JP3076734B2 - 開き窓等の開放保持装置 - Google Patents

開き窓等の開放保持装置

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JP3076734B2
JP3076734B2 JP07036151A JP3615195A JP3076734B2 JP 3076734 B2 JP3076734 B2 JP 3076734B2 JP 07036151 A JP07036151 A JP 07036151A JP 3615195 A JP3615195 A JP 3615195A JP 3076734 B2 JP3076734 B2 JP 3076734B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転型の窓、辷り出し
窓などに設けた障子の開閉に抵抗を加えて、所用の開度
で開いた状態を保持するために取り付けられる開き窓等
の開放保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は一般に、窓枠の上枠にお
ける障子との対向面にガイドレールを固着し、ガイドレ
ールに回転及び摺動自在に設けたアームの先端部を障子
の上框の上面に回転自在に取り付けられるもので、アー
ムのガイドレールとの連結部分に摩擦抵抗が生じる手段
を設け、その障子に対する抵抗の大きさによって、開い
た位置で障子がふらつくことなく保持することができ、
しかも強い突風に煽られた時には、障子が急激に閉まる
ことなく緩やかに閉められるように破損に対する安全性
を保持するものである。
【0003】以上の摩擦抵抗を発生する手段として、ガ
イドレールの溝内にアームを連結したスライダーを係合
し、そのスライダーの一部をネジ調整により膨大する部
分を設け、その膨大部と溝内の上面あるいは両側面とに
摩擦抵抗を得ようとするもので、その手段として、実公
平4−8213号公報及び実公平4−54291号公報
等によって開示してある。前者公報のものは、ガイドレ
ールに係合したスライダーの上面の一部をねじで突き上
げて、ガイドレールの溝の上面に圧接するものである。
また後者公報のものは、スライダーに設けた貫孔内に楔
状の嵌合部材をねじによって挿入保持し、この嵌合部材
によってスライダーの両側面に膨大部を形成し、ガイド
レールの両側面に圧接するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ガイドレールの溝
は下面を開放したものであり、溝に係合したスライダー
は溝の断面積より当然小さいものであり、またスライダ
ーの溝開放口より突設する部分にアームを取り付けるも
のであるから、各公報に記載されたスライダーには、ア
ームの重量とスライダー自体の自重等が垂下する方向に
常に加わっているものである。更にガイドレールは、窓
枠の上枠と障子の上框間の空間が狭いことから、薄く小
型化されているものであり、このことから前述のスライ
ダーの膨脹部による圧接部の面積が小さくなり、加えて
前述のように垂下する力が加わっていることから、大き
な摩擦抵抗が得られず、大型の窓で自重の重い障子には
十分な抵抗を与えることができないという問題があっ
た。
【0005】本発明は以上の問題を解決することにあ
り、大きな摺動抵抗が得られ、スライダー自体の垂下す
る方向に働く自重が摺動抵抗として作動するように構成
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、ガイドレールに沿いスライダーを摺動自在に設け、
該アームの他端部に固定具を回転自在に取り付け、アー
ムのガイドレールに対する摺動性に抵抗を与えて抑制可
能に構成し、ガイドレールと固定具とを、その一方が窓
枠に他方を障子に固着する開き窓等の開放保持装置にお
いて、ガイドレールに凹溝を、その両側面が傾斜して開
放口幅を凹溝の上部幅より狭くしたアリ溝状に設け、ガ
イドレールの凹溝内に、その両側面と同様の斜面を備え
て楔状に形成してあるスライダーを摺動自在に係合し、
スライダーとガイドレールにおける凹溝の開放口面に当
接する支持部材とを止めねじによって連結し、該支持部
材と前記スライダーとに貫通した支持ピンで前記アーム
を回転自在に連結していることを特徴とする。
【0007】前記支持ピンが、アームに回転自在に嵌装
してあると共に、スライダーと支持部材とに連通し、且
つ支持ピンより大の直径をもって開けた透孔に挿通する
ことが好ましい。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、止めねじを締め付けるこ
とにより楔状に形成したスライダーが凹溝の開放口側、
即ち下方へ引き寄せられ、下方へ引き寄せられる程摺動
抵抗が増大するものであり、しかもスライダーや支持部
材等の自重も下方へ作用しているから、この自重も摺動
抵抗力として作用され、スライダーと凹溝との接触面が
磨耗してもこれに応じてスライダーが下降し、殆ど所定
の抵抗力を維持することができるようになる。
【0009】また、支持ピンをスライダーと支持部材と
に連通され支持ピンより大の直径をもって開けた透孔に
挿通してあれば、スライダー及び凹溝の摺動面が大きく
磨耗して、これを修正するために止めねじを締め付けて
スライダーを下降するが、その際、支持ピンはアームに
回転自在に固定したものであるから、スライダーの下降
に関係なく支持ピンはアームの剛性により支持高さが変
わらないものであり、従って上枠と上框間の狭い空間に
おいてアームが障子に触れるような支障を来すことがな
く、常に正常な作動が得られ、且つ装置の小型化を図る
ことができるようになる。
【0010】
【実施例】本発明を具体的に説明すると、図6に示して
いるように、窓枠1に障子2を蝶番25で取り付けた開
き窓において、窓枠1の上枠3と障子2の上框4間に本
装置を設けるもので、上枠3の上框4と対向する面に本
装置のガイドレール5を上枠3の長手方向に沿って固着
し、上框4の上面に固定具6を固着し、ガイドレール5
と固定具6とをアーム7で連結し、ガイドレール5とア
ーム7間に摩擦抵抗を発生する手段を介在するものであ
る。
【0011】本装置を更に詳細に説明すると、図1に示
しているように、ガイドレール5に凹溝8を、ガイドレ
ール5の下面を開放した状態で長手方向に沿って設け、
しかも凹溝8の両側面9,9が上部より開放口10に亘
り傾斜して、上部の幅よりも開放口の幅を狭くした、い
わゆるアリ溝状に形成してある。
【0012】上記ガイドレール5内にスライダー11を
摺動自在に係合してある。スライダー11は図2に示し
ているように、断面台形を成す楔状に形成したもので、
その両斜面12,12が前記凹溝8の両側面9,9と同
様の角度をもって傾斜してある。更にガイドレール5の
下面に沿って摺動する支持部材13を、凹溝8の開放口
10を跨いだ状態で当接していると共に、止めねじ14
でスライダー11に結合して設けてある。
【0013】支持部材13は図3に示しているように、
前記スライダー11とほぼ同様の長さを持ち、厚肉部1
5と薄肉部16とを備え、厚肉部15に前記止めねじ1
4を差し込み、スライダー11の上面に回転不能に埋め
込んだナット17に螺合してある。更に支持部材13の
薄肉部16とスライダー11の薄肉部16と対向する部
位に亘って連通する透孔18が開けてあり、前記アーム
7の基端部に回転自在に起立して設けた支持ピン19を
前記透孔18に挿通して連結している。
【0014】上記支持ピン19は大径部20と小径部2
1とを有し、小径部21をアーム7に挿通してその下端
部を加締めて受け部22を形成して取り付け、大径部2
0を前記透孔18に挿通するが、大径部20は透孔18
の内径より細いもので、大径部20の上端に頭部23を
形成している。しかもこの頭部23はスライダー11に
設けた陥没部24内に納めてある。
【0015】固定具6は断面ハット型をなす帯状板より
なり、その隆起した部分にアーム7の先端部をピンで回
転自在に連結し、固定具6の両端部を障子2の上框4の
上面にビス止めするものである。
【0016】尚、前記固定具6を窓枠1の上枠3に取り
付け、ガイドレール5を障子2の上框4に固着しても良
い。
【0017】以上の構造であるから、止めねじ14の締
め加減を調節することにより、スライダー11の両斜面
12,12と凹溝8の両側面9,9との圧接度合いを調
整することができ、そこに所用の摩擦抵抗を与えること
ができるものである。
【0018】尚、前記ガイドレール5はアルミニウムで
成形してあり、スライダー11はポリアセタール樹脂ま
たはABS樹脂で成形してある。更に凹溝8の両側面
9,9と、スライダー11の両斜面12,12の傾斜角
度を60°±5°程度が最も良い。60°の場合、スラ
イダーの両斜面にスライダーの荷重Pと同等の力Pが加
わり、凹溝の両側面に作用する摩擦抵抗Fは、 F=2μP(μは摩擦係数) となり、スライダーの荷重を小さくしても、荷重の2倍
