24g)の溶液を90
〜95°で2時間撹拌した後、冷却し、濃縮した。残留
物を水と一緒に撹拌し、炭酸ナトリウムで塩基化し、そ
してジクロロメタンで抽出した。乾燥した有機相をろう
状の固体20gに濃縮した。これをアセトニトリルと一
緒に摩砕して、融点177〜179°の固体13.6g
を得た。濾液を油4.3gに濃縮した後、フラッシュカ
ラムクロマトグラフィーによってシリカ中をジクロロメ
タン中10%メタノールで溶離して、1.8gの付加生
成物を得、総収量15.4gとなった。8gを再びフラ
ッシュカラムクロマトグラフィーによってシリカを通し
てジクロロメタン中10%メタノールで溶離して、融点
178〜180°の固体6.9gを得た。一部4.9gを
メタノール/エーテル中で塩酸塩に変換し、d 238
〜240°の結晶3.3gを得た。
【0073】 分析値(C1212ClN3Oに対する) 計算値:C 57.72% H 4.84% N 16.83% 実測値:C 57.72% H 4.69% N 16.76%
【0074】実施例15 (4−アミノ−3−ピリジニル)ベンゼンメタンアミン
塩化二水素塩 95%エタノール147ml中の(4−アミノ−3−ピリ
ジニル)フェニルメタノンオキシム(6g)の溶液を、
ラネー合金(11g,50:50 Al/Ni合金)及
び、そのうえ147ml水中、塩化ナトリウム(11.7
g)の溶液を用いて素早く処理した。発熱反応を還流冷
却器で制御した。混合物を周囲の温度に冷却し、4時間
撹拌した。ラネーニッケル触媒(ピロホリック)を濾過
により除去し、50%水性エタノールで洗った。エタノ
ールを除去することにより濾液を濃縮して、水性残留物
をジクロロメタンで抽出した。乾燥した(無水MgSO
4)有機相を濃縮し、ろう状の固体5gを得た。この固
体を、フラッシュカラムクロマトグラフィーによってシ
リカを通してジクロロメタン中20%メタノールで溶離
して、融点108〜110°の固体4.2gを得た。こ
の固体をメタノール中、塩化二水素塩に変換した後、メ
タノールを蒸発により除去した。固体残留物を、アセト
ニトリル中50%メタノールから再結晶し、d 280
〜282°の結晶3.7gを得た。
【0075】 分析値(C1215Cl23に対する) 計算値:C 52.95% H 5.56% N 15.44% 実測値:C 52.94% H 5.47% N 15.35%
【0076】実施例16 4−シクロヘキシル−1,4−ジヒドロピリド〔4,3
−d〕ピリミジン二塩酸塩 トリエチルオルトホルメート30ml及び氷酢酸10ml中
の(4−アミノ−3−ピリジニル)シクロヘキシルメタ
ンアミンの溶液を100℃で1時間撹拌した後、冷却
し、そして濃縮した。残留物を水と共に撹拌し、炭酸ナ
トリウムで塩基化した。生成物をジクロロメタンで抽出
した。乾燥した(無水硫酸マグネシウム)の有機相を油
6gに濃縮した。この油を、フラッシュカラムクロマト
グラフィーにより最初ジクロロメタン中5%メタノール
でそれから10%メタノールでシリカを通して溶離して
粘性油4.6gを得た。この油をメタノール中でエーテ
ルを含んだ塩化水素を用いて、二塩酸塩に変換し、d
260〜262°の結晶4gを得た。
【0077】 分析値(C1319Cl23に対する) 計算値:C 54.17% H 6.64% N 14.58% 実測値:C 53.76% H 6.60% N 14.39%
【0078】実施例17 3,4−ジヒドロ−4−メチル−3−フェニルメチルピ
リド〔4,3−d〕ピリミジン二塩酸塩 トリエチルオルトホルメート(25ml)及び氷酢酸(8
ml)中の4−アミノ−α−メチル−N−(フェニルメチ
ル)−3−ピリジンメタンアミンの溶液を100〜10
5°で1時間撹拌した後、冷却し、濃縮した。残留物を
水と共に撹拌し、炭酸ナトリウムで塩基化し、そしてジ
クロロメタンで抽出した。乾燥した(無水硫酸マグネシ
ウム)有機相を濾過し、油2.4gに濃縮した。この油
をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、最初に
酢酸を用いてそれから酢酸中10%メタノールを用いて
シリカを通して溶離して、油2.1gを得た。この油を
メタノール/エーテル中で二塩酸塩に変換し、固体2.
1gを得た。これをメタノール/エーテルから再結晶し
て、d 244〜246°の結晶1.8gを得た。
【0079】 分析値(C1517Cl23に対する) 計算値:C 58.07% H 5.52% N 13.55% 実測値:C 57.78% H 5.68% N 13.35%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨゼフ・トマス・クライン アメリカ合衆国ニユージヤージー州 08807.ブリツジウオーター.ルート202 −206ノース1075 (56)参考文献 特開 昭61−225185(JP,A) 特開 昭51−122093(JP,A) J.Med.Chem.,Vol. 17,No.6(1974),p.636−639 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 471/04 A61K 31/519 A61P 17/00 A61P 25/04 A61P 29/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式 【化1】 (式中、 Rは水素、低級アルキル、アリール低級アルキル又は
    アリールであり、 Rは存在するときに水素、低級アルキル、アリール低
    級アルキルであり;そしてRは水素、低級アルキル、
    シクロアルキル又はアリールである)を有する化合物又
    はその薬学的に許容しうる付加塩。
  2. 【請求項2】 次の式 【化2】 を有する請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 次の式 【化3】 を有する請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 4−シクロヘキシル−1,4−ジヒドロ
    ピリド〔4,3−d〕ピリミジン、3,4−ジヒドロ−
    4−メチル−3−フェニルメチルピリド〔4,3−d〕
    ピリミジン、3−ブチル−3,4−ジヒドロピリド
    〔4,3−d〕ピリミジン、1,4−ジヒドロ−4−フ
    ェニルピリド〔4,3−d〕ピリミジン、1,4−ジヒ
    ドロ−2,4−ジメチルピリド〔4,3−d〕−ピリミ
    ジン、1,4−ジヒドロ−4−メチル−2−フェニルメ
    チルピリド〔4,3−d〕ピリミジン及び1,4−ジヒ
    ドロ−4−メチル−2−フェニルピリド〔4,3−d〕
    ピリミジンからなる群より選ばれる請求項1記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】 皮膚病の治療又は痛みの緩和に効果的な
    量の請求項1記載の化合物及びそれに適当な担体を含む
    皮膚疾患治療用の鎮痛剤及び局所抗炎症剤。
  6. 【請求項6】 次の式 【化4】 (式中、Rは水素、低級アルキル、シクロアルキル又
    はアリールである)の化合物を、次の式 【化5】 (式中、Rは水素、低級アルキル、アリール低級アル
    キル又はアリールである)の化合物と反応させることか
    らなる、次の式 【化6】 (式中、RおよびRは上記の意義を有する)の化合
    物の製造法。
  7. 【請求項7】 次の式 【化7】 (式中、Rは水素、低級アルキル、アリール低級アル
    キルであり、Rは水素、低級アルキル、シクロアルキ
    ル又はアリールである)の化合物を、次の式 【化8】 (式中、Rは水素、低級アルキル、アリール低級アル
    キル又はアリールである)の化合物と反応させることか
    らなる次の式 【化9】 (式中、R、R及びRは上記の意義を有する)の
    化合物の製造方法。
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