JP3076058U - かまぼこ板を利用した木片組立体 - Google Patents

かまぼこ板を利用した木片組立体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃材として多量に出るかまぼこ板を資源の節
約のため有効に利用し、かつ、身体障害者の授産施設等
における作業によって簡単に製作することができる、多
用途の木片組立体を得ること。 【解決手段】 かまぼこ板の廃材からなる第1の木片対
の長方形木片A1、A1と、かまぼこ板の廃材からなる
第2の木片対の長方形木片A2、A2とを、互いに面接
触状態でほぼ井の字状に90度の角度をなして対向せし
め、それらに釘4a、4bを打ち込んで互いに一体的に
固着することによって、中央部に貫通孔10をもつ木片
組立体3が作られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、かまぼこ板を利用した木片組立体に係り、特にかまぼこから剥ぎ取 った廃材としてかまぼこ板を利用した木片組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、かまぼこはかまぼこ板と呼ばれる基板の面に付着した状態で製 造業者から出荷されて市販される。市販されているかまぼこは、購入者がかまぼ こをかまぼこ板から取り去った後に料理等に供される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のようにしてかまぼこを料理等に供した後、典型的には長方形状のかまぼ こ板が残る。このようなかまぼこ板の廃材は多量に出るが、従来は、廃棄される か、燃料として使用されている。しかし、このように多量に出る廃材を十分に利 用しないのは、近年益々重要になってきている資源保護および資源節約の観点か ら好ましくない。
【0004】 よって、本発明は、廃材として多量に出るかまぼこ板を資源の節約のため有効 に利用する製品を得ようとするものである。
【0005】 また、本発明は、多目的に使用できしかも極めて安価な、かまぼこ板を利用し た木片組立体を得ることを目的とする。
【0006】 本発明の他の目的は、身体障害者の授産施設等における作業によって製作する ことができ、したがってかかる施設等に金銭的収入を与えることができる、木片 組立体を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記課題の解決のために、本発明によれば、かまぼこ板の廃材からなる2枚の 長方形木片を同一平面に沿い間隔をおいて平行に配置した第1の木片対と、かま ぼこ板の廃材からなる2枚の長方形木片を同一平面に沿い間隔をおいて平行に配 置した第2の木片対とから構成され、前記第1および第2の木片対は互いに面接 触状態でほぼ井の字状に90度の角度をなして対向せしめられており、対向する 木片対が各長方形木片に打ち込まれた釘により固着されていることを特徴とする 、かまぼこ板を利用した木片組立体が提供される。
【0008】 前記第1の木片対に属する各長方形木片の外側長辺の面と、前記第2の木片対 に属する各長方形木片の短辺の面とが同一平面をなし、かつ前記第2の木片対に 属する各長方形木片の外側長辺の面と、前記第1の木片対に属する各長方形木片 の短辺の面とが同一平面をなすように、第1の木片対と第2の木片対を配置する のが好ましい。
【0009】 第1の木片対に属する各長方形木片の両端近傍部のそれぞれに4本の釘が四角 形の角部に相当する位置で打ち込まれ、また第2の木片対に属する各長方形木片 の両端近傍部のそれぞれに1本の釘が前記四角形の中心部に相当する位置で打ち 込まれているようにするのが望ましい。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明する。
【0011】 図3は典型的なかまぼこ2を示す。かまぼこ2はかまぼこ板Aの表面に取り付け られた状態で出荷される。かまぼこ2を取り去ったかまぼこ板Aは、燃料として 用いる以外は用途のない廃材である。本発明による、かまぼこ板を利用した木片 組立体は、かまぼこ板Aをこれから述べるように組み合わせて構成される。
【0012】 図1は本発明によるかまぼこ板を利用した木片組立体3を示す。この木片組 立体3において、A1、A1は、かまぼこを取り除いた後のかまぼこ板Aの廃材 からなる2枚の長方形木片であり、またA2、A2も、かまぼこを取り除いた後 のかまぼこ板Aの廃材からなる2枚の長方形木片である。長方形木片A1、A1 は第1の木片対を構成し、長方形木片A2、A2は第2の木片対を構成する。木 片組立体3の組み立て完了状態では、第1の木片対の長方形木片A1、A1は同 一の仮想平面に沿い間隔をおいて平行に配置され、一方、第2の木片対の長方形 木片A2、A2も同一の仮想平面に沿い間隔をおいて平行に配置されている。そ して、第1の木片対の長方形木片A1、A1および第2の木片対の長方形木片A 2、A2は、互いに面接触状態でほぼ井の字状に90度の角度をなして対向せし められており、対向するこれら木片対の各長方形木片A1、A1、A2、A2は 、釘4aおよび4b(図2)を打ち込むことにより固着されている。
【0013】 図1に示すように、第1の木片対に属する各長方形木片A1の外側長辺の面6 は、第2の木片対に属する各長方形木片A2の短辺の面7と同一平面をなすよう に、第1の木片対と第2の木片対を配置するのが好ましい。同様に、第2の木片 対に属する各長方形木片A2の外側長辺の面8は、第1の木片対に属する各長方 形木片A1の短辺の面9と同一平面をなすように、第1の木片対と第2の木片対 を配置するのが好ましい。
【0014】 前記釘4aおよび4bの打ち方は、例えば次のようにすることができる。すな わち、第1の木片対に属する各長方形木片A1の長手方向両端近傍部のそれぞれ に、図1に示すように4本の釘4aを四角形の角部に相当する位置で、対向する 各長方形木片A2に達するように打ち込み、また第2の木片対に属する各長方形 木片A2の長手方向両端近傍部のそれぞれに、図2に示すように1本の釘4bを 前記四角形の中心部に相当する位置で、対向する各長方形木片A1に達するよう に打ち込む。このようにして、長方形木片A1、A2は反対側から打ち込んだ釘 4a、4bにより一体化される。なお、長方形木片A1、A2が一体的に固着さ れていれば、釘4a、4bを打つ位置は必ずしも上述のようにする必要はなく、 任意の配置および本数で釘4a、4bを打ち込むことができる。釘、特に釘4a は、真鍮釘等の装飾釘を用いることもできる。装飾釘を使用した場合には、構成 される木片組立体が意匠的に優れたものとなる。
【0015】 以上のように構成した本発明のかまぼこ板を利用した木片組立体は、無数の用 途に用いることができる。例えば、図1に示す状態でテーブル等の上に置いて鍋 、やかん等を載置する鍋敷きとして使用することができる。木片組立体を構成す る木は断熱性が高いので、木片組立体上に高温の鍋、やかん等を載置した場合、 熱がテーブル等の面に伝達されにくく、しかも形状的にも安定しているので、こ の木片組立体は優れた鍋敷きとして機能する。
【0016】 本発明のかまぼこ板を利用した木片組立体は、ガーデニングのために植木鉢等 を載置する台として、また室内機器や装飾品等を載置する台としても使用するこ とができる。また、庭のぬかるみやすい個所に敷き詰めて歩きやすくする一時的 使用の木製タイルとしても用いることができる。さらに、庭等に限らず仮設建築 物等の床面にタイル床状に敷き詰めるために用いることもできる。さらにまた、 この木片組立体は、マンション等のベランダのコンクリート床面にウッドタイル として敷き詰めて用いることもできる。この木片組立体は廃材を用いていてきわ めて安価であるから、かなり広い範囲に敷き詰めても費用的には問題にならず、 惜しみなく使用することができる利点がある。
【0017】 また、この木片組立体は、植林等のための苗木の根元に嵌めて苗木が完全に根 付いて安定状態に成長するまで、その根元の土の流出を防ぐために用いることが できる。苗木が完全に根付いて成長する時期までには木片組立体は腐食し、いず れは土になる。
【0018】 この木片組立体は、丘等の緩い斜面の土留めブロックとしても用いることもでき る。土留め斜面を覆うように木片組立体を敷き詰めて、表面の土を各木片組立体 の貫通孔10の内部に入り込ませるようにすれば、木片組立体は背後の土と一体 化してみだりに動くことがなくなり、斜面を崩れないように保持する。そして、 この木片組立体は木からなるために適当な期間が経過して斜面が固まる頃には腐 食して土留め斜面の一部になる。
【0019】
【考案の効果】
以上に一実施の形態について本考案を説明したが、本発明によれば、廃材とし て多量に出るかまぼこ板を無駄にすることなく、資源の有効利用に資する木片組 立体が提供される。そして、この木片組立体は構造が簡単でありながら、前述の ように多くの用途に使用することができ、利用価値は極めて高く、また製作が容 易で技術を要しないため、障害者の授産施設等での組み立てに適し、授産施設に 金銭的収入を与えることができる。また、この木片組立体は、ボランティア団体 がかまぼこ板を集めて製造、販売を行うことによって、その活動の資金源にする こともできる。さらに、この木片組立体は極めて安価であるから、多量に必要と する場合でも惜しみなく使用することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるかまぼこ板を利用した木片組立体
の斜視図。
【図2】図2に示す、かまぼこ板を利用した木片組立体
の側面図。
【図3】周知のかまぼこ板とかまぼこ本体の関係を示す
斜視図。
【符号の説明】
A かまぼこ板 A1 長方形木片(第1の木片対) A2 長方形木片(第2の木片対) 3 木片組立体 4a 釘 4b 釘 6 外側長片の面 7 短片の面 8 外側長片の面 9 短片の面 10 貫通孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】かまぼこ板の廃材からなる2枚の長方形木
    片を同一仮想平面に沿い間隔をおいて平行に配置した第
    1の木片対と、かまぼこ板の廃材からなる2枚の長方形
    木片を同一仮想平面に沿い間隔をおいて平行に配置した
    第2の木片対とから構成され、前記第1および第2の木
    片対は互いに面接触状態でほぼ井の字状に90度の角度
    をなして対向せしめられており、対向する木片対が各長
    方形木片に打ち込まれた釘により固着されていることを
    特徴とする、かまぼこ板を利用した木片組立体。
  2. 【請求項2】前記第1の木片対に属する各長方形木片の
    外側長辺の面が、前記第2の木片対に属する各長方形木
    片の短辺の面と同一平面をなし、かつ前記第2の木片対
    に属する各長方形木片の外側長辺の面が、前記第1の木
    片対に属する各長方形木片の短辺の面と同一平面をなす
    ように、第1の木片対と第2の木片対が配置されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のかまぼこ板を利用し
    た木片組立体。
  3. 【請求項3】第1の木片対に属する各長方形木片の両端
    近傍部のそれぞれに4本の釘が四角形の角部に相当する
    位置で打ち込まれ、また第2の木片対に属する各長方形
    木片の両端近傍部のそれぞれに1本の釘が前記四角形の
    中心部に相当する位置で打ち込まれていることを特徴と
    する、請求項1または2記載のかまぼこ板を利用した木
    片組立体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007202870A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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