JP3082393U - 機械工作物の洗浄装置 - Google Patents

機械工作物の洗浄装置

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JP3082393U JP2001003557U JP2001003557U JP3082393U JP 3082393 U JP3082393 U JP 3082393U JP 2001003557 U JP2001003557 U JP 2001003557U JP 2001003557 U JP2001003557 U JP 2001003557U JP 3082393 U JP3082393 U JP 3082393U
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JP2001003557U
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貴生 張川
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Shiga Yamashita Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装置が小型化されるとともに、メンテナンス
性が向上し、かつ洗浄部を密閉室とすることができ、さ
らに洗浄効果も改良されるワークの洗浄装置である。 【解決手段】 洗浄すべき機械工作物(ワーク)を搬送
する搬送部Aと、搬送部Aの下方に配置され、この搬送
部Aによって搬送されたワーク1を装填して洗浄する洗
浄ボックスBとを備え、搬送部Aは上下に移動自在垂直
棒と、この垂直棒の下端に連結された、ワーク1を保持
する一対の開閉自在なハンドからなる保持部材と、前記
垂直棒を横方向に滑動する横方向レールとからなり、洗
浄ボックスBは前記保持部材から搬送されたワーク1を
内部に保持する治具12と、この治具12の周囲に配置され
た洗浄水や水切りエアーを噴射してワーク1を洗浄する
ノズル17aとからなるワーク1の洗浄装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はアルミや鉄を鋳造加工して各種鋳造品を製造する際、これらに付着さ れる堰、押湯、湯口等の不用物を切断除去して得られる機械工作物(ワーク)の 洗浄装置に係り、特に装置が小型化されるとともに、ワーク搬送機構を洗浄ボッ クス外に設備できるためメンテナンス性が向上し、かつ洗浄部を密閉室とするこ とができ、さらに洗浄効果も改良されるワークの洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の各種部品、例えば、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、インテ ークマニホールド等はアルミや鉄を鋳造加工して製造される。この鋳造によって 得られる鋳造品は通常、堰、押湯、湯口等の不用物が付着しているため、この不 用物を除去する必要がある。得られた機械工作物(ワーク)は洗浄して製品とす る。
【0003】 この種のワークの洗浄装置として、従来、洗浄すべきワークを洗浄ボックスに 搬送する際、ワークを下方から持ち上げて搬送するリフトアンドキャリーコンベ ア方式、あるいはコンベア上にワークを載置して搬送するコンベア方式等が採用 されている。
【0004】
【考案が解決すべき課題】
しかし、これら公知方式では、ワークと搬送機構の切り離しが困難なため、搬 送機構の一部を洗浄ボックス内に設置する必要が生じ、このため装置が大型化し 、かつ洗浄液の密封も困難であった。しかも、ワーク搬送機構の一部が洗浄室内 にあるため、搬送機構のメンテナンス性が悪く、寿命も短かった。
【0005】 上述の公知技術の欠点を改良した装置を出願人は実願2000−2878号と して出願し、登録第3072890号として実用新案登録を受けている。
【0006】 この装置は添付の図1および図5を用いて説明すると、洗浄すべき機械工作物 (ワーク)1を搬送する搬送部Aと、搬送部Aの下方に配置され、この搬送部A によって搬送されたワーク1を装填して洗浄する洗浄ボックスBとを備え、搬送 部Aは縦方向レール(垂直棒)2と、横方向レール3とが交差するように配置さ れ、縦方向レール2は上下に移動自在であるとともに、横方向レール3上を左右 に滑動自在であり、さらに下端にワーク1を載置する一対の開閉自在なハンド7 、7を備えた保持部材8が連結され、洗浄ボックスBは内部にワーク1を載置し 、保持する旋回自在な治具12およびこの治具12の周囲に配置された、洗浄液や水 切りエアーを噴射するノズル17および17aとを備えて構成される。
【0007】 この種の先願装置はワーク搬送機構を洗浄ボックス外に設備することができる ため、装置が小型化されるとともにメンテナンス性が向上し、かつ、洗浄部を密 閉室とすることができ、従来の公知技術に存する欠点を改良したワークの洗浄装 置ということができる。
