JP3076657U - 耐水筆記用シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中、雨中、湿気中、発汗中など水気がある
に拘らず、鉛筆で即座に筆記して筆記あとを維持でき、
また、けしゴムで筆記あとを消去できるようにした耐水
筆記用シートを提供する。 【解決手段】 水中、雨中、湿気中、発汗中など水気が
あるに拘らず、鉛筆で筆記できるようにしたシートであ
って、表面１１又は／及び裏面１２に、鉛筆で筆記した
あとの鉛筆芯物質の微粒が残留できる耐水性の微細凹凸
面１０１を形成した耐水性不透明色の合成樹脂フイルム
１０からなるもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、水中、雨中、湿気中、発汗中など水気があるに拘らず鉛筆で筆記で きるようにした耐水筆記用シートに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の筆記用紙は、水中、雨中では、用紙が水を含んで、鉛筆で筆記すること は不可能になり、また、湿気中、発汗中は、用紙が水分で湿潤すれば、鉛筆で筆 記することが不可能になる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、用紙が水中、雨中、湿気中、発汗中など水気があるに拘らず、即座 に鉛筆で筆記して筆記あとを維持でき、また、けしゴムで筆記あとを消去するこ ともできるようにした耐水筆記用シートを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案耐水筆記用シートは、上記課題を達成するため、図示するように、水中 、雨中、湿気中、発汗中など水気があるに拘らず、鉛筆で筆記できるようにした シートであつて、表面１１又は／及び裏面１２に、鉛筆で筆記したあとの鉛筆芯 物質の微粒が残留できる耐水性の微細凹凸面１０１を形成した耐水性不透明色の 合成樹脂フイルム１０からなるものである。 本考案において、耐水性の合成樹脂フイルムは、ポリエチレンテレフタレート フイルムなどのポリエステル系フイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリプロピ レンフイルムなど公知の耐水性フイルムはすべて含まれる。また、不透明色のフ イルムは、鉛筆で筆記して視認できる白色、又は、黄色、その他淡色系のものが 好ましい。 フイルム面の微細凹凸面の形成は、微粒砂等をフイルム面に吹きつけて形成す る方法、シリカ微粒、各種ビース微粒等を耐水合成樹脂製コーテイング液と混合 してフイルム面に塗布する表面コーテイング方法等が好ましい。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態が図１に示されている。 本考案実施例の耐水筆記用シートは、５０ミクロン又は７５ミクロンの厚みの 耐水性のポリエチレンテレフタレートフイルム１０の表面１１及び裏面１２に、 平均粒径１０ミクロン以下のシリカ微粒を１５〜６５重量％混合したアクリル樹 脂系、その他の公知の耐水コーテイング液を、グラビアロール等で薄くコーテイ ングして、耐水性の微細凹凸面１０１を形成したものである。 従つて、例えば、水中であつても、本考案シートは、鉛筆で直ちに筆記でき、 勿論、雨中、湿気中、発汗中でも、本考案シートは耐水性のため、水分により影 響されることなく、鉛筆で筆記できる。 鉛筆筆記すれば、筆記あとの鉛筆芯微粒は、シートの微細凹凸面１０１内に残 留して筆記あとを残すことになり、筆記あとは、水流、手触りなどにより、容易 に消失したり、色あせたりすることはない。 なお、筆記あとは、微細凹凸面１０１にけしゴムを使用して数回こすれば、消 去することもできる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案によれば、水中、雨中、湿気中、発汗中など水気が多い場合でも、本考 案筆記用シートは、影響を受けずに、鉛筆で即座に筆記して、筆記あとを維持で き、また、必要に応じ、けしゴムで鉛筆の筆記あとも消去できる。 また、本考案品は、比較的容易に製造でき、安価につく利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態を示す拡大断面図である。

【符号の説明】

１０ 耐水性合成樹脂フイルム １１ 表面 １２ 裏面 １０１ 耐水性微細凹凸面

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水中、雨中、湿気中、発汗中など水気が
   あるに拘らず、鉛筆で筆記できるようにしたシートであ
   つて、表面又は／及び裏面に、鉛筆で筆記したあとの鉛
   筆芯物質の微粒が残留できる耐水性の微細凹凸面を形成
   した耐水性不透明色の合成樹脂フイルムからなることを
   特徴とする耐水筆記用シート。