JP3076586B2 - 無黄変型成形樹脂およびその製造方法 - Google Patents

無黄変型成形樹脂およびその製造方法

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JP3076586B2 JP02124093A JP12409390A JP3076586B2 JP 3076586 B2 JP3076586 B2 JP 3076586B2 JP 02124093 A JP02124093 A JP 02124093A JP 12409390 A JP12409390 A JP 12409390A JP 3076586 B2 JP3076586 B2 JP 3076586B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリチオールとポリイソシアネートとの反応
により得られる硬質系のチオカルバメート樹脂およびそ
の製造方法に関する。使用する原料のポリチオールとポ
リイソシアネートの分子量、官能基数を変えることによ
り様々な物性を有する成形物を作ることが可能である。
〔従来の技術〕
反応射出成形法(Reaction Injection Molding;以下R
IMと略す)により製造される硬質ウレタンRIM成形物に
ついては多くの特許および報文が提出され、様々の分野
で製品として実際に使用されている。そのような特許と
しては、特公昭57−61043、特開昭60−84319などがあ
る。また、「Polyurethanes in Automotive:Technical
Aspects For Their Use in Passenger Vehicles」Journ
al of Cellular Plastics,May/June,1983、および、「A
NEW POLYURETHANE RIM MATERIAL TO ANSWER THE THERM
OPLASTIC STRUCTURAL FOAM CHALLENGE」S.P.I 1983年
World Congress,118ページには、実際の応用例が記載さ
れている。上記の特許および報文はいずれも、主として
芳香族ポリイソシアネートと低分子量ポリヒドロキシ化
合物の反応により得られるウレタン系硬質RIM成形物に
関する。これらは耐候性が悪く、空気中に放置すると成
形物の表面が黄色に変色するいわゆる黄変型の硬質ウレ
タンに属する。
これに対し、脂肪族ポリイソシアネートとポリヒドロ
キシル化合物の反応により得られるウレタンは、本来い
わゆる無黄変型に属する。無黄変型ウレタンの場合、脂
肪族イソシアネートの反応性が芳香族イソシアネートに
比べ低いので、通常の機械的特性を有する成形物を得、
またそのキュア性を確保するためには金属触媒などを使
用せざるを得ない。そのために耐熱性や耐候性が悪化し
やすい。
特願平1−336613号明細書には、ポリチオール化合物
と有機ポリイソシアネートをアミン触媒の存在下に反応
させて得るチオカルバメート系樹脂組成物について記載
されている。また、特願平1−336616号明細書には、高
分子量ポリチオール化合物、芳香族ポリアミン鎖延長剤
および有機ポリイソシアネートをアミン触媒の存在下で
反応射出成形法により反応させてチオカルバメート系エ
ラストマー成形物を製造する方法について記載されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、優れた硬化性を有する耐候性、耐熱
性の良好な新規な無黄変型のRIM成形物を提供すること
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意研究
を重ねた結果、驚いたことに脂肪族ポリイソシアネート
とポリチオール化合物をごく少量のアミン系化合物の共
存下で反応射出成形法により反応硬化することにより、
優れたキュア性を有する無黄変型のチオカルバメート系
樹脂が得られることを見出した。
すなわち本発明は、 (1) (a)一分子中に脂肪族炭素原子と結合したメルカプト
基を2ケ以上有するポリチオール化合物またはその混合
物であって、メルカプト基当たりの平均当量が47〜250
である成分、 および (b)脂肪族ポリイソシアネートを含む成分を (c)アミン化合物を触媒として反応させ、反応射出成
形法により、製造することを特徴とする成形密度が0.7g
/cm3以上、かつ曲げ弾性率が5000Kg/cm2以上である無黄
変型成形樹脂の製造方法。
(2) (b)脂肪族ポリイソシアネートが脂環式ポリイソシア
ネート又は多環式脂肪族ポリイソシアネートであること
を特徴とする請求項(1)記載の無黄変型成形樹脂の製
造方法、 に関する。
本発明において使用可能な成分(a)すなわち一分子
中に脂肪族炭素原子と結合したメルカプト基を2ケ以上
有するポリチオール化合物としては、具体的には例えば
下記の化合物がある。
1,2−ジメルカプトエタン、1,2−ジメルカプトプロパ
ン、1,3−ジメルカプトプロパン、1,2−ジメルカプトブ
タン、1,6−ジメルカプトヘキサン、ジ(2−メルカプ
トエチル)エーテル、ビス(2−メルカプトエチル)ス
ルフィド、1,8−ジメルカプト−3,6−ジオキサオクタ
ン、HSCH2CH2SCH2CH(SCH2CH2SH)CH2SH、1,3,5−トリ
ス(3−メルカプトプロピル)イソシアヌレート、1,3,
5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジチオン−6−(ジブ
チルアミノ)、2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジ
ンなどがある。
また、エチレングリコール−ビス(メルカプトアセテ
ート)、エチレングリコール−ビス(3−メルカプトプ
ロピオネート)、グリセリン−トリス(メルカプトアセ
テート)、グリセリン−トリス(3−メルカプトプロピ
オネート)、トリメチロールプロパン−トリス(メルカ
プトアセテート)、トリメチロールプロパン−トリス
(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリト
ール−テトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、
ジクロロネオペンチルグリコール−ビス(3−メルカプ
トプロピオネート)、ジブロモネオペンチルグリコール
−ビス(3−メルカプトプロピオネート)などの低分子
量グリコールとメルカプト基含有カルボン酸とのエステ
ルも成分(a)として使用可能である。
あるいはまた、分子量の大きいポリエーテルポリオー
ルとメルカプト基含有カルボン酸とのエステルも使用可
能である。具体的には例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール、エチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミンなどのポリオールまたはポリアミン
に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドおよび
ブチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを付加
したポリエーテルポリオール、あるいは、テトラヒドロ
フランの開環重合により得られるポリテトラメチレンエ
ーテルグリコールなどと、メルカプト酢酸、3−メルカ
プトプロピオン酸などのメルカプト基含有カルボン酸と
のエステルがある。
分子量の大きいポリエステルポリオールとメルカプト
基含有カルボン酸とのエステルも成分(a)として使用
できる。具体的には例えば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパンなどのポリオールと、ア
ジピン酸、フタール酸などの二塩基酸とのエステル化に
より得られるポリエステルポリオールや、ポリカプロラ
クトンに、メルカプト酢酸、3−メルカプトプロピオン
酸などのメルカプト基を含有するカルボン酸をエステル
化反応させて得られるエステルがある。
上記のメルカプト基含有カルボン酸は、好ましくは炭
素数2以上、より好ましくは2〜8、最も好ましくは3
〜4である。具体的にはメルカプト酢酸、2−メルカプ
トプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン酸、3−メ
ルカプト−酪酸などがある。また、メルカプト基含有カ
ルボン酸はメルカプト基を2個以上含有していても良
く、例えばジメルカプトプロピオン酸などがある。
これらのポリチオール化合物は未反応のメルカプトカ
ルボン酸が微量残留しているとメルカプト基の反応性が
低下するので、ある程度除去することが好ましい。
この他に加硫化ゴムに使用されている液状ポリスルフ
ィド(チオコール)、あるいはメルカプト基末端ポリチ
オエーテルなども成分(a)として使用できる。また、
ヒドロキシル基とメルカプト基の両方を有する化合物と
脂肪族ポリイソシアネートとの反応により得られるメル
カプト基メルカプト基含有化合物も使用できる。
上記のポリチオール化合物またはその混合物を使用し
成形して得られる成形物の曲げ弾性率が、成形密度0.7g
/cm2以上の時に5000Kg/cm2以上となるためには、架橋密
度がある程度大きくなければならない。上記ポリチオー
ル化合物のメルカプト基当たりの平均当量は47〜250で
あるが、好ましくは当量として150以下でかつメルカプ
ト官能基数は3以上である。当量が250を越える高分子
量のポリチオールを使用する場合は、当量の小さい低分
子量ポリチオールと併用して平均当量が250となる必要
がある。
以上これらのポリチオール化合物は、分子内にヒドロ
キシル基またはアミノ基などの他の活性水素化合物がメ
ルカプト基より少ない量で共存していても構わない。
本発明において成分(b)として使用される脂肪族ポ
リイソシアネートとは、脂肪族炭素原子に結合したイソ
シアネート基を有する化合物であり、いわゆる脂肪族ポ
リイソシアネートおよび脂環式ポリイソシアネートがあ
る。具体的に例えば、3−イソシアナートメチル−3,5,
5−トリメチル−シクロヘキシルイソシアネート(IPD
I)、2,4−キシリレンジイソシアネート、2,6−キシリ
レンジイソシアネート、α,α′−テトラメチル−m−
キシリレンジイソシアネート(m−TMXDI)、α,α′
−テトラメチル−p−キシリレンジイソシアネート(p
−TMXDI)、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,
4−シクロヘキサンジイソシアネート、リジントリイソ
シアネート、2,5−ジイソシアナートメチル−ビシクロ
[2,2,1]ヘプタン、2,6−ジイソシアナートメチル−ビ
シクロ[2,2,1]ヘプタン、4,4′−メチレン−ビス(シ
クロヘキシルイソシアネート)などがある。
また、2,5(6)−ジ(イソシアナトメチル)−ビシ
クロ[2,2,1]ヘプタン、2,5(6)−ジ(イソシアナト
エチル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、3(4),8
(9)−ジ(イソシアナトメチル)−トリシクロ[5,2,
1,02,6]デカン、3(4),8(9)−ジ(イソシアナト
エチル)−トリシクロ[5,2,1,02,6]デカンなどの多環
式脂肪族ジイソシアネートも使用可能である。
本発明において使用される(b)成分の脂肪族ポリイ
ソシアネートとしては、前記のポリイソシアネートのカ
ルボジイミド変性体、アロファネート変性体、ビューレ
ット変性体も含む。
さらにまた、上記のポリイソシアネートとポリオー
ル、ポリチオール、ポリアミンまたは水などの活性水素
化合物との反応により得られるイソシアネートプレポリ
マーであっても良い。プレポリマー合成に使用されるポ
リオールとしては非常に広い範囲の化合物が使用可能で
ある。具体的には例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,4−ブチレングリコール、グリセリ
ンおよびトリメチロールプロパンなどの低分子量ポリオ
ールがある。また、ジプロピレングリコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパンまたはエチレンジアミンの
ような低分子量の活性水素化合物に、プロピレンオキサ
イドおよび/またはエチレンオキサイドおよび/または
ブチレンオキサイドなどのエポキシ化合物を付加重合し
て得られる高分子量のポリオールであっても良い。ある
いはまた、アジピン酸、フタル酸などのジカルボン酸と
エチレングリコールおよび/または1,4−ブチレングリ
コールなどとのポリエステルポリオール、あるいはまた
はテトラヒドロフランの開環重合で得られるポリテトラ
メチレンエーテルグリコールでも良い。また、エポキシ
基などの他の官能基を含有するポリオールでも良い。プ
レポリマー合成に使用されるポリアミンとしては例え
ば、ポリエーテルポリアミン、芳香族ジアミンなどが使
用可能である。ポリエーテルポリアミンとしては具体的
には、グリセリンとプロピレンオキサイドの付加重合に
より得られるポリオールを触媒の存在下でアンモニアま
たは1級または2級アミンと反応させて得られるポリエ
ーテルポリアミンがある。
これらのポリイソシアネート化合物は、メルカプト基
を含む全活性水素基に対して、イソシアネート基が通常
0.8〜1.3倍モルとなるような量で反応させる。しかし、
場合によってはこの範囲外の量比で反応させても構わな
い。
本発明において成分(c)として使用するアミン化合
物とは、塩基性を有する3級アミン化合物または−C=
N−結合を含む化合物である。具体的には例えば下記の
化合物がある。
3級アミン化合物として例えば、トリエチルアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,
