JP3077017U - 軸流又はラジアルファンの構造 - Google Patents
軸流又はラジアルファンの構造Info
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 セラミック部品採用により耐熱、抗磨損の特
性を有し、ファンの風量を増加し、風圧も高め、風量を
比較的遠いところに送れ、使用する部品数が少なく、組
立が容易である軸流又はラジアルファンの構造の提供。 【解決手段】 軸流又はラジアルファンの構造は、ファ
ン内部に使用する回転軸1と軸受2部品にセラミック製
のものを使用し、回転軸に回転軸本体を貫通するチャネ
ル11を一体に設け、さらに回転軸を金型内に入れてプ
ラスチック材料を金型内部に注入してプラスチック材料
に回転軸のチャネルを通過させ並びに回転軸のもう一端
の自由端外に流出させて係止部33を形成し、軸受をセ
ラミック材料で管状に形成した後に、緊密にファンシー
トの中空柱41内に配置し、さらに上述の回転軸を軸受
に挿入並びに貫通させた後、回転軸の係止部に係止手段
5を配置し、ファンと軸受の脱離現象の発生を防止し
た。
性を有し、ファンの風量を増加し、風圧も高め、風量を
比較的遠いところに送れ、使用する部品数が少なく、組
立が容易である軸流又はラジアルファンの構造の提供。 【解決手段】 軸流又はラジアルファンの構造は、ファ
ン内部に使用する回転軸1と軸受2部品にセラミック製
のものを使用し、回転軸に回転軸本体を貫通するチャネ
ル11を一体に設け、さらに回転軸を金型内に入れてプ
ラスチック材料を金型内部に注入してプラスチック材料
に回転軸のチャネルを通過させ並びに回転軸のもう一端
の自由端外に流出させて係止部33を形成し、軸受をセ
ラミック材料で管状に形成した後に、緊密にファンシー
トの中空柱41内に配置し、さらに上述の回転軸を軸受
に挿入並びに貫通させた後、回転軸の係止部に係止手段
5を配置し、ファンと軸受の脱離現象の発生を防止し
た。
Description
【0001】
本考案は一種の軸流又はラジアルファンの構造に係り、特に、ファン内部に使 用する回転軸と軸受にセラミック製のものを採用した、軸流又はラジアルファン の構造に関する。
【0002】
周知のとおり、現在、小型の軸流又はラジアルファンがマイクロプロセッサの 放熱装置に使用され、それは直接マイクロプロセッサの表面に接合されるか或い はヒートシンクの上に設置され、該マイクロプロセッサの発生する熱或いはヒー トシンクの吸収した熱を放出し、マイクロプロセッサが正常に各種のソフトウエ アの演算を実行できるようにする。
【0003】 周知の小型の軸流又はラジアルファンの構造は、一つのハネと一つのファンシ ートで組成され、ファンシートに中空柱が設けられ、該中空柱の内部に銅製の軸 受とステンレス製の軸受が設けられ、且つ中空柱の外側に一つのコイルが設けら れている。該羽根はキャップとキャップ外側に承接される羽根片を具え、前述の キャップ内部に上述の二つの軸受間に套設されるステンレス製の回転軸と、磁力 の駆動を受ける磁石が設けられている。前述のコイルが磁力を発生する置き、磁 石が駆動されて該羽根が運転を発生し、風圧を有する風量の出力を発生する。
【0004】 上述のステンレス製の回転軸は銅製或いはステンレス製の軸受にあって回転し 、ある時間回転すると、回転軸と軸受の間に摩擦による熱が発生しやすく、この ため回転軸が損壊或いは変形することがあり、運転時に機械回転の摩擦音が発生 し、ファンの使用寿命が短縮された。且つ銅製の軸受の管壁は比較的厚く、ファ ンシートの中空柱の内径もこのために大きくすることが必要であり、中空柱の内 径を大きくすると、それに伴いコイルと羽根のキャップ外径も大きくせねばなら ず、このためキャップが承接する羽根の面積を縮小しなければならなくなり、出 力風量と風圧がいずれも減少し、ファンの風量を比較的遠方に送ることができな くなった。
【0005】 このほか、上述のファンは製造上、比較的多くの部品を使用し、組立加工費、 加工プロセスが増し、相対的に製造コストが高くなった。
【0006】
本考案の主要な目的は、周知の技術の欠点を解決し、欠点の存在を無くすこと にあり、即ち、本考案は一種の軸流又はラジアルファンの構造を提供し、それは 、ファン内部に使用する回転軸と軸受にセラミック製のものを採用し、セラミッ ク材料の持つ耐熱、抗磨損の特性により回転軸を軸受内部である時間運転させて も、いかなる機械故障もいかなる物理現象の変化も発生せず、回転軸に安定した 軸受中での運転を行わせることができるようにした構造であるものとする。
【0007】 本考案のもう一つの目的は、一種の軸流又はラジアルファンの構造を提供する ことにあり、それは、セラミック製の軸受を採用することにより、軸受の管壁を 比較的薄くして、相対的にファンのキャップ内径もそれに応じて縮小し、羽根の 面積を増加して、ファンの風量を増加するだけでなく、風圧も高め、風量を比較 的遠いところに送れるようにした構造であるものとする。
【0008】 本考案のさらにもう一つの目的は、一種の軸流又はラジアルファンの構造を提 供することにあり、それは、使用する部品数が少なく、組立が容易で、組立にか かる時間を節約でき、また組立プロセスを短縮でき、製造コストを下げることが できる構造であるものとする。
【0009】
請求項1の考案は、羽根3とファンシート4で組成され、該ファンシート4に 中空柱41が設けられ、該中空柱41の外側にコイル6が設けられ、コイル6の 発生する磁力により羽根3内部の磁石7を駆動し、羽根3に運転を発生させる軸 流又はラジアルファンの構造において、 該羽根3にセラミック材料で製造された回転軸1が設けられ、該回転軸1に一 つのチャネル11が設けられ、該回転軸1の自由端に該チャネル11と連通する 凹部12が設けられ、該回転軸1のもう一端に係止部33が設けられ、セラミッ ク材料を管状に形成してなる軸受2が、該中空柱41の内部に設置され、該回転 軸1が軸受2に挿入されて貫通し、一つの係止手段5が係止部33に配置されて 、羽根3と軸受2の脱離現象が防止されたことを特徴とする、軸流又はラジアル ファンの構造としている。 請求項2の考案は、前記係止部33が二つの相互に対応するフック部33a、 33bとされ、並びに両端が折り曲げ部51’とされた係止手段5’に係合され たことを特徴とする、請求項1に記載の軸流又はラジアルファンの構造としてい る。 請求項3の考案は、前記係止部33に一つの割り溝33cが設けられ、該割り 溝33c内に柱状のプラグ8が配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の 軸流又はラジアルファンの構造としている。
【0010】
本考案の軸流又はラジアルファンの構造は、ファン内部に使用する回転軸と軸 受部品にセラミック製のものを使用し、該回転軸に回転軸本体を貫通するチャネ ルを一体に設け、さらに回転軸を金型内に入れてプラスチック材料を金型内部に 注入してプラスチック材料に回転軸の該チャネルを通過させ並びに回転軸のもう 一端の自由端外に流出させて係止部を形成し、軸受をセラミック材料で管状に形 成した後に、緊密にファンシートの中空柱内に配置し、さらに上述の回転軸を軸 受に挿入並びに貫通させた後、回転軸の係止部に係止手段を配置し、ファンと軸 受の脱離現象の発生を防止したこと特徴としている。
【0011】
図1、2、3はそれぞれ本考案のファンの回転軸の斜視図、側面断面図、局部 拡大図である。これらの図に示されるように、本考案の軸流又はラジアルファン の構造は、ファン内部に使用する回転軸1と軸受2部品を、セラミック材料で製 造し、ファンが順調に運転できるようにしたほか、出力風量と風圧を増強できる ようにしている。
【0012】 上述の回転軸1はセラミック材料で製造完成後に、この回転軸1に回転軸1本 体を貫通するチャネル11が設けられている。前述の製造完成した回転軸1を金 型(図示せず)内に置き、プラスチック材料(図示せず)を金型内部に注入する 時、プラスチック材料は金型内部の凹凸形状によりキャップ31と羽根片32を 具えた羽根3を形成する。またプラスチック材料は回転軸1のチャネル11を通 過し並びに回転軸1のもう一端の自由端外に流出して係止部33を形成し、プラ スチック材料と回転軸1が強固に一体に結合される。
【0013】 該軸受2はセラミック材料で一つの管状に形成された後、緊密にファンシート 4の中空柱41内に配置され、さらに上述の回転軸1が軸受2に挿入並びに貫通 させられた後、回転軸1の係止部33に係止手段5が配置され、羽根3に軸受2 と脱離現象を発生させない。ファンに通電する時、中空柱41外に配置されたコ イル6が磁力を発生してキャップ31内部の磁石7を駆動し、羽根3に運転を発 生させ、即ち風量を出力する。こうして全く新しい軸流又はラジアルファンが構 成される。
【0014】 セラミック材料は、耐熱、抗磨損の特性を有するため、回転軸1を軸受2内部 である時間運転させても、いかなる機械故障もいかなる物理現象の変化も発生せ ず、回転軸1に安定した軸受2中での運転を行わせることができる。且つ、セラ ミック製の軸受の管壁は比較的薄く、ファンシート4を製造する時、該ファンシ ート4の内径を縮小でき、相対的にコイル6の外径とキャップ31の内径も縮小 でき、さらに羽根片32の面積を増大できる。羽根片32の面積を増大すること により、出力風量を増加でき、風圧も高め、風量を比較的遠いところに送ること ができるようになり、即ち、周知の技術における風量と風圧が小さく、風を遠く まで送れないという欠点を改善している。
【0015】 図4、5に示されるのは本考案の第1実施例表示図である。この実施例では、 回転軸1が金型内に置かれてプラスチック材料と結合される時、チャネル11を 通過したプラスチック材料が、二つの相互に対応するフック部33a、33bを 形成し、両端が折り曲げ部51’とされた係止手段5’が二つのフック部33a 、33bの間に係合され、羽根3と軸受2の脱離現象の発生を防止する。
【0016】 図6、7に示されるのは本考案の第2実施例表示図である。この実施例では、 回転軸1が金型内に置かれてプラスチック材料と結合される時、チャネル11を 通過したプラスチック材料が割り溝33c(開口)を形成し、プラグ8がこのプ ラスチック材料内部に塞入された後、割り溝33cの両側が外向きに拡張し、羽 根3と軸受2の脱離現象の発生を防止するストッパ部を形成する。
【0017】 図8に示されるのは本考案の第3実施例であり、この実施例では、回転軸1の 自由端にさらに、チャネル11と同じ凹部12が設けられ、回転軸1が金型中に 置かれてプラスチック材料が注入される時に、プラスチック材料が該凹部12を 補填し、プラスチック材料と回転軸1を強固に結合させる。
【0018】 さらに、上述の回転軸1と軸受2がセラミック材料で製造されたことにより、 羽根3をファンシート4において長時間運転させられるほか、ファンの使用寿命 を延長できる。
【0019】
本考案は、セラミック部品採用により耐熱、抗磨損の特性を有し、ファンの風 量を増加し、風圧も高め、風量を比較的遠いところに送れ、使用する部品数が少 なく、組立が容易である軸流又はラジアルファンの構造を提供している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のファンの回転軸の斜視図である。
【図2】本考案のファンの側面断面図である。
【図3】図2の局部拡大図である。
【図4】本考案の第1実施例表示図である。
【図5】本考案の第1実施例表示図である。
【図6】本考案の第2実施例表示図である。
【図7】本考案の第2実施例表示図である。
【図8】本考案の第3実施例表示図である。
1 回転軸 11 チャネル 2 軸受 3 羽根 33 係止部 33a、33b フック部 33c 割り溝 4 ファンシート 41 中空柱 5 係止手段 5’ 係止手段 51’ 折り曲げ部 6 コイル 7 磁石 8 プラグ
Claims (3)
- 【請求項1】 羽根3とファンシート4で組成され、該
ファンシート4に中空柱41が設けられ、該中空柱41
の外側にコイル6が設けられ、コイル6の発生する磁力
により羽根3内部の磁石7を駆動し、羽根3に運転を発
生させる軸流又はラジアルファンの構造において、 該羽根3にセラミック材料で製造された回転軸1が設け
られ、該回転軸1に一つのチャネル11が設けられ、該
回転軸1の自由端に該チャネル11と連通する凹部12
が設けられ、該回転軸1のもう一端に係止部33が設け
られ、セラミック材料を管状に形成してなる軸受2が、
該中空柱41の内部に設置され、該回転軸1が軸受2に
挿入されて貫通し、一つの係止手段5が係止部33に配
置されて、羽根3と軸受2の脱離現象が防止されたこと
を特徴とする、軸流又はラジアルファンの構造。 - 【請求項2】 前記係止部33が二つの相互に対応する
フック部33a、33bとされ、並びに両端が折り曲げ
部51’とされた係止手段5’に係合されたことを特徴
とする、請求項1に記載の軸流又はラジアルファンの構
造。 - 【請求項3】 前記係止部33に一つの割り溝33cが
設けられ、該割り溝33c内に柱状のプラグ8が配置さ
れたことを特徴とする、請求項1に記載の軸流又はラジ
アルファンの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007380U JP3077017U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 軸流又はラジアルファンの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007380U JP3077017U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 軸流又はラジアルファンの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3077017U true JP3077017U (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=43210048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007380U Expired - Lifetime JP3077017U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 軸流又はラジアルファンの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077017U (ja) |
-
2000
- 2000-10-16 JP JP2000007380U patent/JP3077017U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |