JP3079017B2 - ケーブルの端末部接続構造 - Google Patents

ケーブルの端末部接続構造

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JP3079017B2 JP07182099A JP18209995A JP3079017B2 JP 3079017 B2 JP3079017 B2 JP 3079017B2 JP 07182099 A JP07182099 A JP 07182099A JP 18209995 A JP18209995 A JP 18209995A JP 3079017 B2 JP3079017 B2 JP 3079017B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器用ケーブルの
端末部の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】水中モータ等の電気機器を水中で運転す
る場合、陸上から動力または制御用ケーブルを、密閉し
た差込口を介してその内部に接続する必要がある。その
差込口は浸水を防止するために、細心の注意を要し信頼
性が最も必要となる。この部分のシール方式としては、
ゴム等の弾性体によるモールド構造、又は樹脂によるシ
ール構造等が一般に採用されている。
【0003】また、ケーブルは、通常多数の細線が縒り
合わされて一本の芯線を構成し、絶縁被覆された数本の
芯線が更に縒り合わされて、これに外皮を被覆して一本
のケーブルを構成している。このため、一本の芯線は多
数の細線から構成されて、その間に微細な隙間を有する
ため、毛細管現象により、例えば陸上側のケーブル末端
からケーブルを通してモータ内に、水分が侵入する恐れ
がある。そのため、ケーブル芯線の途中を空気が流通し
ないように遮断し、陸上側の水分がモータ内に侵入しな
いようにし、しかも電気的に導通させるため金属により
芯線同士が接続されていなければならない。そのため、
いわゆる水切処理が為される。
【0004】水切処理は、ケーブル芯線と水中機器側の
芯線とを金属スリーブの両側から挿入し、その先端部間
を例えばハンダで融着することにより、金属接続部を構
成し、空気が流通しないように遮断して、水分の毛細管
現象による流通を防止するものである。多芯ケーブルの
場合には、ケーブルモールドまたは樹脂によるシールド
構造内で金属製接続部が、各々接触しないように絶縁及
びシール作業をしなければならない。
【0005】図2は、従来のケーブル芯線と水中機器側
のケーブル芯線とを接続する端末部接続構造の一例を示
す。ケーブル1の芯線5とモータ側端末の芯線8の先端
部の絶縁体を除去し、圧着スリーブ7内で芯線5,8の
先端の導体部6a,6bをスリーブ7に挿入し、その間
にハンダを流し込み水切り処理する。さらにこの金属ス
リーブ7の接続部をグランド9の差込口に挿入し、ゴム
パッキング3を座金4及びこのグランド9で圧縮してハ
ウジング2にネジ11で固定する。そして樹脂10をグ
ランド9内に流し込み、固定する。更にケーブル1が固
定されたハウジング2をモータケーシング12に固定す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、水中ポンプ等の
電気機器の大型化・大出力化に伴って、その機器に流れ
る電流値が高くなってきている。このため、機器が使用
する電源供給のための動力用ケーブルはサイズが太くな
るので、ケーブルの最小屈曲半径が大きくなる。結果と
して、水中ポンプ等の機器の内部結線や組立作業性等が
非常に悪くなってくる。従来の技術では、これを解決す
るために機器の配線に要するスペースを広くするなどし
て対応していたため、機器の端子箱等がどうしても大型
化してしまい、機器がコスト高になるという問題があっ
た。
【0007】本発明は上述した事情に鑑みて為されたも
ので、ケーブルの屈曲半径を小さくでき、作業性が良
く、且つ機器をコンパクトな構造にすることができるケ
ーブルの端末部接続構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルの端末
部接続構造は、ケーブルを電気機器内に差し込む部分で
密閉する電気機器用ケーブルの端末部接続構造におい
て、電気機器内に差し込む部分で、前記電気機器内のケ
ーブルは耐熱性の高い絶縁被覆を用いたものであり、
部から差し込むケーブルの線径に対して、小さな線径の
ケーブルをつなぎ合わせたことを特徴とする。
【0009】又、前記2種類のケーブルは、電流容量が
略等しいものであることを特徴とする。
【0010】
【作用】ケーブルを電気機器に差し込む端末部接続部分
において、外部から差し込むケーブルの絶縁体よりも耐
熱性の優れた材質で構成されているケーブルを採用する
ことにより、ケーブルサイズを小さくすることができ
る。それによって、最小屈曲半径を小さくでき、結線や
配線作業が従来と比較して容易に行える。且つ、機器の
配線に要するスペース、たとえば、端子箱等を小さく
し、機器をコンパクトにすることができるためコストを
抑えられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。尚、各図中同一符号は同一又は
相当部分を示す。
【0012】図1は、本発明の一実施例のケーブルの端
末部接続構造の縦断面図である。尚、図中芯線部分のう
ち、中心軸線の左半分は断面図であり、右半分は外形図
を示す。又、本実施例では4本の芯線からケーブル1が
構成されているが、その内の2本の芯線のみが図示され
ている。本実施例ではケーブル1の四本の芯線5の先端
部6aは、絶縁被覆がはがされ、金属製のスリーブ7に
挿入されている。一方、水中モータ側の芯線8の先端部
6bも、絶縁被覆がはがされ、スリーブ7に挿入されて
いる。それぞれの芯線の先端部6a,6b間は、ハンダ
により相互にスリーブ7内の隔壁当接部で融着されてい
る。すなわち、一本のスリーブ7内では、多数の細線が
縒り合わされて形成された芯線の隙間は、芯線の先端部
6a,6bが当接したスリーブの隔壁部により完全に空
気が流通しないように立ち切られており、金属水切り処
理がされている。
【0013】水中機器側の4本の芯線8は、それぞれス
リーブ7を介して接続しているケーブル側の4本の芯線
5よりも、線径サイズが細い芯線で構成されている。そ
して、芯線8は耐熱性の優れた材質の絶縁体で被覆され
ている。従って、芯線8はその線径が芯線5よりも細い
が、電流容量は略等しくなっている。一例として芯線8
は、シリコン系被覆材を用いることにより、200℃程
度迄の温度上昇が許容され、このため一般のケーブルの
80〜90℃程度の温度上昇許容度と比較して2倍の電
流密度が得られる。このため、電流容量を外部の動力用
ケーブルに合わせることにより、その線径サイズを略1
/2にすることができる。
【0014】線径サイズが細いということは、折れ曲げ
が容易となり、最小屈曲半径が小さくなり、作業性が格
段に改善される。柔軟性に優れているケーブル(芯線
8)を機器内部での配線・結線作業に使用することによ
り、大電流を必要とする大型電気機器の内部配線・結線
作業が誰にでも容易に施行できる。また、それに必要な
スペースを広くとらずにすむため、結果として機器自体
がコンパクトになり、コストを抑えることが可能にな
る。
【0015】次に、このケーブル差込口構造の製造方法
について説明する。まずケーブル1を切断し、ケーブル
外被を開き、四本の芯線5を取り出す。そして、芯線5
の絶縁体を除去してむき出し、先端部6aを圧着スリー
ブ7に挿入し、圧着スリーブ7を外側から圧縮によりつ
ぶし、先端部6aを圧着スリーブ7に固定する。そして
圧着スリーブ7の反対側には、細い線径サイズのケーブ
ルに適合する嵌着口が隔壁を介して設けられている。次
にモータ側の芯線8を同様にその先端部6bをむき出
し、スリーブ7の嵌着口に挿入し、圧着スリーブ7の反
対側部分を外側から圧縮によりつぶし、先端部6bを圧
着スリーブ7に固定する。これによりスリーブ7内では
完全な金属水切り処理がスリーブ7内の隔壁によりなさ
れる。そしてこの金属スリーブ7と芯線先端部6a,6
bとをすべて内包するようにハウジング2の差込口中央
に配置し、ゴムパッキング3と座金4を芯線8側からハ
ウジング2内の段付部に当接させてグランド9及び座金
4によってゴムパッキング3を圧縮し、ハウジング2に
ネジ11によって固定する。ケーブル1の接続端はゴム
パッキング3により水分の侵入が防止される。
【0016】次にエポキシ樹脂などの樹脂10をグラン
ド9内に充填する。各スリーブ7の接続部は、絶縁保持
のため離隔して配置され、樹脂10が離隔接続部間の隙
間を完全に埋めるように広がり充填される。尚、樹脂以
外の絶縁充填材を用いても勿論良い。そして、ハウジン
グ2はポンプケーシング12に固定される。
【0017】なお以上に説明した本発明の実施例におい
ては、水中モータポンプのケーシングにこのケーブルの
端末部接続構造を適用する例について説明したが、本発
明の趣旨は水中モータに限らず各種機器のケーブル端末
接続部構造として利用できるのは勿論のことである。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、電気機
器内に差し込むケーブルの端末部接続構造で、電気機器
側に耐熱性が高く線径サイズの細いケーブルを用いるこ
とにより、電流容量は略等しいが線径が異なる2種類の
ケーブル同士をつなぎ合わせたものである。従って、ケ
ーブルの屈曲性を格段に改善することができる。この構
造でケーブルの端末部を製作すれば、大電流を必要とす
る大型電気機器の内部結線・配線作業が容易に施工でき
るようになるとともに、機器の端子箱などがコンパクト
にまとめられ、安価な電気機器を提供できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のケーブル端末部接続構造の
縦断面図。
【図2】従来のケーブル端末部接続構造の縦断面図。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 ハウジング 5 ケーブル側芯線 6a,6b 芯線先端部 7 圧着スリーブ 8 機器側芯線 9 グランド 10 充填樹脂
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−190512(JP,A) 実開 昭63−88058(JP,U) 実開 昭56−96827(JP,U) 実開 平1−174816(JP,U) 実開 平2−114334(JP,U) 実公 昭45−21150(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/00 - 15/196

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを電気機器内に差し込む部分で
    密閉する電気機器用ケーブルの端末部接続構造におい
    て、電気機器内に差し込む部分で、前記電気機器内のケ
    ーブルは耐熱性の高い絶縁被覆を用いたものであり、
    部から差し込むケーブルの線径に対して、小さな線径の
    ケーブルをつなぎ合わせたことを特徴とするケーブルの
    端末部接続構造。
  2. 【請求項2】 前記2種類のケーブルは、電流容量が略
    等しいものであることを特徴とする請求項1記載のケー
    ブルの端末部接続構造。
JP07182099A 1995-06-26 1995-06-26 ケーブルの端末部接続構造 Expired - Fee Related JP3079017B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110323709A (zh) * 2019-06-12 2019-10-11 中国石油天然气股份有限公司 一种潜油电缆湿式连接方法及其装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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