JP3080070U - 眼鏡載置台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡をはずして一時的に保管する場合、無造
作にテーブルの上等に置いたり、或いは眼鏡ケース等に
収納したりしていた。このような場合、不用意に眼鏡に
触れて破損したりするおそれがあったり容器からの出し
入れに手間がかかったりする不便があった。 【解決手段】 中央部に鼻状の凸起部を形成し、その左
右にそれぞれフラット面を設け、該フラット面の後端を
下に向けて垂直に折曲げてスタンド部とし、鼻状の凸起
部及び左右のフラット面は後部から前面に向けて緩やか
な下り斜面となるよう構成されていることを特徴とする
眼鏡載置台である。またスタンド部の下端には左右にそ
れぞれ切欠け穴を設け壁面に取付けられるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は主に、眼から眼鏡をはずして一時的に保管しようとするとき使用する 眼鏡の載置台に関するものである。また、眼鏡店で眼鏡を販売のため、展示陳列 する場合にも本考案は利用できるものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来眼鏡は眼からはずして一時的に保管しようとするとき、単に机やテーブル の上に無造作に置いたり、或いは眼鏡ケースに収納したり、或いは筒状の容器に 入れたりすることが行われていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、無造作に机やテーブルに置くと、整理・整頓にかけ、場合によ っては不用意に眼鏡に触ったりして、眼鏡を破損したり、傷つけたりするおそれ があった。 また、眼鏡ケースに収納したり、筒状の容器に入れたりすると、眼鏡の出し入 れに手間がかかり、目につきにくく置き忘れや、咄嗟の時の眼鏡の着脱に不便で あった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、以下の手段を提供し ようとするものである。 すなわち、 （１）中央部に鼻状の凸起部を形成し、その左右にそれぞれフラット面を設け 、該フラット面の後端を下に向けて垂直に折曲げてスタンド部とし、鼻状の凸起 部及び左右のフラット面は、後部から前面に向けて緩やかな下り斜面となるよう 構成されていることを特徴とする眼鏡載置台である。 （２）スタンド部の下端の左右に、それぞれ切欠き穴を設けたことを特徴とす る前項１記載の眼鏡載置台である。 （３）スタンド部の下端は前方に折曲げてほぼ水平にして台座部とし、該台座 部の底面に両面テープが貼付けられていることを特徴とする前項１又は前項２記 載の眼鏡載置台である。 （４）鼻状の凸起部及びフラット面の表面に柔らかいクッション材が貼付けら れていることを特徴とする前項１乃至前項３のいずれか１項に記載の眼鏡載置台 である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図１（Ａ）は、本考案の眼鏡載置台の正面斜視図である。 中央部に鼻状の凸起部１があり、凸起部１の左右にそれぞれフラット面２、２ が設けられており、該フラット面２、２の後端は下に向けて垂直に折曲げられて スタンド部３とし、鼻状の凸起部１及び左右のフラット部２、２は後端から前面 に向けて緩やかな下り斜面となっている。またスタンド部３の下端は前方に折曲 げられほぼ水平の状態にした台座部６に続いている。台座部６の底面には両面テ ープ（図示せず）が貼付けられており、例えば自動車のダッシュボードのような 面に置く場合、車の振動があってもずれ落ちたりしないようにするのに好ましい 。 また鼻状の凸起部１及びフラット面２、２にはフエルト又は、ボア状の布地の ような柔らかいクッション材（図示せず）が貼付けられ、衝撃等で眼鏡が破損又 は傷つけたりされないようにし、或いは振動等で眼鏡が載置台からずれ落ちたり しないようにするのに好ましい。

【０００６】 図１（Ｂ）は本考案の眼鏡載置台の背面斜視図である。 スタンド部３、３の下端には左右にそれぞれ切欠き３ａ、３ａが設けられてい る。この切欠き穴３ａ、３ａには、図３に示すように、壁面に設けられた支持ピ ン５、５に係合させて差込むことで眼鏡載置台を壁面に取付けることができる。

【０００７】 図２は眼鏡載置台の使用状態を示す斜視図である。 鼻状の突起部１の斜面に眼鏡４の鼻当て部４ａが左右から当るとともに、眼鏡の 耳掛け部４ｂが鼻状の突起部１の上面に当って、眼鏡４が正面を向いた状態にな っている。また眼鏡の耳掛け部４ｂの先端７はフラット面２の表面に当って支持 されるため、安定した状態で眼鏡４が載置されていることがわかる。

【０００８】 図３は眼鏡の載置台を壁掛けした状態の斜視図である。 壁面に凸設された支持ピン５、５が左右の切欠き穴３ａ、３ａに差込まれスタ ンド部３、３が壁に密着した状態になっている。

【０００９】 本考案の眼鏡載置台は金属板を裁断したものを折曲げて製作する場合のほか、 プラスチック又は木材を加工して製作することもできる。 また、厚紙を裁断して折曲げて製作することもできる。 なお、腐食性の金属板はメッキ等の表面処理を施すと良い。

【００１０】

【考案の効果】

以上記述したとおり、本考案の眼鏡載置台を用いることで眼鏡を安定に、しか も整然とした状態で保管することができ、保管中眼鏡を破損したり傷つけたりす るおそれがない。

【００１１】 また、眼鏡の出し入れも簡単で迅速にできることから咄嗟の場合の出し入れが 便利である。また、本考案の眼鏡載置台は構造が簡単で製作も容易であり安価に 提供できる利点がある。

【００１２】 さらに、眼鏡店などで多数の眼鏡を販売するため展示陳列する場合などには図 ３に示すように壁に本考案の眼鏡載置台を取付けて利用すると便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図で、（Ａ）は正面
斜視図、（Ｂ）は背面斜視図である。

【図２】眼鏡を載置した状態の斜視図。

【図３】壁に着脱自在に取付けるようにした実施例を示
す斜視図。

【符号の説明】

１ 鼻状の突起部 ２ フラット部 ３ スタンド部 ３ａ 切欠き穴 ４ 眼鏡 ４ａ 鼻当て部 ４ｂ 耳掛け部 ５ 支持ピン ６ 台座部 ７ 耳掛け部の先端

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央部に鼻状の凸起部を形成し、その左
   右にそれぞれフラット面を設け、該フラット面の後端を
   下に向けて垂直に折曲げてスタンド部とし、鼻状の凸起
   部及び左右のフラット面は、後部から前面に向けて緩や
   かな下り斜面となるよう構成されていることを特徴とす
   る眼鏡載置台。
2. 【請求項２】 スタンド部の下端の左右に、それぞれ切
   欠き穴を設けたことを特徴とする請求項１記載の眼鏡載
   置台。
3. 【請求項３】 スタンド部の下端を前方に折曲げてほぼ
   水平にして台座部とし、該台座部の底面に両面テープが
   貼付けられていることを特徴とする請求項１又は請求項
   ２記載の眼鏡載置台。
4. 【請求項４】 鼻状の凸起部及びフラット面の表面に柔
   らかいクッション材が貼付けられていることを特徴とす
   る請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の眼鏡載
   置台。