JP3082793B2 - 並列光伝送装置のタイミング調整方法 - Google Patents

並列光伝送装置のタイミング調整方法

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JP3082793B2 JP03280096A JP28009691A JP3082793B2 JP 3082793 B2 JP3082793 B2 JP 3082793B2 JP 03280096 A JP03280096 A JP 03280096A JP 28009691 A JP28009691 A JP 28009691A JP 3082793 B2 JP3082793 B2 JP 3082793B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、並列光伝送装置にお
ける複数の信号のタイミング調整方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光送信装置から複数の光伝送路を介して
光受信装置にデータを伝送する場合、各光伝送路におけ
る遅延時間の相違を補償する必要がある。このため、各
チャンネルに対して同期のとれたタイミング基準信号を
データ信号に時分割あるいは周波数分割多重することに
よって送信し、光受信装置において各タイミング基準信
号の位相の相違に基づいて各チャンネル毎に遅延時間を
設定する技術が知られている。その詳細を図3を参照し
て説明する。
【0003】図3において、1は光送信装置であり、送
信すべきデータ信号を複数のチャンネルに分割し、各チ
ャンネルに係る信号を各光出力端子2,2を介して出力
する。また、光送信装置1は、各光出力端子2,2から
出力される信号に対して、同期のとれたタイミング基準
信号を多重して出力する。このタイミング基準信号は、
例えば図1(a)に示すように、所定周期(2×T1)を
有する二値論理信号である。
【0004】各光出力端子2から出力された光信号は、
光配線8を介して、光受信装置3の対応する光入力端子
4,4に供給される。光入力端子4,4に入力された光
信号は、受光素子5,5を介して受信され、電気信号に
変換されて信号遅延回路6,6に供給される。各信号遅
延回路6,6においては、供給された各信号に所定の遅
延が施され、遅延の施された各信号は電気信号処理回路
7に供給される。
【0005】次に、9は遅延量設定回路であり、各信号
遅延回路6,6から出力されたタイミング基準信号を比
較し、そのうち最も位相の遅れたタイミング基準信号に
他のタイミング基準信号の位相を合せるように各信号遅
延回路6,6の遅延量を設定する。なお、各タイミング
基準信号の位相差は、これらのハイレベル(またはロー
レベル)の重なりから判断することが可能である。
【0006】一例として、図1(a)に示すように、チャ
ンネルCH2の位相が最も遅れており、チャンネルCH
1の位相がチャンネルCH2より時間ΔT1だけ進んで
いる(他のチャンネルについては図示を省略する)場合
には、遅延量設定回路9によってチャンネルCH1に係
る信号遅延回路6の遅延量が漸次大となるように制御さ
れ、所定周期経過後に両チャンネルの位相が一致する。
【0007】従って、図1(b)に示すデータ信号が各光
送信装置1から出力された場合には、各データ信号は同
図(c)に示すように時間ΔT1の遅延量が付与された後
に電気信号処理回路7に供給され、電気信号処理回路7
に入力されるデータ信号の位相が一致する。なお、遅延
量設定回路9は、PLL回路等を用いて構成することが
可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した技
術においては、周期の短い信号をタイミング基準信号と
して用いた場合に正確なタイミング調整ができないとい
う問題があった。その詳細を図4(a)〜(c)を参照して
説明する。図4(a)において、各チャンネルに多重され
るタイミング基準信号の周期はT2であり、チャンネル
CH1に対するチャンネルCH2の位相遅れは時間ΔT
1(但しΔT1>T2)になっている。
【0009】しかしながら、上記例においては、チャン
ネルCH1の立上がり時刻t2に最も近接するチャンネ
ルCH2の立上がり時刻はt2(但しt2=t1+ΔT2
であるから、遅延量設定回路9においては、チャンネル
CH1が最も位相の遅れたチャンネルであると判断し、
チャンネルCH2の遅延量が増大する方向に制御が行わ
れる。この結果、チャンネルCH1とチャンネルCH2
には、時間ΔT3(但しΔT3=ΔT1+ΔT2)の位相差
が生じる。
【0010】従って、同一位相で光送信装置1から出力
されたデータ信号(図4(b)参照)は、電気信号処理回
路7の入力端において、ΔT3の位相差が付与され、正
確なデータ通信が行えないという問題があった。本発明
は上述した事情に鑑みてなされたものであり、正確なタ
イミング調整ができる並列光伝送装置のタイミング調整
方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明にあっては、複数の伝送チャンネ
ルに対応した複数の光出力端を有しこれら光出力端に伝
送信号とタイミング基準信号とを光信号として出力する
光送信装置と、前記各伝送チャンネルに対応して光受信
装置に設けられた光入力端子と、前記各光入力端子に接
続された受光素子と、前記各受光素子に接続された可変
遅延回路と、受信した光信号のタイミング基準信号に基
づいて前記各可変遅延回路の遅延量を独立に設定する遅
延量設定回路とを有する並列光伝送装置のタイミング調
整方法において、前記各伝送チャンネル間における最大
遅延時間差を算出する第1の工程と、前記最大遅延時間
差内で前記タイミング基準信号の周期を決定する第2の
工程と、前記各伝送チャンネルを介して伝送されたタイ
ミング基準信号間の位相差に基づいて前記各可変遅延回
路の遅延量を設定する第3の工程と、データ信号を伝送
する第4の工程とを有することを特徴としている。
【0012】また、請求項2に記載の発明にあっては、
複数の伝送チャンネルに対応した複数の光出力端を有し
これら光出力端に伝送信号とともにタイミング基準信号
を光信号として出力する光送信装置と、前記各伝送チャ
ンネルに対応して光受信装置に設けられた光入力端子
と、前記各光入力端子に接続された受光素子と、前記各
受光素子に接続された可変遅延回路と、受信した光信号
のタイミング基準信号に基づいて前記各可変遅延回路の
遅延量を独立に設定する遅延量設定回路とを有する並列
光伝送装置のタイミング調整方法において、前記タイミ
ング基準信号の周期は時間とともに短くなることを特徴
としている。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明にあっては、第1工程に
おいて各伝送チャンネル間における最大遅延時間差が算
出され、第2工程においては、この最大遅延時間差内で
タイミング基準信号の周期が決定される。そして、第3
工程においては各伝送チャンネルを介して伝送されたタ
イミング基準信号間の位相差に基づいて各可変遅延回路
の遅延量が設定されるから、第4工程においてデータ信
号が伝送されると、遅延量設定回路から出力される各デ
ータ信号の位相が一致する。
【0014】また、請求項2に記載の発明にあっては、
タイミング基準信号の周期が時間とともに小となるか
ら、各チャンネルのデータ信号の位相が一致するまでに
要する時間が短くなる。
【0015】
【実施例】A.第1の実施例 以下、この発明の第1の実施例について説明する。本実
施例においては、図3において説明した装置を用いて、
以下の手順によってタイミング調整を行う。
【0016】第1工程:各伝送チャンネル間における
最大遅延時間差を算出する。 伝送チャンネル間の最大遅延時間差は、並列光伝送装置
の構成、すなわち、光出力端子2と光入力端子4とを接
続する各伝送チャンネルの光配線8の長さにより求める
ことが可能である。従って、並列光伝送装置の構成が決
定すれば、最大遅延時間差は計算により求めることがで
きる。
【0017】第2工程:最大遅延時間差内でタイミン
グ基準信号の周期を決定する。 このタイミング基準信号の周期は上記最大遅延時間差よ
りも長い時間とし、各光送信装置1に設定する。
【0018】第3工程:各伝送チャンネルを介して伝
送されたタイミング基準信号間の位相差に基づいて各可
変遅延回路の遅延量を設定する。 この第3工程は、光送信装置1によってタイミング基準
信号(図1(a)参照)を各チャンネルのデータ信号に多
重し、遅延量設定回路9が各チャンネルの位相差を検出
するとともに信号遅延回路6,6の遅延量を設定するこ
とによって行われる。
【0019】この第3工程は、上述した従来の技術にお
いて採用されていたものと同様であるが、本実施例にお
いては先に第1工程および第2工程が実行されるから、
タイミング基準信号の周期が各チャンネル間の最大遅延
時間差よりも長い時間に設定されている。従って、本実
施例においては、第3工程が実行された際に図4(a)〜
(c)において説明したような不具合が発生せず、電気信
号処理回路7の入力端において各チャンネルのタイミン
グ基準信号の位相が完全に一致する。
【0020】第4工程:各光送信装置1からデータ信
号を伝送する。 この第4工程も従来の技術において採用されていたもの
と同様であるが、本実施例においては先の第3工程にお
いて各タイミング基準信号の位相が完全に一致するよう
に信号遅延回路6,6の遅延量が設定されるから、各デ
ータ信号の位相も完全に一致する。
【0021】このように、本実施例においては、各伝送
チャンネル間における最大遅延時間差を算出する第1工
程と、最大遅延時間差内で前記タイミング基準信号の周
期を決定する第2工程とを実行するから、第3工程およ
び第4工程において正確なタイミング調整が可能とな
る。
【0022】B.第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例を説明する。第2の実施
例においては、第1の実施例と同様に、第1工程〜第4
工程を実行することにより、タイミング調整を行う。但
し、本実施例の第3工程において光送信装置1から出力
されるタイミング基準信号の波形は、図2に示すように
設定される。図において、チャンネルCH1およびCH
2に多重されるタイミング基準信号は、その当初におい
て比較的長い周期を有する一方、時間の経過とともに周
期が短くなっている。
【0023】本実施例によれば、タイミング基準信号は
出力された当初において充分な長さの周期を有するか
ら、図4(a)〜(c)において説明したような不具合が発
生しないことが判る。さらに、本実施例においては、タ
イミング基準信号の周期が時間とともに短くなるから、
各チャンネルに係るタイミング基準信号の位相が一致す
るまでの時間を短くすることができる。すなわち、図2
において、チャンネルCH1およびチャンネルCH2の
タイミング基準信号の位相が完全に一致するまで「N」
周期を要するとすると、一周期に要する時間が時間とと
もに小となるから、周期を一定にした場合と比較して明
らかに調整時間が短縮される。このように、本実施例に
よれば、タイミング基準信号の周期が時間とともに短く
なるから、正確かつ迅速なタイミング調整が可能とな
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の並列光
伝送装置のタイミング調整方法によれば、きわめて正確
なタイミング調整を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイミング基準信号およびデータ信号の波形図
である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるタイミング基準
信号の波形図である。
【図3】従来の並列光伝送装置のブロック図である。
【図4】従来のタイミング基準信号およびデータ信号の
波形図である。
【符号の説明】
1 光送信装置 2 光出力端子 3 光受信装置 4 光入力端子 5 受光素子 6 信号遅延回路 7 電気信号処理回路 8 光配線 9 遅延量設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−223728(JP,A) 特開 昭63−67931(JP,A) 特開 昭62−254556(JP,A) 特開 平2−69029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H04L 7/00 - 7/10 H04L 25/00 - 25/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送チャンネルに対応した複数の
    光出力端を有しこれら光出力端に伝送信号とタイミング
    基準信号とを光信号として出力する光送信装置と、前記
    各伝送チャンネルに対応して光受信装置に設けられた光
    入力端子と、前記各光入力端子に接続された受光素子
    と、前記各受光素子に接続された可変遅延回路と、受信
    した光信号のタイミング基準信号に基づいて前記各可変
    遅延回路の遅延量を独立に設定する遅延量設定回路とを
    有する並列光伝送装置のタイミング調整方法において、 前記各伝送チャンネル間における最大遅延時間差を算出
    する第1の工程と、 前記最大遅延時間差内で前記タイミング基準信号の周期
    を決定する第2の工程と、 前記各伝送チャンネルを介して伝送されたタイミング基
    準信号間の位相差に基づいて前記各可変遅延回路の遅延
    量を設定する第3の工程と、 データ信号を伝送する第4の工程とを有することを特徴
    とする並列光伝送装置のタイミング調整方法。
  2. 【請求項2】 複数の伝送チャンネルに対応した複数
    の光出力端を有しこれら光出力端に伝送信号とともにタ
    イミング基準信号を光信号として出力する光送信装置
    と、前記各伝送チャンネルに対応して光受信装置に設け
    られた光入力端子と、前記各光入力端子に接続された受
    光素子と、前記各受光素子に接続された可変遅延回路
    と、受信した光信号のタイミング基準信号に基づいて前
    記各可変遅延回路の遅延量を独立に設定する遅延量設定
    回路とを有する並列光伝送装置のタイミング調整方法に
    おいて、 前記タイミング基準信号の周期は時間とともに短くなる
    ことを特徴とする並列光伝送装置のタイミング調整方
    法。
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