JP3080490U - ゴムチューブを利用した腰部固定ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムチューブを利用した腰部固定ベルトは装
着時に、腰椎部をゴムチューブが必要以上に伸びるのを
防ぎ、使用中の締め付け力の低下を防止し、使用中のゴ
ムの切れや破損を無くす腰部固定ベルトの開発。 【解決手段】 弾力性を有する伸縮布部（１）の片面
に、該当の長手方向にそって二本のゴムチューブ（２）
を伸縮自在に保持する非伸縮布部（３）を伸縮布部
（１）に取り付け、ゴムチューブ（２）の両端はゴムチ
ューブ（２）の両端の内部に、パッド（４）を入れ瘤
（５）を作り非伸縮布部（３）の中を通して瘤（５）を
両端に引っかけ固定し、伸縮布部（１）の一端部内面及
び他端部外面に面ファスナ（６）を設けた。弾力性を有
する伸縮布部（１）の片面に設けた非伸縮布部（３）の
両端は、ゴムチューブ（２）の通る内部を狭くし、他は
内部を広めた状態で伸縮布部（１）に取り付け、ゴムチ
ューブ（２）の両端の瘤（５）を非収縮布部（３）の両
端に通して瘤（５）を引っかけゴムチューブ（２）を固
定した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は弾力性を有する伸縮布部の片面に二本のゴムチューブと非収縮性の布 部を配列し、腰部を固定するゴムチューブを利用した腰部固定ベルトに関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の平ゴムを利用した腰部固定ベルトは、伸縮するゴム素材で構成され多数 の貫通小孔を有し腰に巻き付けた固定ベルトで腰部を固定するのが一般的であっ た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の平ゴム腰部固定ベルトは、腰部を伸縮自在な平ゴムで固定していたため 腰部の前屈や回旋運動時に平ゴムが伸び過ぎて腰部の固定力が弱くなりまた、面 ファスナと平ゴムを直接糸で縫って両端を固定していたので、平ゴムが切れ破損 され易い問題点があった。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、腰部の前屈や回旋運動時にゴムチューブが必要以上 に伸びるのを防ぎ、使用中の締め付け力の低下を防止し、ゴムチューブの切れに よる破損を無くすゴムチューブを利用した腰部固定ベルトを提供しようとするも のである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、弾力性を有する伸縮布部の片面に該当の長手方向 に沿って、二本のゴムチューブを伸縮自在に保持する非伸縮布部を伸縮布部に取 り付け、ゴムチューブの両端はゴムチューブの両端の内部にパッドを入れ瘤を作 り、非伸縮布部の中を通して瘤を両端に引っかけ固定し伸縮布部の一端部内面及 び他端部外面に面ファスナを設けた。

【０００６】 弾力性を有する伸縮布部の片面に設けた非伸縮布部の両端は、ゴムチューブの 通る内部を狭くし他は内部を広めた状態で伸縮布部に取り付け、ゴムチューブの 両端の瘤を非伸縮布部の両端に通して瘤を引っかけゴムチューブを固定した。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図３（ａ）（ｂ ）に示す通り弾力性を有する伸縮布部（１）の片面に沿って二本のゴムチューブ （２）を被覆する非伸縮性の布部（３）を腰椎部に当て、両端の伸縮布部（１） を引き腰に巻き付け腹部で面ファスナ（６）で固定する。

【０００８】 非伸縮布部（３）に被覆されている箇所のゴムチューブ（２）は伸びにくく、 被覆されていない箇所のゴムチューブ（２）は伸縮自在である。

【０００９】 図４（ａ）（ｂ）に示す通り、 Ｌサイズを利用すると骨盤固定ベルトとしての 使用が可能で、弾力性を有する伸縮布部（１）の片面に沿って二本のゴムチュー ブ（２）を被覆する非伸縮布部（３）を仙腸関節部に当て、両端の伸縮布部（１ ）を引き腰に巻き付け上前腸骨棘下部に回し下腹部で面ファスナ（５）で固定す る。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１１】 弾力性を有する伸縮布部の片面に、二本のゴムチューブを伸縮自在に保持する 非伸縮布部を配置したことにより、ゴムチューブが必要以上に伸びるのを防ぎ使 用中の締め付け力の低下を防止し、非伸縮布部で被覆されない箇所の側腹部を収 縮自在としたので、腰椎部の固定部分と側腹部の伸縮部が明確になり、腰椎部の 支持性が向上し安定した固定が可能になった。

【００１２】 またＬサイズの利用により骨盤固定ベルトとしての使用も可能である。

【００１３】 弾力性を有する伸縮布部の片面に該当の長手方向に沿って二本のゴムチューブ を伸縮自在に保持する非伸縮布部を帯状体に取り付け、ゴムチューブの両端はゴ ムチューブの両端の内部にパッドを入れ瘤を作り非伸縮布部の両端に引っかけ固 定することにより、従来のゴムの破れによる破損を無くした。

【００１４】 ゴムチューブのφを小さくすることにより、発汗時においても蒸れが少く夏期 にも快適に装着出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構成要素を示す正面図

【図２】図１の下面図

【図３】（ａ）装着時の正面図 （ｂ）装着時の背面図（腰部の後側）

【図４】（ａ）骨盤固定ベルトの実施例を示す正面図 （ｂ）骨盤固定ベルトの実施例を示す背面図

【図５】（ａ）従来の実施例を示す正面図 （ｂ）従来の実施例を示す背面図

【符号の説明】

１ 伸縮布部 ２ ゴムチューブ ３ 非伸縮布部 ４ パッド ５ 瘤 ６ 面ファスナ ７ フェルト

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】弾力性を有する伸縮布部（１）の片面に、
   該当の長手方向にそって二本のゴムチューブ（２）を伸
   縮自在に保持する非伸縮布部（３）を伸縮布部（１）に
   取り付け、ゴムチューブ（２）の両端はゴムチューブ
   （２）の両端の内部に、パッド（４）を入れ瘤（５）を
   作り非伸縮布部（３）の中を通して瘤（５）を両端に引
   っかけ固定し、伸縮布部（１）の一端部内面及び他端部
   外面に面ファスナ（６）を設けた構造からなるゴムチュ
   ーブを利用した腰部固定ベルト。
2. 【請求項２】弾力性を有する伸縮布部（１）の片面に設
   けた非伸縮布部（３）の両端は、ゴムチューブ（２）の
   通る内部を狭くし、他は内部を広めた状態で伸縮布部
   （１）に取り付け、ゴムチューブ（２）の両端の瘤
   （５）を非収縮布部（３）の両端に通して瘤（５）を引
   っかけゴムチューブ（２）を固定するゴムチューブを利
   用した腰部固定ベルト。