JP3072836U - 栽培箱 - Google Patents

栽培箱

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JP3072836U
JP3072836U JP2000002802U JP2000002802U JP3072836U JP 3072836 U JP3072836 U JP 3072836U JP 2000002802 U JP2000002802 U JP 2000002802U JP 2000002802 U JP2000002802 U JP 2000002802U JP 3072836 U JP3072836 U JP 3072836U
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wall
fence
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健六 小河
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株式会社オージーオー
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック塀・壁・フェンスに風等の力で落下
することが少なく安定設置し、又植生面を立体的として
植物の美しさを観賞し易くした栽培箱を提供する。 【解決手段】 箱体1の陥凹部2の接触面2a側をコン
クリートブロック製塀Wの上部に嵌合し、ステンレスネ
ジ4でもって塀Wと固定する。箱体1内に底石7を敷い
て、その上に土壌5を入れ、箱体1の側面から上面1a
に向けて開口し、同開口に傾斜した網3を設け、網3の
内側に通水性の厚層基材6を配設し、網3につた8を植
える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家屋・建築物・工場等の建造物の外周を囲うように設けられている コンクリートブロック等の塀・屋外壁・室内仕切壁に設置され、緑化美観の為に 設置される塀壁緑化用栽培箱及び吊り下げ式の栽培箱であって、広い面積で立体 感のある緑化を可能にする栽培箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリートブロック塀は広く使用されているが、灰色の壁であって美 観的に問題があった。このコンクリートブロック塀の上面にプランタン等の上方 を開口した箱状の栽培箱を置いて草・木・花を栽培して緑化・美化することがな されている。 しかしながら従来の栽培箱は土壌を入れて上方開口から植物が上方に伸びるよ うに育成させるものであり、しかも80cm〜2mのブロック塀上に設置される ため、植物を水平に又は上方に見上げるものとなり、植物の美しさを充分に見せ ることができないものであった。又、同じ高さの位置に植えられるので植生状態 が平面的なものとなって、美観的にも不充分であった。 又、栽培箱はブロック塀上に置くのみであるため、固定力が不足し、風によっ て転落し易いものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、ブロック 塀・壁・フェンスに風等で落下することがないように安定設置でき、又植生面を 立体的にして植物の美しさを観賞し易くした栽培箱を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の構成は、 1) 塀・仕切壁の上部に設置され、内部に土壌を収容し、植物を植える塀壁緑 化用栽培箱であって、底面形状を塀・壁の頂面と側面に沿って添うように陥凹整 形し、開口した上面及び側面の一部を開口し、同開口に傾斜した網体を設け、同 網体の部分に植生させるようにしたことを特徴とする塀壁緑化用栽培箱 2) 底面形状が塀・壁の左右側面に沿って添うようにコ字状に陥凹した前記1 )記載の塀壁緑化用栽培箱 3) 栽培箱の左右両側面それぞれに中央の上面に向って傾斜した網体を設けた 前記1)又は2)記載の塀壁緑化用栽培棚 4) 塀・壁の頂面に当る底面でねじ・ボルト又は釘で塀・壁と固定される前記 1)〜3)何れか記載の塀壁緑化用栽培箱 5) 他の部材から吊り下げられ、内部に土壌を収容して植物を栽培する吊式栽 培箱であって、開口した上面及び側面の一部を開口し、同開口に傾斜した網体を 設け、同網体の部分に植生させるようにしたことを特徴とする吊式栽培箱 6) 栽培箱の左右両側面それぞれに中央の上面に向って傾斜した網体を設けた 前記5)記載の吊式栽培箱 にある。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の栽培箱の素材としては、FRP等の強度があって耐久性のあるプラス チック、又は耐候性・耐腐食性の金属、コンクリート・耐久性のある合板,木等 が使用される。本考案の網の素材は、耐腐食性のプラスチック・金属・セラミッ ク・植物繊維を用いた紐・縄で織ったもの、又はこれらの素材でシート状にした ものに小さな開口を複数設けたものでもよい。 本考案の網の目の寸法は数mm〜数cm程で、土壌が大きく流出しない程度の ものがよい。又は網の内側に土壌の流出を防ぐように、小石を敷くか、又は通水 性の多孔質材を敷いたり、空隙の大きいポーラスコンクリート板を配置したり、 あるいは腐食性のある織布・多孔質シート・あるいは水ごけ・等を敷くことが好 ましい。又は土壌とセメント系・樹脂系の固化剤を練り込んで連結させた厚層基 材とする方法もある。又本考案の栽培箱は塀・壁にボルト・釘等で強固に取付け ることが好ましい。 本考案の栽培箱で栽培される植物としては、傾斜面には、つた・パンジー・花 の咲く一年草がある。又上方開口の面にはつじ・チューリップ等の垂直に伸びる 背の低い花の咲く植物が植えられる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 実施例1(図1〜4参照) 図1は、使用状態の実施例1の縦断面図である。 図2は、使用状態の実施例1の正面図である。 図3は、使用状態の実施例1の背面図である。 図4は、実施例1の植生状態を示す説明図である。 図1〜4に示す実施例は、底面のコーナー部分を直方体状に陥凹させ、ステン レスネジでコンクリートブロック製の塀の上部に固定させ、網目は道路側の面に 傾斜状(やや緩い円弧がかかっている)に設けている例である。 図中、Aは実施例1の塀壁緑化用栽培箱、1はFRP製の箱体、1aは上方開 口、1bは排水口、2は陥凹部、2a,2bは陥凹部の接触面、3は一辺が2. 5cmの正方形の目のプラスチック製網、4は箱体1をコンクリートブロック製 塀Wに固定するステンレスネジ、5は土壌、6は網3の内側表面に数cm程の厚 みで形成された通水性の厚層基材、7は底石、8は網3の傾斜面に植えた植物の つた、Wはコンクリートブロック製塀である。 この実施例1では、ステンレスネジ4でもって箱体1の陥凹部2の接触面2a 側を塀Wの上面と固定する。又箱体1内には底石7を下部に敷いて、次に土壌5 を入れ、又網3の内側に雨水で流出することなく互に連結された通水性の厚層基 材6を配設して、種子・苗・挿木を植える。本実施例の箱体1は塀Wとは陥凹部 2の直交する接触面2a,2bで接触するので、垂直荷重・モーメントには充分 に耐え、又その移動もステンレスネジ4によって防止していて、強風に対しても 転倒・脱落することなく固定できている。 植物の種子・苗・挿木は網3の位置及び上方開口1aに植えられる。その成長 した状態を図4に示している。図4の例の傾斜した面の網3の位置には、つた8 が多数植えられ、塀Wの側面に垂れ下るように繁らせている。このように、網3 の個所に植えられた植物は斜面に沿って植えられる為、立体的な植生状態となっ ている。又この網3の個所は、日光が充分に取り入れられるため成育も良好とな る。成長した植物も立体的に又は塀Wの側面に自然に降りる状態となって美観上 優れたものとなっている。 :実施例2(図5参照) 図5は実施例2を示す側面図である。 図5で示す実施例2の塀壁緑化用栽培箱Bは、網面側が庭側に向けられるよう に設けられたものであり、家屋の人が楽しめるようにしているものであり、網3 面が実施例1の背面側(庭側)に設けられる点以外は、実施例1と同様な構成・ 作用効果である。 :実施例3(図6参照) 図6は実施例3を示す側面図である。 図6で示す実施例3の塀壁緑化用栽培箱Cは、網3の面が左右両側に設けた例 であり、庭側と道路側からいずれも植物の緑化・美観を楽しむことができる例で ある。他は実施例1,2と同様の構成・作用効果である。 :実施例4(図7参照) 図7は実施例4を示す側面図である。 図7に示す実施例4の塀壁緑化用栽培箱Dは、実施例1において箱体1の前面 に塀の側面に沿って垂れた押え部1cを垂設した例であり、陥凹部2はコ字状に 陥凹し、塀Wの上部を陥凹部2の三面の接触面2a,2b,2cで箱体1を塀W により強固に固定する例であり、この実施例4ではステンレスネジ4は使用せず 、陥凹部2に塀Wの上部を嵌合するだけで固定する例である。他は実施例1と同 様の構成・作用効果である。 :実施例5(図8参照) 図8は実施例5を示す側面図である。実施例5の塀壁緑化用栽培箱Eの箱体1 の陥凹部2はその底部の中間に深く形成され、塀Wの上部を同陥凹部2に嵌入し てステンレスネジ4を使わずに固定する。又網3の面は左右両側にあって左右対 称的に設けられ、庭側及び道路側(隣り側)の両方向から、植生の立体的な緑化 ・美観を楽しめるものである。他は実施例3の構成・作用効果である。 実施例6(図9〜11参照) 図9は、実施例6を示す側面図である。 図10は、実施例6を示す斜視図である。 図11は、実施例6の使用状態を示す説明図である。 図中、Fは実施例6の吊式栽培箱である。60は、実施例1の栽培箱Fの箱体 1の側面に設けた孔、61は吊り杆である。 この実施例は箱体1は塀Wの上に置かず、庭の内で、塀の近くであるいは室内 で吊り杆61に孔60を貫通させて使用される栽培箱Fを吊り下げて植物を観賞 するものである。又この実施例6は、網3は両面に設けられ、庭側・道路側とも に観賞できるものとしている。他の構成・作用効果は前記実施例と同様である。
【0007】
【考案の効果】
以上の様に、本考案によれば箱体に傾斜面を設け、その個所を網体としたこと によって、植生した植物を立体的に植えつけられ、又日光・雨水を受け易くし、 植生環境を良好にできる。又立体的な植生であるので美観・緑化上優れたものと なっている。更に箱体に陥凹部を設け、塀・壁に強固に固定でき、転倒・落下を 少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の実施例1の縦断面図である。
【図2】使用状態の実施例1の正面図である。
【図3】使用状態の実施例1の背面図である。
【図4】実施例1の植生状態を示す説明図である。
【図5】実施例2を示す側面図である。
【図6】実施例3を示す側面図である。
【図7】実施例4を示す側面図である。
【図8】実施例5を示す側面図である。
【図9】実施例6を示す側面図である。
【図10】実施例6を示す斜視図である。
【図11】実施例6の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A〜E 実施例の塀壁緑化用栽培箱 F 実施例の吊式栽培箱 1 箱体 1a 上方開口 1b 排水口 2 陥凹部 2a,2b,2c 接触面 3 網 4 ステンレスネジ 5 土壌 6 厚層基材 7 底石 8 つた W 塀 60 孔 61 吊杆

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塀・仕切壁の上部に設置され、内部に土
    壌を収容し、植物を植える塀壁緑化用栽培箱であって、
    底面形状を塀・壁の頂面と側面に沿って添うように陥凹
    整形し、開口した上面及び側面の一部を開口し、同開口
    に傾斜した網体を設け、同網体の部分に植生させるよう
    にしたことを特徴とする塀壁緑化用栽培箱。
  2. 【請求項2】 底面形状が塀・壁の左右側面に沿って添
    うようにコ字状に陥凹した請求項1記載の塀壁緑化用栽
    培箱。
  3. 【請求項3】 栽培箱の左右両側面それぞれに中央の上
    面に向って傾斜した網体を設けた請求項1又は2記載の
    塀壁緑化用栽培棚。
  4. 【請求項4】 塀・壁の頂面に当る底面でねじ・ボルト
    又は釘で塀・壁と固定される請求項1〜3何れか記載の
    塀壁緑化用栽培箱。
  5. 【請求項5】 他の部材から吊り下げられ、内部に土壌
    を収容して植物を栽培する吊式栽培箱であって、開口し
    た上面及び側面の一部を開口し、同開口に傾斜した網体
    を設け、同網体の部分に植生させるようにしたことを特
    徴とする吊式栽培箱。
  6. 【請求項6】 栽培箱の左右両側面それぞれに中央の上
    面に向って傾斜した網体を設けた請求項5記載の吊式栽
    培箱。
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