JP3076026U - 折畳み式キックボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 折畳み操作が簡単で安全であり、安定性と強
固性な折畳み式キックボードを提供する。 【解決手段】 前管１から延伸させた管支４の端部に、
軸孔４１１を有する回転筒４１を成形している。その回
転筒４１には嵌合体４２が突設され、踏板５前端の支台
６上に成型した２つの軸体６１間に円弧凹面６２が形成
される。軸体６１上の円弧凹面６２には、相対する前記
回転筒４１を嵌合した後、穿孔６１１と軸孔４１１とが
快速取外ボトル８により軸着される。支台６上に嵌合体
４２の幅に対応する間隔を持つ２つの突出体６３が固着
されている。突出体６３の一側面に取付けた弾性挿入部
品９により、踏板５に相対する前管１の開閉に多重ロッ
クすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、折畳み式キックボードに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現在非常に流行しているキックボードは、主に、ボディ前、後端にタイヤを枢 着、中段上箇所に踏板を取付けた構造になっており、使用する場合は、一方の足 を踏板の上に載せもう一方の足で地面を蹴ることにより慣性動力で前進するので 、移動の力を節約し歩行の代わりとなる他、スポーツ、レジャー等にも利用され る。また、この種のキックボードは、ボディの前管にハンドル且つ前タイヤに連 動する縦管を設けており、ハンドルコントロールによって前輪を方向転換させる ことができる。しかし、ハンドル及び縦管は非常にスペースを占め、全キックボ ードの収納、携帯が非常に不便であった為、縦管を折曲収納する設計が生まれ、 現在、折曲収納する構造のキックボードで市場販売されているものには様々な設 計構造が見られる。 しかしながら、この内主な構造には、ホゾと快速取外固定部品を用いて二重定 位構造を有するものがあるが、多重固定形態を持つものは少ない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、折畳み式キックボードを提案することにある。 また、本考案の別の目的は、前管の折畳み構造に多重定位を与え、安定した構 造を持ち、折畳操作が非常に簡単な折畳み式キックボードを提案することにある 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題は以下の構造により解決された。 延伸された管支を備える前管と、管支に軸着された２つの軸体を有する踏板前 端の支台とを備える折畳み式キックボードであり、前管の管支端部には横向きの 軸孔を備える回転筒が設けられ、回転筒上箇所には嵌合体が突設され、踏板前端 の支台上の２つの軸体間には円弧凹面有し、軸体上には穿孔が設けられ、管支端 部の回転筒が相対する円弧凹面に嵌入され、軸孔と穿孔を合わせて快速取外ボト ルにより軸着され、嵌合体の幅に対応する間隔を持つ２つの突出体が円弧凹面前 縁の支台上に設けられ、突出体の側面に弾性挿入部品が取り付けられる。 弾性挿入部品は、固定管に嵌入する挿入桿と、それに内設するバネを有し、挿 入桿はバネの作用を受けて常に突出状態にある。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は、本考案の一実施例によるキックボードの見取図である。 図１に示すとおり、本考案の一実施例によるキックボード折畳構造は、キック ボードの前管１に縦管２を嵌入軸設したものであり、その縦管２上端にはハンド ル２１を設け、底部には前輪３を取付け、並びに、前管１に延伸させた傾斜する 管支４を、それに対応して踏板５前端の支台６上に成型した軸体６１に連結、踏 板５後端には後輪７を設けることにより、基本的なキックボードを構成する。

【０００６】 図２は、本実施例に関する分解図である。 本実施例のキックボード改良構造の主な特徴は図２に示すとおりである。 前管１の管支４は、その端部に横向きの軸孔４１１を備える回転筒４１を成型 し、その回転筒４１上の管支４には嵌合体４２を設ける。

【０００７】 踏板５前端の支台６上に成型した二つの軸体６１間に円弧凹面６２を作り、且 つ、軸体６１上には穿孔６１１を設け、管支４端部の回転筒４１を相対する円弧 凹面６２に嵌入した後、軸孔４１１と穿孔６１１を合わせて快速取外ボトル８に より軸着し、また、円弧凹面６２前縁の支台６上に前記嵌合体４２の幅に対応す る間隔をもつ２つの突出体６３を固着し、並びに、その突出体６３の側面に弾性 挿入部品９を取り付けるが、その弾性挿入部品９は、突出体６３に嵌入する挿入 桿９１と、それに内設するバネ９３と、挿入桿９１のもう一端に固着する桿頭９ ２によって構成され、挿入桿９１はバネ９３の作用を受けて常に突出状態にある 。

