JP3081557U - 救命用の簡易空気袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で使い易い救命用の空気袋であって
自動車用、水難防止用、あるいは介護用の入浴時の浮袋
として使用する。 【解決手段】ゴム製あるいはビニール製の袋体Ａであっ
て一端に逆止弁２付きの吹込管１を設け、他端に排気弁
３を設ける構成で３〜４回口で空気を吹込むことによっ
て袋体Ａを膨らませて緩衝作用及び浮力を得る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自身で空気を吹き込んで膨ませる安全救命用の簡易空気袋に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

例えば自動車用のエアーバック、あるいは水難防止用の救命胴衣、又は介護用 のエアーマットはそれぞれ公知であって一般に使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし自動車用のエアーバックは正面からの衝撃でのみ作用するが、角度があ ると作用しないという欠点があり、しかも少しの衝撃では作用しない場合がある 。

【０００４】 また救命胴衣は厚みがあって常に付けたままでは動きにくく、このため外して いて万一の場合身に付けることにしている。

【０００５】 更に入浴時などに使用する介護用のエアーマットは大形でしかも、形がきまっ ていて硬いので使用しにくいという欠点があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

出願人はこのような諸々の使用に対しての欠点を解決するため種々試作研究を 重ねた結果本考案の簡易空気袋に到達したものであって、本考案はゴム製又はビ ニール製の袋体に逆止弁を設けた吹込み管を設けることによって、袋体は極く薄 い板状や一握りの塊状となって所持でき、万一の使用に際しては、吹込み管を口 にくわえて３〜４吹き空気を送り込めば十分膨らむ程度の大きさとすることによ って救命用の空気袋として使用できる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図により本考案の実施の形態を説明すると、図の袋Ａは約３０ｃｍ×４０ｃｍ の大きさのゴム製又はビニール製の袋であって、この袋の一端に逆止弁（２）を 設けた吹込管（１）と他端に排気弁（３）を設けて構成されている。

【０００８】

【実施例】

使用に際しての実施例を説明すると、自動車用のエアーバックとして使用する 場合には、乗車に際して袋Ａを膨らませておき、この袋Ａを抱えるようにして膝 の上に置き運転をする。このようにした場合には、エアーバックが作用しない程 度の軽い衝突であってもハンドルが胸に当っての怪我が防げる。また助手席や後 部座席でも同様に使用する。

【０００９】 また水難防止に使用する場合は衣服の下か、ポケットの中にこの袋Ａを入れて おき、万一事故に遭遇した場合に吹込管（１）を口にくわえて３〜４吹き空気を 送り込むことによって袋Ａは十分膨らみ浮力が得られ救助を数時間待つことがで きる。

【００１０】 またさらに介護用として入浴時に使用する場合には小形で軽量なため浴槽の中 で頭に使用したり、脇の下に使用したり簡単に取扱えるため入浴時の事故を防ぐ ことが出来る。なお、図中の符号（３）は排気弁を示す。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の救命用の簡易空気袋Ａは前述のように小形で軽量で簡単な構造のため 自動車の運転時や水難防止又は介護入浴用として瞬時に膨らませることができ、 しかも不定形であるため極めて便利に使用できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の簡易空気袋の斜視図

【符号の説明】

（１）…吹込管 （２）…逆止弁 （３）…排気弁 Ａ…袋体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ゴミ袋あるいはビニール袋Ａの一端に逆止
   弁（２）を設けた吹込管（１）を設け、該袋Ａの他端に
   排気弁（３）を設けたことを特徴とした救命用の簡易空
   気袋。