JP3081362B2 - アゾ染料 - Google Patents

アゾ染料

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JP3081362B2
JP3081362B2 JP04122367A JP12236792A JP3081362B2 JP 3081362 B2 JP3081362 B2 JP 3081362B2 JP 04122367 A JP04122367 A JP 04122367A JP 12236792 A JP12236792 A JP 12236792A JP 3081362 B2 JP3081362 B2 JP 3081362B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B43/00Preparation of azo dyes from other azo compounds
    • C09B43/12Preparation of azo dyes from other azo compounds by acylation of amino groups
    • C09B43/124Preparation of azo dyes from other azo compounds by acylation of amino groups with monocarboxylic acids, carbamic esters or halides, mono- isocyanates, or haloformic acid esters

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規なアゾ染料、その製造方法な
らびにそれを繊維材料、特に繊維織物の染色及び捺染の
ために使用する方法に関する。
【0002】本発明は下記式(1)の化合物を提供す
る。
【化16】 式中、Dは1個又は2個のスルホ基によって置換された
8−ヒドロキシ−1−ナフチル基、Aは下記式(2)又
【化17】 下記(3)の基
【化18】 (式中、R1とR2は互いに独立的に水素、C1−C4アル
キル、未置換又はヒドロキシ置換(アルキル部分におい
て)されたC1−C4アルコキシ又はC2−C4アルカノイ
ルアミノ、未置換又はC1−C4アルキル−、C1−C4
ルコキシ−又はハロゲン−置換のベンゾイルアミノ又は
ウレイドを意味し、R3は水素、C1−C4アルキル又は
1−C4アルコキシ、R4は水素又はスルホを意味す
る)、フェニレン残基(B)は未置換であるか又はハロ
ゲン−、C1−C4アルキル−又はC1−C4アルコキシ−
置換されている、XはS又はO、nは1又は2、Rは、
nが1の場合は、置換又は未置換のアルキル、アルコキ
シ、シクロアルキル、アルケニル、アリール、アラール
キル又はヘテロアリールを意味し、また、nが2の場合
は、置換又は未置換のアルキレン、シクロアルキレン、
アルケニレン、アリーレン、アラールキレン、ヘテロサ
イクリレンを意味する。
【0003】適当な8−ヒドロキシ−1−ナフチル基D
の例は以下のものである。 8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−1−ナフチル、8
−ヒドロキシ−4,6−ジスルホ−1−ナフチル、8−
ヒドロキシ−2,4−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒ
ドロキシ−3,5−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒド
ロキシ−4,7−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒドロ
キシ−5,7−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒドロキ
シ−4−スルホ−1−ナフチル、8−ヒドロキシ−5−
スルホ−1−ナフチル、8−ヒドロキシ−6−スルホ−
1−ナフチル。
【0004】好ましくは、Dは下記のいずれかの基であ
る。 8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−1−ナフチル、8
−ヒドロキシ−4,6−ジスルホ−1−ナフチル、8−
ヒドロキシ−2,4−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒ
ドロキシ−4−スルホ−1−ナフチル、特に好ましいの
は8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−1−ナフチルで
ある。ここで、スルホとは一般に遊離酸の形(−SO3
H)のみならず その塩の形、特にアルカリ金属塩(L
i、Na、K)またはアンモニウム塩も包含するものと
理解される。
【0005】R1、R2または後記のいずれかの符号が意
味するC1−C4アルキルの例はメチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、se
c−ブチル又はtert−ブチルであり、好ましくはメ
チル又はエチルである。メチルが特に好ましい。R1
2または後記のいずれかの符号が意味するC1−C4
ルコキシの例はメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、
イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec
−ブトキシ又はtert−ブトキシであり、好ましくは
メトキシ又はエトキシである。メトキシが特に好まし
い。R1、R2または後記のいずれかの符号が意味するC
2−C4アルカノイルアミノ基の例は未置換又はヒドロキ
シル−置換のアセチルアミノ、プロピオニルアミノ又は
ブチリルアミノ基である。好ましいのは未置換又はヒド
ロキシ-置換のC2−C3 アルカノイルアミノ基である。
適当なアルカノイルアミノ基R1、R2の例はアセチルア
ミノ、n−プロピオニルアミノ、イソプロピオニルアミ
ノ、ヒドロキシアセチルアミノ、2-または3-ヒドロキ
シ−n−プロピオニルアミノである。これらの中でもア
セチルアミノが特に好ましい。
【0006】適当な置換分ハロゲンの例は臭素、フッ素
又は特に塩素である。R1またはR2が意味する置換また
は未置換ベンゾイルアミノは好ましくは未置換ベンゾイ
ルアミノあるいは、たとえば、メチル、メトキシ又は塩
素によって置換されたベンゾイルアミノである。特に好
ましいのは未置換ベンゾイルアミノである。R1とR
2は、好ましくは、互いに独立的に水素、メチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシ、アセチルアミノ、ヒドロキシ
アセチルアミノ、n−プロピルアミノ、ベンゾイルアミ
ノ又はウレイドを意味する。水素、メチル、メトキシ、
アセチルアミノまたはウレイドが特に好ましい。R1
2のいま1つの好ましい意味はβ−ヒドロキシエチル
である。特に好ましくは、R1はメチル又はメトキシそ
してR2は水素、メチル、メトキシ、アセチルアミノ又
はウレイドである。
【0007】式(2)の基Aは特に好ましくは下記のい
ずれかの中間成分から誘導される: 1−アミノ−2−メトキシ−5−メチルベンゼン、1−
アミノ−2,5−ジメチルベンゼン、1−アミノ−2−
メトキシ−5−アセチルアミノベンゼン、1−アミノ−
2−メトキシベンゼン、1−アミノ−2−メチルベンゼ
ン、1−アミノ−2,5−ジメトキシベンゼン、1−ア
ミノ−2−メチル−5−アセチルアミノベンゼン、1−
アミノ−2−メトキシ−5−ウレイドベンゼン、1−ア
ミノ−2−メチル−5−ウレイドベンゼン、1−アミノ
−3−メトキシベンゼン、1−アミノ−3−メチルベン
ゼン、1−アミノ−2−(2’−ヒドロキシエトキシ)
−5−メチルベンゼン。R3 は好ましくは水素、メチ
ル、エチル、メトキシ又はエトキシである。特に水素、
メチルまたはメトキシが好ましい。
【0008】R4 は好ましくはスルホである。式(3)
の残基Aは中間成分としての1−アミノナフタレン−6
−、−7−または−8−スルホン酸又は1−アミノ−2
−メトキシナフタレン−6−スルホン酸から誘導された
残基であるのが特に好ましい。本発明の特に好ましい実
施態様においてはAが1−アミノ−2−メトキシ−5−
メチルベンゼンの残基である前記式(1)の化合物に関
する。ナフタレン残基がそれから誘導される成分の例は
1−ヒドロキシ−3−スルホ−7−アミノナフタレン
(γ−酸)又は好ましくは1−ヒドロキシ−3−スルホ
−6−アミノナフタレン(I−酸)である。すなわち、
アミノ基はナフタレン残基に、たとえば、7−位置又は
好ましくは6−位置で結合されている。Bは好ましくは
未置換であるか又は塩素−、メチル−、エチル−、メト
キシ−、又はエトキシ−置換のフェニレン基である。た
とえば、未置換又は塩素−、メチル−又はメトキシ−置
換の1,3−又は1,4−フェニレン基である。1,4
−フェニレンが特に好ましい。Xは好ましくは0であ
る。
【0009】式(1)の中でカッコでくくられている残
基は好ましくは下記式の基である。
【化19】 式中、D1 は8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−1−
ナフチル、8−ヒドロキシ−4,6−ジスルホ−1−ナ
フチル、8−ヒドロキシ−2,4−ジスルホ−1−ナフ
チル又は8−ヒドロキシ−4−スルホ−1−ナフチル、
R'1 はメチル又はメトキシ、R'2 は 水素、メチル、
メトキシ、アセチルアミノ又はウレイドを意味する。
【0010】特に好ましいのは下記式の基である。
【化20】
【0011】置換又は未置換アルキルRの例は置換又は
未置換C1−C6アルキルである。例示すればメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルならびに直
鎖状又は分枝状ペンチル又はヘキシル基であり、これら
の基はC1−C4 アルコキシ、シアノ、ハロゲン、C1
4 アルコキシカルボニルたとえばメトキシカルボニル
またはエトキシカルボニル、C2−C5アルカノイルオキ
シたとえばアセトキシ、プロピオニルオキシ、またはカ
ルバモイルによって置換及び/又は、メチルの場合を除
き、−O−、−S−または−N(CH3)−によって中
断されていてもよい。適当なアルキルRの例はメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、β−ク
ロロエチル、β−シアノエチル、β−アセトキシエチル
などである。Rが意味するアルキル基は好ましくは未置
換又は、たとえば、塩素−、シアノ−又はアセトキシ−
置換の及び/又は、メチルの場合を除き、場合によって
は酸素によって中断されたC1−C4アルキルである。特
に好ましいアルキル基Rは未置換のC1−C4アルキル、
特に、メチルとエチルである。
【0012】Rが意味する置換又は未置換アルコキシの
例はC1−C4アルコキシたとえばメトキシ、エトキシ、
n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソ
ブトキシ、sec−ブトキシまたはtert−ブトキシ
であり、好ましくはメトキシまたはエトキシ、特に好ま
しくはメトキシである。これらの基は未置換又は、たと
えば、ヒドロキシによって置換されていてもよい。Rが
意味する置換又は未置換シクロアルキルの例は置換又は
未置換のC5−C9シクロアルキル、好ましくは、シクロ
ペンチルまたはシクロヘキシルである。これは未置換又
は、たとえば、C1−C4アルキル−、C2−C5アルカノ
イル−たとえばアセチルアミノ−またはn−プロピオニ
ルアミノ−、ベンゾイルアミノ−置換されていてもよ
い。シクロアルキルRは未置換又はメチル−モノ置換、
ジ置換又はトリ置換されたシクロペンチルまたはシクロ
ヘキシルであるのが特に好ましい。とりわけ、シクロヘ
キシルが好ましい。
【0013】Rが意味する置換又は未置換アルケニルの
例はフェニルビニルである。Rが意味するアリールの例
は未置換又は下記置換基によって置換されたフェニルま
たはナフチルである:ニトロ、ハロゲンたとえばフッ
素、塩素または臭素、シアノ、C1−C4アルキル、C1
−C4アルコキシ、フェノキシ、N,N−ジ−C1−C4
アルキルアミノ、C2−C4アルカノイルアミノ、ベンゾ
イルアミノ、C1−C4アルコキシカルボニル、カルバモ
イル、スルファモイル及び/又はC1−C4アルキルスル
ホニル。Rが意味する好ましいアリールを例示すれば未
置換又はニトロ−、塩素−、臭素−、メチル−、メトキ
シ−、N,N−ジメチルアミノ−、N,N−ジエチルア
ミノ−、アセチルアミノ−、プロピオニルアミノ−、ベ
ンゾイルアミノ−、メトキシカルボニル−、エトキシカ
ルボニル−又はメチルスルホニル−置換のフェニルまた
は未置換又はニトロ−又は塩素−置換の1−又は2−ナ
フチルである。特に好ましいアリールRは未置換又は塩
素−、ニトロ−、メチル−及び/又はメトキシ−置換の
フェニル基又は未置換1−または2−ナフチルである。
【0014】格別に好ましいアリールRはフェニル、o
−、m−またはp−クロロフェニルまたは1−または2
−ナフチルである。Rが意味するアラールキルの例は置
換又は未置換のC7−C12 アラールキルである。好まし
くはベンジルまたはフェニルエチル基であり、これはさ
らに、たとえば、C1−C4アルキル、ニトロ、ハロゲン
またはC1−C4アルコキシによって置換されていてもよ
い。特に好ましいアラールキルRは未置換またはメチル
−、塩素−及び/又はメトキシ−置換のベンジルであ
る。格別に好ましいのはベンジルである。Rが意味する
適当なヘテロアリールの例は2−チオフェニル、2−フ
ラニル又は2−、3−又は4−ピリジニルである。
【0015】nが1の場合、Rは好ましくはC1−C4
ルキル、C1−C4アルコキシ、未置換又はメチル−モノ
置換、ジ置換又はトリ置換されたシクロペンチル又はシ
クロヘキシル、未置換又はニトロ−、塩素−、臭素−、
メチル−、メトキシ−、N,N−ジメチルアミノ−、
N,N−ジエチルアミノ−、アセチルアミノ−、プロピ
オニルアミノ−、ベンゾイルアミノ−、メトキシカルボ
ニル−、エトキシカルボニル−又はメチルスルホニル−
置換のフェニル、未置換又はニトロ−又は塩素−置換の
1−又は2−ナフチル、未置換又はメチル−、メトキシ
−及び/又は塩素−置換のベンジル、あるいは2−チオ
フェニル、2−フラニル又は2−、3−又は4−ピリジ
ニルを意味する。nが1の場合、特に好ましくは、Rは
メチル、エチル、未置換又はニトロ−、塩素−、メチル
−及び/又はメトキシ−置換のフェニル、2−チオフェ
ニル、ベンジル、1−又は2−ナフチル、とりわけ、o
−、m−又はp−クロロフェニル又は1−又は2−ナフ
チルを意味する。
【0016】Rが意味する置換または未置換アルキレン
の例は置換または未置換のC2−C6アルキレン、好まし
くは未置換のC2−C6 アルキレンまたは、たとえば、
1−C4 アルコキシ、シアノ、ハロゲン、フェニルま
たはC1−C4アルコキシカルボニルによって置換された
及び/又は−O−、−N(R5)−(ここでR5 はC1
4 アルキル又はアセチルを意味する)、−S−、−S
2−または脂環式または複素環式脂肪族基によって中
断されたまたは中断されていないC2−C6アルキレン基
である。適当なアルキレン基Rの例を示せば次のもので
ある。 1,2−エチレン、1,2−及び1,3−プロピレン、
1−エチル−1,2−エチレン、1−及び2−フェニル
−1,3−プロピレン、1,4−、2,3−及び2,4
−ブチレン、1,2−ジメチル−1,2−エチレン、1
−フェニル−1,2−エチレン、2−メチル−1,3−
プロピレン、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン、
1−クロロ−2,3−プロピレン、1,5−及び2,4
−ペンチレン、2−メチル−2,4−ペンチレン、2,
3−ジフェニル−1,4−ブチレン、1−メトキシカル
ボニル−1,5−ペンチレン、1,6−及び2,5−ヘ
キシレン、2−カルボキシ−1,3−プロピレン、2−
メトキシ−1,3−プロピレン、式−CH2−CH2−Q
−CH2−CH2−(ここで、Qは−O−、−S−、−S
2−または−N(CH3)−を意味する)、あるいは、
【0017】下記式のいずれかの基:
【化21】
【0018】特に好ましくは、アルキレンRは未置換又
はメトキシ−置換のC2−C4アルキレンであり、1,2
−エチレンまたは1,2−または1,3−プロピレンが
とりわけ好ましい。Rが意味する置換または未置換シク
ロアルキレンの例は置換または未置換C5-C9 アルキレ
ンである。好ましいのは未置換またはC1−C3アルキル
−モノ置換またはポリ置換のシクロペンチレンまたはシ
クロヘキシレンである。これらの中でも、未置換または
メチル−モノ置換、ジ置換またはトリ置換のシクロヘキ
シレンがとりわけ好ましい。適当な環式脂肪族基Rの例
を特に示せば以下のものである: 1,3−または1,4−シクロヘキシレン、4−メチル
−1,3−シクロヘキシレン、2−メチル−1,3−シ
クロヘキシレン、5,5−ジメチル−1,3−シクロヘ
キシレン、2−メチル−1,4−シクロヘキシレン、
4,6−ジメチル−1,3−シクロヘキシレン、4−メ
チル−1,2−シクロヘキシレン。
【0019】アルケニレンRの例はトランス配置水素原
子を有する−CH=CH−である。Rが意味するアリー
レンの例は未置換またはC1−C4アルキル−、C1−C4
アルコキシ−及び/又はハロゲン−置換のフェニレン、
ビフェニレンまたはナフチレン基である。適当なアリー
レンRを例示すれば以下のものである: 1,3−及び1,4−フェニレン、2−メチル−1,4
−フェニレン、2−メトキシ−1,4−フェニレン、
1,4−ナフチレン、1,1’−ビフェニル−4,4’
−ジイル。好ましいアリーレンRは未置換またはメチル
−またはメトキシ−置換の1,3−または1,4−フェ
ニレン基あるいは未置換ナフチレン基である。
【0020】特に好ましいアリーレンRは未置換1,3
−または1,4−フェニレン基である。Rが意味する置
換または未置換アラールキレンの例はC1−C6アルキレ
ン−フェニレン、フェニレン−C1−C6アルキレン−フ
ェニレン、C1−C3アルキレン−フェニレン−C1−C3
アルキレンあるいはメチレン−ナフチレン−メチレン基
である。これらアラールキレンのいずれの場合にもその
アルキレンは上記に例示したように置換及び/又は上記
に例示したヘテロ基によって中断されていてもよい。さ
らに、フェニレンとナフチルはさらに以下の群から選択
された1個または2個の置換基を含有していてもよい。
スルファモイル、カルバモイル、メチル、エチル、メト
キシ、エトキシ、ニトロ、塩素、N,N−ジメチルアミ
ノ、N,N−ジエチルアミノ、フェニルアミノ。
【0021】適当なアラールキレンRを特に例示すれば
以下のものである:
【化22】
【化23】
【0022】好ましいアラールキレンRはC1−C3アル
キレン−フェニレンまたはC1−C2アルキレン−フェニ
レン−C1−C2アルキレン基であり、この場合そのフェ
ニレン部分は未置換または、たとえば、メチル、メトキ
シまたは塩素によって置換されていてもよい。Rが意味
するヘテロサイクリレンの例は1,4−ピペラジンジイ
ル、2,5−フランジイルまたは2,5−チオフェンジ
イルである。nが2の場合、好ましくは、Rは未置換ま
たはメトキシ置換C2−C4アルキレン基、未置換または
メチル−モノ置換、ジ置換またはトリ置換のシクロヘキ
シレン基、トランス−CH=CH−、未置換またはメチ
ルまたはメトキシによって置換された1,3−または
1,4−フェニレン基、C1−C3アルキレン−フェニレ
ンまたはC1−C2アルキレン−フェニレン−C1−C2
ルキレン基(いずれの場合もフェニレンは未置換である
かまたはメチル、メトキシまたは塩素によって置換され
ている)、または1,4−ピペラジンジイル、2,5−
フランジイルまたは2,5−チオフェンジイルを意味す
る。特に好ましくは、nが2の場合、Rは1,3−また
は1,4−フェニレン、1,4−ピペラジンジイル、
2,5−チオフェンジイルまたはトランス−CH=CH
−を意味する。
【0023】その良好な染色特性の故に、下記により定
義される式(1)の化合物が重要である:Dが 8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−1−ナフチル、8
−ヒドロキシ−4,6−ジスルホ−1−ナフチル、8−
ヒドロキシ−2,4−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒ
ドロキシ−3,5−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒド
ロキシ−4,7−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒドロ
キシ−5,7−ジスルホ−1−ナフチル、8−ヒドロキ
シ−4−スルホ−1−ナフチル、8−ヒドロキシ−5−
スルホ−1−ナフチル、または8−ヒドロキシ−6−ス
ルホ−1−ナフチルであり、Aが前記式(2)の残基で
あって、式中のR1とR2が互いに独立的に水素、メチ
ル、エチル、メトキシ、エトキシ、アセチルアミノ、ヒ
ドロキシアセチルアミノ、n−プロピオニルアミノ、ベ
ンゾイルアミノ又はウレイドを意味するか、または前記
式(3)の基であって、式中のR3が水素、メチル又は
メトキシかつR4がスルホを意味し、Bが未置換又は塩
素−、メチル−、エチル、メトキシ−またはエトキシ−
置換のフェニレン、Xが0、nが1または2、Rが、n
が1の場合、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、
未置換又はメチル−モノ置換、ジ置換又はトリ置換のシ
クロペンチル又はシクロヘキシル、未置換又はニトロ
−、塩素−、臭素−、メチル−、メトキシ−、N,N−
ジメチルアミノ−、N,N−ジエチルアミノ−、アセチ
ルアミノ−、プロピオニルアミノ−、ベンゾイルアミノ
−、メトキシカルボニル−、エトキシカルボニル−又は
メチルスルホニル−置換のフェニル、未置換又はニトロ
−又は塩素−置換の1−又は2−ナフチル、未置換又は
メチル−、メトキシ−及び/又は塩素−置換のベンジ
ル、あるいは2−チオフェニル、2−フラニル又は2
−、3−又は4−ピリジニルであり、また、nが2の場
合、未置換又はメトキシ−置換のC2−C4アルキレン
基、未置換又はメチル−モノ置換、ジ置換又はトリ置換
のシクロヘキシレン基、トランス−CH=CH−、未置
換又はメチル−又はメトキシ−置換の1,3−又は1,
4−フェニレン基、C1−C3 アルキレン−フェニレン
又はC1−C2アルキレン−フェニレン−C1−C2アルキ
レン基(いずれの場合もフェニレンは未置換であるか又
はメチル、メトキシ又は塩素によって置換されてい
る)、又は1,4−ピペラジンジイル、2,5−フラン
ジイル又は2,5−チオフェンジイルである。
【0024】その優れた染色特性の故に下記式(1a)
の化合物が特に重要である。
【化24】
【0025】式中、D1 は8−ヒドロキシ−3,6−ジ
スルホ−1−ナフチル、8−ヒドロキシ−4,6−ジス
ルホ−1−ナフチル、8−ヒドロキシ−2,4−ジスル
ホ−1−ナフチル又は8−ヒドロキシ−4−スルホ−1
−ナフチル、R'1 はメチル又はメトキシ、R'2 は 水
素、メチル、メトキシ、アセチルアミノ又はウレイドを
意味し、nは1又は2、R’はnが1の場合は、メチ
ル、エチル、未置換又はニトロ−、塩素−、メチル−及
び/又はメトキシ−置換のフェニル、2−チオフェニ
ル、ベンジル又は1−又は2−ナフチルであり、また、
nが2である場合は、1,3−又は1,4−フェニレ
ン、2,5−チオフェンジイル、1,4−ピペラジンジ
イル又はトランス−CH=CH−を意味する。
【0026】本発明の特に好ましい実施例は下記式(1
b)の化合物である。
【化25】 式中、R”はフェニル、o−、m−またはp−クロロフ
ェニルまたは1−または2−ナフチルを意味する。
【0027】式(1)の化合物は、たとえば、次の方法
によって製造することができる。すなわち、式
【化26】 の化合物をジアゾ化し、式
【化27】 の化合物とカップリングし、生成した式
【化28】 のジスアゾ化合物を加水分解し、そのあと式
【化29】 の化合物と反応する。なお、各式中のA、B、R、Xお
よびnは前記に定義した意味を有しそしてYは水素、C
1−C4アルキルまたはハロゲンを意味し、Halはハロ
ゲン、好ましくは、塩素を意味する。
【0028】式(4)、(5)、(6)の化合物は公知
でありそして公知方法によって製造することができる。
式(4)の化合物のジアゾ化はそれ自体公知の方法で実
施される。たとえば、無機酸媒質中、たとえば、塩酸媒
質中、−5乃至30℃、好ましくは0乃至10℃の温度
で亜硝酸塩、たとえば、亜硝酸ナトリウムのごとき亜硝
酸アルカリ金属塩を使用して実施される。式(4)のジ
アゾ化された化合物と式(5)の化合物とのカップリン
グもそれ自体公知の常用条件で実施される。水性または
水性有機媒質中、約−5乃至30℃、好ましくは0乃至
10℃の温度ならびに弱酸性、中性またはアルカリ性p
H価を使用するのが有利である。好ましくは、カップリ
ング反応は中性乃至アルカリ性pH価、たとえば、pH
7乃至12で実施される。このpH価の調整は塩基の添
加によって実施される。塩基としては、たとえば、水酸
化リチウム、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムの
ごときアルカリ金属水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナト
リウムまたは炭酸カリウムのごときアルカリ金属炭酸
塩、酢酸ナトリウムのごとき酢酸塩、あるいは アンモ
ニアまたは有機アミンなどが使用できる。
【0029】式(4)と(5)の化合物は本方法におい
ては一般にほぼ化学量論量で使用される。同様に、対応
するヒドロキシ化合物を得るための式(6)の化合物の
加水分解もそれ自体公知の方法で実施される。有利には
水性アルカリ性媒質中で加熱する方法であり、たとえ
ば、式(6)の化合物の粗製溶液を上記に例示した塩基
の1つ、たとえば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ
ウムと混合しそして、たとえば、20乃至150℃の温
度、好ましくは30乃至100℃の温度に加熱すること
によって実施される。加水分解された式(6)の化合物
と式(7)の化合物との反応は水性または水性有機媒質
中たとえば0乃至100℃、好ましくは20乃至80℃
の温度で有利に実施される。弱アルカリ性、中性または
弱酸性pH価、たとえば、4.5乃至9好ましくは5.
5乃至7.5のpH価を使用するのが有利である。pH
価は上記に例示したいずれかの塩基を制御添加すること
によって調整しかつ保持することができる。
【0030】nが1の場合、式(6)の化合物と式
(7)の化合物をほぼ化学量論量で反応する。式(7)
の化合物をやや過剰に使用するのが有利である。nが2
の場合、一般に、式(7)の化合物の1モル当量に対し
て式(6)の化合物の少なくとも2モル当量を使用す
る。式(6)の化合物をこれよりやや過剰に使用するの
が有利である。式(1)の化合物の製造方法の変法とし
て、上記の反応順序を逆にして、最初に式(6)の化合
物を式(7)の化合物と反応しそして次に加水分解を行
なうこともできる。
【0031】式(1)の化合物を製造するためのいま1
つの方法は上記した式(4)の化合物をジアゾ化し、そ
して下記式(8)
【化30】 (式中、B、R、Xおよびnは上記で定義した意味を有
する)の化合物とそれ自体公知の方法でカップリング
し、そのあと生成した化合物のフェニルスルホニル基を
上記方法で加水分解する方法である。
【0032】式(8)の化合物は、下記2つの式の化合
【化31】 を除外して、新規化合物であり、本発明の対象の1つで
ある。
【0033】本発明はさらに窒素含有繊維材料および特
にヒドロキシル含有繊維材料の染色ならびに捺染のため
の染料として式(1)の化合物を使用する方法も包含す
る。すなわち、本発明による式(1)の化合物は窒素含
有繊維材料または特にセルロース繊維材料の染色または
捺染のために好適である。好ましい基質はシルク、ウー
ルまたは合成ポリアミドから製造された繊維織物ならび
にレーヨン、木綿または麻のごときセルロース繊維材料
から製造された織物である。本発明による化合物はその
染色特性の点から、カラーインデックスでいう直接染料
に属する。本発明による化合物はたとえば、ウール−木
綿、ポリアミド−木綿、アクリル−木綿又は特にポリエ
ステル−木綿のような混合織物繊維材料を一浴染色法で
かつ他方繊維材料のための染料の存在で染色するために
も使用することができる。被染色繊維材料は各種の加工
状態で存在することができる。たとえば、ファイバー、
ヤーン、織物、編物などでありうる。本発明による染料
および染料混合物は繊維織物基質のみならず皮革及び紙
の染色のためにも使用することができる。
【0034】本発明による化合物を使用して得られる染
色物は均質な青色を呈しそして使用堅牢性、たとえば、
耐乾燥摩擦堅牢性、耐湿潤堅牢性、耐湿潤摩擦堅牢性、
耐汗堅牢性などが全般的に優れている。特に注目される
べきは本発明による染料によって得られる染色物の優秀
な耐光堅牢性である。式(1)の化合物は、また、高い
吸尽率および良好なビルド・アップ性によって特徴づけ
られる。必要な場合は、得られる直接染色物および捺染
物の耐湿潤堅牢性特に耐洗濯堅牢性は固着剤で後処理す
ることによってさらに向上させることができる。本発明
による染料は他のタイプの染料特に分散染料と高い相容
性を有する。本発明による染料は良好な高温安定性を有
しているから、ポリエステル繊維材料のための染色条件
で、すなわち、100乃至150℃好ましくは100乃
至130℃かつpH4乃至7.5、好ましくはpH5乃
至7で水性浴から染色することができる。
【0035】このことは本発明による染料と一緒に通常
の分散染料を単工程、一浴法で使用してポリエステル−
木綿の混合繊維材料または混織物を染色することを可能
とする。そして2つの繊維成分がそれぞれの染料で均質
かつ堅牢に染色された染色物が得られる。本発明による
染料または染料混合物と同じ色の分散染料を使用すれば
同色染色物(on-tone dyeings)を得ることさえ可能で
ある。本発明による染料は、たとえば、ポリエステルと
セルロース繊維の混織物の染色を著しく簡単化する。す
なわち、混織物もそれぞれの成分を相互に異なる染色条
件で別々に染色する必要がもはやなくなる。本発明によ
る式(1)の化合物はまたインク噴射印刷のための水性
インクを製造するためにも使用することができる。以
下、本発明を実施例によってさらに説明する。実施例中
の部とパーセントは特に別途記載のない限り重量ベース
である。重量部と容量部との関係はキログラムとリット
ルとの関係と同じである。
【0036】実施例1 下記式の化合物157部を常用方法で亜硝酸ナトリウム
と塩酸を使用してジアゾ化する。
【化32】 得られたジアゾ懸濁物を水1000部中6−(4’−ア
ミノフェニルアミノ)−1−ヒドロキシナフタレン−3
−スルホン酸82部の懸濁物に0乃至5℃の温度で約3
0分間かけて滴下する。この添加の間、カップリングの
pH価を水酸化ナトリウム溶液の添加で約pH8.5の
一定に保持する。この反応混合物をpH8.5で約8乃
至15時間攪拌しそして次に水酸化ナトリウム溶液でp
H価12乃至13に調整する。この反応混合物を次に8
5乃至90℃の温度で約2時間半攪拌する。このあと、
室温まで冷却しそして得られた溶液を濃塩酸でpH6.
5乃至7に調整する。このあと塩化ナトリウムを加えて
下記式の化合物を塩析し、濾過単離して乾燥する。
【化33】
【0037】実施例2 実施例1で得られた式(10)の化合物81部を温水6
000部に溶解する。室温まで冷却後、3−クロロベン
ゾイルクロライド20部を滴下する。この反応混合物を
pHを6に保持して水酸化ナトリウム溶液の消費が止ま
るまで反応する(約3乃至6時間)。このあと、pH価
を塩酸で1に調整しそして生成物を塩化ナトリウムで塩
析し、濾過単離して乾燥する。しかして下記式の化合物
を得る。
【化34】 この染料は木綿を全般的使用堅牢性が優れた青色に染色
する。
【0038】実施例3〜17 実施例1と2に記載した方法によってさらに下記式の化
合物を得た。
【化35】 式中のRとnは後記の表1に記載した意味を有する。
【0039】表1
【化36】
【化37】
【化38】
【0040】実施例18〜31 実施例1と2に記載した方法によってさらに下記式の化
合物を得た。
【化39】 式中のAは後記の表2に記載した意味を有する。
【0041】表2
【化40】
【化41】
【化42】
【0042】実施例32〜46 実施例1と2に記載した方法によってさらに下記式の化
合物を得た。
【化43】 式中のAは後記の表3に記載した意味を有する。
【0043】表3
【化44】
【化45】
【化46】
【0044】実施例47〜49 実施例1と2に記載した方法によってさらに下記式の化
合物を得た。
【化47】 式中のDは後記の表4に記載した意味を有する。
【0045】表4
【化48】
【0046】実施例50 (a) 6−(4’−アミノフェニルアミノ)−1−ヒ
ドロキシナフタレン−3−スルホン酸(75.9%)2
1.75部を酢酸ナトリウム3部と水500部中に懸濁
し、そして55℃に加温し、溶解するまで攪拌する。4
規定水酸化ナトリウム溶液を添加してpH7.6に調整
する。40℃の温度でこの7.6pH価を保持しながら
クロロギ酸5.85部を15分間で滴下する。反応は1
時間で終了し、下記式の化合物を含有する溶液を得る。
【化49】 (b) 下記式の化合物31.6部を常用方法で亜硝酸
ナトリウムと塩酸を使用してジアゾ化する。
【化50】 得られたジアゾ懸濁物を上記(a)工程で得られた懸濁
物に0乃至5℃の温度で約30分間かけて滴下する。こ
の添加の間、カップリングのpH価を水酸化ナトリウム
溶液の添加で約pH8.5の一定に保持する。この反応
混合物をpH8.5で約8乃至15時間攪拌しそして次
に水酸化ナトリウム溶液でpH12乃至13に調整す
る。この反応混合物を次に85乃至90℃の温度で約2
時間半攪拌しそして次に室温まで冷却する。得られた溶
液を濃塩酸でpH6.5乃至7に調整する。このあと塩
化ナトリウムを加えて下記式の化合物を塩析し、濾過単
離して乾燥する。
【化51】
【0047】実施例51 6−(4’−アミノフェニルアミノ)−1−ヒドロキシ
ナフタレン−3−スルホン酸16.5部を温水1500
部に溶解する。室温まで冷却後、4−クロロベンゾイル
クロライド9.65部を約30分間で滴下添加する。こ
の反応混合物をpH6に保持して水酸化ナトリウム溶液
の消費が止むまで(約2.5乃至4時間)反応する。こ
のあと、pH価を塩酸で1に調整しそして生成物を塩化
ナトリウムで塩析し、吸引濾過して単離し乾燥する。し
かして下記式の化合物を得る。
【化52】 4−クロロベンゾイルクロライドの代りに当量の塩化ベ
ンゾイルまたは3−クロロベンゾイルクロライドを使用
しても類似中間生成物が得られる。
【0048】染色例 シルケット加工してない未漂白木綿布12.5部を非イ
オン分散剤1部を添加して80℃の温度で湿潤する。こ
の木綿布を絞りそして実施例3で得られた染料1.0%
を含有する50℃の染浴に20:1の浴比で導入する。
この染浴を30分間で沸騰温度まで加熱し、硫酸ナトリ
ウム15g/リットルを3回に分けて添加しそして45
分間沸騰温度に保持する。このあと、染色された木綿布
を浴から取り出し、冷水ですすぎ洗いして乾燥する。こ
れにより青色に染色された木綿布を得た。この染色物は
良好な全般的使用堅牢性を有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D06P 3/62 D06P 3/62 3/82 3/82 E (56)参考文献 特開 平1−141966(JP,A) 特開 昭60−243176(JP,A) 特開 昭61−2775(JP,A) 特開 昭63−288278(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 31/072 C09B 33/28 C09B 43/132 D06P 3/52 - 3/56 D06P 3/60 - 3/68 D06P 3/82 - 3/874 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔式中、 Dは1個又は2個のスルホ基によって置換された8−ヒ
    ドロキシ−1−ナフチル基、 Aは式 【化2】 又は式 【化3】 (式中、 R1とR2は互いに独立的に水素、C1−C4アルキル、未
    置換又はヒドロキシ置換(アルキル部分において)され
    たC1−C4アルコキシ又はC2−C4アルカノイルアミ
    ノ、未置換又はC1−C4アルキル−、C1−C4アルコキ
    シ−又はハロゲン−置換のベンゾイルアミノ又はウレイ
    ドを意味し、 R3は水素、C1−C4アルキル又はC1−C4アルコキ
    シ、 R4は水素又はスルホを意味する)の基、 フェニレン残基(B)は未置換であるか又はハロゲン
    −、C1−C4アルキル−又はC1−C4アルコキシ−置換
    されている、 XはS又はO、 nは1又は2、 Rは、nが1の場合は、置換又は未置換のアルキル、ア
    ルコキシ、シクロアルキル、アルケニル、アリール、ア
    ラールキル又はヘテロアリールを意味し、また、nが2
    の場合は、置換又は未置換のアルキレン、シクロアルキ
    レン、アルケニレン、アリーレン、アラールキレン、ヘ
