JP3079522B2 - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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JP3079522B2 JP03213955A JP21395591A JP3079522B2 JP 3079522 B2 JP3079522 B2 JP 3079522B2 JP 03213955 A JP03213955 A JP 03213955A JP 21395591 A JP21395591 A JP 21395591A JP 3079522 B2 JP3079522 B2 JP 3079522B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動入力−差動出力型
の論理回路インターフェイスに関する。
【0002】
【従来の技術】GaAsICの論理回路では、その回路
を構成する素子のバラツキがSiと比較して大きいため
に、図5に示すような構成をとっていた。この論理回路
は、差動入力−差動出力型の論理回路であり、互いに反
転したディジタル入力信号D,D’(「’」は論理反転
を示す。以下同様)を入力バッファ103から入力し、
論理演算部101で所定の演算を施し、出力バッファ1
02からその演算結果をディジタル出力信号Q,Q’を
出力する、というものである。この論理回路はECLコ
ンパチブルに作られ、その出力がインターフェイス条件
(ECLのDC特性規格)を満たすように、出力バッフ
ァ102の電流源FETに基準電位発生回路510から
の制御電圧を与えて出力レベルを調整し、その安定化を
はかっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の論理回路では、
基準電位発生回路510のバラツキ或いは回路を構成す
るFETの温度特性などの要因により、出力レベルの大
きな変動を生ずることがあった。この出力レベルの変動
によって、次段の回路とのインターフェイス条件を満た
せなくなり、正常な動作が得られなくなる、という問題
点を有していた。現状では、バラツキ或いは温度特性な
どの要因は、構成素子の基本的な性質に起因するもので
あるため、出力レベルの変動を十分に押さえることがで
きなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の論理回路は、互いに反転したディジタル入
力信号対を入力し、ディジタル入力信号対に対し予め決
められた論理演算を行う論理演算部と、この論理演算部
の演算結果を、入力される制御電圧に応じたレベルで互
いに反転したディジタル出力信号対として出力する出力
バッファと、ディジタル入力信号対及びディジタル出力
信号対の電圧レベルから制御電圧を出力する制御回路と
を備えたことを特徴とする。
【0005】制御回路が、ディジタル入力信号対からそ
のハイレベル及びローレベルの平均電圧レベルを出力す
る第1の平均レベル出力部と、ディジタル出力信号対か
らそのハイレベル及びローレベルの平均電圧レベルを出
力する第2の平均レベル出力部と、第1の平均レベル出
力部及び第2の平均レベル出力部の出力に基づき制御電
圧を出力する制御電圧発生部とを備えたことを特徴とし
ても良い。
【0006】第1の平均レベル出力部若しくは第2の平
均レベル出力部が、ディジタル入力信号対若しくはディ
ジタル出力信号対を抵抗分割によって中点電位を出力す
ることを特徴としても良い。
【0007】第1の平均レベル出力部若しくは第2の平
均レベル出力部の出力にコンデンサが設けられているこ
とを特徴としても良い。
【0008】
【作用】本発明の論理回路では、制御回路及び出力バッ
ファで、フィードバックループが形成され、ディジタル
入力信号対の電圧レベルを入力とし、ディジタル出力信
号対の電圧レベルを出力及び負帰還とする負帰還回路系
をなしている。ディジタル入力信号対は、互いに反転し
たディジタル信号からなり、それらの電圧レベルの和は
ハイレベル及びローレベルの電圧を加算した一定のレベ
ルになっていて、これが負帰還回路系に入力される。デ
ィジタル出力信号対の電圧レベルの和は、ディジタル入
力信号対の電圧レベルの和を負帰還回路系の閉ループゲ
イン増幅した一定のものになっている。そのため、ハイ
レベル及びローレベルは一定のレベルになる。特に、閉
ループゲインが1の時は、ディジタル入力信号対とディ
ジタル出力信号対とは、ハイレベル及びローレベルの電
圧が同じものになる。
【0009】制御回路を平均レベル出力部などを用いて
構成した場合、平均電圧レベルがハイレベル及びローレ
ベルの電圧の和の2分の1であり、これを用いてハイレ
ベル及びローレベルの電圧の和と等価な動作を達成し得
る。この平均電圧レベルは、抵抗分割で得ることが可能
である。
【0010】ディジタル入力信号対若しくはディジタル
出力信号対のディジタル信号にタイミングのずれがある
と、それらの平均電圧レベルにインパルス性のノイズが
生ずるが、これはコンデンサで除去される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の論理回路の構成が示されている。
【0012】この論理回路は、図5と同様の入力バッフ
ァ103,論理演算部101,出力バッファ102に加
えて、出力バッファ102に制御電圧VCSを出力する制
御回路110を有している。出力バッファ102は、一
例として図2に示すような回路で構成され、制御電圧V
CSにそのゲートがつながれた電流源FETに流れる電流
を調節することで、ディジタル出力信号Q,Q’のハイ
レベルの電圧VOHを調節する。この回路では、制御電圧
CSを増加させると、電圧VOHが大きくなる。制御回路
110は、入力平均値検出部111,出力平均値検出部
113,制御電圧発生部112で構成される。入力平均
値検出部111はディジタル入力信号D,D’の平均レ
ベルV1 を出力し、出力平均値検出部113はディジタ
ル出力信号Q,Q’の平均レベルV2 を出力する。制御
電圧発生部112は、平均レベルV1 ,V2 を比較し、
それらが一致するように制御電圧VCSを出力する。
【0013】つぎに、制御電圧発生部112が、図3に
示すような伝達特性を有するものとして、図1の論理回
路の動作を説明する。ここで、図3においてV1 =V2
となるときの制御電圧VCSの値をVCS0 とする。
【0014】平均レベルV1 <V2 の時、図3により、
制御電圧VCSはVCS0 より小さいものになり、出力信号
Q,Q’のハイレベルの電圧VOHは小さくなる。この電
圧VOHが小さくなると平均レベルV2 が減少する。平均
レベルV1 >V2 の時は、その逆で出力信号Q,Q’の
ハイレベルの電圧VOHが大きくなって平均レベルV2
増加する。このように、出力信号Q,Q’の平均レベル
2 は、フィードバック制御され、入力信号D,D’の
平均レベルV1 と等しくなる。また、FETの温度特性
などの要因により、出力バッファ102などに出力レベ
ルの変動を生じても、図3のような右上がりのカーブを
持っている限り、V1 =V2 となるように制御され、そ
の変動は押さえられる。
【0015】つぎに、入力平均値検出部111,出力平
均値検出部113を抵抗分割によって中点電位を出力さ
せるよう構成した場合の実施例について図4を用いて説
明する。
【0016】図4の論理回路は、ECLコンパチブルに
作られ、ディジタル入力信号D,D’のハイレベルの電
圧VIHは−0.9V、ローレベルの電圧VILは−1.7
Vとなっている。入力平均値検出部111,出力平均値
検出部113は、それらの入力を同じ値の抵抗で分割さ
れ、その中点電位が平均レベルV1 ,V2 として出力さ
れている。これらの出力にはコンデンサ221,222
が接続されている。また、制御電圧発生部112は、差
動増幅器232と、制御電圧出力部231とで構成され
ている。差動増幅器232は、平均レベルV1 ,V2
差を演算し出力する。制御電圧出力部231は、差動増
幅器232からの出力を出力バッファ102の入力仕様
にあった制御電圧VCSに変換し出力する。
【0017】この論理回路の動作は前述の図1のものと
同様の動作をする。入力平均値検出部111からは、入
力信号D,D’の平均レベルV1 (=−1.30V)が
出力され、出力平均値検出部113からは、出力信号
Q,Q’の平均レベルV2 が出力される。ここで、入力
信号D,D’或いは出力信号Q,Q’に若干のタイミン
グのずれがあると、平均レベルV1 或いは平均レベルV
2 にそのずれの幅のインパルス状のノイズがあらわれる
が、コンデンサ221,222にそのノイズが吸収さ
れ、次段の回路に悪影響がでるのを防止している。平均
レベルV1 は、−1.3Vの一定の電圧になり、平均レ
ベルV2 は出力信号Q,Q’のハイレベルV OH及びロー
レベルVOLの平均電圧になる。出力信号Q,Q’の平均
レベルV2 は、例えば、−1.35Vであれば、−1.
30Vになるように制御される。即ち、図1の場合と同
様、フィードバック制御されて、入力信号D,D’の平
均レベルV1 と等しくなり、変動は押さえられる。
【0018】本発明は、前述の実施例に限らず様々な変
形が可能である。
【0019】例えば、平均レベルV1 ,V2 を用いてい
るが、ハイレベルの電圧(VIH,VOH)及びローレベル
(VIL,VOL)の電圧を加算したものを用いても良い。
この場合、この電圧は、平均レベルの2倍になってい
る。また、閉ループゲインがおよそ1として例示した
が、負のゲインとすることでECL−TTL変換,TT
L−ECL変換の論理回路を構成することが可能にな
る。さらに、ディジタル信号のDC特性規格には、マー
ジンがあるため、制御回路にウィンドウコンパレータを
用いて、規格外になったとき出力信号を所定の範囲にな
るように構成することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、制御回路及
び出力バッファで構成されたフィードバックループによ
り、ディジタル出力信号対の電圧レベルは、ディジタル
入力信号対の電圧レベルに応じたレベルに安定化される
ので、温度や電源電圧の変動など電圧レベルを変動させ
る要因の影響を受けることなく安定した良好なものにす
ることができる。これらの信号対の平均電圧レベルを用
いた場合、抵抗分割によって中点電位を出力するように
して平均レベル出力部の構成を非常に簡単なものにする
ことができる。さらに、平均レベル出力部の出力にコン
デンサが設けることでその出力に生じるインパルス性の
ノイズを押さえ、良好な動作にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図。
【図2】出力バッファの一例の回路図。
【図3】制御電圧発生部の伝達特性例を示す図。
【図4】本発明の一実施例の構成図。
【図5】従来例の構成図。
【符号の説明】
101…論理演算部101 102…出力バッファ 101…制御回路 111…平均値検出部 112…制御電圧発生部 113…平均値検出部 221,222…コンデンサ Q,Q’…ディジタル出力信号 D,D’…ディジタル入力信号 VCS…制御電圧

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに反転したディジタル入力信号対を
    入力し、前記ディジタル入力信号対に対し予め決められ
    た論理演算を行う論理演算部と、 この論理演算部の演算結果を、入力される制御電圧に応
    じたレベルで互いに反転したディジタル出力信号対とし
    て出力する出力バッファと、 前記ディジタル入力信号対及び前記ディジタル出力信号
    対の電圧レベルから前記制御電圧を出力する制御回路と
    を備えたことを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】 前記制御回路が、前記ディジタル入力信
    号対からそのハイレベル及びローレベルの平均電圧レベ
    ルを出力する第1の平均レベル出力部と、 前記ディジタル出力信号対からそのハイレベル及びロー
    レベルの平均電圧レベルを出力する第2の平均レベル出
    力部と、 第1の平均レベル出力部及び第2の平均レベル出力部の
    出力に基づき前記制御電圧を出力する制御電圧発生部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の論理回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の平均レベル出力部若しくは前
    記第2の平均レベル出力部が、前記ディジタル入力信号
    対若しくは前記ディジタル出力信号対を抵抗分割によっ
    て中点電位を出力することを特徴とする請求項2記載の
    論理回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の平均レベル出力部若しくは前
    記第2の平均レベル出力部の出力にコンデンサが設けら
    れていることを特徴とする請求項2又は3記載の論理回
    路。
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