JP3078389B2 - 仮設足場工法 - Google Patents

仮設足場工法

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JP3078389B2
JP3078389B2 JP04096250A JP9625092A JP3078389B2 JP 3078389 B2 JP3078389 B2 JP 3078389B2 JP 04096250 A JP04096250 A JP 04096250A JP 9625092 A JP9625092 A JP 9625092A JP 3078389 B2 JP3078389 B2 JP 3078389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗入構台組立用の仮設
足場工法に関する。掘削工事と並行して多層の乗入構台
を組み立てる際には、この種の仮設足場工法を採用する
ことにより、施工の単純化、工期の短縮、コストダウン
および作業の安全性の向上が図れる。
【0002】
【従来の技術】一般に高さのある乗入構台を構築する際
には、掘削工事と並行して行う場合と、掘削工事が完了
してから一度に構築する場合があるが、いずれの場合に
も組み立て用の足場を設けて構築作業を行っている。
【0003】従来、乗入構台を組み立てる際の足場を設
置する方法には、地盤面から組み立てる側足場工法と、
直上段の乗入構台部材から吊り下げる吊り足場工法が採
用されている。
【0004】側足場工法は図14および図15に示され
るように、端側の構台杭14に平行させて地盤面50よ
り最上段の乗入構台16の高さまで枠組側足場(または
タンカン側足場)52を組み立てる方法であり、その最
上部には落下防止装置を取り付ける。
【0005】吊り足場工法は図16および図17に示さ
れるように、立設された構台杭14の杭列間に乗入構台
16の最上段を形成する横架材54を取り付け、この横
架材54および構台杭14より、足場用パイプを格子状
に組んで形成した足場ユニット56を吊り下げる方法で
ある。そして、各乗入構台34,38の取り付け高さ位
置には同様に組んだ足場ユニット56を順次設置し、各
足場ユニット56には落下防止装置を取り付ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、側足場
工法では杭列間の両側に足場を取り付ける必要があるほ
か、乗入構台の高さが増すにつれて足場の量も増大する
ので、その分組み立て、解体に手間がかかり、コスト高
となる。また、足場の脚部を支持する地盤の状態が悪い
場合が多く、安全上特別な配慮が必要となる。さらに、
掘削工事と並行して乗入構台の組み立てを行う場合に
は、足場の組み立て、解体作業を何度も行う必要がある
ので、多大の費用がかかる。
【0007】また、吊り足場工法では足場の組み立て、
解体作業を空中で行うので、安全上の問題が多い。さら
に、側足場工法と同様に乗入構台の高さが増すにつれて
足場の量も増大するので、その分組み立て、解体に手間
がかかり、コスト高となる。これらの課題に加えて、い
ずれの工法とも足場の組み立て、解体作業中はその部分
の掘削作業を行えないので、その分工期が延びる。
【0008】本発明は上記従来の事情に鑑み創案された
もので、その目的は、乗入構台の高さに関係なく足場の
組み立て、解体が一層一回ですみ、足場下方の掘削作業
等に及ぼす悪影響も少なく、施工の単純化、工期の短
縮、資材費および人件費の節約によるコストダウンおよ
び作業の安全性の向上が図れる仮設足場工法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による仮設足場工法は、以下のように構成され
ている。
【0010】まず、地上にて足場用パイプ10を平面格
子状に組み立てて足場ユニット12を形成する。次に、
この足場ユニット12をクレーン等で吊上げ、立設され
た多数の構台杭14,・・・上部の所定高さにこの足場
ユニット12を緊結金物28で一時固定する。
【0011】そして、固定された足場ユニット12を用
いて乗入構台16の最上段を組み立てる。乗入構台16
最上段の組み立て終了後、各構台杭14毎に配置されて
乗入構台16の最上段に取り付けられた下降用工具18
に足場ユニット12を支持させると共に、前記緊結金物
28を外し下降用工具18を繰り出して所定高さまで足
場ユニット12を下降させた後、構台杭14,・・・に
該足場ユニット12を緊結金物28で一時固定する。
【0012】そして、固定された足場ユニット12を用
いて乗入構台16の次段を組み立て、各構台杭14毎に
配置されて乗入構台16の次段に取り付けられた下降用
工具18に足場ユニット12を支持させると共に、前記
緊結金物28を外し下降用工具18を繰り出して所定高
さまで足場ユニット12を下降させた後、構台杭14,
・・・に該足場ユニット12を緊結金物28で一時固定
し、固定された足場ユニット12を用いて乗入構台16
の次々段を組み立てる。以下、順次足場ユニット12を
下降させて、乗入構台16を最終段まで組み立てる。
【0013】
【作用】本発明では、乗入構台16の高さに関係なく足
場ユニット12の組み立て、解体が一層一回ですむの
で、施工の単純化、コストダウンを図ることが可能とな
る。
【0014】さらに、足場ユニット12下方の掘削作業
等に及ぼす悪影響も少なく、掘削作業と並行して乗入構
台16の組み立て作業を行えるので、工期の短縮を図る
ことが可能となる。また、足場ユニット12の組み立
て、解体を地上で行えるので、作業の安全性を大幅に向
上することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。図1〜図13には本発明の実施例が示され
ている。
【0016】まず、地上にて足場用パイプ10を平面格
子状に組み立て、乗入構台の幅に合わせて足場ユニット
12を形成する(図1,図12参照)。交差する足場用
パイプ10,10はクランプ20で連結固定される(図
13参照)。足場ユニット12の端側には安全手スリ2
2を取り付け、床面には安全ネット24を敷設する(図
12参照)。
【0017】次に、図1に示されるように、この足場ユ
ニット12をクレーン等で吊上げ、立設された多数の構
台杭14,・・・上部の所定高さに一時固定する。その
際には、図13のように足場ユニット12のパイプ26
が緊結金物28で構台杭14に固定される。
【0018】なお、緊結金物28の数,足場用パイプ1
0(パイプ26)の間隔は足場上に乗せる重量により決
定する。固定された足場ユニット12の足場用パイプ1
0,10間には足場板30が掛け渡される(図13参
照)。
【0019】そして、この足場ユニット12を用いて図
2のように大引,根太,復工板等が取り付けられ、乗入
構台16の最上段が組み立てられる。乗入構台16最上
段の組み立て終了後、各構台杭14毎に配置されて直上
の水平部材(梁材)に取り付けられた下降用工具18に
足場ユニット12を支持させると共に、下降用工具18
のロープ32(図13参照)を繰り出して所定高さまで
足場ユニット12を下降させた後、緊結金物28で構台
杭14,・・・に一時固定する。
【0020】そして、固定された足場ユニット12を用
いて図3のように水平ツナギ材34が取り付けられる。
その後、所定高さまで足場ユニット12を下降させて構
台杭14,・・・に一時固定し、図4のようにブレース
取り付け用のブラケット足場36が組み立てられた後、
さらに足場ユニット12が下降、一時固定されて図5の
ようにブレース38が取り付けられる。その際にはブラ
ケット足場36の組み立て作業、ブレース38の取り付
け作業と並行して地盤の掘削作業が行われる。
【0021】以下、順次足場ユニット12を下降させ
て、図6〜図11に示されるように掘削作業と並行して
水平ツナギ材34の取り付け作業、ブラケット足場36
の組み立て作業、ブレース38の取り付け作業を行な
い、乗入構台16を最終段まで組み立てる。なお、足場
ユニット12の解体作業は、これを最下地表面に降ろし
た後、組み立てと逆の手順で行う。
【0022】以上説明したように本実施例によれば、乗
入構台16の高さに関係なく足場ユニット12の組み立
て、解体が一層一回ですみ、また、解体時に新たに足場
を組む必要もない。このため、施工を単純化でき、資材
費および人件費の節約による大幅なコストダウンが図れ
る。
【0023】さらに、足場ユニット12下方の掘削作業
等に及ぼす悪影響も少なく、掘削作業と並行して乗入構
台16の組み立て作業を行えるので、工期の短縮が図れ
る。また、足場ユニット12の組み立て、解体を地上で
行えるので、作業の安全性が大幅に向上する。また、乗
入構台組立用の足場としてだけでなく鉄筋足場として利
用することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
入構台の高さに関係なく足場ユニットの組み立て、解体
が一層一回ですみ、解体時に新たに足場を組む必要もな
いので、施工の単純化、資材費および人件費の節約によ
る大幅なコストダウンを図ることが可能となる。
【0025】さらに、足場ユニット下方の掘削作業等に
及ぼす悪影響も少なく、掘削作業と並行して乗入構台の
組み立て作業を行えるので、工期の短縮を図ることが可
能となる。また、足場ユニットの組み立て、解体を地上
で行えるので、作業の安全性を大幅に向上することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮設足場工法の工程を示す概要図(その1)で
ある。
【図2】仮設足場工法の工程を示す概要図(その2)で
ある。
【図3】仮設足場工法の工程を示す概要図(その3)で
ある。
【図4】仮設足場工法の工程を示す概要図(その4)で
ある。
【図5】仮設足場工法の工程を示す概要図(その5)で
ある。
【図6】仮設足場工法の工程を示す概要図(その6)で
ある。
【図7】仮設足場工法の工程を示す概要図(その7)で
ある。
【図8】仮設足場工法の工程を示す概要図(その8)で
ある。
【図9】仮設足場工法の工程を示す概要図(その9)で
ある。
【図10】仮設足場工法の工程を示す概要図(その1
0)である。
【図11】仮設足場工法の工程を示す概要図(その1
1)である。
【図12】仮設足場ユニットの構成を示す斜視図であ
る。
【図13】構台杭への仮設足場ユニットの取り付け状態
を示す斜視図である。
【図14】従来工法を示す断面図である。
【図15】従来工法を示す平面図である。
【図16】従来工法を示す断面図である。
【図17】従来工法を示す平面図である。
【符号の説明】
10 足場用パイプ 12 足場ユニット 14 構台杭 16 乗入構台 18 下降用工具 20 クランプ 22 安全手スリ 24 安全ネット 26 パイプ 28 緊結金物 30 足場板 32 下降用ロープ 34 水平ツナギ材 36 ブラケット足場 38 ブレース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上にて足場用パイプ(10)を平面格
    子状に組み立てて足場ユニット(12)を形成し、 該足場ユニット(12)を吊上げ、立設された多数の構
    台杭(14,・・・)上部の所定高さに該足場ユニット
    (12)を緊結金物(28)で一時固定し、 固定された足場ユニット(12)を用いて乗入構台(1
    6)の最上段を組み立てた後、各構台杭(14)毎に配置されて乗入構台(16)の最
    上段に取り付けられた下降用工具(18)に足場ユニッ
    ト(12)を支持させると共に、前記緊結金物(28)
    を外し 下降用工具(18)を繰り出して所定高さまで足
    場ユニット(12)を下降させた後、構台杭(14,・
    ・・)に該足場ユニット(12)を緊結金物(28)で
    一時固定し、 固定された足場ユニット(12)を用いて乗入構台(1
    6)の次段を組み立て、各構台杭(14)毎に配置されて乗入構台(16)の次
    段に取り付けられた下降用工具(18)に足場ユニット
    (12)を支持させると共に、前記緊結金物(28)を
    外し下降用工具(18)を繰り出して所定高さまで足場
    ユニット(12)を下降させた後、構台杭(14,・・
    ・)に該足場ユニット(12)を緊結金物(28)で一
    時固定し、 固定された足場ユニット(12)を用いて乗入構台(1
    6)の次々段を組み立て、 以下、順次足場ユニット(12)を下降させて、乗入構
    台(16)を最終段まで組み立てる、 ことを特徴とする仮設足場工法。
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