JP3079594U - 上 着 - Google Patents

上 着

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JP3079594U
JP3079594U JP2001000629U JP2001000629U JP3079594U JP 3079594 U JP3079594 U JP 3079594U JP 2001000629 U JP2001000629 U JP 2001000629U JP 2001000629 U JP2001000629 U JP 2001000629U JP 3079594 U JP3079594 U JP 3079594U
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Japan
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elbow
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JP2001000629U
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達也 梅本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Corp
Original Assignee
Sumitomo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造を複雑にしたり生産コストを増大させた
りすることなく、着用者の作業動作を容易にして、使用
性能に優れ、作業着などに適した上着を提供する。 【解決手段】 着用者の胴を覆う身頃部10と筒状をな
し着用者の腕が通され肩側で身頃部10に接合される左
右の袖部20とを有する上着Wである。袖部20が、着
用者の肘外側に配置される肘外半体22と着用者の肘内
側に配置される肘内半体24とからなる。肘内半体24
は、肩側から肘位置を経て手首側まで連続する生地片か
らなる。肘外半体22は、肘位置に配置される肘央片2
2bと肘央片の肩側および手首側に隣接して配置される
上下の腕側片22a、22cとを有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、作業着のように着用者の動作を容易にすることが要求される用途を 対象とする上着に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業着は、大量生産に適していたり安価に提供できたり強固な縫製が出来たり することが要求されるため、比較的単純な生地取り構造のものが多い。 また、作業着は、着用した作業者が各種の作業動作をしたときに、腕などの運 動を妨げることが出来るだけ少なく自由な運動が出来るようにしておくことが好 ましい。そのため、作業着のうち伸縮が必要な部分に、ヒダや折り返しを設けて おいたり、部分的に伸縮性の高い生地を用いたりすることが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、作業着において、着用者の動作を行い易くするためにヒダや高伸縮部 などの特殊な構造部分を設けると、縫製などの製造工程が複雑になり、作業着の 生産コストが増大してしまい、商品競争力がなくなってしまう。また、ヒダなど の複雑な構造部分は、磨耗や洗濯に弱く、作業着の耐久性を損なう。 そこで、本考案の課題は、製造を複雑にしたり生産コストを増大させたりする ことなく、着用者の作業動作を容易にして、使用性能に優れ、作業着などに適し た上着を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる上着は、着用者の胴を覆う身頃部と筒状をなし着用者の腕が通 され肩側で身頃部に接合される左右の袖部とを有する上着であって、前記袖部が 、着用者の肘外側に配置される肘外半体と着用者の肘内側に配置される肘内半体 とからなり、前記肘内半体は、肩側から肘位置を経て手首側まで連続する生地片 からなり、前記肘外半体は、肘位置に配置される肘央片と肘央片の肩側および手 首側に隣接して配置される上下の腕側片とを有している。 〔上着〕 着用者の上半身を覆い、基本的な構造として、着用者の胴を覆う身頃部と筒状 をなし着用者の腕が通され肩側で身頃部に接合される左右の袖部とを有していれ ば、その他の細部構造については、特に限定されない。
【0005】 上着として、軽作業用の作業服や事務服、スポーツ用ユニフォーム、子供服な どが挙げられる。 上着の基本構造として、身頃部は、通常、前身頃と後身頃で構成され、前身頃 を左右に分割して、左右の打ち合わせ部分が、ジッパーやボタン、面ファスナー などで開閉自在に閉じ合わされる。身頃部には、襟やポケットなどの付属構造を 設けておくことができる。 上着の素材としては、通常の上着と同様の生地材料が使用できる。 〔袖部〕 基本的には、通常の上着における袖部と同様の構造が採用される。
【0006】 袖部は、着用者の腕を肩から手首まで覆うようにするが、肘よりも下の腕の途 中までのものであっても良い。 袖部は概略筒状をなしている。筒状の袖部を大きく分けて、着用者の肘外側に 配置される肘外半体と、着用者の肘内側に配置される肘内半体とで構成する。 袖部の周方向において、肘内半体と肘外半体とは、等分に配置されてあっても 良いし、どちらかの幅が広く設定されていても良い。肘内半体と肘外半体との分 割位置は、肘の外側中心と内側中心との中間位置に設定されるのが標準であるが 、この位置よりも内側あるいは外側に少しずらせておくこともできる。
【0007】 肘内半体は、肩側から肘位置を経て手首側まで連続する生地片で構成される。 これは、通常の上着における袖部の構造と同じである。 肘外半体は、肘位置に配置される肘央片と肘央片の肩側および手首側に隣接し て配置される上下の腕側片とを有している。着用者の肘が肘央片に覆われ、肘の 上下位置に、肘央片と腕側片との接合線が配置される。 肘央片の長さは、着用者が動作を行ったときに肘の周辺が確実に肘央片に配置 されるように設定しておくのが好ましい。肘外半体を、肘央片と両側の腕側片と で3等分しておいても良いし、肘央片よりも腕側片のほうを長くしておくことも できる。
【0008】 袖部は、肘外側から肘内側へと曲がっていることが好ましい。具体的には、肘 内半体の中心線に沿った長さよりも、肘外半体の中心線に沿った長さのほうを長 く設定しておくことで、筒状の袖部を構成したときに、袖部の中心線は肘外側か ら肘内側へと湾曲もしくは屈曲した形態になる。袖部の曲がり度合を変えること で、着用者の肘の曲げ許容度を調整することができる。肘を大きく曲げる必要が ある場合には、袖部の曲がりを大きくしておく。 肘外半体は、前記肘央片と両側の腕側片とを含む長さの合計を、幅方向の端辺 に沿った長さの合計よりも中心に沿った長さの合計のほうが長くなるように設定 しておくことができる。肘外半体の両端辺は肘内半体の両端辺と接合されるので 、肘外半体の幅方向の端辺に沿った長さの合計は、肘内半体における幅方向の端 辺に沿った長さと同じに設定される。したがって、前記のような生地片を合わせ て肘外半体を構成すると、肘内半体の中心線に沿った長さよりも、肘外半体の中 心線に沿った長さのほうが長くなる。
【0009】 肘央片または腕側片のそれぞれについて、袖部の幅方向の端辺になる辺に沿っ て測った長さに比べて、幅方向の中心に沿って測った長さを長く設定しておくこ とで、肘外半体の全体において、幅方向の端辺に沿った長さの合計よりも中心に 沿った長さの合計のほうが長くすることができる。このとき、肘央片と両側の腕 側片との隣接辺は、両端よりも中央が張り出した湾曲辺になる。このような湾曲 辺同士を接合して肘外半体を構成すると、肘外半体の全体が内側に曲がった立体 面を構成することになる。 肘外半体は、前記した肘央片とその両側に配置される腕側片が必須の構成要素 であるが、さらに別の生地片を組み合わせて構成することもできる。例えば、肩 側の腕側片の外側に、身頃部とのつなぎをスムーズにする肩継ぎ片を設けること ができる。腕側片を袖部の長さ方向で分割しておくことができる。肘央片の両側 の腕側片をそれぞれ2分割しておけば、肘央片および上下それぞれ2枚の腕側片 による5分割構造の肘外半体になる。
【0010】
【考案の実施形態】
図1、2に示す上着Wは、軽作業などに適した作業着であり、基本的な構造は 通常の作業着と共通している。 作業着Wの基本構造は、着用者の胴を覆う身頃部10と、着用者の両腕が通さ れる左右の袖部20、20とからなる。 身頃部10は、前面側がジッパー12で開閉自在になった左右一対の前身頃1 4、14と、背面側の後身頃16とを有する、着用者の首が通される部分には襟 18が取り付けられている。前身頃14には、ポケット15が配置されている。
【0011】 左右の袖部20は、全体が筒状をなし、身頃部10の肩部分に連結されており 、着用者の腕が通される。 袖部20は、周方向に分割された2つの半体22、24を、互いの両側辺に沿 って縫い合わせて筒状に構成している。着用者が肘を折り曲げたときに肘の外側 になる部分が肘外半体22であり、肘の内側になる部分が肘内半体24である。 袖部20の周方向において、肘外半体22と肘内半体24とは、ほぼ周長を2等 分するように配置されている。 袖部20の先端で着用者の手首に相当する個所には袖口部26を有する。
【0012】 肘内半体24は、身頃部10との連結個所から袖口部26との連結個所までが 連続した1枚の生地で構成されている。 肘外半体22は、身頃部10から袖口部26までの長さ方向で、複数枚の生地 片22a〜22dを縫い合わせた構造を有する。具体的には、着用者の肘に対応す る中央部分の肘央片22bと、肘央片22bの両側に配置される腕側片22a、2 2cと、肩側で身頃部10と腕側片22cとをつなぐ肩継ぎ片22dとからなる。 図3に示すように、袖部20における各生地片の型取り構造で、肘内半体24 は、全体がほぼ矩形であるが、袖口部26側が狭く肩側が広いテーパ状をなして いる。肘外半体22を構成する生地片22a〜22dは、全体を合わせた基本形状 は肘内半体24と共通している。そして、長さ方向をほぼ三等分する腕側片22 a、肘央片22b、腕側片22cを有し、肩側に幅の狭い帯状の肩継ぎ片22dが配 置される。
【0013】 腕側片22aと肘央片22bとが縫い合わされる互いの接合辺26、26は、直 線ではなく中央が張り出した湾曲線になっている。肘央片22bと腕側片22cと が縫い合わされる互いの接合辺26、26も、中央が張り出した湾曲線になって いる。その結果、袖部20の周方向になる生地の幅方向で中央になる位置におい て、腕側片22a、肘央片22bおよび腕側片22cの長さの合計長が、生地の両 端になる位置における前記合計長よりも少し長くなっている。生地の両端になる 位置における前記合計長は、縫い合わせる相手側になる肘内半体24の両側辺の 長さに合わせている。
【0014】 このような形状を有する生地片22a〜22d、24を縫い合わせて得られる袖 部20は、単純な直線筒状あるいはテーパ−筒状をなすものにはならない。肘内 半体24に比べて長い、肘外半体22の中心線に沿う部分が、少し余裕あるいは 膨らみを有することになり、自然な状態では、袖部20が肘の外側に当たる側か ら肘の内側になる側へと緩やかに曲がった形態になる。言い換えると、袖部20 の中心線が肘外側から肘内側へと概略「く」字形に湾曲あるいは屈曲する。 図1に示す着用状態では、着用者が肘を緩やかに内側に曲げた状態で、袖部2 0が最も無理なく沿うことになる。
【0015】 作業着Wを着用した着用者が何らかの作業動作を行う場合、腕を内側に曲げた 状態になることが多い。例えば、机上の作業では、肘を90度ぐらいまで曲げて 、手首側を机とほぼ平行にして作業を行う。床から重量物を持ち上げるときにも 、肘を軽く曲げた状態で重量物に手を掛けることで力が出し易くなる。 このような作業時における最も自然な状態である肘を少し曲げた状態と、作業 着Wの袖部20の形状とが一致しているので、肘を曲げる動作を行ったり肘を曲 げたままで作業を行ったりしても、作業着Wの袖部20から着用者の腕に大きな 抵抗を与えることが軽減され、着用者に余計なストレスを与えることがない。そ の結果、着用感が良くなり、作業を快適に行うことができる。作業時に袖部20 を過剰に引っ張ったり擦ったりすることも少なくなるので、生地や縫製部分の傷 みも少なくなり、作業着Wの耐久性も向上することになる。
【0016】
【考案の効果】
本考案にかかる上着は、袖部を構成する一対の半体のうち、肘外側に配置され る肘外半体を、肘位置に配置される肘央片と肘央片の肩側および手首側に配置さ れる上下の腕側片と含む複数の生地片で構成しており、袖部の全体形状は肘部分 が軽く内側に曲がった状態になり、着用者の着用形態および動作形態に近い自然 な形状になっているので、着用感が良く、各種の作業動作時に抵抗が少なく動き 易いものとなる。 しかも、袖部の一部で生地片の構成を変更しているだけで、特別な構造部分や 部品を付け加えているものではないので、上着の製造は容易であり、生産性は良 く製造コストも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施形態を表す作業着の斜視図。
【図2】 背面図
【図3】 縫製前の生地の型取り状態を示す平面図
【符号の説明】
10 身頃部 20 袖部 22 肘外半体 22a、22c 腕側片 22b 肘央片 22d 肩継ぎ片 24 肘内半体 26 袖口部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】着用者の胴を覆う身頃部と筒状をなし着用
    者の腕が通され肩側で身頃部に接合される左右の袖部と
    を有する上着であって、 前記袖部が、着用者の肘外側に配置される肘外半体と着
    用者の肘内側に配置される肘内半体とからなり、 前記肘内半体は、肩側から肘位置を経て手首側まで連続
    する生地片からなり、 前記肘外半体は、肘位置に配置される肘央片と肘央片の
    肩側および手首側に隣接して配置される上下の腕側片と
    を有している上着。
  2. 【請求項2】前記袖部が、前記肘外側から肘内側へと曲
    がっている請求項1に記載の上着。
  3. 【請求項3】前記肘外半体は、前記肘央片と両側の腕側
    片とを含む長さの合計が、幅方向の端辺に沿った長さの
    合計よりも中心に沿った長さの合計のほうが長い請求項
    1または2に記載の上着。
  4. 【請求項4】前記肘央片と両側の腕側片との隣接辺が、
    両端よりも中央が張り出した湾曲辺である請求項1〜3
    の何れかに記載の上着。
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