JP3076085U - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JP3076085U
JP3076085U JP2000006418U JP2000006418U JP3076085U JP 3076085 U JP3076085 U JP 3076085U JP 2000006418 U JP2000006418 U JP 2000006418U JP 2000006418 U JP2000006418 U JP 2000006418U JP 3076085 U JP3076085 U JP 3076085U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープカセットをカセット載置位置に安定し
て載置すること。 【解決手段】 シャーシ2の両ガイド板3a,3b間に
テープカセット用移動台4が前後進a,b可能に配置さ
れ、前記各ガイド板3a,3bに枢着した左右一対の揺
動レバー8が前記移動台4に突設したガイド杆5に係合
され、前記両揺動レバー8が同期軸36により連結され
ており、該両揺動レバー8を前後回動c,dさせること
により、ガイド杆5を介して移動台4を両ガイド板3
a,3b間に設定したカセット挿入位置Aとカセット載
置位置Bとの間で前後進a,bさせるようにした磁気テ
ープ装置において、前記同期軸36にカセット支持部3
5が突設されており、そのカセット支持部35によりカ
セット載置位置Bに載置されたテープカセットTの基端
部下面Tbを支持するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、テープカセットをカセット載置位置に安定して載置することができ る磁気テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気テープ装置の技術として特開昭58−68265号公報などに記載 したものがあり、その一例を図10〜図12に基づいて説明すると、これは、筐 体1内のシャーシ2上に左右一対のガイド板3a,3bが互いに平行して立設さ れ、該両ガイド板3a,3b間に配置したテープカセット用移動台4の両側面に 突設した複数のガイド杆5が各ガイド板3a,3bに貫設した複数の略L字状ガ イド孔6に移動可能に挿通されることにより、その移動台4がカセット挿入位置 Aとカセット載置位置Bとの間を前後進a,b可能に形成され、ガイド板3a, 3bに枢着軸7を介して前後回動c,d可能に枢着させた揺動レバー8が前側ガ イド杆5に係合され、シャーシ2の裏面に回転可能に配置した回転カム9の中央 部外周面に形成したウォーム歯車10に駆動源(図示せず)により回転駆動され るウォームギヤ11が噛合され、回転カム9の上部外周面に形成した傘歯車12 と揺動レバー8の基端部に形成した歯車13とがクラッチ付き歯車機構14によ り連動連結されている。なお、15は両ガイド板3a,3b間に架設した天板で ある。
【0003】 図12に示すように、各揺動レバー8の先端部に形成した凹溝8aをガイド杆 5に嵌合させ、該ガイド杆5に揺動レバー8に係止した押えばね16の一端が係 合されており、その押えばね16の押し込み力によりガイド杆5を介して移動台 4がカセット載置位置Bから不測に浮き上がらないようにしている(図12仮想 線参照)。
【0004】 図10中、17はテープカセットTから磁気テープtを引き出してヘッドシリ ンダ18に巻き付けるための可動テープガイドポスト、19は全幅消去ヘッド、 20は音声消去ヘッド、21は音声・コントロールヘッド、22は固定テープガ イドポスト、23はバックテンションポスト、24はキャプスタン、25はピン チローラである。
【0005】 上記構成において、図12に実線で示すように、移動台4をカセット挿入位置 Aに待機させた状態で、テープカセットTを筐体1のテープカセット挿入口1a にインジェクトすると、歯車機構14のクラッチがオフにされているので、テー プカセットTが移動台4に挿入されることにより、該移動台4がわずかに後進b 方向に押し込まれ、その押し込みを検知する検知器(図示せず)からの検知信号 に基づいて駆動源によりウォームギヤ11、ウォーム歯車10及び回転カム9を 介して歯車機構14のクラッチがオン状態にされ、該歯車機構14を介して回転 カム9と揺動レバー8とが一体的に連動連結され、これ以後は、前記駆動源によ り揺動レバー8が後方に回動dされることにより、移動台4がガイド孔6に沿っ て水平に後進bされた後に垂直に下降されてカセット載置位置Bに送り込まれる (図12仮想線参照)。その後、テープカセットTから磁気テープtが引き出さ れ(図10仮想線参照)、再生などの動作が行われる。
【0006】 また、エジェクト釦(図示せず)を押すことにより、そのエジェクト信号に基 づいて駆動源により歯車機構14などを介して揺動レバー8が前方に回動cされ ることにより、カセット載置位置Bの移動台4がガイド孔6に沿って垂直に上昇 された後にカセット挿入位置Aまで水平に前進aされ、テープカセットTがエジ ェクトされる(図12実線参照)。
【0007】 前記各揺動レバー8と枢着軸7との連結状態を示すと、図13に示すように、 枢着軸7の両端部に切削加工を施して上下一対の凹段部33を形成することによ り、その両凹段部33間に横断面略偏平矩形状の突起部7aが形成され、該各突 起部7aに各揺動レバー8の基端部に貫設した偏平矩形状の嵌合孔8bを嵌合さ せている。
【0008】 図10に示すように、シャーシ2の中央部に左右一対のカセット支持部材34 が設けられると共に、該各カセット支持部材34の上面にピン34aが一体突設 されており、テープカセットTをカセット載置位置Bに載置したときに、該テー プカセットTの開口部下面が両カセット支持部材34に当接されると共に、その テープカセットTに形成した位置決め孔Taがピン34aに嵌合される(図12 仮想線参照)。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成では、カセット載置位置Bに載置したテープカセットTの開口部下面 がカセット支持部材34により支持されるようになっているが、該テープカセッ トTの基端部下面Tbを支持するものがないため、そのテープカセットTをカセ ット載置位置Bに載置している状態が不安定になる虞れがある。
【0010】 そこで、シャーシ2の前部に、カセット載置位置Bに載置したテープカセット Tの基端部下面Tbを支持する支持部材を設けることが考えられるが、これでは 、部品点数が増加すると共に、シャーシ2も大型化して、製作費が高くつく。
【0011】 また、枢着軸7の突起部7aに各揺動レバー8の嵌合孔8bに嵌合させている だけであるから、その両者7a,8a間に嵌合ガタが生じることがあり、その嵌 合ガタによって両揺動レバー8の前後回動c,dを同期させることが困難となり 、テープカセットTのインジェクト及びエジェクトを円滑に行なうことができな くなる。
【0012】 また、各揺動レバー8が各ガイド板3a,3bの外側に配置されているので、 その各揺動レバー8と枢着軸7とを連結する場合には、まず、枢着軸7を各ガイ ド板3a,3bの貫通孔に挿通し(図11参照)、次に、枢着軸7の各突起部7 aに各揺動レバー8の嵌合孔8bをそれぞれガタ付かないように確実に嵌合させ る必要があり、その連結に手間がかかって面倒である。
【0013】 本考案は、上記難点に鑑み、テープカセットをカセット載置位置に安定して載 置することができると共に、揺動レバーと同期軸との連結を確実容易に行うこと ができる磁気テープ装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、シャーシ上の両ガイド板間 にテープカセット用移動台が前後進可能に配置され、前記各ガイド板に枢着した 左右一対の揺動レバーが前記移動台に突設したガイド杆に係合され、前記両揺動 レバーが同期軸により連結されており、該両揺動レバーを前後回動させることに より、ガイド杆を介して移動台を両ガイド板間に設定したカセット挿入位置とカ セット載置位置との間で前後進させるようにした磁気テープ装置において、前記 各揺動レバーが各ガイド板の内側に配置されると共に、該各揺動レバーの外側面 に突設した枢着軸が前記各ガイド板に貫設した枢着孔に挿通され、前記同期軸が 鋼板により形成され、該同期軸の両端部が前記各揺動レバーの内側面に突設した 連結突起部に連結され、前記同期軸にカセット支持部が突設されており、そのカ セット支持部によりカセット載置位置に載置されたテープカセットの基端部下面 を支持するようにしたことを特徴としている。
【0015】 上記構成によれば、両揺動レバーを連結する同期軸にカセット支持部が突設さ れており、両揺動レバーを後方に回動させて移動台を後進させることにより、該 移動台に挿入したテープカセットをカセット載置位置に載置した際に、そのテー プカセットの基端部下面が前記カセット支持部により支持されるので、テープカ セットをカセット載置位置に安定して載置することができ、これによって、テー プカセットから磁気テープを引き出して再生などの操作を円滑に行なうことがで きる。
【0016】 ここで重要なことは、前記カセット支持部が同期軸に突設されているというこ とである。これによって、カセット支持部を同期軸とは別個に例えばシャーシに 設ける場合に比べて、部品点数を少なくすることができると共に、シャーシを小 型化することができ、製作費が安くつく。また、同期軸を鋼板により安価に量産 することができる。
【0017】 前記同期軸の両端部が各揺動レバーの内側面に突設した連結突起部に連結され ており、その同期軸を介して両揺動レバーが一体的に連結されているので、両揺 動レバーを確実に同期して前後回動させることができ、これによって、移動台を 所定通りに前後進させて、テープカセットのインジェクト及びエジェクトを円滑 に行なうことができる。
【0018】 ここで特に、各揺動レバーを従来のように各ガイド板の外側に配置するのでは なく(図11参照)、その各揺動レバーを各ガイド板の内側に配置している(図 2参照)。これによって、各ガイド板を利用して各揺動レバーを所定位置に正確 に位置決めすることができると共に、該各揺動レバーの連結突起部に同期軸の両 端部を簡単に連結することができ、その連結の際に、各ガイド板が障害物となら ず、連結作業を迅速容易に行なうことができる。
【0019】 請求項2記載の考案は、シャーシ上の両ガイド板間にテープカセット用移動台 が前後進可能に配置され、前記各ガイド板に枢着した左右一対の揺動レバーが前 記移動台に突設したガイド杆に係合され、前記両揺動レバーが同期軸により連結 されており、該両揺動レバーを前後回動させることにより、ガイド杆を介して移 動台を両ガイド板間に設定したカセット挿入位置とカセット載置位置との間で前 後進させるようにした磁気テープ装置において、前記両ガイド板が鋼板を略U字 状に折曲することにより前記シャーシと一体に形成され、前記各揺動レバーが各 ガイド板の内側に配置されると共に、該各揺動レバーの外側面に突設した枢着軸 が前記各ガイド板に貫設した枢着孔に挿通され、前記両揺動レバーと同期軸とが 鋼板により一体形成され、前記同期軸にカセット支持部が突設されており、その カセット支持部によりカセット載置位置に載置されたテープカセットの基端部下 面を支持するようにしたことを特徴としている。