もの大きな摩擦抵抗が得られるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明の開き窓等の開放保持装置によれ
ば、ガイドレールのアリ溝状の凹溝を備え、凹溝内に楔
状のスライダーを摺動自在に設け、ガイドレールに当接
する支持部材を止めねじでスライダーに連結したもの
で、その止めねじを締め付けることにより、スライダー
が凹溝の開放口側に引き付けられ、そこに摩擦抵抗が発
生するものであるが、このように構成することにより、
スライダー等の自重も開放口側に向かって作用するもの
であるから、止めねじの締め付け力に加えてスライダー
等の自重も加味され、しかも摩擦面が傾斜していること
から、薄いガイドレールであっても、摩擦面を大きく形
成することができることと相俟って、大きな摩擦抵抗が
得られる。また摩擦面に磨耗が生じても、これに応じて
スライダーが下降するから、僅かな磨耗では初期に調整
した摩擦抵抗力と殆ど変わりなく、開いた障子をその位
置で確実に保持することができる。
【0020】更にガイドレール側に連結するアームを、
支持部材とスライダーに連通した透孔に亘って挿通する
支持ピンに回転自在に連結したものであるから、障子の
開閉時に、アームに加わる押し付け力を支持部材とスラ
イダーとによって受けられ、支持部材とスライダーはそ
の結合状態を保って一体的に摺動するものであり、アー
ムの押し付けによって止めねじが緩んだり逆に締め込ま
れることがなく、当初に設定された締め付け力を確実に
保持するものである。
【0021】しかも、上記透孔の内径を支持ピンの外径
より大きく形成したものであれば、支持ピンはアームの
剛性によって起立するもので、スライダーを止めねじで
下降しても、これに連れて支持ピンが下降されることが
ないから、スライダーを止めねじで下降するように調整
しても支持ピンは下降されず、従ってアームがスライダ
ーに伴って下降されないことから、窓枠の上枠と障子の
上框間が狭くても、アームが上框に接触することがな
く、摩擦抵抗を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開き窓等の開放保持装置を示す斜
視図である。
【図2】図1のA−A線矢視の断面図である。
【図3】図1のB−B線矢視の断面図である。
【図4】本装置を窓に取り付けた状態を示す平面図であ
る。
【図5】本装置を窓に取り付けた状態を示す縦断面図で
ある。
【図6】本装置を窓に取り付けた概要を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 窓枠 2 障子 5 ガイドレール 6 固定具 7 アーム 8 凹溝 9 凹溝の側面 10 開放口 11 スライダー 12 スライダーの斜面 13 支持部材 14 止めねじ 18 透孔 19 支持ピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレール(5)に沿いアーム(7)
    を摺動自在に設け、該アーム(7)の他端部に固定具
    (6)を回転自在に取り付け、アーム(7)のガイドレ
    ール(5)に対する摺動性に抵抗を与えて抑制可能に構
    成し、ガイドレール(5)と固定具(6)とを、その一
    方が窓枠(1)に他方を障子(2)に固着する開き窓等
    の開放保持装置において、前記ガイドレール(5)に凹
    溝(8)をその両側面(9,9)が傾斜して開放口(1
    0)の幅を凹溝(8)の上部幅より狭くしたアリ溝状に
    設け、ガイドレール(5)の凹溝(8)内に、その両側
    面(9,9)と同様の斜面(12,12)を備えて楔状
    に形成してあるスライダー(11)を摺動自在に係合
    し、スライダー(11)とガイドレール(5)における
    凹溝(8)の開放口(10)面に当接する支持部材(1
    3)とを止めねじ(14)によって連結し、該支持部材
    (13)と前記スライダー(11)とに貫通した支持ピ
    ン(19)で前記アーム(7)を回転自在に連結してい
    ることを特徴とする開き窓等の開放保持装置。
  2. 【請求項2】 前記支持ピン(19)が、アーム(7)
    に回転自在に嵌装してあると共に、スライダー(11)
    と支持部材(13)とに連通し、且つ支持ピン(19)
    より大の直径をもって開けた透孔(18)に挿通してあ
    ることを特徴とする請求項1に記載の開き窓等の開放保
    持装置。
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