N′,N′−テトラメチルプロピレンジアミン、N,N,N′,
N′−ペンタメチルジエチレントリアミン、1,4−ジアザ
ビシクロ[2,2,2]オクタン、ヘキサメチレンテトラミ
ン、N−メチルモルフォリン、N−エチルモルフォリ
ン、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N′,
N″−トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ
−s−トリアジン、N,N′−ジメチルシクロヘキシルア
ミン、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N′,
N″−トリス(ジメチルアミノプロピル)−ヘキサヒド
ロ−s−トリアジン、N,N′−ジメチルシクロヘキシル
アミンアニリン、ピペラジン、N−メチルピペラジン、
ピペリジン、N−メチルピペリジン、N−ヒドキシエチ
ルピペラジン、トリエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、ジメチルエタノールアミン、イミダゾリン、ジメ
チルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチ
ルメタクリレートなどがある。
−C=N−結合を含む化合物としては具体的には例え
ば、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7(DB
U)、N,N,N′,N′−テトラメチルグアニジン、イミダゾ
ール、2−メチルイミダゾール、3−アミノ−1,2,4−
トリアゾール、アセトグアナミン、ピリジン、α−ピコ
リン、β−ピコリン、γ−ピコリンなどがある。
本発明において成分(c)として使用するアミン化合
物は、脂肪族ポリイソシアネートまたはポリチオール化
合物に混合して使用する。
成分(c)は、ポリイソシアネートプレポリマー分子
中に存在しても良い。具体的には例えば、エチレンジア
ミンあるいはピペラジンなどの1級または2級アミン
に、エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドな
どのアルキレンオキサイドを付加して得られるポリオー
ルをイソシアネートの変性剤として使用するプレポリマ
ーを成分(b)として使用する。
成分(c)は、ポリチオール化合物の分子中に含まれ
ていても良い。具体的には例えば、ピペラジンあるいは
エチレンジアミンなどの1級または2級アミンにアルキ
レンオキサイドを付加して得られるポリオールを少量併
用するか、あるいはそのようなポリオールとメルカプト
カルボン酸とのエステル化反応により合成させるポリチ
オールを使用しても良い。
本発明において使用する成分(c)の使用量は、成分
(c)中のアミノ基または−C=N−結合の窒素原子が
成分(a)および成分(b)の総使用量に対して1〜50
00ppm、好ましくは10〜1000ppmとなる量が適当である。
1ppm以下になれば触媒作用が弱いため好ましくなく、50
00ppm以上になればゲル化が速すぎるため好ましくな
い。
本発明においては、場合により発泡剤、助剤、内部離
型剤、充填剤なども併用することが可能である。
発泡剤としては、水、トリクロロフルオロメタン、CC
l2FCClF2、メチレンクロライド、窒素ガス、エアー、炭
酸ガスその他比較的沸点の低い化合物がある。
助剤としては、カーボンなどの顔料や着色剤、酸化防
止剤、老化防止剤および耐候安定剤などがある。
内部離型剤としては、ポリオールまたはポリエーテル
アミンとポリイソシアネートとの反応で使用される公知
の内部離型剤である。具体的には例えば、ステアリン酸
亜鉛などの金属石鹸、脂肪酸アマイドグリコールや脂肪
酸グリコールエステルなどの脂肪族界面活性剤、シリコ
ン系の内部離型剤など多くのものが使用可能である。
充填剤としては、ガラス繊維マット、ガラス短繊維、
フレークガラス、タルク、マイカ、硫酸カルシウムウィ
スカー、チタン酸カリなど多くのフィラーが使用可能で
ある。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例および比較例により詳細に説明
する。
なお、これらの例において使用される用語および物質
名などは以下の説明の通りである。
ポリチオールA;ペンタエリスリトール(三井東圧化学
(株)製のペントール)とβ−メルカプトプロピオン酸
(淀化学(株)製)エステル化により得られるペンタエ
リスリトール−テトラキス−(β−メルカプトプロピオ
ネート)。
分子量=488.5、SH価=459mg−KOH/g。
ポリチオールB;トリメチロールプロパン(広栄化学
(株)製)とメルカプト酢酸(淀化学(株)製)のエス
テルであるトリメチロールプロパン−トリス(メルカプ
トアセテート)。
分子量=398.5、SH価=422mg−KOH/g。
ポリチオールC;1,8−ジメルカプト−3,6−ジオキサオ
クタン(日曹化成(株)製のDMDO)。
分子量=150.3、SH価=746mg−KOH/g。
ポリチオールD;グリセリンにプロピレンオキサイドを
付加重合して得られた分子量約3000のポリオール「MN−
3000」(三井東圧化学(株)製)と3−メルカプトプロ
ピオン酸をトルエン溶媒中でp−トルエンスルホン酸を
触媒としてエステル化反応させ、生成水と溶媒を共沸カ
ットした後、アルカリ水で中和し脱水して得られた分子
量約3200のトリチオール。
SH価=50mg−KOH/g。OH価=2.6mg−KOH/g。
IPDI;3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチル−
シクロヘキシルイソシアネート(ダイセルヒュルス
(株)製)。NCO%=37.9。
BCHI;特願平02−11801に記載の方法により合成した2,
5(6)−ジ(イソシアナトメチル)−ビシクロ−[2,
2,1]ヘプタン。NCO%=40.7。
TCDI;特願昭02−11801に記載の方法により合成した3
(4),8(9)−ジ(イソシアナトメチル)−トリシク
ロ[5,2,1,02,6]デカン。NCO%=34.1。
DABCO;トリエチレンジアミン。
分子量112.2。
イルガノックスH1010;耐候安定剤 実施例1〜5および比較例1 表−1に示す原料配合処方および成形条件でRIM成形
を行った。触媒はポリチオール側に配合した。表中の原
料配合の数字は配合部数を表す。NCOインデックスはい
ずれも100とした。反応射出成形機械は東邦機械(株)
製の小型成形機ミニRIM;NM−216を使用した。タンク内
の液温はイソシアネートおよびポリチオールとも40℃に
保温した。ポリチオール側はタンク圧力5Kg/cm2とし攪
拌(500rpm)により窒素ガスを30体積%溶解した。金型
は225×180×3mmのシート型を使用し、温度は75℃に保
温した。外部離型剤(金型用)はケムトレンド社製XMR
−136を使用し、塗布後に布でよく拭いた。射出速度200
g/secで金型に注入し30秒で脱型した。シートの状態お
よびキュア性の良否を観察した。また耐候性についてW
−O−Mで400時間照射し調べた。結果を表−1に示
す。表中、曲げモジュラスの単位はKg/cm2である。表−
1より明らかなごとく、実施例1〜5は優れたキュア性
を有し、且つ耐候性の良好な無黄変型のチオカルバメー
ト系の硬質樹脂が得られ、比較例1では金型内に原料の
液体が未反応のまま残存下した。
実施例6 実施例−1と同じ配合の原料をポリカップに取りラボ
スターラーで10秒高速攪拌(7000rpm)し、自由発泡し
たところクリームタイムは5秒、タックフリータイムは
25秒であった。反応生成物はサラッとしていてキュア性
が良好なことを示した。
〔発明の効果〕 本発明の新規な方法により得られた無黄変型の成形樹
脂は、優れたキュア性を有し耐候性の優れたチオカルバ
メート系硬質樹脂であり、産業上きわめて有用な発明で
あります。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 18/16 - 18/20 G08G 18/38 B29C 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一分子中に脂肪族炭素原子と結合し
    たメルカプト基を2ケ以上有するポリチオール化合物ま
    たはその混合物であって、メルカプト基当たりの平均当
    量が47〜250である成分、 および (b)脂肪族ポリイソシアネートを含む成分を (c)アミン化合物を触媒として反応させ、反応射出成
    形法により、製造することを特徴とする成形密度が0.7g
    /cm3以上、かつ曲げ弾性率が5000Kg/cm2以上である無黄
    変型成形樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】(b)脂肪族ポリイソシアネートが脂環式
    ポリイソシアネート又は多環式脂肪族ポリイソシアネー
    トであることを特徴とする請求項(1)記載の無黄変型
    成形樹脂の製造方法。
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