JP3080882U - 紙コップの紙製の蓋 - Google Patents

紙コップの紙製の蓋

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JP3080882U JP2001001922U JP2001001922U JP3080882U JP 3080882 U JP3080882 U JP 3080882U JP 2001001922 U JP2001001922 U JP 2001001922U JP 2001001922 U JP2001001922 U JP 2001001922U JP 3080882 U JP3080882 U JP 3080882U
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隆 ▲鶴▼岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙コップの蓋を閉蓋保持性、シール性を高め
て紙製としたい。 【解決手段】 紙コップの上端部の内周部に嵌合するリ
ング状の外壁部を備える内側片12及び内側片の下端部
から径方向内方に屈曲された円板状の底片部11を備え
る円形の凹皿部と、凹皿部のリング状の外壁部の頂部と
連続し、外方に折曲され、紙コップのリング状縁部の上
に臨むリング状の鍔部13と、リング状の鍔部の外径部
に連続して下方に屈曲され、紙コップのリング状縁部1
fの外周を囲繞するリング状の外側片14とからなり、
外側片には、径方向内方に突出する係止突起16を、円
周方向に所定ピッチで、放射状に複数個設け、各部分を
シート状の一枚の紙で全一体に成形した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、紙コップの蓋に係り、紙コップの蓋を紙製とし、紙コップの閉蓋機 能を樹脂製のそれと遜色がないように工夫した紙コップの蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
コーヒー、ジュース、スープ等をファーストフードで提供するに際し、これ等 の飲料のコップとして紙コップが多用されている。紙コップは寸法が規格化され ており、複数種の寸法のものが実用に供されている。 これ等の紙コップの蓋としては、従来では透明、或いは半透明、又は不透明の 薄いシート状の合成樹脂製の蓋が用いられており、合成樹脂製の蓋は成形の容易 性、コスト的に極めて安価であること、弾性を付与し易いことからシール性が良 い等の利点があり、多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近環境問題等の見地から合成樹脂の使用に制約が多くなってきて おり、環境に優しい自然な材料を原料とした材料の使用の義務化の傾向や、リサ イクル可能な材料の使用が要望されるようになってきている。 又焼却等のゴミ処理上の要請から、紙等の自然な原料のゴミと樹脂原料のゴミ とを分別する必要等が生じることとなる。
【0004】 従って、従来の紙コップ及び樹脂製の蓋では、廃棄に際し紙コップと蓋とでは 分別する必要があるが、使用者が紙製のコップと樹脂製の蓋とを分別してダスト ボックスに廃棄するとは限らず、紙製のコップ等と樹脂製の蓋とを分別すること なく、混在させて一緒のダストボックスに廃棄する可能性が高い。 この結果、廃棄するに際し、ダストボックス内に混在する紙コップと樹脂蓋と を作業者が分別する必要が生じ、飲料が残っていたり、又紙コップや蓋が濡れて いること、食べ残し等が混在すること等から分別作業は非衛生的であり、作業も 細かく、甚だ面倒であり、多くの人手を必要として煩雑である等の課題がある。
【0005】 そこで、紙コップの蓋を紙製とすることで破棄に際し分別が不要となり、紙コ ップの蓋として紙蓋のものが従来実公平3−20303号公報、実開平4−27 750号公報等が開示されている。 従来の紙蓋では、紙コップに対する閉蓋装着性、閉蓋シール性、紙蓋の製作の 難易性等に課題があり、これ等にコスト的な課題がラップしており、これ等を解 決することが可能な紙コップの紙製乗蓋が望まれる。 紙蓋の上記した課題の中で、コストの点は、上記した分別の煩雑、面倒なこと 、これに要する費用負担を考慮すれば、ある程度は解決可能であるが、背が高く 、逆円錐台形状の口広がりのファーストフード飲料用の紙コップの蓋を、紙製と し、閉蓋性、シール性を高め、しかも容易な製作、簡易な構造で得ることは困難 性を伴う。
【0006】 本考案は、以上の課題を解決すべくなされたものである。 本考案の目的とする処は、閉蓋性、装着性、シール性に優れ、構造が簡素で、 製作が容易であり、紙コップの樹脂製の蓋と同等の機能を具備し、コスト的にも 有利である紙コップの紙製の蓋を提供し、又紙コップ、蓋の廃棄に際し、紙と樹 脂とのゴミ分別を考慮して、紙コップと蓋とを分別を必要とすることなく一緒に 廃棄可能とした紙コップの紙製の蓋を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、上端部にリング状の縁部を備える紙コ ップの蓋であって、前記蓋は、前記紙コップの上端部の内周部に嵌合するリング 状の外壁部を備える内側片及び該内側片の下端部から径方向内方に屈曲された円 板状の底片部を備える円形の凹皿部と、前記凹皿部の前記リング状の外壁部の頂 部と連続し、外方に折曲され、紙コップの前記リング状縁部の上に臨むリング状 の鍔部と、前記リング状の鍔部の外径部に連続して下方に屈曲され、前記紙コッ プのリング状縁部の外周を囲繞するリング状の外側片とからなり、前記蓋のリン グ状外側片には、径方向内方に突出する係止突起を、円周方向に所定ピッチで、 放射状に複数個設け、前記各部分をシート状の一枚の紙で全一体に成形したこと を特徴とする。
【0008】 請求項1では、紙蓋のリング状外側片に設けた径方向内方に突出する複数の係 止突起が紙コップのリング状縁部の外周縁下面の複数箇所に引っ掛かり、紙蓋の 紙コップを閉蓋した状態における閉蓋保持性、密着性を確保し、紙蓋の紙コップ 開口部からの外れの防止、シールを行なう。
【0009】 請求項2は、上端部にリング状の縁部を備える紙コップの蓋であって、前記蓋 は、前記紙コップの上端部の内周部に嵌合するリング状の外壁部を備える内側片 及び該内側片の下端部から径方向内方に屈曲された円板状の底片部を備える円形 の凹皿部と、前記凹皿部の前記リング状の外壁部の頂部と連続し、外方に折曲さ れ、紙コップの前記リング状縁部の上に臨むリング状の鍔部と、前記リング状の 鍔部の外径部に連続して下方に屈曲され、前記紙コップのリング状縁部の外周を 囲繞するリング状の外側片とからなり、前記リング状外側片を円周方向に所定ピ ッチで径方向内方に折り畳み、折り畳み部分で径方向内方に突出する平面視V形 の皺状の多数の係止突出部を設け、前記各部分をシート状の一枚の紙で全一体に 成形したことを特徴とする。
【0010】 請求項2では、紙蓋のリング状外側片に設けた径方向内方に突出する平面視V 形の皺状の多数の係止突起が紙コップのリング状縁部の外周縁下面の多数箇所を 下から抱持するように引っ掛かり、紙蓋の紙コップを閉蓋した状態における閉蓋 保持性、密着性を確保し、紙蓋の紙コップ開口部からの外れの防止、シールを行 なう。
【0011】 請求項3は、請求項1又は請求項2において、前記蓋のリング状外壁部の外周 にシール材を設けたこと特徴とする 請求項3では、紙コップの上端部の内周部に嵌合する蓋のリング状外壁部の外 周にシール材を設けたので、シール材が紙コップ上端部の内周と密着し、シール 性を高度に保持することができる。
【0012】 請求項4は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前記蓋の円板状の底片 部には、ストローを挿入する切れ目又は剥離自在なシートで閉塞された挿入孔を 設けたことを特徴とする。 請求項4では、ストローを蓋の円板状の底片部(頂片部)に設けた切れ目に通 し、或いはシートを剥がして挿入孔に通して紙コップ内に収納した飲料を吸引す ることができる。
【0013】 請求項5は、上端部にリング状の縁部を備える紙コップの蓋であって、前記蓋 は、前記紙コップの縁部の外周部と嵌合する最外側のリング状の外側片と、前記 外側片の上端部から内方に屈曲されたリング状の鍔部と、前記鍔部の内径部から 断面V形に屈曲され、リング状をなし、紙コップの上部内周部に嵌合し、該内周 と弾性的に接触するリング状外壁部と、円板状の頂片外周と連続し、外壁部と下 端V形折曲部を介して連続するリング状内壁部とからなり、上記各部をシート状 の紙で全一体に成形したことを特徴とする。
【0014】 請求項5では、紙蓋の紙コップの縁部の外周部と嵌合する最外側のリング状の 外側片の内側に設けた断面V形でリング状の外壁部が、V形部分の拡開作用で弾 性的に紙コップの上部内周部に嵌合し、閉蓋保持性と密着性を保持する。
【0015】 請求項6は、請求項5において、前記蓋のリング状外壁部の外周にシール材を 設けたこと特徴とする。 請求項6では、紙コップの上端部の内周部に嵌合する蓋のリング状外壁部の外 周にシール材を設けたので、シール材が紙コップ上端部の内周と密着し、シール 性を高度に保持することができる。
【0016】 請求項7は、請求項5又は請求項6において、前記蓋の円板状の頂片部には、 ストローを挿入する切れ目又は剥離自在なシートで閉塞された挿入孔を設けたこ とを特徴とする。 請求項7では、ストローを蓋の円板状の頂片部に設けた切れ目に通し、或いは シートを剥がして挿入孔に通して紙コップ内に収納した飲料を吸引することがで きる。
【0017】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の 向きに見るものとする。 図1は紙蓋で閉蓋する紙コップ1の縦断側面図である。紙コップ1は底部を塞 いで上方に開口したコップ状をなす。 紙コップは、裏面に防水処理等したシート状の紙で形成されており、筒状本体 1aの上部1bの径が大きく、下部1cの径がこれよりも小さく、上方に径が拡 大して断面が逆台形状であり、紙コップの全体としては逆円錐台形状の筒状であ る。
【0018】 紙コップ1の本体1aの下端部1dには、内径方向へ断面U字形の折込部1e を設け、この部分で円板状の底板2の外周部に下方に屈曲したリング状の脚片2 aを挟み込み、底板2を一体化して保持する。 又本体1aのリング状の頂部には、外周に突出する玉縁状のリング状の縁部1 fを一体に備え、紙コップ1の上端開口部1gの強度、剛性を高めている。 紙コップ1の形状は規格化され、又寸法も規格化され、飲料の収納容量が異な る複数種のものが実用に供されている。
【0019】 図2は、紙蓋の平面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は紙蓋を下方から 見た斜視図、図5は紙蓋の底面図である。 これ等の図面を参照しつつ本考案に係る紙蓋の第1の実施の形態を説明する。 紙蓋10は一枚のシート状の紙からなる。 後述の第2に実施の形態で説明するが、紙のシート状素材を円板状に裁断して ブランクを得、該ブランクをプレス成形して以下の紙蓋を形成する。
【0020】 紙蓋10は、中央部の面積が大きい円板状の底片部11(頂片部)と、該底片 部11の外周から屈曲してリング状に起立するリング状の内側片12と、該内側 片12の上端部から径方向外方に屈曲して延出され、底片部11と平行する幅が 狭いリング状の鍔部13と、該鍔部13の外周端部から下方に屈曲され、下方に 垂下されたリング状の外側片14とからなる。
【0021】 底片部11は外周に起立した内側片12により凹皿状となり、内側片12は図 3で明示したように紙コップ1の上部1bの内周部1hと適合するように上部が 外方に傾斜して形成され、従って内側片12のリング状の外壁部12aは上方が 外方に傾斜し、リング状内側片12、鍔部13、外側片14によって下方が若干 広がった略台形のリング状溝15が外周辺部に形成されることとなる。
【0022】 以上の紙蓋10の外側片14には、円周方向に所定角度間隔をあけて係止突起 16…(…は複数、或いは多数を表す。以下同じ)を径方向内方に突出するよう に設ける。 実施の形態では、45°間隔で放射状に都合8個係止突起16…を設けた。係 止突起16…は、外側片14の外側からポンチ等で径方向内方に押圧し、先端が 丸い係止突起16…を形成した。係止突起16…はリング状溝15の径方向内方 に突出する。
【0023】 図6は、紙コップに紙蓋を被冠する状態の要部拡大縦断面図、図7は、紙コッ プに紙蓋を被冠し、閉蓋した状態の全体の縦断面図である。 図6で説明すると、蓋1の外周辺部に設けた下方に開放した台形のリング状溝 15は、下部15aが紙コップ1の縁部1fの外径よりも若干大きい。該溝15 の下部15aの上方に係止突起16が内方に突出するように配設されており、内 側片12の外壁部12aとの間の間隔は、紙コップ1の縁部1fの外周部よりも 内側に大きく突出している。 又リング状溝15の係止突起16よりも上方の上部15bの断面は、玉縁状の 縁部1fの内外周部、上部を緊密に嵌合する大きさとする。 又蓋10の内側片12の外壁部12aの外径及び傾斜は、紙コップ1の上部内 周1hの内周と緊密に嵌合し、且つ内周の傾斜と略々一致する。
【0024】 以上の紙蓋10を紙コップ1の上部に被せ、紙コップ1を閉蓋する。図6は鎖 線Aでこの状態を示し、紙蓋10の周辺部の台形のリング状溝15を紙コップ1 の縁部1f上から被せ、内側片12の外壁部12aは、紙コップ1の上部の内周 部1hに上記のように緊密に嵌合する。 縁部1fの上から溝15の下部15aが嵌合し、係止突起16…は縁部1fの 外周に接触するが、軽圧入することで係止突起16…は変形しつつ縁部1fの外 周部を乗り越え、溝15の上部15bに縁部1fは係合することとなる。
【0025】 前記したように溝15の上部15bの断面は、玉縁状の縁部1fの内外周部、 上部と緊密に嵌合する大きさなので、係止突起16…を含む溝15は紙コップ1 の上部の縁部1fに係合して保持される。 係止突起16…は、縁部1fの外周下部に内側に突出して係合し、縁部1fが 玉縁状で円形であり、又係止突起16…を半球状に突出させることで、双方16 …,1fが内径方向、上下方向に押し付け合い、紙蓋10の閉蓋保持性を強くし 、且つ内側片の外壁部12aと内周部1hとの間の密着性を向上させることがで きる。 図7において、紙コップ1に紙蓋10を被冠し、閉蓋した状態を示し、この状 態で紙コップ内部に飲料を収納し、飲料は蓋を構成する紙蓋10で外部から衛生 的に保護される。
【0026】 図8は、本実施の形態の他の例を示す要部の拡大縦断面図である。 前記した紙蓋10の内側片12の外壁部12aの外周に、「はち巻」状に紙製 のシール材17を巻回、装着した。シール材は細幅のリボン状とし、これを内側 片12の外壁部12aに巻回、貼着等した。 シール材としては、上記に限られず任意である。 以上のように、シール材17を内側片12の外壁部12aに巻回、貼着等する ことで設けることにより、紙コップ1への紙蓋10の嵌合時、シール材17が緊 密に紙コップ1の上部内周部1hに接触し、抜け止め防止作用を発揮するととも に、シール性が高まる。
【0027】 図9及び図10は、本考案の他の実施の形態を示す平面図である。 図9においては、紙蓋10の底片部11の端部寄り部分に十字形の切れ目18 を切り欠いておく。 切れ目18を有する紙蓋で飲料を収納した前述の紙コップ1を閉蓋した際、紙 蓋10の交差部分に図示しないストローの先端部を圧入することで、切れ目18 は交差部分から下方に没入し、飲料に外部からストローを臨ませることができる 。これにより閉蓋状態のまま飲料の吸引が可能となる。
【0028】 図10においては、紙蓋10の底片部11の端部寄り部分に丸孔19を穿設し ておき、この部分の上に粘着シート等からなる保護シート20を貼着しておく。 保護シート20には、摘み片20aを事前に設けておくことが好ましい。 紙蓋で飲料を収納した前述の紙コップ1を閉蓋した際、紙蓋10の底片部11 の保護シート20を剥離し、孔19を露出し、これにストローの先端部を圧入す ることで、孔19からストロー先端部は下方に没入し、飲料に外部からストロー を臨ませることができる。これにより閉蓋状態のまま飲料の吸引が可能となる。
【0029】 図11〜図20は、本考案の第2の実施の形態を示す図面である。図11は紙 蓋の素材である円板状基板の展開図である。 前記紙蓋と同素材である紙製のシートからなる円板状基板100には、最も内 周部分に円形の内周谷折り線100aを設け、この外側に円形の山折線100b ,100cを径方向に小さな幅をもって同心円状に形成し、その外側に同心円状 に円形の外郭線100dが形成されている。
【0030】 内周谷折り線100a内で前記した底片部と同様の底片部100eを形成し、 内側の山折線100aとその外側の内側の山折線100bとの間を、前記した内 側片と同様の内側片部100fとする。 又内外二重の山折線100b,100c間を前記した鍔部と同様の鍔部100 gとし、外側の山折線100cの外側と外郭線100dとの間を前記した外側片 と同様の外側片部100hとする。
【0031】 基板100の内周谷折り線100aと外郭線100dとの間には、一定の角度 間隔をあけて多数のV形折線100i…を放射状に形成する。 V形折線100i…は内径部が合流し、外径方向にV形に拡開し、拡開角度は 狭小であって、狭小なV形部分(扇状部分)100j…が形成される。 以上の各部は1枚も円板状基板に一体に形成される。 以上の円板状基板100を、プレス機で折線100aを谷折りし、折線100 b,100cを山折する。
【0032】 以上により、図12〜図16に示す如き紙蓋110を形成する。図12は、上 記円板状基板から得られた本考案の第2の実施の形態の紙蓋の平面図、図13は 、同紙蓋の下方から見た斜視図、図14は、図13の14−14線断面図、図1 5は、図14の矢視15方向の一部の拡大図である。 図12に示すように、円形の紙蓋110の中央部に円板状で凹皿状の底片部1 11が形成され、これの外周部に起立したリング状の内側片112が、これの上 端部にリング状の鍔部113が連続して形成され、鍔部113の頂部の外周部か ら下方に屈曲したリング状の外側片114が形成されることとなる。
【0033】 前記したV形折線100i…を谷折りし、谷折りに際し前記基板100の内側 片部100f及び鍔部100gは折幅が小さいので円周方向に縮んだ際、折皺は 小さく、目立つことがなく、内側片112の外壁部と紙コップの上部内周部との 密着性を阻害することはなく、高い密着性が得られる。 一方、外側片114の部分に形成されるV形の谷折りは、折線間のV形部分( 扇状部分)100j…の面積が基板100の内側の部分よりも大きく、従ってこ の部分100j…を谷折りすることで外側片114と内側片112の外壁部11 2aとの間のリング状溝115方向に突出する皺状の係止突出部16…が多数形 成されることとなる。
【0034】 図13及び図15では、皺状係止突出部116…が外側片114の内方に突出 している状態を理解し易いように示した。 皺状係止突出部116…は、前記した第1の実施の形態における係止突起16 …と同様に機能する。 図16は、紙コップ1に本実施の形態に係る紙蓋110を被せ、閉蓋した状態 を示す。
【0035】 図で明らかなように、台形の下方に開放されたリング状溝115は、外側片1 14の内側に目の細かい所定ピッチで多数の係止突出部116…が皺状に突出し ている、紙コップ1の上方開口部から紙蓋110を被せ、リング状溝115に紙 コップ1の上端部外周の玉縁状の縁部1fが嵌合する際、皺状係止突出部116 …は外方に変形しつつ縁部1fに係合し、縁部1fは溝115の上部に係合し、 縁部1fの下面は、て皺状係止突出部116…で係止される。 この係止は、皺状係止突出部116…は多数設けられていることから、縁部1 fの下面を抱持するようになされる。 皺状係止突出部116…は、玉縁状の縁部1fに上から係合する際、皺部分が 幾分広がって縁部1f外周部を乗り越え、爾後旧に復し、緊縛状態となって縁部 1fの下方の部分を囲繞する。 上記作用に着目した場合には、紙蓋の素材として弾性を有する紙素材が好まし い。
【0036】 図17は、本実施の形態の変更例を示す要部拡大縦断面図である。 本実施の形態は、前記した図8の実施の形態と同様に、紙蓋110の内側片1 12の外壁部112aの外周に、「はち巻」状にシール材117を巻回、装着し た。シール材としては、前記と同様に細幅のリボン状のものを内側片112の外 壁部112aに巻回、貼着等した。 シール材117を内側片112の外壁部112aに巻回、貼着等することで設 けることにより、紙コップ1への紙蓋110の嵌合時、シール材117が緊密に 紙コップ1の上部内周部1hに接触し、抜け止め防止作用を発揮するとともに、 シール性が高まることは前記した第1の実施の形態と同様である。
【0037】 図18及び図19は、本考案の他の実施の形態を示す平面図である。 図18は前記した図9と同様にした変更例で、紙蓋110の底片部111の端 部寄り部分に十字形の切れ目118を切り欠いておく。 切れ目118を有する紙蓋で飲料を収納した前述の紙コップ1を閉蓋した際、 紙蓋110の交差部分に図示しないストローの先端部を圧入することで、切れ目 118は交差部分から下方に没入し、飲料に外部からストローを臨ませることが できる。これにより図9と同様に閉蓋状態のまま飲料の吸引が可能となる。
【0038】 図19においては、図10と同様に、紙蓋110の底片部111の端部寄り部 分に丸孔119を穿設しておき、この部分の上に粘着シート等からなる保護シー ト120を貼着しておき、保護シート120には、摘み片120aを事前に設け ておくことが好ましいことは前記と同様である。 紙蓋で飲料を収納した前述の紙コップ1を閉蓋した際、紙蓋110の底片部1 11の保護シート120を剥離し、孔119を露出し、これにストローの先端部 を圧入することで、孔119からストロー先端部は下方に没入し、飲料に外部か らストローを臨ませることができる。これにより前記した図10と同様に、閉蓋 状態のまま飲料の吸引が可能となる。
【0039】 図20〜図22は、本考案の第3の実施の形態の紙コップ用の紙蓋である。図 20は、同紙蓋の平面図、図21は、図20の21−21線断面図、図22は、 紙蓋要部及び紙コップ頂部の要部の拡大縦断面図である。 これ等の図面を参照しつつ第3の実施の形態を説明する。 紙蓋210は、中間部の天井部を構成する円板状の頂片部211、頂片部21 1の外周のリング状の鍔部213、鍔部213の上端部から下方に屈曲されたリ ング状の外側片214を備える。
【0040】 円板状頂片部211と外周の鍔部213とは、図21、図22で明示したよう に断面V形の屈曲連結部212で一体に連結されている。 屈曲連結部212のリング状の内側片部分212aの上端部は、頂片部211 の外周端部と山折りに屈曲して連続する。リング状の外側片部分212bの上端 部は、鍔部213の内周上端部と山折りに屈曲して連続する。リング状のV字形 下端部212cは内側片部分212a、外側片部分212bと連続する。
【0041】 以上により、リング状のV字形下端部212cで連続する内外のリング状の内 側片部分212aとリング状の外側片部分212bとの間には、上方に開放した V形隙間212dが形成され、該V形隙間212dはリング状に屈曲連結部21 2を囲繞するように形成される。 V形の屈曲連結部212により、内外の片部212a,212b間のV形隙間 212dは、弾性的に開き勝手方向に作用している。
【0042】 図22に示す紙蓋210を、図の鎖線Aで示すように紙コップ1の上端部に被 せた際、外側片214と屈曲連結部212の外側片部212bとの間の下方に開 放した台形のリング状溝215は、上半部が上方に狭くなり、溝215で紙コッ プ1の玉縁状の縁部1fを上から嵌合して保持する。 この保持に際し、溝215を縁部1fの径よりも若干狭くしておくことで、V 形隙間212dの弾性作用に抗してこの隙間が縮閉し、縁部1fを押圧するよう に係合する。
【0043】 一方、V形隙間212dの縮閉作用により、これの反力が内側片部212aに よって紙コップ1の内周部1hと外径部分が嵌合、当接する外側片部212bに 弾性作用として働く。 この結果、紙コップ1の内周部1hと嵌合する頂片部211の外周側の外側片 部212bが外内周と弾性的に撓曲して当接し、高いシール性を発揮することと なる。又縁部1fへの溝215の係合も上記したように弾性的になされ、閉蓋保 持性を高いものに維持することができる。 図23は、紙コップ1に本実施の形態に係る紙コップ210を被冠し、閉蓋保 持した状態を示した。
【0044】 図24は、本実施の形態の変更例を示す要部拡大縦断面図である。 本実施の形態は、前記した図8及び図17の実施の形態と同様に、紙蓋210 の屈曲連結部212の外側片部212bの外周に、「はち巻」状にシール材21 7を巻回、装着した。シール材としては、前記と同様に細幅のリボン状のものを 外側片部212bに巻回、貼着等した。 シール材217を外内側部212bに巻回、貼着等することで設けることによ り、紙コップ1への紙蓋210の嵌合時、シール材217が緊密に紙コップ1の 上部内周部1hに接触し、抜け止め防止作用を発揮するとともに、シール性が高 まることは前記した第1の実施の形態と同様である。
【0045】 図25及び図26は、本考案の他の実施の形態を示す平面図である。 図25は前記した図9及び図18と同様にした変更例で、紙蓋210の頂片部 211の端部寄り部分に十字形の切れ目218を切り欠いておく。 切れ目218を有する紙蓋で飲料を収納した前述の紙コップ1を閉蓋した際、 紙蓋210の交差部分に図示しないストローの先端部を圧入することで、切れ目 218は交差部分から下方に没入し、飲料に外部からストローを臨ませることが できる。これにより図9及び図18と同様に、閉蓋状態のまま飲料の吸引が可能 となる。
【0046】 図26においては、図10及び図19と同様に、紙蓋210の頂片部211の 端部寄り部分に丸孔219を穿設しておき、この部分の上に粘着シート等からな る保護シート220を貼着しておき、保護シート220には、摘み片220aを 事前に設けておくことが好ましいことは前記と同様である。 紙蓋で飲料を収納した前述の紙コップ1を閉蓋した際、紙蓋210の頂片部2 11の保護シート220を剥離し、孔219を露出し、これにストローの先端部 を圧入することで、孔219からストロー先端部は下方に没入し、飲料に外部か らストローを臨ませることができる。これにより前記した図10及び図19と同 様に、閉蓋状態のまま飲料の吸引が可能となる。
【0047】
【考案の効果】
本考案は、上記構成により次の効果を発揮する。 請求項1は、上端部にリング状の縁部を備える紙コップの蓋であって、蓋は、 紙コップの上端部の内周部に嵌合するリング状の外壁部を備える内側片及び該内 側片の下端部から径方向内方に屈曲された円板状の底片部を備える円形の凹皿部 と、凹皿部のリング状の外壁部の頂部と連続し、外方に折曲され、紙コップのリ ング状縁部の上に臨むリング状の鍔部と、リング状の鍔部の外径部に連続して下 方に屈曲され、紙コップのリング状縁部の外周を囲繞するリング状の外側片とか らなり、蓋のリング状外側片には、径方向内方に突出する係止突起を、円周方向 に所定ピッチで、放射状に複数個設け、各部分をシート状の一枚の紙で全一体に 成形した。
【0048】 請求項1では、紙蓋のリング状外側片に設けた径方向内方に突出する複数の係 止突起が紙コップのリング状縁部の外周縁下面の複数箇所に引っ掛かり、紙蓋の 紙コップを閉蓋した状態における閉蓋状態の保持を確実に行なって保持性を高度 に維持することができる。 又紙コップの上端部の内周部に紙蓋のリング状の内側片が嵌合し、密着するこ とでシール性を高度に維持することが可能で、密着性、シール性の確保は、前述 の係止突起の紙コップのリング状縁部の外周縁の複数箇所への引っ掛かかりで保 障することができる。 更に紙コップは、シート状の一枚の紙を折曲等して折曲げ成形することで各部 全一体に形成することができ、成形上、コスト上有利である。
【0049】 従って、樹脂に比較し弾性に乏しい紙で紙コップを塞ぐ紙蓋を構成しつつ、紙 コップの閉蓋性の保持、密着性、シール性を高度に確保する紙蓋を得ることがで きる。 このように閉蓋保持性、密着性、シール性を向上させつつ、紙コップの蓋を紙 蓋とすることができる結果、紙コップと蓋とは同素材となり、従って一括して一 緒に廃棄しても分別する必要がなくなり、蓋とコップとを同時に焼却処理等する ことができ、分別のための余分な作業や人手が不要となり、従来困難であった環 境に好ましい紙コップの蓋を得ることができる。
【0050】 請求項2は、上端部にリング状の縁部を備える紙コップの蓋であって、蓋は、 紙コップの上端部の内周部に嵌合するリング状の外壁部を備える内側片及び該内 側片の下端部から径方向内方に屈曲された円板状の底片部を備える円形の凹皿部 と、凹皿部のリング状の外壁部の頂部と連続し、外方に折曲され、紙コップのリ ング状縁部の上に臨むリング状の鍔部と、リング状の鍔部の外径部に連続して下 方に屈曲され、紙コップのリング状縁部の外周を囲繞するリング状の外側片とか らなり、リング状外側片を円周方向に所定ピッチで径方向内方に折り畳み、折り 畳み部分で径方向内方に突出する平面視V形の皺状の多数の係止突出部を設け、 各部分をシート状の一枚の紙で全一体に成形した。
【0051】 請求項2では、紙蓋のリング状外側片に設けた径方向内方に突出する平面視V 形の皺状の多数の係止突起が、紙コップのリング状縁部の外周縁下面の多数箇所 を下面から抱持するように引っ掛かり、紙蓋の紙コップを閉蓋した状態における 閉蓋状態の保持を確実に行なって保持性を高度に維持することができる。 又紙コップの上端部の内周部に紙蓋のリング状の内側片が嵌合し、密着するこ とでシール性を高度に維持することが可能で、密着性、シール性の確保は、前述 の係止突起の紙コップのリング状縁部の外周縁の複数箇所への引っ掛かかりで保 障することができる。 更に紙コップは、シート状の一枚の紙を折曲等して折曲げ成形することで各部 全一体に形成することができ、成形上、コスト上有利である。
【0052】 従って、樹脂に比較し弾性に乏しい紙で紙コップを塞ぐ紙蓋を構成しつつ、紙 コップの閉蓋性の保持、密着性、シール性を高度に確保する紙蓋を得ることがで きる。 このように閉蓋保持性、密着性、シール性を向上させつつ、紙コップの蓋を紙 蓋とすることができる結果、紙コップと蓋とは同素材となり、従って一括して一 緒に廃棄しても分別する必要がなくなり、蓋とコップとを同時に焼却処理等する ことができ、分別のための余分な作業や人手が不要となり、従来困難であった環 境に好ましい紙コップの蓋を得ることができる。
【0053】 請求項3は、請求項1又は請求項2において、蓋のリング状外壁部の外周にシ ール材を設けた。
【0054】 請求項3では、請求項1又は請求項2の効果に加えるに、紙コップの上端部の 内周部に嵌合する蓋のリング状外壁部の外周にシール材を設けたので、閉蓋時に 蓋のリング状外壁部のシール材が紙コップ上端部の内周に密着し、紙コップの紙 蓋による閉蓋状態のシール性を確実に行ない、シール性を高度に保持することが できる。 又蓋のリング状外壁部の外周にシール材を貼着等するだけで良いので、飲料の 密封性、シール性に優れた紙コップの紙蓋を得ることができる。
【0055】 請求項4は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、蓋の円板状の底片部に は、ストローを挿入する切れ目又は剥離自在なシートで閉塞された挿入孔を設け た。
【0056】 請求項4では、請求項1〜請求項3のいずれかの効果に加えるに、ストローを 蓋の円板状の底片部(頂片部)に設けた切れ目に通し、或いはシートを剥がして 挿入孔に通して紙コップ内に先端部を臨ませ、紙コップ内に収納した飲料を吸引 することができる。
【0057】 請求項5は、上端部にリング状の縁部を備える紙コップの蓋であって、蓋は、 紙コップの縁部の外周部と嵌合する最外側のリング状の外側片と、外側片の上端 部から内方に屈曲されたリング状の鍔部と、鍔部の内径部から断面V形に屈曲さ れ、リング状をなし、紙コップの上部内周部に嵌合し、該内周と弾性的に接触す るリング状外壁部と、円板状の頂片外周と連続し、外壁部と下端V形折曲部を介 して連続するリング状内壁部とからなり、各部をシート状の紙で全一体に成形し た。
【0058】 請求項5では、紙蓋の紙コップの縁部の外周部と嵌合する最外側のリング状の 外側片の内側に設けたリング状外側壁は、この部分がリング状に形成した断面V 形の外側片をなし、この断面V形部分の拡開弾性力で外側壁が紙コップの上部内 周部に弾性的に嵌合し、紙コップに対する閉蓋シール性を高めることができる。 又縁部に係合する外周の台形の溝は、断面V形部分の拡開弾性力の縮み作用で 外縁部に強固に、確実に係合し、閉蓋保持性を高めることができる。 従って、紙コップのたいする紙蓋の閉蓋保持性と密着性、シール性を高度に維 持することができる。 更に紙コップは、シート状の一枚の紙を折曲等して折曲げ成形することで各部 全一体に形成することができ、成形上、コスト上有利である。
【0059】 従って、樹脂に比較し弾性に乏しい紙で紙コップを塞ぐ紙蓋を構成しつつ、紙 コップの閉蓋性の保持、密着性、シール性を高度に確保する紙蓋を得ることがで きる。 このように閉蓋保持性、密着性、シール性を向上させつつ、紙コップの蓋を紙 蓋とすることができる結果、紙コップと蓋とは同素材となり、従って一括して一 緒に廃棄しても分別する必要がなくなり、蓋とコップとを同時に焼却処理等する ことができ、分別のための余分な作業や人手が不要となり、従来困難であった環 境に好ましい紙コップの蓋を得ることができる。
【0060】 請求項6は、請求項5において、紙蓋のリング状外壁部の外周にシール材を設 けた。
【0061】 請求項6では、請求項5の効果に加えるに、紙コップの上端部の内周部に嵌合 する蓋のリング状外壁部の外周にシール材を設けたので、閉蓋時に蓋のリング状 外壁部のシール材が紙コップ上端部の内周に密着し、紙コップの紙蓋による弾性 的な閉蓋状態のシール性を確実に行ない、シール性を高度に保持することができ る。 又蓋のリング状外壁部の外周にシール材を貼着等するだけで良いので、飲料の 密封性、シール性に優れた紙コップの紙蓋を得ることができる。
【0062】 請求項7は、請求項5又は請求項6において、蓋の円板状の頂片部には、スト ローを挿入する切れ目又は剥離自在なシートで閉塞された挿入孔を設けた。
【0063】 請求項7では、請求項5又は請求項6の効果に加えるに、ストローを蓋の円板 状の頂片部に設けた切れ目に通し、或いはシートを剥がして挿入孔に通して紙コ ップ内に先端部を臨ませ、紙コップ内に収納した飲料を吸引することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙コップの縦断側面図
【図2】紙蓋の平面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】紙蓋を下方から見た斜視図
【図5】紙蓋の底面図
【図6】紙コップに巻蓋を被冠する状態の要部拡大縦断
面図
【図7】紙コップに紙蓋を被冠し、閉蓋した状態の全体
の縦断面図
【図8】本実施の形態の他の例を示す要部の拡大縦断面
【図9】本考案の他の実施の形態を示す平面図
【図10】本考案の更なる他の実施の形態を示す平面図
【図11】本考案の第2の実施の形態の紙蓋の素材であ
る円板状基板の展開図
【図12】本考案の第2の実施の形態の紙蓋の平面図
【図13】同紙蓋の下方から見た斜視図
【図14】図13の14−14線断面図
【図15】図14の矢視15方向の一部の拡大図
【図16】第2に実施の形態に係る紙蓋を紙コップにを
被せ、閉蓋した状態を示す縦断側面図
【図17】第2の実施の形態の変更例を示す要部拡大縦
断面図
【図18】第2の実施の形態の他の実施の形態の平面図
【図19】第2の実施の形態の更なる他の実施の形態を
示す平面図
【図20】本考案の第3の実施の形態の紙コップ用の紙
蓋の平面図図20の21−21線断面図
【図21】図20の21−21線断面図
【図22】紙蓋要部及び紙コップ頂部の要部の拡大縦断
面図
【図23】紙コップに本実施の形態に係る紙コップを被
冠し、閉蓋保持した状態を示す縦断面図
【図24】本考案の第3の実施の形態の変更例を示す要
部拡大縦断面図
【図25】本考案の第3の実施の形態の他の実施の形態
を示す平面図
【図26】本考案の第3の実施の形態の更なる他の実施
の形態を示す平面図
【符号の説明】
1…紙コップ、 1f…縁部、 10,110,210
…紙蓋、 11,111…底片部、 212…頂片部、
12a,112a…外壁部、 13,113,213
…鍔部、 14,114,214…外側片、 16…係
止突起、 116…皺状係止突出部、 212…V形屈
曲部、 17,117,217…シール材、 18,1
18,218…切れ目、 19,119,219…孔。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部にリング状の縁部を備える紙コッ
    プの蓋であって、 前記蓋は、前記紙コップの上端部の内周部に嵌合するリ
    ング状の外壁部を備える内側片及び該内側片の下端部か
    ら径方向内方に屈曲された円板状の底片部を備える円形
    の凹皿部と、 前記凹皿部の前記リング状の外壁部の頂部と連続し、外
    方に折曲され、紙コップの前記リング状縁部の上に臨む
    リング状の鍔部と、 前記リング状の鍔部の外径部に連続して下方に屈曲さ
    れ、前記紙コップのリング状縁部の外周を囲繞するリン
    グ状の外側片とからなり、 前記蓋のリング状外側片には、径方向内方に突出する係
    止突起を、円周方向に所定ピッチで、放射状に複数個設
    け、 前記各部分をシート状の一枚の紙で全一体に成形したこ
    とを特徴とする紙コップの紙製の蓋。
  2. 【請求項2】 上端部にリング状の縁部を備える紙コッ
    プの蓋であって、 前記蓋は、前記紙コップの上端部の内周部に嵌合するリ
    ング状の外壁部を備える内側片及び該内側片の下端部か
    ら径方向内方に屈曲された円板状の底片部を備える円形
    の凹皿部と、 前記凹皿部の前記リング状の外壁部の頂部と連続し、外
    方に折曲され、紙コップの前記リング状縁部の上に臨む
    リング状の鍔部と、 前記リング状の鍔部の外径部に連続して下方に屈曲さ
    れ、前記紙コップのリング状縁部の外周を囲繞するリン
    グ状の外側片とからなり、 前記リング状外側片を円周方向に所定ピッチで径方向内
    方に折り畳み、折り畳み部分で径方向内方に突出する平
    面視V形の皺状の多数の係止突出部を設け、 前記各部分をシート状の一枚の紙で全一体に成形したこ
    とを特徴とする紙コップの紙製の蓋。
  3. 【請求項3】 前記蓋のリング状外壁部の外周にシール
    材を設けたこと特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の紙コップの紙製の蓋。
  4. 【請求項4】 前記蓋の円板状の底片部には、ストロー
    を挿入する切れ目又は剥離自在なシートで閉塞された挿
    入孔を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3いず
    れか記載の紙コップの紙製の蓋。
  5. 【請求項5】 上端部にリング状の縁部を備える紙コッ
    プの蓋であって、 前記蓋は、前記紙コップの縁部の外周部と嵌合する最外
    側のリング状の外側片と、 前記外側片の上端部から内方に屈曲されたリング状の鍔
    部と、 前記鍔部の内径部から断面V形に屈曲され、リング状を
    なし、紙コップの上部内周部に嵌合し、該内周と弾性的
    に接触するリング状外壁部と、円板状の頂片外周と連続
    し、外壁部と下端V形折曲部を介して連続するリング状
    内壁部とからなり、 上記各部をシート状の紙で全一体に成形したことを特徴
    とする紙コップの紙製の蓋。
  6. 【請求項6】 前記蓋のリング状外壁部の外周にシール
    材を設けたこと特徴とする請求項5に記載の紙コップの
    紙製の蓋。
  7. 【請求項7】 前記蓋の円板状の頂片部には、ストロー
    を挿入する切れ目又は剥離自在なシートで閉塞された挿
    入孔を設けたことを特徴とする請求項5又は請求項6に
    記載の紙コップの紙製の蓋。
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