JP3081149U - コード付電子ロック装置 - Google Patents

コード付電子ロック装置

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JP3081149U JP2001000460U JP2001000460U JP3081149U JP 3081149 U JP3081149 U JP 3081149U JP 2001000460 U JP2001000460 U JP 2001000460U JP 2001000460 U JP2001000460 U JP 2001000460U JP 3081149 U JP3081149 U JP 3081149U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所定のコードが組み込まれたチップ付キーの
コードを判読し、ロックを開放したり、必要に応じてコ
ンピュータに接続して、チップにストアされたコードデ
ータのファイリング修正あるいは抹消したり、コンピュ
ータを地区の保安系統にインターコネクトして、ユザー
の住宅の保安を完全にすることもできる、コード付電子
ロック装置を提供する。 【解決手段】 ロック本体と、嵌合部と、ハンドル操作
機構3と、ロック機構4から構成され、嵌合部は回路盤
24と、電池23に接続され、ロック機構4には、ロッ
ク片41と、駆動モータMを含む1組のピニオン43と
ラック42と、従動部材44と、1対のマイクロスイッ
チ451,452とを有し、チップにストアされている
コードが嵌合部21において符合すると確認されたら、
ロック機構4は動作し、開錠する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コードの符合により開錠できる電子ロック装置に関し、特に、所定 のコードが組み込まれたチップ付のキーを、本体側のキー嵌合部に嵌合すること によりコードを判読してロックを開放したり、また必要に応じてコンピュータに 接続してチップにストアされたコードのファイリングを修正したりあるいは抹消 したりできるコード付電子ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術と考案の解決しようとする課題】
周知のようにドアのロック装置には、いろいろな種類があるが、その中で一般 的に使用されているものを図6〜8に示す。まず、図6に示すドアのロック装置 において、キー9を鍵穴90に入れ回転すれば、図7に示すようにロック機構の 回転片91が回転し、図8に示すようにラッチ92の後部に結合してこれを後退 させて開錠する。
【0003】 このようなドアのロック装置のキー9は、平板の一辺に波状曲線部分が施され ているが、このような構造では模倣されやすいので、キー9自体を半円柱形にし たものもある。しかし、このようなキーでも回転片91を回転してラッチを外す 点においては、前記のものと同様であり、依然として保安管理上で問題がある。
【0004】 また、いわゆる多段式ロック装置も開発された。このロック装置は、キー9で 回転片91を回してラッチ92を多段階に後退させるもので、円柱形のキー9に 複数の円状凹部を形成する一方、前記回転片91にも対応する位置に複数の凸部 を形成し、キー9の円状凹部と回転片91の凸部が合致すると、回転片91が回 り、開錠するようになっている。
【0005】 このロック装置の構造は、前述の2つの平板状あるいは半円柱状のキーに比し 保安面では優れているが、キー自体を遺失した場合には再度製作する場合に手間 がかかるという問題がある。
【0006】 また、ドアのロック装置は、通常ラッチを2枚の門扉間あるいは門扉と門柱の 間に出没自在に取り付けるものであるが、このような機械式のものでは侵入者に 破壊されやすく、その上、一般の建物や住宅の門や扉は数個所あることから、各 門や扉にそれぞれキー開錠式のロック装置を取り付けると、多数のキーが必要と なり、持ち運びも不便である。
【0007】 最近では、コード付押しボタン式電子ロック装置が出現している。このロック 装置は、コード入力用の面盤上に設けられたボタンで所定のコードを設定し、開 錠するものであるが、停電の際には機能が失われ、壊れやすく、コードの解読も 容易なことから、保安上あるいは住宅の保守管理上の点で問題がある。
【0008】 本考案は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、所定 のコードが組み込まれたチップ付のキーを、本体側のキー嵌合部に嵌合すること によりコードを判読し、ロック装置のハンドルを回転しロックを開放したり、必 要に応じてロック装置をコンピュータに接続して、チップにストアされたコード を判読し、データのファイリングを修正したりあるいは抹消したりでき、また、 コンピュータを住居が所属する地区の保安部署にインターコネクトして、ユザー の建物や住宅の保安を完全にすることもできる、コード付電子ロック装置を提供 することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の目的は、下記する手段により達成される。
【0010】 (1) ドアに取り付けられたロック本体内に設けられたロック機構をキーに より作動させることによりロック片を前記ロック本体内から出没させ、ドアをド ア保持部に対しロックあるいはアンロックするロック装置において、所定のコー ドが記憶されているチップを有する前記キーと、前記ロック本体に設けられたキ ー嵌合部と、予め前記キーのコードと対応するコードが設定された回路盤と、前 記キーの保有するコードと回路盤のコードが符合すると前記ロック片のロックを 解除するようにしたことを特徴とするコード付電子ロック装置。
【0011】 (2) 前記ロック本体は、前カバーと、中ケースと、後カバーと、前記前カ バー及び後カバーの適当な位置に外側と内側に相対して取付けられた1本の前部 ハンドル及び後部ハンドルと、当該前部ハンドル及び/又は後部ハンドルを操作 することにより前記ロック本体よりラッチ片を出没させるハンドル操作機構を有 することを特徴とする(1)のコード付電子ロック装置。
【0012】 (3) 前記ハンドル操作機構は、斜面と平面を有する前記ラッチ片と、該ラ ッチ片の後端に取り付けられた1本のロッド部材と、このロッド部材が嵌装され た固定ベースと、該固定ベースと前記ラッチ片の後端との間に設けられ、当該ラ ッチ片を外方に突出させる弾撥力を有するコイルバネと、該ロッド部材の端部に 設けられた1本の横柱と、該横柱を介して前記ロッド部材を前記コイルバネに抗 して軸方向に移動させる回転子とから構成したことを特徴とする(2)のコード 付電子ロック装置。
【0013】 (4) 前記ハンドル操作機構は、前記横柱の中間部にねじ部を設け、該横柱 を回動することにより前記ロッド部材から分離し、前記ラッチ片が有する斜面を 外側又は内側にセットできるようにしたことを特徴とする(2)又は(3)に記 載のコード付電子ロック装置。
【0014】 (5) 前記ハンドル操作機構は、前記回転子が、相互に平行した2つの爪部 の端部を1つの円筒体に取り付けたものにより構成され、該円筒体を前記ロック 本体の受け入れ孔内に回転自在に設けると共に、該円筒体の上端に形成された多 角形の穴に、前記ハンドル操作機構を旋回させるための前記ハンドルを装着した ことを特徴とする(2)〜(4)のコード付電子ロック装置。
【0015】 (6) 前記ロック機構は、前記ロック片の後端に取り付けられたラックと、 該ラックと噛合して設けられ、該ラックを軸方向往復動するようにモータ駆動さ れるピニオンと、前記ラックの動作に追随して回動する従動部材と、該従動部材 によりオンオフされる複数のマイクロスイッチとを有し、 当該マイクロスイッチにより前記ロック片がロック本体内より出没した状態を 検知するようにした(1)のコード付電子ロック装置。
【0016】 (7) 前記ロック機構は、前記ロック本体を構成する前カバーと後カバーの 間に設けられた中ケースの中に、前記回路盤と1組の電池と共に収納されており 、前記ロック片は後端にクランプ部材が取り付けられ、該クランプ部材に前記ラ ックを取り付けると共に1本の短柱を設け、該短柱を前記従動部材に形成された 切欠部に嵌合し、該従動部材の端部を支持するスリーブを、前記ロック本体に形 成された受け入れ孔内に回転自在に嵌装したことを特徴とする(1)又は(6) のコード付電子ロック装置。
【0017】 (8) 前記マイクロスイッチは、前記従動部材を支持するスリーブの両側に 配置されていることを特徴とする(6)のコード付電子ロック装置。
【0018】 (9) 前記1対のマイクロスイッチは、前記回路盤上のアラーム回路と接続 され、異常時に音響によるアラームを発するようにしたことを特徴とする(6) 又は(8)のコード付電子ロック装置。
【0019】 (10) 前記ロック機構は、前記スリーブの上端に多角形の穴を設け、該穴 にハンドルを取り付け、前記モータ停止時に該ハンドルを操作することにより、 前記ロック片をロック本体内より出没させるようにしたことを特徴とする(7) のコード付電子ロック装置。
【0020】 (11) 前記ロック本体は、1つの側面の中央部に、キーのチップに記憶さ れたコードをリセットするリセットボタンが取り付けられるリセット用挿入口と 、コンピュータが接続されるコンピュータ挿入口と、ブザーを接続するブザー挿 入口とが設置されていることを特徴とする(1)〜(10)のコード付電子ロッ ク装置。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態を図面により説明するが、図1は本考案の一実施形 態に係るコード付電子ロック装置の一部を示す斜視図、図2は同電子ロック装置 の側面断面図、図3は施錠状態におけるロック本体の内部構成を示す概略図、図 4は開錠状態におけるロック本体の内部構成を示す概略図である。
【0022】 図1において、本考案によるコード付電子ロック装置は、大別して、ロック本 体1と、キー22が嵌合されるコネクタ手段2と、ドアや扉を開閉操作する前部 ハンドル111及び当該前部ハンドル111が連結されたハンドル操作機構3( 図3参照)と、ドアや扉をロックするロック機構4(図3参照)とを有している 。
【0023】 キー22は、所定のコードが記憶されているチップを有している。このキー2 2が嵌合されるコネクタ手段2は、ロック本体1の前カバー11上に取り付けら れた嵌合部21を有し、チップ付キー22を嵌合部21に接合させたとき、キー 22が保有するコードと、ロック本体1内の回路盤24に記憶されているコード が符合すればロック機構4をアンロック作動し、前カバー11の中段部に装着さ れている1本の前部ハンドル111を操作することによりドアを開けることがで きるようになっている。
【0024】 図2において、ロック本体1は、前カバー11と、中ケース12と、後カバー 13とを有し、後カバー13には1本の後部ハンドル131が、前部ハンドル1 11と対応する位置に設けられている。
【0025】 中ケース12内には、図3に示す、種々の制御を行なう回路盤24と、この回 路盤24等に給電する1組の電池23と、ハンドル操作機構3と、ロック機構4 が組み込まれている。
【0026】 回路盤24は、前記嵌合部21と電気的に接続されており、チップ付キー22 を嵌合部21に嵌合あるいは接合し、キー22の保有コードと回路盤24側に記 憶されているコードが符合すれば、ロック機構4を動作し、開錠するようになっ ている。なお、符号「121」は前カバー板である。
【0027】 図3において、ハンドル操作機構3は、中ケース12の前カバー板121より 出没自在に設けられたラッチ片31と、このラッチ片31の後端に枢接されたロ ッド部材311と、該ロッド部材311を取巻くように設けられたコイルバネ3 2と、固定ベース33と、回転子34とから構成されている。
【0028】 前記ラッチ片31は、平面と斜面からなる三角錘状をなし、内開きドアの場合 は斜面が内側に、外開きドアの場合は斜面が外側に位置するように、中ケース1 2の前カバー板121を貫通して設けられている。
【0029】 前記ロッド部材311は、固定ベース33を貫通して伸延するように設けられ 、コイルバネ32は、ラッチ片31を外方に突出させるように、ラッチ片31の 後端と固定ベース33と間に介装されている。
【0030】 前記ロッド部材311の端部には、回転子34と連動する1本の短い横柱31 2が上下に突出するように取り付けられ、横柱312の中間部の外表面にはねじ 部が形成されている。したがって、この横柱312回動すると、ロッド部材31 1と結合したり分離したりでき、固定ベース33からロッド部材311を取り外 すことができるようになっている。これにより、ラッチ片31の斜面を外側ある いは内側にセットし、外開きドア用あるいは内開きドア用の何れにも対応可能と している。
【0031】 前記回転子34は、ロック本体1の受け入れ孔内に回転自在に設置された1つ の円筒体342と、この円筒体342に基端が連結された相互に平行な2つの爪 部341とを有し、円筒体342の上端に形成された正方形の穴343にハンド ル111、131の回転軸が挿入されている。
【0032】 ハンドル111、131を回転すると、円筒体342を介して爪部341が回 動し、横柱312の上下両端部を介してロッド部材311をコイルバネ32に抗 して移動し、ラッチ片31を前カバー板121から出没させ、ドアや扉が開閉可 能になる。
【0033】 前記ロック機構4は、矩形ブロック状のロック片41と、このロック片41の 後端に設けられたクランプ部材411と、このクランプ部材411に形成された 溝部412に嵌合して取付けられたラック42と、このラック42に噛合され可 逆モータMにより駆動されるピニオン43と、クランプ部材411に設けられた 短柱441により作動される1つの従動部材44と、この従動部材44によりオ ンオフ作動される1対のマイクロスイッチ451、452とを有している。
【0034】 このロック機構4においては、前記モータMが正逆回転駆動されると、ピニオ ン43がラック42を作動し、クランプ部材411が軸方向に作動することにな るが、このクランプ部材411の前端にはロック片41が取り付けられているの で、当該ロック片41は、中ケース12の前カバー板121から出没し、ロック あるいはアンロックするように機能する。
【0035】 また、このクランプ部材411の後端部位には、1本の短柱441が取り付け られ、この短柱441は、従動部材44のU字状の切欠部442に嵌合されてい る。しかも、この従動部材44は、ロック本体4に形成された受け入れ孔内に回 転自在に設けられた1つのスリーブ443と連結されているので、前記モータM が正逆回転駆動されると、この従動部材44がスリーブ443を中心に回動し、 前記マイクロスイッチ451、452がオンオフ作動されるようになる。
【0036】 つまり、このマイクロスイッチ451、452のオンオフ作動は、前記ロック 片41のロックやアンロックの状態、あるいはロック片41が予定されている所 定の位置に到達したか否かを検知し、これを電気信号に変換し、表示することが できる。また、場合によっては、回路盤24に設けられているアラーム回路を作 動して、アラーム音響を発することもできる。
【0037】 なお、このスリーブ443の上端には、1つの正方形の穴444が設けられ、 ここにロック片41を手動により作動する内側ハンドル(図示せず)の回転軸が 嵌め込まれているが、これは、例えば、停電の場合にロック装置が開閉できなけ れば、問題であるため、内部からロック片41のロックを手動解除できるように している。
【0038】 ロック本体4の側板には、リセット用孔51、コンピュータ用孔52及びブザ ー用孔53等が設けられている。このリセット用孔51は、キー22を遺失した ときに、このリセット用孔51を利用してコードをリセットするリセットボタン が取り付けられるものである。
【0039】 コンピュータ用孔52は、ここにコンピュータを接続し、チップのコードを判 読したり、必要ならばコードのファイリングを修正したりまたは抹消したりでき 、また、このコンピュータを当該ユザーの建物が所属する地区の保安部署にイン ターコネクトし、ユザーの建物や住宅の保安を一層完全にすることもできる。
【0040】 ブザー用孔53は、前記アラーム回路を独立に作動させるスイッチを設けるか あるいはこのスイッチを作動させる器具を挿入できるようにしたものである。
【0041】 このように構成されたコード付電子ロック装置は、キー22をドアの嵌合部2 1に接合させたとき、キー22から入力されたチップに保有されているコードと 、回路盤24側にプリセットされているコードが、符合しないと、嵌合部21又 は回路盤24自体あるいはコンピュータが判断した場合は、図3に示すような開 錠不能な状態となる。つまり、ロック片41が中ケース12の前カバー板121 から突出した施錠状態となる。この場合は、外開きドアあるいは内開きドアの何 れであっても、ハンドル111、131を操作し、ラッチ片31を作動してもド アは開かない。
【0042】 しかし、チップ付キー22から入力したコードと回路盤24側にプリセットさ れたコードが符合すると、嵌合部21又は回路盤24自体あるいはコンピュータ が判断した場合、回路盤24あるいはコンピュータ側からの指令により、モータ Mが起動され、ピニオン43、ラック42及びクランプ部材411を介してロッ ク片41が後退されることになり、図4に示すような開錠状態となる。つまり、 ロック片41がロック本体4の前カバー板121内に完全に没した開錠状態とな る。
【0043】 この開錠状態において、従動部材44がマイクロスイッチ452を押圧するか あるいは接触すると、モータMの電気回路はオフ状態となり、モータMは停止す る。したがって、後部ハンドル131を回すと、図5に示すように、回転子34 が作動し、ロッド部材311とラッチ片31が後退し、ドアを開くことができる 。
【0044】 なお、緊急の場合が生じると、屋内の者は、内側ハンドルを操作すると、ロッ ク片41がロック本体4内に没した開錠状態となるので、後部ハンドル131を 回せば、ドア、門あるいは扉等を開くことができ、前述したコードの符合は何ら 必要ない。
【0045】 前述のようにして永年使用すると、キー22のチップに入力されているコード が、第3者に漏洩し、不法解読される可能性もあるので、定期的にあるいは必要 に応じてチップに入力されているコードデータあるいはコンピュータに記憶され ているコードデータのファイリングを修正したりあるいは抹消したりして他のコ ードデータに変更することも簡単にできる。
【0046】 また、コンピュータを各住居が属する地区の保安部署にインターコネクトすれ ば、当該ロック装置の状態が保安部署で管理でき、ユザーの建物や住宅の保安を 一層完全なものにすることもできる。
【0047】 本考案によるコード付電子ロック装置のキーは、インフォメーションボタンキ ーであって、選択性が広く、32ビット、48ビット、56ビット、64ビット や128ビットのコードの組み合わせができ、可能な組み合わせの総数は、約1 00兆に達し、コードの不法解読によるロックの解除は殆ど不可能である。また 、キーの数や建物への出入状況の把握は、コンピュータ管理すれば、安全性がさ らに向上し、管理も極めて便利となる。
【0048】 本考案は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、実用新案登録 請求の範囲内で種々変更使用することができる。前述した実施形態では、ドア、 門あるいは扉等において使用されるコード付電子ロック装置であるが、本考案は 、これのみに限定されるものではなく、例えば、金庫あるいは戸棚などのような 開閉操作される種々の装置あるいは器具にも使用できることはいうまでもない。
【0049】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案によるコード付電子ロック装置は、取扱いが簡 単であるにも拘わらず、コンピュータなどを使用してキーに付属したチップのコ ードを確認して開錠するので、コードの解読やキーの模倣も難しく、必要に応じ てデータのファイリングの修正あるいは変更もできる。また、コンピュータを各 住居が属する地区の保安部署にインターコネクトすれば、ユザーの建物や住宅の 保安を一層完全なものにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態の部分を示す斜視図であ
る。
【図2】 同実施形態の側面断面図である。
【図3】 同実施形態の施錠状態を示す内部概略図であ
る。
【図4】 同実施形態の開錠状態を示す内部概略図であ
る。
【図5】 同実施形態のラッチ片解放状態を示す内部概
略図である。
【図6】 従来のドアロック装置の施錠状態を示す要部
斜視図である。
【図7】 従来のドアロック装置の開錠中の状態を示す
要部斜視図である。
【図8】 従来のドアロック装置の開錠状態を示す要部
斜視図である。
【符号の説明】
1…ロック本体、 11…前部ロックカバー、 111…前部ハンドル、 12…中ケース、 121…中ケースの前カバー板、 13…後部ロックカバー、 14…後部ハンドル、 2…コネクタ手段、 21…嵌合部、 23…電池、 24…回板路、 3…ハンドル操作機構、 31…ラッチ片、 31…コイルバネ、 311…ロッド部材、 312…横柱、 33…固定ベース、 34…回転子、 341…爪部、 342…円筒、 343…正方形穴、 4…ロック機構、 41…ロック片、 411…長形クランプ部材、 412、413…挟槽、 414…短柱、 42…歯列、 43…ピニオンとラック、 44…従動部材、 442…U字状切欠部、 443…スリーブ、 444…正方形穴、 451、452…マイクロスイッチ、 51…リセット挿入孔、 52…コンピュータ挿入孔、 53…ブザー挿入孔、 9…キー、 90…鍵穴、 91…回転片、 92…ラック。

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアに取り付けられたロック本体内に設
    けられたロック機構をキーにより作動させることにより
    ロック片を前記ロック本体内から出没させ、 ドアをドア保持部に対しロックあるいはアンロックする
    ロック装置において、 所定のコードが記憶されているチップを有する前記キー
    と、 前記ロック本体に設けられたキー嵌合部と、 予め前記キーのコードと対応するコードが設定された回
    路盤と、 前記キーの保有するコードと回路盤のコードが符合する
    と前記ロック片のロックを解除するようにしたことを特
    徴とするコード付電子ロック装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック本体は、前カバーと、中ケー
    スと、後カバーと、前記前カバー及び後カバーの適当な
    位置に外側と内側に相対して取付けられた1本の前部ハ
    ンドル及び後部ハンドルと、当該前部ハンドル及び/又
    は後部ハンドルを操作することにより前記ロック本体よ
    りラッチ片を出没させるハンドル操作機構を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のコード付電子ロック装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ハンドル操作機構は、斜面と平面を
    有する前記ラッチ片と、該ラッチ片の後端に取り付けら
    れた1本のロッド部材と、このロッド部材が嵌装された
    固定ベースと、該固定ベースと前記ラッチ片の後端との
    間に設けられ、当該ラッチ片を外方に突出させる弾撥力
    を有するコイルバネと、該ロッド部材の端部に設けられ
    た1本の横柱と、該横柱を介して前記ロッド部材を前記
    コイルバネに抗して軸方向に移動させる回転子とから構
    成したことを特徴とする請求項2に記載のコード付電子
    ロック装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンドル操作機構は、前記横柱の中
    間部にねじ部を設け、該横柱を回動することにより前記
    ロッド部材から分離し、前記ラッチ片が有する斜面を外
    側又は内側にセットできるようにしたことを特徴とする
    請求項2又は3に記載のコード付電子ロック装置。
  5. 【請求項5】 前記ハンドル操作機構は、前記回転子
    が、相互に平行した2つの爪部の端部を1つの円筒体に
    取り付けたものにより構成され、該円筒体を前記ロック
    本体の受け入れ孔内に回転自在に設けると共に、該円筒
    体の上端に形成された多角形の穴に、前記ハンドル操作
    機構を旋回させるための前記ハンドルを装着したことを
    特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のコード付電
    子ロック装置。
  6. 【請求項6】 前記ロック機構は、前記ロック片の後端
    に取り付けられたラックと、該ラックと噛合して設けら
    れ、該ラックを軸方向往復動するようにモータ駆動され
    るピニオンと、前記ラックの動作に追随して回動する従
    動部材と、該従動部材によりオンオフされる複数のマイ
    クロスイッチとを有し、 当該マイクロスイッチにより前記ロック片がロック本体
    内より出没した状態を検知するようにした請求項1に記
    載のコード付電子ロック装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック機構は、前記ロック本体を構
    成する前カバーと後カバーの間に設けられた中ケースの
    中に、前記回路盤と1組の電池と共に収納されており、
    前記ロック片は後端にクランプ部材が取り付けられ、該
    クランプ部材に前記ラックを取り付けると共に1本の短
    柱を設け、該短柱を前記従動部材に形成された切欠部に
    嵌合し、該従動部材の端部を支持するスリーブを、前記
    ロック本体に形成された受け入れ孔内に回転自在に嵌装
    したことを特徴とする請求項1又は6に記載のコード付
    電子ロック装置。
  8. 【請求項8】 前記マイクロスイッチは、前記従動部材
    を支持するスリーブの両側に配置されていることを特徴
    とする請求項6に記載のコード付電子ロック装置。
  9. 【請求項9】 前記1対のマイクロスイッチは、前記回
    路盤上のアラーム回路と接続され、異常時に音響による
    アラームを発するようにしたことを特徴とする請求項6
    又は8に記載のコード付電子ロック装置。
  10. 【請求項10】 前記ロック機構は、前記スリーブの上
    端に多角形の穴を設け、該穴にハンドルを取り付け、前
    記モータ停止時に該ハンドルを操作することにより、前
    記ロック片をロック本体内より出没させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項7に記載のコード付電子ロック装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ロック本体は、1つの側面の中央
    部に、キーのチップに記憶されたコードをリセットする
    リセットボタンが取り付けられるリセット用挿入口と、
    コンピュータが接続されるコンピュータ挿入口と、ブザ
    ーを接続するブザー挿入口とが設置されていることを特
    徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のコード付電
    子ロック装置。
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