JP3076630U - 座卓に用いる中掛け布団 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 座卓と、床との間に配置し、利用者の下に敷
くことにより敷布団として利用され、肌寒い日や居眠り
をする時においては、そのまま掛け布団としても利用可
能な座卓に用いる中掛け布団を提供するものである。 【解決手段】 床の上に敷き、その上に座卓１０を載
せ、前記座卓１０の下面側であって前記床との間に保温
空間を形成するための中掛け布団１であって、前記座卓
１０を前記中掛け布団１の上に載せた際に、前記座卓の
脚１１に対応する前記中掛け布団１の対応部位に、前記
座卓の脚１１が挿通可能な脚挿通用開口２を設けたこと
を特徴とする座卓に用いる中掛け布団。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、床の上に敷き、その上に座卓を載せ、座卓の下面側であって床との 間に保温空間を形成するための中掛け布団であり、必要に応じて敷布団として利 用することも可能な座卓に用いる中掛け布団に関するものである。 尚、座卓とは、室内において用いる脚の短いテーブルであって、所謂座り机や櫓 ごたつ等を含むものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、座卓と、床との間に配置される布団は、敷布団として用いられ、他の使 用形態を有するものではなかった。そのため、肌寒い日や居眠りをする時等にお いては、毛布やタオルケット等の掛け布団を別に用意し、その掛け布団を掛けて 、暖をとる必要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案は、座卓と、床との間に配置し、利用者の下に敷くことにより 敷布団として利用され、肌寒い日や居眠りをする時等においては、毛布やタオル ケット等の掛け布団を用意する必要がなく、そのまま掛け布団としても利用可能 な中掛け布団を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、床の上に敷き、 その上に座卓を載せ、前記座卓の下面側であって前記床との間に保温空間を形成 するための中掛け布団であって、前記座卓を前記中掛け布団の上に載せた際に、 前記座卓の脚に対応する前記中掛け布団の対応部位に、前記座卓の脚が挿通可能 な複数の脚挿通用開口を設けた座卓に用いる中掛け布団を構成するものである。

【０００５】 さらに、前記複数の脚挿通用開口から、前記中掛け布団の周縁に達するそれぞれ １本の切込みを設けた座卓に用いる中掛け布団を構成するものである。

【０００６】 さらにまた、前記複数の脚体挿通用開口に沿って、アドラー加工を施している座 卓に用いる中掛け布団を構成するものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、この考案になる座卓に用いる中掛け布団について図面に示す具体的な実施 例に基づいて説明する。

【０００８】 図１は、この考案に係る中掛け布団について、その具体的な実施例を示すもので あり、図１Ａは、中掛け布団の第１の具体的な実施例について示す概略的な平面 図であって、図１Ｂは、中掛け布団の第２の具体的な実施例について示す概略的 な平面図である。

【０００９】 図２は、その第２の具体的な実施例に係る中掛け布団の使用態様について示すも のであり、図２Ａは、中掛け布団を敷布団として使用した状態を示す概略的な斜 視図であって、図２Ｂは、中掛け布団を掛け布団として使用した状態を示す概略 的な斜視図である。

【００１０】 第１の具体的な実施例における前記中掛け布団１は、図１Ａに示すように、前記 座卓の４本の脚１１に対応する対応部位に、それぞれの脚１１が挿通可能なよう に４つの脚挿通用開口２を設けられたものにより構成されている。

【００１１】 また、第２の具体的な実施例における前記中掛け布団１は、図１Ｂに示すように 、利用者が掛け布団として用いる場合において、保温性を向上させるのに適する ように、４つの脚挿通用開口２のそれぞれから、前記中掛け布団１の四隅角に１ 本の切込み３が設けられたものにより構成されている。

【００１２】 この考案になる具体的な実施例の中掛け布団１は、４本の脚１１を有する平面視 形状において正方形をなした座り机や櫓ごたつ等の座卓１０に対応しており、平 面視形状において前記座卓１０よりも大きな正方形をなしている。

【００１３】 この考案になる前記中掛け布団１は、図１に示すように、幅寸法及び長さ寸法Ｌ ₁ がそれぞれ約２００〜２５０ｃｍ程度の平面視形状において正方形をなしてお り、それぞれの前記脚挿通用開口２の間隔寸法Ｌ₂ が約８０〜１５０ｃｍ程度で 構成されている。また、前記脚挿通用開口２は、直径寸法Ｒが約１５ｃｍ程度の 平面視形状において円形により構成されている。

【００１４】 尚、それぞれの寸法は、上記寸法に限定されるものではなく、また前記中掛け布 団１及び前記脚挿通用開口２の平面視形状も上記の形状に限定されるものではな く、座卓１０や座卓の脚１１の大きさ、及び座卓の脚１１の位置間隔に応じて適 宜設計され、前記脚挿通用開口２の数も前記座卓の脚１１の本数に応じて適宜設 計されるものである。

【００１５】 この考案になる前記中掛け布団１は、基本的には、表生地、中芯及び裏生地によ り構成されている。前記表生地は、例えば、ポリエステル、綿等の素材で構成さ れ、デザイン性を考慮してプリント処理されていてもよい。前記裏生地は、例え ば、前記表生地と同様の素材で構成されるか、もしくはアクリル等の素材により 構成され、肌触りを良くするために起毛処理等が施されていてもよい。前記中芯 は、ポリエステル等の綿により構成されており、前記表生地、前記裏生地とを重 ね合わせ、前記中芯をそれらの間に重ね合わせて縫着し、キルティング加工ＫＲ することにより前記中芯がずれることなく一体化されている。

【００１６】 さらに、この考案になる前記中掛け布団１は、図１に示すように、外周囲、前記 脚挿通用開口２、及び切込み３に沿って、アドラー加工ＡＤが施されている。こ のように、前記アドラー加工ＡＤを施すことにより、前記中掛け布団１及び前記 脚挿通用開口２の耐久性、及びデザイン性の向上を図ることができる。

【００１７】 この考案になる前記中掛け布団１は、図２に示すように、床の上に敷き、前記脚 挿通用開口２に前記座卓の脚１１が挿通可能なように位置決めして置かれ、その ため、前記中掛け布団１が前記座卓の脚１１に押さえられることなく上下に移動 可能なように構成されている。

【００１８】 上記するように、前記中掛け布団１は、前記脚挿通用開口２に前記座卓の脚１１ が挿通するように置かれているため、図２Ａに示すように、前記中掛け布団１を 、利用者２０の下に敷くことにより敷布団として利用され、図２Ｂに示すように 、肌寒い日や居眠りをする時等においては、前記中掛け布団１を上に移動させ、 前記中掛け布団１を利用者２０に掛けることにより、掛け布団として利用するこ とも可能である。

【００１９】

【考案の効果】

以上の構成になる中掛け布団は、座卓の脚を、中掛け布団に設けられた脚挿通用 開口に挿通した状態において、座卓と、床との間に配置することにより、中掛け 布団が座卓の脚で押さえられることなく上下に移動が可能なように構成されてい る。

【００２０】 そのため、利用者の下に敷くことにより敷布団として利用され、肌寒い日や居眠 りをする時等において、毛布やタオルケット等の掛け布団を用意するために利用 者が移動する必要がなく、中掛け布団をそのままの位置状態で上に移動させて利 用者に掛けることにより掛け布団として利用できるという点で極めて実用性及び 利便性が高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、この考案に係る中掛け布団について、
その具体的な実施例を示すものであり、図１Ａは、中掛
け布団の第１の具体的な実施例について示す概略的な平
面図であって、図１Ｂは、中掛け布団の第２の具体的な
実施例について示す概略的な平面図である。

【図２】図２は、この考案に係る中掛け布団について、
その第２の具体的な実施例に係る中掛け布団の使用態様
について示すものであり、図２Ａは、中掛け布団を敷布
団として使用した状態を示す概略的な斜視図であって、
図２Ｂは、中掛け布団を掛け布団として使用した状態を
示す概略的な斜視図である。

【符号の説明】

１ 中掛け布団 ２ 脚挿通用開口 ３ 切込み １０ 座卓 １１ 座卓の脚 ＡＤ アドラー加工

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１１月２１日（２０００．１１．
２１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 床の上に敷き、その上に座卓を載せ、前
   記座卓の下面側であって前記床との間に保温空間を形成
   するための中掛け布団であって、前記座卓を前記中掛け
   布団の上に載せた際に、前記座卓の脚に対応する前記中
   掛け布団の対応部位に、前記座卓の脚が挿通可能な複数
   の脚挿通用開口を設けたことを特徴とする座卓に用いる
   中掛け布団。
2. 【請求項２】 前記複数の脚挿通用開口から、前記中掛
   け布団の周縁に達するそれぞれ１本の切込みを設けたこ
   とを特徴とする請求項１に記載の座卓に用いる中掛け布
   団。
3. 【請求項３】 前記複数の脚体挿通用開口に沿って、ア
   ドラー加工を施していることを特徴とする請求項１に記
   載の座卓に用いる中掛け布団。