【0020】 上記構成によれば、両揺動レバーを連結する同期軸にカセット支持部が突設さ れており、両揺動レバーを後方に回動させて移動台を後進させることにより、該 移動台に挿入したテープカセットをカセット載置位置に載置した際に、そのテー プカセットの基端部下面が前記カセット支持部により支持されるので、テープカ セットをカセット載置位置に安定して載置することができ、これによって、テー プカセットから磁気テープを引き出して再生などの操作を円滑に行なうことがで きる。
【0021】 前記カセット支持部が同期軸に突設されているため、カセット支持部を同期軸 とは別個に例えばシャーシに設ける場合に比べて、部品点数を少なくすることが できると共に、シャーシを小型化することができ、製作費が安くつく。
【0022】 ここで重要なことは、前記両揺動レバーと同期軸とが鋼板により一体形成され ているということである。これによって、両揺動レバーを確実に同期して前後回 動させることができ、移動台を所定通りに前後進させて、テープカセットのイン ジェクト及びエジェクトを円滑に行なうことができる。
【0023】 また、プレス加工により所定形状に打ち抜いた鋼板を折曲するだけで、前記両 揺動レバー、同期軸及びカセット支持部を一体成形することができ、製作費が極 めて安くつく。
【0024】 ここで特に、各揺動レバーを従来のように各ガイド板の外側に配置するのでは なく(図11参照)、その各揺動レバーを各ガイド板の内側に配置しているので (図2参照)、各ガイド板を利用して、鋼板により一体形成した両揺動レバー及 び同期軸を所定位置に正確に位置決めすることができ、その位置決めの際に、各 ガイド板が障害物とならず、位置決め作業を迅速容易に行なうことができる。
【0025】 請求項3記載の考案は、請求項1または2記載の考案において、前記カセット 支持部が、同期軸を構成する鋼板から切り起こした鋼片により形成されており、 揺動レバーを後方に回動させてテープカセットをカセット載置位置に載置したと きにそのカセット支持部の先端を起立させて該テープカセットの基端部下面を支 持するようにしたことを特徴としている。
【0026】 上記構成によれば、鋼板をプレス加工して同期軸を形成する際に、その鋼板か ら鋼片を切り起こしてカセット支持部を同時に形成することができ、そのカセッ ト支持部の形成に手間がかからないから、製作費が安くつく。
【0027】 請求項4記載の考案は、請求項3記載の考案において、前記同期軸が横断面略 コ字状の鋼板により形成され、該略コ字状鋼板の開口部が揺動レバーの先端側に 向けられると共に、その略コ字状鋼板の後壁部から切り起こして前記略コ字状鋼 板の前壁部に向けて斜めに延びる鋼片によりカセット支持部が形成されているこ とを特徴としている。
【0028】 上記構成によれば、鋼板を横断面略コ字状に折曲して同期軸を形成すると同時 に、該略コ字状鋼板の後壁部から切り起こして鋼片をその略コ字状鋼板の前壁部 に向けて斜めに延ばすだけで、カセット支持部を形成することができ、その同期 軸及びカセット支持部を安価に量産することができる。また、鋼板を横断面略コ 字状に折曲することにより、強度大なる同期軸を形成することができる。
【0029】 請求項5記載の考案は、シャーシ上の両ガイド板間にテープカセット用移動台 が前後進可能に配置され、前記各ガイド板に枢着した左右一対の揺動レバーが前 記移動台に突設したガイド杆に係合され、前記両揺動レバーが同期軸により連結 されており、該両揺動レバーを前後回動させることにより、ガイド杆を介して移 動台を両ガイド板間に設定したカセット挿入位置とカセット載置位置との間で前 後進させるようにした磁気テープ装置において、前記同期軸にカセット支持部が 突設されており、そのカセット支持部によりカセット載置位置に載置されたテー プカセットの基端部下面を支持するようにしたことを特徴としている。
【0030】 上記構成によれば、両揺動レバーを連結する同期軸にカセット支持部が突設さ れており、両揺動レバーを後方に回動させて移動台を後進させることにより、該 移動台に挿入したテープカセットをカセット載置位置に載置した際に、そのテー プカセットの基端部下面が前記カセット支持部により支持されるので、テープカ セットをカセット載置位置に安定して載置することができ、これによって、テー プカセットから磁気テープを引き出して再生などの操作を円滑に行なうことがで きる。
【0031】 請求項6記載の考案は、請求項5記載の考案において、前記同期軸が鋼板によ り形成され、該同期軸の両端部が前記各揺動レバーの内側面に突設した連結突起 部に連結されていることを特徴としている。
【0032】 上記構成によれば、同期軸の両端部が各揺動レバーの内側面に突設した連結突 起部に連結されており、その同期軸を介して両揺動レバーが一体的に連結されて いるので、両揺動レバーを確実に同期して前後回動させることができ、これによ って、移動台を所定通りに前後進させて、テープカセットのインジェクト及びエ ジェクトを円滑に行なうことができる。
【0033】 請求項7記載の考案は、請求項5記載の考案において、前記同期軸と前記両揺 動レバーとが鋼板により一体に形成されていることを特徴としている。
