JP3076147U - 折り畳み自転車の主・副折り畳み装置 - Google Patents

折り畳み自転車の主・副折り畳み装置

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JP3076147U
JP3076147U JP2000006270U JP2000006270U JP3076147U JP 3076147 U JP3076147 U JP 3076147U JP 2000006270 U JP2000006270 U JP 2000006270U JP 2000006270 U JP2000006270 U JP 2000006270U JP 3076147 U JP3076147 U JP 3076147U
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単で、組み立て、操作も容易であり、且つ
安全でコスト面でも経済的な折り畳み自転車の主・副折
り畳み装置を提供すること。 【解決手段】 車軸11の中央にメインの折り畳み装置
2があり、この折り畳み装置は「メス」の部分3、「オ
ス」の部分4、はめこみ軸、開閉式の錠からなってい
る。そのうち、「メス」、「オス」部分の一端は、はめ
込み軸によってつながり、もう一方の端は、開閉式の錠
によって、開け閉めできるようになっている。また、
「メス」、「オス」部分の外側は、それぞれ前軸11
1、後ろ軸112とつながる。前部の前管の中間にあ
る、サブの折り畳み装置2′の構造も、前述のメインの
折り畳み装置と同様である。また、「メス」と「オス」
の外側は、それぞれ、前管上部131と前管下部132
につながっている。このメイン折り畳み装置を使うこと
で、自転車の車軸を直線に固定し、また、折り曲げて体
積を半分にすることが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、折り畳み自転車の主・副折り畳み装置に関わる。本考案の主・副折 り畳み装置を使うことで、自転車の車軸を折り曲げ、同時に自転車の前管も折り 曲げることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来の折り畳み自転車の構造はたいてい複雑で、使用されているパーツも多い 。そして、2つの開閉式装置があり、それがすなわち、かみあわせて固定する装 置であり、安全装置である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構造は、操作が面倒であることが多い。勿論、バーを直 接つなげて固定する、操作の簡単なものもあるが、使用されるパーツが多くなる 。それに、安全補助装置が施されていない。一部には、構造も装置も簡単なもの があるが、組み立てる際の操作に問題があり、安全補助装置が施されていないの で、ちょっとした不注意で大きな事故を招くことにもなりかねない。 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単で、組み立て 、操作も容易であり、且つ安全でコスト面でも経済的な折り畳み自転車の主・副 折り畳み装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の折り畳み装置は、車軸の中央にメインの折り畳み装置がある。この折 り畳み装置は「メス」の部分、「オス」の部分、はめこみ軸、開閉式の錠からな っている。そのうち、「メス」の部分と「オス」の部分の一端は、はめ込み軸に よってつながっている。もう一方の端は、開閉式の錠によって、開け閉めできる ようになっている。この開閉式の錠は、一端が突起を持つ軸で、もう一方がリン グ状の部分を持つ支え棒である。リング状の部分は、「オス」「メス」の鋲でハ ンドルと組み合わされる。支え棒のもう一方はネジ状で、とめ座、バネ、軸を貫 き、さらに、ナットで固定される。前述の軸は「オス」部分の、上下の軸管内を 通り、支え棒は上下の、軸管の間の切り込み部分に位置し、ハンドルの旋回によ って支え棒の旋回をコントロールし、支え棒が上下することによって軸の底部の 突起部分を「メス」部分のはめ込み穴にはめ込んだり、穴から離脱させたりする 。
