JP3076910B1 - 発電方法 - Google Patents

発電方法

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Abstract

【要約】 【課題】 単位発電量当りの炭酸ガス排出量が低減され
た発電方法を提供する。 【解決手段】 (i)天然ガス発電工程、(ii)該天然
ガス発電工程より排出される炭酸ガスを含む燃焼排ガス
にメタンを加え、該メタンと該炭酸ガスとを反応させる
改質反応工程及び(iii)該改質反応工程で得られる合
成ガスを燃料とする燃料電池による発電工程から成るこ
とを特徴とする発電方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単位発電当りの炭
酸ガス排出量が低減された天然ガス発電方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】炭酸ガスによる温暖化が指摘されてすで
に久しい。早急に二酸化炭素放出量を60〜80%まで
に削減する必要があるといわれ、地球温暖化防止のため
の京都会議で、日、米、欧、それぞれに削減案が示され
た。この京都会議に従えば、日本は1990年比で6%
の放出量削減が求められることになる。こうした動きの
中で、各種の炭酸ガス削減方法が提案されている。例え
ば、直接炭酸ガスをCO2ハイドレート等の水和物とし
て海中に固定し、大気中に放出される量を削減しようと
する方法がある。しかし、この方法では炭酸ガスの濃縮
・分離及び海中への圧入に多量のエネルギーを消費し、
コスト高になるとともに炭酸ガスの原料化が出来ず、必
ずしも有効な方法とはいえない。
【0003】さらに、排出される炭酸ガスを原料として
新たな燃料を合成しようとする方法がある。この方法は
触媒を用いるものであり、合成しようとする燃料により
各種の触媒が提案されている。具体的には、火力発電所
から放出される高濃度炭酸ガス含有排ガスから炭酸ガス
を濃縮分離し、得られた炭酸ガスよりメタノールやガソ
リン、あるいはメタンを得ようとするものである。これ
らの中で、炭酸ガスのメタノールヘの転換触媒として
は、E.Ramarosonらは各種の担体にPdを担
持した触媒を検討している。その結果、La 23等の塩
基性担体にPdを担持した触媒が比較的選択性よくメタ
ノールを合成させるとしているが、反応率は極めて低い
ものとなっている。その後各種の検討がなされたにも係
わらず、活性度の高い触媒は得られていない。炭酸ガス
からガソリンヘの転換触媒として、鉄−シリケートを始
めとするメタロシリケート触媒が提案され、これにより
炭酸ガスから直接ガソリンを合成することが可能になっ
たとされているものの、未だ工業化するには問題が多
い。一方、メタノールよりガソリンを製造する触媒は、
米国モービル社により「ゼオライト触媒H−ZSM−
5」として商品化され、ニュージーランドにてガソリン
の工業的生産に供せられている。そして、この触媒の欠
点とされる低級パラフィンの生成を抑えたH−Fe−シ
リケート触媒も開発されている。以上のことから、第1
段で炭酸ガスよりメタノールを製造する触媒塔を用い、
第2段でメタノールよりガソリンを製造する触媒塔を用
いれば、間接的に炭酸ガスよりガソリンを得ることが可
能である。しかし、上記したように、炭酸ガスより効率
よくメタノールを得るための触媒はなく、工業的に炭酸
ガスよりガソリンを得ることは困難となっている。炭酸
ガスよりメタンを製造するための触媒として、三元系複
合触媒(ミクロ−マクロ二元細孔担体担持の鉄属基質−
希土類酸化物−白金族酸化物)が知られており、これを
用いたメタン変換方法では極めて速い反応速度が得られ
ている。しかし、このような炭酸ガスよりメタンを得る
ためには4倍モルの水素が必要とされ、安価な水素が得
られない現状では現実的なものとなっていない。以上述
べた合成燃料を製造する方法は、例えば、ガソリンのよ
うに合成される燃料の付加価値が高いほど経済性が高ま
り、実用的となるが、現在検討されている方法には未だ
多くの問題があり、新規な提案が待たれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単位発電量
当りの炭酸ガス排出量が低減された発電方法を提供する
ことをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、(i)天然ガス発電
工程、(ii)該天然ガス発電工程より排出される炭酸ガ
スを含む燃焼排ガスにメタンを加え、該メタンと該炭酸
ガスとを反応させる改質反応工程及び(iii)該改質反
応工程で得られる合成ガスを燃料とする燃料電池による
発電工程から成ることを特徴とする発電方法が提供され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の発電方法は、天然ガス発
電工程を含む。天然ガス発電は広く実施されているもの
で、従来型のボイラーと蒸気タービンで構成されるコン
ベンショナルタイプや、ガスタービン、廃熱回収ボイラ
ー及び蒸気タービンで構成されるコンバインドサイクル
タイプ等があるが、本発明では、それらのいずれかのタ
イプの発電方式も使用可能である。好ましくは、コンバ
インドサイクルの発電方式が使用される。
【0007】天然ガス発電では、天然ガスを空気や酸素
を用いて燃焼させるが、本発明では、酸化剤として酸素
を用いて燃焼させるのが好ましい。酸化剤として酸素を
用いることにより、炭酸ガスと水蒸気からなる窒素を含
まない燃焼排ガスが得られる。空気を酸化剤として用い
る時には、窒素ガスを含む燃焼排ガスが得られるが、本
発明の場合、窒素の混入は、後続の改質工程における装
置容量を高めるとともに、NOxの発生を伴う等の不都
合を生じることから好ましいものとは言えない。従っ
て、窒素ガスを含む燃焼排ガスは、それから窒素を除去
するための装置、例えば、窒素分離膜装置を使用するこ
とが必要となるが、この場合には、装置コストが高くな
る等の問題を生じる。
【0008】前記天然ガス発電工程から排出される燃焼
排ガスは、炭酸ガス(CO2)と水蒸気(H2O)を含む
混合ガスであるが、そのCO2の割合は、CO2と水蒸気
の合計量に対して、約33モル%程度である。
【0009】前記天然ガス発電工程から排出される燃焼
排ガスの温度は、その具体的発電方式により異なるが、
通常、250〜300℃である。本発明では、このよう
な温度の燃焼排ガスは、そのまま後続の改質反応工程に
供給することができる。
【0010】本発明は、前記天然ガス発電工程で排出さ
れる燃焼排ガス中のCO2にメタンを混合し、そのメタ
ンとCO2とを反応させて一酸化炭素(CO)と水素
(H2)を生成させる改質反応工程を含む。この場合の
改質反応は、次式で表される。 CH4+CO2=2CO+2H2 (1) 燃焼排ガスに対するメタンの添加割合は、CO21モル
当り、0.5〜2.0モル、好ましくは0.5〜1.0
モルの割合である。
【0011】この改質反応は、触媒の存在下、600〜
900℃の温度及び常圧ないし1メガパスカル(MP
a)の圧力の条件下に実施される。触媒としては、従来
公知の各種のものを用いることができる。このような触
媒としては、耐熱性担体に触媒金属を担持させたものを
挙げることができる。この場合、耐熱性担体としては、
アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネ
シア等の金属酸化物が挙げられる。その担体の形状は、
リング状、球状、ペレット状等の各種の形状であること
ができる。触媒金属としては、Ni、Pt、Pd、R
u、Rh、Mo等の第8族金属が挙げられる。触媒金属
は、金属状態や金属酸化物の状態であることができる。
触媒金属の担持量は、触媒全体に対し、10〜50%、
好ましくは10〜25%である。
【0012】本発明では、改質反応系には、スチームを
存在させるのが好ましい。このスチームの存在により、
触媒上でのコーキングの発生が防止される。スチームの
割合は、CO2とメタンの合計量に対して、50〜10
0モル%、好ましくは50〜75モル%の割合である。
触媒金属としては、コーキングの発生を抑制する点か
ら、RuやRhの使用が好ましい。α−アルミナ担体上
にRuとアルカリ土類金属(Ca、Mg、Ba等)を担
持した触媒は、本発明で好ましく使用することのできる
触媒である。
【0013】本発明では、前記のように、改質反応系に
は好ましくはスチームを存在させるが、この場合のスチ
ームとしては、天然ガス発電工程からの燃焼排ガス中に
含まれるスチームを用いることができる。即ち、本発明
では、天然ガス発電工程からの燃焼排ガスに含まれるス
チームの一部あるいは全量を用いて改質反応工程へ供給
することが好ましい。
【0014】本発明は、前記改質反応工程で得られた合
成ガスを燃料とする燃料電池による発電工程を含む。こ
の場合、燃料電池には、従来公知の各種のもの、例え
ば、リン酸型燃料電池(PAFC)、溶融炭酸塩型燃料
電池(MCFC)、固体酸化物型燃料電池(SOF
C)、固体高分子型燃料電池(PEFC)等が包含され
る。本発明では、大容量の発電を行う点から、MCFC
の使用が好ましい。このMCFCは、アノード(燃料
極)としてNi多孔板を、カソード(空気極)としてN
iO多孔板を、電解質としてLi2CO3、K2CO3、N
2CO3等の炭酸塩の1種又は複数種を用いるものであ
る。
【0015】これらの燃料電池のうち、MCFCやSO
FC等は、水素と一酸化炭素との混合ガスを燃料とする
ことができる。PAFCやPEFC等は水素を燃料とす
る。水素を燃料とする燃料電池の場合、合成ガスは、そ
れに含まれるCOを除去して水素濃度を増加させた後、
燃料電池に供給するのが好ましい。この場合、前記改質
反応工程で得られる合成ガスは、シフト反応工程におい
て、一酸化炭素とスチームとを反応させて水素を生成さ
せてガス中の水素濃度を高めることができる。この場合
の反応は次式で表される。 CO+H2O=CO2+H2 (2) このシフト反応は、触媒の存在下、200〜700℃の
温度及び常圧〜3MPaの圧力の条件下で実施される。
【0016】触媒には、従来公知の各種のもの、例え
ば、Fe23系、Cu/ZnO系、貴金属系のもの等が
包含される。これらのシフト反応触媒は、耐熱性担体に
触媒金属を担持させることによって得ることができる。
この場合、耐熱性担体としては、マグネシア、マグネシ
ア−酸化カルシウム−シリカ、マグネシア−シリカ等の
塩基性担体や、アルミナ等の中性担体及びアルミナ−シ
リカ、シリカ等の酸性担体を挙げることができる。触媒
金属としては、Fe、Cu、Zn、Pt、Au等が挙げ
られる。触媒金属の担持量は、全触媒に対して0.1〜
20%程度である。担体上の触媒金属の形態は、Fe2
3系触媒の場合には、Fe23の形態である。この触
媒は、K2O等のアルカリ金属酸化物を含有することが
できる。Cu/ZnO系触媒の場合には、Cu/ZnO
の形態である。シフト反応温度は、使用するシフト反応
触媒の種類によって異なるが、一般的には、200〜7
00℃であり、K2O添加Fe23系触媒の場合には、
500〜700℃であり、Cu/ZnO系触媒の場合に
は、200〜500℃である。
【0017】前記シフト反応におけるスチームの使用割
合は、CO1モル当り、1〜4モル、好ましくは1〜2
モルの割合である。この場合のスチームとしては、合成
ガス中に含まれるスチームを用いることができるが、必
要に応じ、外部から添加することもできる。シフト反応
工程から排出されるシフト反応ガス中の水素濃度は、通
常、20〜60モル%、好ましくは40〜50モル%で
ある。このシフト反応ガスは、水素を燃料とする電池に
よる発電工程にその燃料として供給される。
【0018】次に本発明を図面を参照して説明する。図
1は本発明を実施する場合のフローシートの1例を示
す。図1において、1は天然ガス発電工程、2は改質反
応工程、3は燃料電池(MCFC)発電工程を示す。図
1のフローシートに従って発電を行って電力を得るに
は、天然ガス発電工程1に対して、その燃料としてのメ
タンをライン11を通して供給し、ライン12を通して
その酸化剤としての酸素を供給し、天然ガス発電を行
う。この天然ガス発電工程においては次の反応が起る。
この場合、1時間当り45モルのメタンを原料として供
給するものとする。 45CH4+90O2 → 45CO2+90H2O この天然ガス発電工程1において得られた電力はライン
13を通って回収される。天然ガス発電工程1からは、
ライン14を通って燃焼排ガスが排出される。この燃焼
排ガスは、CO2とH2Oからなる混合ガスである。この
ガスはライン14を通って改質反応工程2に送られる。
一方、この改質反応工程2に対しては、ライン15を通
って反応用メタン45モル/hが供給される。この改質
反応工程2における反応は次式で表される。 45CH4+45CO2 → 90CO+90H2
【0019】なお、ライン16を通って加熱用メタン1
0モル/hがその工程2に供給され、ここで燃焼された
後、燃焼ガスはライン17を通って排出される。この加
熱用メタンの燃焼によって生成した燃焼熱は、改質反応
に対する熱源として消費される。
【0020】改質反応工程2からは、ライン18を通っ
て、水素と一酸化炭素からなる合成ガスが排出され、こ
れは燃料電池(MCFC)による発電工程3に導入さ
れ、燃料電池による発電が行われる。この発電工程3に
おいて得られる電力はライン19を通して回収される。
ライン20からは生成水と炭酸ガスが排出される。
【0021】図1に示したフローシートは種々変更でき
る。MCFCの代わりに他の燃焼電池、例えばPAF
C、PEFCを使用する場合は、改質反応工程の後段に
シフト反応工程を導入し、COの削除と水素濃度を高め
るとともに、膜分離装置を用いて選択的に水素のみを分
離し、前記燃料電池に適した高純度水素を得ることがで
きる。
【0022】
【実施例】次に本発明を実施例により詳述する。
【0023】比較例1 天然ガス発電において、100モル/hのメタンを空気
(200O2+800N2)で燃焼する場合の電力を算出
した。この場合のメタンの燃焼反応は次式で表される。 100CH4+200O2+800N2 → 100CO2
200H2O+800N2 この天然ガス発電においては、メタンの燃焼熱と発電量
との関係により、10.23kWhの電力が得られる。
【0024】実施例1 図1に示したフローシートに従って以下のようにして発
電を行う。まず、天然ガス発電工程1では45モルのメ
タンが深冷分離により得られた90モルの酸素と反応
し、45モルの二酸化炭素と90モルの水からなる燃焼
排ガスが発生する。この際、発生した燃焼熱が発電に用
いられ、4.33kWhの電力が得られる。この場合、
燃焼用に酸素を用いているが、これは、空気に比べて燃
焼排ガス中の窒素による熱損失をなくすとともに、炭酸
ガスの濃縮・分離に消費されるエネルギー損失を避け、
且つ次工程での改質反応の効率を高め、燃料電池での発
電効率を高めるためである。なお、酸素としては、工業
用酸素でよく、特に高純度酸素としなければならないも
のでもない。次に、45モルの二酸化炭素と90モルの
水とを含む燃焼排ガスに、新たに45モルのメタンを添
加し、改質反応工程に供される。改質反応工程からは、
90モルの一酸化炭素と90モルの水素からなる合成ガ
スが得られる。なお、この反応に際しては、反応温度を
600〜900℃とするために、加熱用として10モル
のメタンが費やされ、10モルの二酸化炭素と20モル
の水が発生するが、本実施例では、これらはそのまま大
気中に放出されるものとした。なお、この10モルの二
酸化炭素は、これを改質反応工程に供しても良い。この
ようにして得られた90モルの水素と90モルの一酸化
炭素は燃料電池に供給され、発電に供される。燃料電池
では水素と一酸化炭素が電気化学的に反応して水と炭酸
ガスになり、発生したエネルギーは、発電効率55%で
6.53kWhの電力に転換される。なお、現在開発が
継続されている新たな燃料電池では発電効率が60%に
なると期待されており、これが実現されれば7.12k
Whの発電量となる。以上の結果より、本発明に従え
ば、メタン1モル当たりの発電量は、(4.33+6.
53)/100=0.1086kWhとなり、天然ガス
発電単独の場合のメタン1モル当りの発電量10.23
/100=0.1023kWhよりも6.2%程度のエ
ネルギー効率が増大する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、メタン1モル当りの発
電量は6.2%程度向上するが、これは、換言すれば、
単位発電量当りの炭酸ガス発生量が6.2%減少するこ
とを意味するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する場合のフローシートの1例を
示す。
【符号の説明】
1 天然ガス発電工程 2 改質反応工程 3 燃料電池による発電工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 英夫 北海道札幌市豊平区月寒東2条17丁目2 番1号 工業技術院北海道工業技術研究 所内 (72)発明者 吉田 忠 北海道札幌市豊平区月寒東2条17丁目2 番1号 工業技術院北海道工業技術研究 所内 (72)発明者 張 戦国 北海道札幌市豊平区月寒東2条17丁目2 番1号 工業技術院北海道工業技術研究 所内 審査官 小川 進 (56)参考文献 特開 平9−96201(JP,A) 特開 平4−334871(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/00 - 8/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)天然ガス発電工程、(ii)該天然
    ガス発電工程より排出される炭酸ガスを含む燃焼排ガス
    にメタンを加え、該メタンと該炭酸ガスとを反応させる
    改質反応工程及び(iii)該改質反応工程で得られる合
    成ガスを燃料とする燃料電池による発電工程から成るこ
    とを特徴とする発電方法。
  2. 【請求項2】 該天然ガス発電工程が、天然ガスを酸素
    で燃焼させる工程を含む請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 該燃料電池が、水素と一酸化炭素との混
    合物又は水素を燃料とする燃料電池である請求項1又は
    2の方法。
  4. 【請求項4】 該燃料電池が、リン酸型燃料電池、溶融
    炭酸塩型燃料電池、固体酸化物型燃料電池又は固体高分
    子型燃料電池である請求項1〜3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 該改質反応工程で得られる合成ガス中に
    含まれる一酸化炭素と水蒸気とを反応させるシフト反応
    工程を含み、該シフト反応工程で得られるシフト反応ガ
    スを該燃料電池による発電工程における燃料として用い
    る請求項1〜4のいずれかの方法。
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