JP3076680U - 梯子製作治具および鋼製梯子 - Google Patents
梯子製作治具および鋼製梯子Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平定盤上での溶接作業は溶接姿勢が悪く、製
作精度が悪く、作業効率が悪い。また、サイドフレーム
の幅に対し、1/2程度の丸穴を明け、ステップの角棒
と間に円弧の隙間ができ、該隙間および大きい穴を全周
溶接するために溶接長が長くなり、溶接時の熱影響でサ
イドフレーム自体を歪ませる、特に、サイドフレームに
平板鋼を用いた場合には歪みが著しかった。 【解決手段】 両端の脚1間に中心棒2が架設され、該
中心棒2には、両櫛歯状に数個の支持台3が水平に設け
られ、該支持台3は、両端に当板6が設けられ、該押板
7にナット7に溶接し、ボルト9を螺装し、サイドフレ
ーム21は、所定の間隔で穴23を設け、該穴23は、
角棒の丸棒24を嵌合し、支持台3を左右に回動して係
止し、全ての溶接が下向き溶接でできるものである。
作精度が悪く、作業効率が悪い。また、サイドフレーム
の幅に対し、1/2程度の丸穴を明け、ステップの角棒
と間に円弧の隙間ができ、該隙間および大きい穴を全周
溶接するために溶接長が長くなり、溶接時の熱影響でサ
イドフレーム自体を歪ませる、特に、サイドフレームに
平板鋼を用いた場合には歪みが著しかった。 【解決手段】 両端の脚1間に中心棒2が架設され、該
中心棒2には、両櫛歯状に数個の支持台3が水平に設け
られ、該支持台3は、両端に当板6が設けられ、該押板
7にナット7に溶接し、ボルト9を螺装し、サイドフレ
ーム21は、所定の間隔で穴23を設け、該穴23は、
角棒の丸棒24を嵌合し、支持台3を左右に回動して係
止し、全ての溶接が下向き溶接でできるものである。
Description
【0001】
この考案は、鋼製垂直梯子の製作治具および鋼製梯子に関するものである。
【0002】
従来の技術を図6、図7および図8で示すように、平定盤30にサイドフレー ム31を対に設置し、梯子が所定の幅となるよう一定の長さのステップ32を等 間隔に溶接していた。船用鋼製垂直はしごは、JIS F2602に記載されて いる。
【0003】 該サイドフレーム31は、不等辺山形鋼または平板鋼(厚さ9mm、幅65m m程度)を使用し、所定の間隔で穴33を設けていた。
【0004】 該ステップ32は、角棒(一辺長さ19mmまたは22mm程度)を使用し、 梯子の上下方向に角棒の角となるように溶接されていた。
【0005】 該穴33は、19mm角棒であれば、対角線長さ28mm直径の穴を明け、2 2mm角棒であれば、対角線長さ32mm直径の穴を明けていた。
【0006】 そして、図7に示すように、サイドフレーム31の穴33にステップ32の夫 々端部を挿入して溶接するのであるが、丸い穴33に正方形のステップ32を挿 入するのであるから、図8に示すように、4つの円弧の間隙34ができる。該間 隙34を両面から海水が浸入しないように全周溶接により溶接しなければならな い。
【0007】 また、平定盤30設置したまま、溶接するには横向きまたは上向き溶接となり 、溶接姿勢が悪いため、どうしても製作精度も悪く、作業効率が悪い。また、サ イドフレーム31の幅65mm程度のものに略1/2の30mm程度の穴を明け 、ステップ32を溶接するので 、溶接長も長くなり、サイドフレーム31自体 に熱影響を及ぼし、歪みを発生するなどしていた。
【0008】
従来の技術で述べたように、平定盤上での溶接作業は溶接姿勢が悪く、製作精 度が悪く、作業効率が悪い。また、サイドフレームの幅に対し、1/2程度の丸 穴を明け、ステップの角棒と間に円弧の隙間ができ、該隙間および大きい穴を全 周溶接するために溶接長が長くなり、溶接時の熱影響でサイドフレーム自体を歪 ませる、特に、サイドフレームに平板鋼を用いた場合には歪みが著しく、問題点 を有していた。
【0009】 この考案は、従来の技術の有するこのような不十分な点に鑑みてなされたもの であり、その目的とするところは、人間工学に基づいた、鋼製梯子の部材のセッ ティングおよび全て下向き溶接で作業できる治具を設け、製作精度の向上を図る と共に、無駄な溶接とその熱影響でサイドフレームに及ぼす歪みを回避しようと するものである。
【0010】
上記目的を達成するために、この考案は、両端の脚間に中心棒が架設され、該 中心棒には、両櫛歯状に数個の支持台が水平に設けられ、該支持台は、左回動9 0度、右回動90度、または水平に係止するようになっており、支持台の片方端 に当板が設けられ、該当板の内側には、押板が設けられ、該押板にキリ穴を通し 、該キリ穴にナットを溶接し、該ナットに内側からボルトを螺装し、支持台の他 方端は、内側に当板が設けられ、該当板の外側には、押板が設けられ、該押板に キリ穴を通し、該キリ穴にナットを溶接し、該ナットに外側からボルトを螺装す るものである。
【0011】 サイドフレームは、所定の間隔で穴を設け、該穴は、角棒の一辺の長さと略
同 じ直径の穴を明け、該ステップの両端は、長さ7mm程度で角棒の一辺の長さと 略同じ直径の丸棒に加工し、サイドフレームの穴にステップの丸棒を嵌合し、サ イドフレームにステップが所定の形状に設置されると、支持台を左右に回動して 係止し、全ての溶接が下向き溶接でできるものである。
同 じ直径の穴を明け、該ステップの両端は、長さ7mm程度で角棒の一辺の長さと 略同じ直径の丸棒に加工し、サイドフレームの穴にステップの丸棒を嵌合し、サ イドフレームにステップが所定の形状に設置されると、支持台を左右に回動して 係止し、全ての溶接が下向き溶接でできるものである。
【0012】
この考案は、梯子の部材のセッティングおよび全て下向き溶接で作業できる両 櫛歯状の治具を用い、梯子を製作しようとするものである。該治具は、中心棒、 櫛の歯に相当する数個の支持台および両端の脚で概ね構成されており、中心棒と 支持台は一体になっており、両端で支持された脚間で左回動90度、右回動90 度して係止するようになっている。支持台の両端には不等辺山形鋼または平板を 所定の位置に設置し、ボルト・ナットにより螺着できるようになっている。
【0013】 また、ステップに用いる角棒の両端は、長さ7mm程度、角棒の一辺の長さと 略同じ直径の丸棒に加工し、サイドフレーム側にも嵌合できる穴を設け、該支持 台上で、図2で示す左側のサイドフレームを先に支持台上に設置してボルトによ り仮押えを行い、先端を加工したステップの片方端をサイドフレームの穴に挿入 し、右側のサイドフレームを支持台上に設置し、サイドフレームの片方端から順 次、ステップの他方端をサイドフレームの穴に挿入しながらボルトを締めていき 、サイドフレームと数本のステップを調整しながら設置する。
【0014】 所定の梯子の形が設置されると、支持台を左回動90度または反転させ、下向 きで溶接のできる個所を溶接することにより、全ての溶接を下向き溶接で行おう とするものである。
【0015】
この考案の技術を図1、図2、図3、図4および図5で示すように、両端の脚 1間に中心棒2が架設され、該中心棒2には、両櫛歯状に数個の支持台3が水平 に設けられている。
【0016】 中心棒2の両端には、軸4が各々に設けられ、該脚1の頂部に設けられた軸受 5で支えられ、左回動90度、右回動90度、または水平に係止するようになっ ている。
【0017】 図2を用いて、該支持台3を説明すると、支持台3の片方端、左側には、当板 6が設けられ、該当板6の内側には、押板7が設けられ、該押板7にキリ穴10 を通し、該キリ穴10にナット8を溶接し、該ナット8に内側からボルト9を螺 装する。
【0018】 支持台3の他方端、右側には、内側に当板60が設けられ、該当板60の外側 には、押板70が設けられ、同様に、該押板70にキリ穴11を通し、該キリ穴 11にナット80を溶接し、該ナット80に外側からボルト90を螺装する。
【0019】 図4および図5に示すように、サイドフレーム21は、不等辺山形鋼または平 板鋼(厚さ9mm、幅65mm程度)を使用し、所定の間隔で穴23を設ける。 該穴23は、角棒の一辺の長さと略同じ直径の穴23を明ける。
【0020】 該ステップ22は、角棒(一辺長さ19mmまたは22mm程度)を使用し、 ステップ22の両端は、長さ7mm程度で角棒の一辺の長さと略同じ直径の丸棒 24に加工する。
【0021】 支持台3の左端の当板6と押板7の間には、サイドフレーム21の片側が設置 され、ボルト9により螺着され、所定の位置に固定する。
【0022】 設置されたサイドフレーム21の穴23にステップ22の片端部の丸棒24を 嵌合し、支持台3の右端の当板60と押板70の間には、サイドフレーム21の 他側が設置し、サイドフレーム21の片方端からステップ22の他端部の丸棒2 4を嵌合しながら、ボルト90により螺着され、所定の位置に固定する。
【0023】 サイドフレーム21にステップ22が所定の形状に設置されると、図3に示す ように、支持台3を左回動90度し、係止する。そうすることにより、図2でい う、サイドフレーム21とステップ22の左内側および右外側の全周溶接が下向 き溶接でできる。反転させると、同様に、左外側および右内側の全周溶接が下向 き溶接ででき、全ての溶接が下向き溶接でできる。
【0024】
この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 この考案は、梯子の部材のセッティングおよび全て下向き溶接で作業できる治具 を設け、製作精度の向上を図ると共に、無駄な溶接で作業効率が低下することな く、その熱影響でサイドフレームに及ぼす歪みもなく、安全性の向上と作業効率 の向上を図るものである。
【図1】この考案の梯子製作治具を平面図で略示したも
のである。
のである。
【図2】この考案の梯子製作治具を側面図で略示したも
のである。
のである。