【0034】 上記構成によれば、両揺動レバーと同期軸とが鋼板により一体形成されている ので、両揺動レバーを確実に同期して前後回動させることができ、これによって 、移動台を所定通りに前後進させて、テープカセットのインジェクト及びエジェ クトを円滑に行なうことができる。
【0035】 また、プレス加工により所定形状に打ち抜いた鋼板を折曲するだけで、前記両 揺動レバー及び同期軸を同時に一体製作することができ、製作費が極めて安くつ く。
【0036】 請求項8記載の考案は、請求項6または7記載の考案において、前記カセット 支持部が、同期軸を構成する鋼板から切り起こした鋼片により形成されており、 揺動レバーを後方に回動させてテープカセットをカセット載置位置に載置したと きにそのカセット支持部の先端を起立させて該テープカセットの基端部下面を支 持するようにしたことを特徴としている。
【0037】 上記構成によれば、鋼板をプレス加工して同期軸を形成する際に、その鋼板か ら鋼片を切り起こしてカセット支持部を同時に形成することができ、そのカセッ ト支持部の形成に手間がかからないから、製作費が安くつく。
【0038】 請求項9記載の考案は、請求項8記載の考案において、前記同期軸が横断面略 コ字状の鋼板により形成され、該略コ字状鋼板の開口部が揺動レバーの先端側に 向けられると共に、その略コ字状鋼板の後壁部から切り起こして前記略コ字状鋼 板の前壁部に向けて斜めに延びる鋼片によりカセット支持部が形成されているこ とを特徴としている。
【0039】 上記構成によれば、鋼板を横断面略コ字状に折曲して同期軸を形成すると同時 に、該略コ字状鋼板の後壁部から切り起こした鋼片をその略コ字状鋼板の前壁部 に向けて斜めに延ばすだけで、カセット支持部を形成することができ、その同期 軸及びカセット支持部を安価に量産することができる。また、鋼板を横断面略コ 字状に折曲することにより、強度大なる同期軸を形成することができる。
【0040】
【考案の実施の形態】
図1〜図6は本考案の実施の一形態である磁気テープ装置を示すものであって 、左右一対のガイド板3a,3bが、鋼板を略U字状の折曲することにより、シ ャーシ2と一体に形成され、その両ガイド板3a,3b間に配置した移動台4を 前後進a,bさせるための揺動レバー8と回転カム9とがスライド板26を介し て連動連結され、両揺動レバー8が同期軸36により連結され、該同期軸36に カセット支持部35が突設されている。上記以外の構成で図10〜図13に示す 構成と同一部に同一符号を付してその説明を省略する。
【0041】 前記スライド板26は、図2〜図6に示すように、右側ガイド板3aに沿って スライド可能に配置されたスライド板本体26aと、該スライド板本体26aの 下縁から略L字状に折曲されて回転カム9に向けて延びる折曲片26bとからな り、該折曲片26bに、回転カム9のピニオン27に係合するラック28が形成 されている。
【0042】 また、図3に示すように、前記スライド板本体26aに前後進a,b方向に沿 って上下一対のスリット29,30が形成されると共に、該各スリット29,3 0に、右側ガイド板3aに突設した支持片31,32が挿通され、該各支持片3 1,32の先端部を折り曲げて形成した抜け止め部31a,32aがスライド板 本体26aの外側面に当接されており、これによって、スライド板26を上下動 しないように支持することができると共に、そのスライド板26を右側ガイド板 3aから離間しないように支持することができる。
【0043】 前記揺動レバー8は、図2、図6及び図7に示すように、各ガイド板3a,3 bの内側に左右一対設けられ、該各揺動レバー8の外周面に突設した枢着軸7が 各ガイド板3a,3bの枢着孔37に回転可能に挿通されている。
【0044】 前記同期軸36は、図6及び図7に示すように、鋼板を折曲することにより横 断面略コ字状に形成され、該同期軸36の両端部が各揺動レバー8の内側面に突 設した連結突起部8cにビスなどの止着具36aにより止着されている。
【0045】 上記構成によれば、同期軸36を介して両揺動レバー8が一体的に連結されて いるので、その両揺動レバー8を確実に同期して前後回動させることができ、こ れによって、移動台4を所定通りに前後進させて、テープカセットTのインジェ クト及びエジェクトを円滑に行なうことができる。また、同期軸36を製作する にあたって、鋼板を横断面略コ字状に折曲するだけでよく、従来のように両端部 を切削するなどの精密加工が不要であるから(図13参照)、製作費が安くつく 。更に、鋼板を横断面略コ字状に折曲することにより、強度大なる同期軸36を 形成することができる。
【0046】 前記両揺動レバー8と同期軸36とを連結する場合には、各揺動レバー8の枢 着軸7を各ガイド板3a,3bの枢着孔37に挿通した後、同期軸36の両端部 を各揺動レバー8の連結突起部8cに止着具36aで止着すればよい。
【0047】 この場合、各揺動レバー8を従来のように各ガイド板3a,3bの外側に配置 するのではなく(図11参照)、その各揺動レバー8を各ガイド板3a,3bの 内側に配置しているので(図2参照)、各ガイド板3a,3bを利用して各揺動 レバー8を所定位置に正確に位置決めすることができると共に、該各揺動レバー 8の連結突起部8cに同期軸36の両端部を止着具36aで簡単に連結すること ができ、その連結の際に、各ガイド板3a,3bが障害物とならず、連結作業を 迅速容易に行なうことができる。
【0048】 前記カセット支持部35は、図6及び図7に示すように、同期軸36を構成す る略コ字状鋼板の開口部36bを揺動レバー8の先端側に向けた状態で、その略 コ字状鋼板の後壁部36cから切り起こして前記略コ字状鋼板の前壁部36dに 向けて斜めに延びる左右一対の鋼片により形成されており、図8(a)に示すよ うに、揺動レバー8を起立させたときには水平状態にされ、図8(b)に示すよ うに、両揺動レバー8を後方に回動dさせて倒したときには起立状態にされて、 そのカセット支持部35の先端によりテープカセットTの基端部下面Tbを支持 するようになっている。
【0049】 上記構成によれば、カセット支持部35でテープカセットTの基端部下面Tb を支持することにより、そのテープカセットをカセット載置位置Bに安定して載 置することができ、これによって、テープカセットTから磁気テープtを引き出 して再生などの操作を円滑に行なうことができる。また、鋼板を横断面略コ字状 に折曲して同期軸36を形成すると同時に、該略コ字状鋼板の後壁部36cから 切り起こした鋼片をその略コ字状鋼板の前壁部36dに向けて斜めに延ばすだけ で、カセット支持部35を形成することができ、そのカセット支持部35を同期 軸36とは別個に例えばシャーシ2に設ける場合に比べて、部品点数を少なくす ることができると共に、シャーシ2を小型化することができ、製作費が安くつく 。
【0050】 図3及び図6に示すように、右側揺動レバー8の枢着軸7が前記スライド板本 体26aに前後進a,bに沿って形成した長孔38に挿通されると共に、該枢着 軸7の端面にビス39により止着した抜け止め用座金40がスライド板本体26 aの外側面に当接され、各揺動レバー8の先端から基端部に向けて形成した凹溝 41が移動台4の両側面に突設した前側ガイド杆5に嵌合され、該ガイド杆5に 押えばね16の端部が係合されている。
【0051】 図3及び図6に示すように、右側揺動レバー8に突設した係合ピン44が右側 ガイド板3aの貫通孔45を通ってスライド板本体26aに貫設した係合孔46 に挿通されており、図3に示すように、移動台4をカセット挿入位置Aに待機さ せた状態から、スライド板26を後方にスライドさせて係合孔46の周縁部で係 合ピン44を押圧することにより、揺動レバー8を後方に回動dさせて移動台4 をカセット載置位置Bに向けて後進bさせることができ、これによると、係合孔 46を係合ピン44に係合させただけであるから、構成が簡単で製作費が安くつ く。
【0052】 図3及び図6に示すように、先端部に円弧状ロック溝48aを形成したロック レバー48の基端部がスライド板本体26aの前側上部に枢着軸49を介して回 動可能に枢着され、該枢着軸49に巻回した係合ばね50の一端をロックレバー 48に係合させると共に該係合ばね50の他端をスライド板26の上端から折曲 した係合片51に係合させることにより、該ロックレバー48が係合ピン44に 向けて付勢され、右側ガイド板3aの前端から折曲したロック解除片52に対向 してロックレバー48の基端部に突起部48bが突設されている。
【0053】 上記構成において、図4に示すように、移動台4をカセット載置位置Bに送り 込んだ状態で、エジェクト信号に基づいてスライド板26を前方にスライドさせ ることにより、ロックレバー48も同方向にスライドされるが、そのスライド前 状態ではロック溝48aと係合ピン44との間に、該係合ピン44の直径とほぼ 同一幅の間隙αが形成されており、そのロック溝48aを係合ピン44に係合さ せるまでの間に若干のタイムラグが生じるように工夫している。従って、移動台 4の前進aに先立って、前記タイムラグにより、テープカセット挿入口1aの開 閉ドア56の開放操作を行なうことができ、続いて、スライド板26の前方への スライドに伴ってロック溝48aを係合ピン44に係合させることにより、揺動 レバー8を前方に回動cさせ、移動台4を前進aさせて、該移動台4にセットし たテープカセットTを開閉ドア56に衝突させることなくエジェクトすることが できる。
【0054】 また、移動台4をカセット挿入位置Aまで前進aさせたときに(図3参照)、 ロックレバー48の突起部48bをロック解除片52に係合させることにより、 該ロックレバー48を係合ばね50に抗して係合ピン44から離間させてロック を解除するから、インジェクト時にカセット挿入位置Aに待機する移動台4にテ ープカセットTを挿入する際に(図5参照)、該移動台4の後進bを許容して、 その後進bを検知器で確実に検知することができ、このロックレバー48の機能 は従来のクラッチの機能に相当するものであるが、そのクラッチに比べて構造が 簡単で製作費が安くつく。
【0055】 図4及び図6中、46aは、係合孔46の周縁部に形成した浮き上がり防止部 であって、移動台4をカセット載置位置Bに送り込んだときに係合ピン44の上 縁に当接または接近して移動台4の浮き上がりを防止する。54は、ドア開放レ バーであって、基端部の貫通孔55を枢着軸7に回転可能に外嵌させると共に、 その先端部54aを開閉ドア56の側縁部56aに係合させており、スライド板 26を前後にスライドさせて、該スライド板26に突設した開放ピン57をドア 開放レバー54の傾斜面54b,54cに係合させることにより、該ドア開放レ バー54を回動させて、開閉ドア56を開放することができる(図5参照)。
【0056】 上記構成の作用を説明すると、図3に示すように、インジェクト時に、テープ カセットTにより開閉ドア56を押し上げて、該テープカセットTをカセット挿 入位置Aに待機する移動台4に挿入することにより(図5参照)、該移動台4が 後進b方向に押し込まれ、その押し込みを検知する検知器からの検知信号に基づ いて、自動引き込みに切り換えられられる。
【0057】 その自動引き込みでは、駆動源によりウォームギヤ11及びウォーム歯車10 を介して回転カム9を正転eさせ、該回転カム9のピニオン27及びラック28 を介してスライド板26を後方にスライドさせる。これにより、係合孔46の周 縁部で係合ピン44を押圧することにより、揺動レバー8を後方に回動dさせて 移動台4がガイド孔6に沿って水平に後進bされた後に垂直に下降される(図4 参照)。
【0058】 この場合、図5に仮想線で示すように、テープカセットTの位置決め孔Taが ピン34aに嵌合されて、該テープカセットTの開口部下面がカセット支持部材 34に当接されると共に、そのテープカセットTの基端部下面Tbがカセット支 持部35の先端に当接されるため〔図8(b)参照〕、テープカセットTをカセ ット載置位置Bに安定して載置することができる。
【0059】 前記スライド板26の後方へのスライドにより、ロックレバー48の突起部4 8bがロック解除片52から離間され、係合ばね50によりロックレバー48が 下方に回動されて係合ピン44に当接される。なおこのとき、該係合ピン44と ロック溝48aとの間に、その係合ピン44の直径とほぼ同一幅の隙間αが形成 されている(図4参照)。
【0060】 また、係合孔46の周縁部に形成した浮き上がり防止部46aが係合ピン44 の上縁に当接または接近され(図4参照)、これによって、カセット載置位置B に送り込んだ移動台4の浮き上がりを防止して、該移動台4にセットしたテープ カセットTから磁気テープtを円滑にローディングして鮮明な映像を再生するこ とができる。
【0061】 次に、エジェクト釦(図示せず)を押すことにより、そのエジェクト信号に基 づいて駆動源により回転カム9が逆転fされることにより、該回転カム9のピニ オン27及びラック28を介してスライド板26を前方にスライドさせる。これ により、開放ピン57がドア開放レバー54の後側傾斜面54cに押し付けられ て、該ドア開放レバー54が上方に回動され、開閉ドア56を開放する。その後 、ロックレバー48のロック溝48aが係合ピン44に係合され、揺動レバー8 を前方に回動cさせて移動台4がガイド孔6に沿って垂直に上昇された後にカセ ット挿入位置Aまで水平に前進aされ、テープカセットTがエジェクトされる( 図5参照)。
【0062】 図9は本考案の実施の他の形態である磁気テープ装置の要部を示すものであっ て、両揺動レバー8と同期軸36とが鋼板により一体形成され、その同期軸36 にカセット支持部35が突設されている。上記以外の構成は図1〜図8に示す実 施の一形態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略 する。
【0063】 上記構成によれば、両揺動レバー8と同期軸36とが鋼板により一体形成され ているので、両揺動レバー8を確実に同期して前後回動させることができ、これ によって、移動台4を所定通りに前後進a,bさせて、テープカセットTのイン ジェクト及びエジェクトを円滑に行なうことができる。
【0064】 また、プレス加工により所定形状に打ち抜いた鋼板を折曲するだけで、両揺動 レバー8、同期軸36及びカセット支持部35を一体成形することができ、製作 費が極めて安くつく。
【0065】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、両揺動レバーを連結する同期軸にカセット支持 部が突設されており、両揺動レバーを後方に回動させて移動台を後進させること により、該移動台に挿入したテープカセットをカセット載置位置に載置した際に 、そのテープカセットの基端部下面が前記カセット支持部により支持されるので 、テープカセットをカセット載置位置に安定して載置することができ、これによ って、テープカセットから磁気テープを引き出して再生などの操作を円滑に行な うことができる。
【0066】 ここで重要なことは、前記カセット支持部が同期軸に突設されているというこ とである。これによって、カセット支持部を同期軸とは別個に例えばシャーシに 設ける場合に比べて、部品点数を少なくすることができると共に、シャーシを小 型化することができ、製作費が安くつく。また、同期軸を鋼板により安価に量産 することができる。
【0067】 前記同期軸の両端部が各揺動レバーの内側面に突設した連結突起部に連結され ており、その同期軸を介して両揺動レバーが一体的に連結されているので、両揺 動レバーを確実に同期して前後回動させることができ、これによって、移動台を 所定通りに前後進させて、テープカセットのインジェクト及びエジェクトを円滑 に行なうことができる。
【0068】 ここで特に、各揺動レバーを従来のように各ガイド板の外側に配置するのでは なく(図11参照)、その各揺動レバーを各ガイド板の内側に配置している(図 2参照)。これによって、各ガイド板を利用して各揺動レバーを所定位置に正確 に位置決めすることができると共に、該各揺動レバーの連結突起部に同期軸の両 端部を簡単に連結することができ、その連結の際に、各ガイド板が障害物となら ず、連結作業を迅速容易に行なうことができる。
【0069】 請求項2記載の考案によれば、両揺動レバーを連結する同期軸にカセット支持 部が突設されており、両揺動レバーを後方に回動させて移動台を後進させること により、該移動台に挿入したテープカセットをカセット載置位置に載置した際に 、そのテープカセットの基端部下面が前記カセット支持部により支持されるので 、テープカセットをカセット載置位置に安定して載置することができ、これによ って、テープカセットから磁気テープを引き出して再生などの操作を円滑に行な うことができる。
【0070】 前記カセット支持部が同期軸に突設されているため、カセット支持部を同期軸 とは別個に例えばシャーシに設ける場合に比べて、部品点数を少なくすることが できると共に、シャーシを小型化することができ、製作費が安くつく。
【0071】 ここで重要なことは、前記両揺動レバーと同期軸とが鋼板により一体形成され ているということである。これによって、両揺動レバーを確実に同期して前後回 動させることができ、移動台を所定通りに前後進させて、テープカセットのイン ジェクト及びエジェクトを円滑に行なうことができる。
【0072】 また、プレス加工により所定形状に打ち抜いた鋼板を折曲するだけで、前記両 揺動レバー、同期軸及びカセット支持部を一体成形することができ、製作費が極 めて安くつく。
【0073】 ここで特に、各揺動レバーを従来のように各ガイド板の外側に配置するのでは なく(図11参照)、その各揺動レバーを各ガイド板の内側に配置しているので (図2参照)、各ガイド板を利用して、鋼板により一体形成した両揺動レバー及 び同期軸を所定位置に正確に位置決めすることができ、その位置決めの際に、各 ガイド板が障害物とならず、位置決め作業を迅速容易に行なうことができる。
【0074】 請求項3記載の考案によれば、鋼板をプレス加工して同期軸を形成する際に、 その鋼板から鋼片を切り起こしてカセット支持部を同時に形成することができ、 そのカセット支持部の形成に手間がかからないから、製作費が安くつく。
【0075】 請求項4記載の考案によれば、鋼板を横断面略コ字状に折曲して同期軸を形成 すると同時に、該略コ字状鋼板の後壁部から切り起こした鋼片をその略コ字状鋼 板の前壁部に向けて斜めに延ばすだけで、カセット支持部を形成することができ 、その同期軸及びカセット支持部を安価に量産することができる。また、鋼板を 横断面略コ字状に折曲することにより、強度大なる同期軸を形成することができ る。
【0076】 請求項5記載の考案によれば、両揺動レバーを連結する同期軸にカセット支持 部が突設されており、両揺動レバーを後方に回動させて移動台を後進させること により、該移動台に挿入したテープカセットをカセット載置位置に載置した際に 、そのテープカセットの基端部下面が前記カセット支持部により支持されるので 、テープカセットをカセット載置位置に安定して載置することができ、これによ って、テープカセットから磁気テープを引き出して再生などの操作を円滑に行な うことができる。
【0077】 請求項6記載の考案によれば、同期軸の両端部が各揺動レバーの内側面に突設 した連結突起部に連結されており、その同期軸を介して両揺動レバーが一体的に 連結されているので、両揺動レバーを確実に同期して前後回動させることができ 、これによって、移動台を所定通りに前後進させて、テープカセットのインジェ クト及びエジェクトを円滑に行なうことができる。
【0078】 請求項7記載の考案によれば、両揺動レバーと同期軸とが鋼板により一体形成 されているので、両揺動レバーを確実に同期して前後回動させることができ、こ れによって、移動台を所定通りに前後進させて、テープカセットのインジェクト 及びエジェクトを円滑に行なうことができる。
【0079】 また、プレス加工により所定形状に打ち抜いた鋼板を折曲するだけで、前記両 揺動レバー及び同期軸を同時に一体製作することができ、製作費が極めて安くつ く。
【0080】 請求項8記載の考案によれば、鋼板をプレス加工して同期軸を形成する際に、 その鋼板から鋼片を切り起こしてカセット支持部を同時に形成することができ、 そのカセット支持部の形成に手間がかからないから、製作費が安くつく。
【0081】 請求項9記載の考案によれば、鋼板を横断面略コ字状に折曲して同期軸を形成 すると同時に、該略コ字状鋼板の後壁部から切り起こした鋼片をその略コ字状鋼 板の前壁部に向けて斜めに延ばすだけで、カセット支持部を形成することができ 、その同期軸及びカセット支持部を安価に量産することができる。また、鋼板を 横断面略コ字状に折曲することにより、強度大なる同期軸を形成することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の一形態である磁気テープ装置
の概略平面図である。
【図2】 同拡大一部切り欠き正面図である。
【図3】 同移動台前進状態の拡大一部切り欠き側面図
である。
【図4】 同移動台後進状態の拡大一部切り欠き側面図
である。
【図5】 同テープカセット挿入時の拡大縦断面図であ
る。
【図6】 同要部の分解斜視図である。
【図7】 同揺動レバーと同期軸との連結状態を示す分
解斜視図である。
【図8】 (a)はカセット支持部による非支持状態を
示す要部の縦断面図、(b)は同支持状態を示す要部の
縦断面図である。
【図9】 本考案の実施の他の形態である磁気テープ装
置の揺動レバーと同期軸との連結状態を示す分解斜視図
である。
【図10】 従来例を示す概略平面図である。
【図11】 同一部切り欠き正面図である。
【図12】 同一部切り欠き側面図である。
【図13】 同揺動レバーと同期軸との連結状態を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
2 シャーシ 3a,3b ガイド板 4 テープカセット用移動台 5 ガイド杆 7 枢着軸 8 揺動レバー 8c 連結突起部 35 カセット支持部 36 同期軸 36b 開口部 36c 後壁部 36d 前壁部 37 枢着孔 A カセット挿入位置 B カセット載置位置 T テープカセット Tb テープカセットの基端部下面 a,b 前後進 c,d 前後回動

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ上の両ガイド板間にテープカセ
    ット用移動台が前後進可能に配置され、前記各ガイド板
    に枢着した左右一対の揺動レバーが前記移動台に突設し
    たガイド杆に係合され、前記両揺動レバーが同期軸によ
    り連結されており、該両揺動レバーを前後回動させるこ
    とにより、ガイド杆を介して移動台を両ガイド板間に設
    定したカセット挿入位置とカセット載置位置との間で前
    後進させるようにした磁気テープ装置において、前記各
    揺動レバーが各ガイド板の内側に配置されると共に、該
    各揺動レバーの外側面に突設した枢着軸が前記各ガイド
    板に貫設した枢着孔に挿通され、前記同期軸が鋼板によ
    り形成され、該同期軸の両端部が前記各揺動レバーの内
    側面に突設した連結突起部に連結され、前記同期軸にカ
    セット支持部が突設されており、そのカセット支持部に
    よりカセット載置位置に載置されたテープカセットの基
    端部下面を支持するようにしたことを特徴とする磁気テ
    ープ装置。
  2. 【請求項2】 シャーシ上の両ガイド板間にテープカセ
    ット用移動台が前後進可能に配置され、前記各ガイド板
    に枢着した左右一対の揺動レバーが前記移動台に突設し
    たガイド杆に係合され、前記両揺動レバーが同期軸によ
    り連結されており、該両揺動レバーを前後回動させるこ
    とにより、ガイド杆を介して移動台を両ガイド板間に設
    定したカセット挿入位置とカセット載置位置との間で前
    後進させるようにした磁気テープ装置において、前記各
    揺動レバーが各ガイド板の内側に配置されると共に、該
    各揺動レバーの外側面に突設した枢着軸が前記各ガイド
    板に貫設した枢着孔に挿通され、前記両揺動レバーと同
    期軸とが鋼板により一体形成され、前記同期軸にカセッ
    ト支持部が突設されており、そのカセット支持部により
    カセット載置位置に載置されたテープカセットの基端部
    下面を支持するようにしたことを特徴とする磁気テープ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記カセット支持部が、同期軸を構成す
    る鋼板から切り起こした鋼片により形成されており、揺
    動レバーを後方に回動させてテープカセットをカセット
    載置位置に載置したときにそのカセット支持部の先端を
    起立させて該テープカセットの基端部下面を支持するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1または2記載の磁気
    テープ装置。
  4. 【請求項4】 前記同期軸が横断面略コ字状の鋼板によ
    り形成され、該略コ字状鋼板の開口部が揺動レバーの先
    端側に向けられると共に、その略コ字状鋼板の後壁部か
    ら切り起こして前記略コ字状鋼板の前壁部に向けて斜め
    に延びる鋼片によりカセット支持部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の磁気テープ装置。
  5. 【請求項5】 シャーシ上の両ガイド板間にテープカセ
    ット用移動台が前後進可能に配置され、前記各ガイド板
    に枢着した左右一対の揺動レバーが前記移動台に突設し
    たガイド杆に係合され、前記両揺動レバーが同期軸によ
    り連結されており、該両揺動レバーを前後回動させるこ
    とにより、ガイド杆を介して移動台を両ガイド板間に設
    定したカセット挿入位置とカセット載置位置との間で前
    後進させるようにした磁気テープ装置において、前記同
    期軸にカセット支持部が突設されており、そのカセット
    支持部によりカセット載置位置に載置されたテープカセ
    ットの基端部下面を支持するようにしたことを特徴とす
    る磁気テープ装置。
  6. 【請求項6】 前記同期軸が鋼板により形成され、該同
    期軸の両端部が前記各揺動レバーの内側面に突設した連
    結突起部に連結されていることを特徴とする請求項5記
    載の磁気テープ装置。
  7. 【請求項7】 前記同期軸と前記両揺動レバーとが鋼板
    により一体に形成されていることを特徴とする請求項5
    記載の磁気テープ装置。
  8. 【請求項8】 前記カセット支持部が、同期軸を構成す
    る鋼板から切り起こした鋼片により形成されており、揺
    動レバーを後方に回動させてテープカセットをカセット
    載置位置に載置したときにそのカセット支持部の先端を
    起立させて該テープカセットの基端部下面を支持するよ
    うにしたことを特徴とする請求項6または7記載の磁気
    テープ装置。
  9. 【請求項9】 前記同期軸が横断面略コ字状の鋼板によ
    り形成され、該略コ字状鋼板の開口部が揺動レバーの先
    端側に向けられると共に、その略コ字状鋼板の後壁部か
    ら切り起こして前記略コ字状鋼板の前壁部に向けて斜め
    に延びる鋼片によりカセット支持部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項8記載の磁気テープ装置。
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