JP3076173U - 車椅子ステップ用のカバー体 - Google Patents
車椅子ステップ用のカバー体Info
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- JP3076173U JP3076173U JP2000006489U JP2000006489U JP3076173U JP 3076173 U JP3076173 U JP 3076173U JP 2000006489 U JP2000006489 U JP 2000006489U JP 2000006489 U JP2000006489 U JP 2000006489U JP 3076173 U JP3076173 U JP 3076173U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡易な構造で車椅子のステップの緩衝性を高め
ると共に、その着脱や取り扱いを容易にした車椅子ステ
ップ用のカバー体を提供する。 【解決手段】車椅子ステップ用のカバー体(1)を、車
椅子(2)の足置き位置に回動軸(23a)をもって取
り付けられたステップ(23)を覆うカバー体であっ
て、全体として一定形態を維持し得る保形力を持ち、か
つ少なくとも足置き面(11)を弾性材で形成すると共
に、ステップの回動軸の対向端部からステップ全体へ環
装し得る嵌入口(10)を有することを特徴として構成
する。また、全体を所定厚さの弾性材で形成したり、ス
テップへの環装時に付着力を生じ得る程度に嵌入口を形
成して構成してもよい。
ると共に、その着脱や取り扱いを容易にした車椅子ステ
ップ用のカバー体を提供する。 【解決手段】車椅子ステップ用のカバー体(1)を、車
椅子(2)の足置き位置に回動軸(23a)をもって取
り付けられたステップ(23)を覆うカバー体であっ
て、全体として一定形態を維持し得る保形力を持ち、か
つ少なくとも足置き面(11)を弾性材で形成すると共
に、ステップの回動軸の対向端部からステップ全体へ環
装し得る嵌入口(10)を有することを特徴として構成
する。また、全体を所定厚さの弾性材で形成したり、ス
テップへの環装時に付着力を生じ得る程度に嵌入口を形
成して構成してもよい。
Description
【0001】
本願考案は、車椅子ステップ用のカバー体に関したもので、特に、着座者の接 触を緩和すると共に着脱を自在にした車椅子ステップ用のカバー体に関する。
【0002】
従来から車椅子は、足の不自由な人、若しくは術後の患者等(以下、「搭乗者 」と称する。)が乗って自分で、又は介助者に押してもらう等して移動するため に広く利用されている。この車椅子の前方下部には搭乗者が足を載せるためのス テップが配設されている。
【0003】 上記のステップは、木材、樹脂等の硬質材から形成されるプレート材であり、 足を載せ得る程度の剛性を有している。また、図1に示すように、車椅子の前方 下部にてフレームから突出した状態で対向して回動自在に配置され、通常は水平 に維持され使用に供される。さらに、前記ステップの回動は、内側対向から外側 上方に回動して前方下部にスペースを確保し、搭乗者の乗り降り等を考慮する構 造となっている。
【0004】
この車椅子のステップは上述したように所定の剛性を有したプレート材であり 、前方に突出した状態で配置されているため、搭乗者や介助者の運転ミス又は過 失により他の歩行者や載置物に接触又は衝突することがあり、怪我や破損に至る 問題があった。また、乗り降りの時に、足の自律制御ができない搭乗者を介助者 が引き上げる際に、その足がステップの角部等に接触して怪我をさせてしまうと いった問題も有った。
【0005】 このため、搭乗者や介助者は衝撃を和らげて前記の怪我や破損を防ぐと共に、 、足をステップに置いた時の置き心地を良くするため、ステップにタオルや布類 を包帯や紐で巻き付ける方法(以下「包帯類の巻き付け」と略称する。)などに より対処していた。
【0006】 しかし、上記の包帯類の巻き付けは、洗濯等で交換する場合、その着脱作業が 健常者にとっても煩雑であり、搭乗者にとってはなおさらであった。また、包帯 類の巻き付けのみでは、その巻き付け方や巻き付け量の偏りにより緩衝性能にバ ラツキを生じる問題もあった。
【0007】
そこで、本願考案は上述した問題点に着目して為されたものであり、簡易な構 造で車椅子のステップの緩衝性を高めると共に、その着脱や取り扱いを容易にし た車椅子ステップ用のカバー体を提供するものである。
【0008】
上記目的を達成するため、本願考案は以下のように構成される。 即ち、車椅子ステップ用のカバー体を、車椅子(2)の足置き位置に回動軸( 23a)をもって取り付けられたステップ(23)を覆うカバー体であって、全 体として一定形態を維持し得る保形力を持ち、かつ少なくとも足置き面(11) を弾性材で形成すると共に、ステップ(23)の回動軸(23a)の対向端部か らステップ(23)全体へ環装し得る嵌入口(10)を有することを特徴として 構成する。
【0009】 また、車椅子ステップ用のカバー体を、全体を所定厚さの弾性材で形成したり 、ステップ(23)への環装時に付着力を生じ得る程度に嵌入口(10)を形成 して構成してもよい。
【0010】 なお、上記の実用新案登録請求の範囲の欄、及び課題を解決するための手段の 欄において括弧付きで記した図面符号は、考案の構成の理解を容易にするために 参考として付記したもので、この図面上の形態に限定するものではないのはもち ろんである。
【0011】
以下に、本願考案に係る車椅子ステップ用のカバー体(以下、「カバー体」と 略称する。)の具体的実施形態例について、図面に基づき詳細に説明する。 図1は本実施形態例のカバー体と車椅子の全体概観を示す一部切欠き斜視図で あり、図2は本実施形態例のカバー体と車椅子のステップ部分を拡大して示す要 部拡大斜視図である。
【0012】 先ず、車椅子2は、図1に示すように、金属(アルミ、鉄)製パイプ材で主枠 体となるフレーム20を構成し、これに可撓性のシート材を張設して、上からバ ックレスト20a、座面20b、及びレッグレスト20cを配設している。また 、フレーム20の両サイドにはアームレスト20d、車輪21、及びハンドリム 21aを配設し、バックレスト20aの後部には介助者が把持するハンドル20 eを備え、フレーム20の前側下部にはキャスター22を配設し、そして、レッ グレスト20cの前方の先端部において、前後方向を回動軸23aとして水平か ら上方へ回動自在とする略矩形板状のステップ23を配置してなるものである。 なお、本実施形態例に用いる車椅子2は既存のものであり、車椅子2の基本的構 成自体に本願考案の主眼はないため、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0013】 本願考案の主眼であるカバー体1は、一定形態を維持する保形力を有する材質 で、かつ弾性材から形成される。例えば、所定厚さのズポンジ材、又はゴム材等 からなる。その形状は矩形状を成し、その一端側又は両端側の端面部にはステッ プ23が挿入し得る程度の嵌入口10を有し、その嵌入口10から内部にはステ ップ23の全体をカバーし得る挿入空間10aを形成している。
【0014】 カバー体1の肉厚寸法は、本実施形態例では10〜15mmであり、足置き面 11側を対向面側の1.5倍程度の厚さに形成している。長手方向の寸法は少な くともステップの足置き面11全体を覆い得る寸法に有している。また、幅方向 及び嵌入口10の寸法はステップの環装時には付着力(弾性材料の弾性変形によ り生じる付着力)を生じ得る程度の寸法、すなわちステップ23の挿入側端面形 と同じか、又は僅かに小さく形成するようしている。
【0015】 上記のように構成したカバー体1は、図2に示すように、ステップ23を上方 へ回動させて端部を上側へ向かせ(矢印a)、嵌入口10よりステップ23に環 装していき(矢印b)、ステップ23の長手方向の上面をすべて覆うようにする 。この時、カバー体1は、幅方向及び嵌入口10がステップ23に対して付着力 を有する寸法であるため一定の固着力を発揮することになる。また、もう一方の ステップ23にもカバー体を環装させておき、両方とも水平に回動させて足を載 せ使用に供する。
【0016】
上記実施形態例では、カバー体1の全体をスポンジ材で形成しているが、これ に限らず少なくともステップ23の足置き面のみをスポンジ材で形成するように してもよい。また、嵌入口10はカバー体の片側に限らず両端側に設けてもよい 。これにより何れの側からかも環装が可能となり、取り扱い性を向上させる。
【0017】
本願考案は、車椅子のステップに弾性材で形成されたカバー体が環装されて緩 衝機能を向上させることにより、搭乗者や他の歩行者の安全及び載置物の破損を 防ぐことが可能になると共に、搭乗者の足の置き具合も向上する。
【0018】 また、このカバー体はステップへの着脱が簡単容易であるため、カバー体を洗 濯等するための交換作業の負担が減り、さらには搭乗者自らも着脱が容易となる 効果を有する。このことは、直接素足が触れるステップ面に簡単にカバー体を取 付け交換ができることになり、共有使用の車椅子においても自分専用のカバー体 を取付けることにより、他人使用の違和感を緩和することもできる。
【0019】 さらに、カバー体を保形力のある材質で構成し、かつ嵌入口からの環装により 付着力を発揮するため、これの固定や結束の手間が省けて着脱が極めて容易とな る効果を奏する。
【0020】 かかる効果を奏する本願考案は、健常者にとっては些細なものであっても、身 体に何らかの傷害を有する搭乗者にとっては、無視できない大きな効果を発揮す るものであり、近年その使い易さが重視されつつある福祉機器において、少なか らず貢献するものであると自負するものである。
【図1】 本実施形態例のカバー体と車椅子の全体概観
を示す一部切欠き斜視図である。
を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】 本実施形態例のカバー体と車椅子のステップ
部分を拡大して表す要部拡大斜視図である。
部分を拡大して表す要部拡大斜視図である。
1 カバー体(ステップ用の) 10 嵌入口 10a 挿入空間 11 足置き面 2 車椅子 20 フレーム 20a バックレスト 20b 座面 20c レッグレスト 20d アームレスト 20e ハンドル 21 車輪 21a ハンドリム 22 キャスター 23 ステップ 23a 回動軸
Claims (3)
- 【請求項1】 車椅子(2)の足置き位置に回動軸(2
3a)をもって取り付けられたステップ(23)を覆う
カバー体であって、 全体として一定形態を維持し得る保形力を持ち、かつ少
なくとも足置き面(11)を弾性材で形成すると共に、
ステップ(23)の回動軸(23a)の対向端部からス
テップ(23)全体へ環装し得る嵌入口(10)を有す
ることを特徴とする車椅子ステップ用のカバー体。 - 【請求項2】 全体を所定厚さの弾性材で形成したこと
を特徴とする請求項1記載の車椅子ステップ用のカバー
体。 - 【請求項3】 ステップ(23)への環装時に付着力を
生じ得る程度に嵌入口(10)を形成したことを特徴と
する請求項1、又は2記載の車椅子ステップ用のカバー
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006489U JP3076173U (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 車椅子ステップ用のカバー体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006489U JP3076173U (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 車椅子ステップ用のカバー体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076173U true JP3076173U (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=43209245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000006489U Expired - Fee Related JP3076173U (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 車椅子ステップ用のカバー体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076173U (ja) |
-
2000
- 2000-09-07 JP JP2000006489U patent/JP3076173U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |