JP3081671U - 浴室暖房乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気動作、照明動作、暖房動作を自動化する
ことのできる浴室暖房乾燥装置を提供すること。 【解決手段】 浴室内の空気を吸入し、ヒーターで加熱
した後に浴室内に再吐出する加熱手段と、前記浴室内か
ら吸入した空気の一部および前記浴室に隣接して設けら
れた脱衣室およびトイレからの空気を一括吸引して、外
部へ放出するファン手段と、人体の有無を検出する人体
検出手段と、前記加熱手段、ファン手段、人体検出手段
を制御する制御装置とを備え、前記人体検出手段からの
信号に基づいて前記ファン手段をＯＮ−ＯＦＦするの
で、換気動作、照明動作、暖房動作を自動化することの
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、浴室暖房乾燥装置に関するものであり、特に浴室以外の換気操作、 照明手段の点灯／消灯に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の浴室暖房乾燥装置を備えた浴室において、暖房乾燥用の換気用ファンモ ータを使用して、脱衣室、トイレ等他の部屋の換気も行える構成となっていた。 このような構成の場合、浴室以外の換気を行う際には、浴室暖房乾燥装置用の換 気用ファンモータを動作させるために各部屋に設けられたスイッチを操作して換 気を行っている。また、該当する部屋の照明を点灯、消灯する場合も同様に、各 部屋に設置されたスイッチを操作することにより行っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、以上のように構成された従来の浴室暖房乾燥装置においては、各部屋 の換気動作及び照明の点灯、消灯を行うために各部屋に設置されたスイッチを夫 々操作する必要があった。 本考案は上記実情に鑑み提案されたもので、換気動作及び、照明の点灯、消灯 用のスイッチを必要とすることなく自動的に行うことのできる浴室暖房乾燥装置 を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、請求項１に記載の考案は、浴室内の空気を吸入し 、ヒーターで加熱した後に浴室内に再吐出する加熱手段と、前記浴室内から吸入 した空気の一部および前記浴室に隣接して設けられた脱衣室およびトイレからの 空気を一括吸引して、外部へ放出するファン手段と、人体の有無を検出する人体 検出手段と、前記加熱手段、ファン手段、人体検出手段を制御する制御装置とを 備え、前記人体検出手段からの信号に基づいて前記ファン手段をＯＮ−ＯＦＦす ることを特徴としている。 以上の構成により、換気動作を自動化することができる。

【０００５】 また、請求項２に記載の考案は、浴室、脱衣室、トイレを照明する照明手段を 備え、前記人体検出手段からの信号に基づいて前記照明手段をＯＮ−ＯＦＦする ことを特徴としている。 以上の構成により、照明機器の点灯、消灯を自動化することができる。

【０００６】 また、請求項３に記載の考案は、上記した請求項１または２に記載の考案の構 成に加えて、前記人体検出手段からの信号に基づいて前記加熱手段をＯＮ−ＯＦ Ｆすることを特徴としている。 以上の構成により、暖房動作を自動化することができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本考案を詳細に説明する。図１は、 本考案に係る浴室暖房乾燥装置の回路構成例を示す説明図である。ここで、浴室 暖房乾燥装置の回路構成は、１００Ｖ交流電源１０にトイレ照明用リレー１１を 介して接続されたトイレ用照明１２と、トイレ内に配線された人体センサ（人体 検出手段）１３と、この人体センサ１３からの検出信号に基づいてトイレ照明用 リレー１１をＯＮ−ＯＦＦ制御する制御装置１４を有している。

【０００８】 また、１００Ｖ交流電源１０には、換気用ファンモータ用リレー１５を介して 換気用ファンモータ１６が接続されている。制御装置１４も１００Ｖ交流電源１ ０に接続されており、人体センサ１３からの検出信号に従って換気ファンモータ 用リレー１５をＯＮ−ＯＦＦ制御する。

【０００９】 図２は、本実施の形態の浴室暖房乾燥装置の一例を示す概略構成図である。浴 室１７の天井には、室内の空気を吸引する吸気グリル１８と吸気グリル１８から 吸引した空気をヒーター１９で加熱した後に再度吐出する吹き出しグリル２０及 び循環ファン２１を備えている。また、各脱衣室２２の天井に設置された吸気グ リル２３に連通された吸気ダクト２４及びトイレ２５に設置された吸気グリル２ ６に連通した吸気ダクト２７が換気用ファン２８に接続されている。また、吸気 グリル１８の一部は、換気用ファン２８に連通しており、換気用ファン２８が回 転することにより、浴室１７，脱衣室２２、トイレ２５から換気することができ る。

【００１０】 以上のように構成された浴室暖房乾燥装置において、例えば、トイレ２５の換 気を行う場合、トイレ２５に設けられた人体センサ１３により人体を検知すると 、制御装置１４からの制御信号により換気ファンモータ用リレー１５をＯＮとし 、換気用ファンモータ１６を駆動して換気用ファン２８により換気動作を行う。 また、人体センサ１３からの信号に基づいて制御装置１４がトイレ照明用リレー １１をＯＮとし、トイレ用照明１２を点灯する。

【００１１】 また、トイレ２５内に設置された人体センサ１３が人体を検知しなくなった場 合、トイレ照明用リレー１１をＯＦＦとし、トイレ用照明１２を消灯する。一方 、換気用ファン２８については、人体センサ１３が人体を検知しなくなってから 数分間は、換気ファンモータ用リレー１５をＯＮとし、その後ＯＦＦとするよう に制御装置１４で制御する。このような制御によって、室内の換気を充分に行う ことができる。

【００１２】 以上のような構成の浴室暖房乾燥装置によれば、換気動作用スイッチ、照明用 スイッチの操作が不要である。

【００１３】

【考案の効果】

この考案は上記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏するこ とができる。

【００１４】 請求項１に記載の考案では、浴室内の空気を吸入し、ヒーターで加熱した後に 浴室内に再吐出する加熱手段と、前記浴室内から吸入した空気の一部および前記 浴室に隣接して設けられた脱衣室およびトイレからの空気を一括吸引して、外部 へ放出するファン手段と、人体の有無を検出する人体検出手段と、前記加熱手段 、ファン手段、人体検出手段を制御する制御装置とを備え、前記人体検出手段か らの信号に基づいて前記ファン手段をＯＮ−ＯＦＦするので、換気動作を自動化 することができ、スイッチ自体が不要となる。

【００１５】 また、請求項２に記載の考案では、上記した請求項１に記載の考案の構成に加 えて、前記浴室、脱衣室、トイレを照明する照明手段を備え、前記人体検出手段 からの信号に基づいて前記照明手段をＯＮ−ＯＦＦするので、各部屋の照明の点 灯、消灯を自動化することができる。

【００１６】 また、請求項３に記載の考案では、上記した請求項１または２に記載の考案の 構成に加えて、人体検出手段からの信号に基づいて前記加熱手段をＯＮ−ＯＦＦ するので、浴室の乾燥動作を自動化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る浴室暖房乾燥装置の回路構成例を
示す説明図である。

【図２】同浴室暖房乾燥装置の一例を示す概略構成図で
ある。

【符号の説明】

１０ １００Ｖ交流電源 １１ トイレ照明用リレー １２ トイレ用照明 １３ 人体センサ １４ 制御装置 １５ 換気ファンモータ用リレー １６ 換気用ファンモータ １７ 浴室 １８ 吸気グリル １９ ヒーター ２０ 吹き出しグリル ２１ 循環ファン ２２ 脱衣室 ２３ 吸気グリル ２４ 吸気ダクト ２５ トイレ ２６ 吸気グリル ２７ 吸気ダクト ２８ 換気用ファン

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴室内の空気を吸入し、ヒーターで加熱
   した後に浴室内に再吐出する加熱手段と、前記浴室内か
   ら吸入した空気の一部および前記浴室に隣接して設けら
   れた脱衣室およびトイレからの空気を一括吸引して、外
   部へ放出するファン手段と、人体の有無を検出する人体
   検出手段と、前記加熱手段、ファン手段、人体検出手段
   を制御する制御装置とを備え、前記人体検出手段からの
   信号に基づいて前記ファン手段をＯＮ−ＯＦＦすること
   を特徴とする浴室暖房乾燥装置。
2. 【請求項２】 前記浴室、脱衣室、トイレを照明する照
   明手段を備え、前記人体検出手段からの信号に基づいて
   前記照明手段をＯＮ−ＯＦＦすることを特徴とする請求
   項１に記載の浴室暖房乾燥装置。
3. 【請求項３】 前記人体検出手段からの信号に基づいて
   前記加熱手段をＯＮ−ＯＦＦすることを特徴とする請求
   項１または２に記載の浴室暖房乾燥装置。