【図3】この考案の梯子製作治具の支持台が回動したと
ころを側面図で略示したものである。
ころを側面図で略示したものである。
【図4】この考案のサイドフレームにステップが嵌合
し、溶接した状態を略示したものである。
し、溶接した状態を略示したものである。
【図5】この考案のサイドフレームとステップが嵌合し
た状態を略示したものである。
た状態を略示したものである。
【図6】従来の梯子を平定盤に設置して平面図で略示し
たものである。
たものである。
【図7】従来のサイドフレームにステップが嵌合し、溶
接した状態を略示したものである。
接した状態を略示したものである。
【図8】従来のサイドフレームとステップが嵌合した状
態を略示したものである。
態を略示したものである。
1 脚 2 中心棒 3 支持台 4 軸 5 軸受 6 当板 60 当板 7 押板 70 押板 8 ナット 80 ナット 9 ボルト 90 ボルト 10 キリ穴 11 キリ穴 21 サイドフレーム 22 ステップ 23 穴 24 丸棒
Claims (2)
- 【請求項1】 両端の脚間に中心棒が架設され、該中心
棒には、両櫛歯状に数個の支持台が水平に設けられ、該
支持台は、左回動90度、右回動90度、または水平に
係止するようになっており、支持台の片方端に当板が設
けられ、該当板の内側には、押板が設けられ、該押板に
キリ穴を通し、該キリ穴にナットを溶接し、該ナットに
内側からボルトを螺装し、支持台の他方端は、内側に当
板が設けられ、該当板の外側には、押板が設けられ、該
押板にキリ穴を通し、該キリ穴にナットを溶接し、該ナ
ットに外側からボルトを螺装することを特徴とする梯子
製作治具および鋼製梯子。 - 【請求項2】 サイドフレームは、所定の間隔で穴を設
け、該穴は、角棒の一辺の長さと略同じ直径の穴を明
け、該ステップの両端は、長さ7mm程度で角棒の一辺
の長さと略同じ直径の丸棒に加工し、サイドフレームの
穴にステップの丸棒を嵌合し、サイドフレームにステッ
プが所定の形状に設置されると、支持台を左右に回動し
て係止し、全ての溶接が下向き溶接でできる請求項1記
載の梯子製作治具および鋼製梯子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007026U JP3076680U (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 梯子製作治具および鋼製梯子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007026U JP3076680U (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 梯子製作治具および鋼製梯子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076680U true JP3076680U (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=43209732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007026U Expired - Lifetime JP3076680U (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 梯子製作治具および鋼製梯子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076680U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05169249A (ja) * | 1991-12-11 | 1993-07-09 | Komatsu Giken Kk | 窒素封入型噴流式ハンダ付け装置 |
JP2018140428A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 株式会社コクホ | 梯子製造装置及び梯子製造方法 |
-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000007026U patent/JP3076680U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05169249A (ja) * | 1991-12-11 | 1993-07-09 | Komatsu Giken Kk | 窒素封入型噴流式ハンダ付け装置 |
JP2018140428A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 株式会社コクホ | 梯子製造装置及び梯子製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |