JP3078979U - 遠隔作業具 - Google Patents

遠隔作業具

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JP3078979U JP2001000150U JP2001000150U JP3078979U JP 3078979 U JP3078979 U JP 3078979U JP 2001000150 U JP2001000150 U JP 2001000150U JP 2001000150 U JP2001000150 U JP 2001000150U JP 3078979 U JP3078979 U JP 3078979U
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口 季 男 田
山 た ら 外
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田口 季男
山 た ら 外
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さい開口を通して所望の作業を高精度で行
うことができる遠隔作業具を提供する。 【解決手段】 指で握ることにより回動するレバーを備
えたグリップ部と、一端でグリップ部に固定され、他端
にアタッチメントを設けたパイプと、このパイプの中心
孔内を貫通して軸方向に移動可能なロッドとを備え、こ
のロッドは、その一端部でレバーの一端部にその回動に
伴ってパイプ内を移動するように連結され、かつ他端部
で、鋏あるいは挟持具等のアタッチメントに連結されて
おり、レバーを回動させることによりアタッチメントを
駆動させることができるように構成されていることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、小さな開口を通して細かい作業を行なうことができる遠隔作業具に 関する。
【0002】
【従来の技術】
小さい開口を通して種々の器具を挿入し、細かい作業を行うことは、多くの局 面で必要性が高い。例えば、テラリュームと一般に呼称されているガラス鉢園芸 においては、通常のガラス瓶の底に用土を入れ、そこに所望の植物を植えたり、 装飾品を配置したりすることが必要で、通常は、適当な棒,針金,箸,スプーン 等を使用して必要な作業を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、棒、針金、箸、スプーン等では所望の作業を高精度で行うこと は容易でなく、またこのような要求に対処するためのツールは、市場から入手す ることは困難である。したがって、所望の作業に適したツールを手製しているの が現状であり、精密なツールの提供が強く望まれている。このような要求は、ガ ラス瓶の中で模型の船を組み立てるボトルシップのような趣味的分野に限らず、 多くの局面で生じている。 本考案の目的は、園芸のテラリューム等において、小さな開口を通して所望の 作業を高精度で行うことができる遠隔作業具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、指で握ることにより回動するレバーを備えたグリップ部と 、一端で前記グリップ部に固定され、他端にアタッチメントを設けたパイプと、 このパイプの中心孔内を貫通して軸方向に移動可能なロッドとを備え、前記ロッ ドは、その一端部で前記レバーの一端部にその回動に伴って前記パイプ内を移動 するように連結され、かつ他端部で前記アタッチメントに連結されており、前記 レバーを回動させることにより前記アタッチメントを駆動させることができるよ うに構成されていることを特徴とする遠隔作業具である。
【0005】 請求項2の考案は、前記パイプの先端部に軸により回動自在に取り付けられた 、先端部に刃部を持つ一対の鋏部材を有し、各鋏部材の基端部には、ピンを介し て回動可能にリンクが連結され、このリンクの他端は、前記のロッドの先端に軸 により回動可能に連結され、前記レバーを回動させることにより前記ロッドが移 動することにより、前記鋏部材が各々の先端が互いに接近または離間するように 回動するように構成されている請求項1に記載の遠隔作業具である。
【0006】 請求項3の考案は、前記パイプの先端部に軸により回動自在に取り付けられた 、先端部に挟持部を持つ一対の挟持部材を有し、各挟持部の基端部には、ピンを 介して回動可能にリンクが連結され、このリンクの他端は、前記のロッドの先端 に軸により回動可能に連結され、前記レバーを回動させることにより前記ロッド が移動することにより、前記挟持部材が各々の先端が互いに接近または離間する ように回動するように構成されている請求項1に記載の遠隔作業具である。
