JP3082670U - バックライト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶ディスプレイのバックライト装置を提供
する。 【解決手段】 このバックライト装置は、バックライト
と液晶パネルの間に一枚の断熱板を設け、バックライト
からの熱が液晶パネルに伝導すること（バックライトか
ら液晶パネルに伝導する熱）を低減させる。さらに本考
案のバックライト装置は、バックライトからの熱をより
いっそう発散させるため、バックライト装置の台座の側
面に複数の通風孔を設けており、また台座の裏側に複数
の扇風機を取り付けている。これにより、バックライト
の熱の影響で液晶パネル周囲の温度が上昇することを防
ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は液晶ディスプレイのバックライト装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

液晶ディスプレイ（Liquid Crystal Display, LCD）装置は、低消費電力、省 エネルギー、携帯しやすく、高画質、連続画面など数多くのメリットがある。現 在、製品の価格が比較的やや高いが、モニター市場においては次第に従来のブラ ウン管表示装置に取って代わろうとしている。最近では、ノートパソコン、卓上 モニターの市場需要は数倍に成長している。またカーナビゲーション、壁掛テレ ビ、HDTVなど様々な電子情報製品だけではなく軍の特殊規格応用にも開発されて いる。

【０００３】 通常のLCD装置は、主にバックライト装置と液晶パネルより構成され、そのう ちのバックライト装置は、台座、反射板装置、アース装置、極板装置、ライト装 置、拡散導光板などの部品が含まれている。そのうちの拡散導光板は台座の上に 固定されている。

【０００４】 LCD装置は液晶画面のしくみの関係で、周辺温度に非常に敏感であり、過度の 高温はLCD液晶パネルの光透過率を低減させ、映像効果と使用寿命に影響を与え る。LCD装置はライトから提供された光源に頼って画像を映り出したもので、液 晶ディスプレイ装置の厚さの制限があるため、バックライト装置から発する熱は 、隣接しているLCD液晶パネル周囲の温度を上昇させる主な原因の一つとなって いる。

【０００５】 しかし、現在、液晶ディスプレイ装置の設計において、LCD液晶パネルの周囲 温度の抑制に関しては、わずかな保護設計に限られている。そのため、上記で述 べた問題の改善が期待されている。

【０００６】

【考案が解決しょうとする課題】

本考案の主な目的は、ディスプレイ作動の際に周囲温度を低減させる装置を提 供することにより、液晶パネルの映像効果と使用寿命をアップさせることにある 。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前述の目的を果たすために本考案は、一つのバックライト装置を提供している 。このバックライト装置は、ライトから出た熱を液晶パネルと遮断させることで 、ライト装置の熱の影響で液晶パネル周囲の温度が上昇することを防ぐ。本バッ クライト装置は、ライト装置と液晶パネルの間に一枚の断熱板を設け、バックラ イト装置からの熱が液晶パネルに伝導すること（バックライトから液晶パネルに 伝導する熱）を低減させることを特徴とする。さらに本考案のバックライト装置 は、ライト装置からの熱をよりいっそう発散させるため、バックライト装置の台 座の側面に複数の通風孔を設けており、また台座の裏側に複数の扇風機を取り付 けている。

【０００８】 本考案の目的、特徴及び効果をよく理解するため、以下、具体的な実施例と関 連図面を用いながら、本考案を説明するが、本考案はこれらに限定されるもので はない。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の外観図である。本考案は、一つのバックライト装置100を提供 している。この外観の特徴は、バックライトから出た熱をよく拡散させるためバ ックライト装置100の台座101の側面に複数の通風孔101ｂを設けていることと、 補修の時に拡散導光板を取り付けしやすくするため台座101の上に拡散導光板の 固定用に複数の凸状片101cを設けていることである。

【００１０】 図２は本考案の外観の見上げ図である。この外観の見上げの特徴は、バックラ イトからの熱をよく発散させるため、バックライト装置100の台座101の上に複数 の扇風機104を固定することである。

【００１１】 図３は本考案バックライト装置100の台座の側視図である。図３の101は台座の 側面、BB’はバックライト装置100の底側、TT’はバックライト装置100の上側と なっている。台座101側面のBB’とTT’の間に二列の孔を設けており、そのうち の孔101aは本考案により提供した凸状片112a（図５参照）を有する断熱板112（ 図５参照）を固定するための差込口である。孔101bは通風孔で、断熱板112とバ ックライト装置100の裏側BB’の間に配置されている。すべての通風孔101bから 裏側BB’までの距離は断熱板の差込口101aと裏側BB’との距離より短いことであ る。

【００１２】 図４は本考案の縦断面図となっており、各部品の配置状況及び本考案のバック ライト装置100の台座101と拡散導光板113の間に設けた断熱板112によって作られ ている二つの相互に隔離した隙間120aと120bを示している。

【００１３】 図４では本体台座101、反射板102a、ランプ111、断熱板112、拡散導光板113、 集光フィルム114、保護膜115及び隙間一120a、隙間二120bの順次に各部品を並べ ている。その内の断熱板112は本考案より提供したものである。断熱板112は台座 101と拡散導光板113の間を隙間一120aと隙間二120bの二つの相互に隔離した空間 に分けており、こうしたことで、蛍光ランプ111から発散した熱が図３のように 複数の通風孔101bから排出できるのほかに、断熱板の遮断作用で拡散導光板113 に伝わりにくくなる。さらに、拡散導光板113、集光フィルム114と保護板膜115 通し、液晶パネルへ流れてくる熱も妨げ、過度の温度上昇を抑制できる。

【００１４】 図５は本考案の立体分解図で、本考案の主な部品を示している。本考案のバッ クライト装置の100特徴は、バックライト装置100のバックランプ111と液晶パネ ルの間に一つの断熱板112を設け、蛍光ランプ111から出た熱が液晶パネルへの伝 導を抑えることである。さらに、本考案のバックライト装置100では、バックラ イト装置100の台座101の側面に複数の通風孔101bを設け、蛍光ランプ111からの 熱をよりいっそう発散できるようにした。又バックライト装置100の台座101の裏 側に複数の扇風機104を取り付け、蛍光ランプ111から出だ熱もよく発散できるよ うにした。その他にバックライト装置100の台座101の上に複数の凸状片101cを設 け、拡散導光板113の上にある凹状槽113aに差込むことで、拡散導光板113を固定 させる。

【００１５】 拡散導光板113上の拡散用円点は蛍光ランプ111の光源に合わせて配置されてい るため、蛍光ランプ111から発した光をむらなくLCDパネルへ導くことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の外観図である。

【図２】本考案の外観の見上げ図面である。

【図３】本考案の外観の側視図である。

【図４】本考案の縦断面図である。

【図５】本考案の立体分解図である。

【符号の説明】

100 バックライト装置 101 台座 101a 断熱板の差込口 101b 通風孔 101c 拡散導光板固定用凸状片 102a 反射板 103 アース装置 104 扇風機 108a 高圧端スペーサー 108b 低圧端スペーサー 110 極板装置 111 ランプ装置 112 断熱板 113 拡散導光板 113a 固定用凹槽 114 集光フィルム 115 保護膜 116 連接装置 120a 隙間一 120b 隙間二

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バックライトと液晶パネルの間に一つの
   断熱板を設け、バックライトから出た熱が液晶パネルへ
   の伝導を低減させることを特徴とする液晶ディスプレイ
   のバックライト装置。
2. 【請求項２】 バックライト装置台座の側面に複数の通
   風孔を設け、バックライトからの熱をよりいっそう発散
   できることを特徴とする請求項１に記載のバックライト
   装置。
3. 【請求項３】 バックライト装置台座の裏側に複数の扇
   風機を取り付け、バックライトからの熱をよりいっそう
   発散できることを特徴とする請求項１に記載のバックラ
   イト装置。
4. 【請求項４】 拡散導光板の上に蛍光ランプの光源に合
   わせた拡散用円点を設け、蛍光ランプから発した光をむ
   らなくLCD液晶パネルへ導くことができることを特徴と
   する請求項１に記載のバックライト装置。