【0008】 本考案者は上述の先願考案をさらに改良して発展させ、機械工作物を回転する ことに加えて、前記ノズルと横方向、すなわち、左右に揺動させながら洗浄し、 これにより少ないノズルで洗浄効果を向上させることに成功し、本考案を完成す るに至った。
【0009】 本考案の目的は上述の先願考案の利点、すなわち、装置が小型化され、機械工 作物搬送機構を洗浄ボックスの外に設備してメンテナンス性を向上し、かつ、洗 浄部を密閉室とすることに加えて、さらに洗浄効果をも向上させ、上述の公知技 術に存する欠点を改良した機械工作物の洗浄装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案によれば、洗浄すべき機械工作物を搬送す る搬送部と、該搬送部の下方に配置され、この搬送部によって搬送された機械工 作物を装填して洗浄する洗浄ボックスとを備え、前記搬送部は上下に移動自在垂 直棒と、この垂直棒の下端に連結された、前記機械工作物を保持する一対の開閉 自在なハンドからなる保持部材と、前記垂直棒を横方向に滑動する横方向レール とからなり、前記洗浄ボックスは前記保持部材から搬送された機械工作物を内部 に保持する治具と、この治具の周囲に配置された洗浄水や水切りエアーを噴射し て機械工作物を洗浄するノズルとからなる機械工作物の洗浄装置において、前記 洗浄ボックスに保持された機械工作物を回転させるとともに、前記ノズルを横方 向に揺動させながら洗浄することを特徴とする。
【0011】
【考案の実施の態様】
以下、本考案を添付図面を用いて詳述する。
【0012】 図1は本考案にかかる機械工作物(ワーク)の洗浄装置の一具体例の説明図で あって、(イ)は搬送部、(ロ)は洗浄ボックスである。図2は図1(ロ)の断 面図であり、図3はワークの洗浄状態を表した部分斜視図であり、図4はノズル にデイフューザーを取りつけた状態の本考案にかかる部分断面図である。図5は 公知の洗浄装置の断面図である。
【0013】 図1(イ)、(ロ)に示されるように、本考案装置は搬送部Aおよび洗浄ボッ クスBから構成される。
【0014】 搬送部Aは昇降ローラ4を介して上下に移動自在な垂直棒2(縦方向レール) と、この垂直棒2の下端6に連結された保持部材8と、垂直棒2を搬送ガイドロ ーラ5を介して横方向、すなわち、左右方向に滑動する横方向レール3とからな り、前記保持部材8は機械工作物(ワーク)1を挟んで保持する一対の開閉自在 なハンド7、7とから構成される。そして、ワーク1を所望の場所、すなわち、 洗浄ボックスBの場所に搬送する。なお、ワーク1はワーク押さえ9で上から押 さえつけることによりハンド7、7上に確実に保持される。
【0015】 洗浄ボックスBは図1に示されるように搬送部Aの下方に位置するように配置 される。換言すれば、洗浄ボックスBは搬送部Aの保持部材8が洗浄ボックスB 上に位置するように、横方向レール3上を滑動させることにより、搬送部Aの下 方に配置される。
【0016】 さらに、この洗浄ボックスBは保持部材8から搬送されたワーク1を内部に保 持する治具12と、さらに図2に示されるように、この治具12の周囲に配置された 、洗浄水や水切りエアーを噴射してワーク1を洗浄するノズル17aの設けられた 導管17とから構成される
【0017】 次いで、洗浄ボックスBの蓋10を取った後、洗浄ボックスB上に搬送された保 持部材8を、垂直棒2が昇降ガイドローラ4を介してワーク1が洗浄ボックスB の本体11に配置された治具12上に接触するまで下降させ、ハンド7、7を開いて ワーク1を治具12上に載置する。保持部材8は垂直棒2を上昇させて本体11から 外に出す。
【0018】 本考案の特徴は図2に示されるように、ワーク1(機械工作物)を回転させる とともに、導管17を横方向(矢印方向)に揺動させて、導管17に取りつけられた ノズル17aを横方向、すなわち、矢印方向(左右方向)に揺動させながらワーク 1を洗浄することに存する。これを詳述すると次のとおりである。
【0019】 まず、治具12上のワーク1をクランプ13によってクランプした後、蓋10をパッ キン14を介して本体11上に載置し、洗浄ボックスB内を密閉室とする。
【0020】 図2において、15は治具旋回駆動部であって、旋回軸16を中心にしてワーク1 のクランプされた治具12を回転する。この回転を続けながら、同時に、揺動装置 19を駆動させて導管17を横方向に揺動する。この揺動によって、導管17に設けら れたノズル17aも同時に、横方向、すなわち、左右方向に揺動する。
【0021】 ノズル17aを揺動させながら、かつ、ワーク1を回転させながら洗浄水(ある いはエアー)をノズル17aからワークに向かって噴射すると、洗浄水は図3に示 される軌跡20のようにワーク1に噴射衝突され、ワーク1が洗浄される。したが って、ワーク1は少ない数のノズル17aで効率よく洗浄され、洗浄効果が増大す る。
【0022】 洗浄排水は排水ダクト18から外部に排出される。洗浄液による洗浄の後、導管 17にエアーを導入し、ノズル17aから洗浄後のワーク1にエアーを噴射させて水 切りする。
【0023】 洗浄および水切りが終了の後、蓋10を開け、次いで、ハンド7、7を開けた状 態で、縦方向レール2を下降させて保持部材8を本体11内のワーク1の位置まで 下降させ、ハンド7、7を閉じてワーク1をつかみ、縦方向レール2を上昇させ て洗浄および水切りされたワーク1を洗浄ボックスBから取り出す。
【0024】 図4はノズル17aにデイフューザー21を取りつけた部分断面図であって、これ により洗浄液の流れを誘導して渦の発生を最小限に押さえ、ノズル17aからの洗 浄液の噴流が効率よく行なわれる。すなわち、洗浄液の噴射流速が増大され、か つ流量が40〜50%も増大され、省エネルギーや、洗浄効果の向上等が期待さ れる。
【0025】
【考案の効果】
上述の本考案洗浄装置によれば、ワーク搬送機構としての搬送部Aが洗浄ボッ クスBの外側に設備でき、すなわち、搬送機構の全てがワーク1の載置後に洗浄 ボックスBの外側に離して配置できるので、特に洗浄ボックスBが小型化される と同時に、搬送機構のメンテナンスが向上し、かつ洗浄ボックスBを密閉室とす ることができる。
【0026】 さらに、洗浄ボックスに保持されたワークを回転させると同時に、ノズルを横 方向に揺動するので、上述の効果に加えて少ない数のノズル数で良好な洗浄効果 を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる機械工作物(ワーク)の洗浄装
置の一具体例の説明図であって、(イ)は搬送部、
(ロ)は洗浄ボックスである。
【図2】(ロ)の断面図である。
【図3】ワークの洗浄状態、すなわち、洗浄水のワーク
における軌跡を表した斜視図である。
【図4】ノズルにデイフューザーを取りつけた状態の本
考案にかかる部分断面図である。
【図5】従来のワークの洗浄装置における洗浄ボックス
の断面図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 垂直棒 3 横方向レール 4 昇降ガイドローラ 5 搬送ガイドローラ 6 下端 7 ワーク 8 保持部材 9 ワーク押さえ 10 蓋 11 本体 12 治具 15 治具旋回駆動部 17 導管 17a ノズル 19 揺動装置 20 軌跡 21 デイフューザー A 搬送部 B 洗浄ボックス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄すべき機械工作物を搬送する搬送部
    と、該搬送部の下方に配置され、この搬送部によって搬
    送された機械工作物を装填して洗浄する洗浄ボックスと
    を備え、前記搬送部は上下に移動自在垂直棒と、この垂
    直棒の下端に連結された、前記機械工作物を保持する一
    対の開閉自在なハンドからなる保持部材と、前記垂直棒
    を横方向に滑動する横方向レールとからなり、前記洗浄
    ボックスは前記保持部材から搬送された機械工作物を内
    部に保持する治具と、この治具の周囲に配置された洗浄
    水や水切りエアーを噴射して機械工作物を洗浄するノズ
    ルとからなる機械工作物の洗浄装置において、前記洗浄
    ボックスに保持された機械工作物を回転させるととも
    に、前記ノズルを横方向に揺動させながら洗浄すること
    を特徴とする機械工作物の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ノズル先端にデイフ
    ューザーを取りつけてなる請求項1に記載の機械工作物
    の洗浄装置。
JP2001003557U 2001-06-04 2001-06-04 機械工作物の洗浄装置 Expired - Lifetime JP3082393U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713893U (ja) * 1993-08-09 1995-03-10 株式会社バンザイ 自動車整備用リフト
JP2020081948A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 株式会社スギノマシン 洗浄機、及び、対象物の洗浄および乾燥方法

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JPH0713893U (ja) * 1993-08-09 1995-03-10 株式会社バンザイ 自動車整備用リフト
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