    テロサイクリレンを意味する〕の化合物。
  2. 【請求項2】 Dが 8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−1−ナフチル、 8−ヒドロキシ−4,6−ジスルホ−1−ナフチル、 8−ヒドロキシ−2,4−ジスルホ−1−ナフチル、 8−ヒドロキシ−3,5−ジスルホ−1−ナフチル、 8−ヒドロキシ−4,7−ジスルホ−1−ナフチル、 8−ヒドロキシ−5,7−ジスルホ−1−ナフチル、 8−ヒドロキシ−4−スルホ−1−ナフチル、 8−ヒドロキシ−5−スルホ−1−ナフチル、又は 8−ヒドロキシ−6−スルホ−1−ナフチル、 であり、 Aが、 R1とR2が互いに独立的に水素、メチル、エチル、メト
    キシ、エトキシ、アセチルアミノ、ヒドロキシアセチル
    アミノ、n−プロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ又
    はウレイドを意味する前記式(2)の基であるか又はR
    3 が水素、メチル又はメトキシかつR4がスルホを意味
    する前記式(3)の基であり、 Bが未置換又は塩素−、メチル−、エチル−、メトキシ
    −又はエトキシ−置換のフェニレン、 Xが0、 nが1又は2、 Rが、nが1の場合、 C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、未置換又はメ
    チル−モノ置換、ジ置換又はトリ置換のシクロペンチル
    又はシクロヘキシル、未置換又はニトロ−、塩素−、臭
    素−、メチル−、メトキシ−、N,N−ジメチルアミノ
    −、N,N−ジエチルアミノ−、アセチルアミノ−、プ
    ロピオニルアミノ−、ベンゾイルアミノ−、メトキシカ
    ルボニル−、エトキシカルボニル−又はメチルスルホニ
    ル−置換のフェニル、未置換又はニトロ−又は塩素−置
    換の1−又は2−ナフチル、未置換又はメチル−、メト
    キシ−及び/又は塩素−置換のベンジル、あるいは2−
    チオフェニル、2−フラニル又は2−、3−又は4−ピ
    リジニルであり、 また、nが2の場合、 未置換又はメトキシ−置換のC2−C4アルキレン基、未
    置換又はメチル−モノ置換、ジ置換又はトリ置換のシク
    ロヘキシレン基、トランス−CH=CH−、未置換又は
    メチル−又はメトキシ−置換の1,3−又は1,4−フ
    ェニレン基、C1−C3 アルキレン−フェニレン又はC1
    −C2アルキレン−フェニレン−C1−C2アルキレン基
    (いずれの場合もフェニレンは未置換であるか又はメチ
    ル−、メトキシ−又は塩素−置換されている)、又は
    1,4−ピペラジンジイル、2,5−フランジイル又は
    2,5−チオフェンジイルである、式(1)の請求項1
    記載の化合物。
  3. 【請求項3】 式 【化4】 (式中、 D1 は8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−1−ナフチ
    ル、8−ヒドロキシ−4,6−ジスルホ−1−ナフチ
    ル、8−ヒドロキシ−2,4−ジスルホ−1−ナフチル
    又は8−ヒドロキシ−4−スルホ−1−ナフチル、 R'1 はメチル又はメトキシ、 R'2 は 水素、メチル、メトキシ、アセチルアミノ又は
    ウレイドを意味し、 nは1又は2、 R’はnが1の場合は、メチル、エチル、未置換又はニ
    トロ−、塩素−、メチル−及び/又はメトキシ−置換の
    フェニル、2−チオフェニル、ベンジル又は1−又は2
    −ナフチルであり、また、nが2である場合は、1,3
    −又は1,4−フェニレン、2,5−チオフェンジイ
    ル、1,4−ピペラジンジイル又はトランス−CH=C
    H−を意味する)の請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 式 【化5】 (式中、R”はフェニル、o−、m−又はp−クロロフ
    ェニル又は1−又は2−ナフチルを意味する)の請求項
    1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の式(1)の化合物の製造
    方法において、式 【化6】 の化合物をジアゾ化し、式 【化7】 の化合物とカップリングし、生成した式 【化8】 のジスアゾ化合物を加水分解し、そのあと式 【化9】 (各式中のA、B、R、X及びnは請求項1で定義した
    意味を有しそしてYは水素、C1−C4アルキル又はハロ
    ゲンを意味し、Halはハロゲン、好ましくは、塩素を
    意味する)の化合物と反応することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の式(1)の化合物の製造
    方法において、式 【化10】 (式中、Aは請求項1で定義した意味を有しそしてYは
    水素、C1−C4アルキル又はハロゲンを意味する)の化
    合物をジアゾ化し、式 【化11】 (式中、B、R、X及びnは請求項1で定義した意味を
    有する)の化合物とカップリングし、つぎに生成した化
    合物を加水分解することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 式 【化12】 (式中、R、X及びnは請求項1で定義した意味を有す
    る)の化合物、ただし式 【化13】 の化合物は該当しない。
  8. 【請求項8】 ポリエステル−木綿混合織物を分散染料
    と直接染料で染色する方法において、単工程、一浴染色
    法で染料として分散染料ならびに請求項1記載の式
    (1)の化合物を使用しそして温度が100乃至150
    ℃、好ましくは120乃至130℃、かつpH4乃至
    7.5の水性浴から染色することを特徴とする方法。
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