JP3076452U - 紫外線ランプとシングルエンド安定器回路 - Google Patents
紫外線ランプとシングルエンド安定器回路Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 回路の誤動作をなくすことにより安定的に作
動する紫外線ランプとシングルエンド安定器回路を採用
した歯ブラシ殺菌機の提供。 【解決手段】 少なくとも入力電圧に含まれた電磁波を
除去するEMI処理部10と、前記EMI処理部の一方
の出力に接続され入力電圧を整流する整流部20と、ラ
ンプを駆動させるためのランプ駆動部40と、点灯され
て殺菌作用が可能な紫外線ランプ50を具備するシング
ルエンド安定器回路であって、前記整流部の一端に連結
されて安定的な出力を発振しCPUの制御に連動して動
作するスイッチング発振部30と、前記EMI処理部の
他端に連結され所定の直流電圧を生成するCPU電源部
60を備えるCPU70と、前記CPU電源部から発生
する所定の駆動電圧を受け、前記スイッチング発振部に
連動して制御することにより、回路の誤動作を防止する
ためのフォトカップラを備えて、紫外線ランプのオン/
オフ動作を表示する動作表示部80と、で構成される。
動する紫外線ランプとシングルエンド安定器回路を採用
した歯ブラシ殺菌機の提供。 【解決手段】 少なくとも入力電圧に含まれた電磁波を
除去するEMI処理部10と、前記EMI処理部の一方
の出力に接続され入力電圧を整流する整流部20と、ラ
ンプを駆動させるためのランプ駆動部40と、点灯され
て殺菌作用が可能な紫外線ランプ50を具備するシング
ルエンド安定器回路であって、前記整流部の一端に連結
されて安定的な出力を発振しCPUの制御に連動して動
作するスイッチング発振部30と、前記EMI処理部の
他端に連結され所定の直流電圧を生成するCPU電源部
60を備えるCPU70と、前記CPU電源部から発生
する所定の駆動電圧を受け、前記スイッチング発振部に
連動して制御することにより、回路の誤動作を防止する
ためのフォトカップラを備えて、紫外線ランプのオン/
オフ動作を表示する動作表示部80と、で構成される。
Description
【0001】
本考案は、紫外線ランプとシングルエンド安定器回路を採用した歯ブラシ殺菌 機に係るもので、詳しくは、1個のトランジスタを用いて安定器回路を構成する ことにより回路を簡便に構成し、製作が容易であり、製造原価を節減し得ると共 に、歯ブラシの殺菌効果を強化することができるシングルエンド安定器回路に関 する。
【0002】
一般に、歯ブラシ殺菌機は、お手洗い及び洗面室などで歯ブラシ、ひげ剃り機 、及び各種保健用具を衛生的に保管できるように殺菌機能を備えている。特に最 近、紫外線の殺菌能力を活用して電磁的に照射して、殺菌効果を高めた歯ブラシ 殺菌機及びこれを駆動するための駆動回路の開発が活発に進行されつつある。
【0003】 従来の歯ブラシ殺菌機の駆動回路は、韓国実用新案登録番号1998−013 069号(登録日1998年10月16日)に記載された例が知られている。従 来の歯ブラシの殺菌機の駆動回路を図4を用いて説明する。図4は、従来の歯ブ ラシ殺菌機を駆動する回路部の構成を示すブロック図である。
【0004】 図4において、aは第1クロックを発生する第1クロック発生器、bは第2ク ロックを発生する第2クロック発生器、cは微分器、dは第2時間を設定する第 2タイマー、eは第1時間を設定する第1タイマー、fはモーター駆動回路を制 御するモーター駆動制御部、gは歯ブラシ殺菌機の内部を開閉するドアスイッチ 、hは紫外線ランプ発振制御部をそれぞれ示す。Iは紫外線ランプ発振部、jは 紫外線ランプ、kはLEDを示し、lはモーター駆動回路、mはモーターを示す 。又、nは警報音を発生する音響制御部、oはメロディー発生器、pは音響を出 力するスピーカーをそれぞれ示す。
【0005】 図4に示すように、第1クロック発生回路aに接続された第1タイマーcは、 ドアーが閉じてドアースイッチgがオンした時点から第1所定時間、好ましくは 、60分の周期で紫外線ランプ発振制御部hとモーター駆動制御部fにトリガー パルスを出力し、紫外線ランプ発振制御部hとモーター駆動制御部fはそれぞれ 紫外線ランプ発振部iとモーター駆動回路lを経てそれぞれ紫外線ランプiとフ ァン駆動モーターmを作動させる。紫外線ランプ発振部iにはLED表示ランプ kが接続されて殺菌作動する間LEDランプが点灯されるようする。ドアスイッ チgには音響制御部nとメロディ発生部oが接続してドアが開放されている間、 スピーカpを通してメロディを発生する。
【0006】 一方、第2タイマーdは、ドアの開閉にかかわらず第2所定時間、好ましくは 、4時間周期のパルスを出力して微分器cを経て第1タイマーをリセットさせて 、紫外線ランプjとモーターmを作動させる。ここで、第1タイマーと第2タイ マーは、紫外線ランプの殺菌能力とモーターの出力に従い、適切なタイミングで 作動されることができるが、第1タイマーは40分乃至80分、第2タイマーは 3時間乃至6時間周期で作動するように構成されている。
【0007】
然るに、このように構成される従来の歯ブラシ殺菌機の駆動回路は、ドアスイ ッチgがオンされた時間から第1所定時間周期で作動する第1タイマーと、ドア の開閉と無関係に第2所定時間周期で作動する第2タイマーを備えているため、 その構成が複雑になって製造原価が高くなるのみならず、紫外線を照射するラン プの寿命が短くなり、殺菌効果が時間に従い変動するという問題点があった。
【0008】 本考案の目的は、回路の構成を簡単にして製造原価を節減し、ソフト起動を実 行して紫外線ランプの寿命を延長させ、殺菌効果を顕著に高めながら外部と絶縁 される制御方式を採択して、回路の誤動作をなくすことにより安定的に作動する 紫外線ランプとシングルエンド安定器回路を採用した歯ブラシ殺菌機を提供する にある。
【0009】
前記目的を達成するため本考案に係るシングルエンド安定器回路は、少なくと も入力電圧に含まれた電磁波を除去するEMI処理部と、前記EMI処理部の一 方の出力に接続され入力電圧を整流する整流部と、ランプを駆動させるためのラ ンプ駆動部と、点灯されて殺菌作用が可能な紫外線ランプを具備するシングルエ ンド安定器回路であって、前記整流部の出力は安定的な出力を発振しCPUの制 御に連動して動作するスイッチング発振部に連結され、前記EMI処理部の他方 の出力は所定の直流電圧を生成するCPU電源部を通じてCPUに連結され、前 記CPUは所定の駆動電圧を受け、前記スイッチング発振部を連結して制御し、 回路の誤動作を防止するためのフォトカップラーを有する動作表示部に出力を提 供することを特徴とする。
【0010】
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0011】 図1は、本考案に係るシングルエンド安定器回路の構成を示すブロック図であ る。図1において、10は電磁波発生を防止するEMI処理部、20は入力電圧 を整流してスイッチング発振部に供給する整流部、30はスイッチング発振部、 40はランプ駆動部、50は紫外線ランプをそれぞれ示す。又、60はCPUの 電源を供給するCPU電源部、70は前記スイッチング発振部30を連動して動 作させ回路を制御するCPU、80は動作表示部をそれぞれ示す。
【0012】 以下、図1を用いて本考案に係るシングルエンド安定器回路を詳しく説明する 。
【0013】 先ず、常用電源AC220Vが入力すると、入力された電源電圧がEMI処理 部10に提供される。前記EMI処理部10では入力電源から発生する電磁波を 除去して、ラインフィルタ(line filter:図示せず)を通じて整流 部20に供給する。次いで、整流部20は、入力電源電圧を整流し殺菌ランプ5 0を駆動させるため、スイッチング発振部30に安定した電圧を提供する。
【0014】 スイッチング発振部30は、前記整流部20から提供された入力電圧と後述の CPU70の制御に連動して殺菌ラップ50を駆動するための発振を実行する。 このとき、本考案に係る前記スイッチング発振部30は、1個のトランジスタだ けを用いた回路を構成して発振動作を実行するシングルエンド(single end)方式であることを特徴とする。
【0015】 前記スイッチング発振部30により発生された発振電圧をランプ駆動部40に 提供し、ランプ駆動部40は前記スイッチング発振部30から発振電圧を受けて 紫外線ランプ50を点灯するか又は消灯する。又、前記EMI処理部10で電圧 電流制限用キャパシタ(図示せず)を通じてCPU電源部60に電源を供給する 。
【0016】 CPU電源部60は、入力端に電圧電流制限用キャパシタ(後述の図2におい てC4)を採用して入力電圧を降下させた後、瞬間過電圧保護用ダイオード素子 と反波整流回路などを通じてCPU70を駆動させることができる所定の電圧を 発生する。本実施例では1.8V〜3.6V程度の超低電圧を発生させてCPU 70に提供する。
【0017】 CPU70は、前記CPU電源部60から安定な所定の電圧を受け、内蔵され た発振器(OSC:図示せず)を通じて所定の信号を制御して前記スイッチング 発振部30に提供する。又、CPU70では、製造原価を節減するために、製造 原価が非常に低廉な常用の製品を用いた。例えば、家庭用リモートコントローラ ーに用いられる集積回路(IC)素子を用いて、回路全体の製造原価を大福的に 低くしている。
【0018】 以下、本考案によるシングルエンド安定器回路の詳細な説明を図2を用いて説 明する。
【0019】 図2は、本考案に係る歯ブラシに用いられる駆動回路の詳細回路図である。図 2において図面の符号が前記図1と同様なものは相互対応する回路であって、そ の詳しい説明は省略する。図2において符号10−80は上述の図1と同一な部 分を示し、別途の説明は省略する。
【0020】 先ず、AC220V 60Hzの入力電圧がヒューズF1、EMIキャパシタ c1、ラインフィルタFL1、EMIキャパシタc2などを通じて電波整流回路 のブリッジ整流回路BD1の入力側に印加する。このとき、前記電波整流回路の 出力は下記の数学式1により充電されて放電を待機している。
【数学式1】 ここで、入力電圧は220Vを用い、このときCPU70(図示せず)の出力 側端子でアクティブロー信号(active low signal)が感知さ れれば、フォトカップラ(図示せず)が作動して前記スイッチング発振部30に 具備されたスイッチングトランジスタQ1のベース回路を動作させて、紫外線駆 動回路40に点灯動作を準備させる。このとき、入力電圧Vinは、前記スイッ チング発振部30の入力側に配置された起動抵抗R2を通じてスイッチングトラ ンジスタQ1にベース起動電流を流して、スイッチングトランジスタQ1をター ンオンする。この場合、本考案によるスイッチングトランジスタQ1のコレクタ 電流がかならず0から開示されるので、起動電流は非常に小さい値でも満足する ことができる。その理由は、トランスEIの2次券線は開放状態であるので、入 力側からみると、1次券線のみに電流が流れるためである。
【0021】 前記スイッチングトランジスタQ1が一応オン状態になると、ベース券線NB にはそれぞれの券数比に従う電圧が発生する。このときに発生するベース電圧は 下記の数学式2で示される。
【数学式2】 ここで、VBはベース電圧、NBはコイルのベース券線、NPはコイルの一次 側券線、Vinは入力電圧をそれぞれ示す。
【0022】 前記ベース電圧VBはスイッチングトランジスタQ1がオンされる極性で接続 されているので、前記スイッチングトランジスタQ1はオン状態を継続して維持 する。このときのベース電流IBは継続して定電流で流れる。その理由はベース 電流IBが下記の数学式3のように示されるためである。
【数学式3】 ここで、VBEは、トランジスタQ1のベース電圧−トランジスタQ1のエミ ッタ電圧を示す。
【0023】 しかし、前記トランジスタQ1のコレクタ電流Icは1次関数的に増加するの で、一定期間ターンオン(ton)された後にコレクタ電流Icに到達すると、 直流電流増幅率hfeとの間に下記の数学式4のような関係が成立する。
【数学式4】 そして、前記トランジスタQ1は、これ以上オン状態が維持されないが、これ はベース電流不飽和領域になることを意味し、これによりコレクタ電圧は飽和領 域から不飽和領域に移行する。すると、1次券線の電圧が低くなるため、ベース 券線の誘起電圧も低くなってベース電流が減少する。
【0024】 前記トランジスタQ1がオフされれば、トランスの各券線には励起電力が発生 し、2次側券線から負荷電流が流れ始まる。このときの負荷電流は一定期間ター ンオフ(toff)された後、エネルギー放出を完了しゼロ0の状態となる。し かし、2次券線には少ないが残留エネルギーが存在し、これが再びバックスイン グ(backswing)してベース券線に電圧を発生させて、再び前記トラン ジスタQ1を動作させて反復してスイッチング動作を継続する。
【0025】 以上の動作説明は、出力電圧が安定化されるまでの初期状態を説明したもので あるが、本考案の回路ではトランジスタQ1のベース駆動条件が非常に重量にな る。即ち、入力電圧が上昇すると、ベース電流も上昇し、正常的なコレクト電流 に至るまで前記トランジスタQ1は導通しているのである。それで、前記トラン ジスタQ1のオン時間を長時間維持し、入力電圧が低くなると、必要なコレクト 電流を流れることができなくなる。従って、前記トランジスタQ1の電流増幅率 hf2を考慮して、最低電圧でも充分なベース電流を流すことができるようにベ ース抵抗R3値を決定した。
【0026】 このときのベース券数、即ち、トランジスタQ1がオフすると、下記の数学式 5のようになってエミッタとベース間の逆電圧が印加されるので、前記トランジ スタQ1のVEBの正格を考慮するようにした。
【数学式5】 前記のような条件で求められたベース抵抗は、入力電圧が動作範囲の上限に至 った場合を考慮すると、ベース電流IBは入力電圧に比例せず、入力電圧の変化 率よりも一層大きい値になるためである。
【0027】 又、動作状態では、定電圧動作のためトランジスタQ1のベース電流IBは恒 常所定値になるように制御されている。しかし、電源をオンさせた直後には直ち に定電圧動作にならなく、駆動電流の全てが前記トランジスタQ1のベース電流 となる。又、入力電圧が上昇すると、ベース券線の電圧が上がるので、駆動電流 が増加する。即ち、動作開始の起動のときはトランジスタQ1の大容量のコレク タ電流が流れて最大定格を超過し、結局は破壊される場合が発生する。従って、 これに対する保護対策が要求される。
【0028】 このとき、前記トランジスタQ1のエミッタに抵抗を挿入する場合は、トラン ジスタQ1の電流増幅率hfe散布も現れるので、コレクタ電流最大定格には相 当な幅の余裕を置かなければならないという難しさがある。これに対し本考案で は、ベーカークランプ回路(Baker Clamp:Anti Satura tion Network)とフリーホイーリングダイオード(Free Wh eeling Diode)が内装された素子を選択することにより、このよう な問題点を解決している。
【0029】 又、本考案では、トランスEIの漏泄インダクタンスによるスナッバ(snu bber)回路を付加することにより、より安定的な動作を実行している(c3 挿入)。前記スナッバ回路は、入力電圧が急激に増加するとき、誘導性負荷に対 するサージ電圧により関連の能動素子が破壊されるのを防止するための回路であ る。これはトランスが理論的に完全結合を実行することができないためである。 特に本考案では、トランスEIギャップが大きいため、漏泄磁束が増加すること ができる。漏泄インダクタンスに1次、2次の電流が流れエネルギーが蓄積され るが、他の券線と結合しない成分のため、1次側から2次側への電力が移行され ない。従って、前記トランジスタQ1がオフされる瞬間に大きい逆起電力が発生 し、前記トランジスタQ1のコレクタ電圧に重畳されるため、トランジスタQ1 が破壊されるのである。
【0030】 以上、本回路の核心能動素子のトランジスタQ1を過大電圧及び電流から徹底 に保護して回路の信頼性を確保している。
【0031】 c10,c11に関連のトランス券線比でランプのフィラメント電圧を供給す ることにより、ランプの点灯の際に少電力でも点灯ができるようにした。従って 、ランプの寿命を延長させるようになる。
【0032】 又、前記図面には図示していないが、PTC(Posistor)をスタット キャパシタと共に挿入して点灯初期の過大電圧、電流がランプに直接印加しない ようにして、フィラメントを保護し、ランプの早期黒化を防止している。
【0033】 以下、本考案の各構成を参照しながら主要構成素子の機能を目的を説明する。
【0034】 先ず、EMI部10ではラインフィルタLFIの前後に接続されているキャパ シタC1,C2と抵抗R1は入力信号に含まれた有害電磁波を除去するEMI除 去用である。又、整流部20では前記数学式1により、入力電圧がAC220V である場合、約DC156V程度が出力される。又、前記スイッチング発振部3 0でトランジスタQ1のコレクタ側に連結されたキャパシタc7はスナッバ用で あって、入力電源が急激に上昇されるか又は変動されるときに、誘導性負荷のサ ージ電圧により関連回路の能動素子が破壊されるのを防止する。前記トランジス タQ1はブロック図で示す前記CPU70の制御によりベースBに制御電圧が提 供されると、ランプ駆動部40に紫外線ランプ50を駆動させるための信号を出 力する。
【0035】 又、前記紫外線ランプ50は、詳しく図示していないが、1番端子と2番端子 間にフィラメントが連結され、3番端子と4番端子にもフィラメントが連結され て、点灯信号が提供されるときに作動する。
【0036】 又、前記CPU電源部60の入力側に配置されたキャパシタc4は入力電源電 圧を降下する役割をする。又、ダイオードD3とゼナーダイオードZD2として 反波整流回路を構成し、ダイオードD4は瞬間過電圧を保護する素子である。
【0037】 又、素子R1,C2により電流制限された入力電源はダイオードD3,D4を 通じて反波整流され、ゼナーダイオードZD2により定電圧制御されてコンデン サC6に貯蔵される。このように低電流を印加する回路を採択することにより、 本考案による歯ブラシ殺菌機の製造原価を従来に比べて顕著に節減して、一般家 庭及び病院などで実用的に利用することができるようになる。
【0038】 本考案によるCPUは、所定の発振周波数(本実施例では3.58MHzを用 いる)を有する発振器(OSC)を基本クロックとして時間別に起動信号(Ac tive Signal)を提供することにより、回路の任意的な動作を排除す るようにした。 このときの紫外線ランプがオン状態になるときは、動作表示部80の赤色LE Dがオンされるようにして、使用者の便意を図り、緑色ランプは待機(stan dby)状態を示すようにして、回路の動作状態を使用者が恒常確認できるよう にした。
【0039】 又、本考案でのCPU70のリセット端子と歯ブラシ殺菌機のドアスイッチ( 図示せず)を連結させて、ドアが開けるときに使用者が紫外線ランプの殺菌光エ ネルギーを直接照射しないようにして、安全度を向上させている。
【0040】 以下、このような具体的な駆動回路を採用する本考案に係る歯ブラシ殺菌機の 例を図3を用いて説明する。
【0041】 図3は、本考案によるシングルエンド安定器回路を採用した歯ブラシ殺菌機の 使用状態を示す説明図である。図3に示すように、本考案に係る歯ブラシ殺菌機 は本体90と、開閉により歯ブラシを収納するドア100と、歯磨きを保管する 歯磨き保管台110と、紫外線ランプが正常作動するか否やかを直接観察できる 表示窓120と、前記紫外線ランプのオン/オフを表示する動作表示灯130と 、歯ブラシが掛かる歯ブラシ掛止台140と、からなる。
【0042】 前記本考案によるシングルエンド安定器回路を採用した歯ブラシ殺菌機に対す る説明は、本考案の技術内容に大きく影響を与えないため、その詳細な動作説明 は省略する。
【0043】 このような本考案による駆動回路は、歯ブラシ用殺菌機を例えて説明したが、 食器乾燥機などの紫外線ランプの効果を用いる機器と、外部のクロックによらず に安定な発振を用いる分野の回路及び機器に利用されることができる。
【0044】 このように本考案で採択されたCPUは、廉価の一般のリモートコントローラ ーに用いられるものとして設計して、製造原価を顕著に低くすることができる。
【0045】
以上説明したように本考案は、従来と比べ回路の構成を簡単にして製造原価を 節減し、ソフト起動を実行して紫外線ランプの寿命を延長させ、殺菌効果を顕著 に高めながら外部と絶縁されるようにする制御方式を採択して、回路の誤動作を なくして安定的に作動するシングルエンド安定器回路を提供し得るという効果が ある。
【0046】 上述の本考案の好ましい実施例は、例示の目的のために開示されたもので、当 業者ならば、本考案の特許請求範囲に開示された本考案の思想と範囲を外れない 限り各種修正、変更、代替及び付加が可能なのである。
【提出日】平成12年10月3日(2000.10.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案は、紫外線ランプとシングルエンド安定器回路を採用した歯ブラシ殺菌 機に係るもので、詳しくは、1個のトランジスタを用いて安定器回路を構成する ことにより回路を簡便に構成し、製作が容易であり、製造原価を節減し得ると共 に、歯ブラシの殺菌効果を強化することができるシングルエンド安定器回路に関 する。
【0002】
一般に、歯ブラシ殺菌機は、お手洗い及び洗面室などで歯ブラシ、ひげ剃り機 、及び各種保健用具を衛生的に保管できるように殺菌機能を備えている。特に最 近、紫外線の殺菌能力を活用して電磁的に照射して、殺菌効果を高めた歯ブラシ 殺菌機及びこれを駆動するための駆動回路の開発が活発に進行されつつある。
【0003】 従来の歯ブラシ殺菌機の駆動回路は、韓国実用新案登録番号1998−013 069号(登録日1998年10月16日)に記載された例が知られている。従 来の歯ブラシの殺菌機の駆動回路を図4を用いて説明する。図4は、従来の歯ブ ラシ殺菌機を駆動する回路部の構成を示すブロック図である。
【0004】 図4において、aは第1クロックを発生する第1クロック発生器、bは第2ク ロックを発生する第2クロック発生器、cは微分器、dは第2時間を設定する第 2タイマー、eは第1時間を設定する第1タイマー、fはモーター駆動回路を制 御するモーター駆動制御部、gは歯ブラシ殺菌機の内部を開閉するドアスイッチ 、hは紫外線ランプ発振制御部をそれぞれ示す。Iは紫外線ランプ発振部、jは 紫外線ランプ、kはLEDを示し、lはモーター駆動回路、mはモーターを示す 。又、nは警報音を発生する音響制御部、oはメロディー発生器、pは音響を出 力するスピーカーをそれぞれ示す。
【0005】 図4に示すように、第1クロック発生回路aに接続された第1タイマーcは、 ドアーが閉じてドアースイッチgがオンした時点から第1所定時間、好ましくは 、60分の周期で紫外線ランプ発振制御部hとモーター駆動制御部fにトリガー パルスを出力し、紫外線ランプ発振制御部hとモーター駆動制御部fはそれぞれ 紫外線ランプ発振部iとモーター駆動回路lを経てそれぞれ紫外線ランプiとフ ァン駆動モーターmを作動させる。紫外線ランプ発振部iにはLED表示ランプ kが接続されて殺菌作動する間LEDランプが点灯されるようする。ドアスイッ チgには音響制御部nとメロディ発生部oが接続してドアが開放されている間、 スピーカpを通してメロディを発生する。
【0006】 一方、第2タイマーdは、ドアの開閉にかかわらず第2所定時間、好ましくは 、4時間周期のパルスを出力して微分器cを経て第1タイマーをリセットさせて 、紫外線ランプjとモーターmを作動させる。ここで、第1タイマーと第2タイ マーは、紫外線ランプの殺菌能力とモーターの出力に従い、適切なタイミングで 作動されることができるが、第1タイマーは40分乃至80分、第2タイマーは 3時間乃至6時間周期で作動するように構成されている。
【0007】
然るに、このように構成される従来の歯ブラシ殺菌機の駆動回路は、ドアスイ ッチgがオンされた時間から第1所定時間周期で作動する第1タイマーと、ドア の開閉と無関係に第2所定時間周期で作動する第2タイマーを備えているため、 その構成が複雑になって製造原価が高くなるのみならず、紫外線を照射するラン プの寿命が短くなり、殺菌効果が時間に従い変動するという問題点があった。
【0008】 本考案の目的は、回路の構成を簡単にして製造原価を節減し、ソフト起動を実 行して紫外線ランプの寿命を延長させ、殺菌効果を顕著に高めながら外部と絶縁 される制御方式を採択して、回路の誤動作をなくすことにより安定的に作動する 紫外線ランプとシングルエンド安定器回路を採用した歯ブラシ殺菌機を提供する にある。
【0009】
前記目的を達成するため本考案に係るシングルエンド安定器回路は、少なくと も入力電圧に含まれた電磁波を除去するEMI処理部と、前記EMI処理部の一 方の出力に接続され入力電圧を整流する整流部と、ランプを駆動させるためのラ ンプ駆動部と、点灯されて殺菌作用が可能な紫外線ランプを具備するシングルエ ンド安定器回路であって、前記整流部の出力は安定的な出力を発振しCPUの制 御に連動して動作するスイッチング発振部に連結され、前記EMI処理部の他方 の出力は所定の直流電圧を生成するCPU電源部を通じてCPUに連結され、前 記CPUは所定の駆動電圧を受け、前記スイッチング発振部を連結して制御し、 回路の誤動作を防止するためのフォトカップラーを有する動作表示部に出力を提 供することを特徴とする。
【0010】
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0011】 図1は、本考案に係るシングルエンド安定器回路の構成を示すブロック図であ る。図1において、10は電磁波発生を防止するEMI処理部、20は入力電圧 を整流してスイッチング発振部に供給する整流部、30はスイッチング発振部、 40はランプ駆動部、50は紫外線ランプをそれぞれ示す。又、60はCPUの 電源を供給するCPU電源部、70は前記スイッチング発振部30を連動して動 作させ回路を制御するCPU、80は動作表示部をそれぞれ示す。
【0012】 以下、図1を用いて本考案に係るシングルエンド安定器回路を詳しく説明する 。
【0013】 先ず、常用電源AC220Vが入力すると、入力された電源電圧がEMI処理 部10に提供される。前記EMI処理部10では入力電源から発生する電磁波を 除去して、ラインフィルタ(line filter:図示せず)を通じて整流 部20に供給する。次いで、整流部20は、入力電源電圧を整流し殺菌ランプ5 0を駆動させるため、スイッチング発振部30に安定した電圧を提供する。
【0014】 スイッチング発振部30は、前記整流部20から提供された入力電圧と後述の CPU70の制御に連動して殺菌ラップ50を駆動するための発振を実行する。 このとき、本考案に係る前記スイッチング発振部30は、1個のトランジスタだ けを用いた回路を構成して発振動作を実行するシングルエンド(single end)方式であることを特徴とする。
【0015】 前記スイッチング発振部30により発生された発振電圧をランプ駆動部40に 提供し、ランプ駆動部40は前記スイッチング発振部30から発振電圧を受けて 紫外線ランプ50を点灯するか又は消灯する。又、前記EMI処理部10で電圧 電流制限用キャパシタ(図示せず)を通じてCPU電源部60に電源を供給する 。
【0016】 CPU電源部60は、入力端に電圧電流制限用キャパシタ(後述の図2におい てC4)を採用して入力電圧を降下させた後、瞬間過電圧保護用ダイオード素子 と反波整流回路などを通じてCPU70を駆動させることができる所定の電圧を 発生する。本実施例では1.8V〜3.6V程度の超低電圧を発生させてCPU 70に提供する。
【0017】 CPU70は、前記CPU電源部60から安定な所定の電圧を受け、内蔵され た発振器(OSC:図示せず)を通じて所定の信号を制御して前記スイッチング 発振部30に提供する。又、CPU70では、製造原価を節減するために、製造 原価が非常に低廉な常用の製品を用いた。例えば、家庭用リモートコントローラ ーに用いられる集積回路(IC)素子を用いて、回路全体の製造原価を大福的に 低くしている。
【0018】 以下、本考案によるシングルエンド安定器回路の詳細な説明を図2を用いて説 明する。
【0019】 図2は、本考案に係る歯ブラシに用いられる駆動回路の詳細回路図である。図 2において図面の符号が前記図1と同様なものは相互対応する回路であって、そ の詳しい説明は省略する。図2において符号10−80は上述の図1と同一な部 分を示し、別途の説明は省略する。
【0020】 先ず、AC220V60Hzの入力電圧がヒューズF1、EMIキャパシタc 1、ラインフィルタFL1、EMIキャパシタc2などを通じて電波整流回路の ブリッジ整流回路BD1の入力側に印加する。このとき、前記電波整流回路の出 力は下記の数学式1により充電されて放電を待機している。
【数学式1】 ここで、入力電圧は220Vを用い、このときCPU70(図示せず)の出力 側端子でアクティブロー信号(active low signal)が感知さ れれば、フォトカップラ(図示せず)が作動して前記スイッチング発振部30に 具備されたスイッチングトランジスタQ1のベース回路を動作させて、紫外線駆 動回路40に点灯動作を準備させる。このとき、入力電圧Vinは、前記スイッ チング発振部30の入力側に配置された起動抵抗R2を通じてスイッチングトラ ンジスタQ1にベース起動電流を流して、スイッチングトランジスタQ1をター ンオンする。この場合、本考案によるスイッチングトランジスタQ1のコレクタ 電流がかならず0から開示されるので、起動電流は非常に小さい値でも満足する ことができる。その理由は、トランスEIの2次券線は開放状態であるので、入 力側からみると、1次券線のみに電流が流れるためである。
【0021】 前記スイッチングトランジスタQ1が一応オン状態になると、ベース券線NB にはそれぞれの券数比に従う電圧が発生する。このときに発生するベース電圧は 下記の数学式2で示される。
【数学式2】 VB=((NB/Np)・Vin) ここで、VBはベース電圧、NBはコイルのベース券線、NPはコイルの一次 側券線、Vinは入力電圧をそれぞれ示す。
【0022】 前記ベース電圧VBはスイッチングトランジスタQ1がオンされる極性で接続 されているので、前記スイッチングトランジスタQ1はオン状態を継続して維持 する。このときのベース電流IBは継続して定電流で流れる。その理由はベース 電流IBが下記の数学式3のように示されるためである。
【数学式3】 IB={(NB/NP)VIn−VBE}{RB(R3)} ここで、VBEは、トランジスタQ1のベース電圧−トランジスタQ1のエミ ッタ電圧を示す。
【0023】 しかし、前記トランジスタQ1のコレクタ電流Icは1次関数的に増加するの で、一定期間ターンオン(ton)された後にコレクタ電流Icに到達すると、 直流電流増幅率hfeとの間に下記の数学式4のような関係が成立する。
【数学式4】 hfe≦(Ic/Ib) そして、前記トランジスタQ1は、これ以上オン状態が維持されないが、これ はベース電流不飽和領域になることを意味し、これによりコレクタ電圧は飽和領 域から不飽和領域に移行する。すると、1次券線の電圧が低くなるため、ベース 券線の誘起電圧も低くなってベース電流が減少する。
【0024】 前記トランジスタQ1がオフされれば、トランスの各券線には励起電力が発生 し、2次側券線から負荷電流が流れ始まる。このときの負荷電流は一定期間ター ンオフ(toff)された後、エネルギー放出を完了しゼロ0の状態となる。し かし、2次券線には少ないが残留エネルギーが存在し、これが再びバックスイン グ(backswing)してベース券線に電圧を発生させて、再び前記トラン ジスタQ1を動作させて反復してスイッチング動作を継続する。
【0025】 以上の動作説明は、出力電圧が安定化されるまでの初期状態を説明したもので あるが、本考案の回路ではトランジスタQ1のベース駆動条件が非常に重量にな る。即ち、入力電圧が上昇すると、ベース電流も上昇し、正常的なコレクト電流 に至るまで前記トランジスタQ1は導通しているのである。それで、前記トラン ジスタQ1のオン時間を長時間維持し、入力電圧が低くなると、必要なコレクト 電流を流れることができなくなる。従って、前記トランジスタQ1の電流増幅率 hf2を考慮して、最低電圧でも充分なベース電流を流すことができるようにベ ース抵抗R3値を決定した。
【0026】 このときのベース券数、即ち、トランジスタQ1がオフすると、下記の数学式 5のようになってエミッタとベース間の逆電圧が印加されるので、前記トランジ スタQ1のVEBの正格を考慮するようにした。
【数学式5】 前記のような条件で求められたベース抵抗は、入力電圧が動作範囲の上限に至 った場合を考慮すると、ベース電流IBは入力電圧に比例せず、入力電圧の変化 率よりも一層大きい値になるためである。
【0027】 又、動作状態では、定電圧動作のためトランジスタQ1のベース電流IBは恒 常所定値になるように制御されている。しかし、電源をオンさせた直後には直ち に定電圧動作にならなく、駆動電流の全てが前記トランジスタQ1のベース電流 となる。又、入力電圧が上昇すると、ベース券線の電圧が上がるので、駆動電流 が増加する。即ち、動作開始の起動のときはトランジスタQ1の大容量のコレク タ電流が流れて最大定格を超過し、結局は破壊される場合が発生する。従って、 これに対する保護対策が要求される。
【0028】 このとき、前記トランジスタQ1のエミッタに抵抗を挿入する場合は、トラン ジスタQ1の電流増幅率hfe散布も現れるので、コレクタ電流最大定格には相 当な幅の余裕を置かなければならないという難しさがある。これに対し本考案で は、ベーカークランプ回路(Baker Clamp:Anti Satura tion Network)とフリーホイーリングダイオード(Free Wh eeling Diode)が内装された素子を選択することにより、このよう な問題点を解決している。
【0029】 又、本考案では、トランスEIの漏泄インダクタンスによるスナッバ(snu bber)回路を付加することにより、より安定的な動作を実行している(c3 挿入)。前記スナッバ回路は、入力電圧が急激に増加するとき、誘導性負荷に対 するサージ電圧により関連の能動素子が破壊されるのを防止するための回路であ る。これはトランスが理論的に完全結合を実行することができないためである。 特に本考案では、トランスEIギャップが大きいため、漏泄磁束が増加すること ができる。漏泄インダクタンスに1次、2次の電流が流れエネルギーが蓄積され るが、他の券線と結合しない成分のため、1次側から2次側への電力が移行され ない。従って、前記トランジスタQ1がオフされる瞬間に大きい逆起電力が発生 し、前記トランジスタQ1のコレクタ電圧に重畳されるため、トランジスタQ1 が破壊されるのである。
【0030】 以上、本回路の核心能動素子のトランジスタQ1を過大電圧及び電流から徹底 に保護して回路の信頼性を確保している。
【0031】 c10,c11に関連のトランス券線比でランプのフィラメント電圧を供給す ることにより、ランプの点灯の際に少電力でも点灯ができるようにした。従って 、ランプの寿命を延長させるようになる。
【0032】 又、前記図面には図示していないが、PTC(Posistor)をスタット キャパシタと共に挿入して点灯初期の過大電圧、電流がランプに直接印加しない ようにして、フィラメントを保護し、ランプの早期黒化を防止している。
【0033】 以下、本考案の各構成を参照しながら主要構成素子の機能を目的を説明する。
【0034】 先ず、EMI部10ではラインフィルタLFIの前後に接続されているキャパ シタC1,C2と抵抗R1は入力信号に含まれた有害電磁波を除去するEMI除 去用である。又、整流部20では前記数学式1により、入力電圧がAC220V である場合、約DC156V程度が出力される。又、前記スイッチング発振部3 0でトランジスタQ1のコレクタ側に連結されたキャパシタc7はスナッバ用で あって、入力電源が急激に上昇されるか又は変動されるときに、誘導性負荷のサ ージ電圧により関連回路の能動素子が破壊されるのを防止する。前記トランジス タQ1はブロック図で示す前記CPU70の制御によりベースBに制御電圧が提 供されると、ランプ駆動部40に紫外線ランプ50を駆動させるための信号を出 力する。
【0035】 又、前記紫外線ランプ50は、詳しく図示していないが、1番端子と2番端子 間にフィラメントが連結され、3番端子と4番端子にもフィラメントが連結され て、点灯信号が提供されるときに作動する。
【0036】 又、前記CPU電源部60の入力側に配置されたキャパシタc4は入力電源電 圧を降下する役割をする。又、ダイオードD3とゼナーダイオードZD2として 反波整流回路を構成し、ダイオードD4は瞬間過電圧を保護する素子である。
【0037】 又、素子R1,C2により電流制限された入力電源はダイオードD3,D4を 通じて反波整流され、ゼナーダイオードZD2により定電圧制御されてコンデン サC6に貯蔵される。このように低電流を印加する回路を採択することにより、 本考案による歯ブラシ殺菌機の製造原価を従来に比べて顕著に節減して、一般家 庭及び病院などで実用的に利用することができるようになる。
【0038】 本考案によるCPUは、所定の発振周波数(本実施例では3.58MHzを用 いる)を有する発振器(OSC)を基本クロックとして時間別に起動信号(Ac tive Signal)を提供することにより、回路の任意的な動作を排除す るようにした。 このときの紫外線ランプがオン状態になるときは、動作表示部80の赤色LE Dがオンされるようにして、使用者の便意を図り、緑色ランプは待機(stan dby)状態を示すようにして、回路の動作状態を使用者が恒常確認できるよう にした。
【0039】 又、本考案でのCPU70のリセット端子と歯ブラシ殺菌機のドアスイッチ( 図示せず)を連結させて、ドアが開けるときに使用者が紫外線ランプの殺菌光エ ネルギーを直接照射しないようにして、安全度を向上させている。
【0040】 以下、このような具体的な駆動回路を採用する本考案に係る歯ブラシ殺菌機の 例を図3を用いて説明する。
【0041】 図3は、本考案によるシングルエンド安定器回路を採用した歯ブラシ殺菌機の 使用状態を示す説明図である。図3に示すように、本考案に係る歯ブラシ殺菌機 は本体90と、開閉により歯ブラシを収納するドア100と、歯磨きを保管する 歯磨き保管台110と、紫外線ランプが正常作動するか否やかを直接観察できる 表示窓120と、前記紫外線ランプのオン/オフを表示する動作表示灯130と 、歯ブラシが掛かる歯ブラシ掛止台140と、からなる。
【0042】 前記本考案によるシングルエンド安定器回路を採用した歯ブラシ殺菌機に対す る説明は、本考案の技術内容に大きく影響を与えないため、その詳細な動作説明 は省略する。
【0043】 このような本考案による駆動回路は、歯ブラシ用殺菌機を例えて説明したが、 食器乾燥機などの紫外線ランプの効果を用いる機器と、外部のクロックによらず に安定な発振を用いる分野の回路及び機器に利用されることができる。
【0044】 このように本考案で採択されたCPUは、廉価の一般のリモートコントローラ ーに用いられるものとして設計して、製造原価を顕著に低くすることができる。
【0045】
以上説明したように本考案は、従来と比べ回路の構成を簡単にして製造原価を 節減し、ソフト起動を実行して紫外線ランプの寿命を延長させ、殺菌効果を顕著 に高めながら外部と絶縁されるようにする制御方式を採択して、回路の誤動作を なくして安定的に作動するシングルエンド安定器回路を提供し得るという効果が ある。
【0046】 上述の本考案の好ましい実施例は、例示の目的のために開示されたもので、当 業者ならば、本考案の特許請求範囲に開示された本考案の思想と範囲を外れない 限り各種修正、変更、代替及び付加が可能なのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシングルエンド安定器回路の構成
を示したブロック図である。
を示したブロック図である。
【図2】本考案に係るシングルエンド安定器回路の詳細
回路図である。
回路図である。
【図3】本考案に係るシングルエンド安定器回路を採用
した歯ブラシ殺菌機の使用状態を説明する説明図であ
る。
した歯ブラシ殺菌機の使用状態を説明する説明図であ
る。
【図4】従来の歯ブラシ殺菌機に用いられる駆動回路の
構成を示したブロック図である。
構成を示したブロック図である。
10:EMI部 20:整流部 30:スイッチング発振部 40:ランプ駆動部 50:紫外線ランプ部 60:CPU電源部 70:CPU 80:動作表示部 90:本体 100:ドア 110:歯磨き保管台 120:表示窓 130:動作表示灯 140:歯ブラシ掛止台 150:歯ブラシ 160:多用度棚 EI:トランス c1−c11:キャパシタ R1−R6:抵抗 D1−D4:ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月3日(2000.10.
3)
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 紫外線ランプとシングルエンド安定器
回路
回路
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシングルエンド安定器回路の構成
を示したブロック図である。
を示したブロック図である。
【図2】本考案に係るシングルエンド安定器回路の詳細
回路図である。
回路図である。
【図3】本考案に係るシングルエンド安定器回路を採用
した歯ブラシ殺菌機の使用状態を説明する説明図であ
る。
した歯ブラシ殺菌機の使用状態を説明する説明図であ
る。
【図4】従来の歯ブラシ殺菌機に用いられる駆動回路の
構成を示したブロック図である。
構成を示したブロック図である。
【符号の説明】 10:EMI部 20:整流部 30:スイッチング発振部 40:ランプ駆動部 50:紫外線ランプ部 60:CPU電源部 70:CPU 80:動作表示部 90:本体 100:ドア 110:歯磨き保管台 120:表示窓 130:動作表示灯 140:歯ブラシ掛止台 150:歯ブラシ 160:多用度棚 EI:トランス c1−c11:キャパシタ R1−R6:抵抗 D1−D4:ダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも入力電圧に含まれた電磁波を
除去するEMI処理部と、前記EMI処理部の一方の出
力に接続され入力電圧を整流する整流部と、ランプを駆
動させるためのランプ駆動部と、点灯され殺菌作用の可
能な紫外線ランプを具備するシングルエンド安定器回路
であって、 前記整流部の一端に連結されて安定的な出力を発振し、
CPUの制御に連動して動作するスイッチング発振部
と、 前記EMI処理部の他端に連結され所定の直流電圧を生
成するCPU電源部を備えるCPUと、 前記CPU電源部から発生する所定の駆動電圧を受け、
前記スイッチング発振部に連動して制御して、回路の誤
動作を防止するフォトカップラを備え、紫外線ランプの
オン/オフ動作を表示する動作表示部と、で構成される
ことを特徴とするシングルエンド安定器回路。 - 【請求項2】 前記スイッチング発振部に発振素子とし
て用いられるトランジスタの個数が1個であるシングル
エンド方式であることを特徴とする請求項1に記載のシ
ングルエンド安定器回路。 - 【請求項3】 前記スイッチング発振部は、前記CPU
の出力信号に連動して作動することを特徴とする請求項
1に記載のシングルエンド安定器回路。 - 【請求項4】 紫外線ランプを用いた歯ブラシ殺菌機で
あって、ドアの開閉にかかわらず所定の時間間隔で前記
紫外線ランプを作動させ、紫外線ランプ駆動回路を構成
するため一つのトランジスタだけが用いられることを特
徴とする歯ブラシ殺菌機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004812U JP3076452U (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 紫外線ランプとシングルエンド安定器回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004812U JP3076452U (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 紫外線ランプとシングルエンド安定器回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076452U true JP3076452U (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=43209513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000004812U Expired - Lifetime JP3076452U (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 紫外線ランプとシングルエンド安定器回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076452U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023034359A3 (en) * | 2021-09-01 | 2023-04-13 | Glenn Bruce | Sanitizing apparatus, station, and method of use |
-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000004812U patent/JP3076452U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023034359A3 (en) * | 2021-09-01 | 2023-04-13 | Glenn Bruce | Sanitizing apparatus, station, and method of use |
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