JP3076943B2 - アーク溶接装置 - Google Patents
アーク溶接装置Info
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Description
害をなくしたアーク溶接装置に関する。
させるアーク溶接装置は図2に示すような構成であっ
た。
る溶接電源装置で、交流アーク溶接装置にあっては電極
2と母材3との間に約4KHzの高周波電流を給電するイ
ンバータ式交流溶接電源装置(以下、交流溶接電源装と
いう)が用いられ、直流アーク溶接装置にあっては直流
電流を給電し、アーク起動後、極性を反転させる直流溶
接電源装置が用いられる。4はアーク、5はアーク4の
発生を検出するアーク検出器、6はアーク溶接機を起動
する起動信号装置、7は起動信号が入力されてからアー
ク発生までの開閉路とする開閉装置で、アーク検出器5
からの信号により開路される。8は高周波発生装置で、
カップリングコイル9により溶接電源装置1の給電回路
に高周波電流が重畳される。
されると開閉装置7が閉じられ、高周波発生装置8から
給電回路の交流電流または直流電流に高周波電流が重畳
される。この高周波電流により電極2と母材3間のギャ
ップの空気絶縁が破壊されてアーク4が発生しアーク起
動される。アーク起動はその電流によりアーク検出器5
で検出されアーク起動信号が開閉装置7に入力される。
この信号により開閉装置7は開路して高周波発生装置8
の動作を停止させる。
極2と母材3を非接触にしてアーク起動することができ
るものであった。
であるものでは、アーク起動時には電極2をプラスに、
母材3をマイナスにして給電し、アーク起動後はその極
性を反転して給電するものである。
のアーク溶接装置では、アーク起動のために給電回路に
高周波電流を重畳するのでアーク起動時に図3に示した
ような高電圧の高周波が発生し、無負荷時には図4に示
したように約50dBμVの電界強度の輻射雑音を放射
するものであった。
あるいはエレクトロニクス機器に電波障害を与えること
は勿論、自らをも高周波誤動作させて破壊に至らさせる
という問題や、高周波勢力が強いために電極2の表面を
荒らしてアーク起動の繰返しで起動特性が損われるとい
う問題があった。また、高周波の中心周波数が1MHz程
度の高さであるため、2次側ケーブルの延長時に高周波
が途中でリークあるいは減衰して先端のトーチまで届か
ず、図5に示したように、ケーブルを50m以上延長し
た場合にはアーク起動しないという問題もあった。
雑音の電界強度を低減するとともに、2次側ケーブルを
延長しても確実にアーク起動することができるアーク溶
接装置を提供することを目的としている。
するために、電極にプラス、母材にマイナスの電流を流
す整流素子と電極にマイナス、母材にプラスの電流を流
す制御整流素子を逆並列に接続した逆並列回路と、前記
逆並列回路を介して前記電極と前記母材に給電する溶接
電源装置と、前記電極にプラス、前記母材にマイナスの
高電圧を印加する垂下特性型の直流電源装置とを備え、
アーク起動時には前記直流電源装置から前記電極と母材
間に高電圧を印加するとともに該高電圧が前記制御整流
素子の不導通により前記溶接電源装置への流入を阻止さ
れ、アーク起動後は前記直流電源装置からの高電圧の印
加を停止し、前記制御整流素子を導通させて前記溶接電
源装置から給電するようにしたものである。
たは直流溶接電源装置としたものである。
の直流電源装置から電極にプラス、母材にマイナスの直
流高電圧を印加し、同時に制御整流素子を不導通にする
ことにより、輻射雑音を放射することなく電極と母材間
でアーク起動され、電極に印加される直流高電圧の溶接
電源装置への流入が防止される。そして、アーク起動後
に制御整流素子を導通させることにより、交流溶接電源
装置あるいは直流溶接電源装置から溶接電流が給電され
る。
しながら説明する。
同じ符号を付して説明を省略する。図において、10は
電極2と母材3にアーク起動用の直流高電圧を印加する
垂下特性型の直流電源装置で、そのプラス側は電極2に
接続され、マイナス側は母材3と後述する逆並列回路1
3との間に接続されている。11は電極2にプラス、母
材3にマイナスの電流を流すように母材3と溶接電源装
置1との間に接続された整流素子、12は電極2にマイ
ナス、母材3にプラスの電流を流すように母材3と溶接
電源装置1との間に接続された制御整流素子で、整流素
子11と制御整流素子12とは逆並列に接続されて逆並
列回路13を形成している。そして、制御整流素子12
は、アーク起動時には不導通に、アーク起動後は導通す
るように、制御手段(図示せず)により制御されるよう
になっている。
されると開閉装置7が閉じられ、直流電源装置10から
約4KVの電圧が電極2と母材3に印加され、同時に制
御整流素子12は不導通にされる。そして、溶接電源装
置1が直流溶接電源装置である場合には、その溶接電源
装置1から電極2にプラス電位が印加され、母材3にマ
イナス電位が印加される。このとき、直流電源装置10
から印加されるプラス電位は制御整流素子12が不導通
となっているので直流溶接電源装置1に印加されること
はなく、直流溶接電源装置1への高電圧印加は防止され
る。
た約4KVの高電圧によって電極2と母材3間のギャッ
プの空気絶縁が破壊されてアーク4が発生しアーク起動
される。アーク起動はその電流によりアーク検出器5で
検出されアーク起動信号が開閉装置7に入力される。こ
の信号により開閉装置7は開路して直流電源装置10の
動作を停止させる。これと同時に直流溶接電源装置1の
極性が反転されるとともに制御整流素子12が導通され
る。これにより、直流溶接電源装置1からは、電極2に
マイナス電位が印加され母材3にプラス電位が印加され
てアーク溶接が行われる。
である場合には、交流溶接電源装置1から電極2と母材
3に印加される電流に極性がないのでアーク起動後の極
性の反転がないだけで、他の動作は直流溶接電源装置1
の場合と同様で、直流電源装置10から交流溶接電源装
置1への高電圧の印加は防止される。
C試験法に基いて雑音電界強度を測定した結果、図4に
示したように、従来例のものより約30dBμV低下さ
せることができた。また、延長ケーブルを用いたときの
アークスタート率も、図5に示したように、100m延
長しても100%であった。
OFF 試験回数 100回
によれば、整流素子と制御整流素子とを逆並列に接続し
た逆並列回路と、この逆並列回路を介して電極と母材に
給電する溶接電源装置と、電極と母材に高電圧を印加す
る直流電源装置とを備え、直流電源装置からの高電圧印
加でアーク起動させ、アーク起動後、制御整流素子を導
通させて溶接電源装置から溶接電流を給電するようにし
たことにより、アーク起動時の輻射雑音の電界強度を低
減することができるとともに、アーク起動時には制御整
流素子を不導通にして溶接電源装置への直流高電圧の印
加をなくし、前記溶接電源装置の損傷を防止することが
できる。また、2次側ケーブルの延長による起動電圧の
減衰がないので延長ケーブルを長くしても確実にアーク
起動することができる。
回路図
Claims (3)
- 【請求項1】 電極にプラス、母材にマイナスの電流を
流す整流素子と電極にマイナス、母材にプラスの電流を
流す制御整流素子とを逆並列に接続した逆並列回路と、
前記逆並列回路を介して前記電極と前記母材に給電する
溶接電源装置と、前記電極にプラス、前記母材にマイナ
スの高電圧を印可する垂下特性型の直流電源装置とを備
え、アーク起動時には前記直流電源装置から前記電極と
母材間に高電圧を印加するとともに該高電圧が前記制御
整流素子の不導通により前記溶接電源装置への流入を阻
止され、アーク起動後は前記直流電源装置からの高電圧
の印加を停止し、前記制御整流素子を導通させて前記溶
接電源装置から給電することを特徴とするアーク溶接装
置。 - 【請求項2】 電極と母材に給電する溶接電源装置を交
流溶接電源装置とした請求項1記載のアーク溶接装置。 - 【請求項3】 電極と母材に給電する溶接電源装置を直
流溶接電源装置とした請求項1記載のアーク溶接装置。
Priority Applications (6)
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JP04340854A JP3076943B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | アーク溶接装置 |
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EP93306602A EP0585068B1 (en) | 1992-08-25 | 1993-08-20 | Arc welding machine and plasma cutting machine |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04340854A JP3076943B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | アーク溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06182547A JPH06182547A (ja) | 1994-07-05 |
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1992
- 1992-12-22 JP JP04340854A patent/JP3076943B2/ja not_active Expired - Fee Related
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