JP3082891U - 複合層シート構造 - Google Patents

複合層シート構造

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JP3082891U
JP3082891U JP2001004125U JP2001004125U JP3082891U JP 3082891 U JP3082891 U JP 3082891U JP 2001004125 U JP2001004125 U JP 2001004125U JP 2001004125 U JP2001004125 U JP 2001004125U JP 3082891 U JP3082891 U JP 3082891U
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space
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王水木
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王 水 木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄くて軽い着用時の快適性と防水性を同時に
備え、更に熱可塑性膜に導電素材を使用して、電気回路
に利用できる複合層シート構造を提供する。 【解決手段】 複合層シート構造は、主に布層10と熱
可塑性膜20から構成され、この布層10には凹凸の異
なる空間11が形成され、熱可塑性膜20を布層10の
凹凸の異なる空間11上に置くと、負圧によって吸い付
けられ、更に熱可塑性膜20に熱を加えることによっ
て、凹凸の異なる空間11とその最上部が熱可塑性膜2
0に覆われて結合し、この構造を利用して強固に一体化
する。本考案は熱可塑性膜20によって、防水性を備
え、布層10によって着用時の快適性が同時に得られ、
凹凸の異なる空間10デザインによって立体的な装飾効
果が得られる。また、また熱可塑性膜20に導電素材を
使用すると、導電性を備え、電気回路に利用でき、電導
作用を備える。また本考案の布層10に導電性糸を使用
すると、抗静電気性を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複合層シート構造に関するもので、布層と熱可塑性膜から構成され 、防水性と着用時の快適性及び外観を備えている。
【0002】
【従来の技術】
一般の的なシートは広く日常用品の中で使用されており、例えば靴の前後、鞄 、スキー服等々に利用され、このシートは、一体成型で構成されている。その材 質は一般のプラスチック素材を成形したものか、或いは布性で作られたものであ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、一般の上述材質によるシートには、どちらにも欠点がある。例 えば、プラスチック製には防水性があるが、空気を通さないため、使用者は快適 でない。また布製では通気がいいので、快適ではあるが、防水性はないため、実 用性に欠ける。 また、布質とプラスチック層を単純に結合したものは、厚くなり且つ重量も増 え、軽くて薄い条件に応えることができない。 このため、本考案では上述の問題を解決する複合層シート構造を提供すること を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の複合層シート構造は、少なくとも一層から 成る布層と熱可塑性膜から構成された複合層シート構造において、任意形状の凹 凸の異なる空間が形成され、前記凹凸の異なる空間外周には壁が形成される布層 と、前記布層の凹凸の異なる空間内及び布層の壁最上部を覆う熱可塑性膜とから 構成されることを特徴とする。 すなわち、本考案の複合層シート構造は、主に布層と熱可塑性膜から構成され 、この布層には凹凸の異なる空間が形成され、熱可塑性膜を布層の凹凸の異なる 空間上に置くと、負圧によって吸い付けられ、更に熱可塑性膜に熱を加えること によって、凹凸の異なる空間とその最上部が熱可塑性膜に覆われて結合し、この 構造を利用して強固に一体化することを特徴とするものである。また本考案は熱 可塑性膜によって、防水性を備え、且つ布層によって着用時の快適性が同時に得 られ、更に凹凸の異なる空間デザインによって立体的な装飾効果が得られること を特徴とする。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案複合層シート構造の実施例を図面に基づいて説明する。 先ず、図1が示すように、本考案は、主に布層10及び熱可塑性膜20から構 成され、そのうち、布層10は、少なくとも一面が任意形状の凹凸の異なる空間 11で、この凹凸の異なる空間11は、織布或いはメリヤスで成形された形状或 いは紋交差して重ねて製造されている。この凹凸の深さは一定ではなく、布層1 0の凹凸の異なる空間11外周に壁12が成形されている構造であればよい。 また熱可塑性膜20は、熱可塑性を備え、TPUや任意のプラスチック材或い は蛍光膜、反射光膜で製造される。
【0006】 図2に示すとおり、先ず布層10を真空金型30上に置き、この真空金型30 の上表面31凹部に若干の導気孔32を設置し、この各導気孔32はすべて中空 室33へ通じており、真空金型30の中空室33は真空ポンプの空気抜取管と連 通する。熱可塑性膜20を布層10上方に置き、同時に熱可塑性膜20上方に加 熱部品40を設置し、この加熱部品40は電熱管或いは中周波(IR)とする。
【0007】 図3に示すとおり、熱可塑性膜20を布層10の凹凸の異なる空間11の最上 部に置き、布層10、熱可塑性膜20間に熱可塑性樹脂を塗布し(この樹脂は加 熱されると軟化して、成形される性質がある)、両者を一体に接合する。 図4に示すとおり、この時製造者は、加熱部品40及び真空ポンプを動かすだ けでよく、真空ポンプによって、中空室33が真空状態になると、導気孔32が 凹凸の異なる空間11と熱可塑性膜20間の空気を取り出し、真空状態にする。 そして加熱部品40によって、熱可塑性膜20が溶けるのを待っていると、この 溶けた熱可塑性膜20はは布層10の壁12の最上部及び凹凸の異なる空間11 内で結合して覆われ、布層10と熱可塑性膜20の二層が結合される。図5,6 ,7にその状態を示している。
【0008】 本考案では、布層10が使用者の肌に当たるので、快適性を備え、外層は熱可 塑性膜20によって防水機能を備えるため、防水性及び着用時の快適性を同時に 備える。特に本考案では、凹凸の異なる空間11の形成によって、熱可塑性膜2 0と結合することによって、結合面積が増え、視覚的にも立体装飾効果がある他 に全体に軽量で、薄くて軽いニーズに応え、実用性が広がる。
【0009】 この他、本考案の熱可塑性膜20に反射膜或いは蛍光膜を使用した場合、昼夜 間を問わない視覚的装飾ができ、靴の前後、鞄、スキー服等々の製品に利用でき る。また熱可塑性膜20に導電素材を使用すると、本考案は、導電性を備えるた め、電気回路に利用でき、電導作用を備える。 また本考案の布層10に導電性のある糸を編み込むか、またはすべて導電性糸 にすると、抗静電気性を備えることができる。 本考案の布層10は、多層構成されているが、図8、9に示すのは布層10を 二層で構成した実施例である。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の複合層シート構造は、主に布層と熱可塑性膜か ら構成され、この布層には凹凸の異なる空間が形成され、熱可塑性膜を布層の凹 凸の異なる空間上に置くと、負圧によって吸い付けられ、更に熱可塑性膜に熱を 加えることによって、凹凸の異なる空間とその最上部が熱可塑性膜に覆われて結 合し、この構造を利用して強固に一体化するという特徴をもつ。それにより、防 水性と着用時の快適性が同時に得るのに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分解実施例図である。
【図2】本考案の布層及び熱可塑性膜を真空金型及び加
熱部品間に設置した時の断面実施例図である。
【図3】本考案の熱可塑性膜を布層に結合したときの断
面実施例図である。
【図4】本考案の真空金型及び加熱部品を布層及び熱可
塑性膜上で使用した時の加工断面図である。
【図5】本考案の加工完成断面図である。
【図6】本考案の加工完成の立体実施例図である。
【図7】本考案図6の局部拡大図である。
【図8】本考案の別の実施例図である。
【図9】本考案の別の実施例図である。
【符号の説明】
10 布層 11 凹凸の異なる空間 12 壁 13 仲介布層 20 熱可塑性膜 30 真空金型 31 上表面 32 導気孔 33 中空室 40 加熱部品

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一層から成る布層と熱可塑性膜
    から構成された複合層シート構造において、任意形状の
    凹凸の異なる空間が形成され、前記凹凸の異なる空間外
    周には壁が形成される布層と、前記布層の凹凸の異なる
    空間内及び布層の壁最上部を覆う熱可塑性膜とから構成
    されることを特徴とする複合層シート構造。
  2. 【請求項2】前記熱可塑性膜と布層との間に熱可塑性樹
    脂が塗布されたものであることを特徴とする請求項1記
    載の複合層シート構造。
  3. 【請求項3】前記熱可塑性膜は、蛍光膜或いは反射光膜
    から構成されることを特徴とする請求項1記載の複合層
    シート構造。
  4. 【請求項4】前記熱可塑性膜は、導電材から構成され、
    シート型の導電材であることを特徴とする請求項1記載
    の複合層シート構造。
  5. 【請求項5】前記布層は、導電糸を編み込むか、或いは
    すべて導電糸で編むことによって、抗静電気性を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の複合層シート構造。
JP2001004125U 2001-06-22 2001-06-22 複合層シート構造 Expired - Lifetime JP3082891U (ja)

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