【０００８】 図３は、本実施例に関する組立断面図及びロック状態の側面図であり、図４は 、本実施例に関する組立断面図及びロック状態の下面図である。 部品を組立てて使用するとき、まず踏板５に相対するキックボードの前管１を 開き、縦管２を立てる場合は、図１、３、４に示すとおり、前管１は、管支４端 部の回転筒４１の軸孔４１１を支台６上の軸体６１の穿孔６１１に合わせて軸着 した快速取外ボトル８が軸心となり可動し、管支４の移動に伴い、円弧凹面６２ 内に延伸押止する回転筒４１上の嵌合体４２が円弧凹面６２前縁の支台６上の２ つの突出体６３間に嵌合され、突出体６３と嵌合体４２に挿入した突出体６３側 面の弾性挿入部品９の挿入桿９１を第一ロック作用とし、更に、軸体６１の穿孔 ６１１と回転筒４１の軸孔４１１に軸設した快速取外ボトル８を締着固定して第 二ロックすることにより、多重ロックとなり安全効果が生まれる。

【０００９】 図５は、本実施例に関するロック解除状態の側面断面見取図であり、図６は、 本実施例に関するロック解除状態の下面断面見取図である。 折り畳む場合は、図５に示すとおりであるが、快速取外ボトル８を緩め、並び に、弾性挿入部品９の挿入桿９１を突出体６３と嵌合体４２から離脱させ、図６ に示すとおり、踏板５に対応する前管１は、支台６上の軸体６１に対応する管支 ４端部の回転筒４１の快速取外ボトル８を軸として回転し折り畳まれ、回転筒４ １は円弧凹面６２内を押止し、快速取外ボトル８を締着固定すると、折り畳んだ 状態で固定することができる。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の折畳み式キックボードは、折り畳み操作が非 常に簡単で安全であり、組み立てる場合は、管支端部の回転筒の軸孔を支台上の 軸体の穿孔に合わせて軸着した快速取外ボトルが軸心となり可動し、管支の移動 に伴い、円弧凹面内に延伸押止する回転筒上の嵌合体が円弧凹面前縁の支台上の ２つの突出体間に嵌合した後、第一ロックである、突出体と嵌合体に挿入した突 出体側面の弾性挿入部品の挿入桿を締着し、更に、第二ロックである、軸体の穿 孔と回転筒の軸孔に軸設した快速取外ボトルを締着するという、多重ロックの特 徴をもつことにより、安定性と強固性に非常に効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によるキックボードを示す側
面図である。

【図２】本考案の一実施例によるキックボードを示す分
解斜視図である。

【図３】本考案の一実施例によるキックボードを示す部
分断面図であって、ロック状態を示す図である。

【図４】本考案の一実施例によるキックボードを示す部
分断面図である。

【図５】本考案の一実施例によるキックボードを示す部
分断面図であって、ロック解除状態を示す図である。

【図６】本考案の一実施例によるキックボードを示す部
分断面図である。

【符号の説明】

１ 前管 ４ 管支 ５ 踏板 ６ 支台 ８ 快速取外ボトル ９ 弾性挿入部品 ４１ 回転筒 ４２ 嵌合体 ６１ 軸体 ６２ 円弧凹面 ６３ 突出体 ９１ 挿入桿 ９３ バネ ４１１ 軸孔 ６１１ 穿孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 延伸された管支を有する前管と、前記管
   支に軸着された２つの軸体を有する踏板前端に設けられ
   ている支台とを備える折畳み式キックボードであって、 前記管支の端部には横向きの軸孔を有する回転筒が設け
   られ、前記回転筒の上部には嵌合体が突設され、前記２
   つの軸体の間には円弧凹面が形成され、前記軸体には穿
   孔が設けられ、前記回転筒が相対する前記円弧凹面に嵌
   入され、前記軸孔と前記穿孔とが快速取外ボトルにより
   軸着され、前記嵌合体の幅に対応する間隔を持つ２つの
   突出体が前記円弧凹面の前縁に設けられている支台に設
   けられ、前記突出体の側面に弾性挿入部品が取り付けら
   れることを特徴とする折畳み式キックボード。
2. 【請求項２】 前記弾性挿入部品は、固定管に嵌入され
   る挿入桿と、前記挿入桿の内部に配置され該挿入桿を常
   に突出する方向へ付勢するバネとを有することを特徴と
   する請求項１記載の折畳み式キックボード。