【0007】 請求項4の考案は、前記ロッドの先端部に固定され、前記パイプの先端開口か ら外部に延びる、弾性線材からなる4本のヘ字型のピンチ部材を備え、各ピンチ 部材は、前記ロッドが最も後退した位置にあるときには前記パイプの先端と係合 して各々の先端が相互に接近もしくは接触する位置に保持され、前記ロッドが前 進位置に移動したときには自身の弾性で各々の先端が相互に離れるように復元す るように構成されている請求項1に記載の遠隔作業具である。
【0008】 請求項5の考案は、一端でグリップ部に固定されたパイプと、このパイプの他 端に取り付けられたスプーンの形態のアタッチメントとを備えていることを特徴 とする遠隔作業具である。 請求項6の考案は、一端でグリップ部に固定されたパイプと、このパイプの他 端に取り付けられたヘラの形態のアタッチメントとを備えていることを特徴とす る遠隔作業具である。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の第1の実施の形態について図1を参照して説明する。図1において、 符号1は、手で掴むのに適した形状を有するグリップ部を示し、このグリップ部 1は、作業時に指で操作することにより支点2aを中心として回動する引き金状 のレバー2と、パイプ3が設けられている。このパイプ3内には、ピン2bによ りレバー2に回動可能に連結された駆動ロッド4が挿通されており、このロッド 4を介して、パイプ3の先端に設けられた、所望の作業に適したアタッチメント 10が駆動されるようになっている。なおロッド4の基端部は、グリップ部1の 適当な箇所との間に設けられた引張りスプリング5により、グリップ部1内に引 き込まれる方向に付勢されている。なお符号6は、不使用時に全体をフック等に 釣り下げるためのリングを示す。
【0010】 図1に示した遠隔作業具では、アタッチメント10は鋏である。このアタッチ メント10は、パイプ3の先端部に軸11により回動自在に取り付けられた、先 端部に刃部を持つ一対の鋏部材12および13を有し、一方の鋏部材12の基端 部には、ピン14を介して回動可能にリンク15が連結され、このリンク15の 他端は、前記のロッド4の先端に軸16により回動可能に連結されている。同様 に、他方の鋏部材13の基端部は、ピン17を介して回動可能にリンク18が連 結され、このリンク18の他端は、軸16によりロッド4の先端部に回動可能に 連結されている。
【0011】 ロッド4は、グリップ部1内において、引張りスプリング5によりグリップ部 1側に引っ込むように付勢されているので、レバー2が解放された状態では、リ ンク15および18を介して鋏部材12,13は各々の先端が互いに離れるよう に、すなわち鋏が開いた状態に保持されている。
【0012】 このように構成された遠隔作業具は、グリップ部1を手で握り、アタッチメン ト10を所望の作業箇所、例えばテラリューム園芸用のガラス瓶の口から中の植 物の、切断したい葉あるいは茎等が鋏部材12および13間に位置するように近 づける。この状態でレバー2を引くと、ロッド4はパイプ3に対してグリップ部 1側から押し出されるように、すなわち図1の左方に移動し、その先端部の軸1 6が、パイプ3先端部に固定された軸11に接近する方向に移動する。この結果 、リンク15および18を介して、一方の鋏部材12は軸11を中心として図1 の反時計方向に回動し、また他方の鋏部材13は時計方向に回動する。すなわち アタッチメント10は鋏を閉じるように動作し、刃部の間の物体を切断する。 またレバー2を解放すればロッド4が後退し、上記とは反対の動作で鋏が開く 動作が行われる。
【0013】 つぎに、本考案の第2の実施の形態を示す図2について説明する。この実施の 形態におけるアタッチメント20は、先端部で物を挟むピンチの機能を有するも ので、軸21により回動可能に連結された一対の挟持部材22および23を備え ている。一方の挟持部材22は、先端部に平らな挟持部22aを有するとともに 、後端部にピン24で軸支されたリンク25を介して、ロッド4先端部に固定さ れた軸26に回動可能に連結されている。同様に、他方の挟持部材23は、先端 部に平らな挟持部23aを有するとともに、後端部にピン27で軸支されたリン ク28を介して、ロッド4先端部に固定された軸26に回動可能に連結されてい る。
【0014】 またロッド4先端の軸26は、パイプ3の周壁に形成した軸方向に延びる長孔 29を貫通し、ロッド4が最も前進した位置と最も後退した位置との間で移動す るとき、その移動に伴って移動できる。 このように構成された遠隔作業具では、レバー2が解放された状態、すなわち ロッド4が最も後退した位置にあるとき、軸26は軸21に対して最も後退した 位置に置かれ、この状態で挟持部材22,23を各々の挟持部22a,23aを 相互に密着させた状態に保持している。 この状態からレバー2を引くと、第1の実施の形態の場合と同様にロッド4が パイプ3に対して前進し、軸21に対して軸26が接近し、その結果、一方の挟 持部材22は、軸21を中心として図2の時計方向に、また他方の挟持部材23 はこれとは反対方向にそれぞれが移動し、各々の先端部の挟持部22aおよび2 3aが相互に離れる。
【0015】 この状態で挟持部22aおよび23a間に挟むべき物体を位置させ、レバー2 を解放すると、引張りスプリング5の作用でロッド4が後退し、挟持部材22, 23が前記とは逆方向に回動して、挟持部22aおよび23a間に物体を挟むこ とができる。またレバー2を解放すれば、挟持部22aおよび23aが相互に離 れて物体を解放する。
【0016】 図3は、本考案の第3の実施の形態を示している。この例のアタッチメント3 0では、基端部でロッド4の先端部に固定され、この基端部からパイプ3の先端 開口から外部に延びる4本のヘ字型の弾性線材からなるピンチ部材31が設けら れている。各ピンチ部材31は、パイプ3の中心軸に対して線対称となるように 配置されており、ロッド4が最も後退した図示の位置にあるときには、パイプ3 の端部に押されて、各々の先端部が接近した変形状態に保持されているが、ロッ ド4の前進に伴ってパイプ3に対して前進すると、自身の弾性により先端が互い に離れるように復元する。 すなわち、この実施の形態のアタッチメント30では、レバー2を引いた状態 ではピンチ部材31先端は互いに離れており、この空間内に、掴むべき物体を位 置させ、ついでレバー2を解放すれば、各ピンチ部材31の先端でこの物体を掴 むことができる。
【0017】 上記の各実施の形態では、レバーを引くことで移動するロッドを利用して所望 の動作を行うアタッチメントについて説明したが、このような可動部分を有さな いアタッチメントを使用することも可能である。図4の実施の形態では、パイプ 3の先端に、スプーンの形態のアタッチメント40を固定している。このアタッ チメント40は軸41にて、略90°に、図面上において、上方に折れ曲がるよ うになっている。 また図5の実施の形態では、パイプ3の先端に、ヘラの形態のアタッチメント 50を固定している。
【0018】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案の遠隔作業具は、一端にグリップ部を有するパイ プの他端に、所望の作業に適したアタッチメントを取り付けた構造を有している ので、例えば、テラリュームのように、小さい開口を通して微妙な作業を行う際 に、操作が容易であり、また高い作業能率が得られる。
【提出日】平成13年2月19日(2001.2.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、小さな開口を通して細かい作業を行なうことができる遠隔作業具に 関する。
【0002】
【従来の技術】
小さい開口を通して種々の器具を挿入し、細かい作業を行うことは、多くの局 面で必要性が高い。例えば、テラリュームと一般に呼称されているガラス鉢園芸 においては、通常のガラス瓶の底に用土を入れ、そこに所望の植物を植えたり、 装飾品を配置したりすることが必要で、通常は、適当な棒,針金,箸,スプーン 等を使用して必要な作業を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、棒、針金、箸、スプーン等では所望の作業を高精度で行うこと は容易でなく、またこのような要求に対処するためのツールは、市場から入手す ることは困難である。したがって、所望の作業に適したツールを手製しているの が現状であり、精密なツールの提供が強く望まれている。このような要求は、ガ ラス瓶の中で模型の船を組み立てるボトルシップのような趣味的分野に限らず、 多くの局面で生じている。 本考案の目的は、園芸のテラリューム等において、小さな開口を通して所望の 作業を高精度で行うことができる遠隔作業具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、指で握ることにより回動するレバーを備えたグリップ部と 、一端で前記グリップ部に固定され、他端にアタッチメントを設けたパイプと、 このパイプの中心孔内を貫通して軸方向に移動可能なロッドとを備え、前記ロッ ドは、その一端部で前記レバーの一端部にその回動に伴って前記パイプ内を移動 するように連結され、かつ他端部で前記アタッチメントに連結されており、前記 レバーを回動させることにより前記アタッチメントを駆動させることができるよ うに構成されていることを特徴とする遠隔作業具である。
【0005】 請求項2の考案は、前記パイプの先端部に軸により回動自在に取り付けられた 、先端部に刃部を持つ一対の鋏部材を有し、各鋏部材の基端部には、ピンを介し て回動可能にリンクが連結され、このリンクの他端は、前記のロッドの先端に軸 により回動可能に連結され、前記レバーを回動させることにより前記ロッドが移 動することにより、前記鋏部材が各々の先端が互いに接近または離間するように 回動するように構成されている請求項1に記載の遠隔作業具である。
【0006】 請求項3の考案は、前記パイプの先端部に軸により回動自在に取り付けられた 、先端部に挟持部を持つ一対の挟持部材を有し、各挟持部の基端部には、ピンを 介して回動可能にリンクが連結され、このリンクの他端は、前記のロッドの先端 に軸により回動可能に連結され、前記レバーを回動させることにより前記ロッド が移動することにより、前記挟持部材が各々の先端が互いに接近または離間する ように回動するように構成されている請求項1に記載の遠隔作業具である。
【0007】 請求項4の考案は、前記ロッドの先端部に固定され、前記パイプの先端開口か ら外部に延びる、弾性線材からなる4本のヘ字型のピンチ部材を備え、各ピンチ 部材は、前記ロッドが最も後退した位置にあるときには前記パイプの先端と係合 して各々の先端が相互に接近もしくは接触する位置に保持され、前記ロッドが前 進位置に移動したときには自身の弾性で各々の先端が相互に離れるように復元す るように構成されている請求項1に記載の遠隔作業具である。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の第1の実施の形態について図1を参照して説明する。図1において、 符号1は、手で掴むのに適した形状を有するグリップ部を示し、このグリップ部 1は、作業時に指で操作することにより支点2aを中心として回動する引き金状 のレバー2と、パイプ3が設けられている。このパイプ3内には、ピン2bによ りレバー2に回動可能に連結された駆動ロッド4が挿通されており、このロッド 4を介して、パイプ3の先端に設けられた、所望の作業に適したアタッチメント 10が駆動されるようになっている。なおロッド4の基端部は、グリップ部1の 適当な箇所との間に設けられた引張りスプリング5により、グリップ部1内に引 き込まれる方向に付勢されている。なお符号6は、不使用時に全体をフック等に 釣り下げるためのリングを示す。
【0009】 図1に示した遠隔作業具では、アタッチメント10は鋏である。このアタッチ メント10は、パイプ3の先端部に軸11により回動自在に取り付けられた、先 端部に刃部を持つ一対の鋏部材12および13を有し、一方の鋏部材12の基端 部には、ピン14を介して回動可能にリンク15が連結され、このリンク15の 他端は、前記のロッド4の先端に軸16により回動可能に連結されている。同様 に、他方の鋏部材13の基端部は、ピン17を介して回動可能にリンク18が連 結され、このリンク18の他端は、軸16によりロッド4の先端部に回動可能に 連結されている。
【0010】 ロッド4は、グリップ部1内において、引張りスプリング5によりグリップ部 1側に引っ込むように付勢されているので、レバー2が解放された状態では、リ ンク15および18を介して鋏部材12,13は各々の先端が互いに離れるよう に、すなわち鋏が開いた状態に保持されている。
【0011】 このように構成された遠隔作業具は、グリップ部1を手で握り、アタッチメン ト10を所望の作業箇所、例えばテラリューム園芸用のガラス瓶の口から中の植 物の、切断したい葉あるいは茎等が鋏部材12および13間に位置するように近 づける。この状態でレバー2を引くと、ロッド4はパイプ3に対してグリップ部 1側から押し出されるように、すなわち図1の左方に移動し、その先端部の軸1 6が、パイプ3先端部に固定された軸11に接近する方向に移動する。この結果 、リンク15および18を介して、一方の鋏部材12は軸11を中心として図1 の反時計方向に回動し、また他方の鋏部材13は時計方向に回動する。すなわち アタッチメント10は鋏を閉じるように動作し、刃部の間の物体を切断する。 またレバー2を解放すればロッド4が後退し、上記とは反対の動作で鋏が開く 動作が行われる。
【0012】 つぎに、本考案の第2の実施の形態を示す図2について説明する。この実施の 形態におけるアタッチメント20は、先端部で物を挟むピンチの機能を有するも ので、軸21により回動可能に連結された一対の挟持部材22および23を備え ている。一方の挟持部材22は、先端部に平らな挟持部22aを有するとともに 、後端部にピン24で軸支されたリンク25を介して、ロッド4先端部に固定さ れた軸26に回動可能に連結されている。同様に、他方の挟持部材23は、先端 部に平らな挟持部23aを有するとともに、後端部にピン27で軸支されたリン ク28を介して、ロッド4先端部に固定された軸26に回動可能に連結されてい る。
【0013】 またロッド4先端の軸26は、パイプ3の周壁に形成した軸方向に延びる長孔 29を貫通し、ロッド4が最も前進した位置と最も後退した位置との間で移動す るとき、その移動に伴って移動できる。 このように構成された遠隔作業具では、レバー2が解放された状態、すなわち ロッド4が最も後退した位置にあるとき、軸26は軸21に対して最も後退した 位置に置かれ、この状態で挟持部材22,23を各々の挟持部22a,23aを 相互に密着させた状態に保持している。 この状態からレバー2を引くと、第1の実施の形態の場合と同様にロッド4が パイプ3に対して前進し、軸21に対して軸26が接近し、その結果、一方の挟 持部材22は、軸21を中心として図2の時計方向に、また他方の挟持部材23 はこれとは反対方向にそれぞれが移動し、各々の先端部の挟持部22aおよび2 3aが相互に離れる。
【0014】 この状態で挟持部22aおよび23a間に挟むべき物体を位置させ、レバー2 を解放すると、引張りスプリング5の作用でロッド4が後退し、挟持部材22, 23が前記とは逆方向に回動して、挟持部22aおよび23a間に物体を挟むこ とができる。またレバー2を解放すれば、挟持部22aおよび23aが相互に離 れて物体を解放する。
【0015】 図3は、本考案の第3の実施の形態を示している。この例のアタッチメント3 0では、基端部でロッド4の先端部に固定され、この基端部からパイプ3の先端 開口から外部に延びる4本のヘ字型の弾性線材からなるピンチ部材31が設けら れている。各ピンチ部材31は、パイプ3の中心軸に対して線対称となるように 配置されており、ロッド4が最も後退した図示の位置にあるときには、パイプ3 の端部に押されて、各々の先端部が接近した変形状態に保持されているが、ロッ ド4の前進に伴ってパイプ3に対して前進すると、自身の弾性により先端が互い に離れるように復元する。 すなわち、この実施の形態のアタッチメント30では、レバー2を引いた状態 ではピンチ部材31先端は互いに離れており、この空間内に、掴むべき物体を位 置させ、ついでレバー2を解放すれば、各ピンチ部材31の先端でこの物体を掴 むことができる。
【0016】 上記の各実施の形態では、レバーを引くことで移動するロッドを利用して所望 の動作を行うアタッチメントについて説明したが、このような可動部分を有さな いアタッチメントを使用することも可能である。図4に示したものは、パイプ3 の先端に、スプーンの形態のアタッチメント40を固定している。このアタッチ メント40は軸41にて、略90°に、図面上において、上方に折れ曲がるよう になっている。 また図5に示したものは、パイプ3の先端に、ヘラの形態のアタッチメント5 0を固定している。
【0017】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案の遠隔作業具は、一端にグリップ部を有するパイ プの他端に、所望の作業に適したアタッチメントを取り付けた構造を有している ので、例えば、テラリュームのように、小さい開口を通して微妙な作業を行う際 に、操作が容易であり、また高い作業能率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態による遠隔作業具を
示す一部切欠側面図である。
【図2】本考案の第2の実施の形態による遠隔作業具の
アタッチメント部分を示す側面図である。
【図3】本考案の第3の実施の形態による遠隔作業具の
アタッチメント部分を示す側面図である。
【図4】本考案の第4の実施の形態による遠隔作業具の
アタッチメント部分を示す側面図である。
【図5】本考案の第5の実施の形態による遠隔作業具の
アタッチメント部分を示す側面図である。
【符号の説明】
1 グリップ部 2 レバー 3 パイプ 4 ロッド 5 引張りスプリング 6 リング 10 アタッチメント 11 軸 12,13 鋏部材 14 ピン 15 リンク 16 軸 17 ピン 18 リンク 20 アタッチメント 21 軸 22,23 ピンチ部材 22a,23a 挟持部 24 ピン 25 リンク 26 軸 27 ピン 28 リンク 29 長孔 30 アタッチメント 31 ピンチ部材 40,50 アタッチメント
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月19日(2001.2.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 遠隔作業具
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態による遠隔作業具を
示す一部切欠側面図である。
【図2】本考案の第2の実施の形態による遠隔作業具の
アタッチメント部分を示す側面図である。
【図3】本考案の第3の実施の形態による遠隔作業具の
アタッチメント部分を示す側面図である。
【図4】ロッドによる可動部分を有しない別な例の遠隔
作業具のアタッチメント部分を示す側面図である。
【図5】ロッドによる可動部分を有しない又別な例の
隔作業具のアタッチメント部分を示す側面図である。
【符号の説明】 1 グリップ部 2 レバー 3 パイプ 4 ロッド 5 引張りスプリング 6 リング 10 アタッチメント 11 軸 12,13 鋏部材 14 ピン 15 リンク 16 軸 17 ピン 18 リンク 20 アタッチメント 21 軸 22,23 ピンチ部材 22a,23a 挟持部 24 ピン 25 リンク 26 軸 27 ピン 28 リンク 29 長孔 30 アタッチメント 31 ピンチ部材 40,50 アタッチメント

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指で握ることにより回動するレバーを備
    えたグリップ部と、一端で前記グリップ部に固定され、
    他端にアタッチメントを設けたパイプと、このパイプの
    中心孔内を貫通して軸方向に移動可能なロッドとを備
    え、前記ロッドは、その一端部で前記レバーの一端部に
    その回動に伴って前記パイプ内を移動するように連結さ
    れ、かつ他端部で前記アタッチメントに連結されてお
    り、前記レバーを回動させることにより前記アタッチメ
    ントを駆動させることができるように構成されているこ
    とを特徴とする遠隔作業具。
  2. 【請求項2】 前記アタッチメントは、前記パイプの先
    端部に軸により回動自在に取り付けられた、先端部に刃
    部を持つ一対の鋏部材を有し、各鋏部材の基端部には、
    ピンを介して回動可能にリンクが連結され、このリンク
    の他端は、前記のロッドの先端に軸により回動可能に連
    結され、前記レバーを回動させることにより前記ロッド
    が移動し、この移動により前記鋏部材が各々の先端が互
    いに接近または離間して回動するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業具。
  3. 【請求項3】 前記アタッチメントは、前記パイプの先
    端部に軸により回動自在に取り付けられた、先端部に挟
    持部を持つ一対の挟持部材を有し、各挟持部の基端部に
    は、ピンを介して回動可能にリンクが連結され、このリ
    ンクの他端は、前記のロッドの先端に軸により回動可能
    に連結され、前記レバーを回動させることにより前記ロ
    ッドが移動し、この移動により前記挟持部材が各々の先
    端が互いに接近または離間して回動するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業具。
  4. 【請求項4】 前記アタッチメントは、前記ロッドの先
    端部に固定され、前記パイプの先端開口から外部に延び
    る、弾性線材からなる4本のヘ字型のピンチ部材を備
    え、各ピンチ部材は、前記ロッドが最も後退した位置に
    あるときには前記パイプの先端と係合して各々の先端が
    相互に接近もしくは接触する位置に保持され、前記ロッ
    ドが前進位置に移動したときには自身の弾性で各々の先
    端が相互に離れるように復元するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業具。
  5. 【請求項5】 一端でグリップ部に固定されたパイプ
    と、このパイプの他端に取り付けられたスプーンの形態
    のアタッチメントとを備えていることを特徴とする遠隔
    作業具。
  6. 【請求項6】 一端でグリップ部に固定されたパイプ
    と、このパイプの他端に取り付けられたヘラの形態のア
    タッチメントとを備えていることを特徴とする遠隔作業
    具。
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