JP3082844U - 嵌込み式の飾り棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】玄関や廊下等を明るくする飾り棚であって、壁
面に嵌込み式として照明具を設ける。 【解決手段】額縁形の開口部を配した奥行のある箱体の
上部あるいは背面に照明具を設け、この箱体の下面を棚
板とした壁面に嵌込み式の飾り棚であって、全体として
工場製品であるため組立て精度がよく壁面に予め設けた
凹部に嵌込むだけで完成する。照明具を設けるため暗い
玄関や廊下が明るくなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は玄関や廊下の壁面にあらかじめ設けた凹部に嵌込み固定する飾り棚に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般住宅において飾り棚を使用する場合には玄関や廊下等に置き台を配して、 この上に花瓶等の置き物を置いて飾っているのが普通である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため住居空間が狭くなり邪魔物扱いされ、体が当るなどして花瓶を落すよ うなこともあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

考案者らはこのような従来の飾り棚の不便をなくして、住宅内の空間を少しで も広く活用することに留意し、試作研究を重ねた結果本考案を開発したものであ って、本考案は、このように邪魔物として存在していた飾り棚を壁の面にあらか じめ設けた凹部に嵌込み式とすることによって壁面が面一の平面となるため住居 空間を狭くすることなく広く快適に使用できる。

【０００５】 またこの飾り棚は照明器具を付けることによって、従来暗かった玄関や廊下を 明るい雰囲気にすることができ、さらにはこの嵌込み式の飾り棚の下部に収納棚 を設けることによって更に利用価値のある飾り棚を提供できる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図１はおよび図２は本考案 の壁面に嵌込み式の造り棚であって、図１は分解図であって額縁形の開口部（１ ）とその奥の箱体（２）によって形成され、この箱体（１）には照明器具として 上記からのライト（４）又は液晶板（４−１）によるバックライトが設けられて いる。

【０００７】 図２は壁面に嵌込んだ斜視図であって、この箱体（２）の奥行は壁面に凹部を 設けてこれに嵌込むための奥行の深さは壁の厚みを考えて１０〜１２ｃｍ程度の ものであって箱体（２）の底板が棚板（３）として使用し、花瓶や花などを飾る 。図３は壁に嵌込んだ実施例を示している。

【０００８】 図４および図５は別の実施例図であって、図１に示されている飾り棚の下部に 更に別の箱体を設けて収納棚（５）として使用する。図４はこの下部の収納棚（ ５）にスリッパ立て（６）を設けた実施例で玄関などの壁面に設置すれば飾り棚 と共に便利に利用される。また図５は折畳み椅子（７）の斜視図であって、この 椅子（７）を前記飾り棚の下部に設けることによって玄関などの壁面に設置すれ ば腰をおろして靴の脱ぎ履きが出来る。

【０００９】

【実施例】

本考案の嵌込み式の飾り棚は、木製の工場製品であるため、組立て精度がよく 美しく仕上げられていて、しかも照明器具が設けられているため暗い玄関や廊下 に設けたときは明るい雰囲気となり、図４、図５に示すように上記の飾り棚の下 に更に別の箱体（５）を設け、これによって収納力を増すばかりでなく、この下 方の箱体（５）に図４に示すようにスリッパ立て（６）や図５に示す折畳み椅子 （７）を収納することによって多目的に利用されて居住環境を富かにする。

【００１０】 図１においては照明器具（４）又は（４−１）に電源コードを表に出した実施 例が示されているが、これは一般的な例示であって図４の断面図に示されている ように電源器機を箱体内に設けて裏面のコンセントを用いることによってコード の露出を無くすことは適宜行える。

【００１１】

【考案の効果】 上記のように本考案の壁面嵌込み式飾り棚は工場生産品のため組立て精度がよ く、壁面に設けた凹部に嵌込むだけであるため施工費が安く上り、しかも美しく 仕上げられる。また手軽に明るく広く使用できるという住環境を良くするという 卓越した作用効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】分解説明図

【図２】完成図

【図３】壁面に設けた実施例図

【図４】別の実施例の断面図

【図５】折畳み椅子の実施例図

【符号の説明】

（１）…額縁体 （２）…箱体 （３）…棚板 （５）…別の収納棚 （６）…スリッパ立て （７）…折畳み椅子

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】額縁形の開口部（１）を配した奥行のある
   箱体（２）の上部に照明器具（４）を設け、該箱体
   （２）の下面を棚板（３）としたことを特徴とした嵌込
   み式の飾り棚。
2. 【請求項２】額縁形の開口部（１）を配した奥行のある
   箱体（２）の奥面にバックライト（４−１）を設けた請
   求項１に記載の嵌込み式の飾り棚。
3. 【請求項３】額縁形の開口部（１）を配した奥行のある
   箱体（２）の下部に連続して別の箱体（５）を設け、該
   下部の箱体（５）を収納棚とした請求項１ならびに請求
   項２に記載の嵌込み式の飾り棚。
4. 【請求項４】下部の箱体（５）内にスリッパ立て（６）
   を設けた請求項３に記載の嵌込み式の飾り棚。
5. 【請求項５】下部の箱体（５）内に折り畳み式の椅子
   （７）を設けた請求項３に記載の嵌込み式の飾り棚。