【0005】 また、「メス」部分、「オス」部分の外側は、それぞれ前軸、後ろ軸とつな
が っている。そして、前部の前管の中間にある、サブの折り畳み装置の構造も、前 述のメインの折り畳み装置と同様である。また、「メス」と「オス」の外側は、 それぞれ、前管上部と前管下部につながっている。本考案のメイン折り畳み装置 を使うことで、自転車の車軸を直線に固定すること、あるいは、折り曲げて体積 を半分にすることが可能である。また、サブの折り畳み装置を使うことで、前管 を垂直に保つこと、あるいは、ハンドル部分を折り曲げて、体積を半分にするこ とが可能である。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1を参照して説明する。メイン折り畳み装置2は、車体の車軸に設けられて いる(前軸111と後ろ軸112からなる)。メイン折り畳み装置2は、「メス 」部分3、「オス」部分4、軸5、開閉式の錠6からなる。開閉式の錠6は、軸 61、支え棒62、ハンドル63、止め座64、バネ65、ナット66からなる 。そのうち、「メス」部分3は、上下に折れ曲がり部分31があり、この2つの 折れ曲がり部分31の一端には、同心穴32が開けられている。そして、折れ曲 がり部分31のうちの1つには、穴33がある。また、「メス」部分3の前部外 側に伸びた突起部分34があり、その中央にははめ込み溝35がある。さらに、 「メス」部分3には、穴36があって、その穴は、「メス」部分3と前軸111 が熔接される際の放熱穴である。
【0007】 「オス」部分4の一端は、はめ込み管41があり、もう一方には、上下に軸管 42がある。上下2つの軸管42の間には、切り込み43がある。また、「オス 」部分4の中間には、補強板44、及び、穴45が設けられている。そのうち、 穴45は、「オス」部分4が後ろ軸112に熔接される際の放熱穴である。そし て、補強板44は、「オス」部分4が変形等を起こさないために補強するもので ある。
【0008】 前述の軸5は、「オス」部分4のはめ込み管41を貫き、「メス」部分3上下 の同心穴32の中を通り、「オス」部分4と「メス」部分3を組み合わせて一体 化させ、「メス」部分3を開閉可能にする。
【0009】 前述の軸61は、一端が突起611になった、柱状で、軸61の中央には穴6 12が開いている。支え棒62は、一端がリング状621になったネジである。 ハンドル63は、一端が2つの対称になった耳633を持つ。この2つの耳63 3の側面は平面の部分634と止まり635になっている。そして、支え棒52 のリング状の部分621は、「オス」鋲631と「メス」鋲632によって、ハ ンドル63の2つの耳633と組み合わされる。また、支え棒62のネジ部分は 、止め座64、バネ65、軸の穴612を通って、ナット66で固定される。
【0010】 図2を参照して説明する。わかりやすいように、軸管42と軸61の下の部分 を切り取ってある。「オス」部分4、「メス」部分3は、まだかみあわさってい ない。軸61は、自分自身の重みによって、下に下がり、底部の突起611が軸 管42から露出する。
【0011】 図3を参照して説明する。ハンドル63が上に上がる時、軸61も一緒に上が る。突起611は軸管42の中に入り込む。
【0012】 図4を参照して説明する。図4は図3に続いている。「オス」部分4は「メス 」部分3内に収まり、「オス」部分4と「メス」部分3は閉じた状態になる。た だし、かみあわさってはいない。
【0013】 図5を参照して説明する。図5は図4に続いている。軸61は自らの重みで下 に下がる。したがって、突起611は穴33の中に収まることになる。さらに、 ハンドル63は、水平に旋回し、支え棒62を「メス」部分3のはめ込み溝35 に収める。止め座65は、突起34の外側にある。
【0014】 図6を参照して説明する。図6は図5に続いている。最後に、ハンドル63は 、垂直に旋回し(上向き、下向き、あるいは、横向き)、さらに、ハンドル63 の上の平面部分634が止め座64を圧迫して、突起部分34に押しつけ、「オ ス」部分4と「メス」部分3を密にかみあわさせる。平面部分の下にある止まり 635があることと、止め座64が邪魔することで、ハンドル63は下向きにな ることはない。逆に、「オス」部分4を「メス」部分3から離脱させるには、図 6から図2へと逆方向の操作をするだけでよい。
【0015】 仮に、ハンドル63が倒されないでかみ合わせが緩んだ場合(図5参照)でも 、軸61は自身の重みで下に下がっている。突起611はやはり穴33の中に収 まっているので、「オス」部分4と「メス」部分3が離脱することはなく、安全 である。
【0016】 図7を参照して説明する。サブの折り畳み装置2’は、車体の前管の中間に設 けられている(前管上部131と前管下部132からなる)。構造、原理は前述 のメイン折り畳み装置2と同じである。図1と比較して見るとわかるが、「オス 」部分4の左右にはめ込み部分46があり、「メス」部分3の2つの折れ曲がり 部分31にはめ込み溝37が設けられている。はめ込み部分46とはめ込み溝3 7がかみあわさり、「オス」部分4と「メス」部分3は外からの圧力を受けるこ となく、移動を防ぐこともできる。
【0017】 図8を参照して説明する。サブの折り畳み装置2’のハンドル63が緩んでも 、軸上のナット66がはめ込み溝35内にはまり込み、軸61が左右に移動する ことはない。したがって、突起611が穴33から離脱することはない。つまり 、「オス」部分4と「メス」部分3が離脱することもないのである。ハンドル6 3がさらに上がり、水平の状態になったら、ナット66ははめ込み溝35から離 脱し、軸61が回り、突起611が穴33から離脱する。すなわち、「オス」部 分4と「メス」部分3が離脱する。その他の操作過程はメイン折り畳み装置2と 同様であるので、詳しい説明は避ける。
【0018】 図9を参照して説明する。メイン折り畳み装置2は、折り畳み自転車1の車軸 11の前後車軸111、112の間に設けられている。そして、サブの折り畳み 装置2’は、前管13の上部131と下部132の間に設けられている。主・副 折り畳み装置2、2’が共にかみあわさった状態であれば、折り畳み自転車1は 、直線構造で、乗ることができる。
【0019】 図10を参照して説明する。メイン折り畳み装置2の「オス」部分4と「メス 」部分3を開いた状態にすると、前軸111は後ろに180度旋回し、車体は半 分に折れた状態になる。さらに、前管上部131も下に180度旋回させると、 ハンドル部分が半分に折れた状態になる。つまり、前輪14が後輪15と合わさ り、ハンドル16が前輪14に重なるのである。
【0020】 ハンドル63が軸61の上下、あるいは、旋回をコントロールすることを利用 して、「オス」部分4と「メス」部分3を閉合、離脱させるということは、つま り、軸61の突起611が穴33にはまり込み、「オス」部分と「メス」部分を しかっりとかみあわさせるということである。さらに、ハンドル63の平面部分 631が止め座64を突起部分34に押しつけ、「オス」部分と「メス」部分が 離脱することはない。ハンドル63が緩んだり、止め座64が突起部分34から 離脱しても、軸61の自身の重みによって、突起611はそのまま穴33に収ま っている。あるいは、ナット66がはめ込み溝35の中に収まっていて、軸61 は上下移動することはなく、「オス」部分と「メス」部分が離脱することはない 。
【0021】
【考案の効果】
本考案の折り畳み自転車の主・副折り畳み装置は、仮に、ハンドルが移動する ことがあっても、軸の底部の突起が穴の中にはまっているので、「メス」と「オ ス」とが離脱することがなく、閉じた状態を保つので、安全性に優れている。
【0022】 本考案の折り畳み自転車の主・副折り畳み装置は、構造が簡単で、組み立て、 操作も容易である。
【0023】 本考案の折り畳み自転車の主・副折り畳み装置は、市販の開閉式錠を使用する ことが可能である。したがって、新たに型を作って、製造する必要がなく、コス ト面でも経済的である。
【0024】 本考案の折り畳み自転車の主・副折り畳み装置は、安全性を重視しているので 、児童の手をはさむといった、事故が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のメイン折り畳み装置の分解立体図であ
る。
【図2】本考案のメイン折り畳み装置の立体図である。
【図3】本考案のメイン折り畳み装置の第一実施例であ
る。
【図4】本考案のメイン折り畳み装置の第二実施例であ
る。
【図5】本考案のメイン折り畳み装置の第三実施例であ
る。
【図6】本考案のメイン折り畳み装置の第四実施例であ
る。
【図7】本考案のサブの折り畳み装置の立体分解図であ
る。
【図8】本考案のサブの折り畳み装置の組み立て後の立
体図である。
【図9】本考案の、主・副折り畳み装置を自転車に取り
付けた図である。
【図10】本考案の、主・副折り畳み装置を自転車に取
り付けて、折り畳んだ状態の図である。
【符号の説明】
1 折り畳み自転車 11 車軸 111 前軸 112 後ろ軸 12 丸い突起 13 前管 131 前管上部 132 前管下部 14 前輪 15 後輪 16 ハンドル 2 メイン折り畳み装置 2’ サブ折り畳み装置 3 「メス」部分 31 折れ曲がり部分 32 同心穴 33 はめ込み穴 34 突起 35 はめ込み溝 36 放熱穴 37 はめ込み溝 4 「オス」部分 41 はめ込み管 42 軸管 43 切り込み 44 補強板 45 放熱穴 46 はめ込み部分 5 軸 6 錠 61 軸 611 突起部分 612 穴 62 支え棒 621 リング状の部分 63 ハンドル 631 「オス」鋲 632 「メス」鋲 633 耳 634 平面部分 635 止まり 64 止め座 65 バネ 66 ナット

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸の中間に設けられたメインの折り畳
    み装置と、車体前部の前管の中間に設けられたサブの折
    り畳み装置からなり、 サブの折り畳み装置の構造は、メインの折り畳み装置の
    構造と同じで、「メス」の部分、「オス」の部分、はめ
    こみ軸、開閉式の錠からなっていて、 「メス」の部分は、上下が折れ曲がった部分になってい
    て、この2つの折れ曲がった部分の一端には同心穴が開
    けられていて、「オス」の部分は一端がはめ込み管にな
    っている1枚の板で、「オス」のはめ込み管と「メス」
    の2つの折れ曲がり部分の同心穴は、軸によって組み合
    わされ、 「メス」部分の前部の外側には、はめ込み溝があり、折
    れ曲がり部分のうち、1つには、はめ込み穴があって、 「オス」部分の一端には上下に軸管があり、2つの軸管
    の間は切り込みになっていて、 開閉式の錠は、軸、支
    え棒、ハンドル、止め座、バネ、ナットからなり、支え
    棒は一端がリング状の部分になっているネジで、「オ
    ス」「メス」の鋲によって、ハンドルの一端にある、2
    つの平面部の耳に固定され、止め座を貫き、バネ、及
    び、軸の穴を通って、ナットによって締められ、 前述の軸は「オス」部分の、上下の軸管内を通り、支え
    棒は上下の、軸管の間の切り込み部分に位置し、ハンド
    ルの旋回によって支え棒の旋回をコントロールし、支え
    棒が上下することによって軸の底部の突起部分を「メ
    ス」部分のはめ込み穴にはめ込んだり、穴から離脱させ
    たりする特徴を持つ、折り畳み自転車の主・副折り畳み
    装置。
  2. 【請求項2】 「オス」部分の左右両側に、はめ込み突
    起部分を設け、「メス」部分の両側には、突起に対応す
    るはめ込み溝を設け、突起が溝とかみあわさることで、
    折り畳み装置の耐圧性を強化させ、より安定させる特徴
    を持つ、請求項1に記載の折り畳み自転車の主・副折り
    畳み装置。
  3. 【請求項3】 「メス」部分の前部外側に突き出た部分
    があり、その突き出た部分の中央には、はめ込み溝が設
    けられていて、軸の止め座に対応する、請求項1、ある
    いは、請求項2に記載の折り畳み自転車の主・副折り畳
    み装置。
  4. 【請求項4】 「オス」部分の板の中間に補強板を設け
    た、請求項3に記載の折り畳み自転車の主・副折り畳み
    装置。
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