JP3083085B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3083085B2
JP3083085B2 JP09355025A JP35502597A JP3083085B2 JP 3083085 B2 JP3083085 B2 JP 3083085B2 JP 09355025 A JP09355025 A JP 09355025A JP 35502597 A JP35502597 A JP 35502597A JP 3083085 B2 JP3083085 B2 JP 3083085B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を記録媒
体に記録する記録装置、特に、映像以外の情報を示すデ
ータ信号を映像信号と共に記録媒体に記録する記録装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の複数のデータ信号を映像信号と共
に記録媒体に記録再生する装置としては、前記データ信
号と映像信号とを記録するに際しては記録すべき映像信
号と前記データ信号とを重畳してモニタにて確認できる
状態とし、かかる状態にて記録のためのトリガ信号に応
じて前記データ信号と映像信号とを記録媒体に記録する
ように構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、この種の装置を
用いて映像信号の記録又は消去を行なう場合、記録又は
消去を実行させるためのトリガスイッチをオンさせるこ
とにより所望する映像信号を記録媒体に記録又は消去す
ることができるが、一般に、映像信号の記録又は消去を
行なうときには、記録又は消去されるべき映像信号をモ
ニタで確認しながら行っているが、例えば画像に関連付
けるデータが、実際に正しく記録されているかを確認す
ることが出来なかった。また、画像データを消去する際
も、データを確認しながら所望の画像が実際に消去され
ているかを確認することが出来なかった。本発明は、こ
のような問題点に着目してなされたものであり、映像信
号と共に、前記映像に関連付けて記録される映像以外の
情報を示すデータ信号の内容を記録又は消去処理前に確
認することができると共に、特別な報知手段を設けるこ
となく前記データ信号に対応した画像の表示状態によっ
て、正しいデータで映像信号の記録又は消去処理が行わ
れていることを使用者に報知する機能を有する記録装置
を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上述の問題点を解消する
ために、本発明の映像信号を記録媒体に記録する記録装
置は、記録すべき映像信号をモニタ装置に供給する供給
手段と、映像信号に関連付けて記録媒体に記録される映
像以外の情報を示すデータ信号に対応した画像を前記モ
ニタ装置に表示されている映像に重畳する重畳手段と、
映像信号の記録を指示するトリガ信号を発生する発生手
段と、発生手段より発生されるトリガ信号に応答して映
像信号の記録処理を行なう記録手段と、記録手段によっ
て、映像信号及びデータ信号を記録中に、モニタ装置に
表示されているデータ信号に対応した画像の表示状態
を、記録手段の記録前の表示状態から変化させる制御手
段とを備えたことを特徴とするものである。また、映像
信号を記録媒体に記録する記録装置において、映像信号
及び、映像信号に関連付けて記録媒体に記録される映像
以外の情報を示すデータ信号を、記録媒体から読み込む
読み込み手段と、読み込み手段で読み込まれた映像信号
及びデータ信号に対応した画像をモニタ装置に表示させ
る表示制御手段と、記録媒体に記録されている映像信号
及びデータ信号を記録媒体から消去する消去手段とを有
し、表示制御手段は、消去手段によって、モニタ装置に
表示されている映像信号及びデータ信号が消去されてい
るときに、データ信号に対応した画像の表示状態を、消
去手段による消去前の表示状態から変化させることを特
徴とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳述す
るが、以下に説明される本発明の実施例においては円盤
状の記録媒体、具体的には円盤状の磁気シートに静止画
映像信号を記録、あるいは記録された静止画映像信号を
再生する記録再生装置が説明される。 【0006】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。 【0007】図1において、1は予め映像信号の記録再
生トラック及びトラックピッチ、トラックの位置が定め
られている磁気シートであって該トラックは同心円状に
形成されており1つのトラックに1フィールドの映像信
号が記録されフレーム映像信号の場合には隣接する2ト
ラックに各々1フィールドの映像信号が記録されフレー
ム映像信号となる。尚かかる磁気シート1は不図示のジ
ャケットに予め入れられており、該ジャケットには誤消
去防止爪が設けられており、予めかかる爪を折っておく
ことによりオーディオカセットと同じく消去動作が禁止
される。2は磁気シート1を定速回転させるためのDC
モータ、3−1,3−2は隣接している2トラックをア
クセスするインライン型ヘッドであり、3−1が外周
側、3−2が内周側をアクセスする。4は磁気ヘッド3
−1,3−2を磁気シート1に形成されたトラックにア
クセスする様に移動させる磁気ヘッド移動機構、5は磁
気ヘッド移動機構4により磁気ヘッド3−1が磁気シー
ト1上の最内周のトラックをアクセスした際にオフから
オンへ状態が切り換わり、後述するマイクロコンピュー
タ(以下CPUと称す)40にLレベルの信号を出力す
る最内周検出スイッチ、6は磁気ヘッド3−1,3−2
により検出される信号を増幅するための再生アンプ、7
は再生アンプ6からの出力信号の平均値を検出するレベ
ル検出器、8はレベル検出器7の出力が不図示の基準電
圧源で設定されたしきい値より高いか否かを検出するコ
ンパレータ、9は再生アンプ6の出力信号を復調する復
調回路、10は1/2水平走査期間(以下1/2Hと称
す)だけ復調回路9の出力を遅延させる1/2H遅延回
路、11は復調回路9の出力から水平同期信号Hsyn
c、垂直同期信号Vsync等の同期信号を分離する同
期信号分離回路、12は同期信号分離回路11から分離
される同期信号のタイミングに応じて再生アンプ6の出
力から所定のデータ信号を検出して該データ信号復調す
るデータ復調器である。尚データ信号は該トラックに記
録されている情報がどのような情報例えば、フィールド
映像信号であるか、フレーム映像信号であるかを判別す
るための信号及び使用者により設定される年月日の信
号、使用者によって自由に設定される11ケタの数字を
示す信号であってトラックの同期信号が記録されている
部分と所定の関係を有する位置に映像信号より低い周波
数帯域に記録されている。ここで復調回路9とデータ復
調回路12が別個に設けられているのは以下の理由に依
る。即ち磁気シート1に記録されている映像信号はFM
変調されているが、映像信号以外のデータ信号はFM変
調とは異なるDPSK変調方式(Defferatia
l Phase Shft Keying)が採られて
いる。したがって上述の復調回路9はFM復調回路であ
りデータ復調回路12はDPSK復調回路である。 【0008】13は映像信号を再生して観察出来る様に
するモニター、13′は映像信号をプリントするために
接続されるプリンタである。尚プリンタ13′はスター
ト信号入力端子の信号がHレベルになることにより動作
開始し、動作中はビジー信号出力端子をLレベルにす
る。14はデータ復調器12とは反対に後述のCPU4
0から出力されるデータをDPSK変調する変調器であ
って映像入力端子18から入力する映像信号から同期信
号分離回路17により分離されるHsyn,Vsync
に応じたタイミングで変調されたデータを記録アンプ1
6に出力する。 【0009】15は映像信号入力端子18から入力する
映像信号にFM変調等の記録に必要な処理をして記録ア
ンプ16に出力する記録アンプである。19は基準信号
発生器であり、該基準信号発生器は磁気シート1を回転
するための正確な基準パルス(60Hz)及び消去用交
播信号を発生する。 【0010】20は前述した磁気シート1上に設けられ
ている磁性片であって、後述する様にかかる磁性片20
からの信号を利用して基準信号発生器19の発生する基
準信号に同期したDCモータ2の回転制御が行われる。
21は磁気シート1がDCモータ2により回転される際
に磁性片20からの信号を検出するためのPGコイルで
ある。 【0011】22はPGコイル21から出力される信号
の波形整形を行う波形整形回路であり、該波形整形回路
22の出力は後述するCPU40及びモータ制御回路2
3に入力する。 【0012】23は前記DCモータ2の回転を制御する
制御回路であって、前記同期信号分離回路17からのV
sync或は前記基準信号発生器19の出力信号と、波
形整形回路22の出力、即ち磁気シート1上に設けられ
ている磁性片からの信号との位相関係が所定の関係、例
えば常に両者の位相が7Hずれた状態になる様にDCモ
ータ2の回転を制御する。ここで磁気ヘッド3−1,3
−2により記録動作が行われる際はSW1は同期信号分
離回路17側に予め切り換えられており、Vsync
と、波形整形回路22から入力する信号、即ち磁気シー
ト1上に設けられている磁性片20からの信号に基づい
てDCモータ2の回転が制御され、磁気ヘッド3−1,
3−2により再生動作が行われる際にはSW1は基準信
号発生器19側に切り換えられており、基準信号発生器
19からの基準信号と、波形整形回路22から入力する
信号即ち、磁気シート1上に設けられている磁性片20
からの信号に基づいてDCモータ2の回転が制御され
る。 【0013】23′は後述するCPU40からの信号に
基づいてヘッド3−1,3−2の位置を制御するための
ステップモータ24を駆動するドライバーであり、ステ
ップモータ24は前記ヘッド移動機構4を介してヘッド
3−1,3−2を移動させる。 【0014】25′はCPU40からの信号により駆動
される表示回路であり、表示素子としては後述する図3
に示す様に、ヘッド3−1,3−2のアクセスしている
トラックのNO、ヘッド3−1、3−2の送りスピード
を表示する7セグメントの表示素子を2ケタ、再生モー
ドである事を表示するPB.LED、記録モードである
事を表示するREC.LEDフレームモードを表示する
FRAME.LEDフィールドモードを表示するFIF
LD.LEDから構成されている。 【0015】26はCPU40のプログラムが格納され
るROM、27はCPU40のデータが一時的に格納さ
れるRAMである。28はCPU40によって駆動され
るタイマー、29はCPU40の基準クロックを発生す
る水晶発振器である。尚、80は磁気シート1が挿入さ
れているか否かを検出するための検出スイッチを構成す
るフォトカプラ81,82に接続されている検出回路。 【0016】83,84及びSW6は、年,月,日等の
信号、使用者によって自由に設定される信号等のデータ
信号(以下IDと呼ぶ)をモニタ13及びプリンタ1
3′に表示するための回路で83は、発生されるデータ
文字のタイミングを調整するためのSW5を介して入力
する映像信号のVsync及びHsyncを分離する、
同期分離回路であり、17として示した同期分離回路と
同様の構成である。84は、同期分離回路83により分
離されたVsync,Hsyncに同期してデータ信号
に対応する文字を発生させるための文字発生器である。
モニター13及びプリンタ13′にID信号を映像信号
と重畳させて表示させる場合は、CPU40より制御信
号が与えられSW6がON状態となり同期信号とデータ
信号が図1に+として示した加算器で加えられ、モニタ
13あるいはプリンタ13′の特定の位置に表示され
る。詳しくは後述する。 【0017】85は、磁気シート1の任意のトラック上
の信号を消去する為の消去信号発生器である。なお消去
用の交流信号は、基準信号発生器19より与えらえる。 【0018】ここで、消去信号発生器85は、たとえば
図29に示すような一定振幅の期間T1 と、それに続く
減衰期間T2 より形成される減衰信号を発生し、記録ア
ンプ16に接続される。 【0019】SW1はCPU40からの信号に基づいて
駆動される制御回路30からの信号により状態が切り換
わるスイッチであり、映像信号入力端子18から映像信
号が入力されており、同期信号分離回路17からHsy
ncが出力されている場合であって、かつCPUから記
録モードであることを示す信号が入力する際に、同期信
号分離回路17とモータ制御回路23とを接続し、同期
信号分離回路17からHsyncが出力されない、ある
いはCPU40から再生モードであることを示す信号が
入力されるか、あるいは消去モードの際に基準信号発生
器19とモータ制御回路23とを接続する。 【0020】SW2はCPU40からの信号に基づいて
状態が切り換わるスイッチであり、ヘッド3−1を記録
アンプ16に接続する状態と、再生アンプ6に接続する
状態と、記録アンプ16、再生アンプ6のいずれにも接
続しない中間状態とを切り換える。 【0021】SW3はSW2と同様にCPU40からの
信号に基づいて状態が切り換わるスイッチであり、ヘッ
ド3−2を記録アンプ16に接続する状態と、再生アン
プ6に接続する状態と、記録アンプ16、再生アンプ6
のいずれにも接続しない中間状態とを切り換える。 【0022】SW4は磁気シート1から映像信号を再生
する場合において、ヘッド3−1,3−2をともに用い
てフレーム映像信号を再生する場合には図1において上
側に切り換えられる状態、すなわち復調回路9に接続さ
れる状態となり、ヘッド3−1のみを用いてフィールド
映像信号を再生する場合には図1において上側に切り換
えられる状態と、下側に切り換えられる状態、即ち、復
調回路9に接続される状態と、1/2H遅延回路に接続
される状態とがフィールド毎に交互に切り換えられる様
にCPU40により駆動されるスイッチである。 【0023】SW5は記録時にはモニタ13を映像信号
入力端子18に接続し、再生時にはモニタ13をSW4
に接続する様にCPU40に駆動されるスイッチであ
る。 【0024】ところで磁気シート1に記録あるいは該シ
ート1から再生される映像信号は前述の様に1フィール
ドのみのフィールド映像信号の場合と、2フィールドで
対となって構成されるフレーム映像信号の場合とがある
が、かかる場合におけるSW2,SW3,SW4,SW
5の状態の切り換えについて図2を用いて説明する。 【0025】図2はSW2,SW3,SW4,SW5の
切り換え状態の組み合わせを示す図である。 【0026】フィールド再生においてはSW2はヘッド
3−1を再生アンプ6に接続し、SW3を中間状態、即
ち、ヘッド3−2を再生アンプ6にも記録アンプ16に
も接続しない状態とし、SW4は奇数フィールドでは復
調回路9から直接モニタ13へ信号を出力し、偶数フィ
ールドでは1/2H遅延回路10を介してモニタ13へ
信号を出力する様にフィールド毎に交互に切り換わり、
スキュー歪の発生を防止する。 【0027】次にフレーム再生においてはSW2は奇数
フィールドではヘッド3−1を再生アンプ6に接続し、
偶数フィールドでは中間状態となり、SW3は奇数フィ
ールドでは中間状態となり、偶数フィールドではヘッド
3−2を再生アンプ6に接続する。したがってフレーム
再生時にはヘッド3−1,3−2のいずれかの信号がフ
ィールド毎に交互に再生アンプ6に出力される。 【0028】この場合SW4は図1の上側に切り換わっ
ており、復調回路9からの信号が直接モニタ13に出力
される。 【0029】尚上述のフィールド再生フレーム再生いず
れの状態においてもモニタ13はSW4に接続される様
にSW5は駆動される。 【0030】次にフィールド記録においてはSW2はヘ
ッド3−1を記録アンプ16に接続し、SW3は中間状
態となる。 【0031】したがってフィールド記録時にはヘッド3
−1により記録が行われる。 【0032】またフレーム記録においてはSW2は奇数
フィールドではヘッド3−1を記録アンプ16に接続
し、偶数フィールドでは中間状態となり、SW3は奇数
フィールドではヘッド3−2を記録アンプ16に接続す
る。尚フレーム記録においてはヘッド3−1,3−2の
組み合わせを逆にすることも出来る。 【0033】またフィールド記録、フレーム記録の場合
いずれにおいても記録時にはSW5はモニタ13を映像
信号入力端子18に接続して記録されるべき映像信号を
モニタ13にて観察出来る様に切り換わる。またかかる
場合にはSW4はどのような状態であってもよい。 【0034】次に消去モード時について説明する。後述
する消去スタンバイ状態においてはSW1は基準信号発
生器側、SW5は図1において上側に接続されており、
すなわち再生モードと全く同じ状態となっている。この
時、フィールド消去、たとえば磁気ヘッド3−1が再生
しているトラックのみを消去する場合について述べる。
この場合消去開始と同時にSW2は記録アンプ側、SW
3は中間状態になるようcpu40より制御信号が送ら
れ、さらに消去信号発生器85に、cpu40より消去
信号トリガーパルスが送られ、ヘッド3−1にのみ消去
信号を流すようにする。 【0035】次にヘッド3−1,3−2がアクセスして
いるトラックを同時に消去するフレーム消去時について
述べる。フレーム消去時は、ヘッド3−1及び3−2に
同時に消去信号を流すため、SW2及びSW3は共に記
録アンプ側になるようにcpu40より制御信号を送
る。そしてcpu40からのトリガーパルスにより、消
去信号が発生され、記録アンプを介して両方のヘッドに
消去信号が流れる。 【0036】また本実施例ではフィールド消去を行う場
合にはヘッド3−1による消去を行う様にしたが、ヘッ
ド3−2を用いてフィールド消去する場合にはSW2が
中間状態、SW3が記録アンプ側になる様に制御すれば
よい。 【0037】次に図1に示したスイッチ51〜78につ
いて説明する。 【0038】かかる説明を行うに際して図3乃至図4に
示す本実施例の装置外観もともに説明する。 【0039】図3は本実施例の装置の正面図、図4は本
実施例の装置に用いられるリモートコントロール装置の
正面図である。 【0040】図1に示したスイッチ51〜79及び72
は図3に示した装置に設けられているスイッチ群、図4
に示したリモートコントロール装置に設けられているス
イッチ群、図3に示した装置、及び図4に示したリモー
トコントロール装置のいずれにも設けられているスイッ
チ群に分けられるが、同じ機能を有するスイッチについ
ては図1乃至図4において同じ符号を付す。尚、図3に
示した装置に設けられているスイッチであって図1にお
いては図4に示したリモートコントロール装置にのみ設
けられているスイッチはラインを介してCPU40に接
続されている様に便宜上示しているが、このような図4
に示したリモートコントロール装置のみ設けられている
スイッチを操作することにより発生する信号は、該リモ
ートコントロール装置にて赤外光に変換され、図3の装
置に設けられたりリモコン受光部45を介してかかる装
置のCPU40に入力する。 【0041】尚スイッチ51〜79の配置方法について
は本実施例の他の種々の変形例が考えられ、本実施例に
限定されるものではない。 【0042】図1乃至図4において、41は電源スイッ
チ、42は磁気シート1を挿入するためのスロットで該
スロット42に磁気シート1が挿入されている際にイン
ジェクトボタン43がオンされると自動的に開いて磁気
シート1はインジェクトされる。43は前記インジェク
トボタン、44A,44Bは各々前述のPB.LED、
REC.LED、45は図4に示したリモートコントロ
ール装置からの信号を受けるリモコン受光部、46はイ
ンターバル再生が実行される際に点灯するインターバル
モード表示LED、48はフィールド再生もしくは記
録、フレーム再生もしくは記録かのいずれが設定されて
いるかを表示する表示LED、25は前述の2桁の7セ
グメントLED、50A,50B,50Cは各々後述の
プログラム再生設定スイッチ58、インターバル時間設
定スイッチ57、プログラムトラック設定スイッチ62
の操作状態を表示するLEDである。 【0043】51は記録モードを設定し、かつ記録モー
ドにおいてヘッドがアクセスしているトラックが記録済
か未記録であるかを確認するためのRECモードスイッ
チであり、該スイッチがオンされた際にヘッドがアクセ
スしているトラックが記録済の場合、(フィールド記録
時にはヘッド3−1がアクセスしているトラックが記録
済の場合、フレーム記録時にはヘッド3−1,3−2の
アクセスしているトラックのどちらかが記録済の場合)
にはREC.LEDが点滅表示し、ヘッドのアクセスし
ているトラックが記録不可能である事を示し、記録済で
ない場合、また制御回路30により映像信号が入力され
ないことが判別された場合にはREC.LEDが点灯
し、記録可能であることを示す。 【0044】52は記録動作を行わせるタイミングを決
定するRECスイッチでありRECモード設定スイッチ
51により記録モードが設定されている場合があって、
該スイッチ51がオンした際には磁気シート1に記録が
行われる。更に後述するトラック送りスピード設定スイ
ッチ56により予め連続記録が設定されている場合には
該スイッチ51がオンしている期間は自動的にヘッド3
−1,3−2がシフトしながら連続記録が行われる。 【0045】53は再生モードを設定するためのPBモ
ード設定スイッチであり、該スイッチ53がオンされた
際には再生モードである事を示すPB.LEDが点灯す
る。 【0046】54はトラックUPスイッチであり、該ス
イッチ54を操作することによりドライバー23′を制
御しステップモータ24を回転させ、ヘッド移動機構4
によってヘッド3−1,3−2を移動させる事によりヘ
ッド3−1,3−2をシフトし、該ヘッドがアクセスし
ているトラックをより内周方向に変える。また後述する
フィールド/フレーム設定スイッチ59によりフレーム
で記録した場合には2トラックずつ進む。再生が設定さ
れている際にはトラックUPスイッチ54がオンされる
とヘッド3−1,3−2が2トラックずつシフトされ
て、7セグメントLED25にも1トラックずつシフト
されたトラックナンバーではなく2トラックずつシフト
された1トラックナンバーが表示され、フィールド記録
もしくは再生が設定されている際にはトラックUPスイ
ッチ54がオンされるとヘッド3−1,3−2が1トラ
ックずつ内周方向へシフトされて、7セグメントLED
25にも1トラックずつシフトされたシフトナンバーが
表示される。 【0047】また記録モードが設定されている場合であ
って、トラックUPスイッチ54の操作によりヘッド3
−1,3−2がシフトされた際に、該ヘッド3−1,3
−2のアクセスしたトラックが記録済の場合にはRE
C.RED44Bが点滅表示を行う。55はトラックU
Pスイッチ54とは反対にヘッド3−1,3−2のアク
セスしているをより外周方向に変えるためのトラックD
OWNスイッチである。 【0048】該スイッチ55もトラックUPスイッチ5
4と同様にフレーム再生が設定されている場合に、該ス
イッチ55を操作した際であって1トラック外周のトラ
ック及び2トラック外周のトラックがフレーム記録され
ていた場合には7セグメントLED25に1トラックず
つシフトされたトラックナンバーではなく2トラックず
つシフトされたトラックナンバーが表示され、フィール
ド記録もしくは再生が設定されている場合に該スイッチ
55を操作した際には1トラックずつシフトされたトラ
ックナンバーが表示される。 【0049】また前述したトラックUPスイッチ54に
おいて説明したのと同様に予め記録モードが設定されて
いる場合であって、トラックDOWNスイッチ55の操
作によりヘッド3−1,3−2がシフトされた際にアク
セスしたトラックが記録済の場合にはREC.LED4
4Bが点滅表示を行う。 【0050】56は記録、再生を行うに際してかかる動
作をヘッドシフトしながら自動的連続的に行うか、単発
的に行うかを切り換え、更に連続的に行う場合には1秒
間に何回かかる動作を行うかを示すトラック送りスピー
ドを設定するためのトラック送りスピード設定スイッチ
である。 【0051】該スイッチ56を一度押し込みオンする
と、7セグメントLED25にはトラックナンバーの代
わりにトラック送りスピードが表示され、かかる状態に
おいて図1に示したタイマ28による所定時間時計以内
に再びトラック送りスピード設定スイッチ56がオンさ
れると、該スイッチ56がオンされる毎に7セグメント
LED25は例えば1秒間に2画面の連続記録もしくは
再生を行うことを示す“2”、1秒間に5画面の連続記
録もしくは再生を行うことを示す“5”、1秒間に10
画面の連続記録もしくは再生を行うことを示す。“1
0”、単発的に記録もしくは再生を行うことを示す
“0”をサイクリックに表示する。また該スイッチ56
をオンしてからオフすることによって7セグメントLE
D25にトラックナンバーの代わりにトラック送りスピ
ードが表示されてからスイッチ56が再びオンされずに
タイマー28による所定時間の計時が完了した際には該
LED25はトラック送りスピードを表示している状態
から通常のトラックナンバーの表示をしている状態に復
帰する。 【0052】またかかるスイッチ56によりトラック送
りスピードが変更されるに際して、予めフィールド/フ
レーム設定スイッチ59及びRECモード設定スイッチ
51によりフレーム映像記録が設定されている際には1
秒間に10画面の連続記録は設定されない。 【0053】57はインターバル時間設定スイッチであ
る。即ち連続再生ではあるが再生インターバル時間が比
較的長いインターバル再生を行う場合もしくは後述する
プログラムトラック設定スイッチ58によりプログラム
再生が設定されている場合におけるトラック送りのイン
ターバル時間を設定する為のインターバル時間設定スイ
ッチであり、該スイッチがオンされてから10秒以内に
63〜72に示す10キースイッチによってインターバ
ル時間を設定する。 【0054】尚、該インターバル時間設定スイッチ57
がオンとなってから10キースイッチ62〜72以外の
スイッチがオンされた際にはインターバル時間設定は自
動的に解除される。58は再生トラックの順序を予めプ
ログラム設定し、インターバル時間設定スイッチ57に
よって設定されたインターバル時間間隔で連続的に再生
動作を行うプログラム再生モードを設定する為のプログ
ラム再生設定スイッチである。 【0055】再生トラックの順序指定はまず該スイッチ
58をオンすることによってプログラム再生モードを設
定し、次いでトラックUPスイッチ54、トラックDO
WNスイッチ55の操作によってヘッド3−1,3−2
のアクセスしているトラックを変化させ所望のトラック
の映像を再生してモニタ13により確認しながら後述す
るプログラムトラック設定スイッチ62をオンすること
によってモニタ13で確認しているトラックのナンバー
を記憶させることによって行う。59は前述のフィール
ド/フレーム設定スイッチであり、該スイッチをオンす
る毎にフィールド記録もしくは再生モードが、フレーム
記録もしくは再生モードが交互に切り換わる。 【0056】尚、RECモード設定スイッチ51及びト
ラック送りスピード設定スイッチ56により予め1秒間
に10画面の連続記録モードが設定されている場合に、
フィールド/フレーム設定スイッチ59によりフレーム
記録が選択された際にはトラック送りスピードは1秒間
に5画面の連続記録モードに自動的に変更される。 【0057】即ちフィールド記録に比してフレーム記録
の際には1度に2トラック分ヘッド3−1,3−2をシ
フトさせなければならない為1秒間に10画面の記録の
際には1秒間に20トラックのヘッドシフトが必要とな
るが、即ち映像信号を記録する時間を考慮に入れると4
/60秒間に2トラック分のヘッドシフトを行わなけれ
ばならないが、かかる高速のヘッドシフトは難かしい為
本実施例においては1秒間に10画面分のフレーム連続
記録は禁止されている。 【0058】60はインターバル連続再生、あるいはプ
ログラム再生を行わせるためのスタートスイッチであ
り、該スタートスイッチがオンされるとインターバル再
生設定されている際には第1トラックから順次記録済ト
ラックの再生がインターバル時間設定スイッチ57、テ
ンキースイッチ63〜72により設定されたインターバ
ル時間に応じてインターバル再生が開始されプログラム
再生が設定されている際にはプログラム再生が開始され
る。61はスタートスイッチ60により開始された再生
動作を停止させるストップスイッチであり、該スイッチ
61がプログラム再生途中にオンされた際にはその時再
生しているトラックを再生したままプログラムに再生を
停止する。 【0059】62は前述のプログラムトラック設定スイ
ッチである。 【0060】73は記録モード時のID設定の開始、及
び再生モード時においてIDの内容の表示をするかしな
いかを切り換えるためのスイッチである。即ち記録モー
ドにおいて該スイッチ73をオンすることによってID
の設定モードとなり、再生モードにおいて該スイッチ7
3をオンすることによってIDの内容の表示を行うかも
しくは行わないかの切り換えを行わせることが出来る。
74,75,76は夫々スイッチ73によってIDの設
定モードとなった際においてIDとして年を設定する場
合にオンするスイッチ、月を設定する場合にオンするス
イッチ、日を設定する場合にオンするスイッチである。
尚図1においては便宜上スイッチ74,75,76及び
前述のスイッチ57,58,62は夫々独立したスイッ
チとして示したが本実施例においては図4のリモートコ
ントロール装置に示す様にスイッチ74,75,76は
夫々スイッチ58,57,62に兼用されている。即ち
スイッチ57によるインターバル時間設定スイッチ58
によるプログラム設定、スイッチ62によるプログラム
トラック設定の動作をIDの年,月,日の設定とは独立
に行われるものであるため本実施例においてはスイッチ
を兼用することによってスイッチ部材数を減らし操作
性、信頼性を向上させている。 【0061】尚スイッチの兼用に際しては他の組み合わ
せも種々考えられる。 【0062】77は磁気シート1に記録されている情報
を消去させるに際して一旦、装置を消去スタンバイ状態
とするための消去スタンバイスイッチ、78は消去スタ
ンバイスイッチ77により設定された消去スタンバイ状
態において消去動作を実行させるための消去スイッチで
ある。79は全トラックを消去するモードを設定する全
トラック消去スタンバイスイッチである。 【0063】シート1上に記録されている情報を消去さ
せるに際しては初めにスイッチ77をオンすることによ
って消去スタンバイ状態を設定する。かかる状態では自
動的に再生モードとなっているため、消去スタンバイ状
態即ち消去を実行する前に消去しようとするトラックに
記録されている映像をモニタ13があるいはプリンタ1
3′で確認することが出来る。またスタンバイ状態で1
0キースイッチ63〜72を操作することにより連続的
に消去するべきトラック数が指定出来る。次いで消去ス
イッチ78をオンすることによってヘッド3−1,3−
2の少なくとも一方が記録アンプ16に接続されるとと
もに消去信号発生器85から発生した図32消去信号に
よりトラックに記録されている情報が消去される。また
全トラック消去スタンバイスイッチ79をオンしてから
消去スイッチ78をオンすれば全トラックが自動的に消
去される。 【0064】次に図5乃至図20,図23,図25〜図
27のフローチャートを用いて本発明の実施例の動作に
ついて説明する。 【0065】まず、図3に示す電源スイッチ41が押し
込まれると図1に示す装置の電源がオンして、回路各部
に電力が供給され動作が開始される。 【0066】(#1)すると図5において後述するレジ
スタSが“0”にリセットされ、PBモードフラグがセ
ットされ、トラック送りスピードが毎秒2画面、インタ
ーバルタイムが3秒に初期設定される。したがって電源
がオンされた際には予め連続再生モードが自動的に設定
される。 【0067】(#2)磁気シート1を有するジャケット
が押入されているか否かを検出する。ジャケットが押入
されている際にはフローは#3へ分岐し、押入されない
際には#3を飛び越して#4へ分岐する。 【0068】(#3)#2において磁気シート1を有す
るジャケットが押入されている際にはDCモータ3を駆
動する。 【0069】(#4)図1に示したスイッチ5がオンさ
れているか否かを検出することによってヘッド3−1が
第50トラックにアクセスしているか否かを検出し、第
50トラックにヘッドがアクセスしている際にはフロー
は#6へ分岐し、第50トラックにヘッド3−1がアク
セスしていない際にはフローは#5へ分岐し、図1に示
したステップモータ24を駆動してヘッド3−1が第5
0トラックをアクセスする様に#4、#5のループをく
り返す。 【0070】(#6)第50トラックにヘッド3−1、
がアクセスした際にはフローはこのステップに至り、こ
のステップにおいてメモリー(RAM27)をアクセス
するためのレジスタNを50にセットする。 【0071】(#7)このステップにおいてDCモータ
2が駆動しているか否かを検出する。前述の磁気シート
1を有するジャケットが挿入されている際には#3を実
行することによりDCモータ2が駆動しているのでフロ
ーはこのステップ#8へ進み、フィールドフラグをセッ
トする。ジャケットが挿入されていない際には前述の#
3を介さずにフローが進むためDCモータ2が駆動して
いない。したがってジャケットが挿入されるか否かを検
出するためフローは#2戻る。 【0072】(#8)#7においてDCモータ4が駆動
している際にはフィールドフラグをセットする。したが
って図3に示したフィールドモードを示すLED44A
が点灯し、フィールドであることを示す表示が行われ
る。即ち本実施例においては電源が投入されかつジャケ
ットが挿入されるとフィールドモードが自動的に設定さ
れる。 【0073】(#9)図1に示したレベル検出回路7の
出力を検出して、ヘッド3−1がアクセスしているトラ
ックが記録済トラックか否かを判別する。ここで、ヘッ
ド3−1がアクセスしているトラックが記録済であるた
めレベル検出回路7の出力がHレベルとなる際にはフロ
ーは#10へ進み、レベル検出回路7の出力がLレベル
となる際にはフローは#16へ進む。ここではまず#1
6について説明する。 【0074】(#16)メモリーのN番地に“000
0”をセットする。ここで“0000”は該メモリーの
番地に対応するトラックが未記録であることを示す。 【0075】次いで#10以下のフローについて説明す
る。 【0076】(#10)#9においてレベル検出回路7
の出力がHレベルの際には該トラックに記録されている
信号を再生し、データ復調器12からID信号を取り込
む。 【0077】(#11)該ID信号の内容を検出して該
トラックに記録されている映像信号がフィールド映像信
号かフレーム映像信号かを判別する。ここでフィールド
映像信号である場合にはフローは#15へ進み、フレー
ム映像信号である場合にはフローは#12へ進む。 【0078】(#12)このステップではヘッド3−1
がアクセスしているトラックの映像信号がフレーム映像
信号の内側のトラックであるか、外側のトラックである
か判別する。内側のトラックである場合にはフローは#
14へ進み。外側のトラックである場合にはフローは#
13へ進む。 【0079】(#13)ヘッド3−1がアクセスしてい
るトラックの映像信号がフレーム映像信号の外側のトラ
ックの場合にはメモリーのN番地を“0011”にセッ
トする。尚#1からこのステップに初めて進んだ場合に
は#6においてNは50にセットされている。 【0080】(#14)フレーム映像信号の内側トラッ
クの場合にはメモリーのN番地を“0010”にセット
する。 【0081】(#17)ここでヘッド3−1が第1トラ
ックまでシフトされN=1であることが検出された際に
はフローは#20へ進み、N=1でない場合にはフロー
は#18へ進む。 【0082】(#18)#17においてN=1でないこ
とが検出された際には1トラック分ヘッド3−1を外周
側へシフトさせる。 【0083】(#19)#18においてヘッド3−1を
外周側へシフトさせた際にはNから減算してNとする。 【0084】(#20)#17においてN=1が検出さ
れた場合即ち、ヘッド3−1が最外周に設けられている
第1トラックをアクセスして記録の有無がメモリーにセ
ットされた際にはここでメモリーのN番地、即ちメモリ
ーの第1番地のデータを読み、“0011”であった場
合具体的には第1トラックがフレーム映像信号を構成す
る2トラックの外側のトラックであった場合には#21
へフローは進み、そうでない場合にはフローは#23へ
進む。 【0085】(#21)#20において第1トラックが
フレーム映像信号を構成するトラックの外側のトラック
であったことが検出された場合には、このステップにフ
ローが進む。このステップにおいてはメモリーのN+1
番地、即ちメモリーの第2番地のデータを読み“001
0”であった場合、具体的には第2トラックがフレーム
映像信号を構成する2トラックの内側トラックであった
場合には#22へ進む。 【0086】(#22)第1トラック、第2トラックの
2トラックでフレーム映像信号が記録されている際にフ
ローはこのステップに移る。したがって#8でセットさ
れたフィールドフラグをクリアして、フィールドモード
がフレームモードに変化させる。したがって第3に示し
たフィールドフレーム表示LED48はフレームモード
であることを示すLEDが点灯する。 【0087】(#23,#24)前述のメモリーの番地
を示すレジスタNを図1、図3に示す2ケタの7セグメ
ントLED25に表示させる。 【0088】この表示によりヘッド3−1のアクセスし
ているトラックのナンバーが使用者が認識することが出
来る。 【0089】このフローが終了した際に次にAに示すフ
ローにジャンプする。以下図6に示したフローチャート
について説明する。 【0090】(#A−1)RECモード設定スイッチ5
1がオンされているかを検出し、該スイッチ51がオン
されている際にはフローはサブルーチンBを呼び出し記
録モードを設定し、オンされていない際には#A−2に
進む。 【0091】(#A−2)RECスイッチ57がオンさ
れているかを検出し該スイッチ52がオンされている際
にはサブルーチンNを呼び出し、オンされていない際に
は#A−3に進む。 【0092】(#A−3)PBモード設定スイッチ53
がオンされているかを検出し、該スイッチ53がオンさ
れている際にはサブルーチンCを呼び出し、オンされて
いない際には#A−4に進む。 【0093】(#A−4)トラックUPスイッチ54が
オンされた際にはフローはサブルーチンDを呼びだし、
オンされていない際には#A−5へ進む。 【0094】(#A−5)トラックDOWNスイッチ5
5がオンされた際にはフローはサブルーチンEを呼び出
しオンされていない際には#A−6へ進む。 【0095】(#A−6)トラック送りスピード設定ス
イッチ56がオンされた際にはフローはサブルーチンF
を呼び出しオンされていない際には#A−7へ進む。 【0096】(#A−7)インターバル時間設定スイッ
チ57がオンされている際にはサブルーチンGを呼び出
しオンされていない際には#A−8へ進む。 【0097】(#A−8)プログラム設定スイッチ58
がオンされている際にはサブルーチンHを呼び出しオン
されていない際には#A−9へ進む。 【0098】(#A−9)プログラムトラック設定スイ
ッチ62がオンされている際にはサブルーチンIを呼び
出しオンされていない際には#A−10へ進む。 【0099】(#A−10)フィールドフレーム設定ス
イッチ59がオンされている際にはサブルーチンJを呼
び出しオンされていない際には#A−11へ進む。 【0100】(#A−11)スタートスイッチ60がオ
ンされている際にはサブルーチンKを呼び出しオンされ
ていない際には#A−12へ進む。 【0101】(#A−12)ストップスイッチ61がオ
ンされていない際にはサブルーチンMを呼び出しオンさ
れていない際には#A−13へ進む。 【0102】(#A−13)ジャケット検出スイッチ
(図1の検出回路80に相当する)がオンされている際
にはサブルーチンLにジャンプし、オンされていない際
には#A−14へ進む。 【0103】(#A−14)プログラム再生モードフラ
グ及びプログラム再生実行中フラグをクリアする。 【0104】(#A−15)10キースイッチ63〜7
2のいずれかがオンされている際にはサブルーチンRを
呼び出し、オンされている際には#A−16へ進む。 【0105】(#A−16)IDスイッチ73がオンさ
れている際にはサブルーチンQを呼び出し、オンされて
いる際には#A−17へ進む。 【0106】(#A−17)年設定スイッチ74がオン
されている際にはサブルーチンSを呼び出し、オンされ
ている際には#A−18へ進む。 【0107】(#A−18)月設定スイッチ75がオン
されている際にはサブルーチンTを呼び出し、オンされ
ている際には#A−19へ進む。 【0108】(#A−19)日設定スイッチ76がオン
されている際にはサブルーチンUを呼び出し、オンされ
ている際には#A−20へ進む。 【0109】(#A−20)消去スタンバイスイッチ7
7がオンされている際にはサブルーチンVを呼び出し、
オンされている際には#A−21へ進む。 【0110】(#A−21)全トラック消去スタンバイ
スイッチ79がオンされている際にはサブルーチンWを
呼び出し、オンされている際には#A−13へ進む。 【0111】以上説明した様に図5に示すフローを実行
してヘッド3−1を磁気シートの第1トラックにアクセ
スさせた後には図6に示すAに示すフローにジャンプ
し、図1、図3、図4、に示した各スイッチの状態を検
出しながら各スイッチの状態が切り換わるまでAに示す
フローをくり返し実行し、操作されたスイッチに応じた
サブルーチンを呼び出すことになる。 【0112】ここでトラック設定送りスピードスイッチ
56がオンされた場合に呼び出されるサブルーチンFに
ついて図7を用いて説明する。 【0113】図7はトラック設定送りスピードを変更さ
せるスイッチ56がオンされた際に実行されるサブルー
チンを示すフローチャートである。 【0114】(#F−1,#F−2)メモリーよりトラ
ック送りスピードの設定値を読み出し、該設定値が不図
示のトラックナンバー表示用バッファにセットされる。 【0115】したがって図3に示した2ケタの7セグメ
ントLED25にトラック送りスピードが表示される。
初めてこのステップにフローが来た場合には#1におい
て毎秒2画面のトラック送りスピードが設定されている
ので“2”が表示される。 【0116】(#F−3)トラック送りスピード設定ス
イッチ56がオンである際にはフローは#F−3をくり
返し、該スイッチ56がオフされた際にはフローは#F
−4へ移る。 【0117】前述した様にトラック送りスピード設定ス
イッチ56が一度オンすることにより図3に示した2ケ
タの7セグメントLED25においてはトラックナンバ
ーの表示からトラック送りスピードの表示への切換えが
行われ、次いで、再び該スイッチ56をオンすることに
よってトラック送りスピードが切り換わる様に構成され
ている。#F−3は上述の様にスイッチ56が一度オン
され一旦オフとなってから再びオンされる際に初めてト
ラック送りスピードが切り換わる様に設けられている。 【0118】(#F−4,#F−5,#F−6,#F−
7)これらのステップはトラック送りスピード設定スイ
ッチ56がオンされ、図3に示した2ケタの7セグメン
トLED25の表示がトラックナンバーの表示からトラ
ック送りスピードの表示へ切り換ってから所定時間(2
秒間)の間に該スイッチ56あるいは他のスイッチがオ
ンされなかった際にはトラック送りスピードの設定を中
止するために設けられているステップである。 【0119】タイマー1の計時が開始されてから所定時
間(2秒間)の間にトラック送りスピード設定スイッチ
56がオンされた際には#F−7から#F−10へフロ
ーが進みタイマー1の計時が完了した際あるいは他のス
イッチがオンされた際には#F−6から#F−8へフロ
ーが進む。 【0120】(#F−8)タイマー1の計数値をクリア
する。 【0121】(#F−9)#F−1とは逆に図3に示し
た2ケタの7セグメントLED25の表示を再びトラッ
クナンバーの表示に復帰させる。 【0122】(#F−10)タイマー1の計数値をクリ
アする。 【0123】(#F−11)トラック送りスピードの設
定値がシングル(一度記録あるいは再生されたらフィー
ルドモードでは1トラック分ヘッドシフトさせ、フレー
ムモードでは2トラック分ヘッドシフトさせて停止す
る)であるか否かを検出し、シングルの場合には#F−
12へ、シングルでない場合には#F−13へフローは
進む。尚、前述した様に電源スイッチ41がオンとなっ
てからフローがこのステップに到る場合には#1におい
て予めトラック送りスピードとして毎秒2画面が設定さ
れている。 【0124】(#F−12)トラック送りスピード設定
値がシングルの場合には設定値を毎秒2画面に変更して
#F−1に戻り、変更されたトラック送りスピードを表
示して前述の#F−3〜#F−7を実行する。 【0125】(#F−13)トラック送りスピード設定
値が毎秒2画面であるかを検出し、毎秒2画面の場合に
は#F−14へ、毎秒2画面でない場合には#F−15
へフローは進む。 【0126】(#F−14)トラック送りスピード設定
値を毎秒5画面に変更して#F−1に戻り、変更された
トラック送りスピードを表示して前述の#F〜3〜#F
−7を実行する。 【0127】(#F−15)トラック送りスピード設定
値が毎秒5画面であるかを検出し、毎秒5画面の場合に
は#F−16へ、毎秒5画面でない場合、即ち毎秒10
画面が設定されている場合には#F−17へフローは進
む。 【0128】(#F−16)PBモードフラグがセット
されているか否かを判別する。PBモードフラグがセッ
トされている場合即ち再生モードが設定されている場合
には#F−18へPBモードフラグがリセットされてい
る場合、即ち記録モードが設定されている場合には#F
−19へフローは進む。 【0129】(#F−17)トラック送りスピード設定
値をシングルに変更して#F−1に戻り、変更されたト
ラック送りスピードを表示して前述の#F−3〜#F−
7を実行する。 【0130】(#F−18)再生モードにおいては磁気
シート1のトラックに記録されている映像信号がフィー
ルド映像信号であってもフレーム映像信号であっても、
連続トラック送り時はフィールド再生を行う。したがっ
て、かかる場合にはトラック送りスピード設定値を毎秒
10画面に変更して、フローは#F−1に戻る。 【0131】(#F−19)フィールドフラグがセット
されているか否かを検出し、フィールドフラグがセット
されている場合、即ち記録モードで毎秒5画面のトラッ
ク送りが設定され、かつフィールドモードの場合には#
F−18へフローは分岐する。 【0132】またフィールドフラグがセットされていな
い場合、即ち記録モードで毎秒5画面のトラック送りス
ピード設定値が設定され、かつフレームモードの場合に
は#F−17へフローは進み、トラック送りスピード設
定値をシングルに変更する。 【0133】したがって上述したサブルーチンFにおい
ては、トラック送りスピード設定スイッチ56がオンさ
れた際には図3に示した2ケタの7セグメントLED2
5にトラック送りスピードの表示がなされ、所定時間
(2秒間)内に該スイッチ56に再びオンさせることに
よってトラック送りスピードが変更される。 【0134】また、かかる変更範囲はフレーム記録モー
ドの際にはシングル、毎秒2画面、毎秒5画面の3通り
でありフレーム記録モード以外の際はシングル、毎秒2
画面、毎秒5画面、毎秒10画面の4通りとなってい
る。 【0135】かかる変更範囲は図1に示したヘッド3−
1,3−2の移動機構等のトラックシフト能力に関係す
るものであって、トラックシフト能力に応じて予め適切
な範囲に設定されるものである。 【0136】次に図8を用いて図6に示したサブルーチ
ンAを実行中に、トラックUPスイッチ54,トラック
DOWNスイッチ55がオンされた際に呼び出されるサ
ブルーチンD,Eについて説明する。まずトラックUP
スイッチ54がオンされた際に呼び出されるフローにつ
いて説明する。 【0137】(#D−1)フローがこのステップに到っ
た際に、ヘッド3−1がアクセスしているトラックが最
内周トラックであるか否かをレジスタNが50であるか
否かを検出することによって判別する。 【0138】その結果、Nが50でない場合には#D−
2へ、Nが50である場合には後述する#D−34へフ
ローは進む。 【0139】(#D−2)PBモードフラグがセットさ
れているか否かを判別する。PBモードフラグがセット
されている際、即ち再生モードの際には#D−8へPB
モードフラグがセットされていない際即ちモードの際に
は#D−3へフローは進む。 【0140】(#D−3)メモリーのN+1番地が“0
000”即ち第N+1トラックが未記録であるか否かを
検出し、未記録の場合には#D−4へ記録済の場合には
#D−7へフローは分岐する。 【0141】(#D−4)第N+1トラックが未記録で
あったことが#D−3で判別された場合にはこのステッ
プでフィールドフラグがセットされているか否かを判別
してセットされている際には#D−6へ、セットされて
いなければ#D−5へフローは進む。 【0142】(#D−5)#D−4においてフィールド
フラグがセットされておらず、フレームモードであった
ことが判別された際にはこのステップに到る。このステ
ップにおいてはメモリーの第N+2番目の内容が“00
00”であるか否かを検出し、“0000”であった際
即ち、第N+2トラックが未記録であった場合には#D
−6へ、“0000”でなかった際、即ち第N+2トラ
ックが記録済であった場合には#D−7へフローは進
む。 【0143】#D−3〜#D−5のステップを実行する
ことによりフレームモードの際には連続した2トラック
が両方とも未記録であった場合に#D−6へ、連続した
2トラックのうち少なくとも一方が記録済であった場合
には#D−7へフローは進む。 【0144】(#D−6)フィールドモードの際にはヘ
ッド3−1のアクセスしているトラック、フレームモー
ドの際にはヘッド3−1のアクセスしているトラック及
び、該トラックよりも1トラック内周側のヘッド3−2
のアクセスしているトラックが未記録の場合即ち記録可
能な場合にフローはこのステップに到り、図3に示した
REC LED44Bが点灯する。 【0145】(#D−7)#D−6とは反対にヘッド3
−1,3−2がアクセスして記録しようとするトラック
が既に記録済であった際には図3に示したREC LE
D44Bをブリンク(点滅)させることによって、記録
不能であることを使用者に認識させる様に警告表示を行
う。 【0146】(#D−8)#D−2においてPBモード
フラグがセットされている場合にはフローはこのステッ
プに到り、フィールドフラグをセットする。 【0147】このステップの意味については#D−9,
#D−10,#D−13において説明する。 【0148】(#D−9)メモリーのN番地が“001
1”即ち#13で説明した様にヘッド3−1がアクセス
しているトラックがフレーム映像信号を構成する2トラ
ックのうち外周側のトラックであるか否かを検出し、該
2トラックの外周側のトラックである場合には#D−1
0へ、外周側のトラックでなければ#D−13へフロー
は進む。 【0149】(#D−10)メモリーのN+1番地が
“0010”即ち、ヘッド3−2がアクセスしているト
ラックがフレーム映像信号を構成する2トラックのうち
内周側のトラックであるか否かを検出し、該2トラック
の内周側のトラックである場合には#D−11へ、外周
側のトラックでなければ#D−13へフローは進む。 【0150】即ちフレーム映像信号を構成する2トラッ
クのうち内周側のトラックが消去、または消去後に新た
な映像信号が記録された場合にはヘッド3−1がアクセ
スしているトラックがフレーム映像信号を構成する2ト
ラックのうち外周側のトラックであってもヘッド3−2
がアクセスしているトラックが該2トラックのうち内周
側のトラックでないことが起こる。したがって、この場
合にヘッド3−1,3−2を内周側にシフトさせるに際
しては1トラックのみシフトさせて、消去もしくは消去
後に新たに映像信号が記録されたトラックを再生する必
要がある。 【0151】ところがかかる場合においてヘッド3−
1,3−2を1トラックのみ内周側にシフトされた状態
では該ヘッド3−1,3−2がアクセスしているトラッ
クにフレーム映像信号が記録されているとは限らず、夫
々全く別のフィールド映像信号が記録されている場合も
ある。この場合フィールドフラグがリセットされている
と2つの別個のフィールド映像信号がフレーム映像信号
として再生されてしまうという問題点が生じる。したが
って前述の#D−8のステップを設けることによって本
実施例では、ヘッドを内周側にシフトさせるに際しては
該ステップにおいて予めフィールドフラグをセットする
ことによってフィールドモードを設定して上述の場合に
おいても全く別のフィールド映像信号がフレーム映像信
号として再生させるという問題点を解消することが出来
る。 【0152】(#D−11)このステップにおいてはレ
ジスタNが49であるか否かを検出してNが49である
場合には#D−13へ、Nが49でない場合には#D−
12へフローが分岐する。 【0153】(#D−12)ヘッド3−1、3−2がア
クセスしている2つのトラックにフレーム映像信号が記
録されている際に、このステップにフローが至る。かか
る記録がされている場合トラックUPスイッチがオンさ
れた際にはこのステップで1トラック分だけヘッド3−
1、3−2をシフトされる様にドライバー23を駆動さ
せ、次いで#D−13において更に1トラックヘッド3
−1,3−2をシフトさせる。また前述している通りヘ
ッド3−1,3−2をシフトさせる毎にNは1ずつ更新
される。 【0154】(#D−13)#D−12と同様にヘッド
3−1、3−2を1トラック分シフトさせる。 【0155】(#D−14)#23と同様にNを図3に
示す2ケタの7セグメントLED25に表示させる。 【0156】本実施例ではかかるステップを#D−1
2、#D−13よりも後のフローに設けているのでヘッ
ド3−1、3−2のアクセスしているトラックにフレー
ム映像信号が記録されている際にはLED25に表示さ
れるトラックナンバーは2ずつ更新し、フィールド映像
信号が記録されている際にはLED25に表示されてい
るトラックナンバーは1ずつ更新することになり、磁気
シート1上にフィールド映像信号、フレーム映像信号の
どちらが記録されているかを表示することが出来る。 【0157】また#D−12と#D−13との間にもこ
のステップを設けた場合にはヘッド3−1、3−2のア
クセスしている2つのトラックにフレーム映像信号が記
録されている場合であってもトラックUPスイッチ54
をオンするとLED25に表示されるトラックナンバー
が1ずつ更新することになる。 【0158】(#D−15)PBモードフラグがセット
されているか否か判定する。セットされている場合には
#D−16へ、セットされていない場合には#D−19
へフローは分岐する。セットされている場合は#D−1
5−1に分岐する。 【0159】(#D−15−1)ここでCPU40は、
図1中のデータ復調器12から出力される再生ID信号
をRAM27に取り込む。フローは#D−15−2に進
む。 【0160】(#D−15−2)ここで、IDが映像信
号に重畳されてモニターされているモードであるか否か
を判別する。かかるモードの詳細については図20を用
いて説明する。このモードである場合には、#D−15
−3に進み、そうでない場合は#D−15−4に進む。 【0161】(#D−15−3)このステップにフロー
が至る場合はIDを映像信号に重畳してモニターするモ
ードであるのでCPUはRAM27より再生ID信号を
読み出し、文字発生器40を制御することにより文字パ
ターンを発生させ、モニター上で再生映像信号に重畳す
る。フローは#D−15−4に進む。つまり、この時点
はモニター上には現在アクセスしているトラックに記録
されていたID DATA信号がモニター上に表示され
ることになる。 【0162】(#D−15−4)自動トラック送りフラ
グがセットされていない場合には#D−20へ、されて
いる際には#D−16にフローは分岐する。 【0163】(#D−16)メモリーのN番地が“00
11”ヘッド3−1がアクセスしているトラックがフレ
ーム映像信号が記録されているトラックのうち外周側へ
トラックであるか否かを判定する。ここでNとは前述に
おいて繰り返す様にヘッド3−1、3−2を既に移動し
た後にヘッド3−1がアクセスしているトラックのナン
バーに対応している。ここでメモリーのN番地に内容が
“0011”である場合にはフローは#D−17へ“0
011”でない場合には#D−19へフローは分岐す
る。 【0164】(#D−17)メモリーのN+1番地の内
容が“0010”、即ちヘッド−3−1のアクセスして
いるトラックがフレーム映像信号の記録されている2つ
のトラックの内側トラックであるかを判定する。 【0165】ここでメモリーのN+1番地が“001
0”である場合にはフローは#D−18へ、“001
0”でない場合には#D−19へ分岐する。 【0166】(#D−18)#D−16、#D−17を
介してこのステップにフローが至る場合にはヘッド3−
1、3−2が移動した後にアクセスしている2つのトラ
ックにフレーム映像信号が記録されているので#D−8
においてセットされたフィールドフラグをクリアして、
フレーム再生モードとする。尚、自動トラック送りフラ
グがセットされている場合に限ってこのステップは実行
される。(自動トラック送りフラグがセットされていな
い場合には#D−15−4から#D−20へフローは分
岐するため#D−8においてフィールドフラグがセット
されたままとなるのでフィールド再生が行われる。) 【0167】(#D−19)このステップにおいては自
動トラック送りフラグがセットされているか否かを判定
し、セットされている際には#D−20に、セットされ
ている際にはこのサブルーチンから戻る(RTS)。 【0168】自動トラック送りフラグは後述するサブル
ーチンKでセットされているフラグであり、自動的にト
ラックを送りながら再生をくり返すプログラムを実行し
ている途中にサブルーチンDまたは後述するEを呼び出
す際に該ルーチンD、Eから抜け出すために設けられて
いる。 【0169】(#D−20)メモリーからトラック送り
スピード設定値を取り込む。 【0170】(#D−21)トラックの送りスピード設
定値がシングルであるか否かを判定し、シングルの場合
には#D−34に、シングルでない場合には#D−22
にフローは分岐する。 【0171】(#D−22)トラックの送りスピード設
定値が毎秒2画面であるか否かを判定し、毎秒2画面の
場合には#D−23に、毎秒2画面でない場合には#D
−24にフローは分岐する。 【0172】(#D−23)CPU40内にあるWAI
T TIMERレジスタを28に設定する。 【0173】(#D−24)トラック送りスピード設定
値が毎秒5画面であるか否かを判定し、毎秒5画面の場
合には#D−25へ、毎秒5画面でない場合には#D−
26へフローは分岐する。 【0174】(#D−25)WAIT TIMERレジ
スタを10に設定する。 【0175】(#D−26)トラック送りスピード設定
値として毎秒10画面が設定されている場合にはこのス
テップにフローが至り、WAIT TIMERレジスタ
を4に設定する。 【0176】尚、#D−23、#D−25、#D−26
にて設定されるWAIT TIMERレジスタはトラッ
ク送りスピードを制御するために用いられており後述す
る#D−31、#D−32においてDCモータ2により
磁気シート1が1回転する毎に減算される。 【0177】(#D−27)REC実行フラグがセット
されているか否かを判定しセットされている際には#D
−28に、セットされていない際には#D−31にフロ
ーは分岐する。ここでREC実行フラグはサブルーチン
Nにおいてセットされるフラグであり、自動的にトラッ
クを送りながら記録を繰り返すプログラムを実行してい
る途中にサブルーチンDが呼び出された際に設定される
WAIT TIMERレジスタから#D−29、#D−
30において2あるいは5を減算する事によって記録に
必要な時間に相当する時間をかせぐ為に設けられてい
る。即ち記録モードにおいては磁気シート1の回転状態
をPGコイル21から検出して記録すべき信号を磁気シ
ート上の所定の位置から記録する為のタイミングを決定
する為、及び磁気シート1に信号を記録するために設け
られている。 【0178】(#D−28,#D−29,#D−30)
この3つのステップによりフィールドフラグがセットさ
れているか否かを判別し、セットされている際にはWA
IT TIMERレジスタから2を減算し、セットされ
ていない際にはWAIT TIMERレジスタから5を
減算する。ここでトラック送りスピードとして毎秒10
画面が設定されている場合にはWAITTIMERレジ
スタは4に設定されるが、かかる設定はフィールドモー
ドの場合のみに可能であるため、この場合にWAIT
TIMERレジスタから5が減算されることはない。 【0179】(#D−31)図1に示した基準信号発生
器19からのパルスがあるか否かを検出し、パルスがあ
る場合には#D−32へ、分岐しない場合には#D−3
1のフローをくり返す。 【0180】(#D−32)WAIT TIMERレジ
スタの内容から1を減算する。 【0181】(#D−33)WAIT TIMERレジ
スタの内容が0になったか否かを判定し、0の場合には
#D−34に、0でない場合には#D−31に分岐す
る。 【0182】#D−32〜#D−33のステップにおい
てはトラック送りスピードを制御するためのタイマーを
WAIT TIMERレジスタと基準信号発生器19と
した。したがってWAIT TIMERレジスタの内容
をPGコイル21の出力を波形整形する波形整形回路2
2の出口に応じて減算してタイマーを構成する方法に比
して、安定したより正確な時計動作を行うことが出来
る。すなわちPGコイル21の出力は磁気シート1の回
転ムラ等の原因により誤差を含む可能性があるが基準信
号発生器19の出力にはかかる誤差は実質的にない。ま
た、インターバル記録を行う場合には電力消費節減のた
めインターバル時間中はDCモータ2の回転を止めるこ
とが望ましい。かかる動作を行う場合波形整形回路22
の出力に応じてWAIT TIMERレジスタを減算す
る方法は、インターバル時間を経時することが出来ない
が、本実施例の方法に依ればかかる動作を行う場合であ
っても安定した計時動作を行うことが出来る。 【0183】(#D−34)REC実行中フラグがセッ
トされているか否かを判定し、セットされている際には
該サブルーチンDを呼んだもとのプログラムの戻り(R
TS)セットされていない際には#D−35へ分岐す
る。 【0184】(#D=35)トラックUPスイッチ54
がオンとなっているか否かを判定してオンになっている
際には更にヘッド3−1、3−2がアクセスしているト
ラックを内周側へシフトするために#D−1に、オフと
なっている際には#D−36にフローは分岐する。 【0185】(#D−36)トラックDOWNスイッチ
55がオンとなっているか否かを判定してオンとなって
いる際にはヘッド3−1、3−2がアクセスしているト
ラックを外周側にシフトするためにサブルーチンEの#
E−1に、オフとなっている際には#D−37に分岐す
る。 【0186】(#D−37)PBモードフラグがSET
されている場合#D−38へ、そうでない場合、該サブ
ルーチンDを呼んだプログラムへ戻る。 【0187】(#D−38、#D−39、#D−40)
D−6、17、18と同様にしてフレーム記録された映
像信号の場合にはフレーム再生とするためにフィールド
フラグをクリアする。その後該サブルーチンDを呼んだ
ポログラムへ戻る。 【0188】上述した例においては、PBモード時#D
−12を通過する場合とそうでない場合いずれであって
も#D−23、25、26においてWAIT TIME
Rに設定する数値を変化させていないために1トラック
送りを実行する時間分だけ#D−12を通過してきた場
合には、トラック送りのスピードが遅れてしまうことに
なるが、これを合せるためには、#D−27において、
#D−12を通過した場合には1トラック分のヘッド送
りに要する時間をWAIT TIMERから引いてやれ
ば全く問題なくトラック送りスピードを合せることがで
きる。 【0189】次にトラックDOWNスイッチ55がオン
された際に実行されるサブルーチンEについて説明す
る。 【0190】サブルーチンEの各ステップ#E−1〜#
E−13は夫々サブルーチンDの各ステップ#D−1〜
#D−13と同様のステップであるので詳細な説明を省
略する。 【0191】但し、サブルーチンEはトラックDOWN
スイッチ55がオンされた際にヘッド3−1、3−2が
アクセスしているトラックを外周側にシフトさせるため
例えば#E−1においてはN=1であるかを検出し、#
E−9においてはメモリー(N−1)電池が“001
0”即ち第(N−1)トラックがフレーム映像信号を構
成する2トラックの内側のトラックであるか否かを検出
し、#E−10においてはメモリー(N−2)番地が
“0011”即ち第(N−2)トラックがフレーム映像
信号を構成する2トラックの外側のトラックであるか否
かを検出し、また、#E−11ではN=2であるか否か
を検出し、#E−12、#E−13では1トラック分ヘ
ッド3−1、3−2を外周側にシフトさせる。 【0192】次に図9を用いてフィールド/フレーム切
換スイッチ59、RECモード設定スイッチ51がオン
された際に呼び出されるサブルーチンJ、Bについて説
明する。 【0193】(#J−1)図6に示した#A−10にお
いてフィールド/フレーム切換スイッチ59がオンされ
たことが検出された際にこのステップにフローが進み、
このステップにおいてはフィールドフラグがセットされ
ている場合には#J−2へ、セットされていない際には
#J−4にフローは分岐する。 【0194】(#J−2)#J−1においてフィールド
フラグがセットされている際にはこのステップでフィー
ルドフラグはクリアされる。 【0195】(#J−3)PBモードフラグがセットさ
れているか否かを判定してセットされている際には#J
−8へ、セットされていない際には#J−5へフローは
分岐する。 【0196】(#J−4)#J−1でフィールドフラグ
がセットされていないことが検出された際にはこのステ
ップにおいてフィールドフラグがセットされる。 【0197】PBモードがセットされていない状態即ち
記録モードである場合であって#J−2においてフィー
ルドフラグがクリアされた場合にはフレーム記録モード
となり、サブルーチンD、E、Fにおいて説明した様に
毎秒10画面の連続記録は出来ない。したがってサブル
ーチンJにおいてフィールドモードからフレームモード
に切り換えるに際してはトラック送りスピードとして毎
秒10画面のトラック送りスピードが設定されている場
合には、かかる切り換えを禁止する必要がある。 【0198】したがって本実施例に依れば次に説明する
#J−6、#J−7により毎秒10画面のトラック送り
スピードが設定されている際にはかかるトラック送りス
ピード設定値を自動的に毎秒5画面のトラック送りに変
更する。 【0199】(#J−5)トラック送りスピード設定値
をCPU40に取り込む。 【0200】(#J−6)#J−5において取り込まれ
たトラック送りスピード設定値が毎秒10画面である場
合には#J−7へ、毎秒10画面でない場合には#J−
8にフローは分岐する。 【0201】(#J−7)トラック送りスピード設定値
を毎秒5画面に変更する。 【0202】(#J−8)フィールド/フレーム設定ス
イッチ51がオンされつづけると、このステップをくり
返し、オンからオフになった際にはじめて図6の#A−
1に示すステップに戻る。 【0203】次にRECモード設定スイッチ51がオン
された際に呼び出されるサブルーチンBについて説明す
る。 【0204】(#B−1)図6に示した#A−1におい
てRECモード設定スイッチ51がオンされたことが検
出されるとこのステップにフローが分岐し、図3に示し
たPB、LED44Aが消灯し、PBモードフラグはク
リアされる。 【0205】(#B−2、#B−3、#B−4、#B−
5、#B−6)この5つのステップは、図8に示した夫
々#D−3〜#D−7と同様であるため説明を省略す
る。 【0206】(#B−5−1)このステップはCPU4
0は文字発生器84の文字発生を一旦停止させる様に制
御する。 【0207】#B−5−2;IDの設定モードであるか
否かを判別し、設定モードである場合には#B−5−3
へ進み、そうでない場合には#B−6′に進む。 【0208】(#B−5−3)CPU40はRAM27
より設定されたIDを読み出し、文字発生器84を制御
して文字パターンを発生させる。従ってモニタ13には
映像信号入力端子18から入力する映像信号に重畳して
IDが表示される事になる。次でフローは#B−6′に
進む。 【0209】(#B−6′)RECモード設定スイッチ
51がオンされつづけている間はこのステップをくり返
し、該スイッチがオフされた際には#B−7にフローは
分岐する。 【0210】(#B−7)RECモード設定スイッチ5
1がオフされた際にはこのステップにおいてフィールド
フラグがセットされているかを判別し、フィールドフラ
グがセットされている際には図6の#A−1に示すステ
ップにフローは戻り、フィールドフラグがセットされて
いない際にはサブルーチンJの#J−5にジャンプし、
#J−6〜#J−8を実行することによりトラック送り
スピード設定値が毎秒10画面の際には毎秒5画面に自
動的に補正される。したがって、RECモード設定スイ
ッチ51によってRECモード設定されかつフレームモ
ードである場合にはトラック送りスピード設定値が最高
毎秒5画面に制限される。 【0211】次に図10を用いてPBモード設定スイッ
チ53がオンされた際に呼び出されるサブルーチンCに
ついて説明する。 【0212】(#C−1)図6に示した#A−3におい
てPBモード設定スイッチ53がオンされたことが検出
されると、このステップにフローが分岐しREC LE
DがOFFされ一旦フィールドフラグがセットされる。
即ちヘッド3−1、3−2のアクセスしている2つのト
ラックに別々のフィールド映像信号が記録されており、
PBモードフラグがクリアされフィールドフラグがリセ
ットされているフレーム記録モードが設定されている場
合に、PBモード設定スイッチ53がオンしたことを検
出してヘッド3−1、3−2がアクセスしているトラッ
クを直ちに再生すると別個のフィールド映像信号がイン
ターレースして再生されてしまうことを防止するため
に、このステップでは一旦フィールドフラグがセットさ
れる。 【0213】(#C−2)メモリーの番地が“001
1”即ちヘッド3−1のアクセスしているトラックがフ
レーム映像信号が記録されている2つのトラックのうち
外周側であるかを検出し、“0011”である際には#
C−3へ“0011”でない際には#C−5へフローは
分岐する。 【0214】(#C−3)メモリN+1番地が“001
0”即ちヘッド3−2のアクセスしているトラックがフ
レーム映像信号が記録されている2つのトラックのうち
内周側であるかを検出し、“0010”である際には#
C−4へ“0010”でない際には#C−5へフローは
分岐する。 【0215】(#C−4)#C−2、#C−3において
ヘッド3−1、3−2がアクセスしている2つのトラッ
クにフレーム映像信号が記録されていることが検出され
た際にはフローはこのステップに至り、フィールドフラ
グがクリアされてフレームモードが設定される。 【0216】(#C−5)図3に示したPB、LED4
4Aが点灯し、PBモードフラグがセットされ再生動作
が開始される。 【0217】(#C−5−1)このステップではCPU
40は文字発生器84の文字発生を一旦停止させる様に
制御する。またCPU40はデータ復調器12により復
調されたID DATAをRAM27に格納する。 【0218】(#B−5−2)IDの表示モードである
か否かを判別し、表示モードである場合には#C−5−
3へ進み、そうでない場合には#C−6′に進む。 【0219】(#C−5−3)CPU40はRAM27
よりデータ復調器12により復調されたIDを読み出
し、文字発生器84を制御して文字パターンを発生させ
る。したがってモニタ13には磁気シートから再生され
た映像信号に重畳してIDが表示されることになる。次
いでフローは#C−6に進む。 【0220】(#C−6)PBモード設定スイッチ53
がオンされつづけている場合にはこのステップをくり返
し、オフされた際には図6に示した#A−14を介して
#A−1に戻る。 【0221】次に図11を用いてインターバル時間設定
スイッチ57がオンされた際に呼び出されるサブルーチ
ンGについて説明する。まずかかるサブルーチンG#G
−0においてはタイマーT′が0に初期化されるととも
に7セグメントLED25にインターバル時間Tiが表
示される。 【0222】(#G−1)図6#A−7においてインタ
ーバル時間設定スイッチ57がオンになったことが検出
された際にはタイマーT′が0に初期化されて次いでこ
のステップにフローは至り、更に10キースイッチ63
〜72がオンされた際には#G−2へ、10キースイッ
チ63〜72がオンされない際には#G−3へフローは
分岐する。 【0223】(#G−7)インターバル時間Tiを10
キースイッチ63〜72により設定されたインターバル
時間Tiに変更する。 【0224】(#G−3)10キースイッチ63〜72
以外のスイッチがオンされているか否かを判定し、オン
されている際には#G−4へオンされていない際には、
#G−5へ分岐する。 【0225】(#G−4)インターバル時間設定スイッ
チ57がオンされているか否かを検出し、オンされてい
る際には#G−1にオンされていない際には図6に示し
た#A−1にフローは分岐する。 【0226】(#G−5)前述のT′を1だけ増加させ
る。1秒毎に#G−6へフローは移る。 【0227】ただしT′は1秒毎に1だけ増加させられ
るタイマであり、1秒たっていない場合加算は行なわれ
ないものである。 【0228】(#G−6)T′が10であるか否かを判
定し、T′が10の場合には図6に示した#A−1に、
T′が10でない場合には#G−1へ分岐して、前述の
#G−1、#G−3、#G−5及び#G−6のループを
くり返しT′が10となった際に#A−1に戻る。 【0229】したがって前述のサブルーチンGにおいて
はインターバル時間設定スイッチ57がオンされてから
10秒以内に他のスイッチがオンされない際には図6に
示した#A−1に戻りインターバル時間設定は解除され
る。サブルーチンGを実行している間勿論インターバル
時間Tiが2ケタの7セグメントLED25に表示され
ているが#G−6において#A−1に戻る際にかかるイ
ンターバル時間Tiの表示は停止する。 【0230】またかかるサブルーチンGにおいてインタ
ーバル時間Tiが“0”に設定されると再生動作として
サブルーチンKにおいて説明する様な例えばプリンタに
接続する際に動作を行わせる外部トリガモードが設定さ
れる。 【0231】次に図12を用いてRECスイッチがオン
した際に呼び出されるサブルーチンNについて説明す
る。 【0232】(#N−1)図6#A−2においてREC
スイッチ52がオンされたことが検出された際にはこの
ステップにフローが至り、PBモードフラグがクリアさ
れているか否かを検出し、クリアされていない際には再
生モードであるため図3に示す#A−14へフローは戻
り(RTS)クリアされている際には#N−2にフロー
は分岐する。従ってRECモードが設定されていなけれ
ばRECスイッチ52をオンしても記録は行われない。 【0233】(#N−2)メモリーのN番地が“000
0”であるか即ちヘッド3−1のアクセスしているトラ
ックが未記録であるか否かを判別して未記録でない場合
には図6に示す#A−14へフローは戻り、未記録であ
った場合には#N−3にフローは分岐する。 【0234】(#N−3)フィールドフラグがセットさ
れるかを判別してセットされている際には#N−5、セ
ットされていない際には#N−4にフローは分岐する。 【0235】(#N−4)このステップにはフレーム記
録モードが設定されている際に移ることになるがメモリ
ーのN+1番地が“0000”であるか、即ちヘッド3
−2のアクセスしているトラックが未記録であるか否か
を判別して未記録でない場合には図6に示す#A−14
へフローは戻る。またかかる場合には予めREC、LE
D44Bは点滅している。 【0236】またかかるトラックが未記録であった場合
には#N−6にフローは分岐する。 【0237】(#N−5)磁気シート1上の1つのトラ
ックに1フィールド分の映像信号がヘッド3−1によっ
て記録される。この時図1に示したSW6がオフされ文
字発生器84の出力がモニタに出力されなくなる。また
メモリーN番地に0001が設定される。 【0238】(#N−6)このステップにフローが至る
場合にはフレーム記録モードが設定されているので磁気
シート1上の2つのトラックに夫々1フィールド分の映
像信号がヘッド3−1、3−2によって記録される。メ
モリーN番地に0011、N+1番地に0010が設定
され#N−5と同様にSW6がオフされる。次いでステ
ップモータ24を駆動してヘッド3−1、3−2を1ト
ラック分内周側にシフトさせる。 【0239】尚#N−5、#N−6を実行する場合SW
2〜SW5は図2において説明した様に駆動される。ま
た#N−6において記録が実行される際にはCPU40
によりRAM27から設定されているIDが読み出さ
れ、これをデータ変調器14に出力することによりデー
タ変調器14からDPSK信号に変調されたIDが記録
アンプ16に入力され、ここで映像信号に重畳されてI
D記録が行なわれる。ただしIDの表示モードが後述す
る図21(c)の場合にはデータが設定されていたとし
てもIDの記録は行なわれない。ただし、フレームの内
側トラックか、外側トラックかフィールド記録かを示す
DATAは単に映像信号と共に記録されるものである。
また図21(a)(b)の表示モードであっても#N−
5、#N−6を実行することによって記録実行中はSW
6がオフされているためにモニタ上にID DATA信
号の表示は現われなくなる。 【0240】(#N−7)REC実行中フラグをセット
するとともに図1SW6がオンされる。 【0241】#N−1〜#N−7を実行することによっ
て、設定されたIDが文字発生器84より発生させられ
て映像信号に重畳されて、モニターに出力されている時
には、REC実行中に限り発生させられている文字信号
が図1SW6によりオフされることになり、文字が消え
ることになる。#N−7において再びSW6がオンされ
るために再びID DATAの表示が行なわれる。 【0242】(#N−8)サブルーチンDを呼び出し、
ヘッド3−1が第50トラック以外をアクセスしている
場合には#D−1、#D−2から#D−3にフローは移
る。次いで#D−3から#D−14を実行して1トラッ
ク分内周側にヘッド3−1、3−2を移動させる。フレ
ーム記録モードであれば#N−6にて予め1トラック分
内周側にヘッド3−1、3−2が移動されているので、
フレーム記録モードであってもヘッド3−1は#D−1
4において記録したトラックの隣りのトラックをアクセ
スする。またヘッド3−1、3−2によって記録される
トラックが記録済みの場合には図3に示したREC、I
ED44Bは点滅表示して使用者に警告表示を行う。 【0243】次いでフローは#D−15から#D−19
へ分岐し、#D−19を介して#D−20〜#D−34
に示すフローを実行する。 【0244】即ちトラック送りスピードの設定値がシン
グルであった場合には#D−21から#D−34にフロ
ーは分岐し、予め#N−7においてセットされているR
EC実行フラグに従って#N−9に戻る。 【0245】毎秒2画面、5画面が設定されている場合
には#D−28にて記録を行うのに必要な時間だけWA
IT TIMERレジスタを減算し、WAIT TIM
ERレジスタをダウンカウントしてWAIT TIME
Rレジスタが0になった際にフローは#D−33から#
D−34を介して前述と同様に#N−7においてセット
されているREC実行フラグに従って#N−9に戻る。 【0246】(#N−9)REC実行中フラグをクリア
する。 【0247】(#N−10)かかるステップは#D−2
0と同様のステップでありメモリーよりトラック送りス
ピードの設定値をとり込む。 【0248】(#N−11)トラック送りスピードの設
定値がシングルである場合には#N−12へシングルで
ない場合には図6に示す#A−14に戻る。 【0249】(#N−12)トラック送りスピードがシ
ングルで設定されている際にはRECスイッチ52がオ
ンされている限りこのステップをくり返して再びサブル
ーチンNが実行されて記録が行われない様に制御する。 【0250】トラック送りスピードがシングル以外に設
定されており更にRECスイッチ52がオンされている
際には#N−11から#A−14を介して#A−1、#
A−2からサブルーチンNを呼び出し前述のフローが実
行されRECスイッチ52がオンしている限り設定され
たトラック送りスピードで記録が連続して行われる。R
ECスイッチ52がオフされればフローは#A−14、
#A−1、#A−2に進むが#A−2にてサブルーチン
Nを呼び出すことはなく連続記録は終了する。 【0251】次に図13を用いてプログラム設定スイッ
チ58がオンされた際に呼び出されるサブルーチンHに
ついて説明する。 【0252】(#H−1)図6#A−8においてプログ
ラム設定スイッチ58がオンされたことが検出された際
にはこのステップに到り、PBモードフラグがセットさ
れているか否かを判別し、セットされている際には#H
−2に、セットされていない際には図6に示す#A−1
に戻る(RTS)。このステップは記録モードにおいて
はプログラム設定を禁止するため設けられている。即ち
本実施例においてはプログラム設定を行うに際しては予
め再生モードを選択させることによって、磁気シート1
に記録された映像を例えばモニターで確認しながらプロ
グラムの設定が行われる様に構成されている。 【0253】またプログラム設定スイッチ58がオンさ
れた際に自動的にPBモードフラグをセットすることに
よってかかる再生モードへの動作を自動的に行うことが
出来る。この場合サブルーチンCに示したステップと同
様のステップを、すなわち#H−1に示したステップの
代わりとしてサブルーチンCを呼び出すCALLCを設
ければよい。 【0254】(#H−2)プログラムが格納されている
図14に示すプログラムトラックメモリーにおいてプロ
グラム再生実行時、次に再生するトラックナンバーが記
憶されているアドレスを示すIレジスタを0にする。 【0255】(#H−3)プログラム再生モードである
ことを示すプログラム再生モードフラグをセットして#
A−1に戻る。 【0256】次にサブルーチンHによりプログラム再生
モードが設定されてからプログラムトラック設定スイッ
チ62がオンされた際に呼び出されるサブルーチンIに
ついて図15を用いて説明する。 【0257】(#I−1)プログラム再生モードフラグ
がセットされているかを判定してセットされている際に
は#I−2へ、セットされていない際には#A−1へフ
ローは分岐する。したがってプログラム設定スイッチ5
8によりプログラム再生モードが設定されていない際に
はプログラムトラック設定スイッチ62をオンしてもプ
ログラム設定動作は行われない。 【0258】(#I−2)前述のプログラムトラックメ
モリーのプログラムが格納されている先頭アドレスを示
すレジスタS(#Iにおいて電源オン時にS=0として
イニシャルセットされている)の内容と同じ内容をレジ
スタMに書き込む。 【0259】(#I−3)レジスタMに格納されたアド
レスのプログラムトラックメモリーのデータを該アドレ
スよりも1だけ大きいアドレスに格納する。換言すれば
プログラムトラックメモリーに記憶されているトラック
ナンバーを示すデータを該データが格納されているアド
レスよりも1だけ大きいアドレスに格納する。 【0260】(#I−4)レジスタIにレジスタMの内
容に1を加えた値を書き込む。 【0261】(#I−5)レジスタMの内容から1を減
じる。 【0262】(#I−6)レジスタMの内容が0か否か
を判定し、0の場合には#I−7へ、0でない場合には
#I−3へフローは分岐する。 【0263】#I−3〜#I−6のフローをくり返し、
レジスタMの内容が0になった際にはプログラムトラッ
クメモリーの各アドレスに記憶されているデータは全て
1だけ大きいアドレスに転送される。したがってかかる
フローをくり返し実行して#I−6から#I−7にフロ
ーが分岐した際にはプログラムトラックメモリのアドレ
ス1にはデータが格納されていない状態となる。 【0264】(#I−7)ヘッド3−1がアクセスして
いるトラックのナンバーがプログラムトラックメモリー
のアドレス1に格納される。したがってプログラムトラ
ック設定スイッチ62をオンすることによりヘッド3−
1がアクセスして再生されている映像の記録されている
トラックのナンバーがプログラムされることになる。 【0265】(#I−8)レジスタSの内容に1を加え
る。このステップを実行することによって常にレジスタ
Sには#I−3〜#I−6のフローを実行して移動した
プログラムトラックメモリのデータが格納されている先
頭アドレス(最も大きいアドレス)が格納されることに
なる。 【0266】(#I−9)プログラムトラック設定スイ
ッチ62がオンされている場合はこのステップをくり返
し、オフとなった際には#A−1に戻る。 【0267】使用者が更にプログラム設定を続けて行う
場合にはトラックUPスイッチ54、あるいはトラック
DOWNスイッチ55をオンさせることによってヘッド
3−1、3−2のアクセスしているトラックを変更し、
所望のトラックが再生されたところで再生映像を確認し
ながらプログラム設定スイッチ62をオンすることによ
りプログラム設定を行うことが出来る。 【0268】尚プログラム設定スイッチ62がオンされ
る毎に図14に示したプログラムトラックメモリーの各
アドレスに格納されているデータは1ずつ大きいアドレ
スに格納されていくことになる。またプログラム設定中
はレジスタS、レジスタIとも全く同じ内容となってい
る。 【0269】次にプログラム設定スイッチ58、プログ
ラムトラック設定スイッチ62をオンすることによって
設定されるプログラムを再生するプログラム再生、及び
ヘッド3−1のアクセスしているトラックから順に記録
済のトラックを順次設定されたインターバル時間で再生
するインターバル再生を行う際に実行されるプログラム
について図16乃至図18を用いて説明する。 【0270】まずスタートスイッチ60をオンされた際
に呼び出されるサブルーチンKについて図16を用いて
説明する。 【0271】(#K−1)図6#A−11においてスタ
ートスイッチ60がオンされたことが検出された際には
このステップにフローが到り、PBモードフラグがセッ
トされたいるか否かが検出されPBモードフラグがセッ
トされていない際には#A−1に、PBモードフラグが
セットされている際には#K−2にフローが分岐する。
したがって本実施例では予め再生モードが設定されてい
ない場合にはインターバル再生、プログラム再生を行う
ことが出来ないため記録モードの際に誤ってスタートス
イッチ60をオンしてもインターバル再生、プログラム
再生が開始されてしまうことを防止することが出来る。
また#K−1の代わりにサブルーチンCに示したステッ
プと同様のステップを設ければ予め再生モードを設定し
なくてもスタートスイッチ60をオンするだけで直ちに
インターバル再生プログラム再生が開始する様に出来
る。 【0272】(#K−2)プログラム再生モードフラグ
がセットされているか否かを判別しセットされている際
には#K−3へセットされていない際には#K−4へフ
ローが分岐する。ここではプログラム再生モードフラグ
がセットされていない、即ちインターバル再生が行われ
る場合にフローについて説明する。 【0273】(#K−4)メモリーのN番地が“000
0”、即ちヘッド3−1のアクセスしているトラックが
未記録であるか否かを判別し、未記録であれば#K−6
未記録でなければ#K−5へフローは分岐する。ここで
はまず、ヘッド3−1のアクセスしているトラックが未
記録であるとして#K−6以下のフローについて説明す
る。 【0274】尚以下に説明する本実施例に依ればインタ
ーバル再生はヘッド3−1がアクセスしているトラック
が第49あるいは第50トラック以外の場合には該トラ
ックからヘッド3−1がアクセスしているトラックが第
49あるいは第50トラックの際には第1トラックから
順次記録済のトラックのみが再生されることになるが、
#K−2と#K−4との間にヘッド3−1を第1トラッ
クをアクセスする様にステップモータ24を駆動するス
テップを挿入すれば常に第1トラックから順次記録済の
トラックのみが再生される。 【0275】したがってヘッド3−1が第1トラックを
アクセスしておらず別のトラックをアクセスしている際
に第1トラックから順次自動的にインターバル再生を行
って検索を行うためには効果が際めて高い。 【0276】(#K−6)インターバル再生中であるこ
とを示す自動トラック送りフラグをセットする。 【0277】(#K−7)フィールドフラグがセットさ
れているか否かを判別し、セットされている際には#K
−8へセットされている際には#K−9へフローは分岐
する。 【0278】(#K−8)ヘッド3−1がアクセスして
いるトラックが最内周トラックであるか否かをNが50
であるか否かを検出することによって判別し、50であ
ることが検出された際には#K−10へ、50であるこ
とが検出されなかった際には#K−11へフローは分岐
する。 【0279】(#K−9)ヘッド3−1がアクセスして
いるトラックが最内周より1だけ外側のトラックである
か否かをNが49であるか否かを検出することによって
判別し、49が検出された際には#K−10へ48であ
ることが検出されなかった際には#K−11へフローは
分岐する。 【0280】(#K−10)このステップにおいてはサ
ブルーチンGを実行することにより設定されているイン
ターバル時間Tiが“0”であるか否かを判別する。後
述する様にインターバル時間がTiが“0”である場合
とは外部トリガ信号に応じて予め設定されているプログ
ラムでヘッド3−1をシフトさせるモードであってかか
るモードのためにインターバル時間Tiが“0”に設定
されている際にはフローは#A−1に、“0”に設定さ
れていない際には#K−12へフローは分岐する。 【0281】(#K−11)サブルーチンDを呼び出
し、#D−1〜#D−18に示すフローが実行される。
サブルーチンKにおいてサブルーチンDが呼び出される
際にはPBモードフラグがセットされているのでフロー
は#D−2から#D−9に分岐し、#K−4にてヘッド
3−1がアクセスしたトラックかフレーム外周側かつこ
のトラックよりも1トラック内周のトラックがフレーム
映像信号を記録する2トラックの内周側のトラックであ
りかつヘッド3−1が第49トラックをアクセスしてい
ないと判別された際にはヘッド3−1、3−2が#D−
12、#D−13により2トラック分内周側にシフトさ
れ判別されない際には#D−13により1トラック分の
みヘッド3−1、3−2が内周側にシフトされる。また
ヘッド3−1、3−2のアクセスしているトラックにフ
レーム映像信号が記録されていればフィールドフラグが
クリアされフローは#D−19から#K−14へ移る。 【0282】(#K−12)サブルーチンEを呼び出し
#E−1〜#E−13および#D−14〜#D−19に
示すフローが実行され、#K−4にてヘッド3−1がア
クセスしたトラックに燐する外周側のトラックと、もう
1トラック分外周側のトラックの2トラックにフレーム
映像信号が記録されている場合にはヘッド3−1、3−
2が#E−12、#E−13により2トラック分外周側
にシフトされ、それ以外の場合には#E−13により1
トラックのみ外周側にシフトされる。 【0283】また#K−11と同じく3−1、3−2の
アクセスしているトラックにフレーム映像信号が記録さ
れていればフィールドフラグがクリアされフローは、#
D−19から#K−13へ移る。 【0284】(#K−13)ヘッド3−1がアクセスし
ているトラックが最外周トラックであるか否かをレジス
タNの内容が1であるか否かを検出することによって判
別し、1であることが検出された際には#K−14へ、
1であることが検出されなかった際には#K−12へフ
ローは分岐する。したがって#K−8または#K−9に
おいて#K−12へフローが分岐した場合即ちヘッド3
−1が第49トラックまたは第50トラックをアクセス
している際には#K−12、#K−13のステップをく
り返すことによってヘッド3−1は第1トラックをアク
セスする様に制御される。 【0285】(#K−14)自動トラック送りフラグを
クリアする。 【0286】以上説明した様に#K−4〜#K−14の
フローを実行し、#K−4から#K−5へフローが分岐
した際にはヘッド3−1は映像信号が記録させれている
トラックをアクセスすることになり、映像信号が記録さ
れていないトラックは実質上再生されずにスキップされ
る。 【0287】更に#K−4〜#K−14のフローを実行
することにより#K−4から#K−5へフローが分岐し
た際にヘッド3−1、3−2のアクセスしている2つの
トラックにフレーム映像信号が記録されている場合には
#D−18においてフィールドフラグがクリアされてい
るので、フレーム再生モードが自動的に設定される。ま
たヘッド3−1、3−2のアクセスしているトラックに
フィールド映像信号が記録されている際にはフィールド
再生モードが自動的に設定される。したがってインター
バル再生時には映像信号の記録方法に応じて最も適切な
再生モードが自動的に設定される。 【0288】(#K−5)メモリーからサブルーチンG
において設定されたインターバル時間TiがCPU40
のレジスタT′に取り込まれる。 【0289】(#K−15)#K−10と同様にインタ
ーバル時間Tiが“0”であるかを検出して“0”の場
合には#K−17へ、“0”でない場合には#K−16
へフローは分岐する。ここでは外部トリガモードが設定
されていないものとして#K−16以下の説明を行う。 【0290】(#K−16)タイマー1の計時動作を開
始し、#K−18へ進む。 【0291】(#K−18)タイマー1が1秒間計時し
たか否かを検出し、計時されている際には#K−19
へ、計時途中の際には#K−20へフローは分岐する。 【0292】(#K−20)ストップスイッチ61がオ
ンされているかを検出しオンされている際には#A−1
に、オンされていない際には#K−21へフローは分岐
する。ここでフローが#A−1に分岐した際には再び#
A−1から#A−12のステップが実行されるためスト
ップスイッチ61が通常の状態でオンされた際にはフロ
ーは#A−12からサブルーチンMを呼び出すことにな
る。以下サブルーチンMについて図17を用いて説明す
る。 【0293】(#M−1)プログラム再生モードフラグ
がセットされているか否かを検出してセットされていな
ければ#A−14へ、セットされていれば#M−2へフ
ローは分岐する。 【0294】(#M−2)プログラム再生実行フラグが
セットされているか否かを検出してセットされていれば
#M−3へ、セットされていなければ#M−4へフロー
は分岐する。 【0295】(#M−3)レジスタIの内容をレジスタ
Sの内容と同じにする。 【0296】(#M−4)レジスタSを0として次いで
#M−3を実行する。 【0297】かかるサブルーチンMについてはプログラ
ム再生モード時に更に詳述する。以下#K−21以降に
ついて詳述する。 【0298】(#K−21)トラックUPスイッチ54
がオンであるかを検出し、オンであることが検出された
際にはサブルーチンDを呼び出しヘッド3−1、3−2
が内周側にシフトされ、オンであることが検出されない
際には#K−22にフローは分岐する。 【0299】(#K−22)トラックDOWNスイッチ
55がオンであるかを検出し、オンであることが検出さ
れた際にはサブルーチンEを呼び出し、ヘッド3−1、
3−2が外周側にシフトされ、オンであることが検出さ
れない際には#K−18にフローは分岐する。 【0300】(#K−19)T′から1減算する。 【0301】(#K−23)T′が“0”の際には#K
−24に、T′が“0”でない際には#K−16にフロ
ーは分岐する。 【0302】したがって上述の#K−15〜#K−23
を実行することによりインターバル再生中においてトラ
ックUPスイッチ54、トラックDOWNスイッチ55
をオンすることによって再生しているトラックに隣接し
ているトラックに記録されている映像を再生することが
出来る。またその場合にはスイッチ54、あるいはスイ
ッチ55をオンしつづけることによってサブルーチンF
において設定されたトラック送りスピードに従って再生
しているトラックを自動的に順次更新させることが出
来、インターバル再生中に数画面前の映像を簡単に再生
することも出来る。 【0303】また、トラックUPスイッチ54、トラッ
クDOWNスイッチ55をオンすることによって再生し
ているトラックに隣接しているトラックに記録されてい
る映像を再生するに際して本実施例においてはスイッチ
54、55をオンする前において再生しているトラック
のインターバル時間Tiの残余時間の再生が行われた際
にはフローは#K−23から#K−24に移り新たなト
ラックの再生に更新されるが、図16において点線に示
した様に、#K−5にフローをジャンプさせれば、イン
ターバル時間T′をリセットしてスイッチ54、55に
よって更新された映像を確実に一定時間観察出来る様に
構成することも出来る。 【0304】(#K−24)インターバル時間T′が終
了して再生するトラックを更新するに際してプログラム
再生モードがセットされているか否かを検出し、セット
されている際には#K−3へ、セットされていない際に
は#K−6へフローは分岐する。 【0305】次に#K−2においてプログラム再生モー
ドフラグがセットされている際に分岐するルーチンOに
ついて図18を用いて説明する。 【0306】(#O−1)レジスタSの内容が“0”で
あるか否かを検出して“0”が検出された際には#A−
1へ“0”でないことが検出された際には#O−2へフ
ローは分岐する。前述の通りレジスタSにはプログラム
トラックメモリーのプログラムの設定されている先頭の
アドレスが格納されておりレジスタSの内容が“0”で
あることはプログラムトラックメモリーに何もプログラ
ムが格納されていない場合を示しているから“0”の際
には図6のAに戻る。 【0307】(#O−2)レジスタIの内容が“0”で
あるか否かを検出して“0”が検出された際には#O−
3へ、“0”でないことが検出された際には#O−3へ
フローは分岐する。 【0308】前述の通りレジスタIにはプログラム再生
実行時、次に再生するトラックナンバーが格納されてい
るトラックメモリーのアドレスが格納されており、プロ
グラム再生を実行するに際して後述の#O−14にも示
される様に1ステッププログラム再生を実行する毎に1
だけ減算される。したがってかかる#O−2にフローが
分岐し、かつレジスタIが“0”と検出されるのはプロ
グラムが設定されレジスタSが“0”ではなく、かつプ
ログラム再生のステップを一通り実行してしまったこと
を示している。換言すればプログラム再生が一通り実行
された際には#O−3へ、プログラム再生が一通り実行
される途中においては#O−5へフローが分岐すること
になる。 【0309】(#O−3)サブルーチンGで設定された
インターバル時間Tiをとり込み該インターバル時間T
iが“0”であるかを検出し“0”であればフローはル
ーチンOから#A−1に戻って、プログラム再生動作を
終了する。 【0310】したがってインターバル時間を“0”とす
ることによって設定される外部トリガモードにおいては
プログラム再生が一通り実行されるとプログラム再生動
作は中止される。 【0311】またインターバル時間Tiが“0”以外に
設定されている際の通常のプログラム再生時には#O−
4へフローは移る。 【0312】(#O−4)レジスタIにレジスタSの内
容を書き込む。 【0313】再びプログラム動作が開始される。 【0314】(#O−5)レジスタIに設定されている
プログラムトラックメモリーのアドレスのデータ(I)
(プログラムトラックメモリーのレジスタIに設定され
るアドレスに書き込まれているデータをIにカッコをつ
けて示す)を読み出す。 【0315】(#O−6)現在ヘッド3−1がアクセス
しているトラックナンバーを示すNからデータ(I)を
減算して“0”よりも小さくなければ#O−7へ、小さ
ければ#O−8にフローは分岐する。 【0316】(#O−7)フィールドフラグをセットす
る。かかるセットは#D−8と同じくフレームモードで
ヘッド送りを禁止するためである。 【0317】(#O−8)ヘッド3−1、3−2を外周
方向に1トラック分シフトする。 【0318】(#O−9)ヘッド3−1がアクセスして
いるトラックナンバーを示すNからデータ(I)が等し
いかを検出し、等しければ#O−10へ等しくなければ
即ちトラックナンバーを示すNよりもデータ(I)の方
が大きい場合には#O−11へフローは分岐する。 【0319】(#O−10)ヘッド3−1、3−2を内
周方向に1トラック分シフトする。 【0320】(#O−11、#O−12、#O−13)
#D−16、#D−17、#D−18と同様のステップ
であり、かかるステップにより記録された映像信号がフ
レーム映像信号かフィールド映像信号かに応じて自動的
にフレーム再生、フィールド再生が行われる。 【0321】尚#O−6〜#O−10をくり返すことに
よりヘッド3−1がプログラムトラックメモリーにプロ
グラムされているトラックをアクセスする様に制御され
る。 【0322】(#O−14)レジスタIから1減算す
る。 【0323】(#O−15)プログラム再生実行中フラ
グがセットされる。このステップにより#K−24にて
プログラム再生モードフラグがセットされているかを判
別することによってフローを分岐させることが出来る。
次いでフローは#K−5へジャンプする。 【0324】したがって#K−3においてルーチンOに
分岐されるとまず再生プログラムが実際に設定されるか
否かが判別され、更に外部トリガモードが設定されてい
るか否かが判別されて、外部トリガモードが設定されて
いる際にはプログラムが一通りしか実行されず、それ以
外ではプログラム再生がくり返し行われる。 【0325】また次に、外部トリガモードが設定される
際のフローについて説明する。外部トリガモードが設定
されている際には#K−15から#K−17へフローは
分岐する。 【0326】(#K−17′)外部装置として接続され
ているプリンタがヒジー(プリント動作を実行中)であ
るか否かを検出し、ビジーの場合には#A−1にビジー
でない場合には#K−18′にフローは分岐する。 【0327】(#K−18′)外部装置としてのプリン
タにプリントスタート信号を送る。尚かかるプリントス
タート信号はプリンタに接続されている端子の信号レベ
ルをHレベルにすることによって実行される。 【0328】(#K−19′)150msec待つ。 【0329】(#K−20′)プリンタがビジーの際に
は#K−21′へ、ビジーでない場合には#K−24へ
フローは分岐する。 【0330】(#K−21′)ストップスイッチ61が
オンされたか否かを検出し、オンされていない際には#
K−20′へ、オンされた際には#A−1にフローは戻
る。 【0331】上述の#K−17′〜#K−21′を実行
するに際して外部装置として接続されているプリンタが
ビジーである場合には前述の様にフローは#A−1に戻
り、再び他のスイッチがオンされるまで図16に示した
フローをくり返す。図16に示したフローをくり返して
いる際に再びスタートスイッチ60がオンされれば前述
のフローをくり返し、再び#K−17′を実行すること
になる。 【0332】また外部装置としてプリンタが接続されて
いない際には#K−17′において図1に示したプリン
タ13′のビジー信号出力端子からの信号が入力する端
子がオープンとなってHレベルとなる。したがって外部
トリガモードが設定されているにもかかわらずプリンタ
等の機器が接続されていない場合にはヘッド3−1、3
−2のアクセスしているトラックが再生されつづけて、
再生しているトラックは更新されない。 【0333】また外部装置としてプリンタが接続されて
おり、かつ該プリンタがビジーではなく、#K−17′
から#K−18′にフローが進んだ場合においてプリン
トスタート信号をプリンタに送ってから#K−19に示
す150mspc待機した後にプリンタ動作が開始され
ており、プリンタがビジーとなった場合にはプリンタの
動作が終了するか、ストップスイッチ60がオンされる
まで#K−20′、#K−21′をくり返し、プリンタ
の動作が終了した際にはフローは#K−20′から#K
−24に分岐し、プログラム再生モードフラグがセット
されているかを検出することによってプログラム再生が
設定されているかを判別する。ここでプログラム再生が
設定されている場合にはフローは前述の#K−3へ分岐
し、プログラム再生が設定されていない場合には#K−
6へ分岐する。またストップスイッチ60がオンされた
場合には前述のフローの説明の通りである。 【0334】またプログラム再生が設定されている際に
おいて外部トリガモードが選択された場合には#O−3
において説明した通りプログラム再生が一通り実行され
るとプログラム再生動作は中止される。 【0335】また本実施例に依れば外部トリガモードが
選択されていた場合であり、かつプログラム再生が設定
されていない場合であっても#K−10を設けているた
めヘッド3−1、3−2のアクセスしているトラックか
ら最終トラックまで再生が順次一通り行われると再生動
作は中止する。 【0336】したがって、外部トリガモードの際にはプ
ログラム再生が設定されている場合であっても、いない
場合であっても一通りの再生が行われた後に再生動作が
中止するため外部トリガを行う機器としてプリンタを用
いた場合には一通りのプリントのみが行われる。 【0337】反対に外部トリガモード以外の際にはプロ
グラム再生が設定されている場合であっても、いない場
合であっても予め決められた順序での再生が一通り行わ
れた後には再び最初から再生動作が行われる。したがっ
てかかる再生装置を外部トリガモード以外で用いる場合
には予め決められた順序での再生がくり返し行われるた
めにいわゆるエンドレス再生を行うことが出来る。 【0338】また本実施例における外部トリガ機器とし
てはプリンタを示したが例えば電送機能を有する装置で
あってもよいし、再生された信号を処理する装置であれ
ば他の装置であってもよい。 【0339】次にIDを設定する場合について説明す
る。 【0340】Aのフローにおいて10キースイッチ63
〜72がオンされると図19に示すサブルーチンRにフ
ローは分岐する。 【0341】(#R−1)PBモードフラグがSETさ
れていれば#R−10に分岐してAのフローチャートに
戻る。したがって記録モード以外では10キーをオンし
てもこのサブルーチンでは実質的に何も実行されない。
PBモードフラグがセットされていなければ即ち記録モ
ードであればフローは#R−1より#R−2に分岐す
る。 【0342】(#R−2)ここでID設定モードすなわ
ち、映像信号にIDを重畳して、モニターしているモー
ドであるかどうかを判別する。尚、かかるモードの設定
方法については図20を用いて詳述する。このモードに
なっていない場合は#R−10に分岐して図6に示した
フローチャートの#A−1に戻る。また、このモードに
なっている場合には、#R−3に分岐する。 【0343】(#R−3)ここで設定されたIDをモニ
タ上のどの位置に表示するかを示すセット位置をメモリ
ーするためのRAM27のレジスタPからセット位置を
CPU40が読み込み、10キースイッチ63〜72の
うちオンされたスイッチに対応したデータがRAM27
の該セット位置に対応したアドレスに書き込まれる。次
いでCPU40は読み込んだセット位置に応じたモニタ
B上に前記データを表示する様に文字発生器84を制御
する。 【0344】(#R−4)ここで、10キースイッチ6
3〜72が一度オフされるまで待期するオンされていた
スイッチがオフされれば#R−5にフローは進む。 【0345】(#R−5)ここでIDのうち年月日以外
のデータの設定位置は図21にも示す様に0〜10まで
の11ポイントであるために、ここでレジスタPが10
に等しい場合は#R−6に分岐し、そうでない場合は#
R−7に分岐する。 【0346】(#R−6)ここでレジスタPには0が設
定され、DATAの設定位置が初期化される。 【0347】(#R−7)ここではレジスタPの値に1
加算されDATA設定位置が次の設定位置に移動する。 【0348】(#R−7−1)レジスタPに記憶されて
いる位置のデータがブリンクする(点滅する)。 【0349】(#R−8)このステップにおいて、10
キースイッチ63〜72がオンされているかどうかを判
別し、オンされている場合には#R−3に分岐して、上
述したようなフローに従って10キースイッチにより設
定されたIDがモーター13上に表示される。オンされ
ていない場合には#R−9に分岐する。 【0350】(#R−9)ここで、10キースイッチ6
3〜72以外のスイッチがオンされているかどうかを判
別し、オンされていない場合はR−8に分岐する。オン
されている場合には#R−11に分岐する。 【0351】(#R−9−1)モニタ上に表示されてい
るIDのブリンクを停止する。フローは#R−10に進
む。 【0352】(#R−11)ここではIDの設定位置の
レジスタPにOを設定し、IDの設定位置を初期化し#
R−9−1に進む。 【0353】(#R−10)Aのフローに戻る。 【0354】以上説明したようにPBモードフラグがセ
ットされておらずかつ、ID設定モードつまり設定され
たIDがモニターできるモードにあるときには、10キ
ースイッチ63〜72をオンするごとに、そのスイッチ
に対応したデータがCPU40により文字発生器84を
制御してレジスタPにより定められた位置に発生させら
れる。 【0355】次に、IDスイッチ73について説明す
る。 【0356】スイッチ73をオンするとAに示すフロー
より図20に示すサブルーチンQがコールされる。ここ
でサブルーチンQについて説明する。 【0357】(#Q−1)ここでPBモードフラグがセ
ットされているか否かを判別しセットされている場合に
は#Q−2に、そうでない場合には#Q−7に分岐す
る。 【0358】(#Q−2)ここで、ID表示モードであ
るか否か、つまり、IDが、モニター上に、映像信号に
重畳されて出力されるモードであるか否かを判別する。
ID表示モードである場合には#Q−4に、そうでない
場合には#Q−3に分岐する。 【0359】(#Q−3)ここで、CPU40は文字発
生器84を制御して、該発生器84より出力されている
IDの表示を停止させる。ここより#Q−6にフローは
進む。 【0360】(#Q−4)ここで、CPU40はRAM
27より、再生されたIDをCPU40に取り込み、フ
ローは#Q−5に進む。 【0361】(#Q−5)ここでCPU40は再生され
たIDに基づいて、文字発生器84を制御し、再生ID
を文字パターンとして図21(a)に示す様に文字発生
器84より出力させる。次いでフローは#Q−6に進
む。 【0362】(#Q−6)ここで、スイッチ73がオン
されている場合は待期し、オフとなった場合には、フロ
ーは次に進み、Aのフローに戻ることになる。 【0363】(Q−7)PBモードフラグがセットされ
ておらず記録モードの際にはID設定モードであるか否
かを判別する。つまり、IDが文字発生器84により文
字パターンとして映像信号に重畳されて出力されている
モードである場合には#Q−9にフローは進む。そうで
ない場合に#Q−8にフローは進む。 【0364】(#Q−8)ここで“ID”という文字が
文字発生器84により出力されているモードか否かを判
別しそうである場合には#Q−10に、そうでない場合
には#Q−11にフローは進む。 【0365】(#Q−9)このステップではCPU40
は文字発生器84を制御してIDの表示を停止し、“I
D”という2文字のパターンを図21(b)に示す様に
文字発生器84により発生させ、“ID”文字表示モー
ドにする。次いでフローは#Q−6に進む。即ちID設
定モードの際にIDスイッチ73をオンすると“ID”
文字表示モードが設定される。 【0366】(#Q−10)このステップではCPU4
0は文字発生器84を制御して、図21(c)に示す様
に全ての文字パターンの表示を停止する。次いでフロー
は#Q−6に進む。 【0367】(#Q−11)このステップにフローが至
る場合はID設定モードでもなく“ID”文字表示モー
ドでもない、即ちIDのモニタ表示を停止するモードと
なっているためCPU40はRAM27より、設定され
たIDを取り込み文字発生器84を制御し、設定された
IDを文字パターンとして図21(a)に示す様に文字
発生器84より出力させる。即ちこのステップによって
ID設定モードが設定される。次いでフローは#Q−6
に進む。 【0368】以上説明したようにIDスイッチ73をオ
ンする毎にIDの表示形式が書きかえられることにな
る。つまり、再生モードである場合には、IDスイッチ
73をオンする毎に再生ID DATAが映像信号に重
畳されてモニターされるID表示モードと、再生ID
DATAを出力しないID非表示モードがくり返される
ことになる。即ち具体的には図21(a)に示すID表
示モード(c)に示すID非表示モードとのくり返しが
行われるとになる。また記録モードである場合には設定
するIDを全て表示するID設定モードと、“ID”文
字だけを表示する“ID”文字表示モードと、モニタ上
にIDを表示しないモードとがIDスイッチ73をオン
する毎にくり返し切り換わることになる。即ち具体的に
は図21(a)、(b)、(c)に示すモードがくり返
し切り換わることになる。以下記録モードにおけるID
の表示について更に述べる。記録モードにおける図21
(a)、(b)に示すモードにおいて映像信号の記録を
実行した場合図12#N−5、#N−6において映像信
号とともにIDが、DPSに変調されて更に映像信号と
周波数多重されて記録されることになる。また図20
(c)のモードにおいて映像信号の記録を実行した場合
にはIDデータの記録は行なわれない。ただしフレーム
の内側か外側か、フィールド記録かを示すDATAは常
に映像信号と共にきろくされる。 【0369】即ち本実施例においてはIDスイッチを押
す回数により記録モード時、再生モード時いずれの場合
にもモニタ13のIDに関する表示を切り換えることが
出来る。 【0370】また本実施例においてはIDを映像信号と
ともに記録する記録モードにおいて図21(a)に示す
表示を行うID設定モードと、図21(b)に示す表示
を行う“ID”文字表示モードとを有しているが、かか
る2つの表示モードを設けた理由について説明する。即
ち、IDとしては年月日と11けたの数字とが設定可能
であるが、図21(a)に示す様にIDの情報の全てを
表示させようとするモニタ13の画面上のかなりの面積
を占めることになり映像の観察の邪魔になることがある
という問題点があるため図21(b)に示す様な表示モ
ードを設けてかかる問題点を解消している。 【0371】次に、再生モードにおいて、再生されたI
Dの表示方法について説明する。即ち記録モードにおい
て図21(a)、(b)に示すモードがIDスイッチ7
3により設定されている際に映像信号とともに記録され
たIDを再生する場合の表示方法について説明する。再
生モード時においては、新しいトラックにヘッドを移動
させた時にはかかるトラックに記録されているIDがモ
ニタ13上に再生されることになる。これは図1に示し
たデータ復調器12により再生されたIDが復調され、
この出力をCPU40が読み取り、更に文字発生器84
を駆動することにより行なわれる。ここでCPU40が
読み取ったIDはCPU40によりRAM27に保持さ
れることになる。かかるIDの表示については図21
(a)を用いて説明したが、本実施例においてはRAM
27に保持された文字の表示モードとして次のI)、I
I)に示す2つのモードを有している。 【0372】I) IDデータとして年月日のみが設定
されており、他のデータについては何も設定されずに記
録されたIDを再生した際に表示する第1の表示モー
ド。 【0373】II) ID DATAとして年月日と他
の数字データがともに設定され記録されたIDを再生し
た際の第2の表示モード。 【0374】I)におけるIDの表示を図22(a)に
示す。 【0375】II)におけるIDの表示を図22(b)
に示す。 【0376】すなわちI)に対する表示は年月日のみを
モニタ上の右下すみに表示し、II)に対しては年月日
と他のデータをモニタ上の右下すみに表示する。したが
ってIDの情報の表示は常にモニタの画面の右下すみに
行われ、映像信号に対して邪魔になることが出来るだけ
防止出来る。また本実施例においては画面右下すみに表
示を行う様にしたが、画面のすみであればどこでもよ
い。 【0377】この動作を実行させるためには、図1のデ
ータ復調器12の出力信号をCPU40で読み取った
後、年・月・日以外のデータがすべて設定されていない
ことを確認した後文字を発生させればよい。つまり、上
記I)、II)の場合とで、文字の発生位置を異なる様
にCPU40は文字発生器84を制御する。 【0378】また、年月日以外のデータに対して、本装
置が記録した場合のDATAでないことが判別された場
合にも図22(b)に示す表示を行なう。 【0379】これはよく知られたチェックコードをID
DATAとして記録しておくことにより判別ができる
ものである。 【0380】次にIDとして年月日の設定を行なう場合
について説明する。Aのフローにおいて、年設定スイッ
チ74がオンされるとフローは図23に示したサブルー
チンSに飛ぶことになる。 【0381】#S−1;ここでPBモードフラグがセッ
トされている場合はフローは#S−14に進み、Aのフ
ローに戻る。セットされていない場合は#S−2に進
む。 【0382】#S−2;ここでID設定モード、すなわ
ち映像信号にIDデータを重畳してモニタあるいはプリ
ンタに出力するモードであるかどうかを判別する。この
モードになっていない場合には#S−14に進み、Aの
フローに戻る。このモードになっている場合には、#S
−3に進む。 【0383】#S−3;ここで、モニタ13上の年設定
位置の10位ケタの数字がブリンクする年設定位置の1
0位ケタの数字のブリンクとは図24(a)のに示す
位置の文字かブリンクすることを意味する、これは、C
PU40が文字発生器84を制御して、この位置の文字
を発生させたり、発生させない様にすることによって実
行される。これは、よく知られている割り込み処理によ
り行なわれている。次いでフローは#S−4に進む。 【0384】#S−4;ここでスイッチ74がオフされ
るまで待期する。スイッチ74がオフされると、フロー
は#S−5に進む。 【0385】#S−5;ここで10キースイッチ63〜
72がオンされているか否かを判別する。10キースイ
ッチがオンされている場合にはフローは#S−6に進
む。そうでない場合は#S−12に進む。 【0386】#S−6;ここでCPU40は10キース
イッチによる入力データをRAM27に書き込み、年設
定位置である図24(a)にとして示す位置に、文字
発生器84を制御することによって文字パターンを発生
させる。次いでフローは#S−7に進む。 【0387】#S−7;年設定位置の1位ケタ目の数字
をブリンクさせる。これは図24に示す位置の文字が
ブリンクすることを意味する。ブリンクはCPU40が
文字発生器84を制御することにより実行される。フロ
ーは#S−8に進む。 【0388】#S−8;ここで10キースイッチがオフ
されるまで待期する。10キースイッチがオフされると
フローは#S−9に進む。 【0389】#S−9;ここで10キースイッチがオン
されているか否かを判別する。オンされている場合には
フローは#S−10に、そうでない場合は#S−13に
進む。 【0390】#S−10;10キースイッチがオンされ
た場合にはCPU40は、10キースイッチにより入力
されたデータをRAM27に書き込み、年設定位置の1
位ケタ目である図24(a)のに示す位置に、文字発
生器84を制御して文字パターンを発生させる。次いで
フローは#S−11に進む。 【0391】#S−11;年設定位置における文字のブ
リンクをCPU40が文字発生器84を制御することに
より停止させる。これにより使用者は年設定が終了した
ことを知ることが出来る。フローは#S−14に進む。 【0392】#S−12;#S−5において10キース
イッチがオンされていない場合には10キー以外のスイ
ッチがオンされているか否かを判別する。オンされてい
ない場合にはフローは#S−5に分岐することになり#
S−5,#S−12のステップをくり返し、10キー以
外のスイッチがオンされている場合は#S−11に進
む。 【0393】#S−13;ここで10キー以外のスイッ
チがオンされているか否かを判別する。オンされていな
い場合にはフローは#S−9に分岐し、オンされている
場合には#S−11に分岐する。したがって10キー以
外のスイッチがオンされるまでは#S−9,#S−13
のステップをくり返すことによって年設定位置における
文字のブリンクは続き、使用者に10キースイッチによ
る年設定を促す。 【0394】#S−14;PBモードフラグがセットさ
れている場合、ID設定モードの場合、#S−11によ
ってブリンクが停止した場合にはこのステップによりフ
ローはAに戻る。 【0395】以上説明したように、年設定スイッチ74
をオンすることによりまず年設定位置の10位ケタ目で
ある数字がブリンクを開始し、データの設定される位置
を操作者に伝える。ここで10キースイッチにより数字
を入力することによりブリンクしている位置に入力した
データが文字パターンとして文字発生器84により発生
させられるとともに、CPUはRAM27にそのデータ
を保持する。10位ケタ目の設定が終了すると次は1ケ
タ目の位置の数字がブリンクを開始し、同様にしてこの
位置にDATAの設定が行なわれる。ここで、1ケタ目
の設定が完了すると年の設定モードは終了しAに示すフ
ローに戻ることになるが、このままTに示すフローに進
んで、月の設定モードに入るようにしてもよい。 【0396】次に、図25に示すサブルーチンTを参照
しながら月のDATAの設定について詳細に述べる。 【0397】Aのフローにおいて、スイッチ75がオン
されると、サブルーチンTが呼び出され、月DATAの
設定モードとなる。 【0398】#T−1;ここでPBモードフラグがセッ
トされている場合フローは#T−16に進みAのフロー
に戻る。PBモードフラグがセットされていない場合に
はフローは#T−2に進む。 【0399】#T−2;ここでID設定モードすなわち
映像信号にIDデータを重畳してモニタあるいはプリン
タに出力するモードであるかどうかを判別する。このモ
ードになっていない場合には#T−16に進み、Aのフ
ローに戻る。このモードになっている場合には#T−3
に進む。 【0400】#T−3;ここで、モニタ上の月設定位置
の10位ケタの数字をブリンクさせる。月設定位置の1
0位ケタの数字のブリンクとは図24(a)のに示す
位置の文字がブリンクすることを意味する。これはCP
U40が文字発生器84を制御することによって、文字
を発生させたり発生しない様にさせたりすることによっ
て実行される。次いでフローは#T−4に進む。 【0401】#T−4;ここで月設定スイッチ75が、
オフされるまで待期する。スイッチ75がオフされると
フローは#T−5に進む。 【0402】#T−5;ここで、10キースイッチ63
〜72がオンされているか否かを判別する。10キース
イッチがオンされている場合にはフローは#T−6に進
み、そうでない場合には#T−13に進む。 【0403】#T−6;ここで、10キースイッチによ
る入力されたデータが2以上であるか否かを判別する。
2以上である場合にはフローは#T−14に進み、そう
でない場合には#T−7に進む。即ち月設定の場合、初
めに入力された数字が“1”もしくは“0”の場合のみ
1位ケタの数字を受け付ける様にするためこのステップ
で設定された数字に応じてフローを分岐する。 【0404】#T−7;ここでCPU40は入力データ
をRAM27に書き込むとともに文字発生器84を制御
して文字パターンを図24(a)のに示す位置、すな
わち#T−3においてブリンクさせた位置に発生させ
る。フローは#T−8に進む。 【0405】#T−8;ここで、月設定位置の1位ケタ
の数字をブリンクさせる。これは図24(a)のの示
す位置の文字がブリンクすることを意味する。フローは
#T−9に進む。 【0406】#T−9;ここで10キースイッチがオフ
されるまで待期する。10キースイッチがオフされると
フローは#T−10に進む。 【0407】#T−10;ここで10キースイッチがオ
ンされているか否かを判別する。オンされている場合に
はフローが#T−11に、そうでない場合は#T−15
に進む。 【0408】#T−11;ここで、CPU40は#T−
5もしくは#T−10において10キースイッチにより
入力されたデータをRAM27に書き込み、月設定位置
の1位ケタである図24に示す位置に文字発生器84
を制御して文字パターンを発生させ次いでフローは#T
−12に進む。尚#T−14からこのステップに分岐し
た場合には#T−14,#T−11を実行することによ
り、#T−5において10キースイッチにより入力され
たデータが1位ケタに表示され10位ケタには“0”が
表示される。 【0409】#T−12;月設定位置のデータのブリン
クを停止し、月設定が終了したことを表示する。フロー
は#T−16に進む。 【0410】#T−13;このステップには#T−5に
おいて10キースイッチがオンされない場合に分岐す
る。ここで10キー以外のスイッチがオンされているか
否かを判別する。オンされていない場合には#T−5に
分岐し、オンされている場合には#T−12に分岐す
る。即ち10キースイッチあるいはその他のスイッチが
オンされるまでは#T−5,#T−13のフローをくり
返し、10キースイッチがオンされた場合にはフローは
#T−6へ10キースイッチ以外がオンされた場合には
#T−12へ分岐する。 【0411】#T−14;このステップには#T−6に
おいて入力データが“2”以上であったことが判別され
た際に分岐する。ここで、CPU40はRAM27にデ
ータ“0”を書き込み、月設定位置の10位ケタに文字
発生器84を制御して文字パターン“0”を発生させ
る。フローは#T−11へ進む。 【0412】#T−15;ここで10キー以外のスイッ
チがオンされているか否かを判別する。オンされていな
い場合には#T−10に分岐し、オンされている場合に
は#T−12に分岐する。 【0413】#T−16;Aのフローに戻る。 【0414】以上説明したように、スイッチ75をON
することによってまず月の設定位置における10位ケタ
がブリンクすることにより10キースイッチで入力する
データを設定すべき位置がまず示されることになる。こ
こで2以上のデータが入力された場合には、自動的に1
0位ケタには“0”が設定され1位ケタに入力データが
設定されることになる。もちろん1以下の入力があった
場合には10位ケタに入力され次にブリンクする位置が
1位ケタに移動し、次に10キーで入力したデータは1
位ケタに設定されることはいうまでもない。したがって
本実施例に依れば月の設定に際しては10位ケタに2以
上が設定されることがないということを利用して簡便な
月設定を行わせる様にすることが出来る。 【0415】また、#T−3において、ここでは10位
ケタだけをブリンクさせることとしたが、ここで10位
ケタと1位ケタと共にブリンクさせてもよい。 【0416】さらに次の1位ケタの設定が完了するとこ
の例ではAのフローに戻ることになるがこのまま図26
に示すサブルーチンUに進んで日の設定モードに入るよ
うにしてもよい。 【0417】次に図26を参照しながら日のデータ設定
について詳述する。Aのフローにおいてスイッチ76が
オンされると日データの設定モードが呼び出されフロー
はUに飛ぶ。 【0418】#U−1;ここでPBモードフラグがセッ
トされている場合フローは#U−16に進み、Aのフロ
ーに戻る。PBモードフラグがセットされていない場合
には#U−2に進む。 【0419】#U−2;ここでIDデータのSETモー
ド、すなわち映像信号にIDデータを重畳してモニタあ
るいはプリンタに出力するモードであるかどうかを判別
する。このモードになっていない場合には#U−16に
進み、Aのフローに戻る。このモードになっている場合
には#U−3に進む。 【0420】#U−3;ここで、モニタ上の日設定位置
の10位ケタの数字をブリンクさせる月設定位置の10
位ケタの数字のブリンクとは図24(a)のに示す位
置の文字がブリンクすることを意味する。これは、CP
U40が文字発生器84を制御することによって、文字
を発生させたり、発生しない様にさせたりすることによ
って実行される。次いで、フローは#U−4に進む。 【0421】#U−4;ここで、日設定スイッチ76が
オフされるまで待期する。スイッチ76がオフされる
と、フローは#U−5に進む。 【0422】#U−5;ここで10キースイッチ63〜
72がオンされているか否かを判別する。10キースイ
ッチがオンされている場合にはフローは#U−6に進
み、そうでない場合には#U−13に進む。 【0423】#U−6;ここで10キースイッチにより
入力データが4以上であるか否かを判別する。4以上で
ある場合にはフローは#U−14に進み、そうでない場
合には#U−7に進む。即ち月設定の場合、初めに入力
された数字が“3”,“2”,“1”,“0”の場合の
み1位ケタの数字を受け付ける様にするためこのステッ
プで設定された数字に応じてフローを分岐する。 【0424】#U−7;ここでCPU40は入力データ
をRAM27に書き込むとともに文字発生器84を制御
して文字パターンを図21(a)のに示す位置、すな
わち#U−3において、ブリンクさせた位置に発生させ
る。フローは#U−8に進む。 【0425】#U−8;ここで日設定位置の1位ケタの
数字をブリンクさせる。これは図24(a)のに示す
位置の文字がブリンクすることを意味する。フローは#
U−9に進む。 【0426】#U−9;ここで10キースイッチがオフ
されるまで待期する。10キースイッチがオフされると
フローは#U−10に進む。 【0427】#U−10;ここで10キースイッチがオ
ンされているか否かを判別する。オンされている場合に
はフローは#U−11に、そうでない場合は#U−15
に進む。 【0428】#U−11;ここでCPU40は#U−5
もしくは#U−10において10キースイッチにより入
力されたデータをRAM27に書き込み、日設定位置の
1位ケタである図24に示す位置に文字発生器84を
制御して文字パターンを発生させ、次いでフローは#U
−12に進む。尚、#U−14からこのステップに分岐
した場合には#U−14,#U−11を実行することに
より、#U−5において10キースイッチにより入力さ
れたデータが1位ケタに表示され10位ケタには“0”
が表示される。 【0429】#U−12;日設定位置のデータのブリン
クを停止し、日設定が終了したことを表示する。フロー
は#U−16に進む。 【0430】#U−13;このステップには#U−5に
おいて10キースイッチがオンされていない場合に分岐
する。ここで10キー以外のスイッチがオンされている
か否かを判別する。オンされていない場合には#U−5
に分岐し、オンされている場合には#U−12に分岐す
る。即ち10キースイッチあるいはその他のスイッチが
オンされるまでは#U−5,#U−13のフローをくり
返し、10キースイッチがオンされた場合にはフローは
#U−6へ、10キースイッチ以外がオンされた場合に
はフローは#U−12へ分岐する。 【0431】#U−14;このステップには#U−6に
おいて入力データが“4”以上であったことが判別され
た際に分岐する。ここで、CPU40は、RAM27に
データ“0”を書き込み、月設定位置の10位ケタに、
文字発生器84を制御して文字パターン“0”を発生さ
せる。フローは#U−11に進む。 【0432】#U−15;ここで10キー以外のスイッ
チがオンされているか否かを判別する。オンされていな
い場合には#U−10に分岐し、オンされている場合に
は#U−12に分岐する。 【0433】#U−16;Aのフローに戻る。 【0434】以上説明したように、スイッチ76をオン
することによってまず日の設定位置における10位ケタ
がブリンクすることにより、10キースイッチで入力す
るデータを設定すべき位置がまず示されることになる。
ここで4以上のデータが入力された場合には、自動的に
10位ケタには“0”が設定され1位ケタに入力データ
が設定されることになる。もちろん3以下の入力があっ
た場合には10位ケタに入力され次にブリンクする位置
が1位ケタに移動し、次に10キーで入力したデータは
1位ケタに設定されることはいうまでもない。したがっ
て本実施例に依れば日の設定に際しては10位ケタに4
以上が設定されることがないということを利用して簡便
な日設定を行わせる様にすることが出来る。 【0435】また、#U−3において、ここでは10位
ケタだけをブリンクさせることとしたが、ここで10位
ケタと1位ケタと共にブリンクさせてもよい。 【0436】以上説明した本実施例においては設定位置
を示すために表示をブリンクしていたが、他の方法例え
ば輝度を変えるかあるいは色を変えるか等の方法により
設定位置を示す様にしてもよい。 【0437】次に消去のシーケンスについて説明する。
消去を行う場合には図1に示した消去実行スイッチ7
8、消去スタンバイスイッチ77を用いる。すなわち消
去を実行する場合には予めスイッチ77により消去のス
タンバイ状態としておき、次いでスイッチ78の消去実
行スイッチをオンした際に初めて消去が実行されること
になる。また、消去には、連続的に複数トラックを消去
するモードと、単一のトラックのみを消去するモードと
がある。以下、図27に示すVのフローチャートに基づ
いて、上記の動作について詳述する。図1のAのフロー
チャートにおいて、スイッチ77がオンされるとフロー
はサブルーチンVをコールし#V−1に進む。ここで消
去のスタンバイ状態が設定されるわけであるが、この
時、消去トラック数を記憶するためのバッファーメモリ
ーEには“FF”が設定される。また、トラックナンバ
ー表示を行なっている2桁の7セグメントLED25に
おいてヘッド3−1のアクセスしているトラックナンバ
ーが、約2Hzの周期で、点灯,非点灯をくり返す点滅
動作を行なう。つまり、トラックナンバー表示LEDの
点滅(2Hz周期)によって、操作者は消去のスタンバ
イモードが設定されたことを確認できる。 【0438】即ち消去のスタンバイ状態であることを表
示するために専用の表示素子を用いる方法に比して本実
施例の方法に依ればかかる専用の表示素子を用いる必要
がないばかりかトラックナンバーを表示する表示器の表
示形態をかえることにより、かかる消去のスタンバイ状
態の表示を行う様にしたので消去しようとしているトラ
ックナンバーが認識し易くなる。また本実施例では7セ
グメントLED25の表示を点滅させることにより消去
のスタンバイ状態を表示する様にしたが、表示素子は他
の液晶等を用いてもよいのは勿論であり、点滅させる他
に表示の色、輝度をかえたり、あるいは表示文字の形態
を変えたという様に種々の方法が可能である。 【0439】またトラックナンバーを表示する表示器以
外の別の情報、例えば空きトラック数を表示する表示器
が設けられている場合にはかかる表示器の表示形態を前
述の様に変えることによって消去のスタンバイ状態であ
ることを表示する様にしてもよい。 【0440】次にフローは#V−2に進む。 【0441】#V−2;ここでPBモードフラグが設定
されているか否かを判別し、設定されている場合には#
V−4にフローは進み、そうでない場合にスイッチ77
がオフとなったことを確認してからフローは#V−3に
進む。 【0442】#V−3;ここで前述した再生モードを設
定するためのサブルーチンCが呼び出され、再生モード
が設定され、フローは#V−4に進む、したがって消去
スタンバイスイッチ77がオンされると#V−2,#V
−3を実行することにより必ず再生モードとなり消去の
スタンバイ状態が設定される。 【0443】#V−4;ここでスイッチ78、即ち消去
実行スイッチがオンされているか否かを判別する。オン
されている場合には#V−4−1にそうでない場合には
#V−15にフローは進む。 【0444】#V−4−1;ここで磁気シート1の不図
示のケースにあらかじめ用意されている、爪の有無を判
別するスイッチによりこのステップの分岐先が決定され
る。つまり、この爪は誤消去防止爪の機能を有し、これ
が折りとられている場合には、消去を行なわない様に予
め約束されている。したがって誤消去防止が設定されて
いる場合はフローは#V−18に進む。設定されていな
い場合にはフローは#V−5に進む。 【0445】#V−5;このステップでは消去トラック
数を記憶するためのバッファメモリーE(以下Eと示
す)に設定されいる値が“0”であるか否かを判別す
る。尚バッファメモリーEは#V−1において予め“F
F”に設定されているが後述する#V−15において設
定値をかえることも可能である。ここでバッファメモリ
ーEに設定されている値が“0”である場合にはフロー
は#V−18に、そうでない場合には#V−5−1にフ
ローは進む。次に#V−5−1の説明を行う。 【0446】#V−5−1;このステップではバッファ
メモリーEに設定されている値が“FF”であるか否か
を判別する。“FF”である場合には、フローは#V−
6に進み、“FF”でない場合には#V−5−2に進
む。#V−5−2;フィールドフラグをSETし、フィ
ールド再生モードが設定される。フローは#U−6に進
む。 【0447】#V−6;ここで、トラックナンバー表示
を行う7セグメントLED25の点滅が#V−1にて設
定された2Hzから5Hzの早い周期に切り換わる。ま
た連続トラック消去を行う場合には後述の#V−17に
おいてヘッド3−1のアクセスしているトラックナンバ
ーの代りに設定されたトラック数を7セグメントLED
25により表示する様にしているが、かかる場合であっ
ても#V−6を実行することによって7セグメントLE
D25にトラックナンバーを表示する様に自動的に切り
換えが行われる。したがって連続トラック消去時におい
て現在どのトラックが消去されているかを使用者は確認
することが出来る。 【0448】#V−7;ここでCPU40が消去信号発
生器85を制御して、消去信号を発生させ、消去が実行
される。尚、消去を実行する際には図1に示すスイッチ
2、スイッチ3を制御してヘッド3−1,3−2の少な
くとも一方を記録アンプに接続される。ここで、フィー
ルドフラグがセットされている場合、つまりフィールド
再生モードの場合には、再生している図1に示すヘッド
3−1にのみ消去電流が流れ、1トラック分が消去され
るが、フィールドフラグがクリアされている場合つまり
フレーム再生が選択されていた場合には、図1に示すヘ
ッド3−1,3−2の両方に同時に消去電流が流れ1フ
レーム分のトラック、言いかえれば隣接する2トラック
分の映像信号の消去が実行される。尚、本実施例におい
てはフレームモードでの消去が実行されるのは#V−5
−1より#V−5−2を経由せずに#V−6にフローが
進んだ場合に限られている。つまり#V−5−1におい
てバッファメモリーEの値が“FF”に設定されている
場合、即ち後述する連続消去モードを選択しなかった場
合である。 【0449】#V−8;ここで消去が終了するまで待期
する。消去が終了した場合には#V−8−1にフローは
進む。 【0450】#V−8−1;ここでEが“FF”と等し
いか否かを判別する。“FF”と等しい場合には単一消
去モードであるため、フローは#V−18に進み、そう
でない場合には連続トラック消去が設定されているため
#V−9に進む。 【0451】#V−9;ここでバッファメモリーEの値
が1減算される。フローは#V−10に進む。 【0452】#V−10;このステップでバッファメモ
リーEの値が0よりも大きいか否かを判別する。即ち連
続トラック消去が設定されている際における消去すべき
トラック数を検出して、0よりも大きい場合にはフロー
は#V−11に進む、そうでない場合には連続トラック
消去が終了したものとして#V−18に進む。 【0453】#V−11;このステップにおいてストッ
プスイッチ61がオンされているか否かを判別する。オ
ンされている場合にはフローは#V−18に分岐し、オ
ンされていない場合には#V−12に進む。即ち後述す
る連続消去モードが選択され、これを実行している時に
ストップスイッチ61の操作をすれば連続消去を中断さ
せることが出来る。次いでフローは#V−12に進む。 【0454】#V−12;このステップでトラックナン
バーのバッファーメモリーのNが50以上であるか否か
つまりヘッド3−1のアクセスしているトラックが最終
トラックであるか否かを判別する。そうである場合には
フローは#V−18に進み消去動作を終了させそうでな
い場合には#V−13に進む。 【0455】#V−13;このステップを実行すること
によりヘッド3−1,3−2がアクセスしているトラッ
ク位置が、内周側に1トラック分だけ移動する。またヘ
ッド3−1,3−2の移動とともにトラックナンバーの
メモリーのNにN+1が設定される。次いでフローは#
V−5−2に分岐する。 【0456】したがって連続トラック消去の際にはスト
ップスイッチ61がオンされるか、あるいは最内周のト
ラックが消去されるまでは#V−5−2〜#V−13の
フローをバッファメモリーEの値が0となるまで即ち設
定されたトラック数の消去が完了するまでくり返す。 【0457】次に上述の様に実行される連続消去モード
を設定するための#V−15以降のフローについて説明
する。 【0458】#V−15;図1において63〜72に示
す10キースイッチのいずれかがオンされているか否か
を判別し、オンされている場合は#V−16にオンされ
ていない場合は#V−15−1にフローは進む。 【0459】#V−16;このステップにおいては連続
トラック消去モードが設定されることになる。つまり1
0キースイッチ63〜72により入力した数が連続消去
が実行されるトラック数となる。消去トラック数バッフ
ァーEにはオンされた10キーの数値が1の位に設定さ
れる。次いでフローは#V−17に進む。 【0460】#V−17;このステップにおいて7セグ
メントLED25に、Eの値が表示される。この様子を
図28を参照して説明する。#V−15において、最初
にオンした10キースイッチの値がEの1の位に設定
(#V−16)されるとともに、このステップにおいて
図25(a)に示すように、LED25の1の位に表示
されることになる。ここで、図22(a)の表示に至る
前にはトラックNo.が表示器に表示されておりこれが
点滅している。また、Eに設定されているFは“0”と
表示される。なお、表示器に表示される数値は#V−1
において2Hzの点滅動作がくり返し行われているまま
であるので、図25(a)に示す“01”という表示が
点滅することになる。次いでフローは#V−17−1に
進む。 【0461】#V−17−1;ここで、10キースイッ
チがオフされるまで待期する。オフされるとフローは#
V−15−1に進む。 【0462】#V−15−1;ここで消去スタンバイス
イッチ77がオンされているか否かを判別する。オンさ
れている場合にはフローは#V−18に進みオンされて
いない場合には#V−15−2に進む。 【0463】即ち消去スタンバイスイッチ77をオンす
ることによって#V−1において設定した消去スタンバ
イ状態は再び該スイッチ77をオンすることによって#
V−18以降のステップにより自動的に解除される。し
たがって解除用のスイッチを専用に設ける必要がない。 【0464】#V−15−2;ここで、スイッチ78お
よび10キー以外のスイッチがオンされているか否かを
判別する。オンされている場合にはフローは#V−18
に分岐し、オンされていない場合には#V−4に分岐す
る。 【0465】即ち消去スタンバイ状態は10キー以外の
スイッチをオンすることによっても#V−18以降のス
テップにより自動的に解除される。したがって解除用の
スイッチを専用に設ける必要がない。したがってわざわ
ざ別のスイッチを設ける必要はない。上述の#V−15
−1,#V−15−2のステップをNOでぬけた場合に
は、#V−4以降の前述したステップをくり返すことに
なるが既に7セグメントLED25が図25に示す“0
1”を表示している際に#V−4以降のステップを実行
する際の動作について説明する。 【0466】#V−15において10キースイッチがオ
ンされた場合#V−16において該スイッチにより入力
された数値がバッファメモリーEの1位に設定され、そ
れまで1位に設定されていた数はバッファメモリーEの
10位に移動し、10位に設定されていた数は消滅す
る。 【0467】ここで例えば10キースイッチのうちの
“5”のキーがオンされた場合には#V−16,#V−
17を実行することにより7セグメントLED25には
図28(b)に示す表示が行われる。勿論この場合のバ
ッファメモリEに設定されている値は15である。次い
で同様に10キースイッチにより“2”が入力されると
図25(c)に示す表示が行われる。以上の表示例は、
消去スタンバイ状態において10キースイッチのうち
1,5,2を順にONした場合のLED25によって行
われる表示を示している。また、表示されている数値が
そのままEに設定されている値と一致している。つま
り、10キースイッチにより“2”以上の数値が設定さ
れた場合、これが、連続消去モードの選択と等しく、ま
た、設定された数値が連続消去が実行されるトラック数
となる。この様子は前述のフローの説明において#V−
10においてバッファメモリーEの値が0より大きい場
合には、フローが#V−11に進み、そうでない場合は
#V−18に分岐しトラックナンバーNが50より小さ
い場合には、#V−13においてトラックをUPして#
V−5−2に分岐し、#V−6以降のステップを実行す
ることにより連続消去が行われるわけである。つまり、
#V−11において、ストップスイッチ61がオンされ
なければ、Eの値が0に等しくなるか、又は最内周トラ
ックである50番トラックが消去されるまで、消去が連
続的に行なわれることになる。次いで以上説明したステ
ップを実行した後に実行する#V−18〜#V−20に
ついて説明する。 【0468】#V−18;ここで、7セグメントLED
25の点滅をストップし、トラックNO Nを表示器に
表示させる。次いでフローは#V−19に到る。つま
り、このステップ消去のスタンバイ状態が解除されるこ
とになる。 【0469】#V−19;ここでスイッチ77がオンさ
れている場合には、待期し、オフされた場合に#V−2
0に進む。 【0470】#V−20;ここでフローは図6のAに示
すフローに戻る。 【0471】以上説明したように、消去を実行する場合
に本実施例においては消去を1回だけ行なうモードと連
続的に行なうモード、特に予め連続して消去を行うトラ
ック数を指定してから消去を行うモードとを有している
が、10キースイッチにより消去トラック数を設定しな
かった場合の消去については#V−5−1においてEの
値が予め“FF”と設定されているために、#V−5−
2を経由せずに#V−6に移る。したがって、消去のス
タンバイ状態において、フィールドフラグがクリアされ
ている場合には、フレームモードでの消去つまり2トラ
ック分の消去が行なわれ、フィールドフラグがSETさ
れている場合にはフィールドモードでのつまり1トラッ
ク分の消去が、実行されることになる。換言すればフレ
ームモードで再生されていた場合には、再生に使用され
ている2トラック分をフィールドモードで再生されてい
た場合には、その再生トラック1トラック分を消去する
ことになる。ただし、10キースイッチにより消去トラ
ック数が設定されれば#V−5−2を経由するため常に
フィールドモードでの消去が実行される。ただし、10
キースイッチより“0”が設定された場合には、#V−
5において、#V−18に分岐するために消去は実行さ
れない。また、“1”が設定された場合には#V−5−
2でフィールドフラグがSETされるため、それまで、
フレーム再生していた場合であってもフレーム画を構成
する2トラックのうち外周トラックのみが1トラック分
消去されることになる。 【0472】したがってフレーム画を構成する2トラッ
クの一方のトラックに記録された信号だけを消去する様
に出来る。 【0473】また、連続トラック消去を行う場合には一
般的に消去を行ったトラックに新たな例えば映像信号等
の情報を記録することが多くの場合前提となるものであ
る。上述の実施例においては連続トラック消去が完了し
た際にはヘッド3−1は最後に消去したトラック上に位
置しているため新たな情報の記録を行うに際しては使用
者がトラックUPスイッチ54トラックDOWNスイッ
チ55を操作して消去を開始したトラック上にヘッド3
−1がアクセスする様にすることが必要となる。 【0474】そこで次には連続トラック消去を実行し、
これが完了した場合に、連続消去を開始したトラックに
自動的にヘッド3−1をアクセスさせるという操作性の
うえではなはだ有効な機能を実現するためのフローを図
29に示す。図29に示すフローは図27に示す#V−
18,#V−19の各ステップの間に挿入されるフロー
である。 【0475】まず、サブルーチンVを実行するに際して
#V−1においてその時アクセスしているトラックナン
バーNをメモリーN′に記憶させておく。そして、前述
したフローに従って消去が実行され#V−18に至った
後、図29に示すフローが実行される。即ち#V−18
−1においてその時にヘッド3−1がアクセスしている
トラックのナンバーが#V−1においてメモリーN′に
記憶されているトラックのナンバーと一致しているかを
判別し、一致していない場合には#V−18−2,#V
−18−3を実行し、ヘッド3−1が1トラック分外周
のトラックをアクセスする様に制御されるとともにNに
N−1を設定し、7セグメントLED25にメモリーN
の表示が行われる。次いでフローは#V−18−1へ戻
り、ヘッド3−1がアクセスしているトラックのナンバ
ーがメモリN′に記憶されているトラックのナンバーと
一致するまで#V−18−2,#V−18−3をくり返
し、ヘッド3−1が消去を開始したトラックをアクセス
すると#V−18−1から#V−19にフローは分岐
し、前述した#V−19以降のステップが実行される。
したがって図29に示すフローを実行することによって
消去終了時にはヘッド3−1が自動的に消去を開始した
トラックをアクセスするので次の記録に際して消去を開
始した位置を手動で捜す操作を省略することが出来る。 【0476】また、連続消去を行なう時に、消去される
映像を一定時間再生し、これを操作者に確認させ更にス
トップスイッチ61がオンされるか否かを判別したうえ
でそのトラックの消去実行動作に入ることは誤消去を防
止するうえではなはだ有効である。 【0477】この機能を実現するためには図27に示し
たサブルーチンVの#V−13において1トラックU
P,NにN+1を実行した後#V−7を実行するまでの
間望ましくは#V−6の直後のステップにおいて例えば
1秒程度の遅延のためのステップを設け、更にこの遅延
の間にストップスイッチ61がオンされたか否かを判別
し、オンされていなければ#V−7へ、オンされれば#
V−18に分岐するステップを設ければよい。 【0478】このようなステップを設けることにより消
去される映像信号を確認できるため消去したくない映像
が再生された場合にはストップスイッチ61をオンする
ことにより連続消去を中断できる。よって誤消去を行な
う確率は飛躍的に少なくなる。 【0479】また、連続消去を行なう場合、上述した実
施例においてはサブルーチンVにおいて#V−5−1か
ら#V−5−2へフローが分岐して、#V−5−2を実
行することによってすべてフィールドモードで1トラッ
ク分ずつを順に消去しているが連続消去の実行時間を短
縮するために、フレームモードで2つのヘッドに同時に
消去信号を流すことにより連続トラック消去の際には少
なくとも1回は2トラック分ずつ消去することは有効で
ある。この場合の実施例について以下に述べる。 【0480】まず、図30において図30(a)に示す
フローは図27に示す#V−6,#V−7のステップの
間に挿入されるステップであり、図30(b)に示すフ
ローは#V−11,#V−12のステップの間に挿入さ
れるステップである。次にかかるフローについて説明す
る。 【0481】図27に示すサブルーチンVを#V−6ま
で実行した後に該#V−6に続いて#V−6−1が実行
される。このステップでは消去トラックバッファーEが
2以上であるか否か即ち連続トラック消去か否かがを判
別される。ここで2以上であった場合には、フローは#
V−6−2に進み、そうでない場合は#V−7に進む。
#V−6−2において、EにE−1を設定し、フィール
ドフラグをクリアする。フローは#V−7に至る。ここ
で図27に示す#V−7において消去信号が発生させら
れるが、この場合フィールドフラグがセットされている
場合には、ヘッド3−1,3−2の1方のヘッド、つま
りフィールド再生を行なっている場合のヘッドに消去信
号が供給されフィールドフラグがクリアされている場合
にはヘッド3−1,3−2両方に同時に消去信号が供給
されることになる。消去が終了してから#V−8〜#V
−11を前述の通り実行し、連続消去動作が完了してい
ない場合にはフローは#V−11より#V−11−1に
至り、フィールドフラグがSETされているか否かを判
別する。連続トラック消去が設定されておらず、フィー
ルドフラグがセットされている場合にはフローは#V−
12に進み、上述したフローに従う。また#V−11−
1において連続トラック消去が設定されており、フィー
ルドフラグがセットされていない場合には、前述した通
り#V−7において2トラック分の消去が行なわれてい
ることにより、#V−11−2にフローが至り、NにN
+1が設定され1トラック内周側にヘッド3−1,3−
2が移動する。その後フローは#V−13に至り、上述
したフローに従い、更に1トラック内周側にヘッドが移
動する。 【0482】以上のようにすれば、連続消去を実行する
際、連続消去の残りトラック数が1になるまで消去はフ
レームモードで行なわれることになり連続消去の実行ス
ピードを速くすることができる。ただし、この場合、消
去実行前に消去される映像を確認する場合には、#V−
6に続いて、フィールドフラグがSETされている時に
は一定時間図1のヘッド3−1,3−2をそれぞれ選択
してヘッド3−1によるフィールド再生、3−2による
フィールド再生を行なうようにすることが必要である。
また#V−2,#V−3のステップを省略して、PBモ
ード,RECモードとを切り換えることにより特に、連
続消去の実行時に消去される再生映像を確認するモード
と確認しないモードとを選択する様にしてもよい。つま
り、連続消去を行なう場合に消去される映像を確認しな
いモードを選択し、図30(a),(b)に示すフロー
を図27に示したフローに追加した場合には連続消去の
時間は最短となる、これは全トラックの消去を行なう場
合などにははなはだ有効な手段となる。 【0483】次に全トラック消去スタンバイスイッチ7
9がオンされた際に実行されるサブルーチンWについて
図31を用いて説明する。 【0484】#W−1:7セグメントLED25に全ト
ラック消去スタンバイ状態であることを示す“AE”
(ALL−ERASE)を2Hzで点滅させる。 【0485】#W−2:PBモードフラグがセットされ
ているか否かを判別し、セットされていなければ#W−
3へされていれば#W−4へフローは分岐する。 【0486】#W−3−1:PBモードフラグをクリア
して磁気シート1の再生を禁止する。 【0487】#W−3−2:スイッチ79がオフになっ
たことを検出して#W−4に進む。 【0488】#W−4:消去スイッチ78がオンか否か
を判別し、オンであれば#W−9へ、オンでなければ#
W−5へフローは分岐する。 【0489】#W−5:全トラック消去スタンバイスイ
ッチ79がオンされたか否かを判別する。オンであれば
#W−7へ、オンでなければ#W−6へフローは分岐す
る。 【0490】#W−6:スイッチ79以外のスイッチが
オンされたか否かを判別する。オンであれば#W−7
へ、オンでなければ#W−4へフローは分岐する。 【0491】#W−7:LED25の点滅を停止させ、
LED25にNすなわちヘッド3−1のアクセスしてい
るトラックナンバーを表示させる。 【0492】#W−8:スイッチ79がオフされるまで
待期してオフされた場合にはAに戻る。 【0493】#W−9:#W−4において消去スイッチ
78がオンされた際にはフローはこのステップに分岐す
る。このステップでは不図示の誤消去防止爪があるか否
かを判別する、あれば#W−10へ、なければ#W−7
へフローは分岐する。 【0494】#W−10:Nが“1”すなわちヘッド3
−1のアクセスしているトラックナンバーが“1”であ
るか否かを判別し、“1”であれば#W−12へ“1”
でなければ#W−11へフローは分岐する。 【0495】#W−11:ヘッド3−1,3−2を1ト
ラック分の外周側に移動させ、更にNから1を減算して
フローは#W−10へ戻る。したがって#W−10,#
W−11をくり返し実行することによってヘッド3−1
のアクセスしているトラックのナンバーが1となった際
に初めてフローは#W−12へ分岐する。 【0496】#W−12:LED25にNを点滅表示
(5Hz)させる。これにより使用者は全トラック消去
の際にどのトラックまで消去が行われたかを知ることが
出来る。 【0497】#W−13:フィールドフラグをクリアし
てフレームモードが設定される。したがってヘッド3−
1,3−2をともに用いてトラックの消去が行われる。 【0498】#W−14,#W−15:この両2ステッ
プは#V−7,#V−8と同じである。 【0499】#W−16:ヘッド3−1,3−2がとも
に用いられてヘッドを移動させることなく2トラックの
消去が行われるため、このステップにおいては2トラッ
ク分ヘッドを外周側に移動させ、更にNに2を加算す
る。 【0500】#W−17:Nが50であるか否かを判別
し、50である場合には#W−7へ、50でなければ#
W−12へフローは分岐し、全トラックの消去が完了す
るまで#W−12〜#W−17のステップがくり返され
る。 【0501】以上説明した様に全トラック消去スタンバ
イスイッチをオンした後に消去スイッチをオンすること
によって実行される全トラック消去モードにおいては消
去を行う前にPBモードフラグをクリアして、消去され
る映像を確認しない様にし、また、磁気ヘッド3−1,
3−2の両方を用いて2トラックずつ消去を行う様にし
たので1トラックずつ消去を行う方法に比して全トラッ
クの消去に要する時間は極めて短く済む。更に全トラッ
クの消去の際には予めヘッドをトラックの端部(本実施
例では最外周)に移動させてから反対側の端部に向けて
全トラックを順に消去しているので全トラックの消去を
行なおうとする場合にどの位置にヘッド3−1がアクセ
スしていても確実に全トラックの消去を行うことが出来
る。 【0502】更に消去中はヘッド3−1のアクセスして
いるトラックのナンバーをLED25にて表示している
ので使用者はどの程度消去動作が行われつつあるかを認
識することが出来る。 【0503】上述の実施例においては記録媒体として磁
気シート1としたが、光記録媒体であってもよい。光磁
気記録媒体や他の記録媒体を用いるようにしてもよい。
記録手段としては記録媒体に応じた手段、例えば光ディ
スクの場合には光学的なヘッドを用いればよい。 【0504】以上説明したように本実施例に依れば、設
定したIDを映像信号と共に記録できるモードとして図
21(a)に示した設定したIDの内容をモニタしなが
ら記録するモードと、図2(b)に示した設定したID
の内容はモニタせずに、映像信号とともにIDの内容が
記録できるという表示を行っている記録モードを有して
いる。従って、図21(a)に示したモードを選択すれ
ばIDの内容をモニタする領域が広くなり、記録される
べき映像信号をモニタするためIDの表示が目障りなも
のとなる場合には、図21(b)に示すモードを選択し
て映像信号の記録を行えばIDの記録は実行可となり、
またモニタ上において記録されるべき映像信号に対して
目障りなものはなくなるため、操作性が向上するという
効果がある。 【0505】また本実施例に依れば、記録されるべき映
像信号に文字信号を重畳してモニタしている際に前記映
像信号の記録を行うことによりモニタしている文字信号
が点滅することにより記録動作が行われたことを確認す
ることが出来る。 【0506】従って記録動作が行われたことを専用に示
す表示手段を設ける必要がないばかりか使用者は記録動
作が実際に行われたか否かをモニタを観察するだけで確
認することが出来る。 【0507】 【発明の効果】以上説明した様に、本発明のによれば、
映像信号と共に、前記映像に関連付けて記録される映像
以外の情報を示すデータ信号の内容を記録又は消去処理
前に確認することができると共に、特別な報知手段を設
けることなく前記データ信号に対応した画像の表示状態
によって、正しいデータで映像信号の記録又は消去処理
が行われていることを使用者に報知することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。 【図2】図1に示したSW2〜SW5の切換え状態の組
み合せを示す図である。 【図3】本実施例の装置の正面図である。 【図4】該装置とともに用いられるリモートコントロー
ル装置の正面図である。 【図5】図1に示したCPU40のフローチャートであ
る。 【図6】図1に示したCPU40のフローチャートであ
る。 【図7】図1に示したCPU40のフローチャートであ
る。 【図8】図1に示したCPU40のフローチャートであ
る。 【図9】図1に示したCPU40のフローチャートであ
る。 【図10】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図11】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図12】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図13】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図14】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図15】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図16】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図17】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図18】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図19】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図20】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図21】モニタに表示されるI・D信号を説明するた
めの図である。 【図22】モニタに表示されるI・D信号を説明するた
めの図である。 【図23】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図24】モニタに表示されるI・D信号を説明するた
めの図である。 【図25】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図26】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図27】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図28】図27のフローを説明するための図である。 【図29】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図30】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図31】図1に示したCPU40のフローチャートで
ある。 【図32】図1に示した消去信号発生器85から発生さ
れる信号を説明するための図である。 【符号の説明】 1 磁気シート 3−1,3−2 ヘッド 40 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康友 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭58−50868(JP,A) 特開 昭58−50869(JP,A) 特開 昭59−70374(JP,A) 実開 昭56−137566(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/765 G11B 27/36 H04N 5/781

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.映像信号を記録媒体に記録する記録装置において、 記録すべき映像信号をモニタ装置に供給する供給手段
    と、 前記映像信号に関連付けて前記記録媒体に記録される映
    像以外の情報を示すデータ信号に対応した画像を前記モ
    ニタ装置に表示されている映像に重畳する重畳手段と、 前記映像信号の記録を指示するトリガ信号を発生する発
    生手段と、 前記発生手段より発生されるトリガ信号に応答して前記
    映像信号の記録処理を行なう記録手段と、 前記記録手段によって、前記映像信号及び前記データ信
    号を記録中に、前記モニタ装置に表示されている前記デ
    ータ信号に対応した画像の表示状態を、前記記録手段の
    記録前の表示状態から変化させる制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする記録装置。 2.さらに、前記データ信号に対応した画像を表示させ
    るか否かを切り替える切替え手段を有し、 前記制御手段は、前記切替え手段を制御して、前記前記
    データ信号に対応した画像の表示状態を変化させること
    を特徴とする請求項1に記載の記録装置。 3.映像信号を記録媒体に記録する記録装置において、 前記映像信号及び、前記映像信号に関連付けて前記記録
    媒体に記録される映像以外の情報を示すデータ信号を、
    前記記録媒体から読み込む読み込み手段と、 前記読み込み手段で読み込まれた前記映像信号及び前記
    データ信号に対応した画像をモニタ装置に表示させる表
    示制御手段と、 前記記録媒体に記録されている前記映像信号及び前記デ
    ータ信号を記録媒体から消去する消去手段とを有し、 前記表示制御手段は、前記消去手段によって、前記モニ
    タ装置に表示されている前記映像信号及び前記データ信
    号が消去されているときに、前記データ信号に対応した
    画像の表示状態を、前記消去手段による消去前の表示状
    態から変化させることを特徴とする記録装置。 4.さらに、前記データ信号に対応した画像を表示させ
    るか否かを切り替える切替え手段を有し、 前記表示制御手段は、前記切替え手段を制御して、前記
    前記データ信号に対応した画像の表示状態を変化させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。 5.前記消去手段によって、前記モニタ装置に表示され
    ている前記映像信号及び前記データ信号が消去されてい
    るときに、前記データ信号に対応した画像の表示は点滅
    状態であることを特徴とする請求項4に記載の記録装
    置。
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