JP3076946U - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

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JP3076946U JP2000006438U JP2000006438U JP3076946U JP 3076946 U JP3076946 U JP 3076946U JP 2000006438 U JP2000006438 U JP 2000006438U JP 2000006438 U JP2000006438 U JP 2000006438U JP 3076946 U JP3076946 U JP 3076946U
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和彦 柴田
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ヴァリュウ物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型バッグに収納する物品を形状変形を防止
することができる折り畳み可能な収納ケースを提供す
る。 【解決手段】 折り畳み可能に形成された収納ケース本
体11と、使用時には収納ケース10と共に上記物品24を収
納可能な収納部を内部に形成すると共に、収納された物
品24の他の物品との干渉による変形を防止しうる着脱可
能に形成されたフレーム材13,14を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は収納ケースに係り、特に、出張・旅行時における衣類など、搬送中に 型くずれ、皺、などが起こりやすいもの、とりわけYシャツの搬送用として使用 できる収納ケースに関する。
【0002】
【従来技術】
旅行や出張時には、衣類はスーツケースや旅行鞄、ブリーフケースに、洗面具 や書類など様々な物と共に押し込まれることになる。そのため、アイロンプレス 後の衣類をいざ着用する際には、鞄に詰め込まれた他の物に押し潰されたり、ま た鞄内に空隙が多い場合には、搬送時の振動・衝撃をうけることによって、型く ずれや皺が生じてしまっていることが多い。
【0003】 実開昭62−66515で開示されている旅行用収納ケースは、柔軟な合成樹 脂板を基材とし、内部に衣類を収納できる数個の収納ポケット部が設けられてい る。しかし、各収納ポケット部には収納物の形状補強板が無いため、Yシャツの カラー部の形状を充分に保護することは困難である。
【0004】 一方、特表平9−500038では、補強材を備えたシャツカラーの押し潰れ を防ぐ、折り畳まれたシャツ用の包装ケースが開示されている。この包装ケース のまま、旅行鞄やブリーフケースにYシャツを入れると、型くずれや皺を生じず にYシャツを搬送できる。また、特開平11−137321では、前面および背 面押さえ平板部と襟首保護部が設けられた、鞄やトランク内に小容積で、重ねて 詰め込んでも型くずれを起こさないシャツホルダが開示されている。しかしなが ら、旅行の帰途などにおいて、着用後のYシャツの形状保持をする必要が無い場 合には、これらの包装ケースやシャツホルダは不要となるが、折り畳むことはで きないため、そのままスーツケースに入れて持ち帰らざるを得ない。いくら容積 が小さいケースでも、シャツカラーの高さと同じ厚さを有する折り畳まれたYシ ャツ1枚の大きさのケースであり、シャツ全体およびシャツカラーの形状を外力 から守るために硬い材質で形成されているため、旅行鞄内で余計なスペースをと ることになり、携帯性の面で不便である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、請求項1乃至4記載の考案の課題は、Yシャツなどの衣類を収納して 、スーツケース内に収納された他の物品の圧力による変形を防止し、型くずれや 皺を防ぐと共に、不要時には、折り畳んで収納できる収納ケースを提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような技術的課題のために、請求項1記載の考案にあっては、大型バッグ 内に他の物品と共に収納して搬送され、内部に物品24を収納する収納ケース10で あって、折り畳み可能に形成された収納ケース本体11と、使用時には収納ケース 10と共に上記物品24を収納可能な収納部を内部に形成すると共に、収納された物 品24の他の物品との干渉による変形を防止しうる着脱可能に形成されたフレーム 材13,14を備えたことを特徴とする。
【0007】 従って、物品24を大型バッグ内に他の物品と共に収納する場合には、収納ケー ス本体11に、フレーム材13,14を取り付ける。所定の剛性を有する上記フレーム 材13,14が収納ケース本体11に取り付けられることによって、上記収納ケース本 体11自体のフレーム材13,14の装着部分も、所定の剛性を有することになる。こ のようにして形成された、所定の剛性を有する収納ケース10は、取り付けられた フレーム材13,14の剛性が大型バッグに詰め込まれた他の物品が収納ケース10を 押す力に対して抵抗力となって働くため、押しつぶされることがない。そのため 、収納する物品24の形状を、大型バッグ内の他の物品によって押しつぶされない ように保護して収納することが可能となる。また、物品24の形状を保護する必要 がない場合、あるいは、上記収納ケース10に収納する物品24が無い場合には、収 納ケース本体11から上記フレーム材13,14を取り外す。収納ケース本体11は折り 畳むことができるため、小さく折り畳んで大型バッグの隅に仕舞うことができる 。
【0008】 その結果、請求項1記載の考案にあっては、大型バッグ内に収納する物品24が 、大型バッグ内の他の物品に押し潰されて形状変形してしまうことを防止するこ とができ、なおかつ不要時にはフレーム材13,14を取り外し、収納ケース本体11 を折り畳んで、大型バッグ内にコンパクトに収納携帯することができる収納ケー ス10を提供することができる。
【0009】 請求項2記載の考案にあっては、上記収納ケース本体11は、使用時には直方体 箱状に形成され、上面部は開口可能に形成され、収納する物品24を出し入れでき るように形成されていることを特徴とする。
【0010】 従って、請求項2記載の考案にあっては、上記収納ケース本体11の上面部から 収納ケース10の底面に対して物品24の上面を平行な状態で収納および取り出しを 行うことができる。すなわち、物品24を折り曲げたり、傾けたりすることなく、 収納ケース10に出し入れできるため、出し入れの際に物品24の形状を崩す心配が ない。
【0011】 その結果、請求項1記載の考案の効果に加え、容易かつ迅速に物品24を出し入 れすることができる収納ケース10を提供することができる。
【0012】 請求項3記載の考案にあっては、上記フレーム材13,14は、収納ケース本体11 の側面内部に形成されたフレーム材収納部15,16内に挿入配置されて収納ケース 本体11を形成することを特徴とする。
【0013】 従って、物品24を収納する場合には、上記フレーム材13,14は、上記フレーム 材挿入部15,16に挿入配置される。上記フレーム材13,14は、上記収納ケース本体 11に単に備えられているのではなく、固定されることになる。そのため、フレー ム材13,14により、側面部に剛性を有する収納ケース10が形成され、大型バッグ 内での他の物品の干渉による圧力による収納ケース10の形状変形を防止すること ができる。
【0014】 その結果、物品24収納時に上記収納ケース本体11の形状を保持し、収納してい る物品24の形状変形を防止することができる収納ケース10を提供することができ る。
【0015】 請求項4記載の考案にあっては、上記収納ケース本体11は布材からなり、上記 フレーム材13,14は複数枚の直方形板材により形成されると共に、上記フレーム 材収納部15,16は、収納ケース本体11の各側面部にそれぞれ両端に開口部17を有 する袋状に形成され、互いに隣り合うフレーム材収納部15,16の間に跨って挿入 配置されていることを特徴とする。
【0016】 従って、上記収納ケース本体11は、布材を材料としているため、軽量で、なお かつ、容易に必要な大きさに折り畳むことができる。上記フレーム材13,14はフ レーム材収納部15,16の開口部17の両端のどちらからでも挿入または取り出すこ とができ、挿入されたフレーム材13,14は、収納ケース本体11の側面部に形成さ れた袋状のフレーム材収納部15,16に固定されるため、上記収納ケース本体11の 形状変形をより効果的に防止することができる。さらに、上記フレーム材13,14 は隣り合うフレーム材収納部15,16の間に跨って挿入されるため、収納ケース10 側面の四隅部18においてフレーム材13,14の切れ目が無く、重なり部分ができる 。そのため、上記収納ケースの四隅部18を強度補強することができる。
【0017】 その結果、請求項4記載の考案にあっては、請求項1記載の考案に加えて、収 納ケース本体10側面の四隅部18の強度補強がなされ、収納ケース10の形状変形を 防止することができ、さらに上記フレーム材13,14を取り外した時には、容易に 折り畳んで小さい状態で携帯することができる収納ケース10を提供することがで きる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案に係る収納ケースを詳細に 説明する。なお、添付図面およびそれに関する以下の説明は、本考案の収納ケー スに収納する物品24としてYシャツ24を用いた場合に基づくものである。
【0019】 本実施の形態に係る収納ケース10にあっては、図1〜3に示すように収納ケー ス本体11と、Yシャツ24の形状を保護する着脱可能なフレーム材13,14とを備え ている。
【0020】 本実施の形態にあっては、上記収納ケース本体11は、図1に示すように、アイ ロンプレス後の1枚の折り畳まれた状態のYシャツ24の大きさに適応した形状、 すなわち、1枚の折り畳まれたYシャツ24を収納可能な直方体箱状に形成されて いる。上記直方体箱状ケースの上面および底面の長さと幅は、折り畳まれたYシ ャツ24の長さと幅にそれぞれ対応し、そして上面および底面の2平面は、互いに 平行に位置している。これら上記2平面間に介在する側面部は、上記2平面の長 さと同じ幅とYシャツ24のシャツカラーの幅に対応する幅寸法を有する対面する それぞれ1対の直方形面により形成されている。そして、Yシャツ24を出し入れ できるように、上面部には互いに対向して配置された2対のフラップ部19,20を 備えた物品取り出し口部12が形成されている。
【0021】 上記収納ケース10の幅方向に対向して配置された1対のフラップ部20a,20bに は、ファスナーを有するストラップ22a,22bが備えられている。Yシャツ24を物 品取り出し口部12から収納ケース10に入れた後、上記フラップ部20a,20bに設け られたファスナー付きのストラップ22a,22bを係止する。これによって、Yシャ ツ24は収納ケース本体11の底面部に固定され、振動および衝撃によって、収納ケ ース10内部で動いてしまうために生じる型くずれや皺を防ぐことができる。
【0022】 上記収納ケース10の長さ方向に対向して配置されたもう一対の上記フラップ部 19a,19bには面ファスナー21a,21bが設けられており、上記物品取り出し口部12の 蓋として機能することができる。上記フラップ部19a,19bの面ファスナーの雄部2 1aと雌部21bととの係脱により、上記フラップ部19a,19bを自在に素早く開閉する ことができる。
【0023】 上記の面ファスナー21a,21bを外して収納ケース10の上面の長さ方向に設けら れたフラップ部19a,19bを開き、その後およびストラップ22a,22bを外して幅方向 に設けられたフラップ部20a,20bを開くと、上記収納ケース10の上面部全体が開 放されることになる。そのため、このようにして上面全体が開放されることによ り形成される上記物品取り出し口部12から、図1および図3に示すように、アイ ロンプレスされ折り畳まれた状態のYシャツ24を、折り曲げることなく簡単に収 納することができ、また取り出す際にも、折り畳まれた状態のYシャツ24の形を 崩さずに手早く取り出すことができる。
【0024】 また、上記収納ケース本体11のそれぞれ対面する長さ方向および幅方向の側面 部内側にはフレーム材収納部15,16が形成されており、各フレーム材収納部15,16 は両端に上記フレーム材13,14を挿入および取り出しができる開口部17を有する 袋状に形成されている。図2に示すように、各側面のフレーム材13,14が容易か つ迅速に挿入および取り出しが行われるように、上記開口部17は各フレーム材収 納部15,16の両端にそれぞれ設けられており、この開口部17もまた、フレーム材1 3,14自体が収納ケース10の外側から見えないように収納ケース本体11の内側に設 けられている。このフレーム材収納部15,16の幅はそれぞれ収納ケース本体11の 長さ方向および幅方向側面の長さに、またフレーム材収納部15,16の高さは収納 ケース本体11の厚さに対応しており、全ての側面にフレーム材13,14全部を挿入 すると、収納ケース本体11の側面全体が剛性を有する上記フレーム材13,14で囲 まれることになる。
【0025】 しかも、上記フレーム材収納部15,16がフレーム材13,14の大きさに対応した袋 状であるため、直方形板材である挿入された各フレーム材13,14がフレーム材収 納部15,16の布材で表と裏の両面からしっかりと固定される。したがって、上記 フレーム材収納部15,16にフレーム材13,14を挿入配置して側面全体を取り囲むこ とで、フレーム材13,14はその材料自体の剛性に基づく外部応力に対する抵抗力 をより一層効果的に発揮し、収納ケース10の形状保護効果を向上させることが可 能となる。
【0026】 上記収納ケース本体11の材質は、ナイロンであって、フレーム材13,14を取り 外した場合には、簡単に折り畳んで、軽量かつコンパクトに収納し、携帯するこ とができる。さらに、上記物品取り出し口部12のフラップ部19a,19bのファスナ ーとして布製の面ファスナー21a,21bを備えることにより、金属またはプラスチ ック製の噛み合わせ方式のファスナーなどに比べ、収納ケース本体11を折り畳む 際に、抵抗とならずに容易に折り畳むことができる。
【0027】 一方、上記フレーム材13,14の材質は、低発泡ポリエチレンからなり、所定の 剛性を有している。図2に示すように、上記フレーム材13,14は、収納ケース本 体11のフレーム材収納部15,16に収納可能な大きさであって直方形状に形成され 、4枚すべて収納ケース本体11の長さ方向に対応する側面部と同じ長さ寸法を有 する。収納ケース本体11の幅方向の対面する側面のフレーム材収納部16にそれぞ れ挿入されるフレーム材13a,13bの両端には、収納ケース本体11の四隅部18に対 応する場所にミシン目23が付けられている。
【0028】 幅方向のフレーム材収納部16に挿入された上記フレーム材13a,13bは容易にミ シン目23に沿って折り曲げることができ、折り曲げられた両端部分はそれぞれ両 側の隣り合う長さ方向のフレーム材収納部15に跨って挿入される。すなわち、幅 方向の側面のフレーム材13a,13bの各両端は、それぞれ四隅部18を越えて、隣り 合う長さ方向の側面のフレーム材収納部15に挿入されるため、長さ方向の側面の フレーム材収納部15の中でフレーム材14a,14bと重なり合うことになる。
【0029】 これによって、上記収納ケース本体11の側面においてフレーム材13,14が切れ 目無く連続して配置されるため、四箇所の四隅部18の強度を補強することができ 、フレーム材収納部15,16の袋状構造によるフレーム材13,14の固定効果に加え、 フレーム材13,14による収納ケース10の形状保護効果を最大限まで発揮させるこ とが出来る。
【0030】 したがって、上記フレーム材13a,13bが隣り合うフレーム材収納部15,16に跨っ て収納されることにより、大型バッグ内に収納ケース10を収納し、他の物品によ り押され外部応力が与えられた場合にも、上記フレーム材13,14の剛性と構成が 応力に対して抵抗となるため、収納ケース10の側面部全体が折れ曲がることが無 く直方体箱状構造を維持し、収納したYシャツ24に型くずれや皺が生じることを 防ぐことができる。
【0031】 上記収納ケース10の使用する場合には、図2に示すように収納ケース本体11の 4側面の内側に形成されたフレーム材収納部15,16の開口部17すべてが表側に出 た状態でフレーム材13,14を開口部17を介して挿入する。対向する幅方向のフレ ーム材収納部16の挿入については、フレーム材13a,13bをフレーム材収納部16に 挿入した時に収納ケース本体11の四隅部18に対応する位置に付けられた両端をミ シン目23に沿って折り曲げ、隣り合う長さ方向のフレーム材収納部16の開口部17 に挿入する。この折り曲げた部分は、対向する長さ方向のフレーム材収納部16の 内部で、それぞれ長さ方向のフレーム材14a,14bの両端と重なった状態となる。
【0032】 次に上記収納ケース本体11を開口部17が内側になるように裏返す。そして折り 畳まれたYシャツ24を収納後、フラップ部20の物品固定用のストラップ22を止め てから、フラップ部19の面ファスナー21を止めることにより、物品を収納するこ とができる。
【0033】 また、収納ケース10を使用しない場合には、上記収納ケース本体11を開口部17 が表側になるように裏返し、開口部17からすべてのフレーム材13,14を引き抜く 。取り外されたフレーム材13,14は直方形板状のため、スーツケースなど大型バ ッグの底や壁面にスペースをとることなく仕舞うことができる。また、収納ケー ス本体11は必要な大きさに折り畳んで、バッグ内の隙間などに仕舞い、邪魔にな ることなく搬送または携帯することができる。
【0034】 上記の収納ケース形成方法によって、迅速かつ容易に、使用時に収納ケース10 を形成、および不要時に折り畳むことができる。
【0035】 なお、上記収納ケース本体11の素材として、ナイロンの他に、綿やポリエステ ルなどの繊維布、織物、紙、皮革、ポリウレタンなど布状に加工されており、折 り曲げて裂傷しない素材であれば使用できる。
【0036】 上記収納ケース本体11の素材として綿やポリエステルなどの繊維布、織物、紙 を使用した場合、軽量で、通気性が良いだけではなく、繊維布、織物、紙の色や 柄の選択によって、様々な色柄の収納ケース10を得ることができる。
【0037】 また、上記収納ケース本体11の素材として皮革やポリウレタンなどを用いた場 合、上記素材は靱性を有するため、スーツケース内でハードカバーの本など固い 物品によって、フレーム材13,14に保護されていない収納ケース10の上面または 底面が押される場合にも、収納したYシャツ24に痕がつきにくい。そのため、さ らに収納する部品24の形状保護効果を向上させることもできる。
【0038】 さらに、上記収納ケース本体11に撥水加工を施す、または上記収納ケース本体 11の素材に、塩化ビニルなどのビニルシートを用いることにより本考案の収納ケ ース10に撥水効果を付加することができる。
【0039】 上記収納ケース本体11の素材に塩化ビニルなどのビニルシートを用いる場合に あっては、透明なビニルシートを用いてもよい。旅行時に、着替えのYシャツ24 を取り出す際に、収納ケース10を一々開けることなく、透明な収納ケース本体11 の外側から収納されたYシャツ24を見て、確認した上で、必要なYシャツ24を選 ぶことが出来る。
【0040】 また、上記収納ケース本体11の一部にポリエチレンやポリスチレンなどの透明 プラスチックあるいは塩化ビニルなどの透明ビニルシートによる窓を設けること によって、上記透明箇所から、収納ケース10を開口せずに収納している物品24を 確認することができる。
【0041】 上記フラップ部19のファスナーには面ファスナーの他に、ボタン、紐を使用し てもよい。
【0042】 上記フレーム材13,14の素材は、低発泡ポリエチレンの他に厚紙やアルミニウ ム、ステンレス、真鍮などの金属板を使用することができる。
【0043】 さらに、上記フレーム材13,14の形状は、収納ケース側面部の面毎に分割した パーツに分けるのではなく、各側面部毎に折り曲げることができる一体化したフ レーム材でもよい。
【0044】 上記収納ケース本体11の内壁部内側にフレーム材13,14を固定する方法として 、袋状のフレーム材収納部15,16を設けるのではなく、面ファスナーやスナップ などによる張り付け固定でもよい。
【0045】 さらに、上記収納ケース本体11の外側に、グリップ部を取り付けることにより 、大型バッグに収納する収納ケースとしてだけではなく、折り畳みができるバッ グとして使用することもできる。
【0046】 本実施例では物品24をYシャツを例として説明したが、対象となる収納する物 品24の形状に適応させることにより、書類、靴、帽子のほか、グラスなどのガラ ス製品や陶磁器製品などの、収納する物品24の型くずれや皺、傷や破損を防ぎ、 物品24の形状を保護しながら搬送できる折り畳み可能な収納ケースとして機能す ることができる。
【0047】 また、本考案の収納ケース10の用途は、大型バッグ内への収納用だけではなく 、収納する物品24の保管用として使用することも可能である。
【0048】
【考案の効果】
本考案は、上記のような構成を有することから、以下の効果を奏する。
【0049】 請求項1記載の考案にあっては、着脱可能なフレーム材を使用時に挿入配置す ることにより、大型バッグ内に他の物品と共に収納した場合、収納する物品の形 状の変形を防止することができ、未使用時にはフレーム材を取り外し、折り畳む ことができる収納ケースを提供することができる。
【0050】 請求項2記載の考案にあっては、請求項1記載の考案の効果に加えて、直方体 箱状の上面部に開口部から、収納物を容易に出し入れできる収納ケースを提供す ることができる。
【0051】 請求項3記載の考案にあっては、請求項1記載の考案の効果に加えて、フレー ム材の剛性によって、収納物が外部からの応力に変形されることなく収納できる 収納ケースを提供することができる。
【0052】 請求項4記載の考案にあっては、請求項1記載の考案の効果に加えて、フレー ム材を容易に固定することができ、収納ケース側面の四隅部の補強ができる収納 ケースを提供することができる。
【提出日】平成12年12月4日(2000.12.4)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、請求項1および請求項2記載の考案の課題は、Yシャツなどの衣類を 収納して、スーツケース内に収納された他の物品の圧力による変形を防止し、型 くずれや皺を防ぐと共に、不要時には、折り畳んで収納できる収納ケースを提供 することにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような技術的課題のために、請求項1記載の考案にあっては、大型バッグ 内に他の物品と共に収納して搬送され、内部に物品24を収納する収納ケース10で あって、折り畳み可能に形成された収納ケース本体11と、使用時には収納ケース 10と共に上記物品24を収納可能な収納部を内部に形成すると共に、収納された物 品24の他の物品との干渉による変形を防止しうる着脱可能に形成されたフレーム 材13,14とを備え、上記収納ケース本体11は、使用時には直方体箱状に形成され 、上面部は開口可能であって、収納する物品24を出し入れできるように形成され 、上記フレーム材13,14は、収納ケース本体11の側面内部に設けられたフレーム 材収納部15,16内に挿入配置されて収納ケース本体11を形成される ことを特徴と する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 従って、物品24を大型バッグ内に他の物品と共に収納する場合には、フレーム 材13,14をフレーム材挿入部15,16に挿入配置されるように収納ケース本体11に取 り付ける。つまり、上記フレーム材13,14は、上記収納ケース本体11に単に備え られているのではなく、固定されることになる。そのため、フレーム材13,14に よって、側面部に剛性を有する収納ケース10が形成され、大型バッグ内での他の 物品の干渉による圧力による収納ケース10の形状変形を防止することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 また、上記フレーム材13,14は所定の剛性を有しており、収納ケース本体11に 取り付けられることによって、上記収納ケース本体11自体のフレーム材13,14の 装着部分も、所定の剛性を有することになる。このようにして形成された、所定 の剛性を有する収納ケース10は、取り付けられたフレーム材13,14の剛性が大型 バッグに詰め込まれた他の物品が収納ケース10を押す力に対して抵抗力となって 働くため、押しつぶされることがない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 このようにして、収納する物品24の形状を、大型バッグ内の他の物品によっ て押しつぶされないように保護して収納することが可能となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 また、物品24の形状を保護する必要がない場合、あるいは、上記収納ケース10 に収納する物品24が無い場合には、収納ケース本体11から上記フレーム材13,14 を取り外す。これにより、収納ケース本体11は折り畳むことができるため、小さ く折り畳んで大型バッグの隅に仕舞うこともできる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 さらに、上記収納ケース本体11の上面部には開口部17が設けられているため、 上記収納ケース本体11の上面部から収納ケース10の底面に対して物品24の上面を 平行な状態で収納および取り出しを行うことができる。すなわち、物品24を折り 曲げたり、傾けたりすることなく、収納ケース10に出し入れできるため、出し入 れの際に物品24の形状を崩す心配がない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 その結果、請求項1記載の考案にあっては、大型バッグ内に物品24を収納した 収納ケース10を収容する際に、上記収納ケース本体11の形状を保持して、大型バ ッグ内の他の物品に押し潰されて形状変形してしまうことを防止することができ る。そして、不要時にはフレーム材13,14を取り外し、収納ケース本体11を折り 畳んで、大型バッグ内にコンパクトに収納携帯することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 さらに、本発明で提供する収納ケース10は、上面部に設けられた開口部17によ って、上記物品24を形状変形を起こすことなく、容易に収納ケース10に出し入れ できる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 請求項記載の考案にあっては、上記収納ケース本体11は布材からなり、上記 フレーム材13,14は複数枚の直方形板材により形成されると共に、上記フレーム 材収納部15,16は、収納ケース本体11の各側面部にそれぞれ両端に開口部17を有 する袋状に形成され、互いに隣り合うフレーム材収納部15,16の間に跨って挿入 配置されていることを特徴とする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 その結果、請求項記載の考案にあっては、請求項1記載の考案の効果に加え て、収納ケース本体10側面の四隅部18の強度補強がなされ、より確実に収納ケー ス10の形状変形を防止することができ、さらに上記フレーム材13,14を取り外し た時には、容易に折り畳んで小さい状態で携帯することができる収納ケース10を 提供することができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】 請求項1記載の考案にあっては、着脱可能なフレーム材を使用時に収納ケース 本体のフレーム材収納部に挿入配置することにより、収納ケース本体11を形成す ることができるため、大型バッグ内に他の物品と共に収納した場合、収納する物 品の形状の変形を防止することができる。さらに、未使用時にはフレーム材を取 り外し、折り畳むことができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】 また、直方体箱状の上面部に開口部から、収納物を容易に出し入れできる収納 ケースを提供することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】 請求項記載の考案にあっては、請求項1記載の考案の効果に加えて、フレー ム材を容易に固定することができるため、収納ケース側面の四隅部の補強され、 より確実に収納物の変形を防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る収納ケースの一実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】図1におけるフレーム材の挿入方法および取り
外し方法を示す斜視図である。
【図3】図1におけるYシャツ収納前の状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 収納ケース 11 収納ケース本体 12 物品取り出し口部 13 フレーム材 14 フレーム材 15 フレーム材収納部 16 フレーム材収納部 17 開口部 18 四隅部 19 フラップ部 20 フラップ部 21 面ファスナー 22 ストラップ 23 ミシン目 24 物品
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月4日(2000.12.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型バッグ内に他の物品と共に収納して
    搬送され、内部に物品を収納する収納ケースであって、 折り畳み可能に形成された収納ケース本体と、使用時に
    は収納ケースと共に上記物品を収納可能な収納部を内部
    に形成すると共に、収納された物品の他の物品との干渉
    による変形を防止しうる着脱可能に形成されたフレーム
    材を備えたことを特徴とする収納ケース。
  2. 【請求項2】 上記収納ケース本体は、使用時には直方
    体箱状に形成され、上面部は開口可能に形成され、収納
    する物品を出し入れできるように形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の収納ケース。
  3. 【請求項3】 上記フレーム材は、収納ケース本体の側
    面内部に形成されたフレーム材収納部内に挿入配置され
    て収納ケース本体を形成することを特徴とする請求項1
    記載の収納ケース。
  4. 【請求項4】 上記収納ケース本体は布材からなり、上
    記フレーム材は複数枚の直方形板材により形成されると
    共に、上記フレーム材収納部は、収納ケース本体の各側
    面部にそれぞれ両端に開口部を有する袋状に形成され、
    互いに隣り合うフレーム材収納部の間に跨って挿入配置
    されていることを特徴とする請求項1記載の収納ケー
    ス。
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