JP3080463U - 眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】眼鏡のレンズが汚れたときや、フレームのネジ
がゆるくなったときには、汚れは眼鏡拭き用の布で拭う
必要があり、またネジのゆるみは眼鏡用の小さなドライ
バーで締め直すことが必要となる。しかし、外出先にお
いては、眼鏡拭き用の布や眼鏡用の小さなドライバーを
即座に見つけるということは、ほぼ不可能なことと思わ
れる。 【解決手段】本考案では、セット本体、クレンジング
部、ドライバーの三つを一つに組み合わせて一のセット
を構成し、その両端の片方に眼鏡拭き用の布を収納し、
もう一方の端に、プラスとマイナスの入れ替えが可能な
ドライバーを装着する。これによって、一のセットで、
眼鏡のフレームの調整、及びレンズを清潔に保つ役割を
果たすことができる。また、本考案では、クリップとリ
ングを設け、ベルトやポケットに装着したり、キーホル
ダーに付けたりというように、外出の際に携帯すること
を容易にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、眼鏡のレンズに付着した汚れを拭き取る装置と眼鏡のフレームの調 整のためのドライバーをセットにすると共に、持ち歩きにも便利なように工夫し た眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセットに関するものである。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

眼鏡は、注意を払わないと、埃がレンズの上についたり、手でレンズに触れた りして、レンズは汚れてしまう。また、フレームのネジがゆるくなったりすると 、眼鏡のテンプル（つる）がとれてしまうこともある。このような場合には、汚 れは眼鏡拭き用の布でとらなければならないし、ネジのゆるみは眼鏡用の小さな ドライバーで締め直すことが必要となる。外出先でこのようなことが起きたとき に、すぐに眼鏡拭き用の布や眼鏡用の小さなドライバーを見つけることはほとん ど不可能だと思われる。そのため、このような問題は眼鏡の使用者を悩ませる問 題となっている。眼鏡拭き用の布のかわりにティッシュやハンカチを使用するこ ともできるが、その効果は眼鏡拭き用の布に及ばない上、レンズを傷つけること もある。それゆえに、これらの問題は眼鏡使用者を悩ませる問題となっている。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案の主な目的は、眼鏡のフレームの調整と眼鏡拭きの機能を併せ持つ眼鏡 の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセットを提供することである。同時に、本 考案のもう一つの目的は、それを持ち歩きに便利なものとすることである。

【０００４】 本考案は、セット本体、クレンジング部、ドライバーの三つが一つに組み合わ さって一のセットを構成する。組み合わされたセットの両端の片方に眼鏡拭き用 の布を収納する。もう一方の端に、入れ替え可能なドライバーが装着される。

【０００５】 レンズを拭くときには、布を出し使用する。フレームの調整をするときには、 セット本体を手で持ち、ドライバーでネジの調整をする。これによって、本考案 眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセットは眼鏡のフレームの調整、及び レンズを清潔に保つ役割を果たすことができる。

【０００６】 また、セット本体にはクリップを、クレンジング部にはリングを設けることに より、本考案をベルトやポケットに装着したり、キーホルダーに付けたりするこ とを可能にした。これにより本考案を携帯することも容易にできるようになる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１〜９に示すように、この作品はセット本体（１）、クレンジング部（２） 、そしてドライバー（３）から構成される。

【０００８】 セット本体（１）には、クリップ（１０）が設けられる。セット本体（１）に は第一端部（１１）、第二端部（１２）があり、そして、第一端部（１１）にク レンジング部を固定するための凹部（１３）が設けられる。第二端部（１２）に はドライバーの固定台（１４）が設けられ、第二端部（１２）の内側にドライバ ーのカバーを滑らせるためのガイド（１５）が設けられる。

【０００９】 クレンジング部（２）には、リング（２０）が設けられ、クレンジング部（２ ）に主要部（２１）とクレンジング部を固定するための凸部（２２）が含まれる 。主要部（２１）に眼鏡拭き用の布の収納部（２１０）、クレンジング部を固定 するための凸部（２２）の上方の位置にグリップ（２２０）が形成される。そし て、クレンジング部を固定するための凸部（２２）の延長部分に二本のクレンジ ングアーム（２３）が延びる。そのクレンジングアーム（２３）の先端部分に拭 き取り部（２３０）があり、その拭き取り部（２３０）に布が貼付される。クレ ンジング部（２）をセット本体（１）の第一端部（１１）に挿入すると、クレン ジング部を固定するための凸部（２２）はクレンジング部を固定するための凹部 （１３）と合わさり、クレンジング部はセット本体に固定される。

【００１０】 ドライバー（３）は、一方の端がプラス、もう一方の端がマイナスになり、そ の中央部にドライバーを固定させる役割を果たす装置がある。この装置には、バ ネ（３０）とボール（３１）が含まれ、このバネとボールの働きによって、ドラ イバーをドライバーの固定台（１４）に固定することができる。

【００１１】 その他、ドライバー（３）を覆うように、セット本体（１）にドライバーカバ ー（４）が設けられる。ドライバーカバー（４）の一方の端にストッパー（４０ ）があり、ドライバーカバーを滑らせるためのガイド（１５）と組み合わせる。 もう一方の端に開口部（４１）があり、ドライバー（３）をドライバーカバー（ ４）の中に収納することができる。使うときにドライバーカバー（４）を上に動 かせば、ドライバー（３）を使用することができる。

【００１２】

【実施例】

レンズを拭くときには、まず、クレンジング部（２）のクレンジング部を固定 するための凸部（２２）の上の部分に力をいれる。クレンジング部を固定するた めの凸部（２２）には可撓性があるので、クレンジング部を固定するための凹部 （１３）と合わさっている状態から外すことができる。そして、クレンジング部 （２）をセット本体（１）から取り出す。取り出した後、クレンジング部を固定 するための凸部（２２）の上の部分に力を入れ、二つのクレンジングアーム（２ ３）の拭き取り部（２３０）を接近させ、眼鏡拭き用の布でレンズを拭くことが できる。眼鏡拭き用の布が汚れた場合は、ドライバーのカバーを滑らせるための ガイド（１５）の中から新しい布を取りだし、拭き取り部（２３０）に貼付する 。眼鏡の汚れを拭き取った後は、クレンジング部（２）をセット本体（１）の第 一端部（１１）に挿入する。すると、クレンジング部（２）のクレンジング部を 固定するための凸部（２２）とセット本体（１）のクレンジング部を固定するた めの凹部（１３）とが合わさるので、クレンジング部（２）はセット本体（１） に固定される。

【００１３】 フレームのネジを調整するときは、図１０に示すように、まずドライバーカバ ー（４）を、第二端部（１２）の内側のドライバーカバーを滑らせるためのガイ ド（１５）に沿って中側に滑らせ、ドライバー（３）を開口部（４１）から出す 。そして、セット本体（１）を手に持ち、ネジの調整をする。ドライバー（３） にはプラスとマイナスの両方があるので、どちらのタイプのネジにも対応するこ とができる。また、ドライバー（３）の中央部にはドライバーを固定させる装置 があるが、この部分はバネ（３０）とボール（３１）から成っており、ボール（ ３１）はバネ（３０）の伸縮によりドライバーから頭をのぞかせたりその内部に 入ったりする。それ故、ドライバー（３）がドライバーの固定台（１４）に固定 されるときには、ボール（３１）はドライバーから頭をのぞかせ、ドライバーの 固定台（１４）に固定される。ドライバー（３）を取り出すときは、その取り出 す力によってボール（３１）がドライバーの中に入るので、その結果、ドライバ ーを固定する力が失われ、ドライバー（３）をドライバーの固定台（１４）から 取り出すことができる。そして、ドライバー（３）の両端のプラスとマイナスの 入替えができるようになる。ネジの調整が終了したら、図１に示すように、ドラ イバーカバー（４）を下方に動かし、ドライバーをカバーで覆うようにする。ド ライバーカバー（４）のストッパー（４０）はドライバーカバーを滑らせるため のガイド（１５）により、それ以上下方に動かすことができなくなる位置まで来 ると、ドライバー（３）はドライバーカバー（４）の内部に収納された状態にな る。

【００１４】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案はクレンジング部とドライバーがセット本体の中に 含まれ、眼鏡の汚れの拭き取りと眼鏡のフレームの調整との両方に効果があり、 レンズを拭くと同時に、フレームの状態も調整できる。ネジがゆるくなった場合 は、本考案を手にして本考案に含まれているドライバーによって調整が可能であ る。

【００１５】 また、本考案のセット本体には、クリップがあるので、ベルトやポケットに装 着することができる。あるいは、リングをキーホルダーに付けて携帯することも できる。これによって、仮に、外出先でレンズが汚れたり、ネジがゆるんだりす ることがあっても、すぐに眼鏡拭き用の布やドライバーが見つからないというこ とを心配する必要はなくなる。

【００１６】

【図面の簡単な説明】

【図１】本作品の各構成部を組み合わせたときの正面断
面図である。

【図２】セット本体の正面図である。

【図３】セット本体の側面断面図である。

【図４】クレンジング部の正面断面図である。

【図５】クレンジング部の側面図である。

【図６】ドライバーの側面図である。

【図７】ドライバーのボール部分の断面図である。

【図８】ドライバーカバーの正面図である。

【図９】ドライバーカバーの側面図である。

【図１０】ドライバーの使用説明のための図である。

【符号の説明】

１ セット本体 １０ クリップ １１ 第一端部 １２ 第二端部 １３ クレンジング部を固定するための凹部 １４ ドライバーの固定台 １５ ドライバーカバーを滑らせるためのガイド ２ クレンジング部 ２０ リング ２１ 主要部 ２１０ 眼鏡拭き用の布の収納部 ２２ クレンジング部を固定するための凸部 ２２０ グリップ ２３ クレンジングアーム ２３０ 拭き取り部 ３ ドライバー ３０ バネ ３１ ボール ４ ドライバーカバー ４０ ストッパー ４１ 開口部

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１２年１２月１日（２０００．１２．
１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１１】クレンジング部には、携帯を容易にさせ
るためのリングが設置されること。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年４月１３日（２００１．４．１
３）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 500357459 ７Ｆ，Ｎｏ．74，ＣＨＩＥＮ ＫＵＯ Ｎ．ＲＤ．，ＳＥＣ．２，ＴＡＩＰＥＩ, ＴＡＩＷＡＮ，Ｒ．Ｏ．Ｃ.

Claims (11)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】セット本体には、第一端部と第二端部があ
   り、第一端部には、クレンジング部を固定するための凹
   部が設けられ、一方、第二端部には、ドライバーの固定
   台が設けられる。クレンジング部には、主要部とクレン
   ジング部を固定するための凸部が設けられ、クレンジン
   グ部を固定するための凸部をセット本体の第一端部に挿
   入すると、セット本体に設けられているクレンジング部
   を固定するための凹部にはまり固定される。ドライバー
   はプラスとマイナスを入れ替えることができ、また、ド
   ライバーの固定台に固定することができる。以上を特徴
   とする眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセッ
   ト。
2. 【請求項２】クレンジング部には、クレンジング部を固
   定するための凸部からクレンジングアームが延伸し、そ
   の先端部分に拭き取り部が設置されることを特徴とする
   請求項１に記載の眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバ
   ーのセット。
3. 【請求項３】クレンジング部には主要部があり、眼鏡拭
   き用の布はその中に収められることを特徴とする請求項
   １に記載の眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセ
   ット。
4. 【請求項４】拭き取り部には、眼鏡拭き用の布を固定す
   ることができることを特徴とする請求項１に記載の眼鏡
   の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセット
5. 【請求項５】ドライバーの中央部分にドライバーを固定
   する装置が設けられ、それによりドライバーはドライバ
   ーの固定台に固定されることを特徴とする請求項１に記
   載の眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセット。
6. 【請求項６】請求項５に記したドライバーを固定する装
   置には、バネとボールが含まれることを特徴とする請求
   項１に記載の眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバーの
   セット。
7. 【請求項７】ドライバーは、その両端にそれぞれプラス
   とマイナスが用意されることを特徴とする請求項１に記
   載の眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ドライバーのセット。
8. 【請求項８】セット本体の第二端部の内側にドライバー
   カバーを滑らせるためのガイドが設けられることを特徴
   とする請求項１に記載の眼鏡の汚れ拭き装置と調整用ド
   ライバーのセット。
9. 【請求項９】ドライバーを覆うようにドライバーカバー
   を設けるが、そのドライバーカバーには、片方の端にス
   トッパーが、またもう一方の端には開口部が設けられる
   ことを特徴とする請求項１に記載の眼鏡の汚れ拭き装置
   と調整用ドライバーのセット。
10. 【請求項１０】セット本体には、クリップが設置される
    ことを特徴とする請求項１に記載の眼鏡の汚れ拭き装置
    と調整用ドライバーのセット。
11. 【請求項１１】クレンジング部にはリングが設置される
    ことを特徴とする請求項１に記載の眼鏡の汚れ拭き装置
    と調整用ドライバーのセット。