JP3078191U - 消臭具 - Google Patents
消臭具Info
- Publication number
- JP3078191U JP3078191U JP2000008684U JP2000008684U JP3078191U JP 3078191 U JP3078191 U JP 3078191U JP 2000008684 U JP2000008684 U JP 2000008684U JP 2000008684 U JP2000008684 U JP 2000008684U JP 3078191 U JP3078191 U JP 3078191U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deodorizing
- sheet
- deodorant
- present
- substance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】室内を視覚的に美化・快適化する機能を備え、
なおかつ室内の臭気物質を分解・除去する機能を備えた
消臭具を提供することを目的とする。 【解決手段】 ほぼ長方形に形成され、可撓性を有する
消臭シート10と、前記消臭シート10を巻き取るため
の巻き取り棒11a、11bとを備え、前記巻き取り棒
11a、11bを消臭シート10の辺部12a、12b
にそれぞれ設ける。なお、前記消臭シート10には例え
ばパイナップル酵素などの消臭物質が付着させてあり、
この消臭物質によって室内の臭気物質が効率的に分解・
除去されるようになっている。
なおかつ室内の臭気物質を分解・除去する機能を備えた
消臭具を提供することを目的とする。 【解決手段】 ほぼ長方形に形成され、可撓性を有する
消臭シート10と、前記消臭シート10を巻き取るため
の巻き取り棒11a、11bとを備え、前記巻き取り棒
11a、11bを消臭シート10の辺部12a、12b
にそれぞれ設ける。なお、前記消臭シート10には例え
ばパイナップル酵素などの消臭物質が付着させてあり、
この消臭物質によって室内の臭気物質が効率的に分解・
除去されるようになっている。
Description
【0001】
本考案は、消臭機能を備え、室内の臭気の原因となる物質を除去、分解する機 能を備えた消臭具に関する。
【0002】
従来より、室内の美化や快適化を図るため、さまざまな室内装飾品が用いられ ている。また、これらの中には花や果実などの香りの芳香物質を放出し、その品 物を目で観察することによって得られる視覚的なリラックス効果だけでなく、芳 しい香りを嗅ぐことによって得られる嗅覚からのリラックス効果も得られるよう になっている。
【0003】
しかしながら、このように芳香物質を放出する室内装飾品は、臭気物質の比較 的少ない居間などの室内に置いた場合には、好適な効果が得られるが、臭気物質 の多いトイレなどに置いた場合、室内の臭気物質とこの室内装飾品から放出され た芳香物質とが混合し、かえって悪臭がひどくなる場合がある。
【0004】 また、このような室内装飾品を食品を扱う台所などに置くと、室内装飾品から 放出された芳香物質の香りが食品へと移り、味が悪くなる場合がある。
【0005】 本考案は、上記問題点に鑑み、室内を視覚的に美化・快適化する機能を備え、 なおかつ室内の臭気物質を分解・除去する機能を備えた消臭具を提供することを 目的とする。
【0006】
このような目的は、以下の(1)〜(8)の本考案により達成される。
【0007】 (1) 消臭物質を担持させた消臭シートと、 前記消臭シートに取り付けられ、該消臭シートを室内装飾品として用いるため の保持部材と、を有することを特徴とする消臭具。
【0008】 (2) 前記消臭シートは、可撓性を有するシート材にパイナップル酵素を保持 させた多孔性鉱石または活性炭の粉末または粒体からなる少なくとも1種類の吸 着体を付着させてなることを特徴とする(1)に記載の消臭具。
【0009】 (3) 前記消臭シートは、略長方形に形成されており、前記保持部材は、前記 消臭シートの対向する2辺にそれぞれ設けられた巻き取り棒である(1)または (2)に記載の消臭具。
【0010】 (4) 前記保持部材は、前記巻き取り棒に設けられた吊り下げ部材であること を特徴とする(1)ないし(3)のいずれかに記載の消臭具。
【0011】 (5) 前記吊り下げ部材は、前記巻き取り棒の少なくとも一方の両端部付近に 設けられた紐であることを特徴とする(4)に記載の消臭具。
【0012】 (6) 山折部と谷折部とが交互に位置するように可撓性を有する消臭シートを 折り曲げ加工した本体部と、 前記本体部の前記山折部と谷折部に沿った方向の1端に設けられた止め部とを 有しており、 前記止め部において、前記山折部と前記谷折部とが隣接するようになっており 、前記止め部を中心に前記本体部がほぼ扇形に広がるようになっていることを特 徴とする消臭具。
【0013】 (7) 前記消臭シートは、可撓性を有するシート材に消臭物質を付着させてな ることを特徴とする(6)に記載の消臭具。
【0014】 (8) 前記消臭物質は、パイナップル酵素を保持させた多孔性鉱石または活性 炭の粉末または粒体からなる少なくとも1種類の吸着体である(7)に記載の消 臭具。
【0015】 本考案の他の目的、作用および効果は、図面を参照して行う以下の実施形態の 説明から、より明らかとなるであろう。
【0016】
以下、本考案の消臭具の好適実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0017】 図1は、本考案の消臭具の第1実施形態の全体構成を示す平面図、図2は、本 考案の消臭具の第1実施形態の側面図、図3は、本考案の第1実施形態の消臭具 の使用方法の一例を示す平面図であり、図4は、本考案の第1実施形態の消臭具 の使用方法の他の例を示す説明図である。
【0018】 以下、本考案の第1実施形態の消臭具について説明する。 本考案の第1実施形態の消臭具1aは、図1に示すように、消臭物質を担持さ せた消臭シート10と、前記消臭シート10に取り付けられ、該消臭シート10 を室内装飾品として用いるための保持部材となる2本の巻き取り棒11a、11 bを備えている。
【0019】 前記消臭シート10は、紙、布、不織布などの可撓性を有する素材をほぼ長方 形に形成したものであり、その対向する1対の辺部12a、12bには、前記巻 き取り棒11a、11bを収納するため、図2に示すように、縫合や接着によっ て形成された収納部13a、13bが設けられている。
【0020】 なお、本実施形態では、前記巻き取り棒11a、11bの表面が前記消臭シー ト10に設けられた収納部13a、13bによって覆われているが、本実施形態 の構成に限らず、巻き取り棒が消臭シートの辺部を保持し、表面に露出した構成 となっていてもよい。
【0021】 また、前記消臭シート10には、硫化水素などの臭気物質を分解するパイナッ プル酵素を保持させたゼオライトなどの多孔性鉱石または活性炭の粉末または粒 体からなる消臭物質が付着させてある。
【0022】 ここで、前記パイナップル酵素とは、エチレンガス、アンモニアガスなどの臭 気物質を分解し、さらには白カビなどのカビの発生も防止し得る酵素である。な お、この酵素を前記シート材に付着させる方法などのさらに詳しい説明は、特公 平5−20141号公報に記載されている。
【0023】 なお、前記消臭物質は、本実施形態に記載されたパイナップル酵素だけでなく 、緑茶カテキンなど他の物質でもよい。
【0024】 次に、本考案の第1実施形態の消臭具の使用方法の一例を説明する。 本考案の第1実施形態の消臭具1aの使用方法の一例は、図3に示すように、 古くから室内装飾品として用いられている掛け軸などのように、巻き取り棒11 aの両端部付近に紐14を取り付け、前記紐14を使用して壁面に吊り下げて使 用する方法である。この方法を用いる場合、巻き取り棒11bの重量によって消 臭シート10が上下方向に伸び、張りのある平面を確保できるため、消臭シート 10に絵画や写真など図柄を描くことにより、室内の美化・快適化を図ることが できる。
【0025】 また、この方法は、狭いスペースを効率的に使用する必要のあるトイレなどの スペースに本考案の消臭具を設置する場合に好適である。
【0026】 なお、本実施形態では、当該消臭具1aの吊り下げ部材として紐14を使用し ているが、本実施形態に限らず、たとえば、カレンダーの吊り下げ部品のような 樹脂性あるいは金属製のリングまたはフックを設けることも可能である。
【0027】 また、本実施形態では、前記紐14を当該消臭具1aの一方の巻き取り棒11 aにのみ設けているが、本実施形態に限らず、両方の巻き取り棒11aおよび1 1bに設けることも可能である。そして、そのような構成とした場合には、後述 する動物の檻20などに固定する作業が容易になる。
【0028】 次に、本考案の第1実施形態の消臭具1aの使用方法の他の例について説明す る。
【0029】 本考案の第1実施形態の消臭具1aの使用方法の他の例は、図4に示すように 、室内で飼育しているたとえば犬や鳥などのペットの檻20の上面21から、そ の両側の側面22、22にかけて消臭シート10を載置し、前記檻20の上面2 1および側面22、22を当該消臭具1aによって覆う方法である。
【0030】 この方法を用いた場合、前述した使用方法の一例と同様に、消臭シート10が 巻き取り棒11a、11bの重量により檻20の側面22、22にそれぞれ固定 される。そのため、風などによって当該消臭具1aが前記檻20から飛び去るこ とが防止されるようになっている。また、このように本考案の消臭具1aを使用 した場合、当該消臭具1aによって前記檻20の上面21および側面22、22 が覆われるため、前記檻20から室内にペットの臭気が放出されにくくなる。
【0031】 なお、前記使用方法と同様に、この使用方法においても、消臭シートに絵画や 写真などの図柄を描くことにより、室内の美化・快適化を図ることが可能である 。
【0032】 図5は、本考案の消臭具の第2実施形態の全体構成を示す平面図、図6は、本 考案の消臭具の第2実施形態の上面図である。
【0033】 以下、本考案の消臭具の第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施 形態に記載された事項と同一の事項については説明を省略する。
【0034】 本考案の第2実施形態の消臭具1bは、図5および図6に示すように、山折部 31と谷折部32とが交互に位置するように可撓性を有する消臭シート10を折 り曲げ加工した本体部30と、前記本体部30の折り部に沿った方向の一端に設 けられた止め部33とを有している。この第2実施形態においては、前記止め部 33が本件考案の「消臭シートを室内装飾品として用いるための保持部材」をな す。
【0035】 前記本体部30は、図5に示すように、ほぼ長方形の消臭シート10に対し、 山折部31および谷折部32を設けることによって形成されている。また、前記 山折部31および前記谷折部32はほぼ直線状に形成されており、前記山折部3 1に対して前記谷折部32が平行な位置関係となるようになっている。
【0036】 なお、前記消臭シート10は必ずしもほぼ長方形に形成する必要はなく、丸型 などに形成することも可能である。また、前記山折部31および前記谷折部32 は、必ずしもほぼ直線状に形成することはなく、たとえば、円弧状に形成するこ とも可能である。また、前記山折部31および前記谷折部32は、必ずしも相互 に平行な位置関係にする必要はない。
【0037】 次に、本考案の第2実施形態の消臭具の使用方法の一例を説明する。 本考案の第2実施形態の消臭具は、図5に示された形で前記止め部33を花瓶 などの台座に挿入して室内装飾品として使用することができる。
【0038】 このような方法で使用すれば、前記第1実施形態のように設置するために大き なスペースを必要とせず、小さなスペースで大きな表面積の消臭シートを設置で きるため、効率的に室内の消臭を行うことができる。
【0039】 なお、本実施形態では、消臭具1bの前記止め部33を花瓶などの台座と別体 で構成し、それらを組み合わせて使用しているが、本実施形態に限らず、当該消 臭具1bと花瓶などの台座と一体に形成することも可能である。
【0040】 また、本考案の第2実施形態の消臭具1bは、例えば、非使用時の靴の中に入 れて使用する事も可能である。その場合、止め部33を靴の踵側に位置するよう にすることが好ましく、そのようにすれば、臭気物質の蓄積しやすい靴の爪先の 部分の消臭を効率的に行うことが可能である。
【0041】 また、本実施形態の消臭具を下駄箱に入れた場合にも、効率的な消臭効果を得 ることが可能である。
【0042】 最後に、本考案は、上述した実施形態に限定されることはなく、実用新案登録 請求の範囲に記載された範囲で種々の変更および改良が可能であることは言うま でもない。
【0043】
以上述べたように、本考案によれば、消臭シートに描かれた図柄や、消臭具本 体の形状により室内を視覚的に美化・快適化する機能を備え、なおかつ室内の臭 気物質を分解・除去する機能を備えた消臭具が実現する。
【図1】本考案の消臭具の第1実施形態の全体構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】本考案の消臭具の第1実施形態の側面図であ
る。
る。
【図3】本考案の第1実施形態の消臭具の使用方法の一
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図4】本考案の第1実施形態の消臭具の使用方法の他
の例を示す説明図である。
の例を示す説明図である。
【図5】本考案の消臭具の第2実施形態の全体構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図6】本考案の消臭具の第2実施形態の上面図であ
る。
る。
1a、b 消臭具 10 消臭シート 11a、b 巻き取り棒 12a、b 辺部 13a、b 収納部 14 紐 20 檻 21 上面 22 側面 30 本体部 31 山折部 32 谷折部 33 止め部
Claims (8)
- 【請求項1】 消臭物質を担持させた消臭シートと、 前記消臭シートに取り付けられ、該消臭シートを室内装
飾品として用いるための保持部材と、を有することを特
徴とする消臭具。 - 【請求項2】 前記消臭シートは、可撓性を有するシー
ト材にパイナップル酵素を保持させた多孔性鉱石または
活性炭の粉末または粒体からなる少なくとも1種類の吸
着体を付着させてなることを特徴とする請求項1に記載
の消臭具。 - 【請求項3】 前記消臭シートは、略長方形に形成され
ており、前記保持部材は、前記消臭シートの対向する2
辺にそれぞれ設けられた巻き取り棒である請求項1また
は2に記載の消臭具。 - 【請求項4】 前記保持部材は、前記巻き取り棒に設け
られた吊り下げ部材であることを特徴とする請求項1な
いし3のいずれかに記載の消臭具。 - 【請求項5】 前記吊り下げ部材は、前記巻き取り棒の
少なくとも一方の両端部付近に設けられた紐であること
を特徴とする請求項4に記載の消臭具。 - 【請求項6】 山折部と谷折部とが交互に位置するよう
に可撓性を有する消臭シートを折り曲げ加工した本体部
と、 前記本体部の前記山折部および谷折部に沿った方向の1
端に設けられた止め部とを有しており、 前記止め部において、前記山折部と前記谷折部とが隣接
するようになっており、前記止め部を中心に前記本体部
がほぼ扇形に広がるようになっていることを特徴とする
消臭具。 - 【請求項7】 前記消臭シートは、可撓性を有するシー
ト材に消臭物質を付着させてなることを特徴とする請求
項6に記載の消臭具。 - 【請求項8】 前記消臭物質は、パイナップル酵素を保
持させた多孔性鉱石または活性炭の粉末または粒体から
なる少なくとも1種類の吸着体である請求項7に記載の
消臭具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008684U JP3078191U (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 消臭具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008684U JP3078191U (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 消臭具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3078191U true JP3078191U (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=43211149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008684U Expired - Fee Related JP3078191U (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 消臭具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3078191U (ja) |
-
2000
- 2000-12-08 JP JP2000008684U patent/JP3078191U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3078191U (ja) | 消臭具 | |
US20090031747A1 (en) | Dehumidifier | |
JPH08309098A (ja) | 衣類等の脱臭殺菌乾燥装置 | |
KR20210000460U (ko) | 방향제 용기 교체수납이 용이하고 균일한 방향효과를 나타내도록 한 차량용 방향봉제인형 | |
JP2007330573A (ja) | 衣服用脱臭調湿用品 | |
JP2008054705A (ja) | 消臭ぬいぐるみ | |
WO2003052033A3 (en) | Waterproof fragrance releasing device and products incorporating same | |
JP2008157017A (ja) | 簀の子及び簀の子ベッド | |
JP3541804B2 (ja) | 消臭機能付き玄関収納下駄箱 | |
JPH11333149A (ja) | 人形並びに芳香剤,消臭剤,芳香・消臭剤 充填収納容器をカバーする人形 | |
US20090277394A1 (en) | Odor reducing pet collar | |
KR101136531B1 (ko) | 방취제 용기 및 방향제 용기가 탈 부착되는 제습제 용기 | |
JP3190172U (ja) | 消臭シート及びその加工品 | |
KR101962688B1 (ko) | 옷걸이용 탈착형 방향 및 제습 커버 | |
JP3028245U (ja) | 芳香スリッパ | |
JPS5816708Y2 (ja) | 放香装飾体 | |
JP3090489U (ja) | 靴用消臭、除湿具 | |
JP3081204U (ja) | 竹炭入り建築用材料 | |
JP3186396U (ja) | 消臭装置 | |
JP3087670U (ja) | カーテン及びスクリーン | |
US20030111545A1 (en) | Air freshener device | |
JPH04108547U (ja) | 室内の空気浄化装置 | |
JP3088591U (ja) | ゲージカバー | |
JP2004154520A (ja) | 環境浄化機能を持つアートフラワー | |
JP3057467U (ja) | 芳